JP2000214272A - アラ―ム時計構造とその組立方法 - Google Patents

アラ―ム時計構造とその組立方法

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JP2000214272A
JP2000214272A JP11016660A JP1666099A JP2000214272A JP 2000214272 A JP2000214272 A JP 2000214272A JP 11016660 A JP11016660 A JP 11016660A JP 1666099 A JP1666099 A JP 1666099A JP 2000214272 A JP2000214272 A JP 2000214272A
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JP
Japan
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coil spring
circuit board
alarm clock
piezoelectric element
pattern
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JP11016660A
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Inventor
Toshikazu Inoue
敏和 井上
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Miyota KK
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Miyota KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アラーム時計に使用するコイルバネを回路
基板に正確に容易に組立てられる構造と組立方法を提供
する。 【解決手段】 圧電素子と回路基板のパターンを電気的
に接続するコイルバネを有するアラーム時計構造におい
て、コイルバネの一端にはコイルバネ外径より外側に引
き出された接点部を有し、該接点部は回路基板のパター
ンに半田付けされ、コイルバネの他端は圧電素子に接触
しているアラーム時計構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアラーム時計構造と
その組立方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】設定時刻の到来や時報等、音響により報
知するアラーム時計には圧電素子を振動板に貼付した圧
電ブザーを使用するものや、圧電素子を時計の裏蓋に貼
付して裏蓋を振動させるものがある。圧電素子と回路を
接続する手段としてコイルバネを使用する構造が多用さ
れている。
【0003】図1は実開昭57−4782号公報に記載
された従来技術であり、アラーム時計の前記コイルバネ
周辺部の断面図である。圧電素子1と振動板2で構成さ
れた圧電ブザーと表面に回路パターン3aが形成された
回路基板3の間には絶縁部材5が配置されている。圧電
素子1と回路パターン3aは対向して配置されており、
圧電素子1と回路パターン3aはコイルバネ4により電
気的に接続されている。コイルバネ4の一部は絶縁部材
5に穿設された孔5aに挿入されて位置決めされてい
る。最も簡単な構造であるが、コイルバネは圧縮状態で
組立てられているので、圧電ブザーを外すとコイルバネ
4が飛び出してしまうので、分解した時に紛失すること
があり、作業がし難い欠点を有していた。
【0004】図2は実開昭62−91284号公報に記
載された従来技術であり、圧電素子を裏蓋に貼付したア
ラーム時計のコイルバネ周辺部の断面図である。圧電素
子1の両面には駆動用電極1aが形成され、裏蓋6に貼
付されている。アラーム時計モジュールは支持枠7、回
路基板3、スペーサである絶縁部材5等で構成されい
る。裏蓋6をケース8に組み込むことによりコイルバネ
4は回路基板3と圧電素子1の間に圧縮された状態で組
み込まれる。支持枠7にはコイルバネ4の内部に挿入し
てコイルバネ4の倒れを防止するガイドピン7aが形成
されている。本構造でもコイルバネは圧縮状態で組立て
られているので、裏蓋6を外すとコイルバネ4が飛び出
してしまうので、分解した時に紛失することがあり、作
業がし難い欠点を有していた。
【0005】図3は前記欠点を解消した従来技術であ
り、実開昭61−1195号公報に記載されたアラーム
時計のコイルバネ周辺部の断面図である。コイルバネ4
の一端部にコイルバネ外径より外側に引き出された引出
部4aを設け、引出部4aが絶縁部材5と回路基板3の
間に挿入される構造とすることで、コイルバネ4の飛び
出しを防止している。簡単な構造ではあるが、絶縁部材
5が必要な構造となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図1、図2の構造でコ
イルバネの飛び出しを防ぐには、コイルバネを回路基板
に接着や半田付け等により固定すればよい。図4はコイ
ルバネを回路基板に半田付けしたアラーム時計構造の断
面図である。コイルバネ4の端面を回路基板3に半田1
0で固定するのは困難であり、工数のかかる作業であ
る。接着も導電性で瞬間的に硬化するものはなく、容易
ではない。しかし、固定後の取扱いは容易になる。
【0007】図3の構造ではコイルバネを保持するため
の別部材(絶縁部材)が必要であり、回路基板と圧電素
子の間に別部材の存在しない構造では採用できない。
【0008】
【課題を解決するための手段】圧電素子と回路基板のパ
ターンを電気的に接続するコイルバネを有するアラーム
時計構造において、コイルバネの一端にはコイルバネ外
径より外側に引き出された接点部を有し、該接点部は回
路基板のパターンに半田付けされ、コイルバネの他端は
圧電素子に接触するアラーム時計構造とする。
【0009】コイルバネの一部は回路基板に穿設された
孔またはスルーホールに挿入するアラーム時計構造とす
る。
【0010】時計の外装ケースにコイルバネをガイドす
るピンを形成するアラーム時計構造とする。
【0011】回路基板とコイルバネをガイドピンで位置
決めできる治具に回路基板とコイルバネを設置し、コイ
ルバネ外径より外側に引き出された接点部を回路基板の
パターンに半田付けするアラーム時計の組立方法とす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図5は本発明に使用するコイルバ
ネの正面図と上面図であり、図6は本発明のアラーム時
計の組立に用いる半田付け治具の平面図とA−A断面図
である。コイルバネ4の一端部にはコイルバネ外径より
外側に引き出された接点部4aが形成されている。半田
付け治具11には回路基板3の外径をガイドして位置決
めする凹部12が形成され、回路基板3に穿設された孔
を貫通してコイルバネを挿入するためのガイドピン13
が設けられている。図6では同じものが5つ形成されて
いる。図の下端には回路基板3とコイルバネ4がセット
され、コイルバネの接点部4aは半田10により回路基
板3に固定されている。
【0013】半田付け治具11に回路基板3を位置決め
固定する。ガイドピン13にコイルバネ4を挿入し、コ
イルバネ4の接点部4aを回路基板3のパターンに位置
合わせをする。半田10によりコイルバネ4の接点部4
aを回路基板3のパターンに固定する。この組立方法に
より、コイルバネ4は回路基板3の所定位置にコイルバ
ネ4の接点部4a部だけで固定される。コイルバネ4は
ガイドピン13によりガイドされているので回路基板3
に垂直に正確にかつ短時間で固定することができる。半
田付けする位置が回路基板の反対側になる場合は、回路
基板にコイルバネが挿入できる孔を穿設し、回路基板を
反転して固定し、コイルバネをガイドピンと回路基板の
孔の間に挿入してコイルバネの接点部を回路基板のパタ
ーンに半田付けすればよい。
【0014】図7、図8は本発明によるアラーム時計の
コイルバネ周辺部の断面図である。図7において、圧電
素子1と回路基板3のパターンを電気的に接続するコイ
ルバネ4の一端にはコイルバネ4の外径より外側に引き
出された接点部4aが形成され、回路基板3のパターン
(不図示)に半田10により固定され、コイルバネ4の
他端は圧電素子1に接触している。コイルバネ4の組立
時に使用される孔3bは、スルーホールであり、回路基
板3のコイルバネ4側とは反対側との電気的接続がなさ
れている。回路基板3は支持枠7に固定されている構造
である。図8は、支持枠7に回路基板3の孔を貫通し
て、コイルバネの倒れを防止するガイドピン7aを設け
た実施例であり、コイルバネが細くて長い場合の倒れ防
止に効果がある。
【0015】図9はコイルバネの固定位置を回路基板の
反対側にした実施例の断面図であり、回路基板が片面基
板の時にも本発明が採用できることを示す図である。組
立方法は[0013]で説明した通りである。
【0016】図10は時計の外装(ケース)にコイルバ
ネ4をガイドするピン8aを形成したアラーム時計の断
面図である。支持枠を使用せず、回路基板3を直接外装
ケース8に組立てる構造に有用であり、部品点数を少な
くしアラーム時計を安価に提供することができる実施例
である。
【0017】
【発明の効果】コイルバネの一端にコイルバネ外径より
外側に引き出された接点部を設け、接点部で回路基板に
固定することにより、回路基板へのコイルバネ固定が容
易になり組立工数を削減することができた。
【0018】コイルバネ一部を回路基板に穿設された孔
に挿入して固定することで、コイルバネの外周をガイド
することができ、コイルバネの倒れを防止できた。
【0019】時計の外装ケースにコイルバネをガイドす
るピンを形成することで、支持枠のようなコイルバネを
ガイドするものが無くてもコイルバネを安定の保持する
ことができ、アラーム時計の部品点数を削減することが
できた。
【0020】回路基板とコイルバネをガイドする治具を
使用して回路基板とコイルバネの固定をする治具を用い
た組立方法にすることにより、回路基板とコイルバネの
位置決め、固定を容易にでき、正確な作業ができるよう
になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術によるアラーム時計のコイルバネ周辺
部の断面図
【図2】従来技術による圧電素子を裏蓋に貼付したアラ
ーム時計のコイルバネ周辺部の断面図
【図3】従来技術によるアラーム時計のコイルバネ周辺
部の断面図
【図4】コイルバネを回路基板に半田付けしたアラーム
時計構造の断面図
【図5】本発明に使用するコイルバネの正面図と上面図
【図6】本発明のアラーム時計の組立に用いる半田付け
治具の平面図とA−A断面図
【図7】本発明によるアラーム時計のコイルバネ周辺部
の断面図
【図8】本発明によるアラーム時計のコイルバネ周辺部
の断面図
【図9】コイルバネの固定位置を回路基板の反対側にし
た実施例の断面図
【図10】時計の外装(ケース)にコイルバネ4をガイ
ドするピン8aを形成したアラーム時計の断面図
【符号の説明】
1 圧電素子 1a 電極 2 振動板 3 回路基板 3a 回路パターン 3b 孔(スルーホール) 4 コイルバネ 4a 接点部(引出部) 5 絶縁部材 5a 孔 6 裏ぶた 7 支持枠 7a ガイドピン 8 外装ケース 8a ガイドピン 10 半田 11 半田付け治具 12 凹部 13 ガイドピン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電素子と回路基板のパターンを電気的
    に接続するコイルバネを有するアラーム時計構造におい
    て、コイルバネの一端にはコイルバネ外径より外側に引
    き出された接点部を有し、該接点部は回路基板のパター
    ンに半田付けされ、コイルバネの他端は圧電素子に接触
    していることを特徴とするアラーム時計構造。
  2. 【請求項2】 コイルバネの一部は回路基板に穿設され
    た孔またはスルーホールに挿入されていることを特徴と
    する請求項1記載のアラーム時計構造。
  3. 【請求項3】 時計の外装ケースにコイルバネをガイド
    するピンが形成されていることを特徴とする請求項1記
    載のアラーム時計構造。
  4. 【請求項4】 回路基板と圧電素子の間が空間であるこ
    とを特徴とする請求項1、2又は3記載のアラーム時計
    構造。
  5. 【請求項5】 回路基板とコイルバネをガイドピンで位
    置決めできる治具に回路基板とコイルバネを設置し、コ
    イルバネ外径より外側に引き出された接点部を回路基板
    のパターンに半田付けすることを特徴とするアラーム時
    計の組立方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021044609A (ja) * 2019-09-06 2021-03-18 カシオ計算機株式会社 電子機器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021044609A (ja) * 2019-09-06 2021-03-18 カシオ計算機株式会社 電子機器
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