JPH10284973A - 気密端子 - Google Patents
気密端子Info
- Publication number
- JPH10284973A JPH10284973A JP9819397A JP9819397A JPH10284973A JP H10284973 A JPH10284973 A JP H10284973A JP 9819397 A JP9819397 A JP 9819397A JP 9819397 A JP9819397 A JP 9819397A JP H10284973 A JPH10284973 A JP H10284973A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead wire
- diameter
- air
- small
- lead
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 インナーリード部の細い気密端子でもアウ
ターリード部の強度を確保し、且つ気密端子の製造工数
を抑える。 【解決手段】複数本のリード線を絶縁部材で金属環に位
置決め固定する気密端子において、リード線の両端はリ
ード線の中央部より径小部を有する構造とする。
ターリード部の強度を確保し、且つ気密端子の製造工数
を抑える。 【解決手段】複数本のリード線を絶縁部材で金属環に位
置決め固定する気密端子において、リード線の両端はリ
ード線の中央部より径小部を有する構造とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小型圧電振動子に使
用する気密端子に関するものである。
用する気密端子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧電振動子の小型化が進み、量産化され
ている小型圧電振動子の代表的なものはシリンダータイ
プと称される、圧電振動片を円筒型の気密容器に収納し
たものである。
ている小型圧電振動子の代表的なものはシリンダータイ
プと称される、圧電振動片を円筒型の気密容器に収納し
たものである。
【0003】図1は矩形状圧電振動片1に電極2を設
け、2本の支持部材を兼ねるリード線3を有する気密端
子4のインナーリード部3aに前記矩形状圧電振動片1
を固定して保護カバーである封止管5を圧入した圧電振
動子の分解斜視図である。気密端子は2本のリード線3
と金属環6及び絶縁部材7(一般にはガラス)で構成さ
れている。圧電振動子の完成品の外径は3mm、長さが
8mmや外径が2mm、長さが6mmと小型のものであ
る。前者を308、後者を206と称している。金属環
6の内径は 2.2mm、1.4mmであり、リード線
3の直径は0.3mm、0.2mmと細くなっている。
図2、図3は308と206に使用されている気密端子
の断面図である。アウターリード部3bは圧電振動子の
製造工程で圧電振動子の位置決めや測定端子として使用
される。
け、2本の支持部材を兼ねるリード線3を有する気密端
子4のインナーリード部3aに前記矩形状圧電振動片1
を固定して保護カバーである封止管5を圧入した圧電振
動子の分解斜視図である。気密端子は2本のリード線3
と金属環6及び絶縁部材7(一般にはガラス)で構成さ
れている。圧電振動子の完成品の外径は3mm、長さが
8mmや外径が2mm、長さが6mmと小型のものであ
る。前者を308、後者を206と称している。金属環
6の内径は 2.2mm、1.4mmであり、リード線
3の直径は0.3mm、0.2mmと細くなっている。
図2、図3は308と206に使用されている気密端子
の断面図である。アウターリード部3bは圧電振動子の
製造工程で圧電振動子の位置決めや測定端子として使用
される。
【0004】一方、回路基板への電子部品の実装は自動
化が進み、電子部品は自動実装する為にテーピング化が
なされている。圧電振動子も同様にテーピング化を要求
されているが、前記のリード線径の気密端子を使用した
圧電振動子ではテーピング時や自動実装時にリード線が
曲がってしまうので、テーピングする前に太いリード線
(補助リード線)に溶接していた。図5は太いリード線
に圧電振動子を溶接したものの外観図である。回路基板
への自動実装化の為とはいえ、溶接前のリード線の切
断、溶接と工数がかかる上部品点数も増えコストアップ
になっていた。
化が進み、電子部品は自動実装する為にテーピング化が
なされている。圧電振動子も同様にテーピング化を要求
されているが、前記のリード線径の気密端子を使用した
圧電振動子ではテーピング時や自動実装時にリード線が
曲がってしまうので、テーピングする前に太いリード線
(補助リード線)に溶接していた。図5は太いリード線
に圧電振動子を溶接したものの外観図である。回路基板
への自動実装化の為とはいえ、溶接前のリード線の切
断、溶接と工数がかかる上部品点数も増えコストアップ
になっていた。
【0005】本発明の目的とは異なるが、実公昭62−
71918号公報にはインナー側のリード線を細くした
気密端子が開示されている。気密端子は金属環と2本の
リード線を絶縁部材により位置決め固定しているが、製
造する際はカーボン治具に前記部品を固定し、絶縁部材
を溶かして固める作業をする。図4はカーボン治具に各
部品をセットした断面図である。治具22で金属環6の
外周を位置決めし粉末成形して仮焼きした絶縁部材7の
穴にリード線3を挿入し、治具24でリード線3を固定
して絶縁部材7を溶かし、冷却して絶縁部材7が固まる
と気密端子4が完成する。リード線3のインナー部3a
の先端は治具21により揃えられている。治具23はリ
ード線3の長さにより変わるスぺーサー部である。
71918号公報にはインナー側のリード線を細くした
気密端子が開示されている。気密端子は金属環と2本の
リード線を絶縁部材により位置決め固定しているが、製
造する際はカーボン治具に前記部品を固定し、絶縁部材
を溶かして固める作業をする。図4はカーボン治具に各
部品をセットした断面図である。治具22で金属環6の
外周を位置決めし粉末成形して仮焼きした絶縁部材7の
穴にリード線3を挿入し、治具24でリード線3を固定
して絶縁部材7を溶かし、冷却して絶縁部材7が固まる
と気密端子4が完成する。リード線3のインナー部3a
の先端は治具21により揃えられている。治具23はリ
ード線3の長さにより変わるスぺーサー部である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】気密端子のリード線径
が細くなるにつれ、その気密端子を使った圧電振動子を
そのままテーピングすることは困難になっている。テー
ピングの為に太いリード線を溶接するのはコストアップ
になる上、溶接での信頼性の問題が発生する。
が細くなるにつれ、その気密端子を使った圧電振動子を
そのままテーピングすることは困難になっている。テー
ピングの為に太いリード線を溶接するのはコストアップ
になる上、溶接での信頼性の問題が発生する。
【0007】インナー側のみを細くしたリード線は、気
密端子の組立時にリード線の方向性が有り、リード線の
整列をしなければならず、気密端子のコストアップをき
たしてしまう。
密端子の組立時にリード線の方向性が有り、リード線の
整列をしなければならず、気密端子のコストアップをき
たしてしまう。
【0008】気密端子のリード線径をテーピングや自動
実装に耐えられる太さにすると、リード線による衝撃吸
収が見込めなくなり、圧電振動子とした時の耐衝撃性が
劣化することと、金属環、リード線間の間隔が短くなる
為、絶縁部材層が薄くなりリード線間、金属環リード線
間の絶縁性が悪くなる問題がある。リード線のインナー
側は直径0.3mm以下、アウター側は直径0.4mm
以上であることがテーピングや自動実装可能で耐衝撃性
の良い圧電振動子を作る気密端子のの条件である。
実装に耐えられる太さにすると、リード線による衝撃吸
収が見込めなくなり、圧電振動子とした時の耐衝撃性が
劣化することと、金属環、リード線間の間隔が短くなる
為、絶縁部材層が薄くなりリード線間、金属環リード線
間の絶縁性が悪くなる問題がある。リード線のインナー
側は直径0.3mm以下、アウター側は直径0.4mm
以上であることがテーピングや自動実装可能で耐衝撃性
の良い圧電振動子を作る気密端子のの条件である。
【0009】
【0010】複数本のリード線を絶縁部材で金属環に位
置決め固定する気密端子において、リード線の両端をリ
ード線の中央部より径小部とする。
置決め固定する気密端子において、リード線の両端をリ
ード線の中央部より径小部とする。
【0011】絶縁部材で金属環に位置決め固定されるの
はリード線の径小部のみとする。
はリード線の径小部のみとする。
【0012】
【発明の実施の形態】図6は本発明の第一実施形態であ
る気密端子の断面図である。リード線30の両端部30
aは中央部30bより直径が細くなっている。例えば中
央部30bは0.45mmであり、両端部30aは0.
3mmである。本実施例では両端部30aの細い部分だ
けが絶縁部材7により位置決め固定されている。金属環
6の内径が小さい気密端子に有効な構造である。
る気密端子の断面図である。リード線30の両端部30
aは中央部30bより直径が細くなっている。例えば中
央部30bは0.45mmであり、両端部30aは0.
3mmである。本実施例では両端部30aの細い部分だ
けが絶縁部材7により位置決め固定されている。金属環
6の内径が小さい気密端子に有効な構造である。
【0013】図7は本発明の第二実施形態である気密端
子の断面図である。リード線31の両端部31aは中央
部30bより次第に細くなっている。例えば中央部は直
径が0.45mmであり、絶縁部材7の下面から次第に
細くなり、両端面では直径が0.25mmである。
子の断面図である。リード線31の両端部31aは中央
部30bより次第に細くなっている。例えば中央部は直
径が0.45mmであり、絶縁部材7の下面から次第に
細くなり、両端面では直径が0.25mmである。
【0014】以上、気密端子のリード線径について直径
で説明したが、円柱である必要はなく角柱でも目的は達
成可能であるが、気密端子の製造の容易性を考慮すると
円柱が望ましい。また、リード線の径大部と径小部の接
続部にテーパー部30cを設けているが、テーパー部3
0cを無くし段付き形状でも良い。
で説明したが、円柱である必要はなく角柱でも目的は達
成可能であるが、気密端子の製造の容易性を考慮すると
円柱が望ましい。また、リード線の径大部と径小部の接
続部にテーパー部30cを設けているが、テーパー部3
0cを無くし段付き形状でも良い。
【0015】
【発明の効果】リード線の両端部を同じ形状にしたの
で、リード線の長手方向に方向性がなく、気密端子を従
来と同じ技術、同じ治具で製造することが可能であり、
気密端子の製造工数は従来通りにできる。
で、リード線の長手方向に方向性がなく、気密端子を従
来と同じ技術、同じ治具で製造することが可能であり、
気密端子の製造工数は従来通りにできる。
【0016】気密端子のアウターリード部をテーピング
や自動実装に耐えられる太さにできるので、圧電振動子
とした場合アウターリード部を必要形状にフォーミング
するだけで良く、リード線切断や溶接による余計な工数
を必要としない。また、溶接による信頼性の低下をきた
すこともない。
や自動実装に耐えられる太さにできるので、圧電振動子
とした場合アウターリード部を必要形状にフォーミング
するだけで良く、リード線切断や溶接による余計な工数
を必要としない。また、溶接による信頼性の低下をきた
すこともない。
【0017】金属環が小さい場合でもリード線径の細い
部分だけ絶縁部材で固定するので、リード線−リード線
間又はリード線−金属環の絶縁性が低下することを防止
できる。アウターリード部に細い部分があっても、テー
ピング時、自動実装時にリード線の細い部分での変形は
比較的少ないので、強度が確保できる。
部分だけ絶縁部材で固定するので、リード線−リード線
間又はリード線−金属環の絶縁性が低下することを防止
できる。アウターリード部に細い部分があっても、テー
ピング時、自動実装時にリード線の細い部分での変形は
比較的少ないので、強度が確保できる。
【図1】圧電振動子の分解斜視図
【図2】308用気密端子の断面図
【図3】206用気密端子の断面図
【図4】カーボン治具と気密端子の断面図
【図5】補助リード線に圧電振動子を溶接しテーピング
した外観図
した外観図
【図6】本発明の一実施形態である気密端子の断面図
【図7】本発明の二実施形態である気密端子の断面図
1 圧電振動片 2 電極 3 リード線 3a インナーリード部 3b アウターリード部 4 気密端子 5 封止管 6 金属環 7 絶縁部材 21 治具 22 治具 23 治具 24 治具 30 リード線 30a リード線の両端部 30b リード線の中央部 30c リード線のテーパー部 31 リード線 31a リード線の両端部 31b リード線の中央部
Claims (2)
- 【請求項1】 複数本のリード線を絶縁部材で金属環に
位置決め固定する気密端子において、リード線の両端は
リード線の中央部より径小部を有していることを特徴と
する気密端子。 - 【請求項2】 絶縁部材で金属環に位置決め固定される
のは径小部のみであることを特徴とする請求項1記載の
気密端子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9819397A JPH10284973A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 気密端子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9819397A JPH10284973A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 気密端子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10284973A true JPH10284973A (ja) | 1998-10-23 |
Family
ID=14213177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9819397A Pending JPH10284973A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 気密端子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10284973A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006211492A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Seiko Instruments Inc | 気密端子とその製造方法、圧電振動子とその製造方法、発振器及び電子機器 |
US7228117B2 (en) | 2003-03-12 | 2007-06-05 | Nec Corporation | Frequency correction method and apparatus for correcting secular change |
-
1997
- 1997-03-31 JP JP9819397A patent/JPH10284973A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7228117B2 (en) | 2003-03-12 | 2007-06-05 | Nec Corporation | Frequency correction method and apparatus for correcting secular change |
JP2006211492A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Seiko Instruments Inc | 気密端子とその製造方法、圧電振動子とその製造方法、発振器及び電子機器 |
JP4634165B2 (ja) * | 2005-01-31 | 2011-02-16 | セイコーインスツル株式会社 | 気密端子の製造方法 |
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