JPH0128708Y2 - - Google Patents

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JPH0128708Y2
JPH0128708Y2 JP19703182U JP19703182U JPH0128708Y2 JP H0128708 Y2 JPH0128708 Y2 JP H0128708Y2 JP 19703182 U JP19703182 U JP 19703182U JP 19703182 U JP19703182 U JP 19703182U JP H0128708 Y2 JPH0128708 Y2 JP H0128708Y2
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JP
Japan
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elastic member
conductive elastic
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circuit board
hole
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JP19703182U
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JPS59145073U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は小型電子機器のモジユール構造に関す
るものである。
〔従来技術〕
従来、小型電子機器、例えばアラーム機能付電
子式腕時計にあつては、裏蓋に圧電素子を取着し
て、この圧電素子にモジユール内の電子回路から
駆動信号を供給し、圧電素子と裏蓋とを一体的に
振動させて報音する構成となつている。この場
合、外部部品とモジユール内の回路基板の電極端
子とを電気的に接続するために、第1図に示す構
造が用いられている。
すなわち、1はモジユールであつて、モジユー
ル1は回路基板2、液晶表示装置3等が上下ハウ
ジング4,5に支持されたものよりなり、機器ケ
ース6内に収納されている。一方圧電素子7は共
鳴振動板としての役割を果す裏蓋8内面に貼り付
けられている。そして、回路基板2の電極端子2
aと圧電素子7とを電気的に接続する導電性弾性
部材9は、回路基板2及び下部ハウジング5の貫
通孔10内にて上部ハウジング4より下方に突出
した取付ボス4aに取付けられている。
〔従来技術の問題点〕
ところが前記導電性弾性部材9はモジユール1
からの脱落を防止し、かつ回路基板2の電極端子
2aに接触させるため、上方の巻端部9aが前記
貫通孔10の径より長く側下方に突出している。
従つて、モジユールを組立てるには、上部ハウジ
ング4の取付ボス4aに導電性弾性部材9を取付
けた後、回路基板2及び下部ハウジング5を取付
けていた。このため、導電性弾性部材9取付後、
回路基板2を取付ける前に、何らかの衝撃が加え
られると、簡単に導電性弾性部材9が脱落してし
まうことがあつた。これは巻端部9aが突出した
導電性弾性部材9だけでなく、端部の径が大きく
なつている導電性弾性部材でも同様である。
〔考案の目的〕
本考案は前述した事情を背景になされたもの
で、その目的は、モジユール組立途中で弾性部材
が脱落して組立作業に支障が生じないように、モ
ジユール組立後に導電性弾性部材が装着可能で、
しかも組立後、導電性弾性部材がモジユールから
簡単に抜落しない小型電子機器のモジユール構造
を提供することにある。
〔考案の要旨〕
本考案は、回路基板の電極端子が露出するよう
に貫通孔をモジユールに形成し、この貫通孔の内
壁から突起部を突出させ、この突起部と回路基板
の電極端子との間に形成された間隙部に、導電性
弾性部材の突出端部を係止するようにして、この
導電性弾性部材を貫通孔に挿入したことを要旨と
し、モジユール組立後に導電性弾性部材を取付け
るものである。
〔実施例〕
以下第2図〜第4図に基づいて本考案の一実施
例を説明する。第2図において11は機器ケース
であつて、この機器ケース11内には、回路基板
12、液晶表示装置等が上下ハウジング13,1
4によつて支持されたモジユール15が嵌め込ま
れている。回路基板12は上部ハウジング13と
下部ハウジング14との間に挾まれて保持されて
おり、下部ハウジング14にはコイルスプリング
よりなる導電性弾性部材16挿入用の貫通孔17
が形成され、前記回路基板12の下面の電極端子
12aが露呈するようになつている。この貫通孔
17は断面形状がほぼ鍵穴形であり、導電性弾性
部材16のほぼ全体が収納される主孔部17a
と、導電性弾性部材16の後述する突出端部16
aの通過を許容する補助孔部17bとよりなつて
いる。そして、この補助孔部17b内には貫通孔
17上縁から一定間隔離間した位置に突起部18
が突出形成され、突起部18の上面には平坦な段
部19が形成され下面には斜めの斜部20が形成
されており、この段部19と前記回路基板12の
露呈した電極端子12aとの間に間隙部21が形
成されている。
一方導電性弾性部材16は上端が側方へ突出し
た突出端部16aを形成しており、この突出端部
16aが前記貫通孔17内の突起部18の上面段
部19に引掛けられて、導電性弾性部材16全体
が貫通孔17より抜け落ちるのを防止している。
裏蓋22は機器ケース11の下面に嵌め込ま
れ、その上面には外部部品の圧電素子23が貼付
けられており、前記裏蓋22はこの圧電素子23
の共鳴振動板としての役割を果している。この圧
電素子23には前述の導電性弾性部材16の下端
が当接し、前記回路基板12の電極端子12aと
電気的に接続される。また裏蓋22を嵌め込んだ
状態において、導電性弾性部材16はやや圧縮さ
れた状態になる程度の長さに設定されており、裏
蓋22を嵌込む前には、導電性弾性部材16の突
出端部16aは突起部18の段部19上に引掛け
られているが、裏蓋22を嵌込んだ後には、同突
出端部16aは突起部18の段部19を離れて、
回路基板12下面の電極端子12aに当接するこ
ととなる。
次に前述のように構成された時計を組立てる場
合について説明する。まず上部ハウジング13と
下部ハウジング14との間に液晶表示装置、回路
基板12等を組込んでモジユール15を最初に組
立てておく。この時、回路基板12の電極端子1
2aは下部ハウジング14の貫通孔17を介して
露呈するように組立てる。こうしてモジユール1
5を組立てておいてから、導電性弾性部材16を
貫通孔17に押し込む。この押込にあたつて、突
出端部16aは補助孔部17b内を通り、突起部
18の斜部20に当接して斜めに弾性的に変形す
るが、さらに押込むと、突出端部16aは突起部
18を乗越え、回路基板12と貫通孔17の段部
19との間にはいりこみ、突出端部16aは段部
19に引掛けられて、導電性弾性部材16は突起
部18につり下げられる。このため、導電性弾性
部材16は一旦押込まれると、貫通孔17からは
容易に脱落することがなく、組立作業中に導電性
弾性部材16を紛失してしまうことがない。また
導電性弾性部材16は貫通孔17に単に押込むだ
けでよく、取付ボスに取付ける必要がないので、
組立作業が大変楽である。
こうして導電性弾性部材16を押込んだ後、内
面に圧電素子23を貼着けた裏蓋22を機器ケー
ス11の下面より嵌込む。この時、導電性弾性部
材16は圧縮され、突出端部16aが段部19よ
り離れ、回路基板12下面の電極端子12aに当
接して、回路基板12と圧電素子23とは確実に
電気的に導通がはかられる。
なお本実施例では、導電性弾性部材はコイルス
プリングとしたが、例えば導電性ゴム等の他の導
電性弾性部材でもよく、また外部部品は、本実施
例において、圧電素子としたが、他の例として電
池接触用電極板等でも実施可能であり、さらに外
部部品は裏蓋側に取付けたが、他に例えば上面の
時計ガラス側に設けて、上部ハウジングに貫通孔
を設けて回路基板との接続をはかるようにしても
差しつかえない。一方本実施例は電子式腕時計に
おいて実現した場合について説明したが、電卓、
ゲーム盤、電子楽器等の他の小型電子機器におい
ても実現できるものである。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、モジユール
に形成された貫通孔内に突起部を設けて、この突
起部と回路基板の電極端子との間に、導電性弾性
部材の突出端部を係止するようにし、導電性弾性
部材を貫通孔内に収納することにより、回路基板
と外部部品とを電気的に接続するようにしたか
ら、導電性弾性部材を一旦貫通孔に収納すれば、
導電性弾性部材の突出端部が突起部に引掛つて、
組立作業中に導電性弾性部材が脱落してしまうこ
とがなく、組立作業に支障を生じることがない。
また貫通孔内に突出する取付ボスが不必要とな
り、そのためモジユールの構造が簡単となり、従
つて組立作業も楽になる。さらに導電性弾性部材
はモジユール組立後に取付ければよいので、完成
品検査の際導電性弾性部材の未装着を発見した場
合あるいは導電性弾性部材の交換修理の場合、モ
ジユールまで分解して装着・交換する必要がなく
非常に容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のモジユール構造を示す縦断面
図、第2図は本考案の一実施例の縦断面図、第3
図第4図は同じく貫通孔の形状を示す下部ハウジ
ングの要部断面図及び要部平面図である。 12……回路基板、12a……電極端子、14
……下部ハウジング、15……モジユール、16
……導電性弾性部材、16a……突出端部、17
……貫通孔、18……突起部、21……間隙部、
22……外部部品(圧電素子)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モジユール内部に組込まれた回路基板の電極端
    子と、前記モジユールの外部に配置される外部部
    品とを導電性弾性部材を介して接続するようにし
    て小型電子機器において、前記回路基板の電極端
    子が露呈するように前記モジユールに形成した貫
    通孔と、この貫通孔の内壁から突出する突起部
    と、この突起部と前記回路基板の電極端子との間
    に形成された間隙部とを具備し、前記導電性弾性
    部材を貫通孔に挿入して、前記導電性弾性部材の
    突出端部を前記間隙部に係止するようにしたこと
    を特徴とする小型電子機器のモジユール構造。
JP19703182U 1982-12-27 1982-12-27 小型電子機器のモジユ−ル構造 Granted JPS59145073U (ja)

Priority Applications (1)

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JP19703182U JPS59145073U (ja) 1982-12-27 1982-12-27 小型電子機器のモジユ−ル構造

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JP19703182U JPS59145073U (ja) 1982-12-27 1982-12-27 小型電子機器のモジユ−ル構造

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Publication Number Publication Date
JPS59145073U JPS59145073U (ja) 1984-09-28
JPH0128708Y2 true JPH0128708Y2 (ja) 1989-08-31

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JP19703182U Granted JPS59145073U (ja) 1982-12-27 1982-12-27 小型電子機器のモジユ−ル構造

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