JP3178106B2 - 表面実装圧電部品及びその製造方法 - Google Patents

表面実装圧電部品及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷回路基板等に実装
されて各種電子回路を構成する表面実装圧電部品に関す
る。
【0002】
【従来の技術と課題】従来より、KHz帯のフィルタや
発振子やディスクリミネータ等の圧電部品を表面実装タ
イプにする場合、リード端子を部品の表面に沿って折り
曲げ加工を行う必要がある。ところで、リード端子の導
出部分はエポキシ樹脂等によって位置決めされているた
め、折り曲げ精度がエポキシ樹脂の付着位置のばらつき
に左右されるという問題があった。また、折り曲げ時に
生じる機械的ストレスによりエポキシ樹脂とリード端子
の間に剥離が発生したり、リード端子のスプリングバッ
クの影響によりリード端子が部品表面に沿いにくいとい
う問題もあった。
【0003】そこで、本発明の課題は、リード端子の折
り曲げを精度良くでき、かつ、リード端子の成形工数が
少ない表面実装圧電部品及びその製造方法を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段と作用】以上の課題を解決
するため、本発明に係る表面実装圧電部品は、 (a) 上方に開口した収容部を有する略箱形状をなす
内ケースと、 (b)前記内ケースの収容部に上方の開口から収容さ
れ、表裏面に互いに対向する電極が形成された圧電共振
子と、 (c)前記内ケースの収容部に上方の開口から収容され
て前記圧電共振子の表裏電極にそれぞれ電気的に接続さ
れ、外部接続部が前記内ケースから導出した一対のリー
ド端子と、 (d)下方に開口した略箱形状をなし、前記内ケースに
上方から被せられ外ケースと、を備え、 (e)前記一対のリード端子の各外部接続部が、前記内
ケースの外側面と前記外ケースの内側面との間に折り曲
げられた状態で挟まれて位置決めされていること、 を特徴とする。
【0005】以上の構成において、内ケースから導出し
一対のリード端子の外部接続部が、外ケースと内ケ
ースによって挟まれた状態で内ケースの表面に沿って位
置決めされる。
【0006】また、本発明に係る表面実装圧電部品の製
造方法は、上方に開口した収容部を有する略箱形状をな
す内ケースの収容部に、上方の開口から、表裏面に互い
に対向する電極が形成された圧電共振子と、一対のリー
ド端子を該圧電共振子の表裏電極にそれぞれ電気的に接
続した状態で収容した後、前記内ケースに下方に開口し
略箱形状をなす外ケースを上方から被せることにより
前記内ケースから導出した前記一対のリード端子の各外
部接続部を前記外ケースによって折り曲げ、この折り曲
げられた外部接続部を前記内ケースの外側面と前記外ケ
ースの内側面との間に挟んで位置決めすることを特徴と
する。
【0007】以上の方法において、外ケースを内ケース
に被せる際に、外部接続部の導出部分が外ケースによ
って押し曲げられるためリード端子の折り曲げ加工を別
工程として行う必要がなくなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る表面実装圧電部品及びそ
の製造方法の実施例を添付図面を参照して説明する。各
実施例は、表面実装圧電部品として、ディスクリミネー
タを例にして説明する。
【0009】[第1実施例、図1及び図2] 図1及び図2に示すように、ディスクリミネータは、略
箱形状の内ケース1、圧電共振子2、リード端子3,4
及び略箱形状の外ケース7で構成されている。圧電共振
子2は表裏面にAgからなる振動電極2a,2bを設
け、輪郭すべり振動モードを利用している。
【0010】リード端子3は接触片部3aと外部接続部
3bを備え、接触片部3aに設けられた圧電共振子保持
用突起3cが圧電共振子2の表面の振動電極2aに圧接
する。リード端子4は接触片部4aと外部接続部4bを
備え、接触片部4aに設けられた圧電共振子保持用突起
4cが圧電共振子2の裏面の振動電極2bに圧接する。
リード端子3,4が圧電共振子2を保持する圧力はディ
スクリミネータの周波数特性に影響するので重要であ
り、リード端子3,4の弾性は計算されたものでなけれ
ばならない。さらに、リード端子3,4は、それぞれ外
部接続部3b,4bにてL字形状に折り曲げられてい
る。
【0011】略箱形状の内ケース1は上端部1aが開口
しており、向かい合う側壁にそれぞれリード端子導出用
の切欠き1b,1cが設けられている。略箱形状の外ケ
ース7は下端部7aが開口しており、向かい合う側壁に
それぞれリード端子導出用の切欠き7b,7c及び溝7
d,7eが設けられている。これら内ケース1及び外ケ
ース7は、例えば射出成形法により形成できるようにポ
リフェニレンサルファイド樹脂等の熱可塑性樹脂等から
できている。また、外ケース7の場合は、金属からでき
ていてもよい。
【0012】次に、各構成品1〜4及び7で構成された
ディスクリミネータの製造方法について説明する。外部
接続部4bを切欠き1cに挿入しながら内ケース1の収
容部底面にリード端子4を載置する。さらに、接触片部
4aの上面に圧電共振子2を積み重ねた後、外部接続部
3bを切欠き1bに挿入しながらリード端子3を圧電共
振子2の上面に載置する。こうして、構成品2〜4は内
ケース21の収容部に収容される。
【0013】次に、外ケース7を上方から内ケースに被
せる。このとき、外ケース7の切欠き7b,7cの部分
がリード端子3,4の外部接続部3b,4bに押し当て
られ、外部接続部3b,4bを押し曲げる。押し曲げら
れた外部接続部3b,4bは、外ケース7の側壁内側に
設けた溝7d,7eに沿って配設され、内ケース1と外
ケース7に挟まれた状態で位置決めされる。すなわち、
外部接続部3b,4bは、内ケース1の表面に沿って内
ケース1との間に殆んど隙間のない状態で配設されるこ
とになる。こうして、リード端子3,4を位置決めする
ためのエポキシ樹脂を使用しなくてすむので、リード端
子3,4の折り曲げを精度良くすることができ、従来折
り曲げ時に生じることがあったエポキシ樹脂とリード端
子の間の剥離を心配する必要がなくなる。
【0014】[第2実施例、図3及び図4] 図3及び図4に示すように、ディスクリミネータは、略
箱形状の内ケース21、圧電共振子22、リード端子2
3,24、導電性ゴムシート25,26及び略箱形状の
外ケース27で構成されている。圧電共振子22は表裏
にAgからなる振動電極22a,22bを設け、輪郭
すべり振動モードを利用している。
【0015】リード端子23は接触片部23aと外部接
続部23bを備え、接触片部23aが導電性ゴムシート
25を介して圧電共振子22の表面の振動電極22aに
圧接する。リード端子24は接触片部24aと外部接続
部24bを備え、接触片部24aが導電性ゴムシート2
6を介して圧電共振子22の裏面の振動電極22bに圧
接する。リード端子23,24は、それぞれ外部接続部
23b,24bにてL字形状に折り曲げられている。
【0016】略箱形状の内ケース21は上端部21aが
開口しており、向かい合う側壁にそれぞれリード端子導
出用の切欠き21b,21cが設けられている。略箱形
状の外ケース27は下端部27aが開口しており、向か
い合う側壁にそれぞれリード端子導出用の切欠き27
b,27c及び溝27d,27eが設けられている。
【0017】次に、各構成品21〜27で構成されたデ
ィスクリミネータの製造方法について説明する。外部接
続部24bを切欠き21cに挿入しながら内ケース21
の収容部底面にリード端子24を載置する。さらに、接
触片部24aの上面に導電性ゴムシート26、圧電共振
子22、導電性ゴムシート25を順に積み重ねた後、外
部接続部23bを切欠き21bに挿入しながらリード端
子23を導電性ゴムシート25の上面に載置する。こう
して、構成品22〜26は内ケース21の収容部に収容
される。
【0018】次に、外ケース27を上方から内ケースに
被せる。このとき、外ケース27の切欠き27b,27
cの部分がリード端子23,24の外部接続部23b,
24bに押し当てられ、外部接続部23b,24bを押
し曲げる。押し曲げられた外部接続部23b,24b
は、外ケース27の側壁内側に設けた溝27d,27e
に沿って配設され、内ケース21と外ケース27に挟ま
れた状態で位置決めされる。すなわち、外部接続部23
b,24bは、内ケース21の表面に沿って内ケース2
1との間に殆んど隙間のない状態で配設されることにな
る。こうして、リード端子23,24を位置決めするた
めのエポキシ樹脂を使用しなくてすむので、リード端子
23,24の折り曲げを精度良くすることができ、従来
折り曲げ時に生じることがあったエポキシ樹脂とリード
端子の間の剥離を心配する必要がなくなる。
【0019】[他の実施例] 本発明に係る表面実装圧電部品及びその製造方法は前記
実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種
々に変形することができる。前記実施例の表面実装圧電
部品は、上端部が開口した内ケースに圧電共振子やリー
ド端子を順に挿入して積み重ねた後、上方向から外ケー
スを被せることにより製品とするものであったが、必ら
ずしもこれに限定されるものではなく、側壁部が開口し
た内ケースに圧電共振子やリード端子を順に挿入して積
み重ねた後、上方向から外ケースを被せることにより製
品とするものでもよい。
【0020】また、前記実施例では、外ケースを内ケー
スに被せる際に、リード端子の折り曲げをも行っている
が、この折り曲げを外ケースを内ケースに被せる前に行
っておいてもよい。この場合、外ケースを内ケースに被
せることにより、リード端子がスプリングバック等の影
響により内ケース表面に沿って配設されていない場合に
は、リード端子の外部接続部分が外ケースによる押力を
受けて内ケースの表面に沿うように矯正される。
【0021】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、圧電共振子一対のリード端子等を収容した内
ケースに外ケースを被せることにより、リード端子を位
置決めするためのエポキシ樹脂を使用することなく、リ
ード端子の外部接続部を、外ケースと内ケースによって
挟まれた状態で内ケースの表面に沿って位置決めするこ
とができる。従って、リード端子の折り曲げを精度良く
することができ、しかも、自動化に容易に対応できる表
面実装圧電部品が得られる。
【0022】また、内ケースに外ケースを被せる際に、
内ケースから導出した外部接続部を外ケースによって押
し曲げ、この折り曲げられた外部接続部を前記内ケース
との間に挟んで位置決めするようにすれば、リード端子
の折り曲げ加工を別工程として行なう必要がなくなり、
リード端子の成形工数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面実装圧電部品の第1実施例を
示す組み立て時の分解斜視図。
【図2】図1に示した表面実装圧電部品の垂直断面図。
【図3】本発明に係る表面実装圧電部品の第2実施例を
示す組み立て時の分解斜視図。
【図4】図3に示した表面実装圧電部品の垂直断面図。
【符号の説明】
1…内ケース 2…圧電共振子 3,4…リード端子 3b,4b…外部接続部 7…外ケース 21…内ケース 22…圧電共振子 23,24…リード端子 23b,24b…外部接続部 27…外ケース

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に開口した収容部を有する略箱形状
    をなす内ケースと、 前記内ケースの収容部に上方の開口から収容され、表裏
    面に互いに対向する電極が形成された圧電共振子と、 前記内ケースの収容部に上方の開口から収容されて前記
    圧電共振子の表裏電極にそれぞれ電気的に接続され、外
    部接続部が前記内ケースから導出した一対のリード端子
    と、下方に開口した 略箱形状をなし、前記内ケースに上方か
    被せられ外ケースと、を備え、 前記一対のリード端子の各外部接続部が、前記内ケース
    の外側面と前記外ケースの内側面との間に折り曲げられ
    た状態で挟まれて位置決めされていること、 を特徴とする表面実装圧電部品。
  2. 【請求項2】 上方に開口した収容部を有する略箱形状
    をなす内ケースの収容部に、上方の開口から、表裏面に
    互いに対向する電極が形成された圧電共振子と、一対の
    リード端子を該圧電共振子の表裏電極にそれぞれ電気的
    に接続した状態で収容した後、前記内ケースに下方に開
    口した略箱形状をなす外ケースを上方から被せることに
    より前記内ケースから導出した前記一対のリード端子の
    各外部接続部を前記外ケースによって折り曲げ、この折
    り曲げられた外部接続部を前記内ケースの外側面と前記
    外ケースの内側面との間に挟んで位置決めすることを特
    徴とする表面実装圧電部品の製造方法。
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