JP3500294B2 - シールド構造 - Google Patents

シールド構造

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JP3500294B2
JP3500294B2 JP02107398A JP2107398A JP3500294B2 JP 3500294 B2 JP3500294 B2 JP 3500294B2 JP 02107398 A JP02107398 A JP 02107398A JP 2107398 A JP2107398 A JP 2107398A JP 3500294 B2 JP3500294 B2 JP 3500294B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば振動型ジャイ
ロスコープ等のシールド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこのようなシールド構造として
は、例えば実公平5−37510号公報に開示されてお
り、これを図19に示してある。図19は従来のシール
ド構造を示す説明図である。図19において、200は
フレーム本体、201a,201b,201cは側壁、
202は第2係合部、203はカバー、204は第1係
合部、205は弾性片、206は下側のカバーである。
【0003】図19に示すように、フレーム本体200
は平面視コ字状に折り曲げ形成されており、このフレー
ム本体200の開口部を上下のカバー203,206で
覆ってシールド構造としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術では、フレーム本体200と上下のカバー20
3,206とからなる3部品でシールドカバーが構成さ
れているもので、シールドカバーの組立作業性がよくな
いものであった。
【0005】 本発明の第1の課題は、係合していない
ときでも、第1または第3の側壁と補助側壁とは天板側
で重なっていて、第2と第4の側壁を押し込むだけで係
合させることができ、かつ、シールドカバー内に収納し
たケースに形成された突部が係合部の係合を外さないよ
うに規制する機能をも果たして、意に反して係合が外れ
ることがないシールド構造を提供することである。本発
明の第2の課題は、電子回路が搭載される基板を保持す
る手段をシールドカバー内に設けなくとも、基板(モー
ルドケース)がシールドカバーから脱落することもない
シールド構造を提供することである。本発明の第3の課
題は、第2及び第4の側壁の先端に設けられた固定用爪
(凸部)がプリント基板の孔に挿入されて、挿入後は、
第1の係合部と第2の係合部との係合がはずれて、第2
と第4の側壁が開くのを防止することができるシールド
構造を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記第1の課題は、電子
回路を備えたケースをシールドカバーの内部に収納して
前記電子回路のシールドを行うシールド構造であって、
前記シールドカバーは、略矩形状の天板と、この天板の
各辺から折り曲げ形成された4つの側壁とを備えた1枚
の金属板からなって、一面を開放面としてあり、前記各
側壁のうち相対向する第1と第3の側壁にはそれぞれ一
対の第1の係合部を設け、他の相対向する第2と第4の
側壁は前記天板との成す角が鈍角となるように折り曲げ
形成してあるとともに、前記第2と第4の側壁の両側縁
からそれぞれ前記第1と第3の側壁と略平行に補助側壁
を折り曲げ形成してあり、前記補助側壁には、前記第2
と第4の側壁を弾性力に抗して内側に押し曲げた状態で
前記第1の係合部と係合する第2の係合部をそれぞれ設
け、前記第1の係合部と第2の係合部とが係合していな
いときでも、前記補助側壁の天板側は前記第1と第3の
側壁とオーバーラップしており、前記シールドカバーの
前記開放面から当該シールドカバー内に収納した前記ケ
ースに形成されるとともに前記第1の係合部近傍に位置
するように設けた突部が、前記第1と第3の側壁に当接
して、前記第1の係合部のある前記第1と第3の側壁が
内側に撓まないように規制されている第1の手段により
解決される。前記第2の課題は、第1の手段において、
前記ケースは前記電子回路を備えた絶縁性のモールドケ
ースであり、前記モールドケースの抜け止めのための抜
け止め用爪が前記いずれかの側壁の先端に設けてある第
2の手段により解決される。前記第3の課題は、第2の
手段において、前記抜け止め用爪は前記第1および/ま
たは第3の側壁に設けられており、前記シールドカバー
が取り付けられるプリント基板に形成された孔に挿入さ
れる固定用爪が第2及び第4の側壁の先端に設けられて
いる第3の手段により解決される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明について図面を参照し
て説明する。
【0008】図1は本発明の一実施の形態を示す側面
図、図2A,B,C,D,Eは振動型ジャイロスコープ
の平面図、正面図、底面図、右側面図、及び背面図、図
3A,Bは振動型ジャイロスコープのシールドカバーを
透過して示す縦断面図及び蓋体を取り外した状態の背面
図、図4A,B,Cは振動子を支持部材で基板に取り付
けた状態の背面図、左側面図、及び底面図、図5は振動
型ジャイロスコープの分解斜視図、図6A,B,C,
D,Eは蓋体の平面図、正面図、底面図、左側面図、及
び背面図、図7は図6Bの7−7線に沿った断面図、図
8は図6Eの8−8線に沿った断面図、図9A,B,
C,D,Eはケースの正面図、底面図、右側面図、背面
図、及び平面図、図10は図9Dの10−10線に沿っ
た断面図、図11A,B,C,D,Eはシールドカバー
の平面図、正面図、底面図、右側面図、及び背面図、図
12はシールドカバーの係合前の状態を示す斜視図、図
13はシールドカバーの係合後の状態を示す斜視図、図
14A,Bはそれぞれ図12及び図13のシールドカバ
ーの係合部分を示す説明図(部分断面図)、図15はシ
ールドカバーの変形例を示す斜視図、図16はシールド
カバーを取り付ける前の斜視図、図17のAは振動子を
表面から、Bは振動子を裏面から見て示す振動子の駆動
検出時の説明図、図18は図17の矢印IV方向から見
て、振動子の誘電分極方向を示す説明図である。
【0009】図1において、符号100は後述する三脚
音叉型の振動子1を内蔵した振動型ジャイロスコープで
あり、振動型ジャイロスコープ100は例えばカーナビ
ゲーション装置のプリント基板101に取付け固定され
ている。
【0010】この振動子1は三脚音叉型(または二脚音
叉型)であり、回転系内でのコリオリ力による振動成分
を発生させて角速度を検出するジャイロスコープ、また
は圧電トランス、加振装置などに用いられる。
【0011】振動型ジャイロスコープ100は、図5に
示すように、上方が開口されたケース2と、振動子1の
基端部1A側を防振用ゴム3で挟持して取り付けられた
支持部材4と、振動子1の基端部1Aに熱溶着されて接
続固定されたフレキシブル配線基板5と、支持部材4が
取り付けらて振動子1が固定される基板6と、基板6を
収納したケース2の開口を覆う蓋体7と、一体化したケ
ース2及び蓋体7に被せられて外面をシールドするシー
ルドカバー8とから主に構成されている。
【0012】振動子1はエリンバなどの恒弾性材料の表
面に駆動手段および検出手段となる圧電材料が積層され
た板状のもの、または全体が駆動手段および検出手段と
しての圧電材料で形成された板状のものなどであり、圧
電材料の表面には、各振動腕を駆動するための駆動電
極、および振動検出用の検出電極が形成される。
【0013】本実施の形態では、振動子1は、PZT
(チタン酸ジルコン酸鉛)等の板状の圧電セラミックな
どの圧電材料で形成されたものであり、図17に示すよ
うに、その先部は溝11,11で分離されて3個の振動
腕12a,12b,12cが一体に形成されている。各
振動腕12a,12b,12cでの圧電材料の誘電分極
方向は図18に示す通りであり、左右両側の振動腕12
bと12cとで誘電分極方向が同じであり、中央の振動
腕12aでは、左右の振動腕12bおよび12cと誘電
分極方向が左右および上下に対称である。各振動腕12
a,12b,12cでは下面(裏面)側にそれぞれ一対
の駆動電極13,13,…が導電性材料により形成され
ており、この駆動電極13,13,…は、図17のBに
示すように、振動子1の端面1Bまで延びて基端部1A
にランド部13a,13bが形成されている。ランド部
13bは2本の駆動電極13,13につながっている。
上記駆動電極13,13,…は導電経路により、交流駆
動電源15に導通し、交流駆動電源15から各駆動電極
13,13,…に同電位の駆動電圧が与えられる。中央
の振動腕12aの裏面に1本のアース電極14が形成さ
れている。このアース電極14は振動子1の端面1Bま
で延びて基端部1Aにランド部14aが形成されてお
り、配線経路により、アース電極14は接地電位となっ
ている。振動子1の上面(表面)では、左右の振動腕1
2b,12cに一対のアース電極16,16…が、中央
の振動腕12aに1本のアース電極16が形成されてい
る。図17のAに示すように、振動腕12b,12cに
形成された4本のアース電極16,16…は、振動子1
の基端部1Aの端面1Bに延びてランド部16bがそれ
ぞれ基端部1Aに形成されているが、中央の振動腕12
aに設けられた1本のアース電極16は、振動子1の端
面1Bの手前まで延びて基端部1Aにランド部16aが
形成されている。配線経路により、各アース電極16,
16…は接地電位となっている。
【0014】前記駆動電極13,13,…とアース電極
14およびアース電極16,16,…とで、駆動手段で
ある圧電材料に対して駆動電圧が与えられる。図18に
示す誘電分極構造にしたがって、左右の振動腕12bと
12cは、X方向へ同位相で振動駆動され、中央の振動
腕12aは左右の振動腕12b,12cと逆の位相(1
80度相違する位相)により同じくX方向へ振動駆動さ
れる。すなわち、ある時点において、左右の振動腕12
b,12cのX方向への振幅と振動腕12aのX方向へ
の振幅とは逆向きである。
【0015】中央の振動腕12aの上面には、一対の検
出電極17aと17bが形成されている。各検出電極1
7aと17bは、振動子1の後方にて端面1Bの位置ま
で延びており、それぞれの検出電極17aおよび17b
にはランド部17a1と17b1が一体に形成されてい
る。これらのランド部17a1と17b1は、アース電
極16のランド部16aが振動子1の基端部1Aの端面
1Bまで達していないので、基端部1Aに幅広に形成さ
れている。
【0016】なお、振動子1に形成された各駆動電極1
3,13,…は、図17では、図示省略しているフレキ
シブル配線基板5を介して、回路基板6の導電パターン
(回路パターン)に導通されており、この導電パターン
を介して図17に示した交流電導源15に導通されてい
る。また、各アース電極14,16,16…及び検出電
極17a,17bもフレキシブル配線基板5を介して回
路基板6の所定の導電パターンに導通されている。フレ
キシブル配線基板5は、一端側が2叉に分岐されて振動
子1の表裏側のランド部にそれぞれ熱溶着される振動子
表側接続端部5aと振動子裏側接続端部5bが設けら
れ、他端には基板6の導電パターン(図示せず)に接続
される基板用接続端部5cが設けられている。
【0017】また、振動子1は1個の支持部材4により
片持ち支持されているために、固定のための部品が最小
ですむ。また振動子1の基端部1Aは、支持部材4に支
持されているため、振動子1は支持部材4により安定し
て支持される。また支持部材4の防振ゴム3を介して振
動子1を回路基板6上に取り付けているので、回路基板
6に与えられる外部衝撃や外部振動が防振ゴム3により
緩衝でき、振動子1に衝撃や振動が直接的に伝達される
のを防止できる。
【0018】特に、図1以下に示す三脚音叉型の振動子
1では、左右の振動腕12b,12cと、中央の振動腕
12aとが、180度相違する位相で振動するため、振
動子1全体での振動バランスが良く、振動子1の基端部
1Aに振動が生じたとしても、その振動は極めて小さい
ものとなる。よって、基端部1Aが支持部材4に支持さ
れた状態で、振動腕12a,12b,12cは支持によ
る拘束を受けることなく振動でき、各振動腕の駆動感度
および検出感度が低下することがない。
【0019】ところで、振動腕の質量をm、振動腕のX
軸方向の振動速度をv(ベクトル値)、回転系でのZ軸
回りの角速度をω0(ベクトル値)とすると、コリオリ
力F(ベクトル値)は、 F=2m(v×ω0)(×はベクトル積) で表わされ、コリオリ力Fは角速度ω0に比例する。よ
って、振動腕12aのY軸方向への変形振動が検出電極
により検出されることにより、角速度ω0が求められ
る。
【0020】振動子1がZ軸回りの角速度を有する回転
系内に置かれると、上式に示したコリオリ力Fにより、
各振動腕12a,12b,12cがY方向の振動成分を
持つ。両側の振動腕12bおよび12cと、中央の振動
腕12aとでは、駆動電圧による振動の位相が逆である
ため、コリオリ力による振動の位相も、振動腕12b,
12cと、振動腕12aとで逆である。すなわち、ある
時点において、振動腕12b,12cのコリオリ力によ
るY軸での振幅方向が同じであり、中央の振動腕12a
のY軸での振幅方向は振動腕12b,12cと逆向きで
ある。
【0021】検出電極17aと17bは、中央の振動腕
12aの同じ面に形成されており、中央の振動腕12a
の圧電材料がコリオリ力の検出手段として機能する。こ
の検出電極17aと17bが形成されている部分の圧電
材料の誘電分極方向が互いに逆であるため、コリオリ力
によるY方向の振動成分に関して、検出電極17aと検
出電極17bとで180度位相の相違する圧電作用によ
る検出出力が得られる。両検出電極17aと17bから
の検出出力の差を取ることにより、各検出電極17aと
17bからの検出出力の絶対値が加算される。この検出
出力からZ軸回りの角速度ω成分を算出することが可能
になる。
【0022】図2及び図4及び図5に示すように、振動
子1の基端部1Aは防振用ゴム3で挟持されて支持部材
4により支持される。この支持部材4は、図5に示すよ
うに、支持部材用ケース41と、防振用ゴム3を収納し
た支持部材用ケース41に取付け固定される支持部材用
蓋42とからなっている。支持部材用ケース41は金属
板により曲げ形成されたものであり、図5に示すよう
に、四角板状の底板部41aと、その3辺に折り曲げ形
成された側板部41b,41b,41bと、側板部41
bの上端に突設された支持部材用蓋42の固定用片部4
1cと、対向する側板部41b,41bから内側に切り
起こされた、防振用ゴム3の位置決め片部41dと、側
板部41bの上端に突設された基板6への取り付け用足
部41eからなっている。支持部材用蓋42には、固定
用片部41c、足部41e等を差し込むスリット42a
が形成されている。
【0023】防振用ゴム3は第1,2の防振用ゴム3
1,32からなり、第1の防振用ゴム31は、図5に示
すように、振動子1の基端部1Aを嵌め込む凹部31a
と、振動子1の基端部1Aに溶着固定されたフレキシブ
ル配線基板5を引き出す切り欠き部31bと、切り欠き
部31bを構成している一対の壁部31c,31cとが
設けられ、また第2の防振用ゴム32は四角板状で両側
部に第1の防振用ゴム31の壁部31cが嵌め込まれる
切り欠き部32a,32aが形成されている。
【0024】そして、支持部材用ケース41に第1の防
振用ゴム31を嵌め込む。フレキシブル配線基板5を振
動子1の基端部1Aに熱溶着して固定された振動子1
を、その基端部1Aを第1の防振用ゴム31の凹部31
aに嵌め込み、さらに第2の防振用ゴム32を振動子1
の基端部1Aを挟むようにして第1の防振用ゴム31の
壁部31c,31cに第2の防振用ゴム32の切り欠き
部32a,32aに嵌め込み、さらに支持部材用蓋42
を被せてスリット42aから突出した固定用片部41c
を折り曲げることにより、振動子1に支持部材4が取り
付けられる。
【0025】この支持部材4の足部41eを基板6のス
リット(スリット6b)に差し込んで裏面で半田付けす
ることによって、図4に示すように、振動子1が防振用
ゴム3を介して支持部材4によって基板6に取り付けら
れる。この実施の形態の場合、振動子1の基端部1Aを
下に、各振動腕12a,12b,12cを上にして使用
される。
【0026】 ケース2は上方を開口とした四角箱状に
合成樹脂で成形されており、図9及び図10に示すよう
に、四角形状の底部20と、底部20の四辺に形成され
た側壁21,21…と、側壁21の内面に設けられ、基
板6の高さを決める高さ決め段部22と、基板6の切欠
き部6aに嵌め込んで位置決めするとともに突出部分を
熱かしめして基板6を固定する固定リブ23と、対向す
る側壁21,21の外面に設けられ、シールドカバー8
の挿入時のガイドとなるテーパ部24,24と、テーパ
部24に連続して形成され、シールドカバー8の抜け止
め用爪87を折り曲げ加工する際の受け部となる凸段部
(突部に相当する)25と、基板6の端子9をケース2
の外部に出すための切欠き部26と、基板6の位置決め
用ガイドピン27と、底部20の外面に設けられ、シー
ルドカバー8の挿入時のガイドとなるテーパ部28が備
えられている。この切欠き部26の底面26aは平坦面
となっている。また、図16に示すように、ケース2の
一側壁21の両角部29,29は、シールドカバー8に
嵌入しやすいように丸く形成されている。なお、ケース
2および蓋体7の材料は、PBT(ポリブチレンテレフ
タレート)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、
ABS(アクリルブタジエンスチレン)等のエンジニア
リングプラスティックと呼ばれる合成樹脂材が使用で
き、耐熱性や強度の点からPBTが好ましい。また、ケ
ース2は底部も開口とし、底部開口を底蓋を取り付けて
塞ぐようにしても良い。
【0027】基板6には検出回路等が実装されており、
また、図4及び図5に示すように、固定リブ23を嵌め
込む切欠き部6aと、支持部材用ケース41の取り付け
用足部41eを差し込む差し込み孔6bと、ガイドピン
27を挿入するガイド孔6cと、検出回路等と接続され
たパターンに接続固定された端子9とが備えられてい
る。61は基板6に実装された半固定可変抵抗器であ
る。なお、端子9については後述する。
【0028】蓋体7はケース2の側壁21の内側に位置
して開口を塞ぐように全体として四角板状に形成されて
おり、図6乃至図8に示すように、その平板部70の下
面(ケース)側を凹状に形成された凹部(内底部)71
と、凹部71を囲むように形成された側部72と、平板
部70の上面側の周縁に沿って形成された傾斜面部73
と、平板部70の上面側に突設され、シールドカバー8
の挿入時のガイドとなるテーパ部74,74と、蓋体7
とケース2との接着時に加熱する際のケース2内の空気
抜き等用の貫通孔75と、側部72に切欠き形成された
端子9の導出用の切欠き部76とが備えられている。
【0029】蓋体7は全体的に皿を逆にした形状となっ
ており、蓋体7をケース2の開口を塞ぐように被せたと
き、図3及び図16に示すように、蓋体7の周縁(蓋体
7とケース2の接合部)に沿って、蓋体7の傾斜面部7
3とケース2の側壁21の上端部によって凹溝部Gが構
成される。このような凹溝部Gに接着剤S(図16で格
子状の網かけを施してある部分)を充填することによ
り、蓋体7とケース2の接合部のみに接着剤Sを施すこ
とができる。なお、側部72の四隅の先端が基板6に当
接して、蓋体7がケース2内に落ち込まないようにして
いる。
【0030】シールドカバー8は板厚0.3mmの一枚の
金属板を打ち抜き、折り曲げて形成されており、材料と
して金属材料(銅、鋼、アルミニウム等)が使用でき、
コストや強度や半田付け性の点から好ましい錫引き鋼板
を本実施の形態では用いている。シールドカバー8は、
図2及び図5及び図11乃至図14に示すように、長方
形状の天板81と、天板81の両長辺から鈍角にそれぞ
れ折り曲げ形成された一対の第2,第4の側壁82a,
82bと、第2,第4の側壁82a,82bの両側縁か
らほぼ直角にそれぞれ折り曲げ形成された一対の補助側
壁83と、天板81の両短辺から鈍角にそれぞれ折り曲
げ形成された一対の第1,第3の側壁84a,84b
と、補助側壁83の遊端寄りに形成された係止用孔85
と、第1,第3の側壁84a,84bの先端寄りに形成
され、係止用孔85にスナップインされる切り起こし爪
86と、第1,第3の側壁84a,84b先端に形成さ
れたケース2の抜け止め用爪87と、第2,第4の側壁
82a,82bの先端に形成されたプリント基板101
への固定用爪88とが備えられている。したがって、天
板81に対して90度を越えて広がっている第2,第4
の側壁82a,82bを押し込むことによって係止用孔
85に切り起こし爪86がスナップインされて図5等に
示すような四角箱状のシールドカバー8となる。
【0031】なお、図4及び図5に示すように、本実施
の形態の端子9は長尺板状であり、基板6から直交方向
に差し込まれて固定されている状態で、まず略直角に折
り曲げ形成された第1の水平板部91と、第1の水平板
部91から上方に略直角に折り曲げ形成された第1の垂
直板部92と、第1の垂直板部92から略直角に折り曲
げ形成された第2の水平板部93からなり、全体として
2段階状になっている。基板6をケース2内に取り付け
たとき、図3に示すように、端子9の第1の水平板部9
1の下面は丁度ケース2の切欠き部26の底面26a
(図10参照)に載置されて隙間がないように設定して
あり、また、第1の垂直板部92の内面側は凹溝部Gの
内面に沿うように設定されている。また、端子9の幅
は、ケース2の切欠き部26及び蓋体7の切欠き部76
の幅と略同一に設定されている。
【0032】したがって、端子9の第1の水平板部91
によりケース2の切欠き部26及び蓋体7の切欠き部7
6を塞ぐことができるので、凹溝部Gに充填された接着
剤Sがケース2内に漏れだすのを防止できる。また、第
1の垂直板部92により、凹溝部Gに充填された接着剤
Sがケース2の側面に漏れだすのを防止できる。
【0033】また、ケース2の切欠き部26及び蓋体7
の切欠き部76部分を、端子9の第1の水平板部91等
を2段階状に折り曲げて凹溝部Gの内面形状と略同一形
状にしているので、凹溝部Gに接着剤Sを充填したと
き、接着剤Sが満遍なく均一に凹溝部Gに満たされてケ
ース2と蓋体7の固定を安定して行える。
【0034】ここで、ケース2と蓋体7との組立方法を
説明すると、ケース2内に基板6をガイドピン27にガ
イドさせて入れ、ケース2の固定リブ23を熱かしめし
て固定する。次に、ケース2の開口部に蓋体7を被せ
て、ケース2と蓋体7との接合部に沿って形成される凹
溝部Gにエポキシ樹脂系の熱硬化型接着剤Sをディスペ
ンサ等で塗布し、熱硬化型接着剤Sによって端子9の取
り出し部分(26,76)が覆われる。その後、加熱し
て接着剤Sを乾燥硬化させる。その加熱によってケース
2内の空気が膨張しても貫通孔75から逃げることがで
きるので、ケース2及び蓋体7が破損することがない。
その後、図16に示すように、ケース2の貫通孔75を
シール102で覆う。
【0035】なお、接着剤は、エポキシ系、シリコン系
等の絶縁性接着剤が使用でき、耐熱性や接着強度の点か
らエポキシ樹脂系の熱硬化型接着剤が好ましい。紫外線
硬化型接着剤でも良い。接着剤の粘度は常温(20°
C)で500ポアズ程度のやや高めのものを用いると、
流出しにくくて良い。
【0036】ここで、シールドカバー8の組立て方法に
ついて説明する。前述したように、シールドカバー8は
一枚の金属板を折り曲げて形成されて、図12及び図1
4のAに示すように、補助側壁83が第1,第3の側壁
84a,84bの外側に配置され、第1,第3の側壁8
4a,84bが天板81に対して鈍角に折り曲げ形成さ
れていることから、第1,第3の側壁84a,84bは
その弾性力によって対応する補助側壁83の内面に圧接
されている。また、第2,第4の側壁82a,82bは
開いた状態で係止用孔85と切り起こし爪86は外れて
いる。この図12の状態であっても、補助側壁83と第
1,第3の側壁84a,84bの根元付近(天板81
側)は重ね合わせられており(当接してオーバーラップ
しており)、第2,第4の側壁82a,82bを押し曲
げる際に、第1,第3の側壁84a,84bが補助側壁
83に引っ掛かることなくスムーズにスナップインでき
る。このような図12の状態から、シールドカバー8の
第2,第4の側壁82a,82bを上下方向から押圧
し、第2,第4の側壁82a,82bの折り曲げ加工に
よって生ずる弾性力に抗して押し曲げる。すると、図1
3及び図14のBに示すように、第1,第3の側壁84
a,84bの切り起こし爪86が補助側壁83の係止用
孔85に達して係合する。そして、押圧力を取り除いて
も、第1,第3の側壁84a,84bの外側と補助側壁
83の内側との間に圧接力が働いていることから、切り
起こし爪86と係止用孔85との係合が保持される。
【0037】このようにして組み立てたシールドカバー
8内に、図16に示すように、前記一体化した蓋体7と
ケース2を嵌入させる。この嵌入に際しては、ケース2
の丸く形成された角部29,29によってシールドカバ
ー8の開口部にケース2(および蓋体7)を嵌め込み、
さらに押し込むと、ケース2および蓋体7に突設された
テーパ部24,28,74によってガイドされ、シール
ドカバー8の開口縁がケース2および蓋体7の突起部分
に引っ掛かることなく、嵌入できる。このようにして嵌
入されると、シールドカバー8の各側壁の内面はテーパ
部24,28,74の頂部及び凸段部25とのみ突き当
たっており、かつこれらの頂部によってシールドカバー
8の第1,第3の側壁84a,84bおよび第2,第4
の側壁82a,82bさらに補助側壁83は外方に押圧
されている。このようにしてシールドカバー8内に嵌入
させることによってケース2および蓋体7は外れにくく
なっているが、その後、図3のBに示すように、抜け止
め用爪87を凸段部25の角で受けさせて折り曲げ、ケ
ース2および蓋体7がシールドカバー8内から抜けない
ように止めて図2A乃至Eに示す振動型ジャイロスコー
プ100が得られる。ここで、抜け止め用爪87を折り
曲げる際、第1,第3の側壁84a,84bには内側に
力が働くため、係止用孔85と切り起こし爪86との係
合が外れるおそれがあるが、その力を凸段部25で受け
ることにより、第1,第3の側壁84a,84bが内側
に変形しないようにしており、これにより係合が外れる
のを防止している。
【0038】なお、係合部である係止用孔と切り起こし
爪は、前記実施の形態と逆の配置でも良いが、第2、第
4の側壁82a,82b(補助側壁83)に係止用孔8
5が、第1、第3の84a,84bに切り起こし爪(も
しくは凸部)86がある形態の方が、係止用孔のスペー
スが大きく取れて、かつシールドカバーの強度も維持で
きるので望ましい。
【0039】また、前記実施の形態においては、補助側
壁83を第2、第4の側壁82a,82bの両側縁から
ほぼ直角にそれぞれ折り曲げ形成しているが、第2、第
4の側壁82a,82bとの成す角が鋭角となるように
補助側壁83を折り曲げ形成することにより、補助側壁
83の内側が、天板81の両短辺から略直角または鈍角
に折り曲げ形成された第1,第3の側壁84a,84b
の対応する外面とそれぞれ圧接するようにしてもよい。
【0040】この振動型ジャイロスコープ100のシー
ルドカバー8はプリント基板101の孔に固定用爪(も
しくは凸部)88が挿入され、図1に示すように、固定
用爪88がかしめまたは半田付けによりプリント基板1
01に取り付けられて、固定用爪88はプリント基板1
01のグランドパターン(図示せず)と電気的に接続さ
れる。シールドカバー8の開口部が位置する所のプリン
ト基板101には図示しないがグランドパターン(ベタ
パターンが好ましいがメッシュパターンでも可)が形成
されており、本発明のシールドカバー8とともにケース
2の内部の電子回路(回路基板)をシールドする機能を
果たしている。
【0041】次に、シールドカバー8の参考例を図15
を参照して説明する。なお、前記実施の形態と同一部分
には同一符号を付して詳細な説明を省略する。このシー
ルドカバー8が前記シールドカバー8と異なる点は、前
記第1,第3の側壁84a,84bが設けられていない
ことである。すなわち、図15に示すように、長方形状
の天板81と、天板81の両長辺から鈍角にそれぞれ折
り曲げ形成された一対の第2,第4の側壁82a,82
bと、第2,第4の側壁82a,82bの両側縁からそ
れぞれ折り曲げ形成され、かつ互いに当接して重なり合
う一対の補助側壁83,83と、重なり合う補助側壁8
3,83の一方の遊端寄りに形成された係止用孔85
と、他方の補助側壁83の先端寄り(シールドカバー8
の中央部よりも開口縁側寄り)に形成され、係止用孔8
5にスナップインされる切り起こし爪86と、外側に位
置する補助側壁83のシールドカバー8の開口縁側先端
に形成されたケース2の抜け止め用爪87と、第2,第
4の側壁82a,82bの先端に形成されたプリント基
板101への固定用爪88とが備えられている。このよ
うな図15に示すシールドカバー8にあっても、天板8
1に対して90度を越えて広がっている第2,第4の側
壁82a,82bをその弾性力に抗して押し込むことに
よって係止用孔85に切り起こし爪86がスナップイン
されて四角箱状のシールドカバー8となる。
【0042】なお、この参考例によるシールドカバー8
にあっても、内側に位置する補助側壁83と外側に位置
する補助側壁83とが互いに圧接するように折り曲げ形
成されており、第2,第4の側壁82a,82bを押し
込むだけで、容易に係止用孔85と切り起こし爪86と
が係合できるようになっている。また、抜け止め用爪8
7を折り曲げる際に、係合が外れないよう、内部に収納
される部材(ケース2の凸段部25)により内側に位置
する補助側壁83の変形(内側への撓み)が規制されて
いる。
【0043】このような前記実施の形態にあっては、内
部に収納される電子回路のシールドを行う、シールドカ
バー8であって、略矩形状の天板81と、この天板81
の各辺から折り曲げ形成された4つの側壁82a,82
b,84a,84bとを備えた1枚の金属板からなり、
各側壁のうち相対向する第1と第3の側壁84a,84
bにはそれぞれ第1の係合部である一対の切り起こし爪
86を設け、他の相対向する第2と第4の側壁82a,
82bは天板81との成す角が鈍角となるように折り曲
げ形成してあるとともに、第2と第4の側壁82a,8
2bの両側縁からそれぞれ第1と第3の側壁84a,8
4bと略平行に補助側壁83を折り曲げ形成してあり、
補助側壁83には、第2と第4の側壁82a,82bを
弾性力に抗して内側に押し曲げた状態で第1の係合部と
係合する第2の係合部である係止用孔85をそれぞれ設
けたため、1枚の金属板の打ち抜き加工と曲げ加工でシ
ールドカバー8を構成でき、組立作業性もよい。
【0044】前記実施の形態にあっては、切り起こし爪
86は第1と第3の側壁84a,84bの中央部よりも
先端側にそれぞれ形成されているため、係止用孔85と
切り起こし爪86とがより確実に係合する。つまり、第
1と第3の側壁84a,84bの根元側は天板81とつ
ながっているので、自由に動かない。逆に第1と第3の
側壁84a,84bの先端側は根元を中心に動き、かつ
撓みやすい。よって第1と第3の側壁84a,84bの
先端部に係合部(スナップ)を設けることで、撓み性が
良くてスナップインしやすく、また、係合部をスナップ
インして固定することで、シールドカバー8全体もその
形状を固定することができる。
【0045】前記実施の形態にあっては、係止用孔85
と切り起こし爪86とが係合していないときでも、補助
側壁83の天板81側は第1と第3の側壁84a,84
bとオーバーラップしているため、係合していないとき
でも、常に第1または第3の側壁84a,84bと補助
側壁83とは天板81側で重なっているので、第2と第
4の側壁82a,82bを押し込むだけでスムーズに係
合させることができ、組立作業性をより向上させること
ができる。
【0046】前記実施の形態にあっては、補助側壁83
は第1と第3の側壁84a,84bの外側に位置してい
るため、補助側壁83が内側になるとコーナー部が不連
続となるが、外側とすることで第1〜第4の側壁82
a,82b,84a,84bの角部が連続することとな
るので、コーナーで指等を引っかけて負傷するようなこ
とは発生しにくく、安全である。
【0047】前記実施の形態にあっては、第1と第3の
側壁84a,84bの外面はそれぞれ補助側壁83の内
面と弾性力により圧接しているため、より確実に係合さ
せることができる。
【0048】前記実施の形態にあっては、ケース2によ
り第1と第3の側壁84a,84b(図15に示す変形
例にあっては、補助側壁83)が内側に撓まないように
規制されているため、ケース2の側部(特に凸段部2
5)がストッパとなって第1,第3の側壁84a,84
b(補助側壁83)が内側に撓まなくなるので、意に反
して係合が外れることがない。
【0049】前記実施の形態にあっては、ケース2およ
び蓋体7は電子回路を備えた絶縁性のモールドケースで
あり、モールドケースを抜け止めするための抜け止め用
爪87がいずれかの側壁82a,82b,84a,84
bの先端に設けてあるため、電子回路が搭載される基板
を保持する手段をシールドカバー内に設けなくとも、基
板(モールドケース)がシールドカバー8から脱落する
こともない。
【0050】前記実施の形態にあっては、抜け止め用爪
87は第1および/または第3の側壁84a,84bに
設けられており、プリント基板101に形成された孔に
挿入される固定用爪88が第2及び第4の側壁82a,
82bの先端に設けられているため、固定用爪88の挿
入後に、振動等の外力が加えられても、第2と第4の側
壁82a,82bはプリント基板101に固定されるの
で、第1の係合部と第2の係合部との係合がはずれて、
第2と第4の側壁82a,82bが開くのを防止するこ
とができる。
【0051】前記参考例にあっては、内部に収納される
電子回路のシールドを行う、シールドカバー8であっ
て、略矩形状の天板81と、この天板81の2辺から折
り曲げ形成された相対向する2つの側壁(第4の側壁8
2a,82b)とを備えた1枚の金属板からなり、第2
と第4の側壁82a,82bは天板81との成す角が鈍
角となるように折り曲げ形成してあるとともに、第2と
第4の側壁82a,82bの両側縁から互いに重なり合
うようにそれぞれ補助側壁83を折り曲げ形成してあ
り、重ね合わせられている補助側壁83には第1の係合
部(切り起こし爪86)と、第1の係合部と係合する第
2の係合部(係止用孔85)をそれぞれ設けたため、1
枚の金属板の打ち抜き加工と曲げ加工でシールドカバー
8を構成でき、組立作業性もよい。
【0052】なお、上述した実施の形態においては、振
動型ジャイロスコープを例に挙げて説明したが、本発明
はこれに限られず、例えばチューナー等の高周波機器の
シールド構造として本発明を適用できることは言うまで
もない。
【0053】
【0054】
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、係合して
いないときでも、第1または第3の側壁と補助側壁とは
天板側で重なっていて、第2と第4の側壁を押し込むだ
けで係合させることができ、かつ、シールドカバー内に
収納したケースに形成された突部が係合部の係合を外さ
ないように規制する機能をも果たして、意に反して係合
が外れることがない。
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】請求項記載の発明によれば、電子回路が
搭載される基板を保持する手段をシールドカバー内に設
けなくとも、基板(モールドケース)がシールドカバー
から脱落することもない。
【0060】請求項記載の発明によれば、第2及び第
4の側壁の先端に設けられた固定用爪(凸部)がプリン
ト基板の孔に挿入されるので、振動等の外力が加えられ
ても、挿入後は、第1の係合部と第2の係合部との係合
がはずれ、第2と第4の側壁が開くのを防止することが
できる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す側面図である。
【図2】A,B,C,D,Eは振動型ジャイロスコープ
の平面図、正面図、底面図、右側面図、及び背面図であ
る。
【図3】A,Bは振動型ジャイロスコープのカバーを透
過して示す縦断面図及び蓋体を取外した状態の背面図で
ある。
【図4】A,B,Cは振動子を支持部材で基板に取り付
けた状態の背面図、左側面図、及び底面図である。
【図5】振動型ジャイロスコープの分解斜視図である。
【図6】A,B,C,D,Eは蓋体の平面図、正面図、
底面図、左側面図、及び背面図である。
【図7】図6Bの7−7線に沿った断面図である。
【図8】図6Eの8−8線に沿った断面図である。
【図9】A,B,C,D,Eはケースの正面図、底面
図、右側面図、背面図、及び平面図である。
【図10】図9Dの10−10線に沿った断面図であ
る。
【図11】A,B,C,D,Eはシールドカバーの平面
図、正面図、底面図、右側面図、及び背面図である。
【図12】シールドカバーの係合前の状態を示す斜視図
である。
【図13】シールドカバーの係合後の状態を示す斜視図
である。
【図14】A,Bはそれぞれ図12及び図13のシール
ドカバーの係合部分を示す部分断面図である。
【図15】シールドカバーの参考例を示す斜視図であ
る。
【図16】シールドカバーを取り付ける前の斜視図であ
る。
【図17】Aは振動子を表面から、Bは振動子を裏面か
ら見て示す振動子の駆動検出時の説明図である。
【図18】図17の矢印IV方向から見て、振動子の誘電
分極方向を示す説明図である。
【図19】従来のシールド構造を示す説明図である。
【符号の説明】
2 ケース 7 蓋体 8 シールドカバー 24 テーパ部 81 天板 82a 第2の側壁 82b 第4の側壁 83 補助側壁 84a 第1の側壁 84b 第3の側壁 85 係止用孔 86 切り起こし爪 87 抜け止め用爪 88 固定用爪 101 プリント基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−326882(JP,A) 特開 平8−293688(JP,A) 実開 平1−134376(JP,U) 実開 昭57−173400(JP,U) 実開 昭57−197677(JP,U) 実開 昭59−31279(JP,U) 実開 昭63−177086(JP,U) 実開 平1−60580(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 9/00 H05K 5/00 - 5/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子回路を備えたケースをシールドカバ
    ーの内部に収納して前記電子回路のシールドを行うシー
    ルド構造であって、 前記シールドカバーは、略矩形状の天板と、この天板の
    各辺から折り曲げ形成された4つの側壁とを備えた1枚
    の金属板からなって、一面を開放面としてあり、 前記各側壁のうち相対向する第1と第3の側壁にはそれ
    ぞれ一対の第1の係合部を設け、 他の相対向する第2と第4の側壁は前記天板との成す角
    が鈍角となるように折り曲げ形成してあるとともに、前
    記第2と第4の側壁の両側縁からそれぞれ前記第1と第
    3の側壁と略平行に補助側壁を折り曲げ形成してあり、 前記補助側壁には、前記第2と第4の側壁を弾性力に抗
    して内側に押し曲げた状態で前記第1の係合部と係合す
    る第2の係合部をそれぞれ設け、 前記第1の係合部と第2の係合部とが係合していないと
    きでも、前記補助側壁の天板側は前記第1と第3の側壁
    とオーバーラップしており、 前記シールドカバーの前記開放面から当該シールドカバ
    ー内に収納した前記ケースに形成されるとともに前記第
    1の係合部近傍に位置するように設けた突部が、前記第
    1と第3の側壁に当接して、前記第1の係合部のある前
    記第1と第3の側壁が内側に撓まないように規制されて
    いることを特徴とするシールド構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ケースは前記電
    子回路を備えた絶縁性のモールドケースであり、前記モ
    ールドケースの抜け止めのための抜け止め用爪が前記い
    ずれかの側壁の先端に設けてあることを特徴とするシー
    ルド構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記抜け止め用爪は
    前記第1および/または第3の側壁に設けられており、
    前記シールドカバーが取り付けられるプリント基板に形
    成された孔に挿入される固定用爪が第2及び第4の側壁
    の先端に設けられていることを特徴とするシールド構
    造。
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