JP2000213088A - 壁形成用ユニット及び木造建築物の建築方法 - Google Patents

壁形成用ユニット及び木造建築物の建築方法

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JP2000213088A
JP2000213088A JP11012475A JP1247599A JP2000213088A JP 2000213088 A JP2000213088 A JP 2000213088A JP 11012475 A JP11012475 A JP 11012475A JP 1247599 A JP1247599 A JP 1247599A JP 2000213088 A JP2000213088 A JP 2000213088A
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JP
Japan
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wall forming
forming unit
building
wall
column
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Taisuke Nagashima
泰介 長島
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Sumitomo Forestry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品数及び重量の増加を抑えつつ工場等
における事前組立ができ、現場作業の負担を軽減するこ
とのできる壁形成用ユニット、及び該壁形成用ユニット
を用いた効率的且つ経済的な木造建築物の建築方法を提
供する。 【解決手段】 壁形成用ユニット1は、少なくとも一本
の柱材11と少なくとも二本の筋交い材12,12を、
一本の上記柱材11及び二本の上記筋交い材12,12
からなる少なくとも一つの三角形状の剛性構造13を有
するように、結合させて一体化させてなる。木造建造物
の建築方法は、壁形成用ユニット1を用いて木造建築物
における壁部を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁形成用ユニット
及び木造建築物の建築方法に関し、詳しくは、部品数及
び重量の増加を抑えつつ工場等における事前組立がで
き、現場作業の負担を軽減することのできる壁形成用ユ
ニット、及び該壁形成用ユニットを用いた効率的且つ経
済的な木造建築物の建築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の木造軸組構法においては、基礎
上に土台を敷き込み、柱と梁を建て、仮止めとして
仮筋かいを設け、建て入れ直しを行った後、本筋かい
を固定する、という工程で建て方が行われていたが、近
年では、現場の作業負担の軽減、工期短縮などを目的と
して、柱と上下の枠材とからなる枠体に耐力面材を張り
付けた耐力パネルや、耐力面材と筋交いとからなる耐力
パネルであって柱間に取り付けるもの等が提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの耐力
パネルは、パネル化するために枠材等が必要であるため
に部品数や重量、コストが増加するという問題がある。
また、従来の耐力パネルは、現場における取り付けが困
難である等の施工性の問題を有していた。
【0004】従って、本発明の目的は、部品数及び重量
の増加を抑えつつ工場等において事前組立ができ、現場
作業の負担を軽減することのできる壁形成用ユニット、
及び該壁形成用ユニットを用いた効率的且つ経済的な木
造建築物の建築方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、少なくとも一本の柱材と少なくとも二本の筋交い材
を、一本の上記柱材及び二本の上記筋交い材からなる少
なくとも一つの三角形状の剛性構造を有するように、結
合させて一体化させてなることを特徴とする壁形成用ユ
ニットを提供することにより、上記の目的を達成したも
のである。請求項2に記載の発明は、二本の上記柱材と
三本以上の上記筋交い材とからなり、二本の上記柱材は
所定の間隔を開けて互いに平行に配されており、上記筋
交い材が、二本の上記柱材間にZ字形状又はW字形状を
なすように配されている請求項1記載の壁形成用ユニッ
トを提供することにより、上記の目的を達成したもので
ある。請求項3に記載の発明は、一本の上記柱材と二本
の上記筋交い材とからなり、上記両筋交い材の一端部は
互いに結合されており、該両筋交い材の他端部は上記柱
材の上端部及び上記柱材の下端部にそれぞれ結合されて
いる請求項1記載の壁形成用ユニットを提供することに
より、上記の目的を達成したものである。
【0006】請求項4に記載の発明は、木造建造物の建
築方法であって、請求項1〜3の何れかに記載の壁形成
用ユニットを用いて、上記木造建築物における壁部を形
成することを特徴とする木造建築物の建築方法を提供す
ることにより、上記の目的を達成したものである。請求
項5に記載の発明は、上記壁形成用ユニットを、基礎上
に敷設した長尺状の鋼製土台を介して該基礎上に固定す
る請求項4記載の木造建築物の建築方法を提供すること
により、上記の目的を達成したものである。
【0007】請求項6に記載の発明は、請求項2記載の
壁形成用ユニットにおける上記柱材に、請求項3記載の
壁形成用ユニットにおける互いに結合された筋交い材の
端部を結合させ、該両壁形成用ユニットを用いて断面L
字状のコーナー壁部又は断面直線状の幅広の壁部を形成
する請求項4又は5記載の木造建築物の建築方法を提供
することにより、上記の目的を達成したものである。請
求項7に記載の発明は、上記壁形成用ユニットを複数用
いて階の総ての壁部を形成すると共に、該各壁形成用ユ
ニット上に配設する梁材の成を統一する請求項4〜6の
何れかに記載の木造建築物の建築方法を提供することに
より、上記の目的を達成したものである。
【0008】請求項8に記載の発明は、開口部の上部
に、梁材を補強する梁補強ユニットを固定する請求項7
記載の木造建築物の建築方法を提供することにより、上
記の目的を達成したものである。請求項9に記載の発明
は、上記壁形成用ユニットにおける柱材の上端部を、該
柱材の軸部に固定される棒状の接続部材を介して該壁形
成用ユニット上に配設される梁材に固定する請求項4〜
8の何れかに記載の木造建築物の建築方法を提供するこ
とにより、上記の目的を達成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の壁形成用ユニット
及び木造建築物の建築方法それぞれの好ましい実施形態
について図面を参照しながら説明する。ここで、図1は
本発明の壁形成用ユニットの第1及び第2の実施形態を
示す斜視図であり、図2は図1の壁形成用ユニットを用
いて構築した木造建築物の要部を示す概略斜視図であ
り、図3は図2の木造建築物における柱材と梁材との結
合部を示す分解斜視図であり、図4は図2の木造建築物
における梁補強ユニットを示す斜視図である。
【0010】先ず、本発明の壁形成用ユニットの好まし
い実施形態について説明する。第1実施形態の壁形成用
ユニット1Aは、図1(a)に示されるように、二本の
柱材11,11と三本の筋交い材12,12・を、結合
させて一体化させてなり、該壁形成用ユニット1Bに
は、一本の柱材11及び二本の筋交い材12,12から
なる二つの三角形状の剛性構造が形成されている。第1
実施形態の壁形成用ユニット1Aにおける二本の上記柱
材11A,11Bは所定の間隔を開けて互いに平行に配
されており、三本の上記筋交い材12,12・が、二本
の上記柱材11A,11B間にZ字形状をなすように配
されている。
【0011】そして、一方の柱材11Aと、三本の上記
筋交い材12,12・の内の上部に配された筋交い材1
2及び中央部に配された筋交い材12とにより、一つの
三角形状の剛性構造13Aが形成されており、他方の柱
材11Bと、三本の上記筋交い材12,12・の内の中
央に配された筋交い材12及び下部に配された筋交い材
12とにより、もう一つの三角形状の剛性構造13Bが
形成されている。
【0012】上部に配された筋交い材12の傾斜上端
は、柱材11Bの上端部側面に固定されており、下部に
配された筋交い材12の傾斜下端は、柱材11Aの下端
部側面に固定されている。上部に配された筋交い材12
と下部に配された筋交い材12とは互いに平行で同じ長
さを有している。両筋交い材12,12を互いに平行で
同じ長さとすれば、部材の標準化を図ることができるの
で好ましい。尚、柱材11A,11B間の間隔W1(図
1参照)は、通常60〜200cm、好ましくは90〜
150cmである。
【0013】尚、本発明における剛性構造とは、一本の
柱材及び二本の筋交い材からなる三角形状の枠構造であ
って、ねじれ等を生じずに、略一平面状の形態を維持し
得る程度の剛性を持つものをいう。
【0014】第2実施形態の壁形成用ユニット1Bは、
図1(b)に示されるように、一本の柱材11と二本の
筋交い材12,12・とを、結合させて一体化させてな
り、該壁形成用ユニット1Bには、一本の柱材11及び
二本の筋交い材12,12からなる一つ三角形状の剛性
構造13が形成されている。
【0015】第1実施形態の壁形成用ユニット1Bにお
ける二本の上記筋交い材12,12の内の上部に配され
た筋交い材12の傾斜上端は、上記柱材11の上端部側
面に固定され、二本の上記筋交い材12,12の内の下
部に配された筋交い材12の傾斜下端は、上記柱材11
の下端部側面に固定されている。上部に配された筋交い
材12と下部に配された筋交い材12とは、互いに同じ
長さを有しており、互いに一端部において結合されてい
る。尚、柱材11と互いに結合された筋交い材12の端
部先端までの距離W2(図1参照)は、通常60〜20
0cm、好ましくは90〜150cmである。
【0016】尚、壁形成用ユニット1Aにおける一対の
柱材11A,11Bと、壁形成用ユニット1Bにおける
柱材11とは、同一の長さを有しており、両壁形成用ユ
ニット1A,1Bそれぞれにおける柱材11と筋交い材
12との結合部、及び筋交い材同士の結合部には、かす
がいや、プレート状の金物、筋交い材に固定される固定
部と柱材又は他の筋交い材に固定される固定部とを備え
た金物等、適宜の接合金物が用いられている。
【0017】次に、上述した両壁形成用ユニット1A,
1Bを用いた木造建築物の建築方法、即ち本発明の木造
建築物の建築方法の好ましい一実施形態について図2を
参照しながら説明する。
【0018】本実施形態の木造建築物の建築方法におい
ては、先ず、公知の方法を用いて基礎2を形成する。次
いで、所定の長さを有する長尺状の鋼製土台3を該基礎
上に固定する。上記鋼製土台3としては、一端部又は両
端部に柱材11の載置部を有する鋼製土台を用いる。よ
り具体的には、上方が開放された断面コ字形状の形態を
有する鋼製土台3を用い、両端部に柱材の載置部を有す
る鋼製土台3Aと、一端部にのみ柱材の載置部を有する
鋼製土台3Bの二種類を用いる。
【0019】一方の鋼製土台3Aは、上記壁形成用ユニ
ット1Aを基礎2上に立設させるための土台であり、両
端部に壁形成用ユニット1Aにおける柱材11の下端部
を嵌合させてボルト等にて固定し得る柱材の載置部を有
している。他方の鋼製土台3Bは、上記壁形成用ユニッ
ト1Bを基礎2上に立設させるための土台であり、一端
部に壁形成用ユニット1Bにおける柱材11の下端部を
嵌合させてボルト等にて固定し得る柱材の載置部を有し
ている。各鋼製土台3A,3Bは、長手方向の両端部近
傍に固定用孔(図示せず)を有しており、該各固定用孔
にアンカーボルトを挿通させナット締めすることにより
上記基礎上に固定される。
【0020】鋼製土台3Aは、その複数を基礎2上に適
宜の間隔を開けて配設し、鋼製土台3Bは、柱材の載置
部を有しない側の端部31を何れかの鋼製土台3Aの端
部に当接ないし近接させて配設する。
【0021】そして、壁形成用ユニット1Aを各鋼製土
台3A上に立設させ、壁形成用ユニット1Bを各鋼製土
台3B上に立設させる。両壁形成用ユニット1A,1B
は、通常、工場等において予め組み立てられ、トラック
等にて現場に搬入される。壁形成用ユニット3Bは、隣
接する壁形成用ユニット3Aを立設させた後に、互いに
結合された筋交い材の端部14を該壁形成用ユニット3
Aにおける柱材11に結合させるようにして立設させ
る。二本の柱材11を有する壁形成用ユニット3Aと、
一本の柱材11を有する壁形成用ユニット3Bを、この
ように結合させて立設させれば、柱材を重複させること
なく、断面L字状のコーナー壁部6や断面直線状の幅広
の壁部を、効率的且つ経済的に形成することができる。
壁形成用ユニット3Bにおける互いに結合された筋交い
材の端部14と、壁形成用ユニット3Aにおける柱材1
1との結合部には、かすがいの他、従来公知の各種の接
合金物を用いることができる。
【0022】複数の壁形成用ユニット1A,1Bを用い
て階の総ての壁部を形成した後、図2に示すように、成
の統一された二階の床梁材4の複数を、壁形成用ユニッ
ト1A,1B上に固定する。各床梁材4の固定に際して
は、壁形成用ユニット1A,1Bにおける各柱材11の
上端部を床梁材4に固定する。各柱材11の上端部を梁
材4に固定させる際には、図3に示されるように、該各
柱材11の軸部に嵌合固定された棒状の接続部材7を床
梁材4の下端面に開口する嵌合穴(図示せず)に嵌合さ
せる。梁材4の固定により、各壁形成用ユニット1A,
1Bが互いに連結され、安定した軸組構造が構築され
る。
【0023】壁形成用ユニット1により形成された壁部
間に開口部を形成させる場合には、開口部の上部に、梁
材4を補強する梁補強ユニット8を固定する。図4に示
す梁補強ユニット8は、一対の斜材81,81、下弦材
82及び鉛直材83からなり、各構成要素は互い結合さ
れて一体化されている。このような梁補強ユニット8を
開口部の上部に固定すれば、開口部の上部に成の異なる
梁材を用いずに、幅広の開口部を形成することができ
る。また、梁補強ユニット8は、工場にて生産し、現場
に搬入することができるので、現場作業の負担が軽減さ
れる。
【0024】二階建て以上の建物を建築する場合には、
上述のようにして構築された建物の一階部分の軸組の上
方に更に壁形成用ユニット1A,1Bを用いて二階部分
の軸組を構築する。二階部分に壁形成用ユニット1A,
1Bを配設する場合にも、一階部分に壁形成用ユニット
1A,1Bを配設する場合と同様にして行えば良い。三
階以上の場合も同様である。尚、梁材4上に壁形成用ユ
ニット1A,1Bを立設させる際には、図3に示される
ように、該梁材4の上面上の所定の箇所に棒状の接続部
材9を立設し、該接続部材9を、各壁形成用ユニット1
A,1Bにおける各柱材11の軸部に形成した嵌合穴
(図示せず)に嵌合させることが好ましい。最上階に配
設した壁形成用ユニット上には、小屋梁を上記梁材4と
同様にして固定し、適宜の方法により小屋組を構築す
る。
【0025】第1及び第2実施形態の壁形成用ユニット
によれば、以下の効果が奏される。 工場生産率を高めることができ、工期の短縮及び生産
性の向上を図ることができる。仮筋かい材を大幅に減
らすことができる。建て入れ作業が容易となる。柱
や梁の仕口加工の形状は、従来のものと同様とすること
ができるので、柱や梁を加工するプレカット工場の現状
の資産を活かすことができる。従来のたすき掛け状に
配された筋交いに比べて、材積・部品点数あたりの構造
上の効率が良いので、高剛性でかつ高耐力の建物を構築
することができる。
【0026】また、上述した実施形態の木造建築物の建
築方法によれば、上記の壁形成用ユニットを用いている
ため、該壁形成用ユニットにより奏される各種の優れた
効果が奏される。また、鋼製土台3を介在させて壁形成
用ユニット1A,1Bを該基礎上に固定してあるため、
木製の土台を用いる必要がなくなり、木製の土台を用い
ることによる現場作業の負担を軽減することができる。
また、一端部又は両端部に柱材の載置部を有する鋼製土
台を用いているため、壁形成用ユニット1A,1Bを安
定に基礎4に立設させることができ、施工時における作
業性が向上すると共に、高耐力の建物を構築することが
できる。また、成の統一された二階の床梁材4を用いて
いるため、壁形成用ユニット1A及び壁形成用ユニット
1Bの二種類の壁形成用ユニットのみを用いて、壁部を
形成することができるので、より効率的且つ経済的に木
造建築物を構築することができる。
【0027】以上、本発明の壁形成用ユニット及び木造
建築物の建築方法の実施形態について説明したが、本発
明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能で
ある。
【0028】例えば、本発明に係る壁形成用ユニット
は、二本の柱材と四本の筋交い材とからなる壁形成用ユ
ニットであって、互いに平行に配された二本の柱材間に
四本の筋交い材がW字形状をなすように配されているも
のであっても良い。
【0029】また、木造建築物の建築方法は、特に住宅
の建築に適しており、平屋、二階建ての建物の他、三階
以上の建物にも適用することができる。また、基礎上に
鋼製土台3A,3Bを固定する順序や、基礎や二階以上
における床梁上に両壁形成用ユニット1A,1Bを立設
させる順序等は、現場における作業性を考慮して適宜の
順序で行うことができる。各壁形成用ユニットを、鋼製
土台を介さずに基礎上に固定しても良い。
【0030】また、各壁形成用ユニット1を立設させる
位置等は、住宅のプラン等に応じて適宜に決定すれば良
く、一対の柱材11,11を備えた壁形成用ユニット1
Aのみを用いて各階又は建物の総ての壁部を形成しても
良い。また、壁形成用ユニットは、一面に耐力パネルを
貼り合わたものであっても良い。
【0031】尚、壁形成用ユニットにより形成される壁
部は、通常、壁の下地となり、通常公知の各種の作業を
施されて壁に形成される。離隔配置された壁形成用ユニ
ット間は、開口部としても良いし、適宜筋交い材や耐力
パネルを配して壁を形成しても良い。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、部品数及び重量の増加
を抑えつつ工場等における事前組立ができ、現場作業の
負担を軽減することのできる壁形成用ユニット、及び該
壁形成用ユニットを用いた効率的且つ経済的な木造建築
物の建築方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の壁形成用ユニットの第1及び
第2の実施形態を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1の壁形成用ユニットを用いて構築
した木造建築物の要部を示す概略斜視図である。
【図3】図3は、図2に示す木造建築物における柱材と
梁材との結合部を示す分解斜視図である。
【図4】図4は、図2に示す木造建築物における梁補強
ユニットを示す斜視図である。
【符号の説明】
1,1A,1B 壁形成用ユニット 11 柱材 12 筋交い材 13 三角形状の剛性構造 14 互いに結合された筋交いの端部 2 基礎 3 鋼製土台 4 梁材(二階の床梁材) 7 棒状の接続部材 8 梁補強ユニット

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一本の柱材と少なくとも二本
    の筋交い材を、一本の上記柱材及び二本の上記筋交い材
    からなる少なくとも一つの三角形状の剛性構造を有する
    ように、結合させて一体化させてなることを特徴とする
    壁形成用ユニット。
  2. 【請求項2】 二本の上記柱材と三本以上の上記筋交い
    材とからなり、 二本の上記柱材は所定の間隔を開けて互いに平行に配さ
    れており、上記筋交い材が、二本の上記柱材間にZ字形
    状又はW字形状をなすように配されている請求項1記載
    の壁形成用ユニット。
  3. 【請求項3】 一本の上記柱材と二本の上記筋交い材と
    からなり、 上記両筋交い材の一端部は互いに結合されており、該両
    筋交い材の他端部は上記柱材の上端部及び上記柱材の下
    端部にそれぞれ結合されている請求項1記載の壁形成用
    ユニット。
  4. 【請求項4】 木造建造物の建築方法であって、請求項
    1〜3の何れかに記載の壁形成用ユニットを用いて、上
    記木造建築物における壁部を形成することを特徴とする
    木造建築物の建築方法。
  5. 【請求項5】 上記壁形成用ユニットを、基礎上に敷設
    した長尺状の鋼製土台を介して該基礎上に固定する請求
    項4記載の木造建築物の建築方法。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の壁形成用ユニットにおけ
    る上記柱材に、請求項3記載の壁形成用ユニットにおけ
    る互いに結合された筋交い材の端部を結合させ、該両壁
    形成用ユニットを用いて断面L字状のコーナー壁部又は
    断面直線状の幅広の壁部を形成する請求項4又は5記載
    の木造建築物の建築方法。
  7. 【請求項7】 上記壁形成用ユニットを複数用いて階の
    総ての壁部を形成すると共に、該各壁形成用ユニット上
    に配設する梁材の成を統一する請求項4〜6の何れかに
    記載の木造建築物の建築方法。
  8. 【請求項8】 開口部の上部に、梁材を補強する梁補強
    ユニットを固定する請求項7記載の木造建築物の建築方
    法。
  9. 【請求項9】 上記壁形成用ユニットにおける柱材の上
    端部を、該柱材の軸部に固定される棒状の接続部材を介
    して該壁形成用ユニット上に配設される梁材に固定する
    請求項4〜8の何れかに記載の木造建築物の建築方法。
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