JP2000211754A - シ―ト材処理装置及び画像読取装置 - Google Patents

シ―ト材処理装置及び画像読取装置

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JP2000211754A
JP2000211754A JP11013129A JP1312999A JP2000211754A JP 2000211754 A JP2000211754 A JP 2000211754A JP 11013129 A JP11013129 A JP 11013129A JP 1312999 A JP1312999 A JP 1312999A JP 2000211754 A JP2000211754 A JP 2000211754A
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sheet
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roller
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JP11013129A
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Hideyuki Terajima
英之 寺嶋
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート材処理部で処理されるシート材のサイ
ズより小さいサイズの複数枚の原稿を該シート材のサイ
ズのものとしてまとめて処理することを可能とするシー
ト材搬送装置及び画像読取装置を提供する。 【解決手段】 搬送ローラ3と、前記搬送ローラ3より
も遅い速度の分離ローラ1を有する分離給送手段と、前
記搬送ローラ3の回転駆動力を分離ローラ1へと伝達す
ると共に分離ローラ1を一旦停止させて次に給送するシ
ート材との間に間隔を設ける駆動力伝達手段と、所定の
間隔以上離れて搬送されるシート材を複数枚として検知
するシート材検知手段とを有し、所定の搬送方向長さ以
下のシート材を給送した際の前記駆動力伝達手段により
設けられるシート材の間隔を、前記シート材検知手段が
複数枚として検出可能な前記所定の間隔よりも小さく設
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシート材を処理手段
へと搬送するシート材処理装置及び、搬送されたシート
材の画像情報を読み取るファクシミリなどの画像読取装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりファクシミリ等の画像読取装置
の原稿(シート材)の自動給紙部にはメカニカルタイ
マ、ワンウエイクラッチと分離ローラと給紙ローラの周
速差によって、1枚づつに分離された原稿のページ間
(間隔)を一定に保つ技術が用いられている。
【0003】この技術の概略構成及び作動を以下簡単に
説明する。図7において、搬送ローラ201は金属シャ
フト201aとゴム部201bからなり、金属シャフト
201aの一端にシャフトと一体になって回転するよう
に2つの搬紙ローラギア202a,202bが取り付け
てある。
【0004】第1の搬紙ローラギア202aは読取モー
タ204と減速ギア203を介して接続されており、モ
ータ204のステップ角に対応して減速比Nで回転する
ようになっている。
【0005】分離ローラ205はホルダ部205aとゴ
ム部205bからなり、ホルダ205aの端面には突起
206が付いている。分離ローラシャフト207には突
起208aの付いた円盤状のメカニカルタイマ208が
シャフトと一体となって回転するように付いている。
【0006】突起206と突起208aは半径方向で同
位置になるように作られており、分離ローラシャフト2
07に分離ローラ205を取り付けて回転させたときに
シャフトとローラの間に一定角度だけの遊びがあるよう
になっている。
【0007】また、分離ローラシャフト207の一端に
は1方向にだけに駆動を伝えるワンウエイクラッチを内
蔵した分離ローラギア209が取り付けてあり、原稿搬
送方向にだけシャフトに駆動を伝える。分離ローラギア
209は連結ギア210を介して第2の搬送ローラギア
202bと連結されており、モータの駆動によって搬送
ローラと同方向に回転するようになっている。
【0008】以下動作について説明する。図8におい
て、205は原稿を給紙する分離ローラ、220は分離
ローラに対向する位置に配置され図示しない付勢手段に
より分離ローラに対して付勢力を受けている分離片、2
01は原稿の搬送スピードを決定する搬送ローラ、22
2は搬送ローラ201と板バネ221の圧接力により挟
持し原稿を搬送するためのコロ、223,224は原稿
をガイドする上/下の原稿ガイドである。225は画像
を読取るための読取部でコンタクトセンサが配置されて
いる。
【0009】次に図9を用いて2枚の原稿をセットした
ときの紙送りについて説明する。まず分離部にセットさ
れた原稿は分離ローラ205と分離片220によって下
の1枚だけが搬送される。この時、メカニカルタイマ部
(メカニカルタイマ208,突起206)は分離ローラ
205の突起208aの突起面208aaと突起206
の突起面206aが係合し分離ローラ205は所定の回
転数で回転している(図9(a))。
【0010】次に原稿が搬送ローラ201に噛み込まれ
読取部225へと搬送されていくと、ローラ径とギア比
から分離ローラ205<搬送ローラ201になるように
周速差が設計されているため、分離ローラ205の突起
面208aaと突起206の突起面206aは離れ、分
離ローラ205は原稿に引っ張られ、分離ローラシャフ
ト207より早く回転する(図9(b))。
【0011】さらに原稿が送られると分離ローラ205
の突起面206bとメカニカルタイマ208の突起面2
08abが係合し分離ローラシャフト207を所定のス
ピードより早く回転させる。すると、分離ローラギア2
09と分離ローラシャフト207はワンウエイクラッチ
で接続されているため、両者の伝達がきれ分離ローラシ
ャフト207は負荷なく回転することができる(図9
(c))。
【0012】さらに原稿が搬送され、分離ローラ205
から離れると、分離ローラ205は原稿からの駆動が切
れ、メカニカルタイマ8の突起面208aaと分離ロー
ラ205の突起面206aが係合して駆動が伝わるまで
停止する。この間、1枚目の原稿は搬送ローラ201に
よって搬送され、2枚目の原稿は分離ローラ205が再
び回転するまで止まっているため、原稿のページ間に隙
間ができる(図9(d))。
【0013】このページ間の隙間はメカニカルタイマ2
08のチャージ量θ2(図9(d)参照)で決まるため
常に一定である。そして、搬送ローラ201下流にある
図示しない原稿端センサでページ数をカウントすること
ができる。この技術の代表的なものとして特開昭63−
112332号公報に記載の技術がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術において以下の様な問題があった。
【0015】基本的に国内では原稿のサイズとしてB4
またはその半分のサイズのB5が多く使われている。そ
のため、通常のファクシミリでは最大B4幅サイズまで
読取及び記録が可能な構成となっているのが普通であ
り、記録紙はB4、B5の両サイズの受信に対応するた
め通常B4がセットされている。
【0016】このようにB4記録紙がセットされている
ことが多いファクシミリ(受信側)に上述したような自
動給紙機構を備えた読取装置(送信側のファクシミリ)
からB5原稿を複数枚送信した場合、送信データはB5
原稿1枚毎に作成され、受信側のファクシミリではB4
記録紙が使用されて下半分が余白の大きな受信画像が送
信枚数分だけ記録されてしまうことになり、無駄が多く
効率が悪い。
【0017】また、ファクシミリのコピー機能を使用し
た場合においても同様にB5原稿の画像情報をB4記録
紙にコピーすると、余白が大きく、無駄が多いといった
問題があった。
【0018】本発明は、上記した従来技術の問題を解決
するものであり、その目的とするところは、シート材処
理部で処理されるシート材のサイズより小さいサイズの
複数枚の原稿の画像情報を該シート材のサイズのものと
してまとめて処理することを可能とするようなシート材
搬送装置及び画像読取装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、複数枚のシート材を載置可能とす
るシート材載置部からシート材処理部へとシート材を搬
送するためのシート材搬送経路と、前記シート材搬送経
路に配置されてシート材を第1の速度で搬送する回転搬
送部材と、シート材を前記第1の速度よりも遅い第2の
速度で給送する回転給送部材と該回転給送部材に当接す
るように対向配置された分離部材とを有し、前記シート
材載置部に載置された複数枚のシート材を前記シート材
搬送経路へと一枚ずつ順次給送可能とする分離給送手段
と、 前記回転搬送部材に同期して回転する押圧部と、
該押圧部と同軸的に配置され前記回転給送部材に同期し
て回転する受圧部とを有し、前記押圧部と受圧部が当接
することによって前記回転搬送部材の回転駆動力を前記
回転給送部材へと伝達し、シート材が前記回転搬送部材
により第1の速度で搬送されている状態では前記回転給
送部材を該シート材により従動回転させると共に前記押
圧部と受圧部に発生する回転速度差により該押圧部と受
圧部を離間させ、シート材が前記回転給送部材から離れ
た際には離間した前記押圧部と受圧部が再度当接するま
での間該回転給送部材を一旦停止させ次に給送するシー
ト材との間に間隔を設ける駆動力伝達手段と、所定の間
隔以上離れて搬送されるシート材に対しそれぞれのシー
ト材が搬送されたことを検知可能とするシート材検知手
段と、を備えたシート材処理装置であって、所定の搬送
方向長さ以下のシート材を給送した際の前記駆動力伝達
手段により設けられるシート材の間隔を、前記シート材
検知手段が複数枚として検出可能な前記所定の間隔より
も小さく設定したことを特徴とする。
【0020】前記シート材検知手段は、搬送されるシー
ト材に当接する回動部材を有し、シート材の先端検知位
置と後端検知位置とを搬送方向に離れた位置で順次検知
するものであり、連続して搬送されるシート材の間隔が
前記シート材の先端検知位置と後端検知位置の間隔より
も大きい場合にそれぞれのシート材が搬送されたことを
検知可能とすることも好適である。
【0021】前記シート材検知手段は、連続して搬送さ
れるシート材の間隔が前記所定の間隔よりも小さいこと
を検知可能とし、前記処理手段は、前記シート材検知手
段により連続して搬送されるシート材の間隔が前記所定
の間隔よりも小さいことが検知された場合に、該検知さ
れた間隔の前後のシート材を1枚のシート材として処理
可能とすることも好適である。
【0022】前記所定の搬送方向長さ以下のシート材と
は、前記シート材処理部において一枚として処理される
最大シート材サイズの搬送方向長さの略半分以下の搬送
方向長さを有することも好適である。
【0023】画像読取装置にあっては、上記記載のシー
ト材処理装置と、前記シート材処理装置の処理手段に搬
送されたシート材の画像情報を読み取る画像読取手段を
備えたことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下本発明
の実施の形態1について図面を参照しながら説明する。
図1は本実施の形態の原稿給紙部及び画像読取部周辺を
現わした断面図である。
【0025】図1おいて、1はシート材搬送経路Hにお
いてシート材としての原稿を給紙する回転給送部材とし
ての分離ローラ、2は分離ローラに対向する位置に配置
され図示しない付勢手段により分離ローラ1に対して付
勢力を受けている分離部材としての分離片、3は原稿の
搬送スピードを決定する回転搬送部材としての搬送ロー
ラ、4は搬送ローラ3と挟持し原稿を搬送するため回動
自在に取り付けられたコロ、5,6は原稿をガイドする
上原稿ガイド、下原稿ガイドである。
【0026】7は原稿先端および後端を検知するための
シート材検知手段としての原稿端検出センサであり、8
はシート材処理部として画像を読取るためのコンタクト
センサである。
【0027】次に各ローラの駆動方法について説明す
る。図2,図3において、搬送ローラ3は金属シャフト
3aとゴム部3bからなり、金属シャフト3aの一端に
シャフトと一体になって回転するように2つの搬紙ロー
ラギア10,11が取り付けてある。
【0028】第1の搬紙ローラギア10は読取モータ1
2と減速ギア13を介して接続されており、モータのス
テップ角に対応して減速比Nで回転するようになってい
る。分離ローラ1は金属シャフト1aとゴム部1bから
なり、ゴム1bはシャフト1aに圧入されておりシャフ
トと一体になって回転する。
【0029】14は分離ローラギアでありシャフト1a
に回転自在に取り付けられている。分離ローラギア14
の片側端面には押圧部としての突起15がついている。
16はメカニカルタイマであり、円盤とそこから半径方
向に伸びた受圧部としての突起17を有し、シャフト1
aと一体になって回転するように取り付けられている。
【0030】突起15と突起17は同軸的に配置され、
かつ半径方向および幅方向で同位置になるように構成さ
れている。この構成により分離ローラ1と分離ローラギ
ア14は回転させたときに一定角度だけの遊びθ(図6
のθmax参照)があるようになっている。
【0031】分離ローラギア14は連結ギア18を介し
て第2の搬送ローラギア11と連結されており、モータ
12の駆動によって搬送ローラ3と同方向に回転するよ
うになっている。以下2枚のB5サイズ原稿を長手方向
が横(搬送方向に直交する方向)になるようにセットし
たときの原稿搬送動作について各ステップ(図4(a)
〜図5(c))に従い説明する。
【0032】まず分離部にセットされた原稿は、読取モ
ータ12〜減速ギア13〜搬紙ローラギア10,11〜
連結ギア18〜分離ローラギア14と駆動が伝達され、
さらに突起15と17が係合することで分離ローラ1に
駆動が伝えられ、分離ローラ1と分離片2によって1番
下の1枚の原稿だけが搬送される(図4(a),4
(b))。
【0033】さらに搬送すると、原稿の送り速度を決定
する搬送ローラ3に噛み込まれる。ここで搬送ローラ3
と分離ローラ1のそれぞれの紙送り速度は、搬送ローラ
3の速度>分離ローラ1の速度になるようにギア比とロ
ーラ径から調整されている。本実施の形態では分離ロー
ラ3の速度:搬送ローラ1の速度=1:1.1165に
なるようになっている。
【0034】このように下流側のローラを上流側のロー
ラより速くすると、両ローラ間で原稿に張力がかかり、
摩擦力の低い方が滑りまた、駆動系にも大きな負荷がか
かるが、上述したように分離ローラギア14と分離ロー
ラ1の間にはメカタイマの分だけ遊びがあるため、原稿
は搬送ローラ3のスピードで搬送され、分離ローラ1も
原稿に引っ張られて搬送ローラ3と同じスピードで回転
する(連れ回り)。
【0035】すなわち、分離ローラギア14は読取モー
タ12から伝達された所定のスピードで回転し、分離ロ
ーラ1は原稿に引っ張られてそれより速い搬送ローラ3
と同じ周速で回転する。このため、両ローラの周速差の
分だけ突起15と突起17に位相差ができる(図4
(c))。 原稿が搬送ローラ3を超えてさらに進む
と、シート材検知手段の回動部材であるアクチュエータ
21を回転させフォトインタラプト22をONにし、原
稿先端を検知する。
【0036】さらに搬送し1枚目の原稿の後端が分離ロ
ーラ1を抜けると、分離ローラ1を引っ張り回転さして
いる原稿の張力がなくなり、分離ローラギア14と分離
ローラ1を係合する突起15,17は離間しているた
め、分離ローラ1には駆動力が伝わらず停止する。
【0037】一方、分離ローラギア14はその間もモー
タから伝達される駆動により回転している。そのため、
離間していた分離ローラギア14の突起部15はメカニ
カルタイマ16の突起部17に再度係合する状態とな
る。
【0038】すると、分離ローラ1はモータの駆動力に
より所定のスピードで回転を始め、2枚目の原稿の搬送
を開始する(図5(a),図5(b))。
【0039】尚、前述したアクチュエータ21とフォト
インタラプタ22からなる原稿端検出センサ7は原稿先
端を検出する位置23と後端を検出する位置24が搬送
方向で異なる位置に存在するようになっており、1ペー
ジ目と2ページ目の間隔(以下この間隔のことをページ
間とも記載する)が先端検出位置23と後端検出位置2
4の距離Xより小さいと1ページと認識し、それより大
きい場合は次ページを認識するようになっている。すな
わち、所定の間隔以上離れて搬送される原稿に対しそれ
ぞれの原稿が搬送されたことを検知可能としている。
【0040】本実施の形態では、ページ間は上述した通
り、分離ローラ1と搬送ローラ3の周速差と原稿の長さ
で決まるようになっており、以下の式で表される。
【0041】搬送ローラの周速:S1(第1の速度) 分離ローラの周速:S2(第2の速度) 原稿の長さ:L1 ページ間:L2として、 L2=(1−S2/S1)×L1 ここで、本実施の形態ではB4原稿(L1max=36
4mm)を搬送したときはページ間L2を前記原稿の先
端検出位置23と後端検出位置24の距離Xより大きく
し、所定の搬送方向長さ以下のシート材としてのB5原
稿(L1min=182mmでありL1maxの略半分
以下)を搬送したときはページ間L2を距離Xより小さ
くなるように設定してある。 そのため、図5(c)に
示すようにB5原稿の場合は1枚目と2枚目のページ間
でページ間L2を認識せず、2枚目の後端ではじめて原
稿端検出センサがOFFになり、送信またはコピーした
ときに、B4記録紙1枚にB5原稿2枚が対応するよう
になる。
【0042】また、分離ローラギアの突起15とメカニ
カルタイマの突起17からなる最大遊び角θmax(図
6)は最大長さの原稿(本実施の形態ではB4縦)を搬
送しチャージされたときでもθmaxを超えないように
設計されている。
【0043】以上説明したように、このような構成とす
ることによってB4同士の複数枚コピーまたは複数枚送
信のときは普通にB4サイズで読取り記録を行い、原稿
がB5のときには複数枚セットしても2枚のB5原稿を
連続して1枚と読取るため、B4の記録画像にはB5の
原稿が2ページ分ずつ記録された画像(及び読み取り画
像)になり、記録紙の無駄が省ける。
【0044】本実施の形態ではB4とB5の関係であっ
たが、周速差の設定を変えればA4とA5の関係でも同
様の効果を得ることができる。
【0045】(第2の実施の形態)以下本発明の実施の
形態2について説明する。
【0046】第1の実施の形態では、シート材検知手段
(第1の実施の形態の原稿端検出センサ7)が回動する
アクチュエータ21によるもので、原稿の後端位置と先
端位置を検知する回動角度が異なり、所定の間隔(距離
X)以上離れて搬送される原稿に対しそれぞれの原稿が
搬送されたことを検知可能としたものであった。
【0047】これに対し第2の実施の形態では、シート
材検知手段を連続して搬送される複数枚(現実的には2
枚であるが、例えば搬送方向長さがB5縦寸法の1/3
程度の原稿では3枚ということも考えられる)の原稿の
ページ間が所定の間隔(実施の形態1の距離X)よりも
小さいことを検知することを可能としている。
【0048】このシート材検知手段の構成としては、第
1の実施の形態と同様のアクチュエータの検知精度を向
上させたものでも良いし、搬送される原稿によって光路
が遮られてON/OFFする遮光型センサ、あるいは原
稿の存在を検知する近接センサ等を採用し、センサのO
N/OFFタイミングをページ間のデータと比較するこ
とで検知することが可能である。
【0049】さらに、シート材検知手段が、原稿のペー
ジ間が所定の間隔よりも小さいことを検知した場合に、
検知された間隔の前後の原稿を一枚とみなす制御を行
う。
【0050】例えば、複数枚のB5原稿を処理する場合
には、一枚とみなされた2枚のB5原稿は、シート材処
理部として機能するコンタクトセンサ8により、1枚の
B4原稿が搬送されたものとして処理される。
【0051】3枚目と4枚目、及びそれ以降のB5原稿
の処理に対しては、コンタクトセンサ8の連続読み取り
時間により、B4以上の長さの原稿に対しては次のペー
ジで対応させる機能を備えることで複数枚のB5原稿を
2枚一組として1枚のB4原稿として対応させることが
可能である。
【0052】
【発明の効果】上記のように説明された本発明による
と、小さいサイズの複数枚のシート材をシート材処理部
においてより大きなシート材1枚が搬送されたものとし
て処理することが可能となり、シート材の処理性が向上
する。
【0053】シート材処理部で画像情報の読み取りが行
われるものでは、複数枚の原稿の画像情報をシート材処
理部で処理可能とされる、より大きなサイズのもの1枚
にまとめて読み取ることが可能となる。
【0054】例えば、B5サイズの原稿では、2枚のB
5原稿をB4原稿1枚として処理することができ、画像
情報を送信した場合に送信時間の短縮、記録紙の節約等
を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の画像読取装置の原稿給紙部の断面
構成説明図である。
【図2】実施の形態の画像読取装置の原稿給紙部の平面
図である。
【図3】実施の形態の画像読取装置の原稿給紙部の駆動
力伝達手段の構成説明図である。
【図4】実施の形態の画像読取装置の原稿給紙部の動作
シーケンスを説明する図である。
【図5】実施の形態の画像読取装置の原稿給紙部の動作
シーケンスを説明する図である。
【図6】実施の形態のメカニカルタイマを説明する図で
ある。
【図7】従来技術の原稿給紙部の構成説明図である。
【図8】従来技術の原稿給紙部の断面構成説明図であ
る。
【図9】従来技術の原稿給紙部の動作シーケンスを説明
する図である。
【符号の説明】
1 分離ローラ 2 分離片 3 搬送ローラ 4 コロ 5 上原稿ガイド 6 下原稿ガイド 7 原稿端検出センサ 8 コンタクトセンサ 10 第1の搬紙ローラギア 11 第2の搬紙ローラギア 13 減速ギア 14 分離ローラギア 15 突起 16 メカニカルタイマ 17 突起 18 連結ギア H シート材搬送経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F048 AA04 AB02 CC03 CC07 CC12 DA04 DC12 EB23 EB30 3F343 FA03 FB03 FC01 GA02 GB02 GC01 GD01 HA12 HB01 JA01 JD03 JD08 KA04 KA16 LA04 LA16 LC03 LC10 LC11 LC17 LD10 LD24 MA03 MA15 MA54 MB03 MB15 MC09 MC10 MC21 MC22 5C062 AA02 AB02 AB32 AC67 AC68 5C072 AA01 BA05 NA01 RA20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のシート材を載置可能とするシー
    ト材載置部からシート材処理部へとシート材を搬送する
    ためのシート材搬送経路と、 前記シート材搬送経路に配置されてシート材を第1の速
    度で搬送する回転搬送部材と、 シート材を前記第1の速度よりも遅い第2の速度で給送
    する回転給送部材と該回転給送部材に当接するように対
    向配置された分離部材とを有し、前記シート材載置部に
    載置された複数枚のシート材を前記シート材搬送経路へ
    と一枚ずつ順次給送可能とする分離給送手段と、 前記
    回転搬送部材に同期して回転する押圧部と、該押圧部と
    同軸的に配置され前記回転給送部材に同期して回転する
    受圧部とを有し、前記押圧部と受圧部が当接することに
    よって前記回転搬送部材の回転駆動力を前記回転給送部
    材へと伝達し、シート材が前記回転搬送部材により第1
    の速度で搬送されている状態では前記回転給送部材を該
    シート材により従動回転させると共に前記押圧部と受圧
    部に発生する回転速度差により該押圧部と受圧部を離間
    させ、シート材が前記回転給送部材から離れた際には離
    間した前記押圧部と受圧部が再度当接するまでの間該回
    転給送部材を一旦停止させ次に給送するシート材との間
    に間隔を設ける駆動力伝達手段と、 所定の間隔以上離れて搬送されるシート材に対しそれぞ
    れのシート材が搬送されたことを検知可能とするシート
    材検知手段と、 を備えたシート材処理装置であって、 所定の搬送方向長さ以下のシート材を給送した際の前記
    駆動力伝達手段により設けられるシート材の間隔を、前
    記シート材検知手段が複数枚として検出可能な前記所定
    の間隔よりも小さく設定したことを特徴とするシート材
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記シート材検知手段は、搬送されるシ
    ート材に当接する回動部材を有し、シート材の先端検知
    位置と後端検知位置とを搬送方向に離れた位置で順次検
    知するものであり、連続して搬送されるシート材の間隔
    が前記シート材の先端検知位置と後端検知位置の間隔よ
    りも大きい場合にそれぞれのシート材が搬送されたこと
    を検知可能とすることを特徴とする請求項1に記載のシ
    ート材処理装置。
  3. 【請求項3】 前記シート材検知手段は、連続して搬送
    されるシート材の間隔が前記所定の間隔よりも小さいこ
    とを検知可能とし、 前記処理手段は、前記シート材検知手段により連続して
    搬送されるシート材の間隔が前記所定の間隔よりも小さ
    いことが検知された場合に、該検知された間隔の前後の
    シート材を1枚のシート材として処理可能とすることを
    特徴とする請求項1に記載のシート材処理装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の搬送方向長さ以下のシート材
    とは、前記シート材処理部において一枚として処理され
    る最大シート材サイズの搬送方向長さの略半分以下の搬
    送方向長さを有することを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれか1項に記載のシート材処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    シート材処理装置と、 前記シート材処理装置の処理手段に搬送されたシート材
    の画像情報を読み取る画像読取手段を備えたことを特徴
    とする画像読取装置。
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