JP2000211520A - 物品収納具 - Google Patents

物品収納具

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JP2000211520A
JP2000211520A JP11019194A JP1919499A JP2000211520A JP 2000211520 A JP2000211520 A JP 2000211520A JP 11019194 A JP11019194 A JP 11019194A JP 1919499 A JP1919499 A JP 1919499A JP 2000211520 A JP2000211520 A JP 2000211520A
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建 岡野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉体の水平回動範囲を規制するための特別な
規制用付属品が不要である物品収納具を提供する。 【解決手段】 左側扉パネル7はヒンジ体38aを介し
て左側パネル4に取付けられ、ヒンジ体38aに形成さ
れた第1円筒部41が左側パネル4の前端縦部材15に
水平回動自在に外嵌され、第2円筒部42が左側扉パネ
ル7の基端縦部材36に水平回動自在に外嵌され、第1
円筒部41に第1切欠部55a,55bが形成され、第
2円筒部42に第2切欠部56a,56bが形成されて
いる。左側パネル4を構成する中間横部材11が第1切
欠部55bに嵌入して左側パネル4に対するヒンジ体3
8aの水平回動範囲を規制し、左側扉パネル7を構成す
る中間横部材32が第2切欠部56aに嵌入してヒンジ
体38aに対する左側扉パネル7の水平回動範囲を規制
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扉体を開いて、物
品収納部へ物品を出し入れする形式の物品収納具に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の物品収納具としては例え
ば実公平3−1340号公報が挙げられる。すなわち、
扉がヒンジ体を介して開閉自在に扉取付部に取付けられ
ている。上記扉は外枠にネットを張った枠板状に構成さ
れている。また、上記ヒンジ体は一方のヒンジ金具と他
方のヒンジ金具とに分割され、これら両ヒンジ金具は止
着具によって連結されている。
【0003】上記ヒンジ体は、扉取付部の取付側軸部に
水平回動自在に外嵌される円筒状の一方の軸受部と、扉
の扉側軸部に水平回動自在に外嵌される円筒状の他方の
軸受部とを有している。上記一方の軸受部の下端には一
方の切欠が形成され、他方の軸受部の上端には他方の切
欠が形成されている。また、上記取付側軸部の外周面に
は一方の突起が設けられ、扉側軸部の外周面には他方の
突起が設けられている。
【0004】そして、上記一方の突起が一方の切欠に嵌
入して取付側軸部に対するヒンジ体の水平回動範囲を規
制し、さらに、上記他方の突起が他方の切欠に嵌入して
ヒンジ体に対する扉側軸部の水平回動範囲を規制してい
る。また、上記止着具としては、ボルト,ナットが用い
られ、分割された両ヒンジ金具にそれぞれボルト孔が形
成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来形式では、
水平回動範囲を規制するために、取付側軸部の外周面と
扉側軸部の外周面とにそれぞれ小さな突起を特別に設け
る必要があるため、製作が面倒で、部品点数も増加して
しまうといった問題がある。
【0006】また、止着具で一方のヒンジ金具と他方の
ヒンジ金具とを連結する際、一方のヒンジ金具のボルト
孔と他方のヒンジ金具のボルト孔とが位置ずれして、止
着具の装着に手間取ってしまい、ヒンジ体の取付けが迅
速に行えないといった問題がある。さらに、一方のヒン
ジ金具と他方のヒンジ金具といった2種類の個々の部品
を用いるため、部品の種類が増加した。
【0007】本発明は、水平回動範囲を規制するための
突起等の特別な規制用付属品が不要であり、また、ヒン
ジ体の取付けが迅速に行えるとともに部品の種類が少な
い物品収納具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本第1発明における物品収納具は、物品を支持する底
体と、底体の側方に配設された側体と、側体に開閉自在
に設けられた扉体とを有し、上記扉体を開いて、物品収
納部へ物品を出し入れする物品収納具であって、上記側
体と扉体とはそれぞれ複数の縦部材と横部材とで構成さ
れ、上記扉体はヒンジ体を介して側体に取付けられ、上
記ヒンジ体は第1円筒部と第2円筒部とを有し、上記第
1円筒部は、側体の縦部材に、水平回動自在に外嵌さ
れ、上記第2円筒部は、扉体の縦部材に、水平回動自在
に外嵌され、上記第1円筒部の長手方向の端部に第1切
欠部が形成され、上記第2円筒部の長手方向の端部に第
2切欠部が形成され、上記側体の横部材が上記第1切欠
部に嵌入して側体に対するヒンジ体の水平回動範囲を規
制し、上記扉体の横部材が上記第2切欠部に嵌入してヒ
ンジ体に対する扉体の水平回動範囲を規制するものであ
る。
【0009】これによると、側体を構成する横部材と扉
体を構成する横部材とによって、ヒンジ体および扉体の
水平回動範囲が規制されるため、上記水平回動範囲を規
制するための特別な規制用付属品が不要になる。
【0010】本第2発明における物品収納具は、ヒンジ
体は、第1および第2円筒部の両軸心を含む断面に添っ
て、一方の本体部と他方の本体部とに分割され、上記一
方の本体部と他方の本体部との一端部同士が開閉自在に
一体につながっており、上記一方の本体部と他方の本体
部との他端部同士を閉じることによって第1および第2
円筒部が形成され、上記一方の本体部と他方の本体部と
の他端部同士を閉じた状態で固定する固定具が設けられ
ているものである。
【0011】これによると、一方の本体部の他端部と他
方の本体部の他端部とを開いた状態で、これら両本体部
間に側体の縦部材と扉体の縦部材とを位置させ、上記両
本体部の他端部同士を閉じる。これにより、第1円筒部
が側体の縦部材に外嵌されるとともに第2円筒部が扉体
の縦部材に外嵌される。そして、固定具で一方の本体部
と他方の本体部との他端部同士を閉じた状態で固定する
ことによって、ヒンジ体が取付けられる。
【0012】この際、一方の本体部と他方の本体部との
一端部同士が一体につながっているため、一方の本体部
と他方の本体部とが位置ずれするようなことはなく、し
たがって、迅速にヒンジ体を取付けることができ、さら
に、部品の種類を1種類に減らすことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図13に基づいて説明する。
【0014】図9〜図12に示すように、1は物品収納
具であり、物品2を支持する底体3と、底体3の左側に
配設された左側パネル4(側体の一例)と、底体3の右
側に配設された右側パネル5(側体の一例)と、底体3
の後側に配設された後側パネル6と、上記左側パネル4
に開閉自在に設けられた左側扉パネル7(扉体の一例)
と、上記右側パネル5に開閉自在に設けられた右側扉パ
ネル8(扉体の一例)とを有している。これにより、底
体3上には、左側パネル4と右側パネル5と後側パネル
6と左および右側扉パネル7,8とで囲まれた物品収納
部9が形成される。
【0015】図11に示すように、上記左側パネル4
は、四角形状の外枠材10と、この外枠材10の内側に
格子状に設けられた複数の中間横部材11および中間縦
部材12とで構成されている。また、上記外枠材10
は、上端横部材13と、下端横部材14と、これら上お
よび下端横部材13,14の前端間に設けられた前端縦
部材15と、上および下端横部材13,14の後端間に
設けられた後端縦部材16とで構成されている。
【0016】また、右側パネル5も上記左側パネル4と
同様に構成されている。
【0017】さらに、図9に示すように、上記後側パネ
ル6は、四角形状の外枠材19と、この外枠材19の内
側に格子状に設けられた複数の中間横部材20および中
間縦部材21とで構成されている。また、上記外枠材1
9は、上端横部材22と、下端横部材23と、これら上
および下端横部材22,23の左端間に設けられた左端
縦部材24と、上および下端横部材22,23の右端間
に設けられた右端縦部材25とで構成されている。
【0018】上記底体3の後端部は、ヒンジ具(図示せ
ず)を介して、後側パネル6の下端横部材23に上下回
動自在に取付けられている。そして、底体3は、水平姿
勢で左側パネル4の下端横部材14と右側パネル5の下
端横部材14とによって支持され、図11の仮想線で示
すように跳ね上げることによって後側パネル6の前面側
へ折り畳まれる。
【0019】上記左側パネル4の後端縦部材16と後側
パネル6の左端縦部材24とは一方の連結具27を介し
て連結されている。また、上記右側パネル5の後端縦部
材16と後側パネル6の右端縦部材25とは他方の連結
具28を介して連結されており、図13に示すように、
右側パネル5は後部縦軸心29を中心として後側パネル
6の前面側へ回動し折畳み可能に構成されている。ま
た、図9に示すように、左側パネル4の下端横部材14
の前端部と右側パネル5の下端横部材14の前端部と後
側パネル6の下端横部材23の左右両端部とにはそれぞ
れ、遊転自在な車輪17(キャスター)が設けられ、こ
れにより、物品収納具1を移動させることができる。
【0020】図9,図10に示すように、上記左側扉パ
ネル7は、四角形状の外枠材31と、この外枠材31の
内側に格子状に設けられた複数の中間横部材32および
中間縦部材33とで構成されている。また、上記外枠材
31は、上端横部材34と、下端横部材35と、これら
上および下端横部材34,35の左端間に設けられた基
端縦部材36と、上および下端横部材34,35の右端
間に設けられた遊端縦部材37とで構成されている。ま
た、右側扉パネル8も上記左側扉パネル7と同一に構成
されている。
【0021】上記左側扉パネル7は上下一対のヒンジ体
38a,38bを介して左側パネル4に取付けられ、同
様に、右側扉パネル8はヒンジ体38a,38bを介し
て右側パネル5に取付けられている。
【0022】図1,図7,図8に示すように、上記各ヒ
ンジ体38a,38bはそれぞれ、第1円筒部41と、
第2円筒部42と、これら両円筒部41,42間に連設
された平坦部43とを有している。また、上記各ヒンジ
体38a,38bはそれぞれ、第1円筒部41の軸心4
4と第2円筒部42の軸心45とを含む縦断面に添っ
て、一方の本体部46と他方の本体部47とに分割され
ている。
【0023】そして、一方の本体部46と他方の本体部
47との第1円筒部41側に位置する端部(一端部)同
士が開閉自在に一体につながっており、一方の本体部4
6と他方の本体部47との第2円筒部42側に位置する
端部(他端部)同士を閉じることによって上記両円筒部
41,42が形成される。
【0024】また、上記平坦部43にはネジ孔48が上
下一対形成され、一方の本体部46と他方の本体部47
とを閉じた場合、一方の本体部46の平坦部43と他方
の本体部47の平坦部43とが当接するとともに、一方
の本体部46のネジ孔48と他方の本体部47のネジ孔
48とが一致する。さらに、一方の本体部46の他端部
には、両本体部46,47を閉じた際、他方の本体部4
7の他端部の外側に重複する重複片49が形成されてい
る。図8に示すように、両本体部46,47を閉じた状
態で各ネジ孔48にネジ50を挿通しナット51で締め
付けることによって、両本体部46,47が閉じた状態
で固定される。尚、上記ネジ50,ナット51は固定具
の一例である。
【0025】上記第1円筒部41は、左側および右側パ
ネル4,5の各前端縦部材15に、水平回動自在に外嵌
されている。また、第2円筒部42は、左側および右側
扉パネル7,8の各基端縦部材36に、水平回動自在に
外嵌されている。尚、上記第1円筒部41と前端縦部材
15との間には樹脂製の円筒状の保護スリーブ52が介
装され、また、第2円筒部42と基端縦部材36との間
にも樹脂製の円筒状の保護スリーブ53が介装されてい
る。
【0026】図1,図2,図8に示すように、上記第1
円筒部41の上下両端部にはそれぞれ上部第1切欠部5
5aと下部第1切欠部55bとが形成されている。これ
ら第1切欠部55a,55bはそれぞれ第1円筒部41
の周方向へほぼ3/4の範囲にわたり形成されている。
【0027】また、上記第2円筒部42の上下両端部に
はそれぞれ上部第2切欠部56aと下部第2切欠部56
bとが形成されている。これら第2切欠部56a,56
bはそれぞれ第2円筒部42の周方向へ扇状の範囲にわ
たり形成されている。
【0028】図1,図2,図9に示すように、左側の上
部のヒンジ体38aの下部第1切欠部55bには上記左
側パネル4の上位の中間横部材11が嵌入され、かつ、
上部第2切欠部56aには左側扉パネル7の上位の中間
横部材32が嵌入されている。これにより、上記左側の
上部のヒンジ体38aは左側パネル4の上位の中間横部
材11によって支持され、上記左側扉パネル7は上記ヒ
ンジ体38aによって支持される。
【0029】また、図9に示すように、左側の下部のヒ
ンジ体38bの上部第1切欠部55aには上記左側パネ
ル4の下位の中間横部材11が嵌入され、かつ、下部第
2切欠部56bには左側扉パネル7の下位の中間横部材
32が嵌入されている。これにより、上記左側の下部の
ヒンジ体38bは左側扉パネル7の下位の中間横部材3
2によって支持されている。
【0030】図1,図2に示すように、上記左側扉パネ
ル7を閉じた場合、上部のヒンジ体38aの下部第1切
欠部55bの一側端Aが上位の中間横部材11に当接す
ることにより、左側パネル4に対する上部のヒンジ体3
8aの閉方向Sへの回動が規制されるとともに、下部の
ヒンジ体38bの上部第1切欠部55aの一側端Aが下
位の中間横部材11に当接することにより、左側パネル
4に対する下部のヒンジ体38bの閉方向Sへの回動が
規制され、さらに、左側扉パネル7の上位の中間横部材
32が上部のヒンジ体38aの上部第2切欠部56aの
一側端Bに当接するとともに左側扉パネル7の下位の中
間横部材32が下部のヒンジ体38bの下部第2切欠部
56bの一側端Bに当接することにより、ヒンジ体38
a,38bに対する左側扉パネル7の閉方向Sへの回動
が規制される。
【0031】また、図5,図6に示すように、左側扉パ
ネル7を開いた場合、上部のヒンジ体38aの下部第1
切欠部55bの他側端Cが上位の中間横部材11に当接
することにより、左側パネル4に対する上部のヒンジ体
38aの開方向Oへの回動が規制されるとともに、下部
のヒンジ体38bの上部第1切欠部55aの他側端Cが
下位の中間横部材11に当接することにより、左側パネ
ル4に対する下部のヒンジ体38bの開方向Oへの回動
が規制され、さらに、左側扉パネル7の上位の中間横部
材32が上部のヒンジ体38aの上部第2切欠部56a
の他側端Dに当接するとともに左側扉パネル7の下位の
中間横部材32が下部のヒンジ体38bの下部第2切欠
部56bの他側端Dに当接することにより、ヒンジ体3
8a,38bに対する左側扉パネル7の開方向Oへの回
動が規制される。
【0032】これにより、左側扉パネル7は、図1,図
2に示すように左側パネル4に対して直交する閉位置
と、図5,図6に示すように左側パネル4の外側方にほ
ぼ平行に並ぶ開位置との範囲で水平回動自在となる。
【0033】また、上記左側扉パネル7と同様に、右側
扉パネル8も、上部のヒンジ体38aと下部のヒンジ体
38bとによって、図12の実線で示すように右側パネ
ル5に対して直交する閉位置と、図12の仮想線で示す
ように右側パネル5の外側方にほぼ平行に並ぶ開位置と
の範囲で水平回動自在となる。
【0034】また、図10に示すように、上記右側扉パ
ネル8の前面には、左側扉パネル7と右側扉パネル8と
を閉位置で固定する閂部材60が複数設けられている。
これら閂部材60は、左側扉パネル7に設けられたフッ
ク61に係合するロック位置と、上記フック61から脱
抜して左側扉パネル7の前方から右側扉パネル8の前方
へ退避するロック解除位置との間で回動自在となってい
る。
【0035】以下に、上記構成における作用を説明す
る。
【0036】物品収納部9に対して物品2を出し入れす
る場合、先ず、図10の仮想線で示すように、閂部材6
0をフック61から脱抜しロック解除位置まで回動さ
せ、その後、図12の仮想線で示すように、左および右
側扉パネル7,8を開く。
【0037】例えば、左側扉パネル7を開いた場合、図
3,図4に示すように、左側扉パネル7の上位の中間横
部材32が上部のヒンジ体38aの上部第2切欠部56
aの他側端Dに当接するとともに左側扉パネル7の下位
の中間横部材32が下部のヒンジ体38bの下部第2切
欠部56bの他側端Dに当接することにより、ヒンジ体
38a,38bに対する左側扉パネル7の開方向Oへの
回動が規制される。
【0038】さらに、図5,図6に示すように、上部の
ヒンジ体38aの下部第1切欠部55bの他側端Cが左
側パネル4の上位の中間横部材11に当接することによ
り、左側パネル4に対する上部のヒンジ体38aの開方
向Oへの回動が規制されるとともに、下部のヒンジ体3
8bの上部第1切欠部55aの他側端Cが下位の中間横
部材11に当接することにより、左側パネル4に対する
下部のヒンジ体38bの開方向Oへの回動が規制され
る。
【0039】これにより、左側扉パネル7は、左側パネ
ル4の外側方にほぼ平行に並ぶ開位置まで水平回動さ
れ、開かれる。また、左側扉パネル7と同様に、右側扉
パネル8は、右側パネル5の外側方にほぼ平行に並ぶ開
位置まで水平回動され、開かれる。この状態で、物品収
納具1の前方から物品収納部9に対して物品2を出し入
れすることができる。
【0040】また、左側扉パネル7を閉じた場合、図
1,図2に示すように、左側扉パネル7の上位の中間横
部材32が上部のヒンジ体38aの上部第2切欠部56
aの一側端Bに当接するとともに左側扉パネル7の下位
の中間横部材32が下部のヒンジ体38bの下部第2切
欠部56bの一側端Bに当接することにより、ヒンジ体
38a,38bに対する左側扉パネル7の閉方向Sへの
回動が規制される。
【0041】さらに、上部のヒンジ体38aの下部第1
切欠部55bの一側端Aが左側パネル4の上位の中間横
部材11に当接することにより、左側パネル4に対する
上部のヒンジ体38aの閉方向Sへの回動が規制される
とともに、下部のヒンジ体38bの上部第1切欠部55
aの一側端Aが下位の中間横部材11に当接することに
より、左側パネル4に対する下部のヒンジ体38bの閉
方向Sへの回動が規制される。
【0042】これにより、左側扉パネル7は、左側パネ
ル4に対して直交する閉位置まで水平回動され、閉じら
れる。また、左側扉パネル7と同様に、右側扉パネル8
は、図12の実線で示すように、右側パネル5に対して
直交する閉位置まで水平回動され、閉じられる。この状
態で、図10の実線で示すように、閂部材60をロック
位置まで回動させてフック61に係合させることによっ
て、左側扉パネル7と右側扉パネル8とが閉位置で固定
される。
【0043】このように、左および右側パネル4,5を
構成する中間横部材11と左および右側扉パネル7,8
を構成する中間横部材32とによって、各ヒンジ体38
a,38bおよび各扉パネル7,8の水平回動範囲(開
閉範囲)が規制されるため、上記水平回動範囲を規制す
るための特別な規制用付属品が不要になる。
【0044】また、物品収納具1を保管する場合、図1
2の仮想線で示すように、左および右側扉パネル7,8
を開位置まで回動し、その後、図13の実線で示すよう
に、底体3を跳ね上げて後側パネル6の前面側へ折畳
み、さらに、後部縦軸心29を中心にして、右側パネル
5を右側扉パネル8と共に後側パネル6の前面側へ回動
させて折畳む。これにより、物品収納具1は平面視でL
形状に折り畳まれるため、狭い保管スペースで多数の物
品収納具1を効率良く保管することができる。
【0045】また、各ヒンジ体38a,38bを装着す
る際、図7に示すように、一方の本体部46の他端部と
他方の本体部47の他端部とを開いた状態で、これら両
本体部46,47間に前端縦部材15と基端縦部材36
とを位置させ、上記両本体部46,47の他端部同士を
閉じる。これにより、第1円筒部41が前端縦部材15
に外嵌されるとともに第2円筒部42が基端縦部材36
に外嵌される。そして、図8に示すように、ネジ50を
ネジ孔48に挿通してナット51で締め付けることによ
り、両本体部46,47が閉じた状態で固定され、各ヒ
ンジ体38a,38bが装着される。
【0046】この際、一方の本体部46と他方の本体部
47との一端部同士が一体につながっているため、一方
の本体部46と他方の本体部47とが位置ずれするよう
なことはなく、したがって、一方の本体部46のネジ孔
48の位置と他方の本体部47のネジ孔48の位置とが
ずれることなく正確に一致し、これにより、各ヒンジ体
38a,38bを迅速に装着することができ、さらに、
部品の種類を1種類に減らすことができる。尚、装着さ
れた左側の上部のヒンジ体38aは左側パネル4の中間
横部材11に支持され、下部のヒンジ体38bは左側扉
パネル7の中間横部材32に支持され、右側の上部のヒ
ンジ体38aは右側パネル5の中間横部材11に支持さ
れ、下部のヒンジ体38bは右側扉パネル8の中間横部
材32に支持される。
【0047】また、第1円筒部41と前端縦部材15と
は保護スリーブ52によって直接に摺接することはな
く、このため、前端縦部材15に傷が付くことを防止す
ることができる。同様に、第2円筒部42と基端縦部材
36とは保護スリーブ53によって直接に摺接すること
はなく、このため、基端縦部材36に傷が付くことを防
止することができる。
【0048】上記実施の形態では、物品収納具1の前部
に扉パネル7,8を設け、後部に後側パネル6を設けて
いるが、後側パネル6と同構造の前側パネルを物品収納
具1の前部に設け、後部に扉パネル7,8を設けてもよ
い。また、物品収納具1の前後にそれぞれ扉パネル7,
8を設けてもよい。さらには、物品収納具1の左右にそ
れぞれ扉パネル7,8を設けてもよい。
【0049】上記実施の形態では、左側扉パネル7と右
側扉パネル8を観音開き形式で開閉しているが、左側扉
パネル7と右側扉パネル8とのいずれか片方の扉パネル
のみを設けた片開き形式であってもよい。
【0050】
【発明の効果】以上のように本第1発明によれば、側体
を構成する横部材と扉体を構成する横部材とによって、
ヒンジ体および扉体の水平回動範囲が規制されるため、
上記水平回動範囲を規制するための特別な規制用付属品
が不要になる。これにより、付属品の製作や取付けの手
間が省け、部品点数の削減を図ることができる。
【0051】また、本第2発明によれば、ヒンジ体を取
付ける際、一方の本体部と他方の本体部との一端部同士
が一体につながっているため、一方の本体部と他方の本
体部とが位置ずれするようなことはなく、したがって、
迅速にヒンジ体を取付けることができ、さらに、部品の
種類を1種類に減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における物品収納具のヒン
ジ体の斜視図であり、扉パネルを閉じた状態を示す。
【図2】図1におけるX−X矢視図である。
【図3】同、物品収納具のヒンジ体の斜視図であり、ヒ
ンジ体に対して扉パネルを開方向へ回動した状態を示
す。
【図4】図3におけるX−X矢視図である。
【図5】同、物品収納具のヒンジ体の斜視図であり、扉
パネルを開いた状態を示す。
【図6】図5におけるX−X矢視図である。
【図7】同、物品収納具のヒンジ体の装着前の平面図で
ある。
【図8】同、物品収納具のヒンジ体の装着状態での平面
図である。
【図9】同、物品収納具の斜視図である。
【図10】同、物品収納具の正面図である。
【図11】同、物品収納具の左側面図である。
【図12】同、物品収納具の平面図である。
【図13】同、物品収納具を折畳んだ状態の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 物品収納具 2 物品 3 底体 4 左側パネル(側体) 5 右側パネル(側体) 7 左側扉パネル(扉体) 8 右側扉パネル(扉体) 9 物品収納部 11 中間横部材 15 前端縦部材 32 中間横部材 36 基端縦部材 38a,38b ヒンジ体 41 第1円筒部 42 第2円筒部 46 一方の本体部 47 他方の本体部 50 ネジ(固定具) 51 ナット(固定具) 55a,55b 第1切欠部 56a,56b 第2切欠部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を支持する底体と、底体の側方に配
    設された側体と、側体に開閉自在に設けられた扉体とを
    有し、上記扉体を開いて、物品収納部へ物品を出し入れ
    する物品収納具であって、上記側体と扉体とはそれぞれ
    複数の縦部材と横部材とで構成され、上記扉体はヒンジ
    体を介して側体に取付けられ、上記ヒンジ体は第1円筒
    部と第2円筒部とを有し、上記第1円筒部は、側体の縦
    部材に、水平回動自在に外嵌され、上記第2円筒部は、
    扉体の縦部材に、水平回動自在に外嵌され、上記第1円
    筒部の長手方向の端部に第1切欠部が形成され、上記第
    2円筒部の長手方向の端部に第2切欠部が形成され、上
    記側体の横部材が上記第1切欠部に嵌入して側体に対す
    るヒンジ体の水平回動範囲を規制し、上記扉体の横部材
    が上記第2切欠部に嵌入してヒンジ体に対する扉体の水
    平回動範囲を規制することを特徴とする物品収納具。
  2. 【請求項2】 ヒンジ体は、第1および第2円筒部の両
    軸心を含む断面に添って、一方の本体部と他方の本体部
    とに分割され、上記一方の本体部と他方の本体部との一
    端部同士が開閉自在に一体につながっており、上記一方
    の本体部と他方の本体部との他端部同士を閉じることに
    よって第1および第2円筒部が形成され、上記一方の本
    体部と他方の本体部との他端部同士を閉じた状態で固定
    する固定具が設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の物品収納具。
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KR100563620B1 (ko) 2004-12-23 2006-03-22 주식회사 코리아코프 물품운반대차의 지지봉 연결구조
JP2011105367A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Yamato Industry Co Ltd 扉パネルの取付構造
KR20190047517A (ko) * 2017-10-27 2019-05-08 (주)헬파티엘에스 물품 적재랙의 패널 힌지

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