JPH0323852Y2 - - Google Patents

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JPH0323852Y2
JPH0323852Y2 JP1986010650U JP1065086U JPH0323852Y2 JP H0323852 Y2 JPH0323852 Y2 JP H0323852Y2 JP 1986010650 U JP1986010650 U JP 1986010650U JP 1065086 U JP1065086 U JP 1065086U JP H0323852 Y2 JPH0323852 Y2 JP H0323852Y2
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roof
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holding
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vehicle body
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、取り外した着脱式ルーフをトランク
ルーム内へ収納するように構成された自動車の着
脱式ルーフの格納構造に関するものである。
(従来の技術およびその問題点) 近年においては、自動車のルーフの全部あるい
は一部が取り外し可能となつたものが提案されて
いる。例えば、実公昭56−18493号公報において
は、ルーフのうちの車体前方側の両側部分が着脱
可能となつたものが開示されている。
このように着脱式に構成されたルーフを取り外
した状態で車体のトランクルームに格納する構成
が実願昭58−38247号(実開昭59−157947号)の
明細書および図面に開示されている。この格納構
造は、取り外したルーフをトランクルームの側壁
に沿つて立てた状態で格納するものである。しか
し、この公知の構造は、取り外されるルーフが比
較的小さい幅の寸法を有する場合に限られ、車体
ルーフの幅のほぼ全体にわたるように大きい寸法
のルーフを取り外し可能にした着脱式ルーフの場
合には適用できない。
また、大きい寸法のルーフを取り外し可能に構
成する着脱式ルーフ構造において、取り外したル
ーフをトランクルームに格納する場合、ルーフ格
納状態でも、トランクルーム内に他の物品を収納
するための格納スペースを確保する必要がある。
本考案は、このような従来技術の事情を考慮し
て得られたもので、大きい寸法のルーフを格納で
き、しかもルーフ格納状態でも他の物品のための
格納スペースを確保することができる自動車の着
脱式ルーフの格納構造を提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案の構成を、実施例を示す第1図および第
2図を参照して説明する。本考案の格納構造は、
車体1から取り外した着脱式ルーフ3をトランク
ルーム5内に格納する構造であつて、前記トラン
クルーム5のフロア7の前部には前記ルーフ3の
車体前方側端部3aを保持する第1保持部材13
が設けられ、前記トランクルーム5の対向する両
側壁15には第1保持部材より後方の位置で前記
ルーフ3の車幅方向側端部3bをそれぞれ保持す
る第2保持部材17が上下方向調節可能に設けら
れ、前記第2保持部材17は、前記ルーフ3を保
持する保持位置Aと、該保持位置Aよりも側壁1
5の側に退避した退避位置Bとの間を移動可能と
なつており、第2保持部材17を下方位置にする
ことによりルーフをトランクルームのフロアにほ
ぼ沿つた位置に保持でき、第2保持部材17を上
方位置にすることによりルーフを後方が持ち上げ
られた傾斜状態で保持できるようになつているこ
とを特徴とするものである。この考案の構成によ
れば、第2保持部材17を下方位置にしてルーフ
をトランクルームのフロアにほぼ沿つた位置に保
持する場合、トランクルーム内に格納されたルー
フの上方に他の物品を格納するためのスペースを
確保できる。また、第2保持部材17を上方位置
にしてルーフを後方が持ち上げられた傾斜状態で
保持する場合、ルーフの後方および下方に他の物
品の格納スペースを確保することができる。
(実施例) 以下に、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
第1図ないし第6図は、本考案の一実施例を示
す図であり、本例では、第6図に示すように車体
1のルーフ部分のほぼ全てが取り外し可能な状態
に着脱式ルーフ3が形成されている。このルーフ
3の格納部は、車体後方のトランクルーム5内に
形成されている。
第1図は第6図のI−I線で切断した部分を示
す断面図であり、車体から取り外したルーフ3を
トランクルーム5内へ格納した状態を示してい
る。図に示すように、本例では、トランクルーム
5のフロアパネル7の車体後方側が下方へ屈曲さ
れて、そこにスペアタイヤ9の収納部11が形成
されている。フロアパネル7の車体前方側近傍の
中央部分には、ルーフ3の車体前方側端部3aを
保持する第1保持部材13が配置されている。ま
た、トランクルーム5の左右両側壁を形成するク
オータパネル15には、ルーフ3の車体後方側の
両側端3bをそれぞれ保持する第2保持部材17
が配置されている。この第2保持部材17は、ク
オータパネル15に形成した弧状溝19内を移動
可能となつており、しかも、この溝19は、第2
保持部材13によつて先端を保持されたルーフ3
がその保持部分を中心に回動したときに、ルーフ
3の両端を保持している第2保持部材13の描く
移動軌跡に沿うような弧形状となつている。
第1保持部材 第1図および第5図を参照するに、第1保持部
材13は、U字形に屈曲形成されたブラケツト1
31と、このブラケツトの両側壁131a,13
1b間に架け渡した軸部133に回動可能に支持
されたキヤツチ135とを有している。ブラケツ
ト131の底壁131cは、ボルト接合等によ
り、トランクルームのフロアパネル7に固着され
ている。また、キヤツチ135は、先端135a
の側から回動中心の方へ延びる嵌入溝135bを
有し、この溝内にルーフの車体前方側端部3aが
嵌入可能となつている。更に、ブラケツトの一方
の側壁には停止爪131dが形成され、この爪1
31dはキヤツチ側壁に形成した弧状溝135c
内に嵌入しており、この停止爪131dと溝13
5cとの組み合せによつて、キヤツチ135の上
方側への回動量が規制される。
第2保持部材 第2図ないし第4図を参照するに、第2保持部
材17は、U字形断面のブラケツト171と、こ
のブラケツトの両側壁171a,171b間に回
動可能に支持された回動ピン173と、このピン
の両端に回動可能に支持されたキヤツチ175と
を有している。ブラケツト171の底壁171c
の上方側の部位にはボルト穴171dが形成さ
れ、ここに、スライドロツクレバー177が取り
付けられる。このスライドロツクレバー177
は、溝19の幅よりも大きな径のボルトおよびナ
ツトの組合せから成り、溝19を形成するクオー
タパネル15およびブラケツト底壁171cを挟
み、トランクルーム内にボルトを位置し、ルーム
外にナツトが位置している。このスライドロツク
レバー177を締め付けることにより、すなわち
ボルト頭部を締め付けることにより、第2保持部
材17は溝19の所定の位置に固定される。ま
た、ブラケツト底壁171cの下方側には、溝1
9に嵌合するスライド爪171eを有し、このス
ライド爪171eによつて、第2保持部材17は
溝19内を円滑に摺動可能となつている。
上記のブラケツト171の両側壁171a,1
71bには、回動ピン173の両端をそれぞれ回
動可能に支持する穴171f,171gが形成さ
れ、更に、これらの穴171f,171gの対向
する側の面にはナツト171h,171iが固着
されている。回動ピン173の両端には、それぞ
れナツト171h,171iの内周面の雌ねじに
螺合可能な雄ねじ部173a,173bが形成さ
れており、この回動ピンを所定量だけ回動させる
ことにより、この回動ピン173は固定可能とな
つている。この回動ピン173の外周面には接線
方向へ突出したラツチロツクレバー173cが形
成されている。更に、回動ピン173の両端面1
73d,173eには、その軸心から偏倚した位
置にオフセツトピン173f,173gが取り付
けられ、それらの各々は、キヤツチ175の基端
に形成したピン穴175a,175b内に回動自
在に挿通している。
キヤツチ175は先端が直角に湾曲された湾曲
部175cを有し、この湾曲部で囲まれる部位に
は、ストツパーラバー179が固着されている。
また、湾曲部先端には、第2図に示すように、ル
ーフ側端部に形成した嵌入溝3dに嵌入可能な突
起175dが形成されている。
ここに、キヤツチ175の回動範囲は、第2図
に示すように、水平状態にあるルーフ保持位置A
とほぼ垂直状態にある退避位置Bとの間である。
ルーフ保持位置Aにキヤツチ175を停止させる
ために、ブラケツト171の両側壁171a,1
71bの下端部には、外方へ直角に突出した停止
爪171j,171kが形成されている。また、
キヤツチ171を退避位置Bに保持するために、
ブラケツト両側壁の上端面には、キヤツチ175
の突起175dが掛止可能な掛止溝171,1
71mが形成されている。尚、第2図において、
21はトランクリツドであり、23はリヤフエン
ダである。
このように構成した本例において、取り外した
ルーフ3の収納は次のようにして行なわれる。ま
ず、第2保持部材17をスライドロツクレバー1
77によつて溝19の所定の位置に固定する。次
に、この部材17のキヤツチ175をその退避位
置Bから保持位置Aへ倒す。この後、取り外した
ルーフ3の車体前方側端部3aを、第1図に示す
ように、第1保持部材13の溝135b内に嵌入
させる。その後、ルーフ3の両側端3bを第2保
持部材17のキヤツチ175上に載置する。第2
図はそのときの状態を示すものである。このよう
にルーフ3が載置された後は、ラツチロツクレバ
ー173cによつて回動ピン173を回動させ
る。ここに、キヤツチ175の回動中心は、回動
ピン173の軸心から偏倚した位置にある。従つ
て、ピン173の回動により、キヤツチ175は
水平方向に移動する。この移動によりキヤツチ1
75の突起175dがルーフ側端に形成した嵌入
溝3d内に嵌入する。更に、この回動により、回
動ピン173は締結され、その結果、キヤツチ1
75の突起175dとルーフ3の嵌入溝3dとの
結合状態が保持される。
このように、本実施例によれば、取り外したル
ーフをトランクルーム内において固定した状態に
収納することができる。また、第2保持部材は不
使用時にはトランクルームの側壁に密着した状態
となるので、他の荷物等の収納にあたり障害とな
ることはない。更には、この第2保持部材がトラ
ンクルーム内で上下方向に移動可能であり、従つ
て、トランクルーム内の他の荷物の形状等に応じ
て取り外したルーフの保持位置を変えることがで
きるので好適である。
次に、第7図および第8図は、第2保持部材の
他の構成例を示すものである。本例においては、
上述の例のキヤツチの突起175dとルーフの嵌
入溝3dの代りに、ばね31のばね力によつて図
の実線位置に偏倚されたフツク33をキヤツチ3
5に取り付け、このフツク先端33aが嵌入可能
な孔3eをルーフ3の側端に形成してある。かか
る構成によつても、前述の実施例と同様に、ルー
フ3を固定した状態で、第2保持部材30上に保
持することができる。
なお、上述の例では、第1保持部材により車体
前方側端部を保持するようになつているが、この
第1保持部材により車体後方側端部を保持するよ
うにしても良いことは勿論である。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、トランクルーム内にルーフの車体前方側ある
いは後方側端部を保持する第1保持部材とルーフ
の両側端を保持する第2保持部材を設け、更に、
少なくとも第2保持部材をトランクルーム内の側
壁面から突出したルーフ保持位置と、側面の側に
退避した退避位置との間で移動可能としたので、
これら第1および第2保持部材によつて、車体か
ら取り外したルーフをトランクルーム内に固定し
た状態に保持できると共に、ルーフが格納されて
いないときには第2保持部材を退避位置に移動さ
せておくことにより、トランクルーム内への他の
荷物の積み込みが第2保持部材によつて支障をき
たすことはない。
このように、ルーフの格納を好適な状態で行な
い得ると共に、トランクルーム内の荷物収納空間
がルーフ保持部材によつて狭くなることもないと
いう効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案の一実施例を示す
図であり、第1図〜第6図の−線で切断した
部分を示す部分断面図、第2図は第6図の−
線で切断した部分を示す部分断面図、第3図は第
2図の−線で切断した部分を示す部分断面
図、第4図は第2保持部材を分解して示す斜視
図、第5図は第1保持部材を示す斜視図、第6図
は車体後方側部分を示す斜視図である。第7図お
よび第8図は、第2保持部材の他の例を示す図で
あり、第7図はその概略断面図であり、第8図は
第7図のフツクとルーフとの結合関係を示す模式
図である。 1……車体、2……着脱式ルーフ、3a……車
体前方側端部、3b,3c……側端部、5……ト
ランクルーム、7……フロア、13……第1保持
部材、15……側壁、17……第2保持部材、A
……保持位置、B……退避位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体から取り外した着脱式ルーフをトランクル
    ーム内に格納する構造であつて、前記トランクル
    ームのフロア前部には前記ルーフの車体前後方向
    一端部を保持する第1保持部材が設けられ、前記
    トランクルームの対向する両側壁には前記第1保
    持部材より後方の位置で前記ルーフの車幅方向側
    端部をそれぞれ保持する第2保持部材が上下方向
    位置調節可能に設けられ、前記第2保持部材は、
    前記ルーフを保持する保持位置と、該保持位置よ
    りも側壁の側に退避した退避位置との間を移動可
    能となつており、前記第2保持部材を下方位置に
    することにより前記ルーフを前記トランクルーム
    のフロアにほぼ沿つた位置に保持でき、前記第2
    保持部材を上方位置にすることにより前記ルーフ
    を後方が持ち上げられた傾斜状態で保持できるよ
    うになつていることを特徴とする自動車の着脱式
    ルーフの格納構造。
JP1986010650U 1986-01-27 1986-01-27 Expired JPH0323852Y2 (ja)

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JPS62122727U JPS62122727U (ja) 1987-08-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59157947U (ja) * 1983-03-15 1984-10-23 マツダ株式会社 自動車の着脱ル−フの格納装置

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