JP2002234537A - 物品収納具 - Google Patents

物品収納具

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JP2002234537A JP2001031644A JP2001031644A JP2002234537A JP 2002234537 A JP2002234537 A JP 2002234537A JP 2001031644 A JP2001031644 A JP 2001031644A JP 2001031644 A JP2001031644 A JP 2001031644A JP 2002234537 A JP2002234537 A JP 2002234537A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輪を介して移動自在な物品収納具を確実に
固定する。 【解決手段】 収納具本体3の下端に、車輪41を固定
するストッパー装置を有するキャスター装置40が複数
設けられ、収納具本体3の上部と下部とにそれぞれ、収
納具本体3を床65又は壁66へ固定するための固定用
部材67,68が複数設けられている。床65又は壁6
6に連結されたワイヤー69を固定用部材67,68に
連結することによって、物品収納具1を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輪を介して移動
自在で、かつ収納具本体内に物品を収納する密閉型の物
品収納具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物品収納具としては例えば実公平
3−32227号公報に示されるようなボックス型パレ
ットがある。このボックス型パレットの前面枠体は観音
開き形式で開閉自在に構成されている。また、ボックス
型パレットの下部には複数のキャスターが設けられてお
り、これにより、ボックス型パレットを容易に移動させ
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来形式では、地震等が発生した場合や船舶等に積み込ん
だ場合、横揺れによってボックス型パレットが不用意に
前後左右へ移動してしまうといった問題がある。これに
対して、上記キャスターにストッパーを設けたものを使
用することが考えられるが、ストッパーでキャスターの
車輪を固定しただけでは不充分であり、ボックス型パレ
ットを確実に固定することはできなかった。
【0004】本発明は、確実に固定することが可能な物
品収納具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本第1発明における物品収納具は、収納具本体は、前
後一対の前側部材および後側部材と、左右一対の左側部
材および右側部材と、これら各側部材の下部間に配置さ
れた底部材と、これら各側部材の上部間に配置された上
蓋とを有し、上記収納具本体の下端に、車輪を固定する
ストッパー装置を有する車輪装置が複数設けられ、上記
収納具本体内に物品収納空間が形成され、上記各側部材
と底部材と上蓋とはそれぞれ、枠状フレームと、この枠
状フレームを覆う覆い板とで構成され、上記前側部材は
開閉自在な扉で構成され、上記両扉を閉位置で施錠する
施錠装置が設けられ、上記収納具本体に、収納具本体を
壁又は床へ固定するための固定用部材が複数設けられて
いるものである。
【0006】これによると、ストッパー装置で各車輪装
置の車輪を固定するとともに、固定用部材を用いて、収
納具本体を壁又は床へ固定することにより、物品収納具
を確実に固定することができ、耐震性が向上する。
【0007】また、各側部材と底部材と上蓋とはそれぞ
れ、枠状フレームと、この枠状フレームを覆う覆い板と
で構成されているため、物品収納空間は上記各覆い板に
よって外部と遮断され、これにより物品収納空間に収納
された物品に対する耐火性が向上する。
【0008】さらに、施錠装置を用いて両扉を閉位置で
施錠することにより、防犯性が向上する。また、本第2
発明における物品収納具は、固定用部材は、索体を介し
て壁又は床に連結されるものである。
【0009】また、本第3発明における物品収納具は、
収納具本体内に、物品収納空間を上下に分割する中間棚
が設けられ、上記中間棚に、物品が中間棚上から前方へ
脱落することを防止するための脱落防止手段が設けられ
ているものである。
【0010】これによると、両扉を開放した際、中間棚
上の物品が前方へ脱落するのを防止することができる。
また、本第4発明における物品収納具は、収納具本体は
折り畳み可能に構成されているものである。
【0011】これによると、収納具本体を折り畳むこと
によって、多数の物品収納具を狭い保管スペース内に保
管することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明における第1の実施
の形態を図1〜図15に基づいて説明する。1は多数の
物品2を収納することができる物品収納具であり、収納
具本体3は、前後一対の前側部材4および後側部材5
と、左右一対の左側部材6および右側部材7と、これら
各側部材4〜7の下部間に配置された底部材8と、これ
ら各側部材4〜7の上部間に配置された上蓋9とを有し
ている。
【0013】図2に示すように、上記後側部材5は、四
角形の枠状フレーム11と、枠状フレーム11の内側に
上下方向に設けられた複数の縦材12と、上記枠状フレ
ーム11を覆う覆い板13とで構成されている。
【0014】また、図3に示すように、左側部材6は、
四角形の枠状フレーム14と、枠状フレーム14の内側
に上下方向に設けられた複数の縦材15および前後方向
に設けられた複数の横材16と、上記枠状フレーム14
を覆う覆い板17とで構成されている。
【0015】また、図4に示すように、右側部材7も上
記左側部材6と同様に構成されている。尚、図3,図5
に示すように、上記左側部材6は、複数の左部連結部材
19を介して、後側部材5の枠状フレーム11の左端部
に連結固定されている。また、図4,図5に示すよう
に、上記右側部材7は、複数の右部連結部材20を介し
て、後部の縦軸心21を中心として水平回動自在に、後
側部材5の枠状フレーム11の右端部に連結されてい
る。
【0016】図1,図5に示すように、前側部材4は、
左右一対の開閉自在な扉4a,4bで構成されている。
上記両扉4a,4bはそれぞれ、四角形の枠状フレーム
23と、枠状フレーム23を覆う覆い板24とで構成さ
れている。上記左側の扉4aは、上下複数のヒンジ部材
25を介して、水平回動自在に左側部材6の枠状フレー
ム14の前端部に連結されている。同様に、上記右側の
扉4bも、上下複数のヒンジ部材25を介して、水平回
動自在に右側部材7の枠状フレーム14の前端部に連結
されている。
【0017】また、図3,図5に示すように、後側部材
5の枠状フレーム11の左端部には、後側部材5と左側
部材6との間の隙間を覆う左部隙間覆い板27が設けら
れている。さらに、図4,図5に示すように、後側部材
5の枠状フレーム11の右端部には、後側部材5と右側
部材7との間の隙間を覆う右部隙間覆い板28が設けら
れている。
【0018】また、図6に示すように、上記底部材8
は、四角形の枠状フレーム30と、枠状フレーム30の
内側に左右方向に設けられた前後複数の横材31と、上
記枠状フレーム30を覆う覆い板32とで構成されてい
る。上記底部材8は、複数のヒンジ部材33を介して、
後側部材5の枠状フレーム11の下端部に連結されてお
り、手前に横倒した水平姿勢(図4の点線参照)と、後
側部材5の前面に沿って起立した折畳姿勢(図4の仮想
線参照)とに上下回動自在に構成されている。尚、上記
底部材8は、水平姿勢において、左側部材6と右側部材
7との各枠状フレーム14の下端部により支持される。
【0019】また、図5に示すように、上記上蓋9は、
四角形の枠状フレーム35と、枠状フレーム35を覆う
覆い板36とで構成されている。上蓋9は、複数の蝶番
37を介して、上下回動自在(図4の仮想線参照)に、
後側部材5の枠状フレーム11の上端部に連結されてい
る。上蓋9の左右両側部には係止体38が設けられ、両
係止体38が左側部材6の上端と右側部材7の上端とに
上方から係合することによって、上蓋9は、水平姿勢
で、左側部材6と右側部材7とに支持される。
【0020】尚、上記両扉4a,4bの各枠状フレーム
23の上端部にはそれぞれ、後方へ突出する閉止板73
が設けられており、両扉4a,4bを閉じた場合、上記
両閉止板73は、左側部材6と右側部材7とに水平姿勢
で支持された上蓋9の前部上方に位置し、上蓋9の上方
への開動を阻止する。
【0021】また、図1〜図4に示すように、上記左側
部材6と右側部材7との各枠状フレーム14の下端前部
ならびに後側部材5の枠状フレーム11の下端かつ左右
両端部にはそれぞれ、複数のキャスター装置40(車輪
装置の一例)が設けられている。これら各キャスター装
置40は、転動自在な車輪41と、車輪41を固定する
ストッパー装置42と、ストッパー装置42を作動およ
び解除する操作ペダル43とを有している。尚、上記ス
トッパー装置42は、車輪41に当接離間自在なストッ
パー体(図示せず)を板ばね(図示せず)によって支持
したものであり、上記操作ペダル43を足で操作するこ
とによって、ストッパー体が車輪41に圧接して車輪4
1が固定されたり、ストッパー体が車輪41から離間し
て車輪41の固定が解除されるように構成されている。
【0022】また、図1,図7に示すように、上記両扉
4a,4bの前面にはそれぞれ左右方向の取付板44
a,44bが上下一対設けられている。このうち、右側
の扉4bの上下両取付板44bにはそれぞれ、両扉4
a,4bを閉位置Sに固定する掛止部材46が前後方向
の支軸45を中心として上下回動自在に設けられてい
る。上下両掛止部材46にはそれぞれハンドル48が設
けられ、さらに、両掛止部材46の遊端部には一方の鍵
穴49が形成されている。また、上記上下両取付板44
a,44bにはそれぞれ、左側の扉4aの手前側の固定
位置Aまで回動した掛止部材46を水平姿勢で受ける受
け部材50が設けられており、さらに、上下両取付板4
4bにはそれぞれ、右側の扉4bの手前側の固定解除位
置Bまで回動した掛止部材46を水平姿勢で受ける受け
部材51が設けられている。
【0023】また、上下両取付板44aにはそれぞれ、
他方の鍵穴52を備えた板材53が設けられている。図
7の実線で示すように、上下両掛止部材46をそれぞれ
固定位置Aまで回動して受け部材50で受け止めること
により、両扉4a,4bが閉位置Sで固定され、一方の
鍵穴49が他方の鍵穴52に対向する。また、上記一対
の鍵穴49,52には南京錠54(施錠装置の一例)が
挿通され、これにより、両扉4a,4bは閉位置Sで施
錠される。
【0024】上記収納具本体3の内部には、物品収納空
間55が形成され、さらに、物品収納空間55を上下に
分割する中間棚56が着脱自在に設けられている。図8
〜図10に示すように、上記中間棚56の左右両側部に
はそれぞれ、左側部材6の横材16と右側部材7の横材
16とに上方から係脱自在な前後一対の係止片57が設
けられている。これら係止片57を上記横材16に係合
することにより、中間棚56が左側部材6と右側部材7
との間に取付けられる。
【0025】上記中間棚56の前端部には、物品2が中
間棚56上から前方へ脱落することを防止するための脱
落防止手段58が設けられている。図9〜図12に示す
ように、上記脱落防止手段58は、中間棚56の前端部
の左右両側面に支軸59を介して上下回動自在かつ前後
移動自在に設けられたアーム60と、左右両アーム60
の遊端間に設けられた脱落防止ガイド61とで構成され
ている。上記両アーム60の基端部には前後方向に長い
長孔62が形成され、上記支軸59は長孔62に挿通さ
れて中間棚56に設けられている。また、上記脱落防止
ガイド61の左右中間部には、下方へ突出した突起部材
63が設けられている。
【0026】上記両アーム60の上下回動と前後移動と
によって、脱落防止ガイド61は、図11に示すように
中間棚56の前方に退避する未使用位置Cと、図12に
示すように中間棚56の上面上に保持される使用位置D
とに切り換えられる。尚、中間棚56の両側部には、上
記未使用位置Cにおいて両アーム60を下方から支持す
る回動規制部材74が設けられている。また、中間棚5
6の上面前部には、使用位置Dにおいて上記突起部材6
3が嵌り込む固定用孔75が形成されている。
【0027】また、図13,図14に示すように、上記
収納具本体3には、ワイヤー69(索体の一例)を介し
て収納具本体3を周辺の床65や壁66へ固定するため
の複数の固定用部材67,68が設けられている。この
うち図3,図4に示すように、上部の固定用部材67
は、逆U形状に形成されており、左側部材6と右側部材
7との各枠状フレーム14の上端部に前後2箇所ずつ計
4個設けられている。また、図2〜図4に示すように、
下部の固定用部材68は、U形状に形成されており、左
側部材6と右側部材7との各枠状フレーム14の下端部
に一箇所ずつ、かつ、後側部材5の枠状フレーム11の
下端部に左右2箇所の計4個設けられている。
【0028】尚、図13,図14に示すように、上記床
65や壁66には、上記ワイヤー69を連結可能な複数
の床側固定具70や壁側固定具71が設けられる。上記
床側固定具70は、床65に形成されたねじ孔76に、
着脱自在にねじ込まれている。
【0029】以下、上記構成における作用を説明する。
物品2を物品収納具1内に収納する場合、先ず、上下両
南京錠54の鍵をあけて、両南京錠54を鍵穴49,5
2から取り外す。そして、ハンドル48を持って上下両
掛止部材46をそれぞれ固定位置Aから固定解除位置B
まで回動させた後、図5の仮想線に示すように、両扉4
a,4bを手前側へ開き、物品2を物品収納具1の手前
側から中間棚56上または底部材8上に載置する。そし
て、図5の実線に示すように、両扉4a,4bを閉位置
Sまで回動させて閉じ、図7の実線に示すように、ハン
ドル48を持って上下両掛止部材46をそれぞれ固定解
除位置Bから固定位置Aまで回動させた後、上下両南京
錠54を鍵穴49,52へ挿通して施錠する。これによ
り、物品2が物品収納具1内に収納される。
【0030】この際、上記のように南京錠54を用いて
両扉4a,4bを閉位置Sで施錠することにより、防犯
性が向上する。尚、両扉4a,4bを閉じた場合、図5
の実線で示すように、両扉4a,4bの閉止板73が左
側部材6と右側部材7とに水平姿勢で支持された上蓋9
の上方への開動を阻止するため、上蓋9が上方へ開くこ
とはない。
【0031】また、物品収納空間55は各覆い板13,
17,24,27,28,32,36によって外部と遮
断されているため、物品収納空間55に収納された物品
2に対する耐火性が向上する。
【0032】また、図11の矢印に示すように、脱落防
止手段58の両アーム60を上方へ回動させるとともに
後方へ押し込んだ後、下方へ回動させて、図12に示す
ように、突起部材63を上方から固定用孔75に嵌め込
むことによって、脱落防止ガイド61が使用位置Dに切
り換えられて中間棚56の前端上方に保持される。これ
により、万一、物品2が中間棚56上から前方へ移動し
ても、脱落防止ガイド61に当接するため、物品2の中
間棚56上から前方への脱落が防止される。この際、上
記のように突起部材63が固定用孔75に嵌まり込んで
いるため、脱落防止ガイド61は使用位置Dに固定され
ている。
【0033】また、上記両アーム60を上方へ回動させ
て、突起部材63を固定用孔75の上方へ脱抜し、さら
に、両アーム60を手前側へ引き出した後、下方へ回動
させることによって、図11に示すように、脱落防止ガ
イド61が未使用位置Cに切り換えられて中間棚56の
前方に退避し、両アーム60が回動規制部材74で支持
される。これにより、中間棚56に対して物品2を出し
入れする際、脱落防止ガイド61が邪魔にならない。ま
た、物品収納具1から取り外した中間棚56を複数枚重
ねて保管する場合、上記脱落防止ガイド61が邪魔にな
らない。
【0034】また、物品収納具1を押し引きすることに
より、各車輪41が転動して、容易に物品収納具1を移
動させることができる。また、物品収納具1を固定する
場合は、足で各キャスター装置40の操作ペダル43を
操作して、ストッパー装置42を作動させ、各車輪41
を固定する。さらに、図13,図14の実線で示すよう
に、上部の固定用部材67や下部の固定用部材68にワ
イヤー69の一端を連結するとともにワイヤー69の他
端を床側固定具70に連結することによって、物品収納
具1が床65側に固定されるため、従来よりも確実に物
品収納具1を固定することができ、耐震性が向上する。
【0035】あるいは、図13,図14の仮想線で示す
ように、ワイヤー69の他端を壁側固定具71に連結す
ることによって、物品収納具1が従来よりも確実に壁6
6側に固定される。
【0036】また、物品収納具1を使用しない場合、両
扉4a,4bを開けて、中間棚56を取り外し、左側の
扉4aを左側部材6の外側に重複するまで回動し(図5
の矢印参照)、さらに、右側の扉4bを右側部材7の外
側に重複するまで回動する(図5の矢印参照)。その
後、上蓋9を後側部材5の外側に重複するまで回動し
(図4の矢印参照)、さらに、底部材8を後側部材5の
前面に沿って起立させる(図4の仮想線参照)。そし
て、縦軸心21を中心に右側部材7を水平回動して後側
部材5の前面側に重ね合わせる。これにより、図15に
示すように、物品収納具1を平面視でL形状に折り畳む
ことができ、折り畳んだ状態で多数の物品収納具1を狭
い保管スペース内に保管することができる。
【0037】次に、第2の実施の形態を図16に基づい
て説明する。上記上位の掛止部材46と下位の掛止部材
46とは互いにリンク85を介して連動連結されてい
る。これによると、上位の掛止部材46を固定位置Aと
固定解除位置Bとの間で回動した際、リンク85を介し
て、下位の掛止部材46が上位の掛止部材46に連動し
て回動するため、上位の掛止部材46のみを操作するこ
とによって、上下両掛止部材46を一括して回動させる
ことができる。これにより、作業の時間や手間を短縮す
ることができる。尚、同様に、下位の掛止部材46を回
動して、上下両掛止部材46を一括して回動させてもよ
い。
【0038】次に、第3の実施の形態を図17〜図19
に基づいて説明する。物品収納具1には、物品収納具1
同士を互いに連結する連結装置87が設けられている。
上記連結装置87は一方の筒状部材88と他方の筒状部
材89と連結アーム90とで構成されている。
【0039】上記連結アーム90の基端部は、下向きに
屈曲しており、一方の筒状部材88の縦孔93に上方か
ら挿通されている。これにより、連結アーム90は、基
端部を中心として水平回動自在でかつ上下動自在に、一
方の筒状部材88に保持されている。尚、連結アーム9
0の基端部の下端には抜止部材91が設けられ、連結ア
ーム90が上動した場合、連結アーム90の基端部が一
方の筒状部材88の縦孔93から脱抜するのを防止して
いる。また、連結アーム90の遊端部には、下方に突出
した差込部92が設けられ、この差込部92は他方の筒
状部材89の縦孔94に対して上方から挿脱自在に構成
されている。
【0040】上記一方の筒状部材88と連結アーム90
とは、後側部材5の枠状フレーム11の左端の上部と右
端の下部とに設けられており、上記他方の筒状部材89
は、上記枠状フレーム11の左端の下部と右端の上部と
に設けられている。
【0041】これによると、複数の物品収納具1を左右
に並べて配置し、このうち一方の物品収納具1の各連結
アーム90を上方へ移動させて水平回動させた後、下方
へ移動させ、一方の物品収納具1の差込部92を隣接す
る他の物品収納具1の他方の筒状部材89の縦孔94に
上方から挿入する。これにより、互いに左右方向で隣接
する物品収納具1同士が連結アーム90を介して連結さ
れるため、耐震性がより一層向上する。
【0042】上記第3の実施の形態では、一方の筒状部
材88を後側部材5の枠状フレーム11の左端の上部と
右端の下部とに設け、他方の筒状部材89を上記枠状フ
レーム11の左端の下部と右端の上部とに設けている
が、一方の筒状部材88を上記枠状フレーム11の左端
の下部と右端の上部とに設け、他方の筒状部材89を上
記枠状フレーム11の左端の上部と右端の下部とに設け
てもよい。
【0043】上記第3の実施の形態では、筒状部材8
8,89を後側部材5に設けて、複数の物品収納具1の
後部同士を連結装置87で連結しているが、同様に、各
筒状部材88,89を左側部材6と右側部材7との各枠
状フレーム14の前端部に設け、複数の物品収納具1の
前部同士を連結装置87で連結してもよい。
【0044】上記各実施の形態では、図1に示すよう
に、南京錠54を上下2個用いているが、上下いずれか
1個だけ用いてもよい。また、掛止部材46を上下2個
設けているが、1個または3個以上設けてもよい。
【0045】上記各実施の形態では、上部の固定用部材
67を4個、下部の固定用部材68を4個設けている
が、それぞれ4個以外の複数個設けてもよい。上記各実
施の形態では、キャスター装置40を収納具本体3に4
個設けているが、4個以外の複数個であってもよい。
【0046】上記各実施の形態では、施錠装置の一例と
して南京錠54を用いているが、ダイアル式の錠等を用
いてもよい。上記各実施の形態では、索体の一例として
ワイヤー69を用いているが、ロープやチェン等を用い
てもよい。
【0047】上記各実施の形態では、図15に示すよう
に、物品収納具1を折り畳む際、右側部材7を回動させ
て後側部材5に重ねているが、左側部材6を回動可能と
してもよい。
【0048】上記各実施の形態では、図1に示すよう
に、物品収納具1内に中間棚56を上下2枚取付けてい
るが、1枚または3枚以上取付けてもよく、あるいは取
付けなくてもよい。
【0049】上記各実施の形態では、図1に示すよう
に、前側部材4を左右一対(2枚)の扉4a,4bで観
音開き式に構成しているが、いずれか一方(1枚)の扉
で構成してもよい。
【0050】上記各実施の形態では、各覆い板13,1
7,24,32,36に平板を用いているが、平板に多
数の孔を形成したパンチングメタルを用いてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本第1発明によれば、ス
トッパー装置で各車輪装置の車輪を固定するとともに、
固定用部材を用いて、収納具本体を壁又は床へ固定する
ことにより、物品収納具を確実に固定することができ、
耐震性が向上する。
【0052】また、各側部材と底部材と上蓋とはそれぞ
れ、枠状フレームと、この枠状フレームを覆う覆い板と
で構成されているため、物品収納空間は上記各覆い板に
よって外部と遮断され、これにより物品収納空間に収納
された物品に対する耐火性が向上する。さらに、施錠装
置を用いて両扉を閉位置で施錠することにより、防犯性
が向上する。
【0053】また、本第3発明によれば、両扉を開放し
た際、中間棚上の物品が前方へ脱落するのを防止するこ
とができる。また、本第4発明によれば、収納具本体を
折り畳むことによって、多数の物品収納具を狭い保管ス
ペース内に保管することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における物品収納具
の正面図である。
【図2】同、物品収納具の背面図である。
【図3】同、物品収納具の左側面図である。
【図4】同、物品収納具の右側面図である。
【図5】同、物品収納具の平面図である。
【図6】図1におけるX−X矢視図である。
【図7】同、物品収納具の施錠機構を示す一部切欠き正
面図である。
【図8】図1におけるY−Y矢視図である。
【図9】同、物品収納具の中間棚の前部の平面図であ
る。
【図10】同、物品収納具の中間棚の前部の正面図であ
る。
【図11】同、物品収納具の脱落防止手段の側面図であ
り、脱落防止手段を使用しない状態を示す。
【図12】同、物品収納具の脱落防止手段の側面図であ
り、脱落防止手段を使用する状態を示す。
【図13】同、物品収納具を固定した場合の正面図であ
る。
【図14】同、物品収納具を固定した場合の左側面図で
ある。
【図15】同、物品収納具を折り畳んだ場合の平面図で
ある。
【図16】本発明の第2の実施の形態における物品収納
具の正面図である。
【図17】本発明の第3の実施の形態における物品収納
具の背面図である。
【図18】同、物品収納具の連結装置の図である。
【図19】同、物品収納具を複数台配置して、互いに連
結装置で連結した状態を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 物品収納具 2 物品 3 収納具本体 4 前側部材 4a,4b 扉 5 後側部材 6 左側部材 7 右側部材 8 底部材 9 上蓋 11,14,23,30,35 枠状フレーム 13,17,24,32,36 覆い板 40 キャスター装置(車輪装置) 41 車輪 42 ストッパー装置 54 南京錠(施錠装置) 55 物品収納空間 56 中間棚 58 脱落防止手段 65 床 66 壁 67,68 固定用部材 69 ワイヤー(索体) S 閉位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 19/42 B62B 3/00 D (72)発明者 西川 昇 大阪府大阪市西淀川区御幣島3丁目2番11 号 株式会社ダイフク内 (72)発明者 小川 洋 滋賀県蒲生郡日野町中在寺1225 株式会社 ダイフク滋賀事業所内 Fターム(参考) 3B069 CA03 CA04 3D050 AA01 BB05 BB11 DD03 GG01 KK11 3E063 AA06 AA09 BA01 BB01 CC01 CD05 DA01 EE03 FF06 FF20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納具本体は、前後一対の前側部材およ
    び後側部材と、左右一対の左側部材および右側部材と、
    これら各側部材の下部間に配置された底部材と、これら
    各側部材の上部間に配置された上蓋とを有し、上記収納
    具本体の下端に、車輪を固定するストッパー装置を有す
    る車輪装置が複数設けられ、上記収納具本体内に物品収
    納空間が形成され、上記各側部材と底部材と上蓋とはそ
    れぞれ、枠状フレームと、この枠状フレームを覆う覆い
    板とで構成され、上記前側部材は開閉自在な扉で構成さ
    れ、上記両扉を閉位置で施錠する施錠装置が設けられ、
    上記収納具本体に、収納具本体を壁又は床へ固定するた
    めの固定用部材が複数設けられていることを特徴とする
    物品収納具。
  2. 【請求項2】 固定用部材は、索体を介して壁又は床に
    連結されることを特徴とする請求項1記載の物品収納
    具。
  3. 【請求項3】 収納具本体内に、物品収納空間を上下に
    分割する中間棚が設けられ、上記中間棚に、物品が中間
    棚上から前方へ脱落することを防止するための脱落防止
    手段が設けられていることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の物品収納具。
  4. 【請求項4】 収納具本体は折り畳み可能に構成されて
    いることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか
    に記載の物品収納具。
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