JP2010195135A - かご車 - Google Patents

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Toshiyuki Morishima
敏之 森島
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YAMATO AUTO WORKS KK
Kawakami Sangyo KK
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Abstract

【課題】盗難防止効果を有し、さらに、軽量化(COの排出量の低減化)などを実現できるかご車の提供を目的とする。
【解決手段】キャスター14の取り付けられた台車11と、台車11に立設された側枠12、13と、側枠12、13に取り付けられた側板21、22及び天板23と、正面方向に設けられた開閉自在の観音扉31及び上扉32と、回動式連結バー15、開口部311及び開口部321に掛けられるワイヤー鍵4とを備えた構成としてある。
【選択図】 図1

Description

本発明は、軽量剛性板を用いて形成されるかご車に関し、特に、美的景観を与えるのみならず、盗難防止、軽量化(COの排出量の低減化)、ごみ埃等の侵入防止などを図ることができるかご車に関する。
従来、仕分場の一時保管やトラックへの積込場までの搬送に、かご車が用いられてきた。
一般的なかご車は、キャスターの取り付けられた台車と、この台車に立設された格子状、又は、網状のスチール製の側枠とからなっている。
ただし、近年では、顧客の要望(輸送形態の多様化や安全性の向上など)に応えるために、たとえば、保冷した状態で荷物を輸送したり、あるいは、荷物に傷を付けないように輸送するために、様々なかご車などが提案されている。
たとえば、特許文献1には、保冷保温ボックスをかご車本体と共に折り畳むことのできるかご車の技術が開示されている。
また、特許文献2には、固定部材を介して側枠に気泡ボートを固定したロールボックス(かご車)の技術が開示されている。
さらに、搭載された荷物の盗難を防止するためのかご車としては、メッシュボックスタイプ、あるいは、フレームパイプの数を増やしたタイプのかご車が、既に製品化されている。
このようなメッシュボックスタイプ、あるいは、フレームパイプの数を増やしたタイプのかご車は、盗もうとしても、実際にかご車内部の物品を取ることができないといった盗難防止効果を有している。
ところで、輸送業界においては、大切な荷物を紛失(盗難による紛失をも含む。)することなく、かつ、荷物に傷を付けたりしないように安全に輸送することが重要である。
また、輸送業界においても、地球温暖化を防止するために、エネルギーを有効利用する必要がある。すなわち、この問題に真剣に取り組み、省エネ技術を確立することが期待されている。
特開平11−100029号公報 特開2008−223795号公報
しかしながら、上述した荷物の盗難を防止するためのかご車(現在、多数使用されているメッシュボックスタイプ、あるいは、フレームパイプの数を増やしたタイプのかご車)は、メッシュなどの隙間から容易に荷物が見えるため、盗難防止効果が低下するといった問題があった。
また、メッシュボックスタイプなどのかご車は、ごみ埃等の侵入をほぼ全く防止することができないといった問題があった。
さらに、メッシュボックスタイプなどのかご車は、上記の一般的なかご車と比べると、たとえば、メッシュ材の重量(数十キロ)分だけ重いといった問題があった。
すなわち、通常、荷物の搭載されたかご車は、このままトラックに載せられ、目的地まで輸送される。これにより、出発地点において、かご車からトラックの荷台に荷物を積み替え、目的地に着いたら、トラックの荷台から荷物を別のかご車に積み替えるといった作業を行わなくてもすむので、作業性などを大幅に改善することができる。ただし、このトラックは、数百キロの重量物(=メッシュ材の重量(数十キロ)×かご車の台数(十数台))を輸送し、この分のCOを排出し続けているといった問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、盗難防止効果を有し、さらに、軽量化(COの排出量の低減化)などを実現できるかご車の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のかご車は、キャスターの取り付けられた台車と、この台車に立設された側枠とを有するかご車において、左右方向及び背面方向の前記側枠に取り付けられた側板と、正面方向に設けられた開閉自在の扉とを備えた構成としてある。
本発明によれば、盗難防止効果を有し、さらに、軽量化(COの排出量の低減化)などを実現できるかご車を提供することができる。
図1は、本発明の第一実施形態にかかるかご車を説明するための概略図であり、(a)は正面図を示しており、(b)は右側面図を示している。 図2は、本発明の第一実施形態にかかるかご車を説明するための概略図であり、(a)は背面図を示しており、(b)は平面図を示している。 図3は、本発明の第一実施形態にかかるかご車の、扉を開いた状態を説明するための概略正面図を示している。 図4は、本発明の第二実施形態にかかるかご車を説明するための概略図であり、(a)は正面図を示しており、(b)は扉を開いた状態の正面図を示している。 図5は、本発明の第二実施形態の応用例にかかるかご車を説明するための概略図であり、(a)は正面図を示しており、(b)は扉を開いた状態の正面図を示している。 図6は、本発明の第三実施形態にかかるかご車を説明するための概略図であり、(a)は正面図を示しており、(b)は扉を開いた状態の正面図を示している。
[かご車の第一実施形態]
図1は、本発明の第一実施形態にかかるかご車を説明するための概略図であり、(a)は正面図を示しており、(b)は右側面図を示している。
また、図2は、本発明の第一実施形態にかかるかご車を説明するための概略図であり、(a)は背面図を示しており、(b)は平面図を示している。
さらに、図3は、本発明の第一実施形態にかかるかご車の、扉を開いた状態を説明するための概略正面図を示している。
図1、2、3において、本実施形態のかご車1は、キャスター14の取り付けられた台車11と、この台車11に立設された側枠12、13と、回動式連結バー15と、左右方向の側枠12に取り付けられた側板21と、背面方向の側枠13に取り付けられた側板22と、正面方向に設けられた開閉自在の扉(観音扉31及び上扉32)と、ワイヤー鍵4とを備えている。
かご車1は、上述した一般的なかご車の構造を有している。すなわち、かご車1は、キャスター14の取り付けられたほぼ矩形状の台車11と、台車11の左右方向の端部に立設された一対の側枠12と、台車11の背面方向の端部に立設された側枠13と、左右方向の側枠12の正面側の部分どうしを連結する回動式連結バー15を備えている。
回動式連結バー15は、一方の端部が、向かって左側の側枠12に回動自在に連結されており、鉤状の他方の端部が、向かって右側の側枠12に係止される。この回動式連結バー15は、荷物を搭載する際、ほぼ真下方向を向く状態にあり、また、搭載作業後は、水平方向を向くように回動され、鉤状の他方の端部が、右側の側枠12に係止される。これにより、機械的強度を向上させるとともに、荷物が正面方向に倒れることを防止する。
(側板)
側板21及び側板22は、軽量剛性板(本実施形態では、気泡ボード)からなっている。気泡ボードは、合成樹脂製の中空構造を有している。このような気泡ボードとして、プラパール(登録商標)の商品名で知られているものを好適に用いることができる。
上記の気泡ボードは、図示してないが、凹凸シートと、この凹凸シートの両面に接合された二枚の平坦シートとからなる三層構造となっている。凹凸シートには、複数の中空状(例えば円柱状)の突起部がエンボス加工されており、凹凸シートの突起部開口側に平坦シートが接合され、これにより空気が封入された密閉空間が形成される。凹凸シートの突起部は、面全体に千鳥状に多数配置されているため、気泡ボードは、段ボールと比較して方向性がないといった優れた特性を有している。さらに、各シートの厚さを設定することにより、十分な機械的強度を得ることができる。
また、気泡ボードは、内部の荷物が見えないように、あるいは、はっきり見えないように、所定の色が施されている。すなわち、かご車1は、内部の荷物が見えない、あるいは、はっきり見えない構造としてあるので、盗難防止効果を発揮することができる。さらに、気泡ボードに所定の色や模様などが施されている場合、美的景観を与えることができ、また、荷物の識別化などを容易に行うことができる。
また、気泡ボードは、ごみ埃等の侵入を防止することができる。
さらに、気泡ボードの重量は、上述したメッシュボックスタイプのかご車のメッシュ材の重量より大幅に軽いので、かご車1を全体で15〜30%程度軽量化することができる。これにより、荷物の搭載されたかご車1が、このままトラックに載せられ、目的地まで輸送される場合であっても、軽量化した分のCOの排出を抑制することができる。すなわち、現在使用されているメッシュボックスタイプのかご車の数量を考えると、無駄に大量のエネルギーを消費しなくてもすむので、地球温暖化の防止に貢献することができる。
側板21は、側枠12と対応するほぼ矩形状としてあり、三段の棚(図示せず)を取り付けるための開口部及び切欠が形成されており、また、中段部の正面側に、持ち手用の切欠が形成されている。
この側板21は、特許文献2に記載されている固定部材24及び固定部材25によって、側枠12に固定されている。すなわち、固定部材24は、側板21の上部の二箇所に取り付けられており、また、固定部材25は、側板21の下部の二箇所に取り付けられており、側板21を内側から強固に固定することができる。
側板22は、側枠13と対応するほぼ矩形状としてある。
この側板22は、上記の固定部材24及び固定部材25によって、側枠13に固定されている。すなわち、固定部材24は、側板22の上部の二箇所に取り付けられており、また、固定部材25は、側板22の下部の二箇所に取り付けられており、側板22を内側から強固に固定することができる。
また、図示してないが、側板22及び側板21は、かご車1の内部側の表面に、不織布を貼り付けた構成としてもよい。このようにすると、荷物と接触した場合であっても、荷物の表面に傷を付けてしまうといった心配をより確実に排除することができる。
さらに、上記の不織布は、側板21と側板22とを繋げるように貼り付けられてもよい。このようにすると、側板21と側板22との間において、荷物の表面に傷を付けてしまうといった不具合を回避することができ、また、側板21と側板22との隙間から、内部の荷物が見られてしまうことを防止することができる。さらに、ごみ埃等の侵入をより確実に防止することができる。
また、好ましくは、側枠12及び側枠13の上部に、天板23が取り付けられた構成としてもよい。この天板23は、上述した気泡ボードからなっており、側枠12及び側枠13と対応するほぼ矩形状としてある。また、天板23は、上記の固定部材24によって、側枠12及び側枠13の上部に固定されている。すなわち、天板23は、左右方向の各端部の二箇所、及び、背面方向の端部の二箇所に取り付けられた固定部材24によって、強固に固定されている。このようにすると、内部の荷物が上方から見えてしまうといった不具合や、上方からごみ埃等が侵入するといった不具合などを防止することができる。
さらに、好ましくは、側枠12の上部に、記入板26が設けられているとよい。このようにすると、宛先や品名などを記載することができ、使い勝手を向上させることができる。
(扉)
本実施形態では、開閉自在の扉として、観音扉31及び上扉32を有している。
観音扉31は、軽量剛性板(本実施形態では、気泡ボード)からなっており、上端が回動式連結バー15の上方に位置するほぼ矩形状としてある。これにより、作業者は、観音扉31を閉めた状態でも、上扉32を開けることにより、内部の荷物を覗き見ることができるので、使い勝手を向上させることができる。
また、各観音扉31は、一対の蝶番313を介して、側枠12の正面側のフレームに開閉自在に取り付けられている。
ここで、好ましくは、各観音扉31は、中段の左右方向の端部(閉じた状態における左右方向の端部)に、持ち手用の切欠312が形成されている。これにより、観音扉31を閉じても、側枠12の正面側のフレームを容易に掴むことができるので、使い勝手を向上させることができる。
また、各観音扉31は、上部の中央側の端部(閉じた状態における中央側の端部)に、一対のほぼ矩形状の開口部311が形成されている。すなわち、上方の開口部311は、連結された回動式連結バー15の上方に位置しており、下方の開口部311は、連結された回動式連結バー15の下方に位置している。これにより、後述するワイヤー鍵4のワイヤーを上方の開口部311に挿入し、回動式連結バー15に掛け、下方の開口部311から引き出すといった作業を、容易に行うことができる。
上扉32は、軽量剛性板(本実施形態では、気泡ボード)からなっており、下端が、観音扉31の下方の開口部311より下方に位置するほぼ矩形状としてある。これにより、作業者は、観音扉31を閉めた状態でも、上扉32を開けることにより、内部の荷物を覗き見ることができるので、使い勝手を向上させることができる。
また、上扉32は、天板23の正面側の端部に開閉自在に取り付けられている。
ここで、好ましくは、上扉32は、中段の左右方向の端部に、持ち手用の切欠322が形成されているとよい。これにより、上扉32を閉じても、側枠12の正面側のフレームを容易に掴むことができるので、使い勝手を向上させることができる。
また、上扉32は、下部の中央に、一対のほぼ矩形状の開口部321が形成されている。すなわち、上方の開口部321は、連結された回動式連結バー15の上方に位置しており、下方の開口部321は、連結された回動式連結バー15の下方に位置している。また、上方の開口部321は、一対の上方の開口部311を覆う形状としてあり、下方の開口部321は、一対の下方の開口部311を覆う形状としてある。これにより、後述するワイヤー鍵4のワイヤーを上方の開口部321に挿入し、回動式連結バー15に掛け、下方の開口部321から引き出すといった作業を、容易に行うことができる。
(ワイヤー鍵)
ワイヤー鍵4は、観音扉31や上扉32の閉状態を維持する施錠手段であり、紐状体(たとえば、ワイヤーやチェーン)を備えている。このワイヤー鍵4は、回動式連結バー15と、観音扉31の少なくとも一対の開口部311と、上扉32の一対の開口部321とに掛けられる。
なお、本実施形態では、施錠手段として、ワイヤー鍵4を用いているが、これに限定されるものではなく、たとえば、南京錠などでもよい。
次に、上記構成のかご車1の使用方法などについて説明する。
まず、かご車1は、荷物を搭載する際、上扉32が上方に開かれ、さらに、観音扉31が左右方向に開かれる。また、回動式連結バー15は、係止が解除され、下方を向いた状態にある。これにより、かご車1は、容易に荷物の搭載及び取出しが行われる。
次に、観音扉31及び上扉32を閉める際、まず、回動式連結バー15を水平方向に回動させ、鉤状の他方の端部を側枠12に係止する。続いて、観音扉31を閉め、さらに、上扉32を閉める。なお、各観音扉31や上扉32を閉める順番は、上記に限定されるものではない。たとえば、上扉32を閉めてから、観音扉31を閉めてもよく、このようにすると、上扉32を閉めた状態で、観音扉31を開けることができる。
次に、ワイヤー鍵4のワイヤーを、上扉32の上方の開口部321及び右側の観音扉31の上方の開口部311に挿入し、回動式連結バー15に掛け、右側の観音扉31の下方の開口部311及び上扉32の下方の開口部321から引き出し、施錠する。これにより、ワイヤー鍵4は、観音扉31及び上扉32を回動式連結バー15に施錠することができる。
また、かご車1は、観音扉31及び上扉32が施錠されると、実際にかご車1内部の荷物を取ることができないといった、盗難防止効果を発揮することができる。
また、ワイヤーの通し方は、上記に限定されるものではなく、たとえば、図示してないが、上扉32の上方の開口部321及び右側の観音扉31の上方の開口部311に挿入し、回動式連結バー15に掛け、左側の観音扉31の下方の開口部311及び上扉32の下方の開口部321から引き出す方法としてもよい。
さらに、上扉32の上方の開口部321及び右側の観音扉31の上方の開口部311に挿入し、回動式連結バー15に掛け、左側の観音扉31の下方の開口部311及び上扉32の下方の開口部321から引き出し、続いて、上扉32の上方の開口部321及び左側の観音扉31の上方の開口部311に挿入し、回動式連結バー15に掛け、右側の観音扉31の下方の開口部311及び上扉32の下方の開口部321から引き出す方法としてもよい。このようにすると、施錠の強度を向上させることができ、施錠パターンの自由度を増大させることができる。
さらに、右側の観音扉31の下方の開口部311に挿入し、回動式連結バー15に掛け、左側の観音扉31の下方の開口部311から引き出す方法としてもよい。このようにすると、観音扉31だけを施錠することができる。すなわち、観音扉31の開口部311及び上扉32の開口部321を形成することにより、施錠パターンの自由度を増大させることができる。
以上説明したように、本実施形態のかご車1によれば、外部から内部の荷物を見えなくすることによる盗難防止効果、及び、内部の荷物を取り出せなくすることによる盗難防止効果を有し、さらに、軽量化(COの排出量の低減化)などを実現できる。
[かご車の第二実施形態]
図4は、本発明の第二実施形態にかかるかご車を説明するための概略図であり、(a)は正面図を示しており、(b)は扉を開いた状態の正面図を示している。
図4において、本実施形態のかご車1aは、第一実施形態のかご車1と比べると、開閉自在の扉として、観音扉31aだけを備えている点などが相違する。なお、本実施形態の他の構成は、かご車1とほぼ同様としてある。
したがって、図4において、図1〜3と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
観音扉31aは、軽量剛性板(本実施形態では、気泡ボード)からなっており、上端が天板23の近傍に位置するほぼ矩形状としてある。
また、各観音扉31aは、上部、中段部及び下部の三箇所に設けられた蝶番313を介して、側枠12の正面側のフレームに開閉自在に取り付けられている。
さらに、各観音扉31aは、上部及び中段の左右方向の端部(閉じた状態における左右方向の端部)に、持ち手用の切欠312が形成されている。これにより、観音扉31を閉じても、側枠12の正面側のフレームを容易に掴むことができるので、使い勝手を向上させることができる。
本実施形態のかご車1aは、観音扉31aを施錠する際、ワイヤー鍵4のワイヤーを、左側の観音扉31の上方の開口部311に挿入し、回動式連結バー15に掛け、右側の観音扉31の下方の開口部311から引き出し、施錠する。これにより、ワイヤー鍵4は、各観音扉31aを回動式連結バー15に施錠することができる。
なお、ワイヤーの掛け方は、上記の掛け方に限定されるものではない。たとえば、ワイヤー鍵4のワイヤーを、左側の観音扉31の開口部311に挿入し、右側の観音扉31の開口部311から引き出し、施錠してもよい。
また、ワイヤーを、右側の観音扉31の上方の開口部311に挿入し、回動式連結バー15に掛け、右側の観音扉31の下方の開口部311から引き出す方法としてもよい。このようにすると、右側の観音扉31だけを施錠することができ、施錠パターンの自由度を増大させることができる。
以上説明したように、本実施形態のかご車1aによれば、第一実施形態とほぼ同様に、外部から内部の荷物を見えなくすることによる盗難防止効果、及び、内部の荷物を取り出せなくすることによる盗難防止効果を有し、さらに、軽量化(COの排出量の低減化)などを実現できる。また、上扉32を設けていない分だけ、構造を単純化してあるので、製造原価のコストダウンを図ることができる。
また、本実施形態は、様々な応用例を有している。
次に、この応用例について、図面を参照して説明する。
<かご車の第二実施形態の応用例>
図5は、本発明の第二実施形態の応用例にかかるかご車を説明するための概略図であり、(a)は正面図を示しており、(b)は扉を開いた状態の正面図を示している。
図5において、本応用例のかご車1a´は、第二実施形態のかご車1aと比べると、開閉自在の扉として、幅の広い観音扉31a´を備えている点などが相違する。なお、本応用例の他の構成は、かご車1aとほぼ同様としてある。
したがって、図5において、図4と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
観音扉31a´は、観音扉31aと比べると、幅寸法が所定の長さ(たとえば、1〜3cm)だけ広い形状としてある。これにより、観音扉31a´を閉めると、中央側の端部どうしが重なるので、扉としての機能を向上させることができる。
このように、かご車1a´は、第二実施形態とほぼ同様の効果を奏することができ、さらに、扉としての機能を向上させることができる。
[かご車の第三実施形態]
図6は、本発明の第三実施形態にかかるかご車を説明するための概略図であり、(a)は正面図を示しており、(b)は扉を開いた状態の正面図を示している。
図6において、本実施形態のかご車1bは、第二実施形態のかご車1aと比べると、開閉自在の扉として、片開き扉33を備えている点などが相違する。なお、本実施形態の他の構成は、かご車1aとほぼ同様としてある。
したがって、図6において、図4と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
片開き扉33は、軽量剛性板(本実施形態では、気泡ボード)からなっており、背面方向の側板22とほぼ同じ形状としてある。
また、片開き扉33は、左側端部の上部、中段部及び下部の三箇所に設けられた蝶番313を介して、左側の側枠12の正面側のフレームに開閉自在に取り付けられている。
上記の片開き扉33は、上部の右側端部に、ほぼ矩形状の開口部311が形成されている。これにより、ワイヤー鍵4のワイヤーを開口部311に挿入し、右側の側枠12の正面側のフレームに掛けるといった作業を、容易に行うことができる。
なお、本実施形態では、開口部311を一箇所に形成してあるが、これに限定されるものではない。たとえば、図示してないが、上部の右側端部であって、連結された回動式連結バー15の上方及び下方の二箇所に、開口部311を形成してもよい。かかる場合、ワイヤーは、上方の開口部311に挿入され、回動式連結バー15に掛けられ、下方の開口部311から引き出される。
さらに、片開き扉33は、上部及び中段の左右方向の端部に、持ち手用の切欠312が形成されている。これにより、片開き扉33を閉じても、側枠12の正面側のフレームを容易に掴むことができるので、使い勝手を向上させることができる。
また、片開き扉33は、上部のほぼ中央に、矩形状のホワイトボード34が形成されている。このホワイトボード34は、所定のコーティング剤を塗布することにより、気泡ボードの表面をホワイトボード化してある。このようにすると、宛先や品名などを記載することができ、使い勝手を向上させることができる。なお、このホワイトボード34は、側板21に形成されてもよい。
本実施形態のかご車1bは、片開き扉33を施錠する際、ワイヤー鍵4のワイヤーを、右側端部の開口部311に挿入し、右側の側枠12のフレームに掛けて施錠する。これにより、ワイヤー鍵4は、片開き扉33を右側の側枠12のフレームに施錠することができる。
以上説明したように、本実施形態のかご車1bによれば、第二実施形態とほぼ同様に、予防的盗難防止効果及び実際的盗難防止効果を有し、さらに、軽量化(COの排出量の低減化)などを実現できる。また、片開き扉33が一枚である分だけ、部品点数などを削減することができるので、製造原価のコストダウンを図ることができる。
以上、本発明のかご車について、好ましい実施形態などを示して説明したが、本発明に係るかご車は、上述した実施形態などにのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、図示してないが、第三実施形態のかご車1bにおいては、第一実施形態の観音扉31とほぼ同じ高さを有する片開き扉33と、上扉32とを備える構成としてもよい。このようにすると、第一実施形態と同様に、上扉32だけを開けて、内部を見ることができるので、使い勝手を向上させることができる。
また、第三実施形態のホワイトボード34は、第一実施形態の上扉32や、第二実施形態の観音扉31a、31a´に形成されてもよい。
1 かご車
4 ワイヤー鍵
11 台車
12 側枠
13 側枠
14 キャスター
15 回動式連結バー
21 側板
22 側板
23 天板
24 固定部材
25 固定部材
26 記入板
31 観音扉
32 上扉
33 片開き扉
34 ホワイトボード
311 開口部
312 切欠
313 蝶番
321 開口部
322 切欠

Claims (9)

  1. キャスターの取り付けられた台車と、この台車に立設された側枠とを有するかご車において、
    左右方向及び背面方向の前記側枠に取り付けられた側板と、
    正面方向に設けられた開閉自在の扉と
    を備えたことを特徴とするかご車。
  2. 前記側枠の上部に、天板が取り付けられたことを特徴とする請求項1に記載のかご車。
  3. 前記扉の閉状態を維持する施錠手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のかご車。
  4. 前記施錠手段が、前記扉に形成された開口部に掛けられることを特徴とする請求項3に記載のかご車。
  5. 前記施錠手段が、前記左右方向の側枠の正面側の部分どうしを連結する連結バーに掛けられることを特徴とする請求項4に記載のかご車。
  6. 前記開口部が、前記連結バーの上方及び下方に形成されたことを特徴とする請求項5に記載のかご車。
  7. 前記扉が、観音扉又は片開き扉であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のかご車。
  8. 前記扉が、観音扉又は両開き扉と、上扉とを有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のかご車。
  9. 前記扉、及び/又は、前記側板の一部をホワイトボード化したことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のかご車。
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