JP2000199230A - アンカ―ボルトの設置方法 - Google Patents

アンカ―ボルトの設置方法

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JP2000199230A JP11135095A JP13509599A JP2000199230A JP 2000199230 A JP2000199230 A JP 2000199230A JP 11135095 A JP11135095 A JP 11135095A JP 13509599 A JP13509599 A JP 13509599A JP 2000199230 A JP2000199230 A JP 2000199230A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数本のアンカーボルトを含んだアンカーセッ
トの水平方向の調整作業に関する作業性を改善する。ク
レーン等の重機を使用しなくとも、柱位置でアンカーセ
ットを手組みしたうえ、高さ方向の調整可能なアンカー
ボルトの設置方法を提供する。 【解決手段】地盤32に支柱3を備えた支持用フレーム
1を設置し、その支柱3の下部周囲に複数本のアンカー
ボルト14を含むアンカーセット13をセットしたう
え、前記支柱3に補助支柱33を継足して上方に吊上げ
手段34を装着し、その吊上げ手段34により前記アン
カーセット13を吊上げて、支柱3の所定高さに取付け
た受け部材4,5の摺動面上に載置することによりアン
カーセット13を所定高さにセットするとともに、その
摺動面上で縦横に摺動して水平方向の調整を実施して固
定した後、吊上げ手段34と補助支柱33を撤去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築構造物の鉄骨
柱をコンクリート基盤上に建てる場合に、基礎構造に対
して力を伝達させるためのアンカーボルトの設置方法に
関する。より詳しくは、そのアンカーボルトの設置作業
における作業性を改善するための改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のアンカーボルトの設置方
法においては、複数本のアンカーボルトと添プレートな
どの組立体からなるアンカーセットを地盤上に形成した
支持用のフレームに固定することによりアンカーボルト
を所定位置に設置するという手法が広く用いられてい
る。この場合、従来の設置方法では、各アンカーボルト
の高さに関する微調整に関しては、アンカーセットの支
持用フレームに対する取付位置を調整することによって
行われていた。また、そのアンカーセットの組付け作業
後に各アンカーボルトの設置位置に水平方向のずれがあ
る場合には、アンカーセットが固定された前記支持用フ
レームを捨てコンクリート等の地盤側に対して移動する
などの手法により微調整が行われるのが一般的であっ
た。
【0003】他方、地盤に対して立設した鋼材の上部に
横方向の鋼材を渡し、その横方向の鋼材上に、各アンカ
ーボルトの上下部をそれぞれ上部添プレートあるいは下
部添プレートにより支持するとともに定着板を下部添プ
レートの上面側に配設して一体的に形成したアンカーセ
ットを載置し、芯出しをした後、溶接等により固定する
という手法も開示されている(特許第2555111号
公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した前
者の従来技術においては、前記アンカーセットの高さが
高い場合や重量が大きい場合には、そのアンカーセット
が一体化された支持用フレームを捨てコンクリート等の
地盤側に対して移動する際に伴う、対コンクリートとの
摩擦係数が大きいことも相俟って、その移動作業に大き
な押動力が必要とされ、作業負担が大きくなり作業性に
難点が生じるばかりでなく、同作業に危険が伴う場合も
あるといった問題があった。また、後者の従来技術にお
いては、アンカーセットの水平方向の位置調整作業を改
善するという観点からは積極的な工夫がなされていな
い。すなわち、アンカーセットを前記横方向の鋼材上に
載置するに際して、その横方向の鋼材上を縦横に摺動し
て調整するために必要な調整用の間隙部をいずれの方向
に対しても形成しておくという工夫に関しては開示され
ていない。なお、アンカーボルトのサイズが大きくな
り、アンカーセットに組んだ場合の重量が大きくなる場
合には、柱位置でアンカーセットを手組みして設置位置
を所定の高さに調整することは作業に困難が伴うことか
ら、予め組立てに適した場所でアンカーセットに組立て
たうえ、クレーン等の重機を用いて柱位置に移動して所
定の高さに設置するという施工法が広く採用されてい
る。しかしながら、この施工法は、クレーン等の重機の
活用が困難な現場の場合には採用できない。また、重機
の使用が可能な場合にも、その重機に関する費用が嵩む
ことはいうまでもない。
【0005】本発明は、以上のような従来技術の状況に
鑑みて発明したもので、アンカーボルトの設置位置に関
する調整作業を改善するという観点から、とりわけアン
カーセットの水平方向の微調整作業を改善し、その作業
負担を軽減したアンカーボルトの設置方法を提供するこ
とを目的とするものである。また、クレーン等の重機を
使用しなくとも、柱位置でアンカーセットを手組みした
うえ、その設置位置を所定の高さに簡便に調整可能なア
ンカーボルトの設置方法を提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、捨てコンクリート等の地盤に対してアン
グル材等からなる支柱を備えた支持用フレームを設置す
るとともに、前記支柱に位置調整用の摺動面を有する受
け部を設け、該受け部の摺動面上に複数本のアンカーボ
ルトを含む組立体からなるアンカーセットの適宜部分を
載置するとともに、その摺動面上を縦横に摺動し得るよ
うにいずれの方向に対しても調整用の間隙部を形成し、
該間隙部を介して前記アンカーセットを所定の設置位置
上に摺動して前記支持用フレーム側に固定することによ
りアンカーボルトを所定位置に設置するという技術手段
を採用した。この技術手段の採用により、本発明におけ
る水平方向の位置調整は、アンカーセットの重量を前記
受け部により支持した状態で、アンカーセットのみを摺
動面上を縦横に摺動させることによって行われるので、
その調整作業に必要な押動力が大きく軽減される結果、
作業性が大幅に改善され作業負担が軽減される。なお、
アンカーボルトの設置高さの調整は、前記受け部の前記
支柱に対する取付高さを調整することによって簡単に行
うことができる。
【0007】また、捨てコンクリート等の地盤に対して
アングル材等からなる支柱を備えた支持用フレームを設
置するとともに、その支持用フレームの各支柱の下部周
囲に複数本のアンカーボルトを含むアンカーセットをセ
ットし、しかる後、前記支柱に補助支柱を継足して該補
助支柱の上部に吊上げ手段を設置して、その吊上げ手段
により前記アンカーセットを吊上げるとともに、前記支
柱の所定高さに受け部をセットし、さらに前記吊上げ手
段を介して前記アンカーセットを下降して前記受け部上
に載置した後、前記補助支柱及び吊上げ手段を撤去する
ことにより、アンカーボルトを所定高さに設置するとい
う技術手段を採用した。本発明によれば、支持用フレー
ムの各支柱の下部周囲にセットしたアンカーセットを所
定の設置高さに調整する場合には、従来のようにクレー
ン等の重機を活用しなくとも、前記吊上げ手段を用いる
ことにより簡便に行うことができるので、作業性を改善
できるとともに作業コストを削減できる。
【0008】
【発明の実施の形態】前記支持用フレームは、前記アン
カーセットを支持し得るものであれば、アングル材など
の形鋼に限らず種々の素材から構成することが可能であ
る。また、アンカーセットは、複数本のアンカーボルト
を所定間隔を保持した状態に組立てたものであればよ
く、各アンカーボルトの上下を添プレートに挿通支持し
たうえ、下部添プレートを挿通した部分に定着板を付設
したものや、下部添プレートに代えて定着機能を合わせ
もつ、例えば断面略U字状の定着フレームを採用したも
のなど、種々の形態が可能である。なお、アンカーセッ
トは、柱位置すなわち各支持用フレームの下部周囲に手
組みによりセットし得ることはいうまでもないが、予め
他の場所で組立てて支持用フレーム部へ移動してセット
する形態にも適用可能である。この場合には、重機の使
用を支持用フレームへのセット時のみに限定できる点
で、重機の使用時間の短縮が可能である。また、本発明
の適用されるアンカーボルトとしては、丸鋼あるいは異
形鉄筋等の棒状のアンカー材からなり、それらの相互間
に所定の間隔を保持して設置するものであれば広く適用
が可能である。さらに、前記支持用フレームの支柱に設
けられる前記受け部を構成する受け部材としては、アン
カーセットを支持し得る強度を備え、かつ水平方向の位
置調整用の摺動面を有するものであれば、それぞれの支
柱単位に離間された状態で付設されるものでも、各支柱
に対して連結された状態、例えば矩形状に連結された状
態に形成するものでもよい。その場合、支柱をアンカー
セットの内側に配置し、前記受け部材を外側へ向けて張
出してアンカーセットを摺動可能に支持するように構成
した形態のものや、逆に支柱をアンカーセットの外側に
配置して前記受け部材を内側へ向けて張出してアンカー
セットを摺動可能に支持する形態のものが可能である。
また、受け部材の支柱に対する固定や微調整後のアンカ
ーセットの支持用フレームに対する固定手段としては、
締付ボルト、C形のシャコ万力などの固着手段や溶接等
の種々の形態が可能である。また、支柱の設置数はアン
カーセットの形態などに応じて自由に選定することがで
き、場合によってはアンカーセットの中央部に一本の支
柱を立設して、その支柱の周囲に張出した受け部によっ
てアンカーセットを支持する形態も可能である。なお、
必要に応じて支持用フレーム自体の定着作用をアンカー
ボルトの定着機能として利用し得ることはいうまでもな
い。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例に関して
説明する。図1は前記支持用フレームに関する実施例を
示した斜視図である。図示のように、本実施例の支持用
フレーム1は、捨てコンクリート等の地盤上に枠状に設
置するベース2の各角部に対してアングル材等からなる
4本の支柱3を締付ボルトや溶接等により立設し、それ
らの各支柱3の上方の外側面に図2の部分拡大図に示し
たように断面略L字状の受け部材4,5を取付けたもの
から構成される。そして、それらの各支柱3に取付けら
れた受け部材4,5の水平部により後述のアンカーセッ
トの受け部が構成され、それらの水平部の上面によって
水平方向の位置調整用の摺動面が形成されることにな
る。なお、本実施例においては、受け部材4,5の支柱
3に対する固定手段としてシャコ万力6を用い、その取
付高さを調整し得るように構成している。
【0010】図3は受け部材に関する他の実施例の場合
を示した斜視図である。本実施例の受け部材7は、支柱
3を挿通し得る三角状の筒状部8に摺動面を構成する水
平部9,10を折曲げ形成し、さらにそれらの水平部
9,10の後方に支柱3に対する固定用の締付手段11
を備えたものから構成される。また、図4は支柱の立設
の仕方に関する他の実施例を示した斜視図である。本実
施例は、前記枠状のベース2に代えてそれぞれの支柱3
に対応して平板状のベース12を用いた場合を示したも
のである。
【0011】図5は前記支持用フレーム1を使用してア
ンカーセットを支持した状態を示した正面図であり、図
6はそのA−A断面図、図7は水平方向の微調整を行っ
た後の状態を示した正面図である。図中、13はアンカ
ーセットを示したものであり、本実施例では、12本の
アンカーボルト14を使用して、それらのアンカーボル
ト14の上方をそれぞれ上部添プレート15に形成した
各挿通孔に挿通するとともに、下方を下部添プレート1
6の挿通孔及び定着板17に挿通させた状態で、ナット
18〜21を用いて締付固定することにより、各アンカ
ーボルト14を所定間隔に一体的に保持している。そし
て、そのアンカーセット13は下部添プレート16を介
して支柱3に設けられた前記受け部材4,5の水平部上
に摺動可能に支持されるように構成されている。なお、
受け部材4,5の支柱3に対する高さ方向の取付位置を
調整することにより、アンカーセット13の設置高さが
調整可能に構成されている。
【0012】図6はそのアンカーセット13の支持状態
を示したもので、図示のように、下部添プレート16の
内周面と支柱3の外側面との間には全周に調整用の間隙
部eが形成されるように各部の寸法が設定されている。
すなわち、アンカーセット13は、下部添プレート16
を介して支柱3に設けられた受け部材4,5の水平部上
に摺動可能に支持されるとともに、間隙部eを設けて水
平方向に摺動し得るように構成されている。図7は矢印
で示した左方向にアンカーセット13を最大限に摺動し
た場合を例示したもので、その摺動の結果、下部添プレ
ート16の左側の内周面と支柱3の外側面との間に前記
間隙部eの2倍の間隙部が形成されたところを示したも
のである。以上のように、本発明においては、下部添プ
レート16を介してアンカーセット13を支柱3に設け
た受け部材4,5等からなる受け部に摺動可能に支持す
るとともに、そのための調整代を確保してアンカーセッ
ト13の水平方向の位置調整を可能にした点に特徴があ
る。特に、本実施例では、前記受け部4,5を支柱3付
近のみに配設したことからアンカーボルト14との干渉
を回避しやすいので、調整代としての前記間隙部eの確
保がしやすく、また前記定着板17の設置部位に関して
も、下部添プレート16の上下のどちら側に配置しても
よい。なお、支柱3の上方を受け部材4,5の摺動面よ
り突出しないように構成すれば、更に広い調整代の確保
も可能である。しかして、アンカーセット13の高さ方
向及び水平方向の位置調整が終了した場合には、シャコ
万力などの固定手段や溶接等により支柱3側に固定して
コンクリートの打設作業に備えることになる。
【0013】図8は支持用フレームに関する他の実施例
を示した斜視図である。図示のように、本実施例の支持
用フレーム22は、前記ベース2の各角部に立設した支
柱3の周囲にアングル材からなる受け部材23を枠状に
設けて、それらの水平部により摺動面を形成した点で特
徴を有するものであり、その使用の仕方は前述の実施例
と同様である。なお、受け部材23の外方へ張出した部
分に水準器等を載置すれば、摺動面の水平度が簡便に計
測できる。また、図9は更に支持用フレームに関する他
の実施例を示した平面図である。本実施例では、受け部
材24を矩形のリング状に形成し、その各角部に前記支
柱3の挿通可能な間隙部を形成した状態に支持部材25
を固着し、その支持部材25に溶接したナット等からな
る雌ネジ部26に締付ボルト27を螺合して、その締付
ボルト27を介して受け部材24を支柱3に対して固定
し得るように構成したものである。なお、これらの実施
例の場合には、アンカーセット側の例えば下部添プレー
ト16と摺動可能に当接する受け部材23,24が全周
に形成されるので、水平方向の調整時に各アンカーボル
ト14の固定部との干渉が問題になる。したがって、そ
の干渉を回避するという観点から前記定着板17は下部
添プレート16の上面側に配置することが望ましい。な
お、その場合でも、下部添プレート16の下面側のナッ
ト21の外側部と受け部材23,24の縁部との干渉に
より調整代が規制されることになる。
【0014】図10はアンカーセットに関する他の実施
例を示した斜視図である。本実施例のアンカーセット2
8では、8本のアンカーボルト29を使用して、それら
のアンカーボルト29の上方を矩形リング状の上部添プ
レート30に形成した挿通孔に挿通して支持固定すると
ともに、下方は、断面略U字状に形成された定着機能を
有する定着フレーム31の溝部に挿通して支持固定する
ことにより、各アンカーボルト29を所定間隔に一体的
に保持する場合を例示したものである。そして、本実施
例においても、支持用フレーム1を構成する支柱3に設
けた受け部による支持の仕方や水平方向の位置調整の仕
方に関しては、前記実施例の場合と基本的に異なるとこ
ろはない。
【0015】次に、以上に例示した実施例を具体的に適
用する場合における施工方法の概略に関して説明する。
なお、以下の施工例では前記アンカーセット13と支持
用フレーム1との組合せを採用した場合を中心に説明す
るが、他の形態のアンカーセット28や支持用フレーム
22等との組合せを採用する場合にも同様である。図1
1は手組方式による場合の施工手順を示した概略説明図
である。図示のように、この施工例では、先ず(a)の
ように、捨てコンクリート32上の所定位置にベース2
を同ベース2に形成された長孔等を介して後施工アンカ
ーなどにより仮止めしたうえ、そのベース2の各角部に
支柱3を立設することにより支持用フレーム1を形成す
る。次に、(b)のように支柱3の各外側面の所定高さ
に受け部材4,5等を仮止めしたうえ、その受け部材
4,5上に下部添プレート16あるいは定着フレーム3
1を載置する。そして、(c)のようにその下部添プレ
ート16の上方に定着板17を添えながら、あるいは定
着フレーム31に対して所要数のアンカーボルト14を
一本ずつ順次立設するとともに、それらの上方を上部添
プレート15の各挿通孔に挿通してナットを用いて固定
することによりアンカーセット13を組立てる。しかる
後、必要に応じて受け部材4,5の支柱3に対する取付
位置を介してアンカーボルト14の設置高さを微調整し
て支柱3に対して本締めするとともに、アンカーセット
13の水平方向の位置を、下げ振り等を用いてアンカー
ボルト14の頭部の位置を確認しながら、受け部材4,
5上を摺動させて所定の設置位置に微調整し、更にシャ
コ万力等の固定手段や溶接などによって支柱3に対して
固定することにより、アンカーボルト14を所定の設置
位置に位置決めする。そして、前記ベース2の本締めを
行ってアンカーボルト14の設置作業を終了する。
【0016】図12は他の場所で予め組立てられたアン
カーセットをクレーン等の吊上げ手段により吊上げて支
持用フレーム上に設置する場合の施工手順を示した概略
説明図である。この施工例の場合には、(a)及び
(b)に示したように、捨てコンクリート32上の所定
位置にベース2を同ベース2に形成した長孔等を介して
後施工アンカーなどにより仮止めして各角部に支柱3を
立設することにより支持用フレーム1を形成し、前記受
け部材4,5を所定の高さに仮止めするとともに、他の
場所でアンカーセット13を予め組立てる(なお、図中
では、前記アンカーボルト14の下部の支持手段として
定着フレーム31を採用した場合を例示した)。そし
て、(c)で示したように、その予め組立てられたアン
カーセット13を図示しないクレーン等により吊上げて
支持用フレーム1の受け部材4,5上に載置する。しか
る後、(d)において、前述の施工例の場合と同様に、
必要に応じて受け部材4,5の取付位置によるアンカー
ボルト14の設置高さの微調整を行い、さらにアンカー
セット13を受け部材4,5上を摺動させて水平方向の
微調整をし、シャコ万力等の固定手段や溶接により固定
するという、アンカーボルト14の位置決め作業を実施
し、ベース2の本締めをして作業が終了することにな
る。なお、このアンカーボルト14の位置決め作業の
間、クレーン等によるアンカーセット13の支持を継続
するようにすれば、作業負担が更に軽減され作業性を向
上できる。
【0017】図13はアンカーセットを支持用フレーム
と同じ場所で手組により組立ててレバーブロックやチェ
ーンブロック等の吊上げ手段により吊上げて所定の位置
に設置する場合の施工手順を示した概略説明図である。
この施工例の場合には、先ず(a)に示したように、捨
てコンクリート32上の所定位置にベース2を長孔等を
介して後施工アンカーなどにより仮止めしたうえ、その
各角部に支柱3を立設することにより支持用フレーム1
を形成するとともに、前記受け部材4,5を支柱3の下
方にセットする。そして、(b)に示したように、支柱
3の下方にセットされた前記受け部材4,5上あるいは
他の載置台上に定着フレーム31あるいは下部添プレー
ト16を載置し、その定着フレーム31に対して、ある
いは前述のように添プレート16の上方に定着板17を
添えながら、所要数のアンカーボルト14をナットによ
り締付固定することにより順次立設し、さらにそれらの
各アンカーボルト14の上方に上部添プレート15をセ
ットすることによりアンカーセット13を組立てる。次
に、(c)に示したように、前記支柱3の上部に吊上げ
用の補助支柱33を接続し、該補助支柱33を介してレ
バーブロック等の吊上げ手段34を配設する。そして、
その吊上げ手段34の把持部35を介してアンカーセッ
ト13を支持し、(d)に示したように上方に吊上げ、
その状態において、前記受け部材4,5を支柱3の上方
の設置位置に仮止めした後、アンカーセット13を下降
して定着フレーム31あるいは下部添プレート16を介
して受け部材4,5上に摺動可能に載置する。しかる
後、さらに前述の施工例の場合と同様に、必要に応じて
受け部材4,5の取付位置によるアンカーボルト14の
設置高さの微調整を行い、アンカーセット13を受け部
材4,5上を摺動させて水平方向の微調整をしたうえシ
ャコ万力等の固定手段や溶接などによって固定するとい
う、アンカーボルト14の位置決め作業を実施し、前記
補助支柱33及び吊上げ手段34を撤去してベース2の
本締めを行うことにより作業が終了することになる。な
お、前記アンカーボルト14の位置決め作業の間、前記
吊上げ手段34によるアンカーセット13の支持を継続
するようにすれば、作業負担が更に軽減され作業性を向
上できる点も同様である。
【0018】図14〜図20は、以上の図13の施工例
の細部に関する実施例を示したものである。すなわち、
図14〜図17は図13の工程(b)と(c)との間の
施工手順を詳細に示したものであり、図18〜図20は
図13の工程(d)以降の施工手順を詳細に示したもの
である。前述のように、図13の(b)において、支柱
3の下方にセットされた前記受け部材4,5上あるいは
他の載置台上に定着フレーム31あるいは下部添プレー
ト16を載置し、その定着フレーム31に対して、ある
いは下部添プレート16の上方に定着板17を添えなが
ら、所要数のアンカーボルト14をナットにより締付固
定することにより順次立設し、さらにそれらの各アンカ
ーボルト14の上方に上部添プレート15をセットする
ことによりアンカーセット13を各支柱3の下部周囲に
セットすることができたら、図14の補助支柱33の接
続作業に進む。この作業は、図示のようにそれぞれの支
柱3の上端部に対して補助支柱33の下端部を順次嵌合
することにより行われる。各補助支柱33の継足しが終
了した場合には、図15に示したようにそれらの補助支
柱33の上端部に対して吊上げ手段34の支持手段36
を装着する。しかる後、図16に示したように支持手段
36に前記吊上げ手段34を取付け、その吊上げ手段3
4のフック部37に連結した把持部35を介して図17
に示したようにアンカーセット13を支持することによ
り吊上げ作業の準備が完了することになる。なお、支柱
3の高さに関しては、アンカーセット13の最終的な設
置状態に応じて上方へ突出しない高さに設定する。図
中、38は補強部材で、隣接する補助支柱33相互間を
連結することにより補強する補強金具である。
【0019】次に、図18〜図20により、図13の
(d)におけるアンカーセット13の吊上げ以降の作業
に関して説明する。前述のように、吊上げ手段34を介
して吊上げられたアンカーセット13は、図18におい
て下降され、支柱3の所定の設置高さにセットされた前
記受け部材4,5上に摺動可能に載置される。そして、
前述のように、必要に応じて受け部材4,5の取付位置
によるアンカーボルト14の設置高さの微調整や、アン
カーセット13を受け部材4,5上を摺動させて行う水
平方向の微調整を実施したうえ、シャコ万力等の固定手
段や溶接などによって固定することにより、アンカーボ
ルト14の位置決め作業を実施する。しかる後、図19
に示したように吊上げ手段34及び補助支柱33を撤去
する。これにより、アンカーセット13は、図20に示
したように最終的な設置状態に至り、アンカーボルト1
4の設置作業が完了することになる。
【0020】図21〜図26は、吊上げ手段34の支持
部に関する実施例を示した斜視図である。図21は最も
単純な一体型の実施例を示したものであり、図示のよう
に隣接する補助支柱33の上端部相互間に対向する一対
の補助梁部材39,40を溶接等により一体的に架設す
るとともに、それらの補助梁部材39,40相互間に更
に溶接等により主梁部材41を一体的に架設することに
より吊上げ手段34の支持部を構成したもので、その主
梁部材41の略中央部にレバーブロックやチェーンブロ
ックなどからなる吊上げ手段34を装着する。図22は
補助支柱33の上端部に嵌着し得る嵌着型の実施例を示
したもので、図示のように補助梁部材42,43の両端
部に補助支柱33の上端部に嵌合可能なソケット部44
を設けるとともに、それらの補助梁部材42,43相互
間に主梁部材45を架設することにより図15に例示し
た支持手段36を構成したものである。補助支柱33に
対する取付けに当っては、図15に示したようにソケッ
ト部44を各補助支柱33の上端部に嵌着し、主梁部材
45の略中央部に吊上げ手段34を装着することにな
る。図23の実施例は、図22の嵌着型の変形例を示し
たものであり、図示のようにX状に交差した状態に梁部
材46,47を形成し、それらの梁部材46,47の各
端部に補助支柱33の上端部に嵌合可能なソケット部4
8を設けることにより吊上げ手段34の支持手段を構成
したもので、それらの梁部材46,47の交差部に吊上
げ手段34を装着するものである。
【0021】図24〜図26は補助支柱33の配置状態
に応じて各寸法を調整可能に構成した吊上げ手段34の
支持手段に関する実施例を示したものである。図24に
示した実施例では、補助支柱33の上端部相互間に架設
される補助梁部材49,50をそれぞれ補助支柱33の
上端部に固着されるサイド部材a,bと、それらのサイ
ド部材a,bに対して摺動可能に嵌入支持されたセンタ
部材cとから構成するとともに、それらの補助梁部材4
9,50相互間に架設される主梁部材51を補助梁部材
49,50に固着されるサイド部材a,bと、それらの
サイド部材a,bに対して摺動可能に嵌入支持されたセ
ンタ部材cとから構成している。そして、それらの梁部
材49〜51を構成するサイド部材a,bとセンタ部材
cには、それぞれ複数の挿通孔52,53が形成されて
おり、それらの挿通孔52,53に係止ピン54を選択
的に挿入することにより、それらの梁部材49〜51の
長さを補助支柱33相互間の寸法に応じて調整し得るよ
うに構成されている。
【0022】図25に示した実施例では、各補助支柱3
3の上端部に係止ピン55を設けるとともに、それらの
補助支柱33相互間に架設される補助梁部材56,57
に前記係止ピン55が挿入可能な複数の挿通孔58を形
成し、補助支柱33相互間の寸法に応じて係止ピン55
を挿通孔58に選択的に挿入して架設し得るように構成
されている。同様に、それぞれの補助梁部材56,57
の中央部にも係止ピン59,60が設けられており、そ
れらの係止ピン59,60を主梁部材61に形成された
複数の挿通孔62に選択的に挿入することにより、補助
梁部材56,57相互間の寸法に応じて主梁部材61を
架設し得るように構成されている。
【0023】図26に示した実施例は、図25の実施例
の変形例であり、上述の係止ピンと挿通孔による固定手
段に代えて、各補助支柱33の上端部にそれぞれ対をな
す支持片63を設け、それらの支持片63に挿通孔64
を形成するとともに、補助支柱33相互間に架設される
補助梁部材65,66に複数の挿通孔67を形成し、そ
れらの補助梁部材65,66を前記支持片63間に挿入
した状態で、補助支柱33相互間の寸法に応じて係止ピ
ン68を挿通孔67に選択的に挿入することにより架設
し得るように構成されている。同様に、それぞれの補助
梁部材65,66の中央部にも対をなす支持片69,7
0が設けられ、それぞれ挿通孔71,72が形成されて
おり、主梁部材73を支持片69間及び支持片70間に
挿入した状態で架設し、それらの支持片69,70の挿
通孔71,72を介して主梁部材73に形成した複数の
挿通孔74に対して係止ピン75を選択的に挿入するこ
とにより、補助梁部材65,66相互間の寸法に応じて
主梁部材73を架設し得るように構成されている。な
お、以上の各支持片に形成した挿通孔と各梁部材に形成
した多数の挿通孔に対して係止ピンを選択的に挿入する
固定手段に代えて、図27に示したように止めネジ76
を用いて各梁部材を締付け固定するものや、図28に示
したようにバネ材から形成した略U字状の支持部材77
の中央部に各梁部材を圧入してバネ力により固定する固
定手段を採用することも可能である。また、以上の図2
4〜図26の実施例を図22のように嵌着型に構成する
ことも可能である。
【0024】図29〜図31は、補助支柱33の支柱3
に対する接続部に関する実施例を示したもので、それぞ
れ(A)は接続前、(B)は接続後の状態を示したもの
である。図29に示した実施例では、前記補助支柱33
の下端部にソケット部78を設け、そのソケット部78
を支柱3の上端部に嵌合することにより、補助支柱33
を支柱3に対して着脱自在に接続し得るように構成され
ている。なお、図中、79は挿入止め板である。図30
及び図31の実施例は、アングル材からなる支柱3を用
いた場合に関するもので、図30に示した実施例では、
補助支柱33の下端部に角筒状のソケット部80を設
け、そのソケット部80を支柱3の上端部に嵌合するこ
とにより、補助支柱33を支柱3に対して着脱自在に接
続し得るように構成されている。なお、図中、81は挿
入止め板である。また、図31に示した実施例では、補
助支柱33をアングル材にて構成し、適宜位置に係止凸
条部82及び雌ネジ孔83を形成するとともに、支柱3
の上部に前記雌ネジ孔83に対応した挿通孔84を形成
し、補助支柱33の係止凸条部82を支柱3の上端部に
係止しながら重合した状態において、止めネジ85を用
いて支柱3に形成した挿通孔84を介して補助支柱33
に形成した雌ネジ孔83に螺合して締付けることによ
り、補助支柱33を支柱3に対して着脱自在に接続し得
るように構成されている。
【0025】なお、図32はアンカーセット13の上部
添プレート15と補助支柱33との配置関係を示した平
面図である。図示のように、補助支柱33の外面とアン
カーボルト14の上部を支持した上部添プレート15の
内側との間には適宜のクリアランスeが形成される。こ
れにより、アンカーセット13のスムーズな昇降動作が
得られるとともに揺れが低減され、安全性な作業が可能
である。
【0026】図33及び図34は、以上の施工例の変形
例を示したものである。図33の施工例は、上述の補助
支柱33に代えて移動式のやぐら86を組んでレバーブ
ロックやチェーンブロック等からなる吊上げ手段87を
設置するという手法を採用したもので、現場の道路や敷
地状況によりクレーンなどの大型の装置が設置できない
場合などに有効である。なお、本例では、やぐら86の
下部に移動用の車輪88を付設しているが、場合により
設けなくてもよい。また、図34の施工例は、現場の根
切り高さが高く、土止めのために切り梁89等を設置し
ている場合に好適な施工例で、その切り梁89等を利用
して吊上げ手段90を支持した例を示したものである。
なお、これらの図33あるいは図34の施工例において
も、前述の施工例と同様のアンカーボルトの設置作業が
行われることになる。また、他の施工例において、溶接
による最終的な固定の前にアンカーボルト14の設置高
さに関する再調整を行う場合などに、以上の吊上げ手段
を使用することも可能である。また、アンカーセットの
昇降機構に関しては、場合に応じて上述の吊上げ方式に
代えてジャッキ等を用いた押上げ方式の採用も可能であ
る。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、所要本数のアンカーボ
ルトを含むアンカーセットを支持用フレームの支柱に設
けた受け部の摺動面によって支持するとともに、いずれ
の方向にも形成した調整用の間隙部を介してアンカーセ
ットのみを縦横に摺動させることにより、アンカーボル
トの水平方向の設置位置に関する微調整を行うように構
成したので、その微調整作業に必要な押動力が従来に比
べて大きく縮小されることから作業負担が大幅に軽減さ
れ、アンカーボルトの設置位置に関する微調整作業の作
業性を大幅に改善することができる。また、支持用フレ
ームの各支柱に補助支柱を継足して該補助支柱の上部に
設置した吊上げ手段によりアンカーセットを吊上げて設
置高さを調整し得るように構成したので、従来のように
クレーン等の重機を活用しなくとも、柱位置においてア
ンカーボルトを所定の高さに設置することができ、その
作業性を改善できるとともに作業コストを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 支持用フレームに関する実施例を示した斜視
図である。
【図2】 図1の部分拡大図である。
【図3】 受け部材に関する他の実施例の場合を示した
斜視図である。
【図4】 支柱の立設の仕方に関する他の実施例を示し
た斜視図である。
【図5】 アンカーセットの支持状態を示した正面図で
ある。
【図6】 図5のA−A断面図である。
【図7】 水平方向の微調整後の状態を示した正面図で
ある。
【図8】 支持用フレームに関する他の実施例を示した
斜視図である。
【図9】 支持用フレームに関する他の実施例を示した
平面図である。
【図10】 アンカーセットに関する他の実施例を示し
た斜視図である。
【図11】 手組方式による場合の施工手順を示した概
略説明図である。
【図12】 クレーン等により吊上げて支持用フレーム
上に設置する場合の施工手順を示した概略説明図であ
る。
【図13】 他の吊上げ方式による施工手順を示した概
略説明図である。
【図14】 同施工手順を示した概略説明図である。
【図15】 同施工手順を示した概略説明図である。
【図16】 同施工手順を示した概略説明図である。
【図17】 同施工手順を示した概略説明図である。
【図18】 同施工手順を示した概略説明図である。
【図19】 同施工手順を示した概略説明図である。
【図20】 同施工手順を示した概略説明図である。
【図21】 吊上げ手段の支持部に関する実施例を示し
た斜視図である。
【図22】 同支持部に関する実施例を示した斜視図で
ある。
【図23】 同支持部に関する実施例を示した斜視図で
ある。
【図24】 同支持部に関する実施例を示した斜視図で
ある。
【図25】 同支持部に関する実施例を示した斜視図で
ある。
【図26】 同支持部に関する実施例を示した斜視図で
ある。
【図27】 同支持部に関する実施例を示した部分拡大
図である。
【図28】 同支持部に関する実施例を示した部分拡大
図である。
【図29】 支柱と補助支柱の接続部に関する実施例を
示した部分拡大図である。
【図30】 同接続部に関する実施例を示した部分拡大
図である。
【図31】 同接続部に関する実施例を示した部分拡大
図である。
【図32】 アンカーセットの上部添プレートと補助支
柱との配置関係を示した平面図である。
【図33】 図13の変形例を示した正面図である。
【図34】 図13の他の変形例を示した正面図であ
る。
【符号の説明】
1…支持用フレーム、2…ベース、3…支柱、4,5…
受け部材、6…シャコ万力、7…受け部材、8…筒状
部、9,10…水平部、11…締付手段、12…ベー
ス、13…アンカーセット、14…アンカーボルト、1
5…上部添プレート、16…下部添プレート、17…定
着板、18〜21…ナット、22…支持用フレーム、2
3,24…受け部材、25…支持部材、26…雌ネジ
部、27…締付ボルト、28…アンカーセット、29…
アンカーボルト、30…上部添プレート、31…定着フ
レーム、32…捨てコンクリート、33…補助支柱、3
4…吊上げ手段、35…把持部、36…支持手段、37
…フック部、38…補強部材、39,40…補助梁部
材、41…主梁部材、42,43…補助梁部材、44…
ソケット部、45…主梁部材、46,47…梁部材、4
8…ソケット部、49,50…補助梁部材、51…主梁
部材、52,53…挿通孔、54,55…係止ピン、5
6,57…補助梁部材、58…挿通孔、59,60…係
止ピン、61…主梁部材、62…挿通孔、63…支持
片、64…挿通孔、65,66…補助梁部材、67…挿
通孔、68…係止ピン、69,70…支持片、71,7
2…挿通孔、73…主梁部材、74…挿通孔、75…係
止ピン、76…止めネジ、77…支持部材、78…ソケ
ット部、79…挿入止め板、80…ソケット部、81…
挿入止め板、82…係止凸条部、83…雌ネジ孔、84
…挿通孔、85…止めネジ、86…やぐら、87…吊上
げ手段、88…車輪、89…切り梁、90…吊上げ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井田 淳司 東京都足立区花畑7−6−10 (72)発明者 平山 貴章 千葉県市川市広尾1−4−15 (72)発明者 渡辺 亨 千葉県市川市広尾1−4−15 (72)発明者 鈴木 正裕 埼玉県蓮田市西新宿1−99−5 (72)発明者 萩野 毅 茨城県古河市本町4−7−1

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 捨てコンクリート等の地盤に対してアン
    グル材等からなる支柱を備えた支持用フレームを設置す
    るとともに、前記支柱に位置調整用の摺動面を有する受
    け部を設け、該受け部の摺動面上に複数本のアンカーボ
    ルトを含む組立体からなるアンカーセットを載置すると
    ともに、その摺動面上を縦横に摺動し得るようにいずれ
    の方向に対しても調整用の間隙部を形成し、該間隙部を
    介して前記アンカーセットを所定の設置位置上に摺動し
    て前記支持用フレーム側に固定することによりアンカー
    ボルトを所定位置に設置することを特徴とするアンカー
    ボルトの設置方法。
  2. 【請求項2】 前記受け部の前記支柱に対する取付高さ
    を介してアンカーボルトの設置高さを調整することを特
    徴とする請求項1記載のアンカーボルトの設置方法。
  3. 【請求項3】 捨てコンクリート等の地盤に対してアン
    グル材等からなる支柱を備えた支持用フレームを設置す
    るとともに、その支持用フレームの各支柱の下部周囲に
    複数本のアンカーボルトを含むアンカーセットをセット
    し、しかる後、前記支柱に補助支柱を継足して該補助支
    柱の上部に吊上げ手段を設置して、その吊上げ手段によ
    り前記アンカーセットを吊上げるとともに、前記支柱の
    所定高さに受け部をセットし、さらに前記吊上げ手段を
    介して前記アンカーセットを下降して前記受け部上に載
    置した後、前記補助支柱及び吊上げ手段を撤去すること
    により、アンカーボルトを所定高さに設置することを特
    徴とするアンカーボルトの設置方法。
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