JP2000199154A - 多色緯入れ用のフィ―ドモ―タ制御装置 - Google Patents

多色緯入れ用のフィ―ドモ―タ制御装置

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JP2000199154A JP204499A JP204499A JP2000199154A JP 2000199154 A JP2000199154 A JP 2000199154A JP 204499 A JP204499 A JP 204499A JP 204499 A JP204499 A JP 204499A JP 2000199154 A JP2000199154 A JP 2000199154A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多色緯入れにおいて、各測長貯留装置のフィ
ードモータの回転速度をできるだけ一定に維持し、巻き
付け張力を一定とするとともに、モータからの不要な発
熱を抑える。 【解決手段】 多色緯入れ用の測長貯留装置1のフィー
ドモータ3の回転速度を制御するために、速度設定部8
と、追従制御部9と、駆動制御部22とからなる多色緯
入れ用のフィードモータ制御装置2において、織機の主
軸の回転数L、1ピック当りの解舒数T、1リピート当
りのピック数N、1リピート当りの対応する緯糸の選択
ピック数Sとして、上記速度設定部8で上記基準速度V
Bを計算式VB=L×T×(S/N)により設定し、ま
た上記追従制御部9からの回転量偏差の信号の加算器1
6への出力を多色緯入れの1リピート終了時にのみ許容
する出力規制部15を上記追従制御部9と上記加算器1
6との間に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、主として、定交換の多色
緯入れにおいて、それぞれの緯糸に対応する測長貯留装
置のフィードモータの回転速度を制御する装置に関す
る。なお、定交換とは、多色の緯入れ選択順序が規則的
に予め定められ、この選択順序にもとづいて緯糸が交換
された状態で緯入れされる緯入れ方式をいう。
【0002】
【従来の技術】特公平7−18074号公報の技術は、
定交換緯入れ時にフィードモータを基準回転速度で連続
回転させるとともに、緯糸の選択時には、織機の主軸の
回転に追従して出力される指令信号を基準回転速度信号
に対する補正信号としている。詳細には、制御系のアッ
プダウンカウンタは、緯糸選択時に主軸の回転量信号A
を入力するとともに、フィードモータの回転量信号を常
時入力し、それらの回転量の偏差に応じた指令信号Cを
D/A変換器へ出力する。D/A変換器は、指令信号C
を指令信号C’に変換し、その指令信号C’を基準回転
速度信号に対する加算点へ出力する。
【0003】上記の技術によると、指令信号が基準回転
速度信号に対する補正信号として常時出力されるから、
フィードモータの回転速度は、常時変動する。特に、上
記の従来の技術のように、対応する緯糸の選択時にのみ
主軸の回転量信号が入力される制御形式によると、対応
の緯糸の非選択時にはフィードモータの回転量信号のみ
がカウンタに入力され、アップダウンカウンタにおける
回転量の偏差がマイナスとなるから、モータの回転速度
は、急速に減少する。そして、次回の対応の緯糸の選択
時には、織機の主軸の回転量信号が入力され始め、しか
も、このとき選択開始時のモータの回転速度か遅くなっ
ているから、回転量の偏差は、急激に増加する方向に転
じる。これにより、モータの回転速度は、急激に増加す
る。したがって、貯留ドラムへの巻き付け張力にむらが
生じ、緯入れ不良を招きやすい。また、速度の急変によ
って、モータに不要な発熱が生じる。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、主として、定交換の多
色緯入れにおいて、各測長貯留装置の連続回転するフィ
ードモータの回転速度をできるだけ一定に維持し、もっ
て、巻き付け張力を一定として、緯入れを安定させると
ともに、モータからの不要な発熱を抑えることである。
【0005】
【発明の解決手段】上記目的のもとに、本発明は、多色
緯入れ用の複数の測長貯留装置で、各測長貯留装置のフ
ィードモータの回転速度を制御するために、上記フィー
ドモータの基準速度すなわち基準回転速度の信号を加算
器へ出力する速度設定部と、織機の主軸の回転量と上記
フィードモータの回転量とを比較し、所定の比率で上記
フィードモータを上記主軸に追従させるために回転量偏
差の信号を求めて上記加算器へ出力する追従制御部と、
上記基準速度の信号および回転量偏差の信号にもとづ
き、上記フィードモータを駆動する駆動制御部とからな
る多色緯入れ用のフィードモータ制御装置において、織
機の主軸の回転数L、1ピック当りの解舒数T、1リピ
ート当りのピック数N、1リピート当りの対応する緯糸
の選択ピック数Sとして、上記速度設定部で上記基準速
度VBを計算式VB=L×T×(S/N)により設定
し、また上記追従制御部からの回転量偏差の信号の上記
加算器への出力を多色緯入れの1リピート終了時毎にの
み許容する出力規制部を上記追従制御部と上記加算器と
の間に設けている。
【0006】
【発明の実施の形態】図1ないし図5の具体例は、2色
の緯入れパターンすなわち緯糸a、bについて1リピー
トとしての4サイクル中、3サイクル連続して緯糸aを
緯入れし、残りの1サイクルで緯糸bを緯入れするもの
で、織機の主軸の回転数(回転速度)を検出し、その検
出値の1リピートにおける平均値を用いて、フィードモ
ータの基準速度を設定するとともに、織機の主軸の回転
量の信号を各緯糸の選択時にのみ入力して、フィードモ
ータの回転量と主軸の回転量とを比較し、その回転量偏
差に基づいてフィードモータの回転量を駆動する例であ
る。
【0007】図1は、2色の緯糸a、bについてのドラ
ム式測長貯留装置1のフィードモータ3をフィードモー
タ制御装置2により駆動する例を示している。それぞれ
の測長貯留装置1は、フィードモータ3によりアーム4
を回転させ、アーム4の回転によって対応の緯糸a、b
をドラム5の外周面に巻き付ける。なお、各ドラム5に
は、予め緯糸a、bが2ピック分(8巻分)ほど予備巻
きされている。
【0008】2つのフィードモータ制御装置2は、基本
的には同じ構成であり、織機の主軸6に連結されたエン
コーダ7から回転量Rを示すパルス状の信号を取り込
み、内部の速度設定部8、追従制御部9および出力規制
部15に送り込んでいる。
【0009】図2は、速度設定部8の具体的な一例を示
している。速度設定部8の内部の基準速度演算器14
は、主軸6の回転量Rの信号を入力とする織機回転数検
出回路10の出力として検出時点の主軸6の回転数(回
転速度)または過去の1リピート平均の回転数(回転速
度)L、解舒数設定器11によって設定される1ピック
当りの解舒数(1ピックにおいてドラムから解舒される
緯糸の巻数)T、および演算器13によって緯入れパタ
ーンIPの信号から計算される1リピート当りの選択ピ
ック数比(S/N)を入力として、基準速度VBを計算
式VB=L×T×(S/N)により求め、この基準速度
VBの信号を加算器16へ出力する。緯入れパターンI
Pの信号は、1リピート当りのピック数Nと1リピート
当りの対応する緯糸a、bの選択ピック数Sとの情報を
含んでいる。
【0010】基準速度VBは、緯糸a、bごとに対応の
フィードモータ制御装置2により求められる。回転数
(回転速度)L、解舒数Tは、緯糸a、bについて同じ
値である。そして、この具体例によれば、緯糸aの選択
ピック比(S/N)は、(3/4)であり、緯糸bの選
択ピック比(S/N)は、(1/4)となる。
【0011】なお、速度設定部8の内部で、緯入れパタ
ーン設定器12は、緯入れパターンIPの信号を演算器
13に出力するとともに、緯入れパターンIPの情報を
出力規制部15へ出力している。これによって、出力規
制部15は、1リピート=4サイクルを判別するととも
に、4サイクル毎に訪れる緯入れパターンの終了のタイ
ミングとして主軸回転角度例えば4サイクル目における
360度を認識する。また、図示しない織機制御装置か
ら演算器13へ1リピート終了毎に終了タイミングTE
の信号が出力される。
【0012】織機回転数検出回路10は、図3に例示す
るように、各1リピート中で、所定の織機(主軸6)の
回転角毎例えば45度毎に、織機運転信号Fにより動作
する織機回転数検出器23のみを利用して、検出時点の
回転数(回転速度)Lを検出し、検出された回転数Lを
基準速度演算器14へ直接出力するか、または織機回転
数検出器23のほか、1リピートごとに出力されるタイ
ミング信号TCにより演算を開始する平均値演算器24
を利用して1リピート中の複数の検出値から平均の回転
数(回転速度)Lを算出する。検出時点の回転数(回転
速度)Lは、検出時点が属するリピート、すなわち、今
回のリピートで使用されるが、平均の回転数(回転速
度)Lは、次回のリピートで使用される。
【0013】通常、回転数(回転速度)Lは、1リピー
トにおける複数の検出値の平均値を用いる。検出時点の
回転数Lを基準速度演算器14へ出力する場合、基準速
度演算器14は、検出した回転数Lの値を入力する毎に
基準速度VBの算出を行うことになる。1リピート中、
開口パターンの負荷の変動に基づいて織機の主軸6の回
転数が変動するが、上記平均値を基準速度演算器14へ
出力する場合、1リピート毎に基準速度を算出するか
ら、1リピート中、検出される毎に基準速度の算出をや
りなおすものに比べて、基準速度の変動を最小限に抑え
られる。このことからフィードモータ3の回転が一層一
定に維持できる。
【0014】追従制御部9の内部のアンドゲート17の
一方の入力端に回転量Rの信号が入力され、他方の入力
端に、緯糸aまたは緯糸bを選択する緯糸選択信号YS
が入力されているため、アンドゲート17は、両信号の
ハイレベルのときにのみ、回転量Rの信号を分周器18
に出力する。このため、分周器18は、主軸6の回転量
Rの信号を対応の緯糸a、bの選択時にのみ入力して、
所定の分周比Kで分周し、分周信号Rkを偏差カウンタ
19のプラス入力端に送る。
【0015】上記分周比Kは、主軸1回転当りのパルス
数Ps、フィードモータ1回転当りのパルス数Pf、1
ピック当りの解舒数Tを用いて、式K=(Pf・T)/
Psにより表される。このようにして、主軸6の回転量
Rの信号についての分周比Kは、それぞれの緯糸a、b
について1色に対応するものとなる。
【0016】偏差カウンタ19は、プラス入力端に分周
信号Rk、マイナス入力端にフィードモータ3に連結さ
れたパルスジェネレータ21からのパルスPmの信号を
受けて、対応の緯糸選択時の主軸6の回転量Rと対応の
緯糸a、bのフィードモータ3の回転量(パルスPm)
とを比較し、それらの差から回転量偏差VPのデジタル
信号を発生し、D/A変換器20に出力する。D/A変
換器20は、回転量偏差VPのデジタル信号を回転量偏
差VPのアナログ信号に変換して、出力規制部15に継
続的に送っている。なお、パルスジェネレータ21から
のパルスPmの信号が常時偏差カウンタ19へ出力され
ている。
【0017】出力規制部15は、追従制御部9の出力と
しての回転量偏差VPの信号を順次更新しながら記憶す
るとともに、4サイクル毎に訪れる緯入れパターンの終
了タイミングTEとなった時点でのみ、その時に記憶し
ている現在の回転量偏差VPの信号を加算器16へ出力
する。言い換えると、上記緯入れパターンの終了タイミ
ングTE以外の期間で、出力規制部15は、加算器16
への出力を停止している。なお、4サイクル毎でなく、
8サイクル毎に緯入れパターンの終了タイミング信号を
出力することにより、出力規制部15が回転量偏差VP
の信号を8サイクル毎に加算器16へ出力するようにし
てもよい。このとき、1リピートが4×2=8としてと
らえられる。
【0018】この結果、加算器16の出力VSは、緯入
れパターンの終了タイミングTEで式VS=VB+VP
により表される。上記のように追従制御部9からの回転
量偏差VPは、緯入れパターンの終了タイミングTE毎
に出力されるから、結局、上記加算器16の出力VS
は、次の新たな緯入れパターンの期間で一定に維持され
ることになる。ここで、駆動制御部22は、加算器14
の出力VSにもとづいて出力VDを発生し、これにより
フィードモータ3を駆動することになる。
【0019】次に、一例として緯糸aに対応するフィー
ドモータ3の回転速度Vについて説明する。前回の緯入
れパターンの終了タイミングでの回転量偏差VPが零で
あると、回転量偏差VPの信号が加算器16へ出力され
ないため、今回の緯入れパターンの期間の1リピート中
の出力VSは、図4の左側の1リピートに見られるよう
にVS=VBとなる。そして、今回の緯入れパターンの
終了タイミングθ1での回転量偏差VPが零でなけれ
ば、図4の左側に示す次のリピートでは、VS=VB+
VPとなる。なお、このときフィードモータ3の回転速
度は、このリピートの開始直後にVPだけ変動した後に
安定する。
【0020】ここで、緯糸aに対応する偏差カウンタ1
9から出力される回転量偏差VPの信号について説明す
る。図5でT=4、N=4、S=3とすると、基準速度
VB=3Lとなる。主軸6の回転数L(回転数Lは、前
回の1リピートにおける織機の主軸6の平均の回転数と
する。)と現在のリピートにおける実際の平均の回転数
Lとが同じ値であれば、基準速度VBは、現在のリピー
トにおいて最適値となる。すなわち、領域P1P2P3
P4の面積は、1リピートに必要なフィードモータ3の
回転量と一致する。
【0021】今、回転量偏差VPの信号が常時、加算器
16へ出力されていると仮定したときのフィードモータ
3の回転速度を仮想回転速度VKとすると、織機の回転
角θ0以降、主軸6の回転量Rの信号の入力開始によ
り、仮想回転速度VKは、速度V3から増加し始め、速
度V1へ近づいていく。速度V1は、4ターン/1サイ
クルに対応する値である。3サイクル終了時点(回転角
θ1)から回転角θ2の間、回転量Rの信号が入力され
ないので、フィードモータ3は急減速する。
【0022】基準速度VBが当該リピートにおいて最適
値であれば、S2=S1+S3となり、回転角θ2の時
点では、偏差=0となる。ただし、上記のS1は領域P
5P2P8の面積、S2は領域P8P6P9の面積、S
3は領域P9P3P7の面積である。
【0023】基準速度が最適値からずれていれば、S2
≠S1+S3となり、回転角θ2の時点では、S2−
(S1+S3)=ΔSに対応する分だけ偏差が生じる。
図4におけるVPは、ΔSに対応する偏差といえる。こ
のとき、回転角θ0から回転角θ2に対応するリピート
では、偏差分だけ測長量に誤差が生じていることになる
が、基準速度VBが織機の回転数Lにもとづいて設定さ
れているので、緯糸の貯留量に実質的な支障はない。
【0024】緯糸bに対応する測長貯留装置1において
は、1リピート当りのピック数N、1リピート当りの対
応する緯糸の選択ピック数S、織機の主軸の回転数L、
1ピック当りの解舒数Tに基づいて具体的には、N=
4、S=1、T=4として基準速度VBを計算式VB=
L×T×(S/N)により設定する。
【0025】つぎに、図6、図7の具体例は、起動時の
追従性を高めるため、織機の停止指令発生と同時に、換
言すれば織機運転信号の出力オフと同時に、回転数Lの
検出を不作動とすることによって、減速中の回転数Lを
検出しないものとし、かつ織機の起動時に、起動から所
定期間(時間またはピック数)も不作動とするととも
に、織機の停止指令発生前の回転数Lの検出値にもとづ
く基準速度VBで起動するものとし、また、追従制御部
9について、主軸6の回転量Rの信号を緯糸選択時、非
選択時に関係なく、常時、分周器18に入力して、回転
量Rとフィードモータ3の回転量とを比較する例であ
る。このとき分周器18に設定される分周比Kは、主軸
1回転当りのパルス数Ps、フィードモータ1回転当り
のパルス数Pf、1ピック当りの解舒数T、1リピート
当りのピック数N、1リピート当りの対応する緯糸の選
択ピック数Sを用いて、式K=(Pf・T)/Ps(N
/S)により表される。
【0026】織機回転数検出器23は、アンドゲート2
5からの動作信号がオンの間、主軸6の回転量Rの信号
を入力とし、主軸6の所定の回転角度例えば45度毎に
織機の回転数Lを検出する。織機の起動時に、織機運転
信号Fがオンになると、アンドゲート25からの動作信
号がオフとなり、織機回転数検出器23は不作動とな
る。なお、アンドゲート25の2つの入力は、織機運転
信号Fを直接入力するものと、遅延回路26を経て入力
するものとなっている。
【0027】これによって、織機の停止指令が生じる直
前に検出した回転数Lに基もとづく基準速度VBが維持
される。織機運転信号Fがオンになると、遅延回路26
は、所定時間t(織機が定常速度に達するまでの所要時
間より大)後にハイレベルの信号を出力する。それまで
は、織機回転数検出器23は、不作動の状態となってい
る。また、織機の停止指令信号が出力されたとき、すな
わち、織機運転信号Fがオフになったときにも織機回転
数検出器23は不作動状態となるから、織機の慣性運転
中に回転数Lが検出されることはない。以上のように、
織機の加速時、および減速時に回転数Lが検出されるこ
とはなく、フィードモータ3は、停止指令発生前の基準
速度VBに基づいて起動することになるから、起動時の
応答性が損なわれない。
【0028】以上の各具体例で、基準速度VBは、検出
する値でなく、予め設定された織機回転数L0に基づく
ものでもよい。また1リピート中に複数回織機回転数を
検出し、その度に基準速度VBを算出し、設定してもよ
い。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、回転量
偏差信号が1リピート終了時毎にのみ出力されるので、
フィードモータの回転速度の変動を少なくすることがで
きる。また、織機の回転数(回転速度)に基づいて基準
速度を設定しているので、測長量に誤差が生じたとして
も、これが実質的に支障とならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィードモータ制御装置のブロック線
図である。
【図2】速度設定部のブロック線図である。
【図3】織機回転数検出回路のブロック線図である。
【図4】織機回転角上での回転速度のグラフである。
【図5】織機サイクル上での仮想回転速度のグラフであ
る。
【図6】本発明のフィードモータ制御装置のブロック線
図である。
【図7】織機回転数検出回路のブロック線図である。
【符号の説明】 1 測長貯留装置 2 フィードモータ制御装置 3 フィードモータ 4 アーム 5 ドラム 6 織機の主軸 7 エンコーダ 8 速度設定部 9 追従制御部 10 織機回転数検出回路 11 解舒数設定器 12 緯入れパターン設定器 13 演算器 14 基準速度演算器 15 出力規制部 16 加算器 17 アンドゲート 18 分周器 19 偏差カウンタ 20 D/A変換器 21 パルスジェネレータ 22 駆動制御部 23 織機回転数検出器 24 平均値演算器 25 アンドゲート 26 遅延回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多色緯入れ用の複数の測長貯留装置で、
    各測長貯留装置のフィードモータの回転速度を制御する
    ために、上記フィードモータの基準速度の信号を加算器
    へ出力する速度設定部と、織機の主軸の回転量と上記フ
    ィードモータの回転量とを比較し、所定の比率で上記フ
    ィードモータを上記主軸に追従させるために回転量偏差
    の信号を求めて上記加算器へ出力する追従制御部と、上
    記基準速度の信号および回転量偏差の信号にもとづき、
    上記フィードモータを駆動する駆動制御部とからなる多
    色緯入れ用のフィードモータ制御装置において、 織機の主軸の回転数L、1ピック当りの解舒数T、1リ
    ピート当りのピック数N、1リピート当りの対応する緯
    糸の選択ピック数Sとして、上記速度設定部で上記基準
    速度VBを計算式VB=L×T×(S/N)により設定
    し、また上記追従制御部からの回転量偏差の信号の上記
    加算器への出力を多色緯入れの1リピート終了時毎にの
    み許容する出力規制部を上記追従制御部と上記加算器と
    の間に設けたことを特徴とする多色緯入れ用のフィード
    モータ制御装置。
JP00204499A 1999-01-07 1999-01-07 多色緯入れ用のフィードモータ制御装置 Expired - Lifetime JP3529126B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013023800A (ja) * 2011-07-26 2013-02-04 Toyota Industries Corp ジェットルームにおける多色緯糸測長貯留制御装置及び多色緯糸測長貯留制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013023800A (ja) * 2011-07-26 2013-02-04 Toyota Industries Corp ジェットルームにおける多色緯糸測長貯留制御装置及び多色緯糸測長貯留制御方法

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