JP2000198529A - 部品整送装置 - Google Patents

部品整送装置

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JP2000198529A
JP2000198529A JP11002242A JP224299A JP2000198529A JP 2000198529 A JP2000198529 A JP 2000198529A JP 11002242 A JP11002242 A JP 11002242A JP 224299 A JP224299 A JP 224299A JP 2000198529 A JP2000198529 A JP 2000198529A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円柱状または角柱状の頭部と頭部の底面の中
央部から下方へ延びる脚部を備えた部品を横臥した姿勢
から立ち姿勢に変換させる姿勢変換部で移送の停滞や移
送詰まりを生じない部品整送装置を提供すること。 【解決手段】 ボウル21の径外方へ向かって下向き4
5度傾斜の内周側プレート48の直線状の下端縁48
と、内周側プレート48に直角な上向き傾斜の外周側プ
レート41の直線状の下端縁41aとを対向させて平行
に設置し,それらの隙間49に部品CのリードLを挿入
させて頭部Hを支持する。部品Cのサイズによって異ら
せる隙間49の大きさは内周側プレート48の取付け位
置によって調整するので調整作業が簡易で、位置精度の
高い取り付けが可能であり、部品Cの移送の停滞や移送
詰まりを生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は部品整送装置に関す
るものであり、更に詳しくは、円柱状または角柱状の頭
部およびその底面の中央部から下方へ延びる脚部を備え
た部品を整列させて次工程へ供給するための部品整送装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は整送対象の一例としての電解コン
デンサーC(以降、部品Cと称する)の斜視図であり、
寸法の異なる数種の品種が存在する。図1のAはその一
つであり、円柱状の頭部Hと、その底面から引き出され
てる2本のリードLa 、Lb とからなっており、頭部H
の外径5mm、高さ10mmで、短い方のリードLa
長さ18〜20mm、長い方のリードLb の長さ25〜
28mmであり、リードLa とリードLb との芯間の距
離は1.6mmであり、リ−ドLa 、Lb の外径は0.
45mmである。また、図1のBは寸法の異なる部品
C’の斜視図であり、頭部H’の外径8mm、高さ6.
3mであり、リードLa 、Lb の芯間の距離3.5m
m、長さは部品Cと共通である。そして、それらの頭部
HまたはH’を上にした姿勢に整えて次工程へ供給し得
ることは勿論、寸法の異なる他の品種についても共用の
整送装置が望まれている。なお以降において、リードL
a とリードLb とを区別する必要がない場合には、リー
ドLまたは2本のリードLと略称する。
【0003】このような部品Cを整送する装置として、
それぞれ特徴を有する各種のものが提案されている。そ
れらは部品Cを収容し供給するボウルとその駆動部とか
らなる振動パーツフィーダによって構成されているが、
図14はその一例の部品整送装置100の平面図であ
り、そのボウル121を示す。ボウル121において
は、底面122に多数の部品Cが横臥した姿勢で収容さ
れており、駆動部による捩り振動を受けて、部品Cは周
辺部へ移動されると共に矢印nで示すように反時計回り
に移送される。そして起点124sから帯状のトラック
124へ乗るが、トラック124がボウル121の中心
から径外方へ向かって下向き5度の傾斜に形成されてい
ること、また、受ける捩り振動の移送力の遠心力成分に
よって、部品Cは周壁123の内面に沿ってトラック1
24を移送され上昇する。
【0004】最上の周回においてトラック124は周壁
123の切欠き部から外周側へ導出され、幅を狭めた外
周トラック134とされている。外周トラック134の
上流端部には流量調整部130が設けられており、周壁
133を挿通する流量調整板131の周壁133の内周
側でトラックとなる部分の幅が調整され、部品Cの流量
が調整されるようになっている。
【0005】外周トラック134の下流端には、姿勢変
換部140が接続されており、横臥した姿勢で移送され
てきた部品Cは傾斜した立ち姿勢に変換されて移送され
る。すなわち、ボウル121の外周側に取り付けられた
ジャケット190内に、ボウル121と同心の円弧状に
部品Cの移送路となるトラック・リング144が取り付
けられており、その上流端部に円弧状の内周側プレート
148と、同じく円弧状の外周側プレート141が取り
付けられて姿勢変換部140が形成されている。なお、
内周側プレート148はボウル121と同心の円弧状あ
るが、外周側プレート141は内周側プレート148と
の隙間149を漸次拡大して取り付けられている。
【0006】図14における[15]−[15]線方向
の断面図、すなわち、姿勢変換部140の上流端部の断
面を示す図15を参照して、内周側プレート148は、
その切欠き長孔148hと皿ビス148bによって、サ
ポート146に径方向の取付け位置を調整可能に取り付
けられており、ボウル121の中心から径外方へ向かっ
て下向き45度の傾斜とされている。なお、サポート1
46はボウル121の周壁123の外面の固定部材14
5に固定されている。一方、外周側プレート141はト
ラック・リング144に取り付けられており、ボウル1
21の中心から径外方へ向かって上向き45度とされて
いる。すなわち、トラック・リング144はボウル12
1の中心から径外方へ向かって上向きの角度45度の内
周側斜面144Bと、これに直角な外周側斜面144A
とを有しており、外周側プレート141はその取付け部
142の切欠き長孔142hとボルト142bによっ
て、トラック・リング144の外周側斜面144Aに径
方向の取付け位置を調整可能に取り付けられている。そ
して、部品Cは頭部Hの側面を外周側プレート141に
支持され、頭部Hの底面のリードLより内周側となる部
分を内周側プレート148の下端部に支持され、リード
Lを外周側プレート141の下端縁と内周側プレート1
48の下端縁との間の隙間149に挿入し、傾斜した立
ち姿勢となって移送される。
【0007】図15に示すように、姿勢変換部140の
上流端部では、外周側プレート141の面とトラック・
リング144の内周側斜面144Bとがほゞ同一面とな
るように取り付けられている。これは、姿勢変換部14
0の上流端においてトラックリング144の外周側斜面
144Aを露出させると、移送されてくる部品Cがリー
ドLを前にしている場合には、そのリードLが外周側斜
面144Aに乗りあげた姿勢で移送されるようになるの
で、これを防ぐためである。しかし、部品Cが傾斜した
立ち姿勢となって、内周側プレート148、外周側プレ
ート141が欠落される姿勢変換部140の下流端部で
は、部品Cの頭部Hの底面のリードLより外周側となる
部分をトラックリング144の外周側斜面144Aによ
って支持して移送することが必要である。すなわち、図
16は図15の下流側における同様な断面図であり、図
14における[16]−[16]線方向の断面図である
が、外周側プレート141は外周側へ移動されて、トラ
ック・リング144の外周側斜面144Aが、頭部Hの
底面のリードLより外周側となる部分を支持し得る幅で
露出される。勿論、この露出幅は移送する部品Cの品種
による頭部Hの外径や2本のリードLの間隔によっても
異なる。このように内周側プレート148の下端縁と外
周側プレート141の下端縁との隙間149を下流側ほ
ど大とするのは、姿勢変換部140での内周側プレート
148と外周側斜面144Aとによって頭部Hの底面を
支持する移送から、下流側のトラック・リング144の
外周側斜面144Aで部品Cの頭部Hの底面を支持し懸
吊する移送へ滑らかに移行させるためである。
【0008】部品Cはこのような姿勢変換部140を通
過した後、トラック・リング144の外周側斜面144
Aによって、頭部Hの底面のリ−ドLより外周側となっ
ている部分を支持され、リードLをトラック・リング1
44の内周側斜面144Bに添わせ垂れ下がらせた片吊
りの傾斜姿勢となって下流側へ移送され、最終的には直
立した姿勢とされて排出トラック154の下流端から排
出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の部品整送装置100において、部品Cを横臥した姿勢
から傾斜した立ち姿勢に変換する姿勢変換部140で
は、内周側プレート148の下端縁と、外周側プレート
141の下端縁との間の隙間149は下流側ほど拡げら
れており、また、部品Cの品種による頭部Hの外径や2
本のリードLの間隔によっても異ならせる必要がある。
図17は図14の姿勢変換部140の拡大平面図である
が、実線は寸法の小さい部品Cに対する外周側プレート
141と内周側プレート148との取り付け位置を示
し、一点鎖線は寸法の大きい部品C’(図1参照)に対
する外周側プレート141と内周側プレート148との
取り付け位置を示す。上述したように、姿勢変換部14
0の上流端では、外周側プレート141の面とトラック
・リング144の内周側斜面144Bとをほぼ一致させ
て外周側斜面144Aを露出させないようにされる。
【0010】従って、例えば部品Cを寸法の異なる品種
に切り替えるに際しては、トラック・リング144の外
周側斜面144A上の外周側プレート141の取付け位
置が調整され、更に、サポート146上の内周側プレー
ト148の取付け位置が調整されるが、内周側プレート
148の下端縁148aと外周側プレート141の下端
縁141aとは平行でなく、それらの隙間149は下流
側ほど拡げられているために一定厚さのゲージを挟むこ
ともできず、外周側プレート141と内周側プレート1
48とを適正な位置に取り付けることは困難な作業であ
り、斜視図である図18に示すように、特に上流部分に
おいて隙間149が正規の設定値より小さいと部品C同
志の衝突、リードLの絡みを生じて円滑な移送が阻害さ
れ移送量が低下するほか、極端な場合には移送詰まりを
生じるようになる。また、下流部分で隙間149が正規
の設定値より大きいと部品Cの振動振れが大になり、下
流側のトラック・リング144への移行、すなわち、ト
ラック・リング144の外周側斜面144Aに部品Cの
頭部Hの底面のリードLより外周側となる部分を支持
し、リードLを円周側斜面144Bに添わせる姿勢への
移行が円滑に行われなくなる。
【0011】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、移送
される部品を横臥した姿勢から立ち姿勢とするための姿
勢変換部において、部品の頭部を支持する内周側プレー
トと外周側プレートとの隙間の調整が極めて容易であ
り、移送量の低下や移送詰まりを発生させない部品整送
装置を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題は請求項1の
構成によって解決されるが、その解決手段を実施の形態
によって説明すれば、請求項1の部品整送装置は図13
に拡大して示すような姿勢変換部40を具備している。
すなわち、図13は部品整送装置1(図3参照)のボウ
ル21の外周側に取り付けられた姿勢変換部40の拡大
平面図であり、移送されてくる部品Cの頭部Hの側面を
支持する外周側プレート41と頭部Hの底面のリードL
より内周側となる部分を支持する内周側プレート48に
ついて、それぞれの下端縁41a、48aを直線状にし
て平行に配置し、それらの隙間49の大きさが部品Cの
頭部Hの外径および頭部Hの底面の支持部の径方向の寸
法に応じて設定されているものである。従って、隙間4
9の調整に際しても、隙間49の大きさを一定にすれば
よいので、外周側プレート41の下端縁41aまたは内
周側プレート48の下端縁48aの何れか一方を基準に
して他方を平行移動させるだけでよく、適正な隙間49
の大きさを形成させることは極めて容易である。
【0013】請求項1に従属する請求項2の部品整送装
置は、姿勢変換部40における隙間49の大きさの調整
が外周側プレート41の下端縁41aを基準として、内
周側プレート48の下端縁48aを平行移動させて行わ
れる部品整送装置である。隙間49の大きさの調整を内
周側プレート48の取付け位置の調整によって行うの
で、姿勢変換部40の構成が簡単であり、取付け位置の
精度が高くなる。請求項1に従属する請求項3の部品整
送装置は、外周側プレ−ト41の下流部分の表面が下流
端まで一定の厚さで削られて、外周側プレ−ト41を取
り付けているトラック・ブロック44の外周側斜面44
Aが細い幅で露出されて、その露出面44Aeが部品C
の頭部Hの底面のリードLより外周側となっている部分
を支持する移送面とされる部品整送装置である。部品C
が頭部Hの底面を両側方で支持され安定化されて移送さ
れる。
【0014】請求項1に従属する請求項4の部品整送装
置は、姿勢変換部40の下流側に、頭部Hの側面を支持
する外周斜面51と、頭部Hの底面のリ−ドLよりに外
周側となっている部分を支持する内周斜面52とからな
る断面がL字形状の溝54A、およびリードLを添わせ
る懸吊斜面54Bを備えた懸吊トラックとしてのトラッ
ク・ブロック54からなる円弧状の異姿勢排除部50が
接続されており、姿勢変換部40の外周側プレ−ト41
の下流端がボウル21の径方向にカットされて、懸吊ト
ラックのL字形状の溝54Aの外周斜面51に整合さ
れ、内周側プレ−ト48の下流端部が下端縁48aの角
を落して懸吊トラックの懸吊斜面54Bの上流端部の直
上へ延在されている部品整送装置である。部品Cの頭部
Hの側面の支持が姿勢変換部40の外周側プレート41
からトラック・ブロック54のL字形状の溝54Aの外
周斜面51へ円滑に移行され姿勢変換部40の隙間49
に挿入されているリードLがトラック・ブロック54の
懸吊斜面54B上へ移行するに際し、内周側プレート4
8の下流端部がガイドとして働き、かつ、下流端部の下
端縁48aの角を落としたことによって、下流端部が円
弧状の懸吊斜面54Bへ限度以上に近接することなく、
リードLの移行の障害物となることが防がれる。
【0015】請求項1に従属する請求項5の部品整送装
置は、図8に示す異姿勢排除部50におけるトラック・
ブロック54のL字形状の溝54Aに倒立した姿勢で頭
部Hを支持されリードLを外周側へ向けて移送される部
品Cb のリードLを衝突させて払い落とし排除するワイ
パー53がトラック・ブロック54の外周側に設置され
ている部品整送装置である。部品Cが倒立した姿勢のま
ま下流側へ移送されることが防がれる。請求項1に従属
する請求項6の部品整送装置は、トラック・ブロック5
4の下流側に、図9に示す断面が頂角60度で外周側斜
面64Aと内周側斜面64Bを有し、その稜線65によ
って、部品Cの頭部Hの底面のリードLの付け根を支持
し、部品CのリードLを内周側斜面64Bに添わせて移
送する鋭角トラックとしてのトラック・ブロック64が
接続されており、上流側のトラック・ブロック54のL
字形状の溝54A上を横臥した姿勢で移送されてくる部
品Cd がトラック・ブロック64の稜線65の外周側へ
落下して排除される部品整送装置である。姿勢変換部4
0(図3参照)で姿勢変換されることなく横臥した姿勢
で移送されてくる部品Cが排除され、下流側へ移送され
ることを防止する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態による部品Cの
整送装置について図面を参照して説明する。図2は部品
Cを供給する部品整送装置1の部分破断側面図であり、
図3はその平面図である。すなわち、部品整送装置1は
捩り振動パーツフィーダをベースとして作製されてお
り、部品Cを収容し直立した姿勢として排出するボウル
21と、これに捩り振動を与える駆動部11とからなっ
ている。図2に示す駆動部11においては、ボウル21
が一体的に固定されている可動ブロック12と下方の固
定ブロック14とが等角度間隔に配置された傾斜板ばね
13によって連結されており、固定ブロック14上には
コイル15を巻装した電磁石16が可動ブロック12の
下面の可動コア12cと僅かの間隙をあけ対向させて設
けられている。そして駆動部11は周囲を防音カバー1
7によって覆われており、防振ゴム18を介して床面に
設置されている。
【0017】ボウル21においては、図3を参照して、
部品Cが横臥した姿勢で多数に収容される底面22(図
3においては簡明化のため散在的に示している)の周辺
部に起点24sを有する帯状のトラック24がボウル2
1の周壁23の内面に沿いスパイラル状に上昇して形成
されており、部品Cの移送路となる。トラック24が後
述の図5、図6に示すようにボウル21の中心から径外
方へ向かって若干下向き傾斜とされているほか、捩り振
動による移送力の遠心力成分によって、部品Cは横臥し
た姿勢で周壁23の内面に接するように移送される。そ
して、トラック24は最上の周回において、周壁23を
切り欠いてボウル21の外周側へ導出され、外周トラッ
ク34とされている。
【0018】外周トラック34の途中に流量調整部30
が設けられている。すなわち、図3における[4]−
[4]線方向の断面図である図4も参照して、外周トラ
ック34の周壁33の外周面に固定された取付け板32
に流量調整板31がその径方向長孔35を挿通するボル
ト31bで取り付けられており、周壁33より内周側の
外周トラック34に対応する部分の幅を調整して、余剰
の部品Cを落下させボウル21内へ戻すようになってい
る。また、外周トラック34の下流端部においては、図
3における[5]−[5]線方向の断面図である図5も
参照して、外周トラック34の内周側を若干上方へ折り
曲げて部品Cの頭部HおよびリードLを強制的に周壁3
3の内面に接触させると共に、空気噴出ノズル36から
常時噴出される空気によって介助して部品Cを下流側の
姿勢変換部40へ移行させるようになっている。
【0019】図3の外周トラック34の下流端には姿勢
変換部40が接続されており、横臥した姿勢で移送され
てくる部品Cを懸吊して傾斜した立ち姿勢に変換させ
る。すなわち、外周トラック34の下流端からほぼ排出
端に至る間には、ボウル21の外周側にジャケット90
が取り付けられているが、そのジャケット90内には後
述するように部品Cを懸吊した姿勢で移送するトラック
・ブロック44、54、64が設置されている。そし
て、姿勢変換部40はトラック・ブロック44上に設け
た外周側プレート41と、これに対向する内周側プレー
ト48とを主体に構成されており、部品Cは外周側プレ
ート41と内周側プレート48との間の直線状の隙間4
9にリードLを挿入して頭部Hを支持された姿勢に変換
される。
【0020】すなわち、図3における[6]−[6]線
方向の断面図である図6を参照して、ボウル21の周壁
23の外面のスペーサ45mに取り付けられたL字形状
のサポート45nにトラック・ブロック44が底面側か
らのボルト44bで取り付けられており、トラック・ブ
ロック44の外周側斜面44Aに固定された取付け部材
43に外周側プレート41の取付け部42がボルト42
bで取り付けられている。そして、外周側プレート41
の面とトラック・ブロック44の内周側斜面44Bとは
同一の面とされている。また、ボウル21の周壁23の
外面に取り付けられた2個のL字形状のサポート46に
取付けブロック47が固定されており、その取付けブロ
ック47に内周側プレート48がそれ自身の切欠き長孔
48hを挿通するボルト48bによって取り付けられて
径方向の位置調整が可能とされている。それによって、
内周側プレート48の下端縁は対向する外周側プレート
41の下端縁との間の隙間49の大きさが調整されるよ
うになっている。そして、図6に示すように、部品Cは
頭部Hの側面を外周側プレート41によって支持され、
頭部Hの底面のリードLより内周側となっている部分を
内周側プレート48の下端部で支持され、リードLを外
周側プレート41と内周側プレート48との間の隙間4
9に挿入した姿勢で移送される。勿論、部品Cの中には
横臥した姿勢のまま移送されるものも生ずる。
【0021】図3の姿勢変換部40、およびその拡大平
面図である図13を参照して、外周側プレート41の下
端縁41aと内周側プレート48の下端縁48aとは直
線状として平行に配置され、それらの隙間49は一定の
大きさとされている。更には外周側プレート41は下流
側のほぼ1/3の部分において表面を削ってトラック・
ブロック44の外周斜面44Aを1mm幅で露出させて
いるが、これはこの露出面44Aeで部品Cの頭部Hの
底面の外周側となる部分を支持することにより、内周側
プレート48による支持と合わせて部品Cは両側方から
支持されるようになり下流側のトラック・ブロック54
への移行が円滑化される。また、外周側プレート41の
下流端はボウル21の径方向にカットされており、内周
側プレート48は下流端部の下端縁48aの角が落とさ
れているが、外周側プレート41の下流端を径方向にカ
ットしているのは下流側に接続される後述の円弧状のト
ラック・ブロック54に形成されたL字形状の溝54A
の外周斜面51に整合させるためである。更には、内周
側プレート48の下流端部の下端縁48aの角を落とし
ているのは、部品CのリードLを下流側の円弧状のトラ
ック・ブロック54の懸吊斜面54Bに円滑に移行させ
るべく、内周側プレート48の下流端部をトラック・ブ
ロック54の懸吊斜面54Bの上流端部の直上に延在さ
せているが、そのままでは円弧状の内周側プレート48
の下流端部が円弧状の懸吊斜面54Bと近接し過ぎて部
品CのリードLの移行の障害となることを避けるためで
ある。このようにして、姿勢変換部40から下流側のト
ラック・ブロック54への部品Cの移行の円滑化が図ら
れている。
【0022】また、外周側プレート41と内周側プレー
ト48との間の隙間49を下流側に向かって拡大させる
必要をなくしているので、隙間49の大きさの調整に際
しては、外周側プレート41の直線的な下端縁41aを
基準にして内周側プレート48の直線的な下端縁48a
を径方向に平行移動させるだけでよく、例えば隙間49
の上流部と下流部とに必要な一定厚さのシックネス・ゲ
ージ(thickness gauge)を挟み、内周
側プレート48の長孔48h部をボルト48bで締め付
けることによって行われる。すなわち、隙間49の大き
さの調整作業は極めて簡易であり、かつ位置精度を高く
取り付けることができる。なお、上流側と下流側の長孔
48hは相互に平行に形成されていることが必要であ
り、また、長孔48hの方向は内周側プレート48の下
端縁48aとほぼ直角であることが好ましい。
【0023】姿勢変換部40の下流側には、トラック・
ブロック54による懸吊トラックが接続されて、横臥し
た姿勢以外の異姿勢の部品Cを排除する異姿勢排除部5
0が形成されている。図3における[7]−[7]線方
向の断面図である図7を参照して、トラック・ブロック
54は部品Cの頭部Hの側面を支持する外周斜面51
と、部品Hの底面のリードLより外周側となっている部
分を支持する内周斜面52とからなる断面がL字形状の
溝54Aと、部品CがリードLを添わせて移送される径
内方へ向かって下向き45度の角度の懸吊斜面54Bと
からなっている。そして、上述したように、上流端部に
おいてはL字形状の溝54Aの外周斜面51は上流側の
外周側プレート41の面と整合されており、かつ懸吊斜
面54Bの直上には上流側の内周側プレート48の下流
端部が延在しており、上流側の姿勢変換部40からトラ
ック・ブロック54への部品Cの移行が円滑化されてい
る。
【0024】また、図3における[8]−[8]線方向
の断面図である図8も参照して、トラック・ブロック5
4はボウル21の周壁23の外面のスペーサ56に固定
されたL字形状のサポート55に底面側からのボルト5
4bで固定されている。そして、このトラック・ブロッ
ク54においては、図8に示すように、溝54Aによっ
て支持されて正規の姿勢で移送される部品Cのほかに、
上下が逆さまで頭部Hが溝54Aに支持されリードLを
外周側へ向けた姿勢の部品Cb 、同じく頭部Hの上端部
を溝54Aに支持されリードLを内周側へ向けた姿勢の
部品Cc も存在する。これらの中で、部品Cb はそのリ
−ドLがジャケット90の周壁93内面の上端部に取り
付けられ垂下されているワイパー53に衝突してジャケ
ット90内へ払い落とされる。また、部品Cc は、図8
からも明らかなように、その重心が溝54Aの内周斜面
52から外れているのでジャケット90内へ落下する。
【0025】異姿勢排除部50の下流側には、トラック
・ブロック64による鋭角トラックが接続されて、横臥
した姿勢の部品Cを排除する横臥姿勢排除部60が形成
されている。図3における[9]−[9]線方向の断面
図である図9を参照して、ボウル21の周壁23の外面
のスペーサ66mに固定されたL字形状のサポート66
nにトラック・ブロック64が底面側からのボルト64
bで取り付けられているが、トラック・ブロック64は
頂角を60度として外周側斜面64Aおよび45度傾斜
の内周側斜面64Bを有しており、部品Cは頭部Hの下
面のリードLの付け根をトラック・ブロック64の稜線
65で支持され懸吊されて移送される。そして、トラッ
ク・ブロック64の外周側には同心の円弧状に頭部支持
プレート61が設けられており、頭部支持プレート61
はその径方向の長孔61hを挿通するボルト61bによ
ってジャケット90の周壁93の内面に固定された取り
付けブロック63に径方向の取付け位置を調整可能に取
り付けられている。また、トラック・ブロック64の内
周側には同じく同心の円弧状に脚部抑えプレート68
が、後述の図10を参照して、ボウル21の周壁23の
外面に固定されたL字形状のサポート67に取り付けら
れており、脚部抑えプレート68は移送される部品Cの
リードLを抑えるようになっている。
【0026】横臥姿勢排除部60においては、移送され
る正規の姿勢の部品Cの中で頭部Hの高さが外径より大
きく重心が頭部Hの上端側にあるものについては、頭部
支持プレート61の内周側の端縁で頭部Hの側面を支持
し、脚部抑えプレート68でリードLを抑えて移送さ
れ、部品Cの中で頭部Hの高さが外径より小さいもの
は、重心が頭部Hの下端側にあるので、頭部支持プレー
ト61で頭部Hを支持することなく、脚部抑えプレート
68でリードLを抑えるだけで移送される。そして、上
流側のL字形状の溝54Aを横臥した姿勢で移送されて
くる部品Cd は、図9に示すように、頭部支持プレート
61の内周側の端縁とトラック・ブロック64の稜線6
5との間の間隙69からジャケット90の底面92へ落
下して排除されるようになっている。
【0027】横臥姿勢排除部60の下流側には移送姿勢
を安定化させる安定化部70が接続されている。図3に
おける[10]−[10]線方向の断面図である図10
を参照して、横臥姿勢排除部60の頭部支持プレート板
61に替えて、上流側から続くトラック・ブロック64
の外周側斜面64Aの上端部に細幅の頭部受け板71が
挿入されている。そして部品Cは頭部Hの底面のリード
Lの付け根をトラック・ブロック64の稜線65に支持
されて移送される。
【0028】安定化部70の下流側には部品Cを直立化
させて排出するる直立化排出部80が接続されている。
図3における[11]−[11]線方向の断面図である
図11を参照して、直立化排出部80の上流部分におい
ては、上流側から続くトラック・ブロック64の内周側
を欠落させて残るトラック・ブロック64’の頂角15
度の稜線65’によって部品Cの頭部Hの底面のリード
Lの付け根を外周側から支持するようになっている。ま
た、円弧状の内周側支持プレート87の尖端で頭部Hの
底面のリードLの付け根を内周側から支持するようにな
っており、内周側支持プレート87はボウル21の周壁
23の外面のスペーサ85mに固定されたL字型のサポ
ート85nに取り付けられている。そして、部品Cは2
本のリードLa 、Lb (図1参照)何れかを前にして直
立化され移送される。なお、直立化排出部80はジャケ
ット90の下流側端部にあるが、ジャケット90の底面
92からボウル21内へ通じる還流口96が開口されて
おり、ここに至るまでの間にジャケット90内へ落下し
て排除された部品Cがボウル21内へ戻されるようにな
っている。
【0029】また、図3、および図3における[12]
−[12]線方向の矢視図である図12を参照して、内
周側支持プレート87に対向して外周側支持プレート8
1が設けられ、トラック・ブロック64が欠落されると
共に、頭部Hの横振れを防ぐために頭部Hを両側方から
挟むように断面がL字型のガイド部材82、88がそれ
ぞれボルト82b、88bよって、外周側支持プレート
81と内周側支持プレート87に取り付けられている。
部品Cはジャケット90の下流端の側壁94の開口95
を経て外部へ導出されている直立化排出部80の下流端
から直立姿勢で排出される。なお、図12には省略され
ているが、図2の側面図、図3の平面図に示すように、
直立化排出部80の下流端部はリブ89でボウル21の
周壁23の外面に取り付けられている。
【0030】本実施の形態の部品整送装置1は以上の様
に構成されるが、次にその作用を説明する。なお、図
2、図3を参照し、部品整送装置1における駆動部11
の電磁石16のコイル15に交流が通電されて、部品C
を収容するボウル21に捩り振動が与えられており、配
置されている空気噴出ノズル36からは空気が常時噴出
されているものとする。
【0031】図3に示すボウル21内において、底面2
2上の部品Cは捩り振動を受けて周辺部へ移動されると
共に、配向されて頭部HまたはリードLa 、Lb を先頭
にして矢印mで示す方向へ移送され、起点24sからト
ラック24に乗ってスパイラル状に上昇し、最上の周回
においてボウル21の外周側へ導かれ外周トラック34
を移送される。この時点において、部品Cは横臥した姿
勢で、頭部Hを前にして移送されるもの、リードLを前
にして移送されるものが混在している。外周トラック3
4に設けられている流量調整部30においては、図4も
参照して、周壁33内の幅が狭められた流量調整板31
上を通過することにより、過剰気味の部品Cはボウル2
1内へ落下して流量が調整されて下流側へ移送される。
そして、図5も参照して、外周トラック34の内周縁部
が上方へ若干折り曲げられている下流端部において、部
品Cは周壁33側へ強制的に寄せられると共に、空気噴
出ノズル36から常時噴出されている空気によって介助
されて姿勢変換部40へ送り込まれる。
【0032】姿勢変換部40においては、図6も参照し
て、横臥した姿勢の部品CはリードLを外周側プレート
41と内周側プレート48との間の隙間49に挿入し、
頭部Hの側面を外周側プレート41によって支持され、
頭部Hの底面のリードLより内周側となる部分を内周側
プレート48の下端部で支持された姿勢となって移送さ
れる。この時、図13に示すように、外周側プレート4
1の下端縁41aと内周側プレート48の下端縁48a
との隙間49の調整が内周側プレート48を平行移動さ
せるだけでよく簡易であることから、隙間49の大きさ
は部品Cの品種による設定値通りに精度高く設定される
ので、部品Cの移送詰まりは全く発生せず部品Cは姿勢
変換部40を円滑に移送される。
【0033】また、外周側プレート41の下流部のほぼ
1/3の表面を削り込むことによって、トラック・ブロ
ック44の外周斜面44Aを1mm幅で露出させた露出
面44Aeを形成させているので、部品Cの頭部Hの底
面のリードLより外周側となる部分が支持されるように
なり、内周側プレート48の下端部による内周側の支持
と合わせて、部品Cは両側方から支持され安定化されて
下流側のトラック・ブロック54からなる異姿勢排除部
50へ移行される。また、外周側プレート41の下流端
がボウル21の径方向にカットされて、トラック・ブロ
ック54に形成されているL字形状の溝54Aの外周斜
面51に整合され、内周側プレート48の下流端部が下
端縁48aの角を落としてトラック・ブロック54の懸
吊斜面54Bの直上方に延在されているので、部品Cの
リードLがガイドされて、部品Cの移行は円滑に行われ
る。すなわち、部品Cはトラック・ブロック54上にお
いて、図7に示すように、頭部Hをトラック・ブロック
54のL字形状の溝54Aに側面と、底面のリードLよ
り外周側となる部分とを支持され、リードLを懸吊斜面
54Bに添わせ懸吊されて移送される。
【0034】そして異姿勢排除部50を移送される間に
おいて、図8に示すように、上下が逆さまの姿勢で頭部
Hを溝54Aに支持されリードLを外周側へ向けている
部品Cb はトラック・ブロック54の外周側のジャケッ
ト90の側壁93の内面に固定され垂下されているワイ
パー53にリードLが衝突して払い落とされ排除され
る。また、頭部Hの上端部を溝54Aに乗せてリードL
を内周側へ向けている部品Cc は重心が溝54Aの内周
面52から外れることにより溝54Aから落下して排除
される。
【0035】異姿勢排除部50を通過した部品Cは下流
側の横臥姿勢排除部60へ移行されて、図9に示すよう
に、断面が頂角60度のトラック・ブロック64上を移
送される。すなわち、部品Cは頭部Hの底面のリードL
の付け根をトラック・ブロック64の稜線65で支持さ
れリードLを内周側斜面64Bに添わせ、かつトラック
・ブロック64の内周側に設けられている円弧状の脚部
抑えプレート68で抑えられて移送される。そして、頭
部Hの高さの大きい部品Cはトラック・ブロック64の
外周側に設けられている円弧状の頭部支持プレート61
の内周縁で頭部Hの側面の上端部を支持されて移送され
る。この時、上流側の異姿勢排除部50のL字形状の溝
54Aを横臥した姿勢で移送されてくる部品Cd がある
場合には、その部品Cd はトラック・ブロック64の稜
線65で支持されることができず外周側の頭部支持プレ
ート61の内周縁とトラック・ブロック64の稜線65
との隙間69から落下し排除される。
【0036】横臥姿勢排除部60を通過した部品Cは下
流側の安定化部70へ移行されて、図10に示すよう
に、トラック・ブロック64の外周側斜面64Aの上端
部に挿入された頭部受け板71によって頭部Hの外径の
大きい部品Cは頭部Hの側面を支持されて移送される。
この時点において、部品Cは頭部Hの底面のリードLよ
り外周側となっている部分を支持される懸吊姿勢のみと
なって移送される。そして、図11に示す直立化排出部
80の上流部において、部品Cはトラック・ブロック6
4の内周部分を欠落させたトラック・ブロック64’の
稜線65’で支持され直立化されると共に内周側支持プ
レート87の尖端で頭部Hの底面リードLの内周側の付
け根を支持されて図12に示す直立化排出部80の下流
端部へ移行され、所定の直立した姿勢で整列する部品C
のみとして排出される。
【0037】本発明の実施の形態の部品整送装置1は以
上のように構成され作用するが、勿論、本発明はこれに
限られることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々
の変形が可能である。
【0038】例えば本実施の形態においては、姿勢変換
部40の外周側プレート41および内周側プレート48
を共に長方形状のプレートとしたが、対向するそれぞれ
の下端縁41a、48aが直線状であればよく、全体の
形状は長方形状でなくてもよい。また、本実施の形態に
おいては、姿勢変換部40をボウル21の外周側のジャ
ケット90内に設けたが、ボウル21内に設けるように
してもよい。
【0039】また本実施の形態においては、内周側プレ
ート48の上流側と下流側の長孔48hの方向は下端縁
48aと直角に形成させたが、両者が平行である限りに
おいて若干傾斜していてもよい。また本実施の形態にお
いては、隙間49の大きさの調整に際し、外周側プレー
ト41の下端縁41aを基準とし内周側プレート48の
下端縁48aを径方向に平行移動させるようにしたが、
逆に内周側プレート48の下端縁48aを基準にして外
周側プレート41の下端縁41aを径方向に平行移動さ
せるようにしてもよい。勿論、内周側プレート48と外
周側プレート41との両者を移動して隙間49の大きさ
の調整してもよいことは言うまでもない。
【0040】また本実施の形態においては、姿勢変換部
40の外周側プレート41の下流部のほぼ1/3におい
て表面を削りトラック・ブロック44の外周側斜面44
Aを1mm幅で露出させた露出面44Aeを形成して部
品Cの移送面とし、外周側プレート41に支持される部
品Cの頭部Hの側面が下流側のトラック・ブロック54
のL字形状の溝54Aの外周斜面51へ円滑に移行され
るようにしたが、外周側プレート41とトラック・ブロ
ック54との位置関係によっては、外周側プレート41
の下流端部ないしは下流部分を外周側へ緩い曲線で曲げ
てトラック・ブロック44の外周側斜面44Aの露出面
44Aeを下流側程拡げて部品Cの頭部Hの底面の支持
面積を大にするようにしてもよい。また、内周側プレー
ト48の下流端部の下端縁48aの角を落として下流側
のトラック・ブロック54の懸吊斜面54Bの上流端部
の直上へ延在させたが、欠落させた部分を上方へ折り曲
げるようにしもよく、同様に部品CのリードLの移行を
ガイドし、障害物になることを防ぎ得る。
【0041】また本実施の形態においては、姿勢変換部
40を設けた部品整送装置1のボウル21を例示した
が、もちろん、ボウルはこれ以外のものであってもよ
く、例えばリードLが許容限度以上に曲がっている部品
Cを排除する部分を設けたものであってもよく、また、
直立化排出部を振動パーツフィーダの下流側に直線振動
フィーダを配置して、その直線振動フィーダに直立化排
出部を設けるようにしてもよい。要するに姿勢変換部4
0を設けるボウル21はそれに取り付けられる選別機構
を備えたアタッチメントの種類、数等は限定されない。
【0042】また本実施の形態においては、整送対象の
部品として円柱状の頭部Hとその底面から2本のリード
Lが引き出されている電解コンデンサーC(部品C)を
例示したが、整送対象の部品は電解コンデンサーCに限
られず、また部品の頭部は角柱状であってもよく、更に
は脚部は1本のネジ類であってもよく、また脚部が3本
のサイリスタや、3本以上の複数本を有するものであっ
てもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明は以上に説明したような形態で実
施され、次ぎに記載するような効果を奏する。
【0044】請求項1の部品整送装置によれば、姿勢変
換部が外周側プレートの下端縁と内周側プレートの下端
縁とが直線状とされ、それらの隙間が部品の頭部の外径
と底面の支持部の径方向の寸法による一定の大きさに設
定されるので、部品に品種の切り替えに際しての隙間の
調整が簡易であり、かつ精度の高い取り付けが可能であ
り、部品の移送が停滞したり移送詰まりを生ずることが
なく、次工程の生産効率を大幅に上昇させる。
【0045】請求項2の部品整送装置によれば、外周側
プレートの下端縁と内周側プレートの下端縁との隙間の
大きさの調整を外周側プレートの位置調整によって行う
ので姿勢変換部の構成が簡易であり、位置精度の高い取
り付けが可能である。請求項3の部品整送装置によれ
ば、姿勢変換部の下流部で外周側プレートの取付け面を
細い幅で露出させているので、部品の頭部の底面が両側
方から支持されるようになり、部品は安定化されて下流
側の懸吊トラックへ移行される。請求項4の部品整送装
置によれば、外周側プレートが下流端をボウルの径方向
にカットされて、下流側の懸吊トラックのL字形状の溝
の外周斜面に整合され、内周側プレートが下流端部の下
端縁の角を落として懸吊トラックの懸吊斜面の上流端部
の直上に延在されているので、姿勢変換部で直線状に移
送される部品を円弧状の懸吊トラック上へ円滑に移行さ
せることができる。
【0046】請求項5の部品整送装置によれば、懸吊ト
ラックのL字形状の溝に倒立した姿勢で支持され脚部を
外周側に向けて移送される部品の脚部をワイパーに衝突
させて払い落とし排除するので倒立した部品が下流側へ
移送されることを防ぐ。請求項6の部品整送装置によれ
ば、鋭角トラックの先端の稜線で部品の頭部の底面の脚
部の付け根を支持するので、横臥した姿勢の部品が排除
され下流側へ移送されることを防ぐ。
【図面の簡単な説明】
【図1】整送対象の電解コンデンサの中の斜視図であ
り、図1のAは数種の中で比較的小さいもの、図1のB
は比較的大きいものを示す。
【図2】部品整送装置の部分破断側面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】図3における[4]−[4]線方向の断面図で
ある。
【図5】図3における[5]−[5]線方向の断面図で
ある。
【図6】図3における[6]−[6]線方向の断面図で
ある。
【図7】図3における[7]−[7]線方向の断面図で
ある。
【図8】図3における[8]−[8]線方向の断面図で
ある。
【図9】図3における[9]−[9]線方向の断面図で
ある。
【図10】図3における[10]−[10]線方向の断
面図である。
【図11】図3における[11]−[11]線方向の断
面図である。
【図12】図3における[12]−[12]線方向の矢
視図である。
【図13】図3の姿勢変換部の拡大平面図である。
【図14】従来の部品整送装置の平面図である。
【図15】図14における[15]−[15]線方向の
断面図である。
【図16】図14における[16]−[16]線方向の
断面図である。
【図17】図14の姿勢変換部の拡大平面図である。
【図18】図17の姿勢変換部で部品の移送の停滞ない
しは移送詰まりが発生している場合の斜視図である。
【符号の説明】
1 部品整送装置 24 トラック 30 流量調整部 34 外周トラック 40 姿勢変換部 41 外周側プレート 44 トラック・ブロック 44A トラック・ブロックの外周側斜面 44Ae トラック・ブロックの外周側斜面の露出面 44B トラック・ブロックの内周側斜面 48 内周側プレート 49 隙間 50 異姿勢排除部 54 トラック・ブロック 54A トラック・ブロックのL字型状の溝 54B トラック・ブロックの懸吊斜面 60 横臥姿勢排除部 80 直立化排出部 90 ジャケット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状または角柱状の頭部と、その底面
    の中央部から下方へ延びる脚部を備えた部品をボウル内
    に収容して振動を与え、頭部を上にした姿勢に整列させ
    て排出する振動パーツフィーダからなり、 前記ボウルにスパイラル状に形成された帯状のトラック
    の下流側に、前記ボウルの中心部から径外方へ向かって
    下向き傾斜の内周側プレートと前記内周側プレートに直
    角な上向きの傾斜の外周側プレートとがそれぞれの下端
    縁の間に隙間をあけて配置された姿勢変換部が接続され
    ており、 前記トラックを横臥した姿勢で移送されてくる部品が、
    前記姿勢変換部に移行されて脚部を前記隙間に挿入し、
    頭部の側面を前記外周側プレートに支持され、頭部の底
    面の脚部より内周側となる部分を前記内周側プレートの
    下端部で支持された立ち姿勢に変換されて移送される部
    品整送装置において、 前記外周側プレートの下端縁と前記内周側プレートの下
    端縁とが直線状とされて平行に設置されており、前記隙
    間の大きさが部品の品種による頭部の外径および頭部の
    底面の支持部の径方向の寸法に応じ調整自在とされてい
    ることを特徴とする部品整送装置。
  2. 【請求項2】 前記隙間の大きさの調整が固定された前
    記外周側プレートの下端縁を基準とし、前記内周側プレ
    ートの下端縁を内周側へ平行移動させて行われる請求項
    1に記載の部品整送装置。
  3. 【請求項3】 前記外周側プレ−トの下流部分の表面が
    下流端まで一定の厚さで削られて、前記外周側プレ−ト
    を取り付けている取付け面が細い幅で露出されており、
    前記取付け面の露出部分が部品の頭部の底面の脚部より
    外周側となっている部分を支持する移送面とされている
    請求項1または請求項2に記載の部品整送装置
  4. 【請求項4】 前記姿勢変換部の下流側に、頭部の側面
    を支持する外周斜面と、頭部の底面の脚部より外周側と
    なる部分を支持する内周斜面とからなる断面がL字形状
    の溝、および脚部を添わせる懸吊斜面を備えた懸吊トラ
    ックが円弧状に接続されており、 前記外周側プレ−トの下流端が前記ボウルの径方向にカ
    ットされて前記L字形状の溝の前記外周斜面に整合さ
    れ、前記内周側プレ−トの下流端部が前記下端縁の角を
    欠落されて前記懸吊斜面の上流端部の直上へ延在されて
    いる請求項1から請求項3までの何れかに記載の部品整
    送装置。
  5. 【請求項5】 前記L字形状の溝に倒立した姿勢で頭部
    を支持され脚部を外周側へ向けて移送される部品の脚部
    を衝突させて払い落とし排除するワイパーが前記懸吊ト
    ラックの外周側に設置されている請求項1から請求項4
    までの何れかに記載の部品整送装置。
  6. 【請求項6】 前記懸吊トラックの下流側に、断面が鋭
    角な先端と前記先端から前記ボウルの中心部へ向かって
    下向き斜面とからなり、部品の頭部の底面の脚部の付け
    根を前記先端の移送方向の稜線で支持し、部品の脚部を
    前記下向き斜面に添わせて移送する鋭角トラックが接続
    されており、 前記懸吊トラックの前記L字形状の溝に横臥した姿勢で
    移送されてくる部品が前記稜線の外周側へ落下して排除
    される請求項1から請求項5までの何れかに記載の部品
    整送装置。
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