JP4193259B2 - 部品整送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は部品整送装置に関するものであり、更に詳しくは、円柱状または角柱状の頭部およびその底面の中央部から下方へ延びる脚部を備えた部品を整列させて次工程へ供給するための部品整送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1は整送対象の一例としての電解コンデンサーC(以降、部品Cと称する)の斜視図であり、寸法の異なる数種の品種が存在する。図1のAはその一つであり、円柱状の頭部Hと、その底面から引き出されてる2本のリードLa 、Lb とからなっており、頭部Hの外径5mm、高さ10mmで、短い方のリードLa の長さ18〜20mm、長い方のリードLb の長さ25〜28mmであり、リードLa とリードLb との芯間の距離は1.6mmであり、リ−ドLa 、Lb の外径は0.45mmである。また、図1のBは寸法の異なる部品C’の斜視図であり、頭部H’の外径8mm、高さ6.3mであり、リードLa 、Lb の芯間の距離3.5mm、長さは部品Cと共通である。そして、それらの頭部HまたはH’を上にした姿勢に整えて次工程へ供給し得ることは勿論、寸法の異なる他の品種についても共用の整送装置が望まれている。なお以降において、リードLa とリードLb とを区別する必要がない場合には、リードLまたは2本のリードLと略称する。
【0003】
このような部品Cを整送する装置として、それぞれ特徴を有する各種のものが提案されている。それらは部品Cを収容し供給するボウルとその駆動部とからなる振動パーツフィーダによって構成されているが、図14はその一例の部品整送装置100の平面図であり、そのボウル121を示す。ボウル121においては、底面122に多数の部品Cが横臥した姿勢で収容されており、駆動部による捩り振動を受けて、部品Cは周辺部へ移動されると共に矢印nで示すように反時計回りに移送される。そして起点124sから帯状のトラック124へ乗るが、トラック124がボウル121の中心から径外方へ向かって下向き5度の傾斜に形成されていること、また、受ける捩り振動の移送力の遠心力成分によって、部品Cは周壁123の内面に沿ってトラック124を移送され上昇する。
【0004】
最上の周回においてトラック124は周壁123の切欠き部から外周側へ導出され、幅を狭めた外周トラック134とされている。外周トラック134の上流端部には流量調整部130が設けられており、周壁133を挿通する流量調整板131の周壁133の内周側でトラックとなる部分の幅が調整され、部品Cの流量が調整されるようになっている。
【0005】
外周トラック134の下流端には、姿勢変換部140が接続されており、横臥した姿勢で移送されてきた部品Cは傾斜した立ち姿勢に変換されて移送される。すなわち、ボウル121の外周側に取り付けられたジャケット190内に、ボウル121と同心の円弧状に部品Cの移送路となるトラック・リング144が取り付けられており、その上流端部に円弧状の内周側プレート148と、同じく円弧状の外周側プレート141が取り付けられて姿勢変換部140が形成されている。なお、内周側プレート148はボウル121と同心の円弧状あるが、外周側プレート141は内周側プレート148との隙間149を漸次拡大して取り付けられている。
【0006】
図14における[15]−[15]線方向の断面図、すなわち、姿勢変換部140の上流端部の断面を示す図15を参照して、内周側プレート148は、その切欠き長孔148hと皿ビス148bによって、サポート146に径方向の取付け位置を調整可能に取り付けられており、ボウル121の中心から径外方へ向かって下向き45度の傾斜とされている。なお、サポート146はボウル121の周壁123の外面の固定部材145に固定されている。一方、外周側プレート141はトラック・リング144に取り付けられており、ボウル121の中心から径外方へ向かって上向き45度とされている。すなわち、トラック・リング144はボウル121の中心から径外方へ向かって上向きの角度45度の内周側斜面144Bと、これに直角な外周側斜面144Aとを有しており、外周側プレート141はその取付け部142の切欠き長孔142hとボルト142bによって、トラック・リング144の外周側斜面144Aに径方向の取付け位置を調整可能に取り付けられている。そして、部品Cは頭部Hの側面を外周側プレート141に支持され、頭部Hの底面のリードLより内周側となる部分を内周側プレート148の下端部に支持され、リードLを外周側プレート141の下端縁と内周側プレート148の下端縁との間の隙間149に挿入し、傾斜した立ち姿勢となって移送される。
【0007】
図15に示すように、姿勢変換部140の上流端部では、外周側プレート141の面とトラック・リング144の内周側斜面144Bとがほゞ同一面となるように取り付けられている。これは、姿勢変換部140の上流端においてトラックリング144の外周側斜面144Aを露出させると、移送されてくる部品CがリードLを前にしている場合には、そのリードLが外周側斜面144Aに乗りあげた姿勢で移送されるようになるので、これを防ぐためである。しかし、部品Cが傾斜した立ち姿勢となって、内周側プレート148、外周側プレート141が欠落される姿勢変換部140の下流端部では、部品Cの頭部Hの底面のリードLより外周側となる部分をトラックリング144の外周側斜面144Aによって支持して移送することが必要である。すなわち、図16は図15の下流側における同様な断面図であり、図14における[16]−[16]線方向の断面図であるが、外周側プレート141は外周側へ移動されて、トラック・リング144の外周側斜面144Aが、頭部Hの底面のリードLより外周側となる部分を支持し得る幅で露出される。勿論、この露出幅は移送する部品Cの品種による頭部Hの外径や2本のリードLの間隔によっても異なる。このように内周側プレート148の下端縁と外周側プレート141の下端縁との隙間149を下流側ほど大とするのは、姿勢変換部140での内周側プレート148と外周側斜面144Aとによって頭部Hの底面を支持する移送から、下流側のトラック・リング144の外周側斜面144Aで部品Cの頭部Hの底面を支持し懸吊する移送へ滑らかに移行させるためである。
【0008】
部品Cはこのような姿勢変換部140を通過した後、トラック・リング144の外周側斜面144Aによって、頭部Hの底面のリ−ドLより外周側となっている部分を支持され、リードLをトラック・リング144の内周側斜面144Bに添わせ垂れ下がらせた片吊りの傾斜姿勢となって下流側へ移送され、最終的には直立した姿勢とされて排出トラック154の下流端から排出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の部品整送装置100において、部品Cを横臥した姿勢から傾斜した立ち姿勢に変換する姿勢変換部140では、内周側プレート148の下端縁と、外周側プレート141の下端縁との間の隙間149は下流側ほど拡げられており、また、部品Cの品種による頭部Hの外径や2本のリードLの間隔によっても異ならせる必要がある。図17は図14の姿勢変換部140の拡大平面図であるが、実線は寸法の小さい部品Cに対する外周側プレート141と内周側プレート148との取り付け位置を示し、一点鎖線は寸法の大きい部品C’(図1参照)に対する外周側プレート141と内周側プレート148との取り付け位置を示す。上述したように、姿勢変換部140の上流端では、外周側プレート141の面とトラック・リング144の内周側斜面144Bとをほぼ一致させて外周側斜面144Aを露出させないようにされる。
【0010】
従って、例えば部品Cを寸法の異なる品種に切り替えるに際しては、トラック・リング144の外周側斜面144A上の外周側プレート141の取付け位置が調整され、更に、サポート146上の内周側プレート148の取付け位置が調整されるが、内周側プレート148の下端縁148aと外周側プレート141の下端縁141aとは平行でなく、それらの隙間149は下流側ほど拡げられているために一定厚さのゲージを挟むこともできず、外周側プレート141と内周側プレート148とを適正な位置に取り付けることは困難な作業であり、斜視図である図18に示すように、特に上流部分において隙間149が正規の設定値より小さいと部品C同志の衝突、リードLの絡みを生じて円滑な移送が阻害され移送量が低下するほか、極端な場合には移送詰まりを生じるようになる。また、下流部分で隙間149が正規の設定値より大きいと部品Cの振動振れが大になり、下流側のトラック・リング144への移行、すなわち、トラック・リング144の外周側斜面144Aに部品Cの頭部Hの底面のリードLより外周側となる部分を支持し、リードLを円周側斜面144Bに添わせる姿勢への移行が円滑に行われなくなる。
【0011】
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、移送される部品を横臥した姿勢から立ち姿勢とするための姿勢変換部において、部品の頭部を支持する内周側プレートと外周側プレートとの隙間の調整が極めて容易であり、移送量の低下や移送詰まりを発生させない部品整送装置を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は請求項1の構成によって解決されるが、その解決手段を実施の形態によって説明すれば、請求項1の部品整送装置は図13に拡大して示すような姿勢変換部40を具備している。すなわち、図13は部品整送装置1(図3参照)のボウル21の外周側に取り付けられた姿勢変換部40の拡大平面図であり、移送されてくる部品Cの頭部Hの側面を支持する外周側プレート41と頭部Hの底面のリードLより内周側となる部分を支持する内周側プレート48について、それぞれの下端縁41a、48aを直線状にして平行に配置し、それらの隙間49の大きさが部品Cの頭部Hの外径および頭部Hの底面の支持部の径方向の寸法に応じて設定されているものである。従って、隙間49の調整に際しても、隙間49の大きさを一定にすればよいので、外周側プレート41の下端縁41aまたは内周側プレート48の下端縁48aの何れか一方を基準にして他方を平行移動させるだけでよく、適正な隙間49の大きさを形成させることは極めて容易である。
【0013】
請求項1に従属する請求項2の部品整送装置は、姿勢変換部40における隙間49の大きさの調整が外周側プレート41の下端縁41aを基準として、内周側プレート48の下端縁48aを平行移動させて行われる部品整送装置である。隙間49の大きさの調整を内周側プレート48の取付け位置の調整によって行うので、姿勢変換部40の構成が簡単であり、取付け位置の精度が高くなる。請求項1に従属する請求項3の部品整送装置は、外周側プレ−ト41の下流部分の表面が下流端まで一定の厚さで削られて、外周側プレ−ト41を取り付けているトラック・ブロック44の外周側斜面44Aが細い幅で露出されて、その露出面44Aeが部品Cの頭部Hの底面のリードLより外周側となっている部分を支持する移送面とされる部品整送装置である。部品Cが頭部Hの底面を両側方で支持され安定化されて移送される。
【0014】
請求項1に従属する請求項4の部品整送装置は、姿勢変換部40の下流側に、頭部Hの側面を支持する外周斜面51と、頭部Hの底面のリ−ドLよりに外周側となっている部分を支持する内周斜面52とからなる断面がL字形状の溝54A、およびリードLを添わせる懸吊斜面54Bを備えた懸吊トラックとしてのトラック・ブロック54からなる円弧状の異姿勢排除部50が接続されており、姿勢変換部40の外周側プレ−ト41の下流端がボウル21の径方向にカットされて、懸吊トラックのL字形状の溝54Aの外周斜面51に整合され、内周側プレ−ト48の下流端部が下端縁48aの角を落して懸吊トラックの懸吊斜面54Bの上流端部の直上へ延在されている部品整送装置である。部品Cの頭部Hの側面の支持が姿勢変換部40の外周側プレート41からトラック・ブロック54のL字形状の溝54Aの外周斜面51へ円滑に移行され姿勢変換部40の隙間49に挿入されているリードLがトラック・ブロック54の懸吊斜面54B上へ移行するに際し、内周側プレート48の下流端部がガイドとして働き、かつ、下流端部の下端縁48aの角を落としたことによって、下流端部が円弧状の懸吊斜面54Bへ限度以上に近接することなく、リードLの移行の障害物となることが防がれる。
【0015】
請求項1に従属する請求項5の部品整送装置は、図8に示す異姿勢排除部50におけるトラック・ブロック54のL字形状の溝54Aに倒立した姿勢で頭部Hを支持されリードLを外周側へ向けて移送される部品Cb のリードLを衝突させて払い落とし排除するワイパー53がトラック・ブロック54の外周側に設置されている部品整送装置である。部品Cが倒立した姿勢のまま下流側へ移送されることが防がれる。請求項1に従属する請求項6の部品整送装置は、トラック・ブロック54の下流側に、図9に示す断面が頂角60度で外周側斜面64Aと内周側斜面64Bを有し、その稜線65によって、部品Cの頭部Hの底面のリードLの付け根を支持し、部品CのリードLを内周側斜面64Bに添わせて移送する鋭角トラックとしてのトラック・ブロック64が接続されており、上流側のトラック・ブロック54のL字形状の溝54A上を横臥した姿勢で移送されてくる部品Cd がトラック・ブロック64の稜線65の外周側へ落下して排除される部品整送装置である。姿勢変換部40(図3参照)で姿勢変換されることなく横臥した姿勢で移送されてくる部品Cが排除され、下流側へ移送されることを防止する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態による部品Cの整送装置について図面を参照して説明する。図2は部品Cを供給する部品整送装置1の部分破断側面図であり、図3はその平面図である。すなわち、部品整送装置1は捩り振動パーツフィーダをベースとして作製されており、部品Cを収容し直立した姿勢として排出するボウル21と、これに捩り振動を与える駆動部11とからなっている。図2に示す駆動部11においては、ボウル21が一体的に固定されている可動ブロック12と下方の固定ブロック14とが等角度間隔に配置された傾斜板ばね13によって連結されており、固定ブロック14上にはコイル15を巻装した電磁石16が可動ブロック12の下面の可動コア12cと僅かの間隙をあけ対向させて設けられている。そして駆動部11は周囲を防音カバー17によって覆われており、防振ゴム18を介して床面に設置されている。
【0017】
ボウル21においては、図3を参照して、部品Cが横臥した姿勢で多数に収容される底面22(図3においては簡明化のため散在的に示している)の周辺部に起点24sを有する帯状のトラック24がボウル21の周壁23の内面に沿いスパイラル状に上昇して形成されており、部品Cの移送路となる。トラック24が後述の図5、図6に示すようにボウル21の中心から径外方へ向かって若干下向き傾斜とされているほか、捩り振動による移送力の遠心力成分によって、部品Cは横臥した姿勢で周壁23の内面に接するように移送される。そして、トラック24は最上の周回において、周壁23を切り欠いてボウル21の外周側へ導出され、外周トラック34とされている。
【0018】
外周トラック34の途中に流量調整部30が設けられている。すなわち、図3における[4]−[4]線方向の断面図である図4も参照して、外周トラック34の周壁33の外周面に固定された取付け板32に流量調整板31がその径方向長孔35を挿通するボルト31bで取り付けられており、周壁33より内周側の外周トラック34に対応する部分の幅を調整して、余剰の部品Cを落下させボウル21内へ戻すようになっている。また、外周トラック34の下流端部においては、図3における[5]−[5]線方向の断面図である図5も参照して、外周トラック34の内周側を若干上方へ折り曲げて部品Cの頭部HおよびリードLを強制的に周壁33の内面に接触させると共に、空気噴出ノズル36から常時噴出される空気によって介助して部品Cを下流側の姿勢変換部40へ移行させるようになっている。
【0019】
図3の外周トラック34の下流端には姿勢変換部40が接続されており、横臥した姿勢で移送されてくる部品Cを懸吊して傾斜した立ち姿勢に変換させる。すなわち、外周トラック34の下流端からほぼ排出端に至る間には、ボウル21の外周側にジャケット90が取り付けられているが、そのジャケット90内には後述するように部品Cを懸吊した姿勢で移送するトラック・ブロック44、54、64が設置されている。そして、姿勢変換部40はトラック・ブロック44上に設けた外周側プレート41と、これに対向する内周側プレート48とを主体に構成されており、部品Cは外周側プレート41と内周側プレート48との間の直線状の隙間49にリードLを挿入して頭部Hを支持された姿勢に変換される。
【0020】
すなわち、図3における[6]−[6]線方向の断面図である図6を参照して、ボウル21の周壁23の外面のスペーサ45mに取り付けられたL字形状のサポート45nにトラック・ブロック44が底面側からのボルト44bで取り付けられており、トラック・ブロック44の外周側斜面44Aに固定された取付け部材43に外周側プレート41の取付け部42がボルト42bで取り付けられている。そして、外周側プレート41の面とトラック・ブロック44の内周側斜面44Bとは同一の面とされている。また、ボウル21の周壁23の外面に取り付けられた2個のL字形状のサポート46に取付けブロック47が固定されており、その取付けブロック47に内周側プレート48がそれ自身の切欠き長孔48hを挿通するボルト48bによって取り付けられて径方向の位置調整が可能とされている。それによって、内周側プレート48の下端縁は対向する外周側プレート41の下端縁との間の隙間49の大きさが調整されるようになっている。そして、図6に示すように、部品Cは頭部Hの側面を外周側プレート41によって支持され、頭部Hの底面のリードLより内周側となっている部分を内周側プレート48の下端部で支持され、リードLを外周側プレート41と内周側プレート48との間の隙間49に挿入した姿勢で移送される。勿論、部品Cの中には横臥した姿勢のまま移送されるものも生ずる。
【0021】
図3の姿勢変換部40、およびその拡大平面図である図13を参照して、外周側プレート41の下端縁41aと内周側プレート48の下端縁48aとは直線状として平行に配置され、それらの隙間49は一定の大きさとされている。更には外周側プレート41は下流側のほぼ1/3の部分において表面を削ってトラック・ブロック44の外周斜面44Aを1mm幅で露出させているが、これはこの露出面44Aeで部品Cの頭部Hの底面の外周側となる部分を支持することにより、内周側プレート48による支持と合わせて部品Cは両側方から支持されるようになり下流側のトラック・ブロック54への移行が円滑化される。また、外周側プレート41の下流端はボウル21の径方向にカットされており、内周側プレート48は下流端部の下端縁48aの角が落とされているが、外周側プレート41の下流端を径方向にカットしているのは下流側に接続される後述の円弧状のトラック・ブロック54に形成されたL字形状の溝54Aの外周斜面51に整合させるためである。更には、内周側プレート48の下流端部の下端縁48aの角を落としているのは、部品CのリードLを下流側の円弧状のトラック・ブロック54の懸吊斜面54Bに円滑に移行させるべく、内周側プレート48の下流端部をトラック・ブロック54の懸吊斜面54Bの上流端部の直上に延在させているが、そのままでは円弧状の内周側プレート48の下流端部が円弧状の懸吊斜面54Bと近接し過ぎて部品CのリードLの移行の障害となることを避けるためである。このようにして、姿勢変換部40から下流側のトラック・ブロック54への部品Cの移行の円滑化が図られている。
【0022】
また、外周側プレート41と内周側プレート48との間の隙間49を下流側に向かって拡大させる必要をなくしているので、隙間49の大きさの調整に際しては、外周側プレート41の直線的な下端縁41aを基準にして内周側プレート48の直線的な下端縁48aを径方向に平行移動させるだけでよく、例えば隙間49の上流部と下流部とに必要な一定厚さのシックネス・ゲージ(thickness gauge)を挟み、内周側プレート48の長孔48h部をボルト48bで締め付けることによって行われる。すなわち、隙間49の大きさの調整作業は極めて簡易であり、かつ位置精度を高く取り付けることができる。なお、上流側と下流側の長孔48hは相互に平行に形成されていることが必要であり、また、長孔48hの方向は内周側プレート48の下端縁48aとほぼ直角であることが好ましい。
【0023】
姿勢変換部40の下流側には、トラック・ブロック54による懸吊トラックが接続されて、横臥した姿勢以外の異姿勢の部品Cを排除する異姿勢排除部50が形成されている。図3における[7]−[7]線方向の断面図である図7を参照して、トラック・ブロック54は部品Cの頭部Hの側面を支持する外周斜面51と、部品Hの底面のリードLより外周側となっている部分を支持する内周斜面52とからなる断面がL字形状の溝54Aと、部品CがリードLを添わせて移送される径内方へ向かって下向き45度の角度の懸吊斜面54Bとからなっている。そして、上述したように、上流端部においてはL字形状の溝54Aの外周斜面51は上流側の外周側プレート41の面と整合されており、かつ懸吊斜面54Bの直上には上流側の内周側プレート48の下流端部が延在しており、上流側の姿勢変換部40からトラック・ブロック54への部品Cの移行が円滑化されている。
【0024】
また、図3における[8]−[8]線方向の断面図である図8も参照して、トラック・ブロック54はボウル21の周壁23の外面のスペーサ56に固定されたL字形状のサポート55に底面側からのボルト54bで固定されている。そして、このトラック・ブロック54においては、図8に示すように、溝54Aによって支持されて正規の姿勢で移送される部品Cのほかに、上下が逆さまで頭部Hが溝54Aに支持されリードLを外周側へ向けた姿勢の部品Cb 、同じく頭部Hの上端部を溝54Aに支持されリードLを内周側へ向けた姿勢の部品Cc も存在する。これらの中で、部品Cb はそのリ−ドLがジャケット90の周壁93内面の上端部に取り付けられ垂下されているワイパー53に衝突してジャケット90内へ払い落とされる。また、部品Cc は、図8からも明らかなように、その重心が溝54Aの内周斜面52から外れているのでジャケット90内へ落下する。
【0025】
異姿勢排除部50の下流側には、トラック・ブロック64による鋭角トラックが接続されて、横臥した姿勢の部品Cを排除する横臥姿勢排除部60が形成されている。図3における[9]−[9]線方向の断面図である図9を参照して、ボウル21の周壁23の外面のスペーサ66mに固定されたL字形状のサポート66nにトラック・ブロック64が底面側からのボルト64bで取り付けられているが、トラック・ブロック64は頂角を60度として外周側斜面64Aおよび45度傾斜の内周側斜面64Bを有しており、部品Cは頭部Hの下面のリードLの付け根をトラック・ブロック64の稜線65で支持され懸吊されて移送される。そして、トラック・ブロック64の外周側には同心の円弧状に頭部支持プレート61が設けられており、頭部支持プレート61はその径方向の長孔61hを挿通するボルト61bによってジャケット90の周壁93の内面に固定された取り付けブロック63に径方向の取付け位置を調整可能に取り付けられている。また、トラック・ブロック64の内周側には同じく同心の円弧状に脚部抑えプレート68が、後述の図10を参照して、ボウル21の周壁23の外面に固定されたL字形状のサポート67に取り付けられており、脚部抑えプレート68は移送される部品CのリードLを抑えるようになっている。
【0026】
横臥姿勢排除部60においては、移送される正規の姿勢の部品Cの中で頭部Hの高さが外径より大きく重心が頭部Hの上端側にあるものについては、頭部支持プレート61の内周側の端縁で頭部Hの側面を支持し、脚部抑えプレート68でリードLを抑えて移送され、部品Cの中で頭部Hの高さが外径より小さいものは、重心が頭部Hの下端側にあるので、頭部支持プレート61で頭部Hを支持することなく、脚部抑えプレート68でリードLを抑えるだけで移送される。そして、上流側のL字形状の溝54Aを横臥した姿勢で移送されてくる部品Cd は、図9に示すように、頭部支持プレート61の内周側の端縁とトラック・ブロック64の稜線65との間の間隙69からジャケット90の底面92へ落下して排除されるようになっている。
【0027】
横臥姿勢排除部60の下流側には移送姿勢を安定化させる安定化部70が接続されている。図3における[10]−[10]線方向の断面図である図10を参照して、横臥姿勢排除部60の頭部支持プレート板61に替えて、上流側から続くトラック・ブロック64の外周側斜面64Aの上端部に細幅の頭部受け板71が挿入されている。そして部品Cは頭部Hの底面のリードLの付け根をトラック・ブロック64の稜線65に支持されて移送される。
【0028】
安定化部70の下流側には部品Cを直立化させて排出するる直立化排出部80が接続されている。図3における[11]−[11]線方向の断面図である図11を参照して、直立化排出部80の上流部分においては、上流側から続くトラック・ブロック64の内周側を欠落させて残るトラック・ブロック64’の頂角15度の稜線65’によって部品Cの頭部Hの底面のリードLの付け根を外周側から支持するようになっている。また、円弧状の内周側支持プレート87の尖端で頭部Hの底面のリードLの付け根を内周側から支持するようになっており、内周側支持プレート87はボウル21の周壁23の外面のスペーサ85mに固定されたL字型のサポート85nに取り付けられている。そして、部品Cは2本のリードLa 、Lb (図1参照)何れかを前にして直立化され移送される。なお、直立化排出部80はジャケット90の下流側端部にあるが、ジャケット90の底面92からボウル21内へ通じる還流口96が開口されており、ここに至るまでの間にジャケット90内へ落下して排除された部品Cがボウル21内へ戻されるようになっている。
【0029】
また、図3、および図3における[12]−[12]線方向の矢視図である図12を参照して、内周側支持プレート87に対向して外周側支持プレート81が設けられ、トラック・ブロック64が欠落されると共に、頭部Hの横振れを防ぐために頭部Hを両側方から挟むように断面がL字型のガイド部材82、88がそれぞれボルト82b、88bよって、外周側支持プレート81と内周側支持プレート87に取り付けられている。部品Cはジャケット90の下流端の側壁94の開口95を経て外部へ導出されている直立化排出部80の下流端から直立姿勢で排出される。なお、図12には省略されているが、図2の側面図、図3の平面図に示すように、直立化排出部80の下流端部はリブ89でボウル21の周壁23の外面に取り付けられている。
【0030】
本実施の形態の部品整送装置1は以上の様に構成されるが、次にその作用を説明する。なお、図2、図3を参照し、部品整送装置1における駆動部11の電磁石16のコイル15に交流が通電されて、部品Cを収容するボウル21に捩り振動が与えられており、配置されている空気噴出ノズル36からは空気が常時噴出されているものとする。
【0031】
図3に示すボウル21内において、底面22上の部品Cは捩り振動を受けて周辺部へ移動されると共に、配向されて頭部HまたはリードLa 、Lb を先頭にして矢印mで示す方向へ移送され、起点24sからトラック24に乗ってスパイラル状に上昇し、最上の周回においてボウル21の外周側へ導かれ外周トラック34を移送される。この時点において、部品Cは横臥した姿勢で、頭部Hを前にして移送されるもの、リードLを前にして移送されるものが混在している。外周トラック34に設けられている流量調整部30においては、図4も参照して、周壁33内の幅が狭められた流量調整板31上を通過することにより、過剰気味の部品Cはボウル21内へ落下して流量が調整されて下流側へ移送される。そして、図5も参照して、外周トラック34の内周縁部が上方へ若干折り曲げられている下流端部において、部品Cは周壁33側へ強制的に寄せられると共に、空気噴出ノズル36から常時噴出されている空気によって介助されて姿勢変換部40へ送り込まれる。
【0032】
姿勢変換部40においては、図6も参照して、横臥した姿勢の部品CはリードLを外周側プレート41と内周側プレート48との間の隙間49に挿入し、頭部Hの側面を外周側プレート41によって支持され、頭部Hの底面のリードLより内周側となる部分を内周側プレート48の下端部で支持された姿勢となって移送される。この時、図13に示すように、外周側プレート41の下端縁41aと内周側プレート48の下端縁48aとの隙間49の調整が内周側プレート48を平行移動させるだけでよく簡易であることから、隙間49の大きさは部品Cの品種による設定値通りに精度高く設定されるので、部品Cの移送詰まりは全く発生せず部品Cは姿勢変換部40を円滑に移送される。
【0033】
また、外周側プレート41の下流部のほぼ1/3の表面を削り込むことによって、トラック・ブロック44の外周斜面44Aを1mm幅で露出させた露出面44Aeを形成させているので、部品Cの頭部Hの底面のリードLより外周側となる部分が支持されるようになり、内周側プレート48の下端部による内周側の支持と合わせて、部品Cは両側方から支持され安定化されて下流側のトラック・ブロック54からなる異姿勢排除部50へ移行される。また、外周側プレート41の下流端がボウル21の径方向にカットされて、トラック・ブロック54に形成されているL字形状の溝54Aの外周斜面51に整合され、内周側プレート48の下流端部が下端縁48aの角を落としてトラック・ブロック54の懸吊斜面54Bの直上方に延在されているので、部品CのリードLがガイドされて、部品Cの移行は円滑に行われる。すなわち、部品Cはトラック・ブロック54上において、図7に示すように、頭部Hをトラック・ブロック54のL字形状の溝54Aに側面と、底面のリードLより外周側となる部分とを支持され、リードLを懸吊斜面54Bに添わせ懸吊されて移送される。
【0034】
そして異姿勢排除部50を移送される間において、図8に示すように、上下が逆さまの姿勢で頭部Hを溝54Aに支持されリードLを外周側へ向けている部品Cb はトラック・ブロック54の外周側のジャケット90の側壁93の内面に固定され垂下されているワイパー53にリードLが衝突して払い落とされ排除される。また、頭部Hの上端部を溝54Aに乗せてリードLを内周側へ向けている部品Cc は重心が溝54Aの内周面52から外れることにより溝54Aから落下して排除される。
【0035】
異姿勢排除部50を通過した部品Cは下流側の横臥姿勢排除部60へ移行されて、図9に示すように、断面が頂角60度のトラック・ブロック64上を移送される。すなわち、部品Cは頭部Hの底面のリードLの付け根をトラック・ブロック64の稜線65で支持されリードLを内周側斜面64Bに添わせ、かつトラック・ブロック64の内周側に設けられている円弧状の脚部抑えプレート68で抑えられて移送される。そして、頭部Hの高さの大きい部品Cはトラック・ブロック64の外周側に設けられている円弧状の頭部支持プレート61の内周縁で頭部Hの側面の上端部を支持されて移送される。この時、上流側の異姿勢排除部50のL字形状の溝54Aを横臥した姿勢で移送されてくる部品Cd がある場合には、その部品Cd はトラック・ブロック64の稜線65で支持されることができず外周側の頭部支持プレート61の内周縁とトラック・ブロック64の稜線65との隙間69から落下し排除される。
【0036】
横臥姿勢排除部60を通過した部品Cは下流側の安定化部70へ移行されて、図10に示すように、トラック・ブロック64の外周側斜面64Aの上端部に挿入された頭部受け板71によって頭部Hの外径の大きい部品Cは頭部Hの側面を支持されて移送される。この時点において、部品Cは頭部Hの底面のリードLより外周側となっている部分を支持される懸吊姿勢のみとなって移送される。そして、図11に示す直立化排出部80の上流部において、部品Cはトラック・ブロック64の内周部分を欠落させたトラック・ブロック64’の稜線65’で支持され直立化されると共に内周側支持プレート87の尖端で頭部Hの底面リードLの内周側の付け根を支持されて図12に示す直立化排出部80の下流端部へ移行され、所定の直立した姿勢で整列する部品Cのみとして排出される。
【0037】
本発明の実施の形態の部品整送装置1は以上のように構成され作用するが、勿論、本発明はこれに限られることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0038】
例えば本実施の形態においては、姿勢変換部40の外周側プレート41および内周側プレート48を共に長方形状のプレートとしたが、対向するそれぞれの下端縁41a、48aが直線状であればよく、全体の形状は長方形状でなくてもよい。また、本実施の形態においては、姿勢変換部40をボウル21の外周側のジャケット90内に設けたが、ボウル21内に設けるようにしてもよい。
【0039】
また本実施の形態においては、内周側プレート48の上流側と下流側の長孔48hの方向は下端縁48aと直角に形成させたが、両者が平行である限りにおいて若干傾斜していてもよい。また本実施の形態においては、隙間49の大きさの調整に際し、外周側プレート41の下端縁41aを基準とし内周側プレート48の下端縁48aを径方向に平行移動させるようにしたが、逆に内周側プレート48の下端縁48aを基準にして外周側プレート41の下端縁41aを径方向に平行移動させるようにしてもよい。勿論、内周側プレート48と外周側プレート41との両者を移動して隙間49の大きさの調整してもよいことは言うまでもない。
【0040】
また本実施の形態においては、姿勢変換部40の外周側プレート41の下流部のほぼ1/3において表面を削りトラック・ブロック44の外周側斜面44Aを1mm幅で露出させた露出面44Aeを形成して部品Cの移送面とし、外周側プレート41に支持される部品Cの頭部Hの側面が下流側のトラック・ブロック54のL字形状の溝54Aの外周斜面51へ円滑に移行されるようにしたが、外周側プレート41とトラック・ブロック54との位置関係によっては、外周側プレート41の下流端部ないしは下流部分を外周側へ緩い曲線で曲げてトラック・ブロック44の外周側斜面44Aの露出面44Aeを下流側程拡げて部品Cの頭部Hの底面の支持面積を大にするようにしてもよい。また、内周側プレート48の下流端部の下端縁48aの角を落として下流側のトラック・ブロック54の懸吊斜面54Bの上流端部の直上へ延在させたが、欠落させた部分を上方へ折り曲げるようにしもよく、同様に部品CのリードLの移行をガイドし、障害物になることを防ぎ得る。
【0041】
また本実施の形態においては、姿勢変換部40を設けた部品整送装置1のボウル21を例示したが、もちろん、ボウルはこれ以外のものであってもよく、例えばリードLが許容限度以上に曲がっている部品Cを排除する部分を設けたものであってもよく、また、直立化排出部を振動パーツフィーダの下流側に直線振動フィーダを配置して、その直線振動フィーダに直立化排出部を設けるようにしてもよい。要するに姿勢変換部40を設けるボウル21はそれに取り付けられる選別機構を備えたアタッチメントの種類、数等は限定されない。
【0042】
また本実施の形態においては、整送対象の部品として円柱状の頭部Hとその底面から2本のリードLが引き出されている電解コンデンサーC(部品C)を例示したが、整送対象の部品は電解コンデンサーCに限られず、また部品の頭部は角柱状であってもよく、更には脚部は1本のネジ類であってもよく、また脚部が3本のサイリスタや、3本以上の複数本を有するものであってもよい。
【0043】
【発明の効果】
本発明は以上に説明したような形態で実施され、次ぎに記載するような効果を奏する。
【0044】
請求項1の部品整送装置によれば、姿勢変換部が外周側プレートの下端縁と内周側プレートの下端縁とが直線状とされ、それらの隙間が部品の頭部の外径と底面の支持部の径方向の寸法による一定の大きさに設定されるので、部品に品種の切り替えに際しての隙間の調整が簡易であり、かつ精度の高い取り付けが可能であり、部品の移送が停滞したり移送詰まりを生ずることがなく、次工程の生産効率を大幅に上昇させる。
【0045】
請求項2の部品整送装置によれば、外周側プレートの下端縁と内周側プレートの下端縁との隙間の大きさの調整を外周側プレートの位置調整によって行うので姿勢変換部の構成が簡易であり、位置精度の高い取り付けが可能である。請求項3の部品整送装置によれば、姿勢変換部の下流部で外周側プレートの取付け面を細い幅で露出させているので、部品の頭部の底面が両側方から支持されるようになり、部品は安定化されて下流側の懸吊トラックへ移行される。請求項4の部品整送装置によれば、外周側プレートが下流端をボウルの径方向にカットされて、下流側の懸吊トラックのL字形状の溝の外周斜面に整合され、内周側プレートが下流端部の下端縁の角を落として懸吊トラックの懸吊斜面の上流端部の直上に延在されているので、姿勢変換部で直線状に移送される部品を円弧状の懸吊トラック上へ円滑に移行させることができる。
【0046】
請求項5の部品整送装置によれば、懸吊トラックのL字形状の溝に倒立した姿勢で支持され脚部を外周側に向けて移送される部品の脚部をワイパーに衝突させて払い落とし排除するので倒立した部品が下流側へ移送されることを防ぐ。請求項6の部品整送装置によれば、鋭角トラックの先端の稜線で部品の頭部の底面の脚部の付け根を支持するので、横臥した姿勢の部品が排除され下流側へ移送されることを防ぐ。
【図面の簡単な説明】
【図1】整送対象の電解コンデンサの中の斜視図であり、図1のAは数種の中で比較的小さいもの、図1のBは比較的大きいものを示す。
【図2】部品整送装置の部分破断側面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】図3における[4]−[4]線方向の断面図である。
【図5】図3における[5]−[5]線方向の断面図である。
【図6】図3における[6]−[6]線方向の断面図である。
【図7】図3における[7]−[7]線方向の断面図である。
【図8】図3における[8]−[8]線方向の断面図である。
【図9】図3における[9]−[9]線方向の断面図である。
【図10】図3における[10]−[10]線方向の断面図である。
【図11】図3における[11]−[11]線方向の断面図である。
【図12】図3における[12]−[12]線方向の矢視図である。
【図13】図3の姿勢変換部の拡大平面図である。
【図14】従来の部品整送装置の平面図である。
【図15】図14における[15]−[15]線方向の断面図である。
【図16】図14における[16]−[16]線方向の断面図である。
【図17】図14の姿勢変換部の拡大平面図である。
【図18】図17の姿勢変換部で部品の移送の停滞ないしは移送詰まりが発生している場合の斜視図である。
【符号の説明】
1 部品整送装置
24 トラック
30 流量調整部
34 外周トラック
40 姿勢変換部
41 外周側プレート
44 トラック・ブロック
44A トラック・ブロックの外周側斜面
44Ae トラック・ブロックの外周側斜面の露出面
44B トラック・ブロックの内周側斜面
48 内周側プレート
49 隙間
50 異姿勢排除部
54 トラック・ブロック
54A トラック・ブロックのL字型状の溝
54B トラック・ブロックの懸吊斜面
60 横臥姿勢排除部
80 直立化排出部
90 ジャケット

Claims (6)

  1. 円柱状または角柱状の頭部と、その底面の中央部から下方へ延びる脚部を備えた部品をボウル内に収容して振動を与え、頭部を上にした姿勢に整列させて排出する振動パーツフィーダからなり、前記ボウルにスパイラル状に形成された帯状のトラックの下流側に、前記ボウルの中心部から径外方へ向かって下向き傾斜の内周側プレートと前記内周側プレートに直角な上向きの傾斜の外周側プレートとがそれぞれの下端縁の間に隙間をあけて配置された姿勢変換部が接続されており、前記トラックを横臥した姿勢で移送されてくる部品が、前記姿勢変換部に移行されて脚部を前記隙間に挿入し、頭部の側面を前記外周側プレートに支持され、頭部の底面の脚部より内周側となる部分を前記内周側プレートの下端部で支持された立ち姿勢に変換されて移送される部品整送装置において、
    前記外周側プレートの下端縁と前記内周側プレートの下端縁とが直線状とされて平行に設置され
    前記内周側プレートは、前記内周側プレートの下端縁の反対側端部を固定することで片止めされており、
    前記隙間の大きさは、前記部品の品種による頭部の外径および頭部の底面の支持部の径方向の寸法に応じて、前記反対側端部を固定することで調整自在とされていることを特徴とする部品整送装置。
  2. 請求項1に記載の部品整送装置であって、
    前記隙間の大きさの調整が固定された前記外周側プレートの下端縁を基準とし、前記内周側プレートの下端縁を内周側へ平行移動させて行われることを特徴とする部品整送装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の部品整送装置であって、
    前記外周側プレ−トの下流部分の表面が下流端まで一定の厚さで削られて、前記外周側プレ−トを取り付けている取付け面が細い幅で露出されており、前記取付け面の露出部分が部品の頭部の底面の脚部より外周側となっている部分を支持する移送面とされていることを特徴とする部品整送装置。
  4. 請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載の部品整送装置であって、
    前記姿勢変換部の下流側に、頭部の側面を支持する外周斜面と、頭部の底面の脚部より外周側となる部分を支持する内周斜面とからなる断面がL字形状の溝、および脚部を添わせる懸吊斜面を備えた懸吊トラックが円弧状に接続されており、前記外周側プレ−トの下流端が前記ボウルの径方向にカットされて前記L字形状の溝の前記外周斜面に整合され、前記内周側プレ−トの下流端部が前記下端縁の角を欠落されて前記懸吊斜面の上流端部の直上へ延在されていることを特徴とする部品整送装置。
  5. 請求項4に記載の部品整送装置であって、
    前記L字形状の溝に倒立した姿勢で頭部を支持され脚部を外周側へ向けて移送される部品の脚部を衝突させて払い落とし排除するワイパーが前記懸吊トラックの外周側に設置されていることを特徴とする部品整送装置。
  6. 移送される円柱状または角柱状の頭部とその底面の中央部から下方へ延びる脚部とを備えた部品を立ち姿勢に変換させる姿勢変換部を備えた部品整送装置において、
    前記姿勢変換部は、互いの一端が対向する外周側プレートと内周側プレートとを有し、
    前記外周側プレートの一端と前記内周側プレートの一端とは、互いに直線状で平行に設けられ、
    前記二つの一端は、その一端同士の距離が調整可能で前記部品の脚部が挿入可能な隙間を形成し、
    前記内周側プレートは、前記一端を自由端とし、その反対側の端部を固定されており、
    前記隙間である一端同士の距離の調整は、前記内周側プレート及び前記外周側プレートのうち少なくとも一方の移動により行われるものであることを特徴とする部品整送装置。
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