JP2000198210A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- wiper
- wiping
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/165—Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
- B41J2/16517—Cleaning of print head nozzles
- B41J2/16535—Cleaning of print head nozzles using wiping constructions
- B41J2/16544—Constructions for the positioning of wipers
-
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- B41J2/16535—Cleaning of print head nozzles using wiping constructions
- B41J2/16541—Means to remove deposits from wipers or scrapers
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 装置を複雑化することなく、複数個の記録ヘ
ッドの安定したワイピング動作を行えるようにする。 【解決手段】 複数個のライン型記録ヘッドと対向した
位置に、2本の軸で張架されたベルトを配置し、さらに
前記ベルト上にワイパーブレードを記録ヘッドと所定角
度を持って配する。また、前記所定角度が複数の角度を
持つように構成する。また、前記ベルト上に複数個のワ
イパーブレードを配置し、さらに記録ヘッドとベルトの
距離を選択的に可変とする。また、前記ベルト上にワイ
パーブレードの他にキャップ部材を配する。
ッドの安定したワイピング動作を行えるようにする。 【解決手段】 複数個のライン型記録ヘッドと対向した
位置に、2本の軸で張架されたベルトを配置し、さらに
前記ベルト上にワイパーブレードを記録ヘッドと所定角
度を持って配する。また、前記所定角度が複数の角度を
持つように構成する。また、前記ベルト上に複数個のワ
イパーブレードを配置し、さらに記録ヘッドとベルトの
距離を選択的に可変とする。また、前記ベルト上にワイ
パーブレードの他にキャップ部材を配する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
装置に関するものであり、詳細には記録用紙の搬送方向
の記録幅を持った、フルマルチヘッドを搭載したインク
ジェットライン型インクジェット記録装置に関するもの
である。
装置に関するものであり、詳細には記録用紙の搬送方向
の記録幅を持った、フルマルチヘッドを搭載したインク
ジェットライン型インクジェット記録装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置においては、記
録ヘッドの乾燥による障害や、何らかの記録ヘッドの障
害が発生した場合に、記録ヘッドを回復処理する手段と
して保守回復機構が設けられている。特に、記録用紙の
搬送方向幅に亘って一度に記録できる、いわゆるライン
型記録ヘッドを搭載したインクジェットプリンタにおい
ては、記録ヘッドの保守回復機構が記録ヘッド長と同程
度必要となるために大型化し、どのように記録装置に組
み込むかが問題となっていた。
録ヘッドの乾燥による障害や、何らかの記録ヘッドの障
害が発生した場合に、記録ヘッドを回復処理する手段と
して保守回復機構が設けられている。特に、記録用紙の
搬送方向幅に亘って一度に記録できる、いわゆるライン
型記録ヘッドを搭載したインクジェットプリンタにおい
ては、記録ヘッドの保守回復機構が記録ヘッド長と同程
度必要となるために大型化し、どのように記録装置に組
み込むかが問題となっていた。
【0003】特に、複数のライン型記録ヘッドを使用し
て記録を行うカラーインクジェット記録装置において
は、それぞれの記録ヘッドを保守回復する機構を備える
必要があるために、その影響が顕著である。
て記録を行うカラーインクジェット記録装置において
は、それぞれの記録ヘッドを保守回復する機構を備える
必要があるために、その影響が顕著である。
【0004】またさらに、詳細には、保守回復機構のう
ち、記録ヘッドのインク吐出ノズル近傍に付着したイン
クや異物を取り除くために、ゴム状弾性体で出来たワイ
パーにより拭き取り清掃を行う、いわゆるワイピングが
行われているが、ワイピングにおいては、記録ヘッドの
記録幅と同じ幅を持ったワイパーを用い、記録ヘッドの
インク吐出ノズル列と平行に移動して、ワイパーの全領
域を同時にワイピングする方法がある。
ち、記録ヘッドのインク吐出ノズル近傍に付着したイン
クや異物を取り除くために、ゴム状弾性体で出来たワイ
パーにより拭き取り清掃を行う、いわゆるワイピングが
行われているが、ワイピングにおいては、記録ヘッドの
記録幅と同じ幅を持ったワイパーを用い、記録ヘッドの
インク吐出ノズル列と平行に移動して、ワイパーの全領
域を同時にワイピングする方法がある。
【0005】また、ワイピングにおいては、幅の狭いワ
イパーを用い、記録ヘッドのインク吐出ノズル列に沿っ
てワイパーを移動し、インク吐出ノズル面を端部から順
番にワイピングしていく方法がある。
イパーを用い、記録ヘッドのインク吐出ノズル列に沿っ
てワイパーを移動し、インク吐出ノズル面を端部から順
番にワイピングしていく方法がある。
【0006】さらには、特開平7−276652号で開
示されるように、螺旋状のワイパーを使用して記録ヘッ
ドのインク吐出ノズル面の一部とワイピング部材が当接
しつつワイピングを行う方法がある。
示されるように、螺旋状のワイパーを使用して記録ヘッ
ドのインク吐出ノズル面の一部とワイピング部材が当接
しつつワイピングを行う方法がある。
【0007】このような従来における方法の一例とし
て、例えば、図8に、螺旋状のワイパーを使用したワイ
ピング手段としての保守回復機構を有するインクジェッ
ト記録装置が模式的に示されている。図示されるよう
に、ワイピング手段は、ライン型記録ヘッド100と、
この記録ヘッド100のインク吐出ノズル面を払拭する
ワイパーブレード103と、ワイパーブレード103が
払拭したインクを吸収処理するワイパークリーナー10
7と、ワイパーブレード103が設けられたワイパー軸
108とから構成されている。このようなワイピング手
段においては、回転するワイパー軸108の周面に螺旋
状に設けられたワイパーブレード103の先端部分が記
録ヘッド100のインク吐出ノズル面を払拭することに
よってノズル面が清掃される。
て、例えば、図8に、螺旋状のワイパーを使用したワイ
ピング手段としての保守回復機構を有するインクジェッ
ト記録装置が模式的に示されている。図示されるよう
に、ワイピング手段は、ライン型記録ヘッド100と、
この記録ヘッド100のインク吐出ノズル面を払拭する
ワイパーブレード103と、ワイパーブレード103が
払拭したインクを吸収処理するワイパークリーナー10
7と、ワイパーブレード103が設けられたワイパー軸
108とから構成されている。このようなワイピング手
段においては、回転するワイパー軸108の周面に螺旋
状に設けられたワイパーブレード103の先端部分が記
録ヘッド100のインク吐出ノズル面を払拭することに
よってノズル面が清掃される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例においては、保守回復動作を行うためにいくつかの制
限があった。すなわち、幅広のワイパーを用いて記録ヘ
ッドのインク吐出ノズル面の全領域を同時にワイピング
する方法では、ワイピング部材であるワイパーが長大に
なって、一様にワイパーと記録ヘッドを当接させるのが
難しく、全てのインク吐出ノズル面を一様に清掃するの
が困難となる場合があった。また、ワイピング動作が終
了してワイパーが記録ヘッドから離れる際に、ワイパー
自身の弾性によりワイパーの形状が急激に復元しようと
して、ワイパーに付着しているインク滴を周囲に飛び散
らせて汚してしまう問題があった。
例においては、保守回復動作を行うためにいくつかの制
限があった。すなわち、幅広のワイパーを用いて記録ヘ
ッドのインク吐出ノズル面の全領域を同時にワイピング
する方法では、ワイピング部材であるワイパーが長大に
なって、一様にワイパーと記録ヘッドを当接させるのが
難しく、全てのインク吐出ノズル面を一様に清掃するの
が困難となる場合があった。また、ワイピング動作が終
了してワイパーが記録ヘッドから離れる際に、ワイパー
自身の弾性によりワイパーの形状が急激に復元しようと
して、ワイパーに付着しているインク滴を周囲に飛び散
らせて汚してしまう問題があった。
【0009】また、幅の狭いワイパーを用いて記録ヘッ
ドのインク吐出ノズル列に沿ってワイピングしていく方
法では、移動距離が長くなるために、時間がかかり、ま
た複数個のライン型記録ヘッドを持つカラー記録装置の
場合には、複数個のワイパーを同時に動かすか、あるい
はワイパー移動機構がそれぞれの記録ヘッドに対して相
対的に移動する機構を持つ必要があり、構成が複雑にな
る欠点があった。また、インク滴の飛散に関しては、上
記と同様であった。
ドのインク吐出ノズル列に沿ってワイピングしていく方
法では、移動距離が長くなるために、時間がかかり、ま
た複数個のライン型記録ヘッドを持つカラー記録装置の
場合には、複数個のワイパーを同時に動かすか、あるい
はワイパー移動機構がそれぞれの記録ヘッドに対して相
対的に移動する機構を持つ必要があり、構成が複雑にな
る欠点があった。また、インク滴の飛散に関しては、上
記と同様であった。
【0010】さらにまた、螺旋状のワイパーを使用して
ワイピングを行う方法では、複数個のライン型記録ヘッ
ドを持つカラー記録装置の場合には、記録ヘッド毎に独
立した複数個の螺旋状のワイパーを使用するか、あるい
は螺旋状のワイパーがそれぞれの記録ヘッドに対して相
対的に移動する機構を持つ必要があり、構成が複雑にな
る問題があった。また、ワイパーの先端の移動軌跡が円
弧状となるので、平面である記録ヘッドのインク吐出ノ
ズル面に対して払拭面積が限られてしまうと言う問題が
あった。
ワイピングを行う方法では、複数個のライン型記録ヘッ
ドを持つカラー記録装置の場合には、記録ヘッド毎に独
立した複数個の螺旋状のワイパーを使用するか、あるい
は螺旋状のワイパーがそれぞれの記録ヘッドに対して相
対的に移動する機構を持つ必要があり、構成が複雑にな
る問題があった。また、ワイパーの先端の移動軌跡が円
弧状となるので、平面である記録ヘッドのインク吐出ノ
ズル面に対して払拭面積が限られてしまうと言う問題が
あった。
【0011】従って、本発明の目的は、このような従来
における問題を解決するために、構造が簡単で、インク
滴の飛散がなく、記録ヘッドのインク吐出ノズル面を良
好に清掃できるワイピング手段を有するインクジェット
記録装置を提供することにある。
における問題を解決するために、構造が簡単で、インク
滴の飛散がなく、記録ヘッドのインク吐出ノズル面を良
好に清掃できるワイピング手段を有するインクジェット
記録装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明のインクジェット記録装置は、インクを吐出
して記録を行う記録ヘッドと、記録ヘッドのインク吐出
ノズル面を清掃するワイピング手段とを有するインクジ
ェット記録装置において、前記ワイピング手段が、前記
記録ヘッドに対向したベルト上に設けられたワイパーブ
レードを有し、該ワイパーブレードが、前記記録ヘッド
のインク吐出ノズル列と所定の角度をもって配置され、
前記ベルトを駆動することにより前記記録ヘッドのイン
ク吐出ノズル面のワイピングを行うことを特徴とする。
に、本発明のインクジェット記録装置は、インクを吐出
して記録を行う記録ヘッドと、記録ヘッドのインク吐出
ノズル面を清掃するワイピング手段とを有するインクジ
ェット記録装置において、前記ワイピング手段が、前記
記録ヘッドに対向したベルト上に設けられたワイパーブ
レードを有し、該ワイパーブレードが、前記記録ヘッド
のインク吐出ノズル列と所定の角度をもって配置され、
前記ベルトを駆動することにより前記記録ヘッドのイン
ク吐出ノズル面のワイピングを行うことを特徴とする。
【0013】また、本発明のインクジェット記録装置
は、前記ワイパーブレードが一列に形成され複数個の前
記記録ヘッドのインク吐出ノズル面をワイピングするこ
とを特徴とする。
は、前記ワイパーブレードが一列に形成され複数個の前
記記録ヘッドのインク吐出ノズル面をワイピングするこ
とを特徴とする。
【0014】さらに、本発明のインクジェット記録装置
は、前記ワイパーブレードの、前記記録ヘッドに対する
進行方向下流側にインクを吸収する部材を設けけたこと
を特徴とする。
は、前記ワイパーブレードの、前記記録ヘッドに対する
進行方向下流側にインクを吸収する部材を設けけたこと
を特徴とする。
【0015】さらにまた、本発明のインクジェット記録
装置は、ワイピング動作が、前記ベルトの一方向回転動
作だけで完結することを特徴とする。
装置は、ワイピング動作が、前記ベルトの一方向回転動
作だけで完結することを特徴とする。
【0016】本発明のインクジェット記録装置は、前記
ワイパーブレードと前記記録ヘッドのインク吐出ノズル
列との所定角度が一定でないことを特徴とする。
ワイパーブレードと前記記録ヘッドのインク吐出ノズル
列との所定角度が一定でないことを特徴とする。
【0017】また、本発明のインクジェット記録装置
は、前記ベルト上に複数個のワイパーブレードが設けら
れたことを特徴とする。
は、前記ベルト上に複数個のワイパーブレードが設けら
れたことを特徴とする。
【0018】さらに、本発明のインクジェット記録装置
は、複数個の記録ヘッドの各々が、前記ベルトとの距離
を選択的に変動可能であることを特徴とする。
は、複数個の記録ヘッドの各々が、前記ベルトとの距離
を選択的に変動可能であることを特徴とする。
【0019】さらにまた、本発明のインクジェット記録
装置は、前記インク吸収部材が多孔質体から成ることを
特徴とする。
装置は、前記インク吸収部材が多孔質体から成ることを
特徴とする。
【0020】本発明のインクジェット記録装置は、前記
ベルト上にワイパーブレード以外にインク吐出ノズルの
キャップ手段を配置したことを特徴とする。
ベルト上にワイパーブレード以外にインク吐出ノズルの
キャップ手段を配置したことを特徴とする。
【0021】また、本発明のインクジェット記録装置
は、前記記録ヘッドが、インクを吐出するための熱エネ
ルギを発生する電気熱変換体を有することを特徴とす
る。
は、前記記録ヘッドが、インクを吐出するための熱エネ
ルギを発生する電気熱変換体を有することを特徴とす
る。
【0022】
【発明の実施の形態】上記のように構成された本発明の
インクジェット記録装置によれば、インクを吐出して記
録を行う複数個の記録ヘッドのインク吐出ノズル面を清
掃するワイピング手段を、前記記録ヘッドに対向したベ
ルト上に配置されたワイパーブレードにて形成して、ワ
イパーブレードを、前記記録ヘッドのインク吐出ノズル
列と所定の角度をもって配置し、前記ベルトを駆動して
ワイピング動作を行うように構成することにより、安定
したワイピング動作を行うことが出来る。また、装置の
複雑さを招くことなく複数個の記録ヘッドの保守回復機
構してのワイピング手段を構成することが可能で、さら
に、ワイピング動作に際してインク滴の飛散を伴わず周
囲を汚染することがなく、また、均一で良好な清掃結果
を得ることができる。
インクジェット記録装置によれば、インクを吐出して記
録を行う複数個の記録ヘッドのインク吐出ノズル面を清
掃するワイピング手段を、前記記録ヘッドに対向したベ
ルト上に配置されたワイパーブレードにて形成して、ワ
イパーブレードを、前記記録ヘッドのインク吐出ノズル
列と所定の角度をもって配置し、前記ベルトを駆動して
ワイピング動作を行うように構成することにより、安定
したワイピング動作を行うことが出来る。また、装置の
複雑さを招くことなく複数個の記録ヘッドの保守回復機
構してのワイピング手段を構成することが可能で、さら
に、ワイピング動作に際してインク滴の飛散を伴わず周
囲を汚染することがなく、また、均一で良好な清掃結果
を得ることができる。
【0023】本発明のその他の目的と特徴および利点は
以下の添付図面に沿っての詳細な説明から明らかになろ
う。
以下の添付図面に沿っての詳細な説明から明らかになろ
う。
【0024】(実施例1)以下に、図面を参照して本発
明のインクジェット記録装置に就いて具体的に詳細に説
明する。
明のインクジェット記録装置に就いて具体的に詳細に説
明する。
【0025】図1は、本発明を適用したインクジェット
記録装置の記録部と、保守回復機構であるワイピング手
段のみを取り出した一例を示す模式的斜視図である。
記録装置の記録部と、保守回復機構であるワイピング手
段のみを取り出した一例を示す模式的斜視図である。
【0026】先ず、本発明のインクジェット記録装置の
全体構成を説明するに、本実施例で示すインクジェット
記録装置は、所謂ライン型インクジェット記録装置であ
る。
全体構成を説明するに、本実施例で示すインクジェット
記録装置は、所謂ライン型インクジェット記録装置であ
る。
【0027】図1に示されるように、本発明のインクジ
ェット記録装置は記録部1Aと、保守回復機構としての
ワイピング手段2Aとを有し、記録部1Aは複数個の記
録ヘッド1を有している。記録部1Aの記録ヘッド1は
微細なノズルからインクを吐出してカラー記録が可能な
ものであり、複数の色のインクを吐出する記録ヘッド1
がそれぞれ独立して設けられている。記録部1Aのこれ
ら図示の記録ヘッド1は、例えばイエロー色のインクを
吐出する記録ヘッド1Yと、マゼンタ色のインクを吐出
する記録ヘッド1Mと、シアン色のインクを吐出する記
録ヘッド1Cと、ブラック色のインクを吐出する記録ヘ
ッド1Kとから構成されている。
ェット記録装置は記録部1Aと、保守回復機構としての
ワイピング手段2Aとを有し、記録部1Aは複数個の記
録ヘッド1を有している。記録部1Aの記録ヘッド1は
微細なノズルからインクを吐出してカラー記録が可能な
ものであり、複数の色のインクを吐出する記録ヘッド1
がそれぞれ独立して設けられている。記録部1Aのこれ
ら図示の記録ヘッド1は、例えばイエロー色のインクを
吐出する記録ヘッド1Yと、マゼンタ色のインクを吐出
する記録ヘッド1Mと、シアン色のインクを吐出する記
録ヘッド1Cと、ブラック色のインクを吐出する記録ヘ
ッド1Kとから構成されている。
【0028】また、保守回復機構としてのワイピング手
段2Aは、ワイパーのベースとなるワイパーベルト2
と、このワイパーベルト2に設けられたワイパーブレー
ド3と、ワイパーブレード3の進行方向下流側に設けら
れたワイパークリーナ7と、ワイパーベルト2の一端に
設けられて図示しない駆動源により駆動されるベルト駆
動軸10と、ベルト駆動軸10と対向して平行に設けら
れ、かつワイパーベルト2に適当な張力を付与させなが
らワイパーベルト2を張架するベルト支持軸11とから
構成されている。従って、ワイパーベルト2は、これら
平行に設けられたベルト駆動軸10とベルト支持軸11
とに懸けられた無端状ベルトの形状を成している。
段2Aは、ワイパーのベースとなるワイパーベルト2
と、このワイパーベルト2に設けられたワイパーブレー
ド3と、ワイパーブレード3の進行方向下流側に設けら
れたワイパークリーナ7と、ワイパーベルト2の一端に
設けられて図示しない駆動源により駆動されるベルト駆
動軸10と、ベルト駆動軸10と対向して平行に設けら
れ、かつワイパーベルト2に適当な張力を付与させなが
らワイパーベルト2を張架するベルト支持軸11とから
構成されている。従って、ワイパーベルト2は、これら
平行に設けられたベルト駆動軸10とベルト支持軸11
とに懸けられた無端状ベルトの形状を成している。
【0029】なお、図1においては、記録ヘッド1の保
守回復動作中、すなわちワイピング中の様子を示してい
るために、記録ヘッド1のインク吐出ノズル面1aがワ
イパーベルト2やベルト駆動軸10、ベルト支持軸11
等から構成されるワイピング手段2Aと対向している。
また、記録動作を行う際には、記録ヘッド1とワイピン
グ手段2Aは図示しない駆動手段により相対的に移動
し、記録ヘッド1のインク吐出ノズル面1aが記録用紙
搬送経路と対向する。
守回復動作中、すなわちワイピング中の様子を示してい
るために、記録ヘッド1のインク吐出ノズル面1aがワ
イパーベルト2やベルト駆動軸10、ベルト支持軸11
等から構成されるワイピング手段2Aと対向している。
また、記録動作を行う際には、記録ヘッド1とワイピン
グ手段2Aは図示しない駆動手段により相対的に移動
し、記録ヘッド1のインク吐出ノズル面1aが記録用紙
搬送経路と対向する。
【0030】また、インクジェット記録装置全体として
は、記録部1Aとワイピング手段2Aのほかに、図示し
ていない部分として、記録用紙を順次搬送する用紙搬送
ベルト、用紙搬送ベルトの上流側で記録用紙を積載保持
して必要な時に記録用紙を一枚ずつ供給する記録用紙供
給部、用紙搬送ベルトの下流側で記録用紙を用紙搬送ベ
ルトから剥離して順次スタックしていく記録用紙排紙
部、記録ヘッド1にインクを供給するインク供給部、保
守回復機構から排出されたインクを保持する廃インク保
持部、あるいはホストコンピュータからのデータを受信
して記録ヘッド1にデータを転送したり、記録ヘッド1
への印加電力を制御したり、ベルト駆動軸11の駆動源
を制御したりする制御部、等の部分を備えている。
は、記録部1Aとワイピング手段2Aのほかに、図示し
ていない部分として、記録用紙を順次搬送する用紙搬送
ベルト、用紙搬送ベルトの上流側で記録用紙を積載保持
して必要な時に記録用紙を一枚ずつ供給する記録用紙供
給部、用紙搬送ベルトの下流側で記録用紙を用紙搬送ベ
ルトから剥離して順次スタックしていく記録用紙排紙
部、記録ヘッド1にインクを供給するインク供給部、保
守回復機構から排出されたインクを保持する廃インク保
持部、あるいはホストコンピュータからのデータを受信
して記録ヘッド1にデータを転送したり、記録ヘッド1
への印加電力を制御したり、ベルト駆動軸11の駆動源
を制御したりする制御部、等の部分を備えている。
【0031】次に、このようなインクジェット記録装置
における記録動作について概略を説明する。
における記録動作について概略を説明する。
【0032】例えば、ホストコンピュータから記録デー
タが送られてきたり、インクジェット記録装置に設けら
れた給紙キー等により記録動作開始が指示されると、図
示しない記録用紙供給部から記録用紙の供給が行われ
る。記録用紙は用紙搬送ベルト上に供給され、用紙搬送
ベルトの静電気力によって保持される。次に、図示しな
い駆動源により用紙搬送ベルトが移動開始し、記録用紙
は記録ヘッド1と対向しつつ移動する。記録用紙の移動
に伴って所定のタイミングで記録ヘッド1よりインクが
吐出され、記録用紙搬送方向上流側の記録ヘッド(図1
では記録ヘッド1K)から記録用紙に対して順次記録を
行う。記録用紙の移動に伴い、次々に記録ヘッド1がイ
ンク吐出を行うことによって記録を完了する。その後も
記録用紙は用紙搬送ベルトにより搬送され、記録され、
記録用紙排紙部に送られてスタックされる。複数枚の記
録を行う場合には、用紙搬送ベルト上に順次記録用紙が
供給され、前述の動作を連続して行う。以上が記録動作
の概略である。
タが送られてきたり、インクジェット記録装置に設けら
れた給紙キー等により記録動作開始が指示されると、図
示しない記録用紙供給部から記録用紙の供給が行われ
る。記録用紙は用紙搬送ベルト上に供給され、用紙搬送
ベルトの静電気力によって保持される。次に、図示しな
い駆動源により用紙搬送ベルトが移動開始し、記録用紙
は記録ヘッド1と対向しつつ移動する。記録用紙の移動
に伴って所定のタイミングで記録ヘッド1よりインクが
吐出され、記録用紙搬送方向上流側の記録ヘッド(図1
では記録ヘッド1K)から記録用紙に対して順次記録を
行う。記録用紙の移動に伴い、次々に記録ヘッド1がイ
ンク吐出を行うことによって記録を完了する。その後も
記録用紙は用紙搬送ベルトにより搬送され、記録され、
記録用紙排紙部に送られてスタックされる。複数枚の記
録を行う場合には、用紙搬送ベルト上に順次記録用紙が
供給され、前述の動作を連続して行う。以上が記録動作
の概略である。
【0033】次に、記録ヘッド1の保守回復動作として
のワイピング動作について説明する。
のワイピング動作について説明する。
【0034】このワイピング動作は、例えばインクジェ
ット記録装置を使用しない場合に、記録ヘッド1のイン
ク吐出ノズル1Nが大気に接しているとインクが乾燥し
て目詰まりを起こす可能性があるために、記録ヘッド1
のノズル部分をキャップで覆っておく場合や、あるいは
記録動作時にインク吐出ノズル1Nが目詰まりを起こし
た場合や、記録ヘッド1のインク吐出ノズル面1aに紙
粉や塵埃等が付着して清掃する必要がある場合などに、
記録ヘッド1に対して行う動作を指している。本発明で
は特に、後者での記録ヘッド1のインク吐出ノズル面1
aの清掃、所謂ワイピングに関する機構を提示してい
る。
ット記録装置を使用しない場合に、記録ヘッド1のイン
ク吐出ノズル1Nが大気に接しているとインクが乾燥し
て目詰まりを起こす可能性があるために、記録ヘッド1
のノズル部分をキャップで覆っておく場合や、あるいは
記録動作時にインク吐出ノズル1Nが目詰まりを起こし
た場合や、記録ヘッド1のインク吐出ノズル面1aに紙
粉や塵埃等が付着して清掃する必要がある場合などに、
記録ヘッド1に対して行う動作を指している。本発明で
は特に、後者での記録ヘッド1のインク吐出ノズル面1
aの清掃、所謂ワイピングに関する機構を提示してい
る。
【0035】以下に、保守回復動作としてのワイピング
動作について説明する。
動作について説明する。
【0036】図1は、既に記録ヘッド1のインク吐出ノ
ズル面1aとワイパーブレード3が当接を開始している
状態を示しているが、ワイピング動作開始時はまだこの
状態にはなっていない。すなわち、ワイパーベルト2上
のワイパーブレード3は図1の下方側に移動している。
ワイピング動作が開始されると、ベルト駆動軸10が図
1の矢印A方向に回転する。これに伴って、ベルト駆動
軸10とベルト支持軸11との間に懸けられたワイパー
ベルト2は同図の矢印B方向に移動を始める。ベルト駆
動軸10自体が記録ヘッド1と略平行に設置されている
ので、ワイパーベルト2上にベルト駆動軸10と所定の
角度θをもって取り付けられたワイパーブレード3は、
記録ヘッド1とも所定の角度θをもって配置されること
になる。このような配置により、ワイパーブレード3は
最前端部(図1の右側)から記録ヘッド1Yに部分的に
当接し始める。ワイパーブレード3と記録ヘッド1Yの
当接部分(図4の当接点3Bを含む部分)は、ワイパー
ベルト2の移動に伴い図1の右端から順次左側に向かっ
て進行する。この当接部分で記録ヘッド1のインク吐出
ノズル面1aはワイピングされ、清掃されていく。
ズル面1aとワイパーブレード3が当接を開始している
状態を示しているが、ワイピング動作開始時はまだこの
状態にはなっていない。すなわち、ワイパーベルト2上
のワイパーブレード3は図1の下方側に移動している。
ワイピング動作が開始されると、ベルト駆動軸10が図
1の矢印A方向に回転する。これに伴って、ベルト駆動
軸10とベルト支持軸11との間に懸けられたワイパー
ベルト2は同図の矢印B方向に移動を始める。ベルト駆
動軸10自体が記録ヘッド1と略平行に設置されている
ので、ワイパーベルト2上にベルト駆動軸10と所定の
角度θをもって取り付けられたワイパーブレード3は、
記録ヘッド1とも所定の角度θをもって配置されること
になる。このような配置により、ワイパーブレード3は
最前端部(図1の右側)から記録ヘッド1Yに部分的に
当接し始める。ワイパーブレード3と記録ヘッド1Yの
当接部分(図4の当接点3Bを含む部分)は、ワイパー
ベルト2の移動に伴い図1の右端から順次左側に向かっ
て進行する。この当接部分で記録ヘッド1のインク吐出
ノズル面1aはワイピングされ、清掃されていく。
【0037】ワイピングが終了すると、ワイパーブレー
ド3の進行方向最前端が記録ヘッド1Yから外れて離れ
ていくが、この場合に、ワイパーブレード3は連続して
いるために、一気には弾性変形が回復せずに、徐々に回
復していくので、インク滴が周囲に飛散することがな
い。
ド3の進行方向最前端が記録ヘッド1Yから外れて離れ
ていくが、この場合に、ワイパーブレード3は連続して
いるために、一気には弾性変形が回復せずに、徐々に回
復していくので、インク滴が周囲に飛散することがな
い。
【0038】こうしてワイパーベルト2が進行していく
と、ワイパーブレード3の進行方向最前端部の位置は記
録ヘッド1Mの方に進んでいき、記録ヘッド1Yに別の
部分が当接したまま、記録ヘッド1Mにも当接するよう
になる。図1は、同様に順次記録ヘッド1Cまでワイパ
ーブレード3が到達した状態である。
と、ワイパーブレード3の進行方向最前端部の位置は記
録ヘッド1Mの方に進んでいき、記録ヘッド1Yに別の
部分が当接したまま、記録ヘッド1Mにも当接するよう
になる。図1は、同様に順次記録ヘッド1Cまでワイパ
ーブレード3が到達した状態である。
【0039】図2は、図1のこのワイパーブレード3が
記録ヘッド1Cに到達した状態を矢印C方向から見た模
式的側面図で、ワイパーブレード3が記録ヘッド1Y、
1M、1Cのインク吐出ノズル面1aを順にワイピング
して記録ヘッド1Cに到達した時である。
記録ヘッド1Cに到達した状態を矢印C方向から見た模
式的側面図で、ワイパーブレード3が記録ヘッド1Y、
1M、1Cのインク吐出ノズル面1aを順にワイピング
して記録ヘッド1Cに到達した時である。
【0040】このようなワイパーブレード3と記録ヘッ
ド1のインク吐出ノズル面1aとの当接部分の状態を図
3に詳細に示す。
ド1のインク吐出ノズル面1aとの当接部分の状態を図
3に詳細に示す。
【0041】図3は図1の矢印C方向から見た、ワイパ
ーブレード3と記録ヘッド1との当接部の部分的拡大側
面図で、図3(A)はワイピング前、図3(B)はワイ
ピング中、図3(C)はワイピング直後の状態を夫々示
すものである。また、同図に示されるように、1Nは記
録ヘッド1に設けられたインク吐出ノズル、4はワイパ
ーブレード3で掻き落としたインク滴を吸収するようワ
イパーブレード3の下流側に隣接して設けられた吸収
体、5はワイパーブレード3の通過後のインク滴残りを
防止するようワイパーブレード3の上流側に隣接して設
けられた払拭部材、12はインク吐出ノズル面1aに付
着したインク滴である。ワイパーブレード3は、ワイパ
ーベルト2のベルト面にほぼ直角方向に突出するよう一
体的に設けられており、ワイパーベルト2と一体成形、
または接着剤による接着等の適宜な固着手段によって一
体的に固着して作られており、ゴムや合成ゴム、あるい
は同様な材料や合成樹脂材料、或いは他の適宜な弾性材
料等から作られるのが好適である。
ーブレード3と記録ヘッド1との当接部の部分的拡大側
面図で、図3(A)はワイピング前、図3(B)はワイ
ピング中、図3(C)はワイピング直後の状態を夫々示
すものである。また、同図に示されるように、1Nは記
録ヘッド1に設けられたインク吐出ノズル、4はワイパ
ーブレード3で掻き落としたインク滴を吸収するようワ
イパーブレード3の下流側に隣接して設けられた吸収
体、5はワイパーブレード3の通過後のインク滴残りを
防止するようワイパーブレード3の上流側に隣接して設
けられた払拭部材、12はインク吐出ノズル面1aに付
着したインク滴である。ワイパーブレード3は、ワイパ
ーベルト2のベルト面にほぼ直角方向に突出するよう一
体的に設けられており、ワイパーベルト2と一体成形、
または接着剤による接着等の適宜な固着手段によって一
体的に固着して作られており、ゴムや合成ゴム、あるい
は同様な材料や合成樹脂材料、或いは他の適宜な弾性材
料等から作られるのが好適である。
【0042】図示されるように、ワイパーベルト2が図
3の矢印B方向に移動すると、先ず図3(A)に示す如
く無変形状態のワイパーブレード3が記録ヘッド1に接
近していき、次に、図3(B)に示す如く、ワイパーブ
レード3の先端部材分が先ず記録ヘッド1に当接して弾
性変形する。続いて、ワイパーブレード3は弾性変形し
たままの状態で進行し、この際に、ワイパーブレード3
の先端部分のエッジ部によって記録ヘッド1のインク吐
出ノズル面1aに付着したインク滴12を掻き取ってい
く。掻き取られたインク滴12は自重によって下方に流
れ落ち、下方に設置された吸収体4に吸収、保持され
る。なお、吸収体4は、インクの吸収に好適な多孔質体
材料等を用いて作ることができる。
3の矢印B方向に移動すると、先ず図3(A)に示す如
く無変形状態のワイパーブレード3が記録ヘッド1に接
近していき、次に、図3(B)に示す如く、ワイパーブ
レード3の先端部材分が先ず記録ヘッド1に当接して弾
性変形する。続いて、ワイパーブレード3は弾性変形し
たままの状態で進行し、この際に、ワイパーブレード3
の先端部分のエッジ部によって記録ヘッド1のインク吐
出ノズル面1aに付着したインク滴12を掻き取ってい
く。掻き取られたインク滴12は自重によって下方に流
れ落ち、下方に設置された吸収体4に吸収、保持され
る。なお、吸収体4は、インクの吸収に好適な多孔質体
材料等を用いて作ることができる。
【0043】さらに、ワイパーブレード3の進行が進む
と、図3(C)に示すように、ワイパーブレード3は記
録ヘッド1から外れて離れるが、このときに、記録ヘッ
ド1のインク吐出ノズル面1aのエッジ部にインク滴1
2が残存しないように払拭部材5によって清掃してい
く。なお、払拭部材5も吸収体4と同様な多孔質体等を
用いて作ることが出来る。
と、図3(C)に示すように、ワイパーブレード3は記
録ヘッド1から外れて離れるが、このときに、記録ヘッ
ド1のインク吐出ノズル面1aのエッジ部にインク滴1
2が残存しないように払拭部材5によって清掃してい
く。なお、払拭部材5も吸収体4と同様な多孔質体等を
用いて作ることが出来る。
【0044】以上が部分的に見た、ワイパーブレード3
と記録ヘッド1の当接部分のワイピング方法である。ま
た、上述の部分的ワイピングが記録ヘッド1の長手方向
に沿って連続的に行われるために、図3(C)の部分の
ように、ワイパーブレード3が記録ヘッド1から離れる
際も、直近部分は図3(B)の如く弾性変形状態にあ
り、ワイパーブレード3が一気に復元するようなことは
ない。
と記録ヘッド1の当接部分のワイピング方法である。ま
た、上述の部分的ワイピングが記録ヘッド1の長手方向
に沿って連続的に行われるために、図3(C)の部分の
ように、ワイパーブレード3が記録ヘッド1から離れる
際も、直近部分は図3(B)の如く弾性変形状態にあ
り、ワイパーブレード3が一気に復元するようなことは
ない。
【0045】ここで、記録ヘッド1側から見ると、長手
方向端部から反対端に向けて順次ワイピングが行われて
いくわけであるが、インク吐出ノズル面1aにあるイン
ク滴には長手方向への力も掛かるため、インク滴は順次
反対端に向けて掻き寄せられていく。このような掻き寄
せられたインク滴の処理を次に示す。
方向端部から反対端に向けて順次ワイピングが行われて
いくわけであるが、インク吐出ノズル面1aにあるイン
ク滴には長手方向への力も掛かるため、インク滴は順次
反対端に向けて掻き寄せられていく。このような掻き寄
せられたインク滴の処理を次に示す。
【0046】図4は、図1を矢印D方向から見た模式的
正面図で、同図において、6は端部吸収体である。
正面図で、同図において、6は端部吸収体である。
【0047】図示されるように、図4におけるワイパー
ブレード3とインク吐出ノズル面1aの当接部分は、記
録ヘッド1の中央付近であるので、その当接点3Bの処
まで、インク吐出ノズル面1a上のインク滴が掻き寄せ
られている。次いで、ワイパーベルト2の進行によっ
て、当接点3Bは同図の左側に向かって移動して行くた
めに、インク滴も最終的に記録ヘッド1の左端の部分に
溜まる。この溜まったインク滴は、ワイパーブレード3
の端部に設けられた端部吸収体6によってインク吐出ノ
ズル面1aから吸着されるので、これによって記録ヘッ
ド1毎のワイピングが終了し、記録ヘッド1のインク吐
出ノズル面1aのインク滴がきれいに払拭されて清掃さ
れる。
ブレード3とインク吐出ノズル面1aの当接部分は、記
録ヘッド1の中央付近であるので、その当接点3Bの処
まで、インク吐出ノズル面1a上のインク滴が掻き寄せ
られている。次いで、ワイパーベルト2の進行によっ
て、当接点3Bは同図の左側に向かって移動して行くた
めに、インク滴も最終的に記録ヘッド1の左端の部分に
溜まる。この溜まったインク滴は、ワイパーブレード3
の端部に設けられた端部吸収体6によってインク吐出ノ
ズル面1aから吸着されるので、これによって記録ヘッ
ド1毎のワイピングが終了し、記録ヘッド1のインク吐
出ノズル面1aのインク滴がきれいに払拭されて清掃さ
れる。
【0048】同様にして、ベルト駆動軸10を駆動する
よう続けるだけで、全ての記録ヘッド1のワイピングを
完了することができる。
よう続けるだけで、全ての記録ヘッド1のワイピングを
完了することができる。
【0049】次に、ワイピング動作後のワイパーブレー
ド3の清掃方法を示す。図1および図2で示す如く、ワ
イパーブレード3の進行方向下流側には、ワイパーベル
ト2と所定の距離を持って配置されたワイパークリーナ
7が設けられている。このワイパークリーナ7も、イン
クの吸収に好適な多孔質体等から作られているが、吸収
体4や払拭部材5と比較して、さらに吸収性の良い材料
が使用されている。従って、このような吸収性の良い材
料で作られていることによって、ワイピング終了後のイ
ンクを含んだ吸収体4や払拭部材5あるいは端部吸収体
6は、このワイパークリーナ7に当接されて押圧される
ことにより、夫々含まれていたインクがワイパークリー
ナ7側に転写されるために、ワイパーブレード3側は清
掃されてきれいになり、再びインク吸収が可能な状態と
なる。また、ワイパークリーナ7自身は回転可能に設置
されているので、順次インク吸収可能な面がワイパーブ
レード3に対向させて位置されることによって、複数回
の使用が可能である。
ド3の清掃方法を示す。図1および図2で示す如く、ワ
イパーブレード3の進行方向下流側には、ワイパーベル
ト2と所定の距離を持って配置されたワイパークリーナ
7が設けられている。このワイパークリーナ7も、イン
クの吸収に好適な多孔質体等から作られているが、吸収
体4や払拭部材5と比較して、さらに吸収性の良い材料
が使用されている。従って、このような吸収性の良い材
料で作られていることによって、ワイピング終了後のイ
ンクを含んだ吸収体4や払拭部材5あるいは端部吸収体
6は、このワイパークリーナ7に当接されて押圧される
ことにより、夫々含まれていたインクがワイパークリー
ナ7側に転写されるために、ワイパーブレード3側は清
掃されてきれいになり、再びインク吸収が可能な状態と
なる。また、ワイパークリーナ7自身は回転可能に設置
されているので、順次インク吸収可能な面がワイパーブ
レード3に対向させて位置されることによって、複数回
の使用が可能である。
【0050】なお、次のサイクルで記録ヘッド1のワイ
ピングを行うには、さらにベルト駆動軸10を図1矢印
A方向に回転し続ければ良く、従って、このようなワイ
ピング作動を容易に制御することが可能である。
ピングを行うには、さらにベルト駆動軸10を図1矢印
A方向に回転し続ければ良く、従って、このようなワイ
ピング作動を容易に制御することが可能である。
【0051】以上説明してきた如く、ワイパーブレード
3をワイパーベルト2上に配置して、ワイパーブレード
3と記録ヘッド1のインク吐出ノズル列とを所定の角度
をもって配置することによって、以下のような効果が得
られる。
3をワイパーベルト2上に配置して、ワイパーブレード
3と記録ヘッド1のインク吐出ノズル列とを所定の角度
をもって配置することによって、以下のような効果が得
られる。
【0052】すなわち、ワイパーブレード3の長さを長
大なものとしても記録ヘッド1と当接するのは部分的で
あるので、容易に安定した当接状態とすることができ、
良好なワイピング結果が得られる。
大なものとしても記録ヘッド1と当接するのは部分的で
あるので、容易に安定した当接状態とすることができ、
良好なワイピング結果が得られる。
【0053】また、ワイパーブレード3自身の弾性によ
って急激に形状が復元することがないので、ワイピング
動作後のワイパーブレード3からのインク滴の飛散が起
こらず、周囲を汚染することがない。
って急激に形状が復元することがないので、ワイピング
動作後のワイパーブレード3からのインク滴の飛散が起
こらず、周囲を汚染することがない。
【0054】また、複数個の記録ヘッド1を持ったカラ
ープリンタにおいても、一つのワイパー機構により複数
個の記録ヘッド1のインク吐出ノズル面1aをワイピン
グすることが可能なので、簡単な機構とすることができ
る。
ープリンタにおいても、一つのワイパー機構により複数
個の記録ヘッド1のインク吐出ノズル面1aをワイピン
グすることが可能なので、簡単な機構とすることができ
る。
【0055】また、記録ヘッド1のインク吐出ノズル面
1aと平行にワイパーブレード3が移動していくので、
払拭面積が限られてしまうことがなく、均一で良好な清
掃結果を得ることができる。
1aと平行にワイパーブレード3が移動していくので、
払拭面積が限られてしまうことがなく、均一で良好な清
掃結果を得ることができる。
【0056】なお、本実施例においては、ベルト駆動軸
10に対してワイパーブレード3を所定角度θに設置す
ることで、記録ヘッド1とワイパーブレード3の角度を
付けていたが、本発明はこれに限定されることなく、以
下のように構成することも可能である。すなわち、ベル
ト駆動軸10とワイパーブレード3は平行に設置し、ベ
ルト駆動軸10とベルト支持軸11とワイパーベルト
(ワイパーブレードを含む)とから成るユニットを、記
録ヘッド1と所定角度θをもって配置することにより、
同様の効果を得ることが可能である。
10に対してワイパーブレード3を所定角度θに設置す
ることで、記録ヘッド1とワイパーブレード3の角度を
付けていたが、本発明はこれに限定されることなく、以
下のように構成することも可能である。すなわち、ベル
ト駆動軸10とワイパーブレード3は平行に設置し、ベ
ルト駆動軸10とベルト支持軸11とワイパーベルト
(ワイパーブレードを含む)とから成るユニットを、記
録ヘッド1と所定角度θをもって配置することにより、
同様の効果を得ることが可能である。
【0057】また、本発明では記録ヘッド1に記録用紙
幅とほぼ同一の記録幅を持ったライン型記録ヘッドを使
用しているが、これに限定されることなく、記録ヘッド
1を搭載したキャリアを往復走査させ、記録用紙を間欠
送りして記録動作を行う、所謂シリアル型プリンタにも
適用可能であることは言うまでもない。
幅とほぼ同一の記録幅を持ったライン型記録ヘッドを使
用しているが、これに限定されることなく、記録ヘッド
1を搭載したキャリアを往復走査させ、記録用紙を間欠
送りして記録動作を行う、所謂シリアル型プリンタにも
適用可能であることは言うまでもない。
【0058】(実施例2)上記実施例1においては、記
録ヘッド1とワイパーブレード3の相対角度は一定角度
であったが、本発明はこれに限定されることなく、以下
のように構成することも可能である。
録ヘッド1とワイパーブレード3の相対角度は一定角度
であったが、本発明はこれに限定されることなく、以下
のように構成することも可能である。
【0059】図5は、二種類のワイパーブレード3と記
録ヘッド1の相対角度を持つ保守回復機構としてのワイ
ピング手段の一例を示す模式的斜視図で、同図における
符号は、先の実施例1と同一であり、同一符号が付けら
れた同一部材に就いてはここでは説明を省略する。
録ヘッド1の相対角度を持つ保守回復機構としてのワイ
ピング手段の一例を示す模式的斜視図で、同図における
符号は、先の実施例1と同一であり、同一符号が付けら
れた同一部材に就いてはここでは説明を省略する。
【0060】本実施例におけるワイパーブレード3は、
ワイパーベルト2のほぼ中央で角度が変わっており、そ
れぞれ角度θ1と角度θ2が付けられている。なお、本
実施例では、角度θ2は、 θ2=2π−θ1 としているので、同図を上から見ると、ワイパーベルト
2は二等辺三角形の二辺を形成している。このようなワ
イパーベルト2を、ベルト駆動軸10を同図の矢印A方
向に駆動することにより同図の矢印B方向に移動させて
記録ヘッド1のワイピングを行うものである。
ワイパーベルト2のほぼ中央で角度が変わっており、そ
れぞれ角度θ1と角度θ2が付けられている。なお、本
実施例では、角度θ2は、 θ2=2π−θ1 としているので、同図を上から見ると、ワイパーベルト
2は二等辺三角形の二辺を形成している。このようなワ
イパーベルト2を、ベルト駆動軸10を同図の矢印A方
向に駆動することにより同図の矢印B方向に移動させて
記録ヘッド1のワイピングを行うものである。
【0061】従って、先ず、図示されるように、記録ヘ
ッド1の中央部にワイパーブレード3の二等辺三角形の
頂点3Aが最初に当接し、ワイパーブレード3と記録ヘ
ッド1のインク吐出ノズル面1aの当接部分、すなわち
ワイピングする場所は、記録ヘッド1の中央から両端部
に向かって同時に二箇所で行われていくものである。従
って、記録ヘッド1のインク吐出ノズル面1aで掻き寄
せられるインクは記録ヘッド1の両端に残るので、端部
吸収体6はワイパーブレード3の両端の2箇所に設けら
れている。
ッド1の中央部にワイパーブレード3の二等辺三角形の
頂点3Aが最初に当接し、ワイパーブレード3と記録ヘ
ッド1のインク吐出ノズル面1aの当接部分、すなわち
ワイピングする場所は、記録ヘッド1の中央から両端部
に向かって同時に二箇所で行われていくものである。従
って、記録ヘッド1のインク吐出ノズル面1aで掻き寄
せられるインクは記録ヘッド1の両端に残るので、端部
吸収体6はワイパーブレード3の両端の2箇所に設けら
れている。
【0062】以上のように構成することにより、次のよ
うな効果が得られる。すなわち、同時に2箇所でワイピ
ングを行えるので、先の実施例1での角度θを、 θ=θ1=2π−θ2 としたと仮定すれば、ワイパーベルト2の移動距離は半
分で済み、ワイピング動作時間を半減することが出来
る。
うな効果が得られる。すなわち、同時に2箇所でワイピ
ングを行えるので、先の実施例1での角度θを、 θ=θ1=2π−θ2 としたと仮定すれば、ワイパーベルト2の移動距離は半
分で済み、ワイピング動作時間を半減することが出来
る。
【0063】なお、相対角度の設定方法はこれだけでは
なく、例えば実施例1の角度θを連続的に変化させる、
すなわち、ワイパーブレード3を曲線で構成することも
できる。
なく、例えば実施例1の角度θを連続的に変化させる、
すなわち、ワイパーブレード3を曲線で構成することも
できる。
【0064】(実施例3)上記実施例1においては、全
ての記録ヘッド1を一様にワイピングしていたが、本発
明はこれには限定されず、以下のように構成することも
可能である。
ての記録ヘッド1を一様にワイピングしていたが、本発
明はこれには限定されず、以下のように構成することも
可能である。
【0065】図6には、選択的に記録ヘッド1のインク
吐出ノズル面1aのワイピングを行える保守回復機構と
してのワイピング手段の一例が模式的側面図で示されて
いる。同図は、図1を同図矢印C方向から見たのと同じ
方向の側面を示している。同図において、1W,1X,
1Y,1Zはそれぞれ別のインクを吐出可能な記録ヘッ
ドで、3A,3Bはそれぞれ独立したワイパーブレー
ド、7A,7Bはそれぞれ独立したワイパークリーナで
ある。図示されるように、ベルト駆動軸10とベルト支
持軸11に懸けられた無端状ベルト2の表面の対向する
位置にワイパーブレード3A,3Bが設けられている。
吐出ノズル面1aのワイピングを行える保守回復機構と
してのワイピング手段の一例が模式的側面図で示されて
いる。同図は、図1を同図矢印C方向から見たのと同じ
方向の側面を示している。同図において、1W,1X,
1Y,1Zはそれぞれ別のインクを吐出可能な記録ヘッ
ドで、3A,3Bはそれぞれ独立したワイパーブレー
ド、7A,7Bはそれぞれ独立したワイパークリーナで
ある。図示されるように、ベルト駆動軸10とベルト支
持軸11に懸けられた無端状ベルト2の表面の対向する
位置にワイパーブレード3A,3Bが設けられている。
【0066】本実施例は、例えば記録用紙上で、インク
の化学変化を利用してインクを凝固させて確実に紙面に
定着させたり、記録品位を向上させたりする、2種類の
特性を持ったインクを使用する際に好適な構成である。
すなわち、インクが記録ヘッド1のインク吐出ノズル面
1a上で混合してしまうと、そこに反応が起こってイン
クの固着等が発生してしまうので、これを未然に防止す
る場合に必要である。
の化学変化を利用してインクを凝固させて確実に紙面に
定着させたり、記録品位を向上させたりする、2種類の
特性を持ったインクを使用する際に好適な構成である。
すなわち、インクが記録ヘッド1のインク吐出ノズル面
1a上で混合してしまうと、そこに反応が起こってイン
クの固着等が発生してしまうので、これを未然に防止す
る場合に必要である。
【0067】本実施例では、記録ヘッド1W、記録ヘッ
ド1X、記録ヘッド1Yから同種のインクを吐出し、記
録ヘッド1Zのみ、異なる種類のインクを吐出する構成
としている。
ド1X、記録ヘッド1Yから同種のインクを吐出し、記
録ヘッド1Zのみ、異なる種類のインクを吐出する構成
としている。
【0068】また、記録ヘッド1はワイパーベルト2と
相対距離を可変に出来る移動機構を持っており、記録ヘ
ッド1Wと記録ヘッド1Xと記録ヘッド1Yとを一括し
て、また、記録ヘッド1Zを単独で移動することが出来
る。また、ワイパーベルト2上には独立した2本のワイ
パーブレード3A,3Bが形成されており、周長上のほ
ぼ対向した位置に配置されている。そして、それぞれの
ワイパーブレード3A、3Bとベルト駆動軸10の相対
角度はほぼ同程度としている。なお、同図には示されて
いないが、それぞれのワイパーブレード3A,3Bには
図3で示すような吸収体4や払拭部材5あるいは端部吸
収体6が同様に設けられている。さらに、ワイパークリ
ーナ7も独立で移動可能に設けられており、ワイパーベ
ルト2との距離を可変とすることが出来るよう構成され
ている。
相対距離を可変に出来る移動機構を持っており、記録ヘ
ッド1Wと記録ヘッド1Xと記録ヘッド1Yとを一括し
て、また、記録ヘッド1Zを単独で移動することが出来
る。また、ワイパーベルト2上には独立した2本のワイ
パーブレード3A,3Bが形成されており、周長上のほ
ぼ対向した位置に配置されている。そして、それぞれの
ワイパーブレード3A、3Bとベルト駆動軸10の相対
角度はほぼ同程度としている。なお、同図には示されて
いないが、それぞれのワイパーブレード3A,3Bには
図3で示すような吸収体4や払拭部材5あるいは端部吸
収体6が同様に設けられている。さらに、ワイパークリ
ーナ7も独立で移動可能に設けられており、ワイパーベ
ルト2との距離を可変とすることが出来るよう構成され
ている。
【0069】このような機構において、記録ヘッド1毎
に異なったワイパーブレード3A,3Bでワイピングす
る動作を説明する。
に異なったワイパーブレード3A,3Bでワイピングす
る動作を説明する。
【0070】図6(A)には、記録ヘッド1W、記録ヘ
ッド1X、記録ヘッド1Yをワイピングする場合の動作
が示されている。先ず、ワイピングを行いたくない記録
ヘッド1Zを同図の矢印E方向に上方に移動する。同時
に、使用しないワイパークリーナ7Bを同図の矢印F方
向に左方に移動する。しかる後に、ベルト駆動軸10を
同図の矢印A方向に回転させることにより、ワイパーベ
ルト2を同図のB方向に進行させる。これによって、実
施例1と同様に、ワイパーブレード3Aが記録ヘッド1
W、記録ヘッド1X、記録ヘッド1Yに作用して、ワイ
ピングを行うことができる。ワイピング終了後も、ワイ
パーベルト2はそのままの方向に進行され、ワイパーク
リーナ7Aによってワイパーブレード3や吸収体4、払
拭部材5、端部吸収体6のクリーニングを行う。こうし
て、これらワイパーブレード3や吸収体4、払拭部5、
端部吸収体6のクリーニングが終了したならば、ベルト
駆動軸10の回転を停止する。
ッド1X、記録ヘッド1Yをワイピングする場合の動作
が示されている。先ず、ワイピングを行いたくない記録
ヘッド1Zを同図の矢印E方向に上方に移動する。同時
に、使用しないワイパークリーナ7Bを同図の矢印F方
向に左方に移動する。しかる後に、ベルト駆動軸10を
同図の矢印A方向に回転させることにより、ワイパーベ
ルト2を同図のB方向に進行させる。これによって、実
施例1と同様に、ワイパーブレード3Aが記録ヘッド1
W、記録ヘッド1X、記録ヘッド1Yに作用して、ワイ
ピングを行うことができる。ワイピング終了後も、ワイ
パーベルト2はそのままの方向に進行され、ワイパーク
リーナ7Aによってワイパーブレード3や吸収体4、払
拭部材5、端部吸収体6のクリーニングを行う。こうし
て、これらワイパーブレード3や吸収体4、払拭部5、
端部吸収体6のクリーニングが終了したならば、ベルト
駆動軸10の回転を停止する。
【0071】次に、上記のワイピング動作の終了後、図
6(B)の状態に移る。すなわち、ワイピングを行いた
い記録ヘッド1Zを元の位置に戻し、行いたくない記録
ヘッド1W、記録ヘッド1X、記録ヘッド1Yを同図の
矢印E方向に上方に移動させる。また、ワイパークリー
ナ7Bを元の位置に戻し、ワイパークリーナ7Aを同図
の矢印G方向に右方に移動する。しかる後に、ベルト駆
動軸10を同図の矢印C方向に回転させることによっ
て、ワイパーベルト2を同図のD方向に進行させる。こ
の際に、ワイパーブレード3Bがブレードクリーナ7A
の近傍を通過しても、ワイパークリーナ7Aは右方に待
避しているので接触することがなく、異種インクの混合
は行われない。そのまま、ワイパーブレード3Bは記録
ヘッド1Zに到達し、実施例1と同様に記録ヘッド1Z
のワイピング動作を行う。その他の記録ヘッド1W,1
X,1Yは待避しているために、ワイパーブレード3B
はこれら記録ヘッド1W,1X,1Yのインク吐出ノズ
ル面1aに夫々接触することがなく、異種インクの混合
は行われない。さらにワイパーベルト2が進行すると、
ワイパークリーナ7Bによりワイパーブレード3B近傍
の吸収体4や払拭部材5や端部吸収体6のクリーニング
が行われる。そしてクリーニングが終了したならば、ベ
ルト駆動軸10の回転を停止して、ワイピング動作を終
了する。なおここで、ワイパーベルト2にワイパーブレ
ード3A,3Bのない部分を充分に設けるような設計を
すれば、その部分を記録ヘッド1に対向する位置まで移
動させ、全ての記録ヘッド1を元の位置に戻すようにす
ることができる。
6(B)の状態に移る。すなわち、ワイピングを行いた
い記録ヘッド1Zを元の位置に戻し、行いたくない記録
ヘッド1W、記録ヘッド1X、記録ヘッド1Yを同図の
矢印E方向に上方に移動させる。また、ワイパークリー
ナ7Bを元の位置に戻し、ワイパークリーナ7Aを同図
の矢印G方向に右方に移動する。しかる後に、ベルト駆
動軸10を同図の矢印C方向に回転させることによっ
て、ワイパーベルト2を同図のD方向に進行させる。こ
の際に、ワイパーブレード3Bがブレードクリーナ7A
の近傍を通過しても、ワイパークリーナ7Aは右方に待
避しているので接触することがなく、異種インクの混合
は行われない。そのまま、ワイパーブレード3Bは記録
ヘッド1Zに到達し、実施例1と同様に記録ヘッド1Z
のワイピング動作を行う。その他の記録ヘッド1W,1
X,1Yは待避しているために、ワイパーブレード3B
はこれら記録ヘッド1W,1X,1Yのインク吐出ノズ
ル面1aに夫々接触することがなく、異種インクの混合
は行われない。さらにワイパーベルト2が進行すると、
ワイパークリーナ7Bによりワイパーブレード3B近傍
の吸収体4や払拭部材5や端部吸収体6のクリーニング
が行われる。そしてクリーニングが終了したならば、ベ
ルト駆動軸10の回転を停止して、ワイピング動作を終
了する。なおここで、ワイパーベルト2にワイパーブレ
ード3A,3Bのない部分を充分に設けるような設計を
すれば、その部分を記録ヘッド1に対向する位置まで移
動させ、全ての記録ヘッド1を元の位置に戻すようにす
ることができる。
【0072】以上のように構成することにより、以下の
ような効果が得られる。すなわち、ワイパーベルト2上
に複数個のワイパーブレード3A,3Bを配置し、記録
ヘッド1とワイパーベルト2の相対位置を選択的に可変
になるように構成することによって、特定の記録ヘッド
1のみを選択的にワイピングして保守回復動作を行うこ
とができ、装置の冗長性を向上することができる。
ような効果が得られる。すなわち、ワイパーベルト2上
に複数個のワイパーブレード3A,3Bを配置し、記録
ヘッド1とワイパーベルト2の相対位置を選択的に可変
になるように構成することによって、特定の記録ヘッド
1のみを選択的にワイピングして保守回復動作を行うこ
とができ、装置の冗長性を向上することができる。
【0073】(実施例4)上記実施例1においては、記
録ヘッド1に対してワイピング動作のみを行うように構
成されていたが、本発明はこれに限定されることなく、
以下のように構成することも可能である。
録ヘッド1に対してワイピング動作のみを行うように構
成されていたが、本発明はこれに限定されることなく、
以下のように構成することも可能である。
【0074】図7は、記録ヘッド1のワイピングとキャ
ッピングとを行うことが可能なワイピング手段の保守回
復機構の一例を示す模式的側面図で、図1を同図の矢印
C方向から見たのと同じ方向の側面を示す図であり、図
7(A)は記録ヘッド1Y,1M,1C,1Kをワイピ
ングする状態を示す図で、図7(B)はワイピング動作
終了後のキャッピング状態を示す同様な図である。この
図7において、9Y,9M,9C,9Kはそれぞれ記録
ヘッド1Y,1M,1C,1Kに対応するキャップであ
る。その他の、実施例1と同一の部材には同じ符号が付
けられており、これら同一部材に就いての説明は省略す
る。
ッピングとを行うことが可能なワイピング手段の保守回
復機構の一例を示す模式的側面図で、図1を同図の矢印
C方向から見たのと同じ方向の側面を示す図であり、図
7(A)は記録ヘッド1Y,1M,1C,1Kをワイピ
ングする状態を示す図で、図7(B)はワイピング動作
終了後のキャッピング状態を示す同様な図である。この
図7において、9Y,9M,9C,9Kはそれぞれ記録
ヘッド1Y,1M,1C,1Kに対応するキャップであ
る。その他の、実施例1と同一の部材には同じ符号が付
けられており、これら同一部材に就いての説明は省略す
る。
【0075】記録ヘッド1は実施例1の冒頭で述べた理
由により、長時間の放置時には、インク吐出ノズル面1
aをキャッピングしておくことが望ましく、本実施例に
おいては、ワイパーベルト2上にキャップ9Y,9M,
9C,9Kから成るキャップ9が設けられている。キャ
ップ9は、記録ヘッド1のインク吐出ノズル面1aを長
手方向に全てを覆うように記録ヘッド1とほぼ同一の長
さを有しており、それぞれの記録ヘッド1Y,1M,1
C,1Kに対して独立して設けられている。さらに、キ
ャップ9は弾性を持った材料で作られるのが好適であ
る。また、ワイパーベルト2上のキャップ9と対向する
位置には実施例1と同様なワイパーブレード3が設けら
れている。
由により、長時間の放置時には、インク吐出ノズル面1
aをキャッピングしておくことが望ましく、本実施例に
おいては、ワイパーベルト2上にキャップ9Y,9M,
9C,9Kから成るキャップ9が設けられている。キャ
ップ9は、記録ヘッド1のインク吐出ノズル面1aを長
手方向に全てを覆うように記録ヘッド1とほぼ同一の長
さを有しており、それぞれの記録ヘッド1Y,1M,1
C,1Kに対して独立して設けられている。さらに、キ
ャップ9は弾性を持った材料で作られるのが好適であ
る。また、ワイパーベルト2上のキャップ9と対向する
位置には実施例1と同様なワイパーブレード3が設けら
れている。
【0076】このような機構により、図7(A)に示さ
れるように、ベルト駆動軸10を同図の矢印A方向に駆
動することで、ワイピング動作は実施例1と同様な手順
で行われる。ワイピング動作の終了後に、必要で有れ
ば、キャップ9がそれぞれ記録ヘッド1に対向する位置
まで、ワイパーベルト2が移動される。次に、図7
(B)に示されるように、ベルト駆動軸10とベルト支
持軸11およびワイパーベルト2のユニットごと同図の
矢印C方向に上方に移動して、記録ヘッド1にキャップ
9を押圧することで、キャップ9が幾分変形し、記録ヘ
ッド1のインク吐出ノズル面1aと密着することによっ
てキャップ9内の気体が密閉(準開放の場合もある)さ
れて、キャッピングが行われるものである。
れるように、ベルト駆動軸10を同図の矢印A方向に駆
動することで、ワイピング動作は実施例1と同様な手順
で行われる。ワイピング動作の終了後に、必要で有れ
ば、キャップ9がそれぞれ記録ヘッド1に対向する位置
まで、ワイパーベルト2が移動される。次に、図7
(B)に示されるように、ベルト駆動軸10とベルト支
持軸11およびワイパーベルト2のユニットごと同図の
矢印C方向に上方に移動して、記録ヘッド1にキャップ
9を押圧することで、キャップ9が幾分変形し、記録ヘ
ッド1のインク吐出ノズル面1aと密着することによっ
てキャップ9内の気体が密閉(準開放の場合もある)さ
れて、キャッピングが行われるものである。
【0077】以上のように構成することにより、次のよ
うな効果が得られる。すなわち、ワイパーベルト2上に
記録ヘッド1に対応した数のキャップ9を設けることに
より、ワイピングのみならずキャッピングも行えるよう
になり、簡単な構成で複数の作用を行わせることが出来
る。また、キャッピングを行えるようになることで、記
録ヘッド1の性能を維持することが可能となり、信頼性
が一層向上される。さらに、ワイパーブレード3自身が
弾性材料で作られるにためにワイパーブレード3によっ
て急激に形状が復元することがないので、ワイピング動
作後のワイパーブレード3からのインクの滴の飛散が起
こらず、周囲を汚染することがない。また、複数個の記
録ヘッド1を持ったカラープリンタにおいても、一つの
ワイパー機構により複数個の記録ヘッド1のインク吐出
ノズル面1aをワイピングすることが可能なので、簡単
な機構とすることができる。さらに、記録ヘッド1のイ
ンク吐出ノズル面1aと平行にワイパーブレード3が移
動していくので、払拭面積が限られてしまうことがな
く、均一で良好な清掃結果を得ることができる。
うな効果が得られる。すなわち、ワイパーベルト2上に
記録ヘッド1に対応した数のキャップ9を設けることに
より、ワイピングのみならずキャッピングも行えるよう
になり、簡単な構成で複数の作用を行わせることが出来
る。また、キャッピングを行えるようになることで、記
録ヘッド1の性能を維持することが可能となり、信頼性
が一層向上される。さらに、ワイパーブレード3自身が
弾性材料で作られるにためにワイパーブレード3によっ
て急激に形状が復元することがないので、ワイピング動
作後のワイパーブレード3からのインクの滴の飛散が起
こらず、周囲を汚染することがない。また、複数個の記
録ヘッド1を持ったカラープリンタにおいても、一つの
ワイパー機構により複数個の記録ヘッド1のインク吐出
ノズル面1aをワイピングすることが可能なので、簡単
な機構とすることができる。さらに、記録ヘッド1のイ
ンク吐出ノズル面1aと平行にワイパーブレード3が移
動していくので、払拭面積が限られてしまうことがな
く、均一で良好な清掃結果を得ることができる。
【0078】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0079】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0080】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0081】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0082】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0083】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0084】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0085】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0086】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、上記のように構成
された本発明の、請求項1記載のインクジェット記録装
置は、インクを吐出して記録を行う記録ヘッドと、記録
ヘッドのインク吐出ノズル面を清掃するワイピング手段
とを有するインクジェット記録装置において、前記ワイ
ピング手段が、前記記録ヘッドに対向したベルト上に設
けられたワイパーブレードを有し、該ワイパーブレード
が、前記記録ヘッドのインク吐出ノズル列と所定の角度
をもって配置され、前記ベルトを駆動することにより前
記記録ヘッドのインク吐出ノズル面のワイピングを行う
ので、ワイパーブレードの長さを長大なものとしても記
録ヘッドと当接するのは部分的であり、容易に安定した
当接状態とすることができ、良好なワイピング結果が得
られると共に、ワイパーブレード自身の弾性によって急
激に形状が復元することがないので、ワイピング動作後
のワイパーブレードからのインクの滴飛散が起こらず、
周囲を汚染することがない。また、複数個の記録ヘッド
を持ったカラープリンタにおいても、一つのワイパー機
構により複数個の記録ヘッドのインク吐出ノズル面をワ
イピングすることが可能なので、簡単な機構とすること
ができる。さらに、記録ヘッドのインク吐出ノズル面と
平行にワイパーブレードが移動していくので、払拭面積
が限られてしまうことがなく、均一で良好な清掃結果を
得ることができる。
された本発明の、請求項1記載のインクジェット記録装
置は、インクを吐出して記録を行う記録ヘッドと、記録
ヘッドのインク吐出ノズル面を清掃するワイピング手段
とを有するインクジェット記録装置において、前記ワイ
ピング手段が、前記記録ヘッドに対向したベルト上に設
けられたワイパーブレードを有し、該ワイパーブレード
が、前記記録ヘッドのインク吐出ノズル列と所定の角度
をもって配置され、前記ベルトを駆動することにより前
記記録ヘッドのインク吐出ノズル面のワイピングを行う
ので、ワイパーブレードの長さを長大なものとしても記
録ヘッドと当接するのは部分的であり、容易に安定した
当接状態とすることができ、良好なワイピング結果が得
られると共に、ワイパーブレード自身の弾性によって急
激に形状が復元することがないので、ワイピング動作後
のワイパーブレードからのインクの滴飛散が起こらず、
周囲を汚染することがない。また、複数個の記録ヘッド
を持ったカラープリンタにおいても、一つのワイパー機
構により複数個の記録ヘッドのインク吐出ノズル面をワ
イピングすることが可能なので、簡単な機構とすること
ができる。さらに、記録ヘッドのインク吐出ノズル面と
平行にワイパーブレードが移動していくので、払拭面積
が限られてしまうことがなく、均一で良好な清掃結果を
得ることができる。
【0088】本発明の請求項2記載のインクジェット記
録装置は、前記ワイパーブレードが一列に形成され、複
数個の前記記録ヘッドのインク吐出ノズル面をワイピン
グするので、安定した当接状態で良好なワイピングを行
うことができる。ワイパーブレードの長さを長大なもの
としても記録ヘッドと当接するのは部分的であるので、
容易に安定した当接状態とすることができ、安定した当
接状態で良好なワイピングを行うことができる。
録装置は、前記ワイパーブレードが一列に形成され、複
数個の前記記録ヘッドのインク吐出ノズル面をワイピン
グするので、安定した当接状態で良好なワイピングを行
うことができる。ワイパーブレードの長さを長大なもの
としても記録ヘッドと当接するのは部分的であるので、
容易に安定した当接状態とすることができ、安定した当
接状態で良好なワイピングを行うことができる。
【0089】本発明の請求項3記載のインクジェット記
録装置は、前記ワイパーブレードの、前記記録ヘッドに
対する進行方向下流側にインクを吸収する部材を設けて
いるので、ワイパーブレードによって掻き取ったインク
を良好に吸収して処理することができる。
録装置は、前記ワイパーブレードの、前記記録ヘッドに
対する進行方向下流側にインクを吸収する部材を設けて
いるので、ワイパーブレードによって掻き取ったインク
を良好に吸収して処理することができる。
【0090】本発明の請求項4記載のインクジェット記
録装置は、ワイピング動作が、前記ベルトの一方向回転
動作だけで完結するので、短時間で所要のワイピングを
行うことができる。
録装置は、ワイピング動作が、前記ベルトの一方向回転
動作だけで完結するので、短時間で所要のワイピングを
行うことができる。
【0091】本発明の請求項5記載のインクジェット記
録装置は、前記ワイパーブレードと前記記録ヘッドのイ
ンク吐出ノズル列との所定角度が一定でないので、イン
ク吐出ノズル面を良好にワイピングすることができる。
録装置は、前記ワイパーブレードと前記記録ヘッドのイ
ンク吐出ノズル列との所定角度が一定でないので、イン
ク吐出ノズル面を良好にワイピングすることができる。
【0092】本発明の請求項6記載のインクジェット記
録装置は、前記ベルト上に複数個のワイパーブレードが
設けられているので、インク滴を残すことなく良好に払
拭してワイピングすることができる。
録装置は、前記ベルト上に複数個のワイパーブレードが
設けられているので、インク滴を残すことなく良好に払
拭してワイピングすることができる。
【0093】本発明の請求項7記載のインクジェット記
録装置は、複数個の記録ヘッドの各々が、前記ベルトと
の距離を選択的に変動可能であるので、記録ヘッドの夫
々の状態に対応して特定の記録ヘッドのみ選択的に保守
回復動作を行うことができ、装置の冗長性が向上する。
録装置は、複数個の記録ヘッドの各々が、前記ベルトと
の距離を選択的に変動可能であるので、記録ヘッドの夫
々の状態に対応して特定の記録ヘッドのみ選択的に保守
回復動作を行うことができ、装置の冗長性が向上する。
【0094】本発明の請求項8記載のインクジェット記
録装置は、前記インク吸収部材が多孔質体から成るの
で、ワイパーブレードによって掻き取られたインクを良
好に吸収処理することができる。
録装置は、前記インク吸収部材が多孔質体から成るの
で、ワイパーブレードによって掻き取られたインクを良
好に吸収処理することができる。
【0095】本発明の請求項9記載のインクジェット記
録装置は、前記ベルト上にワイパーブレード以外にイン
ク吐出ノズルのキャップ手段を配置しているので、ワイ
ピングのみならずキャッピングも行えるようになり、簡
単な構成で複数の作用を行うことができ、記録ヘッドの
性能を維持することが可能となって信頼性が向上する。
録装置は、前記ベルト上にワイパーブレード以外にイン
ク吐出ノズルのキャップ手段を配置しているので、ワイ
ピングのみならずキャッピングも行えるようになり、簡
単な構成で複数の作用を行うことができ、記録ヘッドの
性能を維持することが可能となって信頼性が向上する。
【0096】本発明の請求項10記載のインクジェット
記録装置は、前記記録ヘッドが、インクを吐出するため
の熱エネルギを発生する電気熱変換体を有するので、熱
エネルギーを利用してインクを吐出することによって記
録の高密度化、高精細化が達成でき、きれいな記録が得
られる。
記録装置は、前記記録ヘッドが、インクを吐出するため
の熱エネルギを発生する電気熱変換体を有するので、熱
エネルギーを利用してインクを吐出することによって記
録の高密度化、高精細化が達成でき、きれいな記録が得
られる。
【図1】本発明のインクジェット記録装置の第1の実施
例における記録部分と保守回復機構としてのワイピング
手段を示す模式的斜視図である。
例における記録部分と保守回復機構としてのワイピング
手段を示す模式的斜視図である。
【図2】本発明のインクジェット記録装置の第1の実施
例における記録部分と保守回復機構としてのワイピング
手段を示す模式的側面図である。
例における記録部分と保守回復機構としてのワイピング
手段を示す模式的側面図である。
【図3】本発明のインクジェット記録装置の第1の実施
例における保守回復機構としてのワイピング手段を示す
模式的側面図で、図3(A)はワイピング前、図3
(B)はワイピング中、図3(C)はワイピング直後の
状態を夫々示すものである。
例における保守回復機構としてのワイピング手段を示す
模式的側面図で、図3(A)はワイピング前、図3
(B)はワイピング中、図3(C)はワイピング直後の
状態を夫々示すものである。
【図4】本発明のインクジェット記録装置の第1の実施
例における記録部分と保守回復機構としてのワイピング
手段を示す模式的正面図である。
例における記録部分と保守回復機構としてのワイピング
手段を示す模式的正面図である。
【図5】本発明におけるインクジェット記録装置の第2
の実施例を示す模式的斜視図である。
の実施例を示す模式的斜視図である。
【図6】本発明におけるインクジェット記録装置の第3
の実施例を示す模式的側面図で、図6(A)は記録ヘッ
ド毎に異なったワイパーでワイピングするよう記録ヘッ
ド1W、記録ヘッド1X、記録ヘッド1Yをワイピング
する場合の動作を示す図で、図6(B)はワイピング動
作の終了後の状態を示す同様な図である。
の実施例を示す模式的側面図で、図6(A)は記録ヘッ
ド毎に異なったワイパーでワイピングするよう記録ヘッ
ド1W、記録ヘッド1X、記録ヘッド1Yをワイピング
する場合の動作を示す図で、図6(B)はワイピング動
作の終了後の状態を示す同様な図である。
【図7】本発明におけるインクジェット記録装置の第4
の実施例を示す模式的側面図で、図7(A)は記録ヘッ
ド1Y,1M,1C,1Kをワイピングする状態を示す
図で、図7(B)はワイピング動作終了後のキャッピン
グ状態を示す同様な図である。
の実施例を示す模式的側面図で、図7(A)は記録ヘッ
ド1Y,1M,1C,1Kをワイピングする状態を示す
図で、図7(B)はワイピング動作終了後のキャッピン
グ状態を示す同様な図である。
【図8】従来のインクジェット記録装置におけるワイピ
ング手段の一例を示す模式的斜視図である。
ング手段の一例を示す模式的斜視図である。
1 記録ヘッド 2 ワイパーベルト 3 ワイパーブレード 4 吸収体 5 拭き部材 6 端部吸収体 7 ワイパークリーナ 8 ワイパー軸 9 キャップ 10 ベルト駆動軸 11 ベルト支持軸 12 インク滴
Claims (10)
- 【請求項1】 インクを吐出して記録を行う記録ヘッド
と、記録ヘッドのインク吐出ノズル面を清掃するワイピ
ング手段とを有するインクジェット記録装置において、 前記ワイピング手段は、前記記録ヘッドに対向したベル
ト上に設けられたワイパーブレードを有し、該ワイパー
ブレードは、前記記録ヘッドのインク吐出ノズル列と所
定の角度をもって配置され、前記ベルトを駆動すること
により前記記録ヘッドのインク吐出ノズル面のワイピン
グを行うことを特徴としたインクジェット記録装置。 - 【請求項2】 前記ワイパーブレードが一列に形成さ
れ、複数個の前記記録ヘッドのインク吐出ノズル面をワ
イピングすることを特徴とする請求項1記載のインクジ
ェット記録装置。 - 【請求項3】 前記ワイパーブレードの、前記記録ヘッ
ドに対する進行方向下流側にインクを吸収する部材を設
けたことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記
録装置。 - 【請求項4】 ワイピング動作は、前記ベルトの一方向
回転動作だけで完結することを特徴とする請求項1記載
のインクジェット記録装置。 - 【請求項5】 前記ワイパーブレードと前記記録ヘッド
のインク吐出ノズル列との所定角度が一定でないことを
特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項6】 前記ベルト上に複数個のワイパーブレー
ドが設けられたことを特徴とする請求項1記載のインク
ジェット記録装置。 - 【請求項7】 複数個の記録ヘッドの各々が、前記ベル
トとの距離を選択的に変動可能であることを特徴とする
請求項6記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項8】 前記インク吸収部材が多孔質体から成る
ことを特徴とする請求項3記載のインクジェット記録装
置。 - 【請求項9】 前記ベルト上にワイパーブレード以外に
インク吐出ノズルのキャップ手段を配置したことを特徴
とする請求項1記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項10】 前記記録ヘッドは、インクを吐出する
ための熱エネルギを発生する電気熱変換体を有すること
を特徴とする請求項1乃至3、5または7いずれか記載
のインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP118999A JP2000198210A (ja) | 1999-01-06 | 1999-01-06 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP118999A JP2000198210A (ja) | 1999-01-06 | 1999-01-06 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000198210A true JP2000198210A (ja) | 2000-07-18 |
Family
ID=11494517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP118999A Pending JP2000198210A (ja) | 1999-01-06 | 1999-01-06 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000198210A (ja) |
Cited By (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-01-06 JP JP118999A patent/JP2000198210A/ja active Pending
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