JP2000198108A - 中空コンクリ―トブロックの製造方法 - Google Patents

中空コンクリ―トブロックの製造方法

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JP2000198108A
JP2000198108A JP11002747A JP274799A JP2000198108A JP 2000198108 A JP2000198108 A JP 2000198108A JP 11002747 A JP11002747 A JP 11002747A JP 274799 A JP274799 A JP 274799A JP 2000198108 A JP2000198108 A JP 2000198108A
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Yuji Noguchi
雄二 野口
Setsuo Matsuda
節男 松田
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Tetra Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリートの大幅な節約が可能で、かつ、
十分な強度を有する中空コンクリートブロックを、簡易
な手段で容易に製造することができる方法を提供する。 【解決手段】 型枠を準備した後、内部に空気などの流
動体を充てんすることによって膨張させることができる
袋状部材6を前記型枠内部に配設し、次いでコンクリー
トを前記型枠内に打ち込み、養生及び硬化後に、前記袋
状部材6の内部に充てんされた流動体を排出してコンク
リート内部から当該袋状部材を取り出すことにより、コ
ンクリート内部に空洞部を形成することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に空洞部を有
する中空のコンクリートブロックを製造する方法に関
し、特に、製造が容易で、しかも空隙率の設定が自在な
中空コンクリートブロックの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】沿岸の電力設備等を波浪から保護すべく
設けられる防波堤として、従来より、陸上からの巻き出
し工法による捨石式傾斜堤が採用されている。捨石式傾
斜堤は、最下層となる捨石の上層に消波ブロックを乱積
したものが一般的であるが、傾斜状に乱積した捨石が施
工途中において崩壊し、或いは散乱してしまうといった
事故を防止するため、捨石の上層にまず捨石保護ブロッ
クを据え付け、更にその上層に消波ブロックを据え付け
るように構成することが多い。
【0003】捨石保護ブロックは、消波ブロックの下層
の中詰めに過ぎないので、密に積む必要は無く、むしろ
使用するコンクリートの量を節約しようとする経済的な
観点からみると、捨石保護ブロックとしては、乱積時の
空隙率が大きくなるようなものが好ましい。
【0004】このようなことから、従来の捨石式傾斜堤
においては、もともと消波ブロックとして開発されたブ
ロックのうち、外観形状が複雑なために乱積時の空隙率
が比較的大きくなるようなものが捨石保護ブロックとし
て流用されることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、外観形
状が複雑なブロックは製造に手間がかかるという問題が
ある。例えば、ブロックの形状によっては、コンクリー
トを一回で打つためにいわゆる「逆さ打ち」をしなけれ
ばならない場合があり、「逆さ打ち」をするためには、
型枠サポートや吊り鉄筋といった特殊な設備や材料が必
要となる。また、外観形状が複雑なブロックというの
は、ひねりに弱いなど、強度上も問題がある。
【0006】そこで、内部に空洞部を有する中空ブロッ
クを捨石式傾斜堤における捨石保護ブロックとして採用
することも考えられる。中空ブロックは、ある程度の単
体強度が期待できるほか、乱積時の空隙率にブロック単
体の空隙率を加えることができるので、原料となるコン
クリートの量を大いに節約できるという利点がある。
【0007】但し、中空ブロックではあっても、製造方
法によっては原料の節約に繋がらない場合もある。例え
ば、コンクリートの方塊を成型してから、内部をくり抜
いて製造した中空コンクリートブロックは、くり抜いた
分のコンクリートが全く無駄になってしまうからであ
る。
【0008】本発明の中空コンクリートブロックの製造
方法は、上記のような従来技術の問題点を解決すべくな
されたものであって、原料となるコンクリートの大幅な
節約が可能で、かつ、十分な強度を有する中空コンクリ
ートブロックを、簡易な手段で容易に製造することがで
きる方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載の中空コンクリートブロッ
クの製造方法は、中枠ホルダーを有する天枠と、中央に
孔部を有する底板と、それぞれの中央に孔部を有する四
枚の台形状の側板とからなる型枠を用意し、前記台形状
側板の各側端部同士を連結することによって、上端及び
下端が解放された四角錐台形状の側方型枠とし、この側
方型枠を前記底板上に載置した後、内部に流動体を充て
んすることによって膨張させることができる袋状部材を
膨張させた状態で前記型枠内部に配設し、或いは、前記
型枠内部に配設した後に当該袋状部材を膨張させ、側方
型枠の上端に前記天枠を載置し、底板及び側板に設けら
れている前記孔部と天枠に設けられている中枠ホルダー
にそれぞれ中枠部材(好ましくは円錐台形状の中枠部
材)を外側から差し込み、前記袋状部材を各中枠部材の
先端部で型枠内の中央に保持・固定し、次いでコンクリ
ートを前記型枠内に打ち込み、養生及び硬化後に前記型
枠を脱型するとともに、前記袋状部材の内部に充てんさ
れた流動体を排出してコンクリート内部から当該袋状部
材を取り出すことにより、コンクリート内部に空洞部を
形成することを特徴としている。
【0010】また、本発明の請求項2に記載の中空コン
クリートブロックの製造方法は、それぞれ突出部を有す
る天枠、底板、及び、四枚の台形状の側板とからなる型
枠を用意し、前記突出部がいずれも内側となるような向
きにおいて前記台形状側板の各側端部同士を連結するこ
とによって、上端及び下端が解放された四角錐台形状の
側方型枠とし、前記突出部が上方へ突出するような向き
において配置された底板上に前記側方型枠を載置した
後、内部に流動体を充てんすることによって膨張させる
ことができる袋状部材を膨張させた状態で前記型枠内部
に配設し、或いは、前記型枠内部に配設した後に当該袋
状部材を膨張させ、側方型枠の上端に前記天枠をその突
出部が下方へ突出するような向きにおいて載置し、前記
袋状部材を天枠、底板及び側板の各突出部の先端部で型
枠内の中央に保持・固定し、次いでコンクリートを前記
型枠内に打ち込み、養生及び硬化後に前記型枠を脱型す
るとともに、前記袋状部材の内部に充てんされた流動体
を排出してコンクリート内部から当該袋状部材を取り出
すことにより、コンクリート内部に空洞部を形成するこ
とを特徴としている。
【0011】更に、本発明の請求項3に記載の中空コン
クリートブロックの製造方法は、底板と、四枚の台形状
の側板とからなる型枠を用意し、前記台形状側板の各側
端部同士を連結することによって、上端及び下端が解放
された四角錐台形状の側方型枠とし、この側方型枠を前
記底板上に載置した後、内部に流動体を充てんすること
によって膨張させることができる袋状部材を膨張させた
状態で前記型枠内部に配設し、或いは、前記型枠内部に
配設した後に当該袋状部材を膨張させ、次いでコンクリ
ートを前記型枠内に打ち込み、養生及び硬化後に前記型
枠を脱型するとともに、前記袋状部材の内部に充てんさ
れた流動体を排出してコンクリート内部から当該袋状部
材を取り出すことにより、コンクリート内部に空洞部を
形成するようにした中空コンクリートブロックの製造方
法であって、前記袋状部材は、球状の基部と、当該基部
から放射状に突出するように形成された複数の脚部とか
らなり、当該脚部は、袋状部材を型枠内部に配設した
際、各脚部の先端部が底板及び側板の各中央部にそれぞ
れ当接するような角度及び寸法にて形成されていること
を特徴としている。
【0012】本発明の中空コンクリートブロックの製造
方法は前記のような特徴を有してなるところ、予め異な
る大きさの袋状部材を複数種類用意しておき、必要に応
じて適当な大きさの袋状部材を選択して用いることによ
り、空隙率の異なる中空コンクリートブロックを簡単に
製作することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の中空コンクリートブロックの製造方法の実施形態を
説明する。図1から図3は、本発明の第一の実施形態の
説明図である。まず、本発明の中空コンクリートブロッ
クの製造に必要な型枠を用意する。本実施形態において
型枠は、図3に示すような天枠1、図2に示すような底
板2、及び図1に示すような四枚の台形状の側板3(3
a〜3d)とによって構成されており、図1及び図2か
らも明らかなように、底板2及び側板3のいずれにおい
ても、中央に孔部4(4a〜4e)が形成されているほ
か、図3に示されているように、天枠1には、リング状
の中枠ホルダー1aが設けられている。
【0014】これらの型枠を用意したら、まず四枚の台
形状側板3の各側端部同士を適宜の手段により連結する
ことによって、図2に示されているような、上端及び下
端が解放された四角錐台形状の側方型枠5とし、この側
方型枠5を底板2上に載置する。そして、図3に示され
ているように、内部に空気などの流動体を充てんするこ
とによって膨張させることができる球形の袋状部材6を
膨張させた状態で側方型枠5内部に配設し、側方型枠5
の上端に天枠1を載置し、底板2及び側板3に設けられ
ている孔部4、及び、天枠1に設けられているリング状
の中枠ホルダー1aにそれぞれ外観が円錐台形状であっ
て円筒状の中枠部材7(7a〜7f)を外側から差し込
み、図4の断面図に示されているように、袋状部材6を
各中枠部材7の先端部で側方型枠5内の中央に保持・固
定する。
【0015】このとき、袋状部材6の内部から流動体を
排出するためのバルブ6aが、中枠部材7a〜7fのい
ずれか一つ(図4においては7a)の内部に位置するよ
うに袋状部材6を型枠内に固定すれば、作業者によるバ
ルブ6aへのアクセスが容易になる。また、袋状部材6
は、萎ませた状態で型枠内に配設し、その後バルブ6a
から流動体を充てんして膨張させるようにしても良い。
【0016】次いでコンクリートを側方型枠5内に打ち
込み、所定時間養生する。コンクリートが硬化したら、
まず中枠部材7を孔部4(4a〜4e)及び中枠ホルダ
ー1aから抜き取り、天枠1、底板2、及び側方型枠5
を取り除く(脱型する)。そして、袋状部材6のバルブ
6aを操作して、袋状部材6の内部に充てんされている
流動体を排出し、コンクリート内部から袋状部材6を取
り出す。本実施形態によれば、以上のような簡易な方法
により内部に空洞部を有する中空コンクリートブロック
を簡単に製造することができる。
【0017】尚、側方型枠5を脱型する際は、側板3の
側端部同士の連結を解いて、それぞれ側板3を取り除い
ても良いが、側方型枠5は前述の通り四角錐台形状を呈
しているので、側板3の側端部同士の連結を解かなくて
も、側方型枠5をそのまま上方に持ち上げることによっ
て簡単に抜くことができ、従って、そのまますぐに、次
の中空コンクリートブロックの製作に取りかかることが
できる。
【0018】次に、本発明の第二の実施形態を説明す
る。本実施形態においては、まず図5に示されているよ
うな、天枠1、底板2、及び四枚の台形状の側板3(3
a〜3d)を型枠として用意する。天枠1には、リング
状部1bから一方へ突出させた突出部8aが形成されて
おり、また、底板2及び側板3(3a〜3d)のいずれ
にも、中央の孔部4(4a〜4e)から一方へ突出させ
た突出部8(8b〜8f)が形成されている。これらの
突出部8a〜8fは、図5からも明らかなように、いず
れも外観が円錐台形状を呈しており、かつ円筒状に形成
されている。
【0019】これらの型枠を用意したら、まず突出部8
c〜8fがいずれも内側となるような向きにおいて台形
状側板3の各側端部同士を適宜の手段により連結するこ
とによって、上端及び下端が解放された四角錐台形状の
側方型枠5とし、突出部8bが上方へ突出するような向
きにおいて配置された底板2上に側方型枠5を載置した
後、内部に流動体を充てんすることによって膨張させる
ことができる球形の袋状部材6を膨張させた状態で型枠
内部に配設し、側方型枠5の上端に天枠1をその突出部
8aが下方へ突出するような向きにおいて載置し、袋状
部材6を天枠1、底板2、及び側板3の各突出部8a〜
8fの先端部で型枠内の中央に保持・固定する。
【0020】このとき、袋状部材6の内部から流動体を
排出するためのバルブ6aが、突出部8a〜8fのいず
れか一つの内部に位置するように袋状部材6を型枠内に
固定すれば、作業者によるバルブ6aへのアクセスが容
易になる。また、本実施形態においても、袋状部材6を
萎ませた状態で型枠内に配設し、その後バルブ6aを介
して流動体を充てんし、袋状部材6を膨張させるように
構成することができる。
【0021】そして、コンクリートを側方型枠5内に打
ち込み、所定時間養生する。コンクリートが硬化した
ら、天枠1、底板2、及び側板3を取り除き、袋状部材
6のバルブ6aを操作して、袋状部材6の内部に充てん
されている流動体を排出してコンクリート内部から袋状
部材6を取り出す。このように、本実施形態によれば、
図1に示したような中枠部材7を用いることなく、同様
の中空コンクリートブロックを簡単に製造することがで
きる。
【0022】次に、本発明の第三の実施形態を説明す
る。本実施形態においては、型枠として、図6に示され
ているような天枠1、底板2、及び四枚の台形状の側板
3(3a〜3d)とを用意する。天枠1には、図6から
も明らかなように円形プレート1cが設けられている。
【0023】これらの型枠を用意したら、まず台形状側
板3の各側端部同士を適宜の手段により連結することに
よって、上端及び下端が解放された四角錐台形状の側方
型枠5とし、底板2上に側方型枠5を載置した後、内部
に流動体を充てんすることによって膨張させることがで
きる袋状部材6を膨張させた状態で型枠内部に配設し、
側方型枠5の上端に天枠1を載置する。尚、この場合、
袋状部材6を萎ませた状態で型枠内に配設し、その後バ
ルブ6aを介して流動体を充てんし、袋状部材6を膨張
させるように構成しても良い。
【0024】尚、図6からも明らかなように、本実施形
態における袋状部材6は、球状の基部62と、この基部
62から放射状に突出するように形成された六つの円錐
台形状の脚部63とからなっており、これらの脚部63
は、袋状部材6を型枠内部に配設した際、各脚部63の
先端部64が天枠1の円形プレート1c、及び、底板2
及び側板3の各中央部にそれぞれ当接するような角度及
び寸法にて形成されている。従って、袋状部材6は、脚
部63の先端部64が円形プレート1c、及び、底板2
及び側板3の各中央部にそれぞれ当接することによって
型枠内のほぼ中央の位置に保持・固定されることにな
る。
【0025】次いでコンクリートを側方型枠5内に打ち
込み、所定時間養生する。コンクリートが硬化したら、
天枠1、底板2、及び側板3を取り除き(脱型)、袋状
部材6のバルブ6aを操作して、袋状部材6の内部に充
てんされている流動体を排出させてコンクリート内部か
ら袋状部材6を取り出すことによって、中空コンクリー
トブロックを簡単に製造することができる。
【0026】尚、この場合も、側方型枠5を脱型する際
は、側板3の側端部同士の連結を解いて、それぞれ側板
3を取り除いても良いが、側方型枠5は前述の通り四角
錐台形状を呈しているので、側板3の側端部同士の連結
を解かなくても、側方型枠5をそのまま上方に持ち上げ
ることによって簡単に抜くことができ、従って、そのま
ますぐに、次の中空コンクリートブロックの製造作業に
取りかかることができる。
【0027】以上、本発明について三つの実施形態を説
明したが、型枠の形状や寸法は、図1〜図3に示されて
いるようなものに限定されるものではなく、例えば、側
板3の一部に段部を設けて、かかる側板3を用いて製造
した中空コンクリートブロックにおいて溝部が形成され
るように構成しても良い。より具体的には、前記第一の
実施形態においては、図7に示したような段部9を有す
る側板3を用いることができ、このような側板3を用い
た場合には、図8に示すような溝部11を有する中空コ
ンクリートブロック10を製造することができる。この
場合、ブロックの単体強度を低下させることなく、ブロ
ック空隙率を更に大きくでき、原料となるコンクリート
を節約することができる。
【0028】尚、図7に示したような段部9は、図2に
示した第二の実施形態における側板3に設けることもで
きるし、図3に示した第三の実施形態における側板3に
設けることもできる。これらの場合においても、図8に
示すような溝部11を有する中空コンクリートブロック
10を製造することができる。
【0029】更に、図7に示されているように、側板3
に小孔12を形成しておき、型枠準備後、第二の中枠部
材13を小孔12に所定量差し込んでおいてからコンク
リートを型枠内に打ち込むことによって、図8に示すよ
うな凹部14を中空コンクリートブロック10の表面に
形成することもできる。このような凹部14は、クレー
ン等を用いてブロックを移動させる際に、挟持具の先端
部を嵌合させて係止させるのに役立つ。
【0030】
【発明の効果】本発明の中空コンクリートブロックの製
造方法によれば、内部に空洞部を有する中空コンクリー
トブロックを簡単に製造することができる。そして、空
洞部を有している分、ブロック単体の空隙率と乱積した
ブロック間の空隙率とが合わさって捨石保護層の空隙率
が大きくなり、原料となるコンクリートの量を節約する
ことができる。
【0031】また、予め異なる大きさの袋状部材を複数
種類用意しておき、必要に応じて適当な大きさの袋状部
材を選択して用いることにより、空隙率の異なる中空コ
ンクリートブロックを簡単に製作することができる。
【0032】更に、球形の袋状部材或いは球状の基部を
有する袋状部材を用いることにより、コンクリートブロ
ック内部に球状の空洞部を形成することができるので、
ブロック自体の剛性に偏りがなく、様々な方向からの外
力に対し堅剛な構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施形態の説明図。
【図2】 本発明の第一の実施形態の説明図。
【図3】 本発明の第一の実施形態の説明図。
【図4】 図3に示した型枠のAA線による断面図。
【図5】 本発明の第二の実施形態の説明図。
【図6】 本発明の第三の実施形態の説明図。
【図7】 本発明の第一の実施形態に用いられる側板3
の他の一例を示す図。
【図8】 本発明の製造方法によって製造された中空コ
ンクリートブロックの一例を示す図。
【符号の説明】
1:天枠、 2:底板、 3:側板、 4:孔部、 5:側方型枠、 6:袋状部材、 7:中枠部材、 8:突出部、 9:段部、 10:中空コンクリートブロック、 11:溝部、 12:小孔、 13:第二の中枠部材、 14:凹部、 62:袋状部材の基部、 63:袋状部材の脚部、 64:袋状部材の先端部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中枠ホルダーを有する天枠と、中央に孔
    部を有する底板と、それぞれの中央に孔部を有する四枚
    の台形状の側板とからなる型枠を用意し、前記台形状側
    板の各側端部同士を連結することによって、上端及び下
    端が解放された四角錐台形状の側方型枠とし、この側方
    型枠を前記底板上に載置した後、内部に流動体を充てん
    することによって膨張させることができる袋状部材を前
    記型枠内部に配設し、側方型枠の上端に前記天枠を載置
    し、底板及び側板に設けられている前記孔部と天枠に設
    けられている中枠ホルダーにそれぞれ中枠部材を外側か
    ら差し込み、前記袋状部材を各中枠部材の先端部で型枠
    内の中央に保持・固定し、次いでコンクリートを前記型
    枠内に打ち込み、養生及び硬化後に前記型枠を脱型する
    とともに、前記袋状部材の内部に充てんされた流動体を
    排出してコンクリート内部から当該袋状部材を取り出す
    ことにより、コンクリート内部に空洞部を形成すること
    を特徴とする、中空コンクリートブロックの製造方法。
  2. 【請求項2】 それぞれ突出部を有する天枠、底板、及
    び、四枚の台形状の側板とからなる型枠を用意し、前記
    突出部がいずれも内側となるような向きにおいて前記台
    形状側板の各側端部同士を連結することによって、上端
    及び下端が解放された四角錐台形状の側方型枠とし、前
    記突出部が上方へ突出するような向きにおいて配置され
    た底板上に前記側方型枠を載置した後、内部に流動体を
    充てんすることによって膨張させることができる袋状部
    材を前記型枠内部に配設し、側方型枠の上端に前記天枠
    をその突出部が下方へ突出するような向きにおいて載置
    し、前記袋状部材を天枠、底板及び側板の各突出部の先
    端部で型枠内の中央に保持・固定し、次いでコンクリー
    トを前記型枠内に打ち込み、養生及び硬化後に前記型枠
    を脱型するとともに、前記袋状部材の内部に充てんされ
    た流動体を排出してコンクリート内部から当該袋状部材
    を取り出すことにより、コンクリート内部に空洞部を形
    成することを特徴とする、中空コンクリートブロックの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 底板と、四枚の台形状の側板とからなる
    型枠を用意し、前記台形状側板の各側端部同士を連結す
    ることによって、上端及び下端が解放された四角錐台形
    状の側方型枠とし、この側方型枠を前記底板上に載置し
    た後、内部に流動体を充てんすることによって膨張させ
    ることができる袋状部材を前記型枠内部に配設し、次い
    でコンクリートを前記型枠内に打ち込み、養生及び硬化
    後に前記型枠を脱型するとともに、前記袋状部材の内部
    に充てんされた流動体を排出してコンクリート内部から
    当該袋状部材を取り出すことにより、コンクリート内部
    に空洞部を形成するようにした中空コンクリートブロッ
    クの製造方法であって、前記袋状部材は、球状の基部
    と、当該基部から放射状に突出するように形成された複
    数の脚部とからなり、当該脚部は、袋状部材を型枠内部
    に配設した際、各脚部の先端部が底板及び側板の各中央
    部にそれぞれ当接するような角度及び寸法にて形成され
    ていることを特徴とする中空コンクリートブロックの製
    造方法。
  4. 【請求項4】 球状の基部と、当該基部から放射状に突
    出するように形成された複数の脚部とからなり、流動体
    の充てん及び排出が可能な袋状部材であって、請求項3
    に記載された中空コンクリートブロックの製造に用いる
    袋状部材。
  5. 【請求項5】 前記袋状部材として、異なる大きさのも
    のを予め複数種類用意しておくことを特徴とする、請求
    項1から請求項3のいずれかに記載の中空コンクリート
    ブロックの製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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