JP2000197621A - 医用画像撮影装置 - Google Patents
医用画像撮影装置Info
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B6/00—Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
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- A61B6/0487—Motor-assisted positioning
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- A61B6/548—Remote control of the apparatus or devices
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明の目的は、循環器系Ｘ線診断装置等の医
用画像撮影装置において、簡単な操作で撮影位置を所望
の通り次々と変更することのできるを提供することにあ
る。 【解決手段】本発明は、被検体に関する医用画像を撮影
するＸ線管球１等と、Ｘ線管球１等を様々な位置で支持
するＣアーム型支持機構６と、Ｘ線管球１等の位置をそ
の順番を関連付けてデータとして複数記憶するメモリ１
３と、このメモリ１３に記憶された位置とその順番とに
従ってＣアーム型支持機構６を制御して、Ｘ線管球１等
の位置を順番に変更するポジショニングコントローラ１
１とを具備している。
用画像撮影装置において、簡単な操作で撮影位置を所望
の通り次々と変更することのできるを提供することにあ
る。 【解決手段】本発明は、被検体に関する医用画像を撮影
するＸ線管球１等と、Ｘ線管球１等を様々な位置で支持
するＣアーム型支持機構６と、Ｘ線管球１等の位置をそ
の順番を関連付けてデータとして複数記憶するメモリ１
３と、このメモリ１３に記憶された位置とその順番とに
従ってＣアーム型支持機構６を制御して、Ｘ線管球１等
の位置を順番に変更するポジショニングコントローラ１
１とを具備している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、循環器系Ｘ線診断
装置等の医用画像撮影装置に係り、特に撮影位置の変更
作業を簡易化する技術の改良に関する。
装置等の医用画像撮影装置に係り、特に撮影位置の変更
作業を簡易化する技術の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】医用画像撮影装置、特に最近の循環器系
Ｘ線診断装置は、アプローチの自由度を上げるために、
非常に多くの可動部を備えている。例えば、循環器系Ｘ
線診断装置として代表的なＣアーム型の装置では、Ｃア
ームの上下動、Ｃアームの旋回（水平回転）、体軸回り
のＣアームの回転、Ｃアームのスライド（斜入角度）、
Ｘ線管球単独のスライド（接近離間）、イメージインテ
ンシファイア（Ｉ．Ｉ．）単独のスライド（接近離
間）、天板の上下動、天板の短軸方向の左右動、天板の
長軸方向のスライドといった様々な動きを実現してい
る。
Ｘ線診断装置は、アプローチの自由度を上げるために、
非常に多くの可動部を備えている。例えば、循環器系Ｘ
線診断装置として代表的なＣアーム型の装置では、Ｃア
ームの上下動、Ｃアームの旋回（水平回転）、体軸回り
のＣアームの回転、Ｃアームのスライド（斜入角度）、
Ｘ線管球単独のスライド（接近離間）、イメージインテ
ンシファイア（Ｉ．Ｉ．）単独のスライド（接近離
間）、天板の上下動、天板の短軸方向の左右動、天板の
長軸方向のスライドといった様々な動きを実現してい
る。
【０００３】このような多くの可動部を、撮影のたびに
一々動かすのは、操作者の作業負担が非常に大きいばか
りか、スループットを低下させる原因ともなる。また、
術前後等の比較診断においては、同じ位置で撮影をした
画像どうしであることが好ましい。
一々動かすのは、操作者の作業負担が非常に大きいばか
りか、スループットを低下させる原因ともなる。また、
術前後等の比較診断においては、同じ位置で撮影をした
画像どうしであることが好ましい。
【０００４】このためほとんどの装置には、オートポジ
ショニングと呼ばれる便利な機能が装備されている。こ
のオートポジショニング機能とは、上述したＣアームの
上下位置等のデータを登録しておき、必要なときにその
位置を簡単に再現し得る機能である。最近では、撮影方
法の多様化等に伴って、オートポジショニング機能の登
録数が増加する傾向にある。
ショニングと呼ばれる便利な機能が装備されている。こ
のオートポジショニング機能とは、上述したＣアームの
上下位置等のデータを登録しておき、必要なときにその
位置を簡単に再現し得る機能である。最近では、撮影方
法の多様化等に伴って、オートポジショニング機能の登
録数が増加する傾向にある。
【０００５】しかし、このように便利なオートポジショ
ニング機能であるが、近年のように登録数が増加してく
ると、どのボタンがどのような位置に対応しているのか
といったボタンと位置との対応関係が非常に分かり難く
なる。このため操作者は、所望の撮影位置を再現するプ
リセットボタンを、多くの中から選び出すような面倒な
作業を行わなければならない。これは、例えば循環器系
検査のように撮影位置を次々と変えながら撮影を繰り返
すようなときに、特に顕著になる。
ニング機能であるが、近年のように登録数が増加してく
ると、どのボタンがどのような位置に対応しているのか
といったボタンと位置との対応関係が非常に分かり難く
なる。このため操作者は、所望の撮影位置を再現するプ
リセットボタンを、多くの中から選び出すような面倒な
作業を行わなければならない。これは、例えば循環器系
検査のように撮影位置を次々と変えながら撮影を繰り返
すようなときに、特に顕著になる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、循環
器系Ｘ線診断装置等の医用画像撮影装置において、簡単
な操作で撮影位置を所望の通り次々と変更することので
きるを提供することにある。
器系Ｘ線診断装置等の医用画像撮影装置において、簡単
な操作で撮影位置を所望の通り次々と変更することので
きるを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】（１）本発明は、被検体
に関する医用画像を撮影する撮影手段と、前記撮影手段
を様々な位置で支持する支持機構と、前記撮影手段の位
置をその順番を関連付けてデータとして複数記憶する手
段と、前記記憶された位置とその順番とに従って前記支
持機構を制御して、前記撮影手段の位置を順番に変更す
る制御手段とを具備したことを特徴としてなる。 （２）本発明は、被検体を載置する天板を様々な位置で
支持する寝台と、前記被検体に関する医用画像を撮影す
る撮影手段と、前記天板の位置をその順番を関連付けて
データとして複数記憶する手段と、前記記憶された天板
の位置とその順番とに従って前記寝台を制御して、前記
天板の位置を順番に変更する制御手段とを具備したこと
を特徴としてなる。 （３）本発明は、被検体を載置する天板を様々な位置で
支持する寝台と、前記被検体に関する医用画像を撮影す
る撮影手段と、前記撮影手段を様々な位置で支持する支
持機構と、前記天板の位置と前記撮影手段の位置とから
なる撮影位置をその順番を関連付けてデータとして複数
記憶する手段と、前記記憶された撮影位置とその順番と
に従って前記支持機構と前記寝台とを制御して、前記撮
影位置を順番に変更する制御手段とを具備したことを特
徴としてなる。
に関する医用画像を撮影する撮影手段と、前記撮影手段
を様々な位置で支持する支持機構と、前記撮影手段の位
置をその順番を関連付けてデータとして複数記憶する手
段と、前記記憶された位置とその順番とに従って前記支
持機構を制御して、前記撮影手段の位置を順番に変更す
る制御手段とを具備したことを特徴としてなる。 （２）本発明は、被検体を載置する天板を様々な位置で
支持する寝台と、前記被検体に関する医用画像を撮影す
る撮影手段と、前記天板の位置をその順番を関連付けて
データとして複数記憶する手段と、前記記憶された天板
の位置とその順番とに従って前記寝台を制御して、前記
天板の位置を順番に変更する制御手段とを具備したこと
を特徴としてなる。 （３）本発明は、被検体を載置する天板を様々な位置で
支持する寝台と、前記被検体に関する医用画像を撮影す
る撮影手段と、前記撮影手段を様々な位置で支持する支
持機構と、前記天板の位置と前記撮影手段の位置とから
なる撮影位置をその順番を関連付けてデータとして複数
記憶する手段と、前記記憶された撮影位置とその順番と
に従って前記支持機構と前記寝台とを制御して、前記撮
影位置を順番に変更する制御手段とを具備したことを特
徴としてなる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明を
好ましい実施形態により説明する。なお、本発明は、Ｘ
線診断装置、超音波診断装置、Ｘ線コンピュータ断層撮
影装置、核医学診断装置（ガンマカメラ、ＳＰＥＣＴ、
ＰＥＴ）、磁気共鳴映像装置（ＭＲＩ）等の被検体の医
学的な診断に有用な医用画像を撮影するための全ての装
置に適用することができる。ここでは、説明の便宜上、
Ｘ線診断装置、しかも可動部が多くて、撮影位置を次々
と変えながら撮影を繰り返す機会の多い循環器系Ｘ線診
断装置を例に説明する。
好ましい実施形態により説明する。なお、本発明は、Ｘ
線診断装置、超音波診断装置、Ｘ線コンピュータ断層撮
影装置、核医学診断装置（ガンマカメラ、ＳＰＥＣＴ、
ＰＥＴ）、磁気共鳴映像装置（ＭＲＩ）等の被検体の医
学的な診断に有用な医用画像を撮影するための全ての装
置に適用することができる。ここでは、説明の便宜上、
Ｘ線診断装置、しかも可動部が多くて、撮影位置を次々
と変えながら撮影を繰り返す機会の多い循環器系Ｘ線診
断装置を例に説明する。
【０００９】図１は、本実施形態に係る循環器系Ｘ線診
断装置の構成を示している。図２には、図１の循環器用
Ｘ線診断装置のＣアーム型支持機構と寝台の外観図を示
している。Ｘ線管球１の正面にはイメージインテンシフ
ァイア２２が設けられる。Ｘ線管球１のＸ線放射窓には
Ｘ線絞り装置２１が設けられ、また、イメージインテン
シファイア２２の出力窓には、光学系２３を介してＴＶ
カメラ３が設けられている。これらＸ線管球１、イメー
ジインテンシファイア２２及びＴＶカメラ３を中心とし
た撮影系により、被検体のＸ線画像が撮影されるように
なっている。
断装置の構成を示している。図２には、図１の循環器用
Ｘ線診断装置のＣアーム型支持機構と寝台の外観図を示
している。Ｘ線管球１の正面にはイメージインテンシフ
ァイア２２が設けられる。Ｘ線管球１のＸ線放射窓には
Ｘ線絞り装置２１が設けられ、また、イメージインテン
シファイア２２の出力窓には、光学系２３を介してＴＶ
カメラ３が設けられている。これらＸ線管球１、イメー
ジインテンシファイア２２及びＴＶカメラ３を中心とし
た撮影系により、被検体のＸ線画像が撮影されるように
なっている。
【００１０】高電圧発生装置２は、Ｘ線管球１に高電圧
を連続的又はパルス的に供給するために設けられてい
る。ディジタルフルオログラフィ（ＤＦ）装置４は、Ｔ
Ｖカメラ３からアナログで出力される映像信号を、ディ
ジタル信号に変換し、サブトラクション等の画像処理を
行ない、リアルタイムで表示したり、光磁気（ＭＯ）デ
ィスク等の大容量記憶媒体に保存したり、診断に有用な
様々な機能を装備している。これら高電圧発生装置２と
ディジタルフルオログラフィ装置４とを撮影コントロー
ラ５で統括的に制御することにより、Ｘ線画像の撮影が
実現される。
を連続的又はパルス的に供給するために設けられてい
る。ディジタルフルオログラフィ（ＤＦ）装置４は、Ｔ
Ｖカメラ３からアナログで出力される映像信号を、ディ
ジタル信号に変換し、サブトラクション等の画像処理を
行ない、リアルタイムで表示したり、光磁気（ＭＯ）デ
ィスク等の大容量記憶媒体に保存したり、診断に有用な
様々な機能を装備している。これら高電圧発生装置２と
ディジタルフルオログラフィ装置４とを撮影コントロー
ラ５で統括的に制御することにより、Ｘ線画像の撮影が
実現される。
【００１１】Ｃアーム型支持機構６は、上述の撮影系を
様々な位置及び姿勢で支持すために設けられたもので、
床面に設置されたスタンド下部２６と、スタンド上部３
０と、Ｃアームフレーム２４ろ、Ｃアーム２５とから構
成される。
様々な位置及び姿勢で支持すために設けられたもので、
床面に設置されたスタンド下部２６と、スタンド上部３
０と、Ｃアームフレーム２４ろ、Ｃアーム２５とから構
成される。
【００１２】このＣアーム型支持機構６には、アプロー
チの自由度を上げるために、複数の可動部が設けられて
おり、例えばスタンド上部３０の上下動に伴うＣアーム
２５の上下動（矢印ａ）、Ｃアームフレーム２４の体軸
回りの回転に伴うＣアーム２５の体軸回りの回転（矢印
ｂ）、スタンド上部３０の水平回転に伴うＣアーム２５
の旋回（矢印ｃ）、斜入角度を変更するためのＣアーム
のスライド（矢印ｄ）、被検体に対して接近離間のため
のＸ線管球１単独の前後移動（矢印ｅ）、被検体に対し
て接近離間のためのイメージインテンシファイア２２単
独の前後移動（矢印ｆ）等の多くの動きを実現してい
る。
チの自由度を上げるために、複数の可動部が設けられて
おり、例えばスタンド上部３０の上下動に伴うＣアーム
２５の上下動（矢印ａ）、Ｃアームフレーム２４の体軸
回りの回転に伴うＣアーム２５の体軸回りの回転（矢印
ｂ）、スタンド上部３０の水平回転に伴うＣアーム２５
の旋回（矢印ｃ）、斜入角度を変更するためのＣアーム
のスライド（矢印ｄ）、被検体に対して接近離間のため
のＸ線管球１単独の前後移動（矢印ｅ）、被検体に対し
て接近離間のためのイメージインテンシファイア２２単
独の前後移動（矢印ｆ）等の多くの動きを実現してい
る。
【００１３】これら可動部の動きは、Ｃアームドライバ
７により電動化されていて、テーブルサイドのローカル
コンソール１０上のポジショニングショニングスイッチ
を介して操作者がそれぞれ個別に自由に操作できるよう
になっている。また、これら可動部の位置、つまりスタ
ンド上部３０の上下位置、Ｃアームフレーム２４の体軸
回りの回転角度、スタンド上部３０の水平回転角度、斜
入角度、Ｘ線管球１の前後位置、イメージインテンシフ
ァイア２２の前後位置はそれぞれ個別に、ポジションセ
ンサ１２により検出される。なお、これら可動部の位置
によって撮影系の位置が決まるものである。
７により電動化されていて、テーブルサイドのローカル
コンソール１０上のポジショニングショニングスイッチ
を介して操作者がそれぞれ個別に自由に操作できるよう
になっている。また、これら可動部の位置、つまりスタ
ンド上部３０の上下位置、Ｃアームフレーム２４の体軸
回りの回転角度、スタンド上部３０の水平回転角度、斜
入角度、Ｘ線管球１の前後位置、イメージインテンシフ
ァイア２２の前後位置はそれぞれ個別に、ポジションセ
ンサ１２により検出される。なお、これら可動部の位置
によって撮影系の位置が決まるものである。
【００１４】寝台８は、大きく分けて、台座２７と天板
フレーム２９と天板２８とからなり、天板２８の長手方
向のスライド（矢印ｇ）、天板２８の上下動（矢印
ｈ）、天板２８の短手方向の左右動（矢印ｉ）といった
様々な動きを実現している。これらの動きも、寝台ドラ
イバ９により電動化されていて、ローカルコンソール１
０上のポジショニングスイッチを介して操作者がそれぞ
れ個別に自由に操作できるようになっている。また、寝
台８の各可動部の位置、つまり天板２８の長手方向の位
置、天板２８の上下位置、天板２８の短手方向の左右位
置はそれぞれ個別に、ポジションセンサ１２により検出
される。なお、これら可動部の位置によって天板の位置
が決まる。
フレーム２９と天板２８とからなり、天板２８の長手方
向のスライド（矢印ｇ）、天板２８の上下動（矢印
ｈ）、天板２８の短手方向の左右動（矢印ｉ）といった
様々な動きを実現している。これらの動きも、寝台ドラ
イバ９により電動化されていて、ローカルコンソール１
０上のポジショニングスイッチを介して操作者がそれぞ
れ個別に自由に操作できるようになっている。また、寝
台８の各可動部の位置、つまり天板２８の長手方向の位
置、天板２８の上下位置、天板２８の短手方向の左右位
置はそれぞれ個別に、ポジションセンサ１２により検出
される。なお、これら可動部の位置によって天板の位置
が決まる。
【００１５】この天板の位置と上述の撮影系の位置とに
よって、総合的な撮影位置が決定されるもので、本実施
形態で特徴的なのは、複数の撮影位置をその順番を関連
付けてシーケンシャルポジショニングデータとしてポジ
ショニングコントローラ１１の制御にもとでメモリ１３
に登録する機能と、このメモリ１３に登録したシーケン
シャルポジショニングデータに従って、Ｃアーム支持機
構６のドライバ７と寝台ドライバ９とをポジショニング
コントローラ１１で制御することにより、登録した複数
の撮影位置を順番に再現するという機能とにある。これ
ら特徴的な機能の詳細については後述する。
よって、総合的な撮影位置が決定されるもので、本実施
形態で特徴的なのは、複数の撮影位置をその順番を関連
付けてシーケンシャルポジショニングデータとしてポジ
ショニングコントローラ１１の制御にもとでメモリ１３
に登録する機能と、このメモリ１３に登録したシーケン
シャルポジショニングデータに従って、Ｃアーム支持機
構６のドライバ７と寝台ドライバ９とをポジショニング
コントローラ１１で制御することにより、登録した複数
の撮影位置を順番に再現するという機能とにある。これ
ら特徴的な機能の詳細については後述する。
【００１６】なお、システムコントローラ１４は、撮影
コントローラ５とポジショニングコントローラ１１との
上位にあるシステム全体の動きを統括する制御中枢であ
る。また、メインコンソール１５は、Ｃアーム型支持機
構６及び寝台８の可動部をその撮影室内で手元操作する
という機能に限定し特化させた操作部であるのに対し
て、Ｃアーム型支持機構６及び寝台８の可動部を遠隔操
作するためのスイッチだけでなく、画像処理やシステム
全体の動きに関わる各種スイッチ、患者名等の入力用の
キーボードといった様々なスイッチや入力機器類が装備
されている。
コントローラ５とポジショニングコントローラ１１との
上位にあるシステム全体の動きを統括する制御中枢であ
る。また、メインコンソール１５は、Ｃアーム型支持機
構６及び寝台８の可動部をその撮影室内で手元操作する
という機能に限定し特化させた操作部であるのに対し
て、Ｃアーム型支持機構６及び寝台８の可動部を遠隔操
作するためのスイッチだけでなく、画像処理やシステム
全体の動きに関わる各種スイッチ、患者名等の入力用の
キーボードといった様々なスイッチや入力機器類が装備
されている。
【００１７】次に、本実施形態の動作について説明す
る。 （シーケンシャルポジショニングデータの登録）図３に
は、本実施形態によるシーケンシャルポジショニングデ
ータの登録作業の手順を示している。まず、操作者がシ
ステムコンソール１５上のシーケンシャルポジショニン
グ登録スイッチ（ＳＰＲ−ＳＷ）をオンにすると、ポジ
ショニングコントローラ１１において、シーケンシャル
ポジショニング登録プログラムが起動する（Ｓ１１）。
次に、操作者は、ローカルコンソール１０上のポジショ
ニングスイッチを操作して、撮影系の位置及び天板の位
置、つまり撮影位置を所望する位置に設定する（Ｓ１
２）。
る。 （シーケンシャルポジショニングデータの登録）図３に
は、本実施形態によるシーケンシャルポジショニングデ
ータの登録作業の手順を示している。まず、操作者がシ
ステムコンソール１５上のシーケンシャルポジショニン
グ登録スイッチ（ＳＰＲ−ＳＷ）をオンにすると、ポジ
ショニングコントローラ１１において、シーケンシャル
ポジショニング登録プログラムが起動する（Ｓ１１）。
次に、操作者は、ローカルコンソール１０上のポジショ
ニングスイッチを操作して、撮影系の位置及び天板の位
置、つまり撮影位置を所望する位置に設定する（Ｓ１
２）。
【００１８】撮影位置が所望の位置に決まると、操作者
はシステムコンソール１５上のメモリスイッチを押す
（Ｓ１３）。これを継起として、ポジショニングコント
ローラ１１では、スタンド上部３０の上下位置、Ｃアー
ムフレーム２４の体軸回りの回転角度、スタンド上部３
０の水平回転角度、斜入角度、Ｘ線管球１の前後位置、
イメージインテンシファイア２２の前後位置、天板２８
の長手方向の位置、天板２８の上下位置及び天板２８の
短手方向の左右位置の各ポジションセンサ１２の出力
を、当該撮影位置を表すポジションデータに変換する
（Ｓ１４）。
はシステムコンソール１５上のメモリスイッチを押す
（Ｓ１３）。これを継起として、ポジショニングコント
ローラ１１では、スタンド上部３０の上下位置、Ｃアー
ムフレーム２４の体軸回りの回転角度、スタンド上部３
０の水平回転角度、斜入角度、Ｘ線管球１の前後位置、
イメージインテンシファイア２２の前後位置、天板２８
の長手方向の位置、天板２８の上下位置及び天板２８の
短手方向の左右位置の各ポジションセンサ１２の出力
を、当該撮影位置を表すポジションデータに変換する
（Ｓ１４）。
【００１９】このポジションデータは、その登録順番、
この場合、１番を関連付けられてポジショニングコント
ローラ１１から、メモリ１３に送られ、記憶される。
この場合、１番を関連付けられてポジショニングコント
ローラ１１から、メモリ１３に送られ、記憶される。
【００２０】このようなＳ１１〜Ｓ１５のルーチンは、
Ｓ１６において操作者がシステムコンソール１５上のシ
ーケンシャルポジショニング登録スイッチ（ＳＰＲ−Ｓ
Ｗ）をオフにするまで繰り返される。これにより複数の
撮影位置（ポジションデータ）がその順番を関連付けら
れてメモリ１３に登録される。なお、登録された複数の
撮影位置をその登録順に従って撮影位置（１）、撮影位
置（２）・・・と称する。また、複数の撮影位置のポジ
ションデータとその順番とを合わせて、シーケンシャル
ポジショニングデータと称する。 （シーケンシャルポジショニングデータを使った撮影）
図４には、本実施形態によるシーケンシャルポジショニ
ングデータを使った撮影作業の手順を示している。ま
ず、操作者がシステムコンソール１５上のシーケンシャ
ルポジショニングスイッチ（ＳＰ−ＳＷ）をオンにする
と、ポジショニングコントローラ１１において、シーケ
ンシャルポジショニングプログラムが起動する（Ｓ２
１）。すると、シーケンシャルポジショニングデータの
中の順番１が関連付けられている撮影位置（１）に関す
るポジションデータが、メモリ１３からポジショニング
コントローラ１１に読み出される（Ｓ２２）。
Ｓ１６において操作者がシステムコンソール１５上のシ
ーケンシャルポジショニング登録スイッチ（ＳＰＲ−Ｓ
Ｗ）をオフにするまで繰り返される。これにより複数の
撮影位置（ポジションデータ）がその順番を関連付けら
れてメモリ１３に登録される。なお、登録された複数の
撮影位置をその登録順に従って撮影位置（１）、撮影位
置（２）・・・と称する。また、複数の撮影位置のポジ
ションデータとその順番とを合わせて、シーケンシャル
ポジショニングデータと称する。 （シーケンシャルポジショニングデータを使った撮影）
図４には、本実施形態によるシーケンシャルポジショニ
ングデータを使った撮影作業の手順を示している。ま
ず、操作者がシステムコンソール１５上のシーケンシャ
ルポジショニングスイッチ（ＳＰ−ＳＷ）をオンにする
と、ポジショニングコントローラ１１において、シーケ
ンシャルポジショニングプログラムが起動する（Ｓ２
１）。すると、シーケンシャルポジショニングデータの
中の順番１が関連付けられている撮影位置（１）に関す
るポジションデータが、メモリ１３からポジショニング
コントローラ１１に読み出される（Ｓ２２）。
【００２１】ポジショニングコントローラ１１は、Ｃア
ーム２５が現在の位置から、撮影位置（１）に移動する
ための経路、つまりＣアーム型支持機構６の各可動部の
移動距離及び回転角度と、その順番を計算する（Ｓ２
３）。この移動経路の計算の中には、寝台、天板２８、
その他の周辺環境との干渉を回避するための干渉計算も
含まれている。
ーム２５が現在の位置から、撮影位置（１）に移動する
ための経路、つまりＣアーム型支持機構６の各可動部の
移動距離及び回転角度と、その順番を計算する（Ｓ２
３）。この移動経路の計算の中には、寝台、天板２８、
その他の周辺環境との干渉を回避するための干渉計算も
含まれている。
【００２２】この経路計算が完了すると、ポジショニン
グコントローラ１１は、ローカルコンソール１０を介し
て、又は直接的にＣアームドライバ７と寝台ドライバ９
とに制御信号を供給する。これによりＣアーム２５と天
板２８とは計算された経路に従って撮影位置（１）まで
移動される（Ｓ２４）。次に、操作者は、必要に応じ
て、ローカルコンソール１０上のポジショニングスイッ
チを操作して、Ｃアーム２５や天板２８の位置を微調整
する（Ｓ２５）。
グコントローラ１１は、ローカルコンソール１０を介し
て、又は直接的にＣアームドライバ７と寝台ドライバ９
とに制御信号を供給する。これによりＣアーム２５と天
板２８とは計算された経路に従って撮影位置（１）まで
移動される（Ｓ２４）。次に、操作者は、必要に応じ
て、ローカルコンソール１０上のポジショニングスイッ
チを操作して、Ｃアーム２５や天板２８の位置を微調整
する（Ｓ２５）。
【００２３】そして、この撮影位置（１）又はこの位置
から若干微調整された撮影位置で撮影が行われる（Ｓ２
６）。この位置での撮影の終了後に、操作者は、システ
ムコンソール１５上のネクストポジショニングスイッチ
を押すと（Ｓ２７）、順番２が関連付けられている次の
撮影位置（２）に関するポジションデータが、メモリ１
３からポジショニングコントローラ１１に読み出され
（Ｓ２２）、経路計算が行われ（Ｓ２３）、Ｃアーム２
５と天板２８とは計算された経路に従って撮影位置
（２）まで移動され、必要に応じてＣアーム２５や天板
２８の位置が微調整され（Ｓ２５）、そして、この撮影
位置（２）又はこの位置から若干微調整された撮影位置
で撮影が行われる（Ｓ２６）。
から若干微調整された撮影位置で撮影が行われる（Ｓ２
６）。この位置での撮影の終了後に、操作者は、システ
ムコンソール１５上のネクストポジショニングスイッチ
を押すと（Ｓ２７）、順番２が関連付けられている次の
撮影位置（２）に関するポジションデータが、メモリ１
３からポジショニングコントローラ１１に読み出され
（Ｓ２２）、経路計算が行われ（Ｓ２３）、Ｃアーム２
５と天板２８とは計算された経路に従って撮影位置
（２）まで移動され、必要に応じてＣアーム２５や天板
２８の位置が微調整され（Ｓ２５）、そして、この撮影
位置（２）又はこの位置から若干微調整された撮影位置
で撮影が行われる（Ｓ２６）。
【００２４】このように予め撮影位置をその順番を関連
つけて登録しておくことにより、操作者は、ネクストポ
ジショニングスイッチを押すという簡単な操作で、撮影
位置を次々と変えることができる。つまり、操作者は、
従来のような所望の撮影位置を再現するプリセットボタ
ンを、多くの中から選び出すような面倒な作業から解放
されるのである。
つけて登録しておくことにより、操作者は、ネクストポ
ジショニングスイッチを押すという簡単な操作で、撮影
位置を次々と変えることができる。つまり、操作者は、
従来のような所望の撮影位置を再現するプリセットボタ
ンを、多くの中から選び出すような面倒な作業から解放
されるのである。
【００２５】本発明は、上述した実施形態に限定される
ことなく、種々変形して実施することができる。
ことなく、種々変形して実施することができる。
【００２６】
【発明の効果】本発明によれば、所望の順番で複数の撮
影位置を登録しておけば、その通りに撮影位置を順番に
再現することができる。従って、操作者は、従来のよう
な所望の撮影位置を再現するプリセットボタンを、多く
の中から選び出すような面倒な作業から解放され、撮影
位置を次の位置に変更するといった簡単な指示操作で、
撮影位置を所望の通りに次々と変えていくことができ
る。
影位置を登録しておけば、その通りに撮影位置を順番に
再現することができる。従って、操作者は、従来のよう
な所望の撮影位置を再現するプリセットボタンを、多く
の中から選び出すような面倒な作業から解放され、撮影
位置を次の位置に変更するといった簡単な指示操作で、
撮影位置を所望の通りに次々と変えていくことができ
る。
【図１】本発明の一実施形態に係る循環器系Ｘ線診断装
置の構成を示すブロック図。
置の構成を示すブロック図。
【図２】図１の循環器用Ｘ線診断装置のＣアーム型支持
機構と寝台の外観図を示す図。
機構と寝台の外観図を示す図。
【図３】本実施形態におけるシーケンシャルポジション
データの登録手順を示すフローチャート。
データの登録手順を示すフローチャート。
【図４】本実施形態におけるシーケンシャルポジション
データを使った撮影手順を示すフローチャート。
データを使った撮影手順を示すフローチャート。
１…Ｘ線管球、 ２…高電圧発生装置、 ３…ＴＶカメラ、 ４…ディジタルフルオログラフィ装置、 ５…撮影コントローラ、 ６…Ｃアーム型支持機構、 ７…Ｃアームドライバ、 ８…寝台、 ９…寝台ドライバ、 １０…ローカルコンソール、 １１…ポジショニングコントローラ、 １２…ポジションセンサ、 １３…メモリ、 １４…システムコントローラ、 １５…メインコンソール。
Claims (3)
- 【請求項１】 被検体に関する医用画像を撮影する撮影
手段と、 前記撮影手段を様々な位置で支持する支持機構と、 前記撮影手段の位置をその順番を関連付けてデータとし
て複数記憶する手段と、 前記記憶された位置とその順番とに従って前記支持機構
を制御して、前記撮影手段の位置を順番に変更する制御
手段とを具備することを特徴とする医用画像撮影装置。 - 【請求項２】 被検体を載置する天板を様々な位置で支
持する寝台と、 前記被検体に関する医用画像を撮影する撮影手段と、 前記天板の位置をその順番を関連付けてデータとして複
数記憶する手段と、 前記記憶された天板の位置とその順番とに従って前記寝
台を制御して、前記天板の位置を順番に変更する制御手
段とを具備することを特徴とする医用画像撮影装置。 - 【請求項３】 被検体を載置する天板を様々な位置で支
持する寝台と、 前記被検体に関する医用画像を撮影する撮影手段と、 前記撮影手段を様々な位置で支持する支持機構と、 前記天板の位置と前記撮影手段の位置とからなる撮影位
置をその順番を関連付けてデータとして複数記憶する手
段と、 前記記憶された撮影位置とその順番とに従って前記支持
機構と前記寝台とを制御して、前記撮影位置を順番に変
更する制御手段とを具備することを特徴とする医用画像
撮影装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11001137A JP2000197621A (ja) | 1999-01-06 | 1999-01-06 | 医用画像撮影装置 |
| US09/476,126 US6334708B1 (en) | 1999-01-06 | 2000-01-03 | Medical image radiography apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11001137A JP2000197621A (ja) | 1999-01-06 | 1999-01-06 | 医用画像撮影装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000197621A true JP2000197621A (ja) | 2000-07-18 |
Family
ID=11493071
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11001137A Pending JP2000197621A (ja) | 1999-01-06 | 1999-01-06 | 医用画像撮影装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6334708B1 (ja) |
| JP (1) | JP2000197621A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002112987A (ja) * | 2000-10-11 | 2002-04-16 | Shimadzu Corp | Ｘ線診断装置 |
| EP1245188A2 (en) * | 2001-03-22 | 2002-10-02 | Siemens-Elema AB | X-ray imaging system |
| JP2006025893A (ja) * | 2004-07-13 | 2006-02-02 | Toshiba Corp | Ｘ線画像診断装置 |
| JP2006149542A (ja) * | 2004-11-26 | 2006-06-15 | Shimadzu Corp | 診察用ｘ線撮影装置 |
| JP2010167267A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-08-05 | Toshiba Corp | Ｘ線診断装置 |
| JP5510540B2 (ja) * | 2010-04-07 | 2014-06-04 | 株式会社島津製作所 | Ｘ線透視撮影装置 |
| CN105011954A (zh) * | 2014-04-30 | 2015-11-04 | 北京国药恒瑞美联信息技术有限公司 | 血管机c型臂的控制方法及其系统 |
| JP2016007422A (ja) * | 2014-06-25 | 2016-01-18 | 株式会社島津製作所 | Ｘ線撮影装置 |
| JP2017217143A (ja) * | 2016-06-06 | 2017-12-14 | 東芝メディカルシステムズ株式会社 | Ｘ線診断装置 |
| JP2021131259A (ja) * | 2020-02-18 | 2021-09-09 | 株式会社島津製作所 | 画像診断装置 |
| US11717245B2 (en) | 2021-02-09 | 2023-08-08 | Shimadzu Corporation | X-ray fluoroscopic imaging apparatus |
| JP7468370B2 (ja) | 2021-01-14 | 2024-04-16 | 株式会社島津製作所 | Ｘ線透視撮影装置およびｘ線透視撮影方法 |
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| DE10133657B4 (de) * | 2001-07-11 | 2008-12-24 | Siemens Ag | Verfahren zum Betrieb einer medizinischen Röntgeneinrichtung sowie medizinische Röntgeneinrichtung |
| JP2005519688A (ja) * | 2002-03-13 | 2005-07-07 | ブレークアウェイ・イメージング・エルエルシー | 擬似同時多平面ｘ線画像化システムおよび方法 |
| JP2004177138A (ja) * | 2002-11-25 | 2004-06-24 | Hitachi Ltd | 危険物探知装置および危険物探知方法 |
| US6986179B2 (en) * | 2002-11-26 | 2006-01-17 | Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc | Grouted tilting patient positioning table for vascular applications |
| US7028356B2 (en) * | 2002-11-26 | 2006-04-18 | Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc | Multiconfiguration braking system |
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| CN101233468B (zh) * | 2005-07-25 | 2011-11-16 | 皇家飞利浦电子股份有限公司 | 提供患者侧面和正面x射线图像的系统和方法 |
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-
1999
- 1999-01-06 JP JP11001137A patent/JP2000197621A/ja active Pending
-
2000
- 2000-01-03 US US09/476,126 patent/US6334708B1/en not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6334708B1 (en) | 2002-01-01 |
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