JP2000195133A - 記録媒体収納装置 - Google Patents

記録媒体収納装置

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JP2000195133A
JP2000195133A JP10367611A JP36761198A JP2000195133A JP 2000195133 A JP2000195133 A JP 2000195133A JP 10367611 A JP10367611 A JP 10367611A JP 36761198 A JP36761198 A JP 36761198A JP 2000195133 A JP2000195133 A JP 2000195133A
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敏浩 前田
Koji Asaba
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録媒体の収納枚数が多く、そして、円滑な挿
排を可能とする記録媒体収納装置を提供する。 【解決手段】複数の記録媒体の各々を隔壁で仕切られた
個別空間に収納する収納手段と、記録媒体を前記個別空
間に出し入れする搬送手段とを有する記録媒体収納装置
において、前記搬送手段と前記収納手段との位置関係に
応じて動作し、記録媒体を収納する個別空間の入り口が
開拡するよう前記隔壁を変位させる変形手段を有するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、オートチ
ェンジャCDプレーヤのマガジン等からなるディスクの
収納部分等、複数の記録媒体を収納する収納装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】オートチェンジャ付きCDプレーヤ等の
記録媒体再生装置においては、複数の記録媒体(ディス
ク等)を収納する部分が主要な構成の一つとなってい
る。従来の記録媒体収納装置を図13を用いて説明す
る。図13は従来の記録媒体再生装置(CDプレーヤ)
の構成図で、(a)は正面図、(b)は透視A矢視図で
ある。
【0003】従来の記録媒体収納装置は、記録媒体であ
るコンパクトディスク(以下「CD」と言う)1の挿排
口111を設けたほぼ直方体の筐体10と、筐体10内
に設けられ、CD1が収納されるストッカ35(収納手
段)と、CD1の搬送(ストッカ35への挿入排出)を
行なう搬送部24(搬送手段)とストッカ35をCD1
の積載方向に移動するストッカ昇降部38とから構成さ
れ、CDプレーヤはこの記録媒体収納装置に加え、更に
CD1に記録された信号を再生する記録再生部4と各部
の制御を行なう制御部54とで構成されている。搬送部
24は、挿排口111と記録媒体を収納するストッカ3
5の間にあって、CD1を挟んで送る駆動ローラ25等
からなる構造でCD1をストッカ35に出し入れする。
ストッカ35は複数の隔壁351で仕切られた複数の収
納空間375で構成され、この各収納空間375に複数
のCD1を個別に収納する。ストッカ昇降部38はスト
ッカ35を隔壁351が積層する方向に移動させるもの
であり、モータやギヤからなり選択されたCD1が収納
された収納空間375にCD1を挿入排出できる位置ま
でストッカ35を移動させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし限られた筐体高
さの中で、ストッカ35にできるだけ多くのCD1を収
納しようとすると、ストッカ35の隔壁間隔を狭める必
要がある、しかし、この隔壁間隔が狭いと、部品の歪み
や機構の組立てのバラツキにより隔壁が記録媒体の進入
路にはみ出して引っ掛かり、CD1を円滑に挿入できな
い恐れがある。
【0005】本発明はこの問題を解決するもので、記録
媒体の収納枚数が多く、そして、円滑な挿排を可能とす
る記録媒体収納装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の目的を解
決するもので、複数の記録媒体の各々を隔壁で仕切られ
た個別空間に収納する収納手段と、記録媒体を前記個別
空間に出し入れする搬送手段とを有する記録媒体収納装
置において、前記収納手段と前記収納手段との位置関係
に応じて動作し、記録媒体を収納する個別空間の入り口
が開拡するよう前記隔壁を変位させる変形手段とを有す
ることを特徴とするものである。
【0007】また、前記変形手段は、くさび状の開拡部
材と、前記開拡部材を前記隔壁に押し込む押し込み手段
とからなることを特徴とするものである。
【0008】また、前記変形手段は、前記収納手段の前
記隔壁の入り口の近傍に設けられた磁性体と、前記搬送
手段に設けられた搬送側磁石からなることを特徴とする
ものである。
【0009】また、前記変形手段は、前記収納手段の前
記隔壁の入り口の近傍に設けられた複数の電磁石と、前
記搬送手段に設けられた搬送側磁石と、前記収納手段と
前記収納手段との位置関係に応じた電磁石に電力を供給
する電力供給手段とからなることを特徴とするものであ
る。
【0010】また、前記収納手段は分割可能であり、前
記変形手段は、前記収納手段を記録媒体収納位置の個別
空間部分で分割するものであることを特徴とするもので
ある。
【0011】
【実施例】本発明の第1実施例を図1を用いて説明す
る。図1は本発明の第1実施例における記録媒体再生装
置の構成図で、(a)は平面図、(b)は透視A矢視図
である。
【0012】記録媒体再生装置の筐体10は、ほぼ直方
体の形状であって、一般的に内部機構等を支持する金属
で形成されたシャーシと外部意匠を形成する樹脂で構成
された意匠パネルにより構成されるが、本実施例では説
明を分かり易くするため、主にシャーシ側だけを表示し
ている。筐体10内には搬送部20と、ストッカ30
(収納手段)と、再生部40と、隔壁開拡部60(隔壁
開拡手段)と、制御部50と、ストッカー昇降部37と
が収納されている。
【0013】搬送部20は、筐体10のCD挿排口11
1とストッカ30の間に配置され、上側駆動ローラ25
1a,251bと下側駆動ローラ252a,252bか
らなる駆動ローラ25等から構成され、この駆動ローラ
25はCD1を侠持した状態で回転してCD1をストッ
カ30の収納空間375に送り込み、また逆回転してス
トッカ30に装填されたCD1を排出する。
【0014】ストッカ30は、樹脂により形成され、複
数枚、本実施例では7枚の隔壁301を一定の間隔を空
けて、垂直方向に積層した構造で、搬送部20の反対方
向側、及びこれに隣接した左右側の面の1/2は壁35
0で囲われた構造になっている。尚、各隔壁301はこ
の壁350に一体に結合され支持された状態となってい
る。つまり各隔壁301の前側の先端縁部365及び、
これに隣接した左右の縁部の搬送部20側1/2は開放
された状態、即ち各隔壁が搬送部20の方向に舌状に伸
長しており、隔壁301に垂直方向の外力を加えると撓
む構造となっている。また先端縁部365はCD1が挿
入し易いように厚み方向について先鋭な形状になってい
る。そしてストッカ30にはストッカ昇降ねじ370に
螺合するナット391が埋設されている。
【0015】ストッカ昇降部37は、ストッカ30に螺
合された複数のストッカ昇降ねじ370と、モータ等で
構成されたストッカ昇降駆動部371からなり、そして
各ストッカ昇降ねじ370は、筐体10の上下で軸支さ
れると共に相互に歯車などで連結されている。従って、
ストッカ昇降ねじ370a,370b,370cはモー
タ等で構成されたストッカ昇降駆動部371により同期
して回転駆動され、ストッカ30を昇降する。
【0016】再生部40は、CD1に記録された信号を
読み取る光学ピックアップ401と、CD1を回転させ
るディスク駆動部403、そしてCD1をストッカ30
からディスク駆動部に移動して搭載する移動部42等か
ら構成され、CD1に記録された信号を再生する。ま
た、筐体10内には、搬送部20、ストッカ昇降部3
7、再生部40の制御を行なうマイクロコンピュータ
(以下、「マイコン」と言う)等により構成された制御
部50が設置されている。そして、CD1を再生する場
合には、再生すべきCD1が収納された位置に応じてス
トッカ30を昇降させ、図示しないディスク挿排機構で
再生すべきCD1をストッカ30から2/3程度排出す
る。次にその状態で、再生部4を上昇させてCD1ディ
スク駆動部403に搭載させ, そしてCD1を回転して
CD1に記録された信号を光学ピックアップ401で読
み取る(CD1は、その略1/3がストッカに入った状
態で回転する)。
【0017】次に記録媒体再生装置における制御部50
の構成(CD1の記録データの再生処理は除く)につい
て、図2を用いて説明する。図2は記録媒体再生装置に
おけるディスク搬送装置の電気的構成を示すブロック図
である。
【0018】CD挿入センサ260は、CD1が挿排口
111から筐体10内に挿入されたことを検知するセン
サで、挿排口111付近に設けられたCD1の挿入によ
りその光路が遮断される発光、受光センサからなる光セ
ンサ等で構成される。CD収納センサ390は、ストッ
カ30の各収納空間375のそれぞれにCD1が収納さ
れているかどうか検知するセンサで、ストッカ30の各
収納空間375の奥に設けられCD1の完全な収納状態
でCD1により押圧される押圧スイッチ等により構成さ
れる。ストッカ位置センサ385は、ストッカ30の高
さ(位置)を検知するセンサで、ストッカ30の位置に
応じて摺動子が移動して抵抗値が変位するスライド式抵
抗器等で構成される。収納空間メモリ375は、複数の
収納空間の内でCD1が収納されている個所と収納され
ていない箇所を記憶するメモリでRAMにより構成され
ている。ストッカ昇降部37は、ストッカ30を昇降す
る機構で、ストッカ昇降ねじ370と、モータ、ギヤ等
で構成されるストッカ昇降駆動部371からなる。駆動
ローラ25は、正逆に回転してストッカ30にCD1を
収納し、あるいは、ストッカ30から排出するもので、
モータとこれに連結されたのゴムローラ251a,25
1b,252a,252bからなる。制御部50は、C
D挿入センサ260、CD収納センサ390、ストッカ
位置センサ385からの情報を入力し、ストッカ昇降部
37、駆動ローラ25、隔壁開拡部60に制御信号を出
力するもので、マイコン等から構成される。
【0019】次に隔壁開拡部60の構成について図3を
用いて説明する。図3は隔壁開拡部60の構成図であ
る。
【0020】隔壁開拡部60は、押込み駆動部62(押
し込み手段)と、隔壁開拡レバー61(開拡部材)から
なり、搬送部20の側壁面200,201に設置され、
即ちCD1の移動空間の外に配置されている。押込み駆
動部62は、モータ621と、このモータの軸に結合さ
れたウォームギヤ622からなる。隔壁開拡レバー61
は、その先端が収納空間375に挿入されるように平行
移動され、隔壁301の間を開拡するレバーで、先端部
610が楔状になっている。また、開拡レバー61に
は、搬送部20の側壁面200,201に立設された軸
613が挿入される長円穴612からなる案内部が形成
され、更に、ウォームギヤ622と噛合するラック61
4が形成されており、モータ621の回転により開拡レ
バー61は平行移動するようになっている。尚、開拡レ
バー61は樹脂等により形成される。そして、開拡レバ
ー61の先端部610はCD1を収納する収納空間37
5と一致する高さに配置されている。
【0021】次に隔壁開拡部60の動作について図4を
用いて説明する。図4は隔壁開拡部60の動作状態を示
す動作図で、(a)は隔壁開拡レバー61が最も後退し
た状態図で、(b)は隔壁開拡レバー61が押込み方向
に最も前進した状態図である。図4 (a)の隔壁開拡レ
バー61が最も後退した状態において、制御部50の出
力信号により押込み駆動部62のモータ621が所定の
回転数だけ正回転すると、ウォームギヤ622とラック
614の働きにより、隔壁開拡レバー61は隔壁301
の方向に所定距離前進し、その先端部が一対の隔壁を開
拡して図4(b)の状態になる。CD1が収納されCD
収納センサ390がCD1の収納完了を検知すると、制
御部50から制御信号が出されて押込み駆動部62が所
定の回転数だけ逆回転する。そして、ウォームギヤ62
2とラック614の働きにより、隔壁開拡レバー61は
後退し、図4(a)の状態に戻る。
【0022】次にCD1の収納時に制御部50が行なう
処理について図5を用いて説明する。図5は制御部50
が実行する処理を示すフローチャートである。本処理は
記録媒体再生装置に電源が入った状態でCD1が挿入さ
れたとき(CD挿入センサ260により検知)に開始さ
れる。
【0023】ステップS1では、収納空間メモリ395
の記憶内容によりストッカ30の中の挿排口111に最
も近い空の収納空間375を検出し、この収納空間37
5を挿入されたCD1の収納空間375に設定して、ス
テップS2に移る。ステップS2では、挿入されたCD
1の収納用として設定された収納空間375と、搬送部
20におけるCD1のストッカ30への挿排位置が重な
るまでストッカ昇降部37を動作させる制御信号を出力
し、ステップS3に移る。ステップS3では、押込み隔
壁開拡部60に隔壁開拡レバー61をストッカ30側へ
移動させる制御信号を出力し、ステップS4に移る。こ
の処理により隔壁開拡レバー61は収納用に設定された
収納空間375に対して所定の位置まで挿入され一対の
隔壁301の間隙が拡張する。
【0024】ステップS4では、駆動ローラ25にCD
1を収納空間に送り込む制御信号を出力して、ステップ
S5に移る。尚、駆動ローラ25により完全に収納でき
ない構造でなければ、その後、図示しない補助のレバー
で完全にCD1をストッカ30に押込む必要がある。ま
た、ステップS4(CD1収納完了後)では設定された
収納空間375にCD1が収納されたことを収納空間メ
モリ395に記憶する。ステップS5では、押込み隔壁
開拡部60の隔壁開拡レバー61を設定された収納空間
375から離脱させるための制御信号、つまり隔壁開拡
レバー61をストッカ30から離脱する方向に移動させ
る信号を出力して、本処理を終える。
【0025】このような処理により、CD1を挿排口1
11に挿入すると、ストッカ30は昇降し、ストッカ3
0におけるディスクが収納されておらず、かつ最も挿排
口111に近い収納空間375が搬送部20内における
CD1の挿排位置と対向する。その後、隔壁開拡レバー
61がストッカ30の方向に移動して、収納空間375
の両側の隔壁301を押し広げ、そしてCD1が押し広
げられた収納空間375に挿入される。従って、CD1
は充分な高さのある収納空間375に挿入されることに
なり隔壁310に接触することなくストッカ30に収納
される。
【0026】次に本発明の第2の実施例について図6を
用いて説明する。図6は本発明の第2の実施例における
記録媒体再生装置の構成図で、(a)は平面図、(b)
は透視A矢視図である。尚、第1実施例と同じ構成につ
いては同じ符号を付し説明を省略する。
【0027】搬送部21は右側壁210と、左側壁21
1が樹脂等の非磁性体で作られ、壁面に永久磁石からな
る搬送側磁石270が貼着されている。その貼着位置は
CD1の挿排位置と同じ高さで、かつストッカ31の隔
壁311の先端縁部365に接触しないできるだけ近接
した位置(例えば1mmの間隙)に磁極が配置される位
置となっている。また、搬送側磁石270の高さは磁力
を作用させる隔壁311に隣接する隔壁311に与える
影響が小さくなるようになっている。各隔壁311に
は、搬送側磁石270の磁力作用を受ける磁性体382
が、搬送側磁石270に対面した近傍、つまり先端部分
の両端部分に埋設されている。
【0028】次に本発明の隔壁開拡の動作(隔壁開拡手
段)について図7を用いて説明する。図7は隔壁開拡部
の動作状態を示す動作図で、(a)は搬送側磁石270
が隔壁311の近くにない状態、即ち、磁性体382が
搬送側磁石270の磁力作用を受けない状態、(b)は
搬送側磁石270が隔壁311に接近した状態、つまり
搬送側磁石270が開拡されるべき隔壁311の位置に
あって磁性体382が搬送側永久磁石270の磁力作用
を受けた状態を示している。
【0029】図7(a)に示すように搬送側磁石270
が近くに無い場合は、隔壁311は磁力を受けず真っ直
ぐな状態になっている。ストッカ31がCD1を挿入す
る位置に移動して、搬送側磁石270が隔壁311a、
311bに接近すると、隣接する隔壁311の磁性体3
82a、382bは、搬送側磁石270により共に同じ
方向に磁化され、磁性体382a、382bが互いに反
発する。このためこの反発力Fにより隔壁311が撓
み、図7(b)のような開拡した状態になる。
【0030】本実施例によれば隔壁開拡部による隔壁3
11の開拡を比較的単純な搬送側磁石270と磁性体3
82を取り付けるだけの構成ででき、また開拡動作のた
めに制御部からの制御信号も必要とせず制御が容易にな
る。尚、搬送側永久磁石270は電磁石でも良く、また
電磁石はCD1の収納動作のときのみ通電しても良い。
【0031】次に本発明の第3の実施例について図8を
用いて説明する。図8は本発明の第3の実施例における
記録媒体再生装置の構成図で、(a)は平面図、(b)
は透視A矢視図である。尚、第1、2実施例と同じ構成
については同じ符号を付し説明を省略する。
【0032】搬送部22には磁極方向が同じ2個の搬送
側永久磁石271a,271bが配置されている。それ
らの配置はCD1の挿排位置を中心とし、隔壁321同
士のの間隔よりやや広い間隔で、かつ平面図でCD1の
移動空間の中央位置に配置され、またストッカ32の隔
壁321の先端に接触しないできるだけ近接した位置
(例えば1mmの間隙)に磁極が配置される位置となっ
ている。隔壁321には、搬送側磁石271a,271
bの磁力作用を受ける磁性体382が、搬送側永久磁石
271a、271bに対面した近傍、つまり隔壁321
の先端部分の中央に埋設されている。
【0033】次に本発明の隔壁開拡の動作(隔壁開拡手
段)について図9を用いて説明する。図9は隔壁開拡部
の動作状態を示す動作図で、(a)は搬送側永久磁石2
71が隔壁321の近くにない状態、即ち、磁性体38
2a,382bが搬送側永久磁石271a,271bの
磁力作用を受けない状態、(b)は搬送側永久磁石27
1が隔壁321に接近した状態、つまり搬送側永久磁石
271a、271bが開拡されるべき隔壁321a,3
21bの位置にある状態を示している。
【0034】図9(a)に示すように搬送側永久磁石2
71が近くに無い場合は隔壁321は磁力を受けず真っ
直ぐな状態になっている。ストッカ32がCD1を挿入
する位置に移動して、搬送側永久磁石271a,271
bが隔壁321に接近すると、隣接する隔壁321の磁
性体382a、382bは、搬送側永久磁石271a,
271bにより共に同じ方向に磁化され、磁性体382
a,382bは互いに反発する。このためこの反発力F
により隔壁321が撓み、図9(b)のような開拡した
状態になる。
【0035】本実施例によれば隔壁開拡部による隔壁3
21の開拡を比較的単純な搬送側永久磁石271と磁性
体382を取り付けるだけの構成ででき、また開拡動作
のために制御部からの制御信号も必要とせず制御が容易
になる。また搬送側永久磁石271a,271bをCD
1の挿排位置の上下にずらして配置する構成であるの
で、どの位置でもCD1の移動の妨げにならず、搬送側
永久磁石271a,271bの平面方向での位置の自由
度が増し設計が楽になる。尚、搬送側永久磁石271は
電磁石でも良く、また電磁石は収納動作のときのみ制御
部からの出力信号により通電しても良い。
【0036】次に本発明の第4の実施例について図10
を用いて説明する。図10は本発明の第4の実施例にお
ける記録媒体再生装置の構成図で、(a)は平面図、
(b)は透視A矢視図である。尚、第1、2、3実施例
と同じ構成については同じ符号を付し説明を省略する。
筐体11内には搬送部23と、搬送部昇降部70と、
電磁石ポール282と、ストッカ33とからなる。搬送
部23はストッカ33にCD1を送り込み、またストッ
カからCD1を排出するもので、ストッカ33のCD1
が収納される方向(垂直方向)に昇降可能な構造になっ
ている。搬送部昇降部70は制御部からの出力信号によ
り搬送部23をストッカ33の全てのCD1収納空間3
75に対応するように昇降させるもので、モータ、減速
伝達機構、ねじ等からなる。
【0037】電磁石ポール282は、筐体11に立設し
た非磁性体の樹脂製の支柱に電磁石281を各隔壁33
1と対向する位置に複数配設したもので、制御部からの
出力信号によりCD1を収納すべき空間を形成する隣接
した隔壁331に対面する一対の電磁石281が通電さ
れ磁化される。また、再生部41はストッカ33の下部
にあり、搬送部23が再生すべきCD1をストッカ33
から取り出して再生部41の位置まで下降し、そしてC
D1を再生部41方向へ排出して、再生部41にCD1
を搬送する構成となっている。隔壁331には、電磁石
ポール282の電磁石281の磁力作用を受ける磁性体
380が、電磁石281に対面した近傍、つまり隔壁3
31の先端部分の両端両側端に埋設されている。
【0038】そして、本実施例ではCD1を収納すべき
空間の両側隔壁331に対向する電磁石281に同じ向
きに磁化されるように通電する。すると通電された電磁
石281により、対向する磁性体380が同極に磁化さ
れ、その反発力により隔壁331が撓みCD1の収納す
べき空間が広がる。従って、本実施例によっても、CD
1収納時にCD1と隔壁331との接触を防止できる。
【0039】次に本発明の第5の実施例について図1
1、図12を用いて説明する。図11はストッカと駆動
部の構成図、図12はストッカ34の斜視慨略図であ
る。尚、第1,2,3,4実施例と同じ構成については
同じ符号を付し説明を省略する。
【0040】ストッカ34は7枚の個別に分離可能な隔
壁341と、積層している隔壁を任意の箇所で2つに分
離する分割用スライド部材631,632からなる。最
上段の隔壁341aには3個所のストッカ昇降ねじ37
0が螺合し、このストッカ昇降ねじ370の回転により
隔壁341aは上下方向に変位可能である。また、隔壁
341aには分割用スライド部材631,632がそれ
ぞれ左右の縁にY方向に摺動可能な状態で軸着されてい
る。分割用スライド部材631,632は隔壁341a
の上面を摺動する平面部と、側方に垂下し、内側に折れ
曲がったフック状の先端(フック部633)を有し、所
定の位置まで摺動して隔壁341の左右に設置した突起
635の一つに係合する。そしてストッカ35を最上段
の隔壁341aを含む上層の隔壁群と下層の隔壁群の任
意の2層に分割することができる。尚、この分割用スラ
イド部材631,632はモータ、ギヤ、レバー等から
なるスライド部材駆動部640により摺動される。スト
ッカ駆動部641はストッカ昇降ねじ370を回転する
もので、モータ、ギヤ等により構成される。そして、こ
れらスライド部材駆動部640、ストッカ駆動部641
は、マイクロコンピュータ(マイコン)650により、
その動作が制御される。
【0041】次に動作を説明するが、説明を分かり易く
するため7枚の隔壁341で構成されたストッカ34の
隔壁341の上から2枚目と3枚目とで構成される収納
空間375bにCD1を収納する場合を例にあげ、収納
動作を説明する。
【0042】ストッカ34は全7枚の隔壁341が集結
している状態、即ち分割用スライド部材631,632
が一番下の隔壁341fの突起635fに係合している
状態から一連の動作が始まる。挿排口111にCD1が
挿入されるとストッカ昇降ねじ370がストッカ駆動部
641により駆動され、ストッカ34は上から2段目の
収納空間375bがCD1挿排位置(挿排口111位
置)となるまで移動する。次にスライド部材駆動部64
0は、分割用スライド部材631,632をそのフック
部633が上から2枚目の隔壁341の突起635bと
係合する位置まで摺動させ、ストッカ34を隔壁341
が2枚からなる上層の隔壁群と5枚からなる下層の隔壁
群とに分ける。続いてストッカ駆動部641がストッカ
昇降ねじ370を回動して上層の隔壁群を所定の高さま
で上昇させ、収納空間375bを開く。尚、下層の隔壁
群は例えば係止部材等で落下が防止されている。次にこ
の拡張した収納空間375bに搬送部よりCD1が挿入
される。次にストッカ昇降駆動部641がストッカ昇降
ねじ370を逆方向に回動して上層の隔壁群を下層の隔
壁群に接するまで下降させる。その後スライド部材駆動
部640がスライド部材631,632を全ての隔壁を
保持する位置(フック部633が一番下の隔壁341の
突起635fに契合する位置)まで摺動させストッカ3
4が一体化された状態となる。
【0043】このように、本実施例においても、CD1
の収納時に収納部分の幅が広くなるので、収納時におけ
るCD1と隔壁341との接触を防止することができ
る。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、装
置内に記録媒体をできるだけ多く収納できて、しかも円
滑に記録媒体の収納を可能とする記録媒体収納演奏装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における記録媒体再生装置
の構成図である。
【図2】記録媒体再生装置におけるディスク搬送機構の
電気的構成を示すブロック図である。
【図3】隔壁開拡部60の構成図である。
【図4】隔壁開拡部60の動作状態を示す動作図であ
る。
【図5】制御部50が実行する処理を示すフローチャー
トである。
【図6】本発明の第2実施例における記録媒体再生装置
の構成図ある。
【図7】隔壁開拡部の動作状態を示す動作図である。
【図8】本発明の第3実施例における記録媒体再生装置
の構成図である。
【図9】隔壁開拡部の動作状態を示す動作図である。
【図10】本発明の第4実施例における記録媒体再生装
置の構成図である。
【図11】ストッカ及び駆動部の構成図である。
【図12】ストッカ34の斜視慨略図である。
【図13】従来の記録媒体再生装置の構成図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・・・・・CD 10,11・・・・・・・・・・・・筐体 20,21,22,23,24・・搬送部 25・・・・・・・・・・・・駆動ローラ 30,31,32,33,34,35・・・・・・・ス
トッカ 301,311,321,331,341,351・・
・・・・隔壁 375・・・・・・・・・・・・収納空間 365,366・・・・・・・・先端縁部 37,38・・・・・・・ストッカ昇降部 40,41・・・・・・・・・・・再生部 50,53・・・・・・・・・・・制御部 62・・・・・・・・・・・押込み駆動部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録媒体の各々を隔壁で仕切られ
    た個別空間に収納する収納手段と、 記録媒体を前記個別空間に出し入れする搬送手段とを有
    する記録媒体収納装置において、 前記搬送手段と前記収納手段との位置関係に応じて動作
    し、記録媒体を収納する個別空間の入り口が開拡するよ
    う前記隔壁を変位させる変形手段とを有することを特徴
    とする記録媒体収納装置。
  2. 【請求項2】 前記変形手段は、 くさび状の開拡部材と、 前記個別空間を前記隔壁に押し込み前記隔壁を変位させ
    る押し込み手段とからなることを特徴とする請求項1記
    載の記録媒体収納装置。
  3. 【請求項3】 前記変形手段は、 前記隔壁の入り口の近傍に設けられた磁性体と、 前記搬送手段に設けられた搬送側磁石とからなることを
    特徴とする請求項1記載の記録媒体収納装置。
  4. 【請求項4】 前記変形手段は、 前記隔壁の入り口の近傍に設けられた磁性体と、 前記磁性体に対応する位置に設けられた電磁石と、 前記搬送手段と前記収納手段との位置関係に応じた前記
    電磁石に電力を供給する電力供給手段とからなることを
    特徴とする請求項1記載の記録媒体収納装置。
  5. 【請求項5】 前記収納手段は分割可能であり、前記変
    形手段は、前記収納手段を記録媒体を収納する位置の前
    記個別空間部分で分割する分割手段からなることを特徴
    とする請求項1記載の記録媒体収納装置。
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