JP3817379B2 - 記録媒体収納装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、オートチェンジャCDプレーヤのマガジン等からなるディスクの収納部分等、複数の記録媒体を収納する収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
オートチェンジャ付きCDプレーヤ等の記録媒体再生装置においては、複数の記録媒体(ディスク等)を収納する部分が主要な構成の一つとなっている。従来の記録媒体収納装置を図13を用いて説明する。図13は従来の記録媒体再生装置(CDプレーヤ)の構成図で、(a)は正面図、(b)は透視A矢視図である。
【0003】
従来の記録媒体収納装置は、記録媒体であるコンパクトディスク(以下「CD」と言う)1の挿排口111を設けたほぼ直方体の筐体10と、筐体10内に設けられ、CD1が収納されるストッカ35(収納手段)と、CD1の搬送(ストッカ35への挿入排出)を行なう搬送部24(搬送手段)とストッカ35をCD1の積載方向に移動するストッカ昇降部38とから構成され、CDプレーヤはこの記録媒体収納装置に加え、更にCD1に記録された信号を再生する記録再生部4と各部の制御を行なう制御部54とで構成されている。搬送部24は、挿排口111と記録媒体を収納するストッカ35の間にあって、CD1を挟んで送る駆動ローラ25等からなる構造でCD1をストッカ35に出し入れする。ストッカ35は複数の隔壁351で仕切られた複数の収納空間375で構成され、この各収納空間375に複数のCD1を個別に収納する。ストッカ昇降部38はストッカ35を隔壁351が積層する方向に移動させるものであり、モータやギヤからなり選択されたCD1が収納された収納空間375にCD1を挿入排出できる位置までストッカ35を移動させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし限られた筐体高さの中で、ストッカ35にできるだけ多くのCD1を収納しようとすると、ストッカ35の隔壁間隔を狭める必要がある、しかし、この隔壁間隔が狭いと、部品の歪みや機構の組立てのバラツキにより隔壁が記録媒体の進入路にはみ出して引っ掛かり、CD1を円滑に挿入できない恐れがある。
【0005】
本発明はこの問題を解決するもので、記録媒体の収納枚数が多く、そして、円滑な挿排を可能とする記録媒体収納装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の目的を解決するもので、複数の記録媒体の各々を隔壁で仕切られた個別空間に収納する収納手段と、記録媒体を前記個別空間に出し入れする搬送手段と、前記搬送手段と前記収納手段との位置関係に応じて動作し、記録媒体を収納する個別空間の入り口が開拡するよう前記隔壁を変位させる変形手段と、を有する記録媒体収納装置において、前記変形手段は、前記隔壁の入り口の近傍に設けられた磁性体と、前記搬送手段に設けられた搬送側磁石とからなることを特徴とするものである。
【0007】
また、複数の記録媒体の各々を隔壁で仕切られた個別空間に収納する収納手段と、記録媒体を前記個別空間に出し入れする搬送手段と、前記搬送手段と前記収納手段との位置関係に応じて動作し、記録媒体を収納する個別空間の入り口が開拡するよう前記隔壁を変位させる変形手段と、を有する記録媒体収納装置において、前記変形手段は、前記隔壁の入り口の近傍に設けられた磁性体と、前記磁性体に対応する位置に設けられた電磁石と、前記搬送手段と前記収納手段との位置関係に応じた前記電磁石に電力を供給する電力供給手段とからなることを特徴とするものである。
【0011】
【実施例】
本発明の第1実施例を図1を用いて説明する。図1は本発明の第1実施例における記録媒体再生装置の構成図で、(a)は平面図、(b)は透視A矢視図である。
【0012】
記録媒体再生装置の筐体10は、ほぼ直方体の形状であって、一般的に内部機構等を支持する金属で形成されたシャーシと外部意匠を形成する樹脂で構成された意匠パネルにより構成されるが、本実施例では説明を分かり易くするため、主にシャーシ側だけを表示している。筐体10内には搬送部20と、ストッカ30(収納手段)と、再生部40と、隔壁開拡部60(隔壁開拡手段)と、制御部50と、ストッカー昇降部37とが収納されている。
【0013】
搬送部20は、筐体10のCD挿排口111とストッカ30の間に配置され、上側駆動ローラ251a,251bと下側駆動ローラ252a,252bからなる駆動ローラ25等から構成され、この駆動ローラ25はCD1を侠持した状態で回転してCD1をストッカ30の収納空間375に送り込み、また逆回転してストッカ30に装填されたCD1を排出する。
【0014】
ストッカ30は、樹脂により形成され、複数枚、本実施例では7枚の隔壁301を一定の間隔を空けて、垂直方向に積層した構造で、搬送部20の反対方向側、及びこれに隣接した左右側の面の1/2は壁350で囲われた構造になっている。尚、各隔壁301はこの壁350に一体に結合され支持された状態となっている。つまり各隔壁301の前側の先端縁部365及び、これに隣接した左右の縁部の搬送部20側1/2は開放された状態、即ち各隔壁が搬送部20の方向に舌状に伸長しており、隔壁301に垂直方向の外力を加えると撓む構造となっている。また先端縁部365はCD1が挿入し易いように厚み方向について先鋭な形状になっている。そしてストッカ30にはストッカ昇降ねじ370に螺合するナット391が埋設されている。
【0015】
ストッカ昇降部37は、ストッカ30に螺合された複数のストッカ昇降ねじ370と、モータ等で構成されたストッカ昇降駆動部371からなり、そして各ストッカ昇降ねじ370は、筐体10の上下で軸支されると共に相互に歯車などで連結されている。従って、ストッカ昇降ねじ370a,370b,370cはモータ等で構成されたストッカ昇降駆動部371により同期して回転駆動され、ストッカ30を昇降する。
【0016】
再生部40は、CD1に記録された信号を読み取る光学ピックアップ401と、CD1を回転させるディスク駆動部403、そしてCD1をストッカ30からディスク駆動部に移動して搭載する移動部42等から構成され、CD1に記録された信号を再生する。また、筐体10内には、搬送部20、ストッカ昇降部37、再生部40の制御を行なうマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と言う)等により構成された制御部50が設置されている。そして、CD1を再生する場合には、再生すべきCD1が収納された位置に応じてストッカ30を昇降させ、図示しないディスク挿排機構で再生すべきCD1をストッカ30から2/3程度排出する。次にその状態で、再生部4を上昇させてCD1ディスク駆動部403に搭載させ, そしてCD1を回転してCD1に記録された信号を光学ピックアップ401で読み取る(CD1は、その略1/3がストッカに入った状態で回転する)。
【0017】
次に記録媒体再生装置における制御部50の構成(CD1の記録データの再生処理は除く)について、図2を用いて説明する。図2は記録媒体再生装置におけるディスク搬送装置の電気的構成を示すブロック図である。
【0018】
CD挿入センサ260は、CD1が挿排口111から筐体10内に挿入されたことを検知するセンサで、挿排口111付近に設けられたCD1の挿入によりその光路が遮断される発光、受光センサからなる光センサ等で構成される。CD収納センサ390は、ストッカ30の各収納空間375のそれぞれにCD1が収納されているかどうか検知するセンサで、ストッカ30の各収納空間375の奥に設けられCD1の完全な収納状態でCD1により押圧される押圧スイッチ等により構成される。ストッカ位置センサ385は、ストッカ30の高さ(位置)を検知するセンサで、ストッカ30の位置に応じて摺動子が移動して抵抗値が変位するスライド式抵抗器等で構成される。収納空間メモリ375は、複数の収納空間の内でCD1が収納されている個所と収納されていない箇所を記憶するメモリでRAMにより構成されている。ストッカ昇降部37は、ストッカ30を昇降する機構で、ストッカ昇降ねじ370と、モータ、ギヤ等で構成されるストッカ昇降駆動部371からなる。駆動ローラ25は、正逆に回転してストッカ30にCD1を収納し、あるいは、ストッカ30から排出するもので、モータとこれに連結されたのゴムローラ251a,251b,252a,252bからなる。制御部50は、CD挿入センサ260、CD収納センサ390、ストッカ位置センサ385からの情報を入力し、ストッカ昇降部37、駆動ローラ25、隔壁開拡部60に制御信号を出力するもので、マイコン等から構成される。
【0019】
次に隔壁開拡部60の構成について図3を用いて説明する。図3は隔壁開拡部60の構成図である。
【0020】
隔壁開拡部60は、押込み駆動部62(押し込み手段)と、隔壁開拡レバー61(開拡部材)からなり、搬送部20の側壁面200,201に設置され、即ちCD1の移動空間の外に配置されている。押込み駆動部62は、モータ621と、このモータの軸に結合されたウォームギヤ622からなる。隔壁開拡レバー61は、その先端が収納空間375に挿入されるように平行移動され、隔壁301の間を開拡するレバーで、先端部610が楔状になっている。また、開拡レバー61には、搬送部20の側壁面200,201に立設された軸613が挿入される長円穴612からなる案内部が形成され、更に、ウォームギヤ622と噛合するラック614が形成されており、モータ621の回転により開拡レバー61は平行移動するようになっている。尚、開拡レバー61は樹脂等により形成される。そして、開拡レバー61の先端部610はCD1を収納する収納空間375と一致する高さに配置されている。
【0021】
次に隔壁開拡部60の動作について図4を用いて説明する。図4は隔壁開拡部60の動作状態を示す動作図で、(a)は隔壁開拡レバー61が最も後退した状態図で、(b)は隔壁開拡レバー61が押込み方向に最も前進した状態図である。図4 (a)の隔壁開拡レバー61が最も後退した状態において、制御部50の出力信号により押込み駆動部62のモータ621が所定の回転数だけ正回転すると、ウォームギヤ622とラック614の働きにより、隔壁開拡レバー61は隔壁301の方向に所定距離前進し、その先端部が一対の隔壁を開拡して図4(b)の状態になる。CD1が収納されCD収納センサ390がCD1の収納完了を検知すると、制御部50から制御信号が出されて押込み駆動部62が所定の回転数だけ逆回転する。そして、ウォームギヤ622とラック614の働きにより、隔壁開拡レバー61は後退し、図4(a)の状態に戻る。
【0022】
次にCD1の収納時に制御部50が行なう処理について図5を用いて説明する。図5は制御部50が実行する処理を示すフローチャートである。本処理は記録媒体再生装置に電源が入った状態でCD1が挿入されたとき(CD挿入センサ260により検知)に開始される。
【0023】
ステップS1では、収納空間メモリ395の記憶内容によりストッカ30の中の挿排口111に最も近い空の収納空間375を検出し、この収納空間375を挿入されたCD1の収納空間375に設定して、ステップS2に移る。ステップS2では、挿入されたCD1の収納用として設定された収納空間375と、搬送部20におけるCD1のストッカ30への挿排位置が重なるまでストッカ昇降部37を動作させる制御信号を出力し、ステップS3に移る。ステップS3では、押込み隔壁開拡部60に隔壁開拡レバー61をストッカ30側へ移動させる制御信号を出力し、ステップS4に移る。この処理により隔壁開拡レバー61は収納用に設定された収納空間375に対して所定の位置まで挿入され一対の隔壁301の間隙が拡張する。
【0024】
ステップS4では、駆動ローラ25にCD1を収納空間に送り込む制御信号を出力して、ステップS5に移る。尚、駆動ローラ25により完全に収納できない構造でなければ、その後、図示しない補助のレバーで完全にCD1をストッカ30に押込む必要がある。また、ステップS4(CD1収納完了後)では設定された収納空間375にCD1が収納されたことを収納空間メモリ395に記憶する。ステップS5では、押込み隔壁開拡部60の隔壁開拡レバー61を設定された収納空間375から離脱させるための制御信号、つまり隔壁開拡レバー61をストッカ30から離脱する方向に移動させる信号を出力して、本処理を終える。
【0025】
このような処理により、CD1を挿排口111に挿入すると、ストッカ30は昇降し、ストッカ30におけるディスクが収納されておらず、かつ最も挿排口111に近い収納空間375が搬送部20内におけるCD1の挿排位置と対向する。その後、隔壁開拡レバー61がストッカ30の方向に移動して、収納空間375の両側の隔壁301を押し広げ、そしてCD1が押し広げられた収納空間375に挿入される。従って、CD1は充分な高さのある収納空間375に挿入されることになり隔壁310に接触することなくストッカ30に収納される。
【0026】
次に本発明の第2の実施例について図6を用いて説明する。図6は本発明の第2の実施例における記録媒体再生装置の構成図で、(a)は平面図、(b)は透視A矢視図である。尚、第1実施例と同じ構成については同じ符号を付し説明を省略する。
【0027】
搬送部21は右側壁210と、左側壁211が樹脂等の非磁性体で作られ、壁面に永久磁石からなる搬送側磁石270が貼着されている。その貼着位置はCD1の挿排位置と同じ高さで、かつストッカ31の隔壁311の先端縁部365に接触しないできるだけ近接した位置(例えば1mmの間隙)に磁極が配置される位置となっている。また、搬送側磁石270の高さは磁力を作用させる隔壁311に隣接する隔壁311に与える影響が小さくなるようになっている。各隔壁311には、搬送側磁石270の磁力作用を受ける磁性体382が、搬送側磁石270に対面した近傍、つまり先端部分の両端部分に埋設されている。
【0028】
次に本発明の隔壁開拡の動作(隔壁開拡手段)について図7を用いて説明する。図7は隔壁開拡部の動作状態を示す動作図で、(a)は搬送側磁石270が隔壁311の近くにない状態、即ち、磁性体382が搬送側磁石270の磁力作用を受けない状態、(b)は搬送側磁石270が隔壁311に接近した状態、つまり搬送側磁石270が開拡されるべき隔壁311の位置にあって磁性体382が搬送側永久磁石270の磁力作用を受けた状態を示している。
【0029】
図7(a)に示すように搬送側磁石270が近くに無い場合は、隔壁311は磁力を受けず真っ直ぐな状態になっている。ストッカ31がCD1を挿入する位置に移動して、搬送側磁石270が隔壁311a、311bに接近すると、隣接する隔壁311の磁性体382a、382bは、搬送側磁石270により共に同じ方向に磁化され、磁性体382a、382bが互いに反発する。このためこの反発力Fにより隔壁311が撓み、図7(b)のような開拡した状態になる。
【0030】
本実施例によれば隔壁開拡部による隔壁311の開拡を比較的単純な搬送側磁石270と磁性体382を取り付けるだけの構成ででき、また開拡動作のために制御部からの制御信号も必要とせず制御が容易になる。尚、搬送側永久磁石270は電磁石でも良く、また電磁石はCD1の収納動作のときのみ通電しても良い。
【0031】
次に本発明の第3の実施例について図8を用いて説明する。図8は本発明の第3の実施例における記録媒体再生装置の構成図で、(a)は平面図、(b)は透視A矢視図である。尚、第1、2実施例と同じ構成については同じ符号を付し説明を省略する。
【0032】
搬送部22には磁極方向が同じ2個の搬送側永久磁石271a,271bが配置されている。それらの配置はCD1の挿排位置を中心とし、隔壁321同士のの間隔よりやや広い間隔で、かつ平面図でCD1の移動空間の中央位置に配置され、またストッカ32の隔壁321の先端に接触しないできるだけ近接した位置(例えば1mmの間隙)に磁極が配置される位置となっている。隔壁321には、搬送側磁石271a,271bの磁力作用を受ける磁性体382が、搬送側永久磁石271a、271bに対面した近傍、つまり隔壁321の先端部分の中央に埋設されている。
【0033】
次に本発明の隔壁開拡の動作(隔壁開拡手段)について図9を用いて説明する。図9は隔壁開拡部の動作状態を示す動作図で、(a)は搬送側永久磁石271が隔壁321の近くにない状態、即ち、磁性体382a,382bが搬送側永久磁石271a,271bの磁力作用を受けない状態、(b)は搬送側永久磁石271が隔壁321に接近した状態、つまり搬送側永久磁石271a、271bが開拡されるべき隔壁321a,321bの位置にある状態を示している。
【0034】
図9(a)に示すように搬送側永久磁石271が近くに無い場合は隔壁321は磁力を受けず真っ直ぐな状態になっている。ストッカ32がCD1を挿入する位置に移動して、搬送側永久磁石271a,271bが隔壁321に接近すると、隣接する隔壁321の磁性体382a、382bは、搬送側永久磁石271a,271bにより共に同じ方向に磁化され、磁性体382a,382bは互いに反発する。このためこの反発力Fにより隔壁321が撓み、図9(b)のような開拡した状態になる。
【0035】
本実施例によれば隔壁開拡部による隔壁321の開拡を比較的単純な搬送側永久磁石271と磁性体382を取り付けるだけの構成ででき、また開拡動作のために制御部からの制御信号も必要とせず制御が容易になる。また搬送側永久磁石271a,271bをCD1の挿排位置の上下にずらして配置する構成であるので、どの位置でもCD1の移動の妨げにならず、搬送側永久磁石271a,271bの平面方向での位置の自由度が増し設計が楽になる。尚、搬送側永久磁石271は電磁石でも良く、また電磁石は収納動作のときのみ制御部からの出力信号により通電しても良い。
【0036】
次に本発明の第4の実施例について図10を用いて説明する。図10は本発明の第4の実施例における記録媒体再生装置の構成図で、(a)は平面図、(b)は透視A矢視図である。尚、第1、2、3実施例と同じ構成については同じ符号を付し説明を省略する。 筐体11内には搬送部23と、搬送部昇降部70と、電磁石ポール282と、ストッカ33とからなる。搬送部23はストッカ33にCD1を送り込み、またストッカからCD1を排出するもので、ストッカ33のCD1が収納される方向(垂直方向)に昇降可能な構造になっている。搬送部昇降部70は制御部からの出力信号により搬送部23をストッカ33の全てのCD1収納空間375に対応するように昇降させるもので、モータ、減速伝達機構、ねじ等からなる。
【0037】
電磁石ポール282は、筐体11に立設した非磁性体の樹脂製の支柱に電磁石281を各隔壁331と対向する位置に複数配設したもので、制御部からの出力信号によりCD1を収納すべき空間を形成する隣接した隔壁331に対面する一対の電磁石281が通電され磁化される。また、再生部41はストッカ33の下部にあり、搬送部23が再生すべきCD1をストッカ33から取り出して再生部41の位置まで下降し、そしてCD1を再生部41方向へ排出して、再生部41にCD1を搬送する構成となっている。隔壁331には、電磁石ポール282の電磁石281の磁力作用を受ける磁性体380が、電磁石281に対面した近傍、つまり隔壁331の先端部分の両端両側端に埋設されている。
【0038】
そして、本実施例ではCD1を収納すべき空間の両側隔壁331に対向する電磁石281に同じ向きに磁化されるように通電する。すると通電された電磁石281により、対向する磁性体380が同極に磁化され、その反発力により隔壁331が撓みCD1の収納すべき空間が広がる。従って、本実施例によっても、CD1収納時にCD1と隔壁331との接触を防止できる。
【0039】
次に本発明の第5の実施例について図11、図12を用いて説明する。図11はストッカと駆動部の構成図、図12はストッカ34の斜視慨略図である。尚、第1,2,3,4実施例と同じ構成については同じ符号を付し説明を省略する。
【0040】
ストッカ34は7枚の個別に分離可能な隔壁341と、積層している隔壁を任意の箇所で2つに分離する分割用スライド部材631,632からなる。最上段の隔壁341aには3個所のストッカ昇降ねじ370が螺合し、このストッカ昇降ねじ370の回転により隔壁341aは上下方向に変位可能である。また、隔壁341aには分割用スライド部材631,632がそれぞれ左右の縁にY方向に摺動可能な状態で軸着されている。分割用スライド部材631,632は隔壁341aの上面を摺動する平面部と、側方に垂下し、内側に折れ曲がったフック状の先端(フック部633)を有し、所定の位置まで摺動して隔壁341の左右に設置した突起635の一つに係合する。そしてストッカ35を最上段の隔壁341aを含む上層の隔壁群と下層の隔壁群の任意の2層に分割することができる。尚、この分割用スライド部材631,632はモータ、ギヤ、レバー等からなるスライド部材駆動部640により摺動される。ストッカ駆動部641はストッカ昇降ねじ370を回転するもので、モータ、ギヤ等により構成される。そして、これらスライド部材駆動部640、ストッカ駆動部641は、マイクロコンピュータ(マイコン)650により、その動作が制御される。
【0041】
次に動作を説明するが、説明を分かり易くするため7枚の隔壁341で構成されたストッカ34の隔壁341の上から2枚目と3枚目とで構成される収納空間375bにCD1を収納する場合を例にあげ、収納動作を説明する。
【0042】
ストッカ34は全7枚の隔壁341が集結している状態、即ち分割用スライド部材631,632が一番下の隔壁341fの突起635fに係合している状態から一連の動作が始まる。挿排口111にCD1が挿入されるとストッカ昇降ねじ370がストッカ駆動部641により駆動され、ストッカ34は上から2段目の収納空間375bがCD1挿排位置(挿排口111位置)となるまで移動する。次にスライド部材駆動部640は、分割用スライド部材631,632をそのフック部633が上から2枚目の隔壁341の突起635bと係合する位置まで摺動させ、ストッカ34を隔壁341が2枚からなる上層の隔壁群と5枚からなる下層の隔壁群とに分ける。続いてストッカ駆動部641がストッカ昇降ねじ370を回動して上層の隔壁群を所定の高さまで上昇させ、収納空間375bを開く。尚、下層の隔壁群は例えば係止部材等で落下が防止されている。次にこの拡張した収納空間375bに搬送部よりCD1が挿入される。次にストッカ昇降駆動部641がストッカ昇降ねじ370を逆方向に回動して上層の隔壁群を下層の隔壁群に接するまで下降させる。その後スライド部材駆動部640がスライド部材631,632を全ての隔壁を保持する位置(フック部633が一番下の隔壁341の突起635fに契合する位置)まで摺動させストッカ34が一体化された状態となる。
【0043】
このように、本実施例においても、CD1の収納時に収納部分の幅が広くなるので、収納時におけるCD1と隔壁341との接触を防止することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、装置内に記録媒体をできるだけ多く収納できて、しかも円滑に記録媒体の収納を可能とする記録媒体収納演奏装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における記録媒体再生装置の構成図である。
【図2】記録媒体再生装置におけるディスク搬送機構の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】隔壁開拡部60の構成図である。
【図4】隔壁開拡部60の動作状態を示す動作図である。
【図5】制御部50が実行する処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施例における記録媒体再生装置の構成図ある。
【図7】隔壁開拡部の動作状態を示す動作図である。
【図8】本発明の第3実施例における記録媒体再生装置の構成図である。
【図9】隔壁開拡部の動作状態を示す動作図である。
【図10】本発明の第4実施例における記録媒体再生装置の構成図である。
【図11】 ストッカ及び駆動部の構成図である。
【図12】ストッカ34の斜視慨略図である。
【図13】従来の記録媒体再生装置の構成図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・・・・・CD
10,11・・・・・・・・・・・・筐体
20,21,22,23,24・・搬送部
25・・・・・・・・・・・・駆動ローラ
30,31,32,
33,34,35・・・・・・・ストッカ
301,311,321,
331,341,351・・・・・・隔壁
375・・・・・・・・・・・・収納空間
365,366・・・・・・・・先端縁部
37,38・・・・・・・ストッカ昇降部
40,41・・・・・・・・・・・再生部
50,53・・・・・・・・・・・制御部
62・・・・・・・・・・・押込み駆動部

Claims (2)

  1. 複数の記録媒体の各々を隔壁で仕切られた個別空間に収納する収納手段と、記録媒体を前記個別空間に出し入れする搬送手段と、前記搬送手段と前記収納手段との位置関係に応じて動作し、記録媒体を収納する個別空間の入り口が開拡するよう前記隔壁を変位させる変形手段と、を有する記録媒体収納装置において、
    前記変形手段は、
    前記隔壁の入り口の近傍に設けられた磁性体と、
    前記搬送手段に設けられた搬送側磁石とからなることを特徴とする記録媒体収納装置。
  2. 複数の記録媒体の各々を隔壁で仕切られた個別空間に収納する収納手段と、
    記録媒体を前記個別空間に出し入れする搬送手段と、前記搬送手段と前記収納手段との位置関係に応じて動作し、記録媒体を収納する個別空間の入り口が開拡するよう前記隔壁を変位させる変形手段と、を有する記録媒体収納装置において、
    前記変形手段は、
    前記隔壁の入り口の近傍に設けられた磁性体と、
    前記磁性体に対応する位置に設けられた電磁石と、
    前記搬送手段と前記収納手段との位置関係に応じた前記電磁石に電力を供給する電力供給手段とからなることを特徴とする記録媒体収納装置。
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