JP2905371B2 - 蓋開閉機構 - Google Patents

蓋開閉機構

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JP2905371B2
JP2905371B2 JP5211961A JP21196193A JP2905371B2 JP 2905371 B2 JP2905371 B2 JP 2905371B2 JP 5211961 A JP5211961 A JP 5211961A JP 21196193 A JP21196193 A JP 21196193A JP 2905371 B2 JP2905371 B2 JP 2905371B2
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宏一 早柏
一雄 中谷
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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TEIATSUKU KK
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蓋開閉機構に係り、特に
記録媒体の挿入及びイジェクト操作により蓋部材が開蓋
し、記録媒体が通過した後、蓋部材が閉蓋するよう構成
した蓋開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばコンピュータなどの大量のデータ
を扱う情報処理システムでは、データを記憶させる外部
記憶手段として光磁気ディスク、光ディスク、磁気ディ
スク、テープカセット等の記録媒体を使用している。そ
して、情報量の増大とともに記録媒体のストック数も増
大して記録媒体の管理、検索、記録再生等にかなりの手
間がかかるようになり、これらの作業を自動的に行う装
置としてのオートチェンジャが種々開発されている。
【0003】この種のオートチェンジャとしては、例え
ば特開昭62−140266号公報に見られるような構
成の装置がある。この装置では、より多くの記録媒体を
収納できるようにするため、回転式の収納ラックの外周
面に収納室を設け、収納ラックを回転させて指定された
記録媒体のカートリッジをキャリッジにより取り出して
記録再生部に搬送するよう構成されている。従って、指
定された記録媒体を再生する場合、先ず回転式の収納ラ
ックを回転させて目的の記録媒体が収納された収納室の
列がキャリッジに対向する位置で停止させた後、キャリ
ッジを昇降させて目的の記録媒体が収納された収納室に
対向する高さ位置に停止させるようになっている。
【0004】又、オートチェンジャには、回転式の収納
ラックに収納されたカートリッジ以外にも外部から挿入
されたカートリッジを記録再生部に装着することができ
るように構成された装置がある。従って、この種の装置
には、外部のカートリッジを挿入するための挿入口が設
けられ、この挿入口の内部には挿入されたカートリッジ
をキャリッジに移送するための移送機構が設けられ、且
つ挿入口には外部からの塵埃が装置内に侵入すること防
止するため、挿入口を開閉する蓋開閉機構が設けられて
いる。
【0005】この種の蓋開閉機構としては、例えば板状
の蓋部材の両端より突出する軸を回動自在に軸承してお
り、カートリッジが挿入されると、カートリッジの端部
が蓋部材に当接して開蓋動作するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記蓋開閉
機構は、蓋部材がカートリッジ挿入方向にのみ回動する
ように設けられており、しかもカートリッジが挿入口か
ら挿入された場合の防塵効果を高めるため、カートリッ
ジが挿入口を通過すると、蓋部材が閉蓋するようになっ
ている。従って、上記蓋開閉機構では、記録再生後にカ
ートリッジが挿入口よりイジェクトされる前に蓋部材を
開蓋動作させる開蓋機構を設ける必要があり、その分部
品点数が増加して構成の複雑化を招くといった課題があ
る。
【0007】そこで、本発明は上記課題を解決した蓋開
閉機構を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録媒体の挿
入及びイジェクト操作により記録媒体挿入口を開閉する
蓋開閉機構において、前記記録媒体挿入口を閉塞するよ
うに延在形成されたローラと、 一端が該ローラの両端を
回転自在に支持し、他端が前記ローラと共に上下方向に
回動可能に支持された回動アームとを有し、前記ローラ
の外周面に前記記録媒体の端部が当接するとともに前記
ローラが回転しながら前記回動アームが回動して開蓋す
るように、前記ローラの直径を前記ローラの外周面が前
記記録媒体の挿入方向に対して鋭角の角度を有するよう
に形成したことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、ローラの外周面に記録媒体の
端部が当接すると共にローラが回転しながら回動アーム
が回動して開蓋するように、ローラの直径をローラの外
周面が記録媒体の挿入方向に対して鋭角の角度を有する
ように形成したため、記録媒体を挿入する際の挿入力あ
るいは記録媒体をイジェクトする際の押圧力を利用して
ローラを開閉動作させることが可能となる。しかも、ロ
ーラが記録媒体に押圧されて回転しながら回動アームが
回動して開蓋するので、記録媒体の挿入力及びイジェク
ト力が小さくて済むと共に、記録媒体の摺動抵抗が軽減
されて記録媒体が損傷することを防止できる。また、ロ
ーラを開閉駆動するための機構が不要になり、構成の簡
略化を図れる。
【0010】
【実施例】図1乃至図3に本発明になる蓋開閉機構の一
実施例が適用されたオートチェンジャを示す。
【0011】各図中、オートチェンジャ1は、大略、回
転式収納部2と、固定式収納部3と、カートリッジ搬送
部4と、カートリッジローディング部5と、第1の記録
再生部6と、第2の記録再生部7と、これらを制御する
制御回路64と、を箱状の筐体8内に設けてなる。
【0012】オートチェンジャ1は、カートリッジ搬送
部4が回転式収納部2,固定式収納部3,カートリッジ
ローディング部5のいずれかより光磁気ディスク(記録
媒体)が収容されたカートリッジ(図示せず)を取り出
し、第1の記録再生部6又は第2の記録再生部7に装着
して記録・再生を行う。又、記録・再生が終了すると、
カートリッジ搬送部4は第1の記録再生部6又は第2の
記録再生部7に装着されたカートリッジを取り出し、元
の収納場所あるいはカートリッジローディング部5に返
却する。
【0013】筐体8の底部には、車輪9が取り付けられ
ており、オートチェンジャ1は容易に移動できる。又、
各機器が発生する熱による記録再生部6,7の誤動作を
防止するため、筐体8内には外気を導入するダクト8a
と、ダクト8aに空気流を発生させる冷却用ファン10
が設けられている。
【0014】次に、上記各ブロック毎の構成につき説明
する。
【0015】I 回転式収納部2の構成 回転式収納部2は、カートリッジが収納される回転式の
収納ラック11と、収納ラック11を回転駆動する収納
ラック駆動機構12と、収納ラック11の回転位置を検
出する位置検出機構13と、収納ラック11を係止する
収納ラックロック機構14と、収納ラック11からのカ
ートリッジはみ出しを検出するはみ出し検出機構15
と、よりなる。
【0016】収納ラック11は、ターンテーブル16に
載置固定されており、ターンテーブル16は筐体8底部
のベース17上に突出するように形成された支持台17
aに設けられた軸受18により回転自在に支承されてい
る。収納ラック11は例えば20枚のカートリッジが収
納できるメディアボックス19を縦に2段積み重ねたメ
ディアブロック19A〜19Dを90°毎に放射状に配
設してなる。
【0017】又、メディアボックス19は内部側壁の両
側にカートリッジの厚さ間隔毎に突出するリブ19aが
一体形成されており、このリブ19a(19a1 〜19
20)により各カートリッジが挿入される収納室19b
(19b1 〜19b20)が画成されている。そして、各
メディアボックス19はカートリッジの取り出し・返却
を容易に行えるようにするため、前面の開口部19cが
ターンテーブル16の外周面側に位置する向きで配置さ
れ、且つ後面がターンテーブル16の中心部に向くよう
にターンテーブル16の上面に起立した状態で固定され
たブラケット20により支持されている。
【0018】上記メディアボックス19を積み重ねてな
る収納ラック11の上面には、駆動用回転体21が取り
付けられている。この駆動用回転体21は、収納ラック
11と一体に回転駆動されるように外周にギヤ21aを
有するとともに、上面に位置検出機構13が設けられて
いる。
【0019】上記収納ラック11を回転駆動する収納ラ
ック駆動機構(収納ラック駆動手段)12は、上記駆動
用回転体21と、駆動用回転体21の上方に横架された
固定ベース22の下面に支持されたラック駆動用モータ
23と、このラック駆動用モータ23に回転駆動され駆
動用回転体21のギヤ21aに噛合するモータギヤ24
と、よりなる。従って、収納ラック11は、ラック駆動
用モータ23の回転駆動力がモータギヤ24及びギヤ2
1aを介して駆動用回転体21に伝達されると、時計方
向あるいは反時計方向に回転する。
【0020】上記ラック駆動用モータ23はステッピン
グモータよりなり、供給されたパルス数に応じた角度だ
け回転する。又、ギヤ24の歯数はギヤ21aの歯数に
比べて減速比が所定の比率となるように設定されてい
る。
【0021】上記収納ラックロック機構14は、電源オ
フ時、ターンテーブル16を回転不可状態にロックする
ように筐体8底部のベース17に設けられている。即
ち、収納ラックロック機構14は、各メディアブロック
19A〜19D毎に対応してターンテーブル16に穿設
されたロック孔(図示せず)に嵌合するロッド30と、
ロッド30を支持するアーム31と、アーム31を回動
させるソレノイド32とよりなる。
【0022】このソレノイド32は、オートチェンジャ
1の電源をオンにした際に励磁されてロッド30を降下
させる。又、ソレノイド32はオートチェンジャ1の電
源をオフにした時に消磁され、ロッド30はコイルバネ
(図示せず)のバネ力により上動してターンテーブル1
6に穿設されたロック孔(図示せず)に嵌合する。これ
により、ターンテーブル16はベース17に対して固定
される。尚、ロッド30はロック孔(図示せず)に挿入
しやすいように、先端部分がテーパ状に形成されてい
る。
【0023】上記はみ出し検出機構15は、カートリッ
ジが収納ラック11からはみ出しているかどうかを光学
的に検出する。もし、カートリッジが収納ラック11か
らはみ出している状態のまま収納ラック11を回転させ
ると、カートリッジのはみ出した部分がカートリッジ搬
送部4に衝突するおそれがあり、カートリッジあるいは
カートリッジ搬送部4が損傷してしまうことになる。
【0024】はみ出し検出機構15は、収納ラック11
の下方に配設された4個の発光素子33a〜33dと、
収納ラック11の上方に配設され、発光素子33a〜3
3dから発光された光を受光する4個の受光素子34a
〜34dと、よりなる。各発光素子33a〜33dと各
受光素子34a〜34dとは対向して対をなすように設
けられ、夫々各メディアブロック19A〜19Dの停止
位置に対応するように設けられている。
【0025】従って、駆動機構12は、カートリッジ搬
送部4の返却動作によりカートリッジが返却された後、
各受光素子34a〜34dからの出力が全てオンのとき
収納ラック11の回転駆動が許可され、もし返却された
カートリッジが収納ラック11からはみ出ていて受光素
子34a〜34dの出力のいずれかがオフのときは収納
ラック11の回転駆動が禁止される。
【0026】II 固定式収納部3の構成 上記固定式収納部3は、収納ラック11に取り付けられ
たメディアボックス19と同様な構成とされたメディア
ボックス40,41を2段に重ねてなる。このメディア
ボックス40,41は筐体8の前面パネル8bに設けら
れたメディアボックス取り付け部43に装着され、カー
トリッジを取り出すための開口部40c,41cがカー
トリッジ搬送部4に対向するように係止される。又、メ
ディアボックス40,41は、筐体8の前面より装着脱
され夫々ボックス毎別のものと交換することができる。
【0027】又、メディアボックス40,41の開口部
40c,41cの上下部には、前述したはみ出し検出機
構15と同様に、メディアボックス40,41からカー
トリッジがはみ出しているかどうかを光学的に検出する
ための発光素子61,受光素子44が配設されている。
【0028】III カートリッジ搬送部4の構成 カートリッジ搬送部4は、ベース17上に垂立するリー
ドスクリュウ45と、リードスクリュウ45に沿って昇
降するキャリッジ46と、キャリッジ46を駆動するキ
ャリッジ昇降駆動部47と、よりなる。
【0029】リードスクリュウ45は、ボールネジより
なり、両端をベース17及びフレーム(図示せず)の上
部に設けられた軸受49,50により回転自在に支承さ
れている。キャリッジ昇降駆動部47は、昇降用モータ
51と、昇降用モータ51の回転を減速してリードスク
リュウ45に伝達する減速機構52とよりなる。
【0030】キャリッジ46には、リードスクリュウ4
5に螺合する螺合部(図示せず)が設けられており、昇
降用モータ51によりリードスクリュウ45が回転駆動
されると、その回転量及び回転方向に応じて昇降する。
尚、昇降用モータ51はステッピングモータよりなり、
供給されたパルス数に応じた角度回転駆動する。又、減
速機構52は大径プーリ52aと小径プーリ52bとの
間にベルト52cを張設してなり、キャリッジ46の昇
降速度は大径プーリ52aと小径プーリ52bとの減速
比により決まる。
【0031】キャリッジ46は内部にカートリッジを移
動させるカートリッジ移動機構(図示せず)を有し、上
記収納ラック11,固定式収納部3,カートリッジロー
ディング部5のいずれかから指定されたカートリッジを
取り出して内部に収納し、キャリッジ昇降駆動部47に
より上昇して前述した第1の記録再生部6又は第2の記
録再生部7の空いている方にカートリッジを挿入する。
【0032】又、キャリッジ46には昇降位置を検出す
る昇降位置検出機構53が設けられている。この昇降位
置検出機構53は、キャリッジ46に設けられた突出片
46aを各位置で検出するように設けられたロワーリミ
ットセンサ54、ホームポジション検出センサ55と、
アッパリミットセンサ56と、上記収納ラック11の収
納室19b(19b1 〜19b20)に収納されたカート
リッジとキャリッジ46との相対的位置決めをするキャ
リッジ位置決めセンサ57、メディアボックス19,4
0,41内のカートリッジの有無を検出するカートリッ
ジ検出センサ62とよりなる。
【0033】上記各センサ54〜56はフォトインタラ
プタよりなり、キャリッジ位置決めセンサ57は反射式
の光センサよりなる。従って、各センサ54〜57から
の検出信号を得ることによりキャリッジ46の昇降位置
が判別されるとともに、センサ62からの検出信号によ
りカートリッジの有無が検出される。
【0034】又、筐体8内には、キャリッジ46がロワ
ー位置の停止位置にあることを検出されると、キャリッ
ジ46を係止するキャリッジロック機構58が設けられ
ている。このキャリッジロック機構58は、キャリッジ
46に横方向から嵌合する係止ロッド59と、係止ロッ
ド59を駆動させるソレノイド60とよりなる。
【0035】IV カートリッジローディング部5の概略
構成 カートリッジローディング部5は筐体8の前面部に取り
付けられ、前面パネル8bにカートリッジ挿入口(図示
せず)を有し、後面側にカートリッジが通過するカート
リッジ通路73が開口している。又、カートリッジロー
ディング部5には、カートリッジ挿入口から挿入された
カートリッジをキャリッジ46へ移送させ、あるいはキ
ャリッジ46から返却されたカートリッジをカートリッ
ジ挿入口へ移送させるカートリッジ移送機構(図示せ
ず)が設けられている。
【0036】又、カートリッジローディング部5の下部
には、キャリッジ46を第1の記録再生部6又は第2の
記録再生部7に位置決めするための位置決めプレート6
3が配設されている。
【0037】V 第1,第2の記録再生部6,7の構成 上記第1,第2の記録再生部6,7には、上記キャリッ
ジ46により搬送されたカートリッジ内に収納されてい
る光磁気ディスクに記録されているデータを読み取りあ
るいは光磁気ディスクにデータを書き込むピックアップ
(図示せず)が設けられている。
【0038】又、記録再生部6,7は、夫々同一構成で
あり、カートリッジを選択してから記録再生を開始する
までの時間を短縮するため、一対設けられている。従っ
て、一対の記録再生部6,7は交互にカートリッジが挿
入され、一方が記録再生を行っている間に、他方が記録
再生済のカートリッジを返却する。
【0039】次に、カートリッジローディング部5の内
部構成及び回転式収納部2,固定式収納部3のカートリ
ッジロック機構71を説明するとともに、キャリッジ4
6の構成について詳細に説明する。
【0040】VI カートリッジローディング部5の詳細
な構成 図4及び図5中、カートリッジローディング部5は、筐
体8の前面部に取り付けられたベース72と、ベース7
2に設けられたカートリッジ通路73と、カートリッジ
通路73の前面側に開口するカートリッジ挿入口73a
を開閉する開閉機構74と、カートリッジ通路73内に
挿入されたカートリッジをオートチェンジャ1内に送出
するカートリッジ送出口73b方向に移送するカートリ
ッジローディング機構76と、カートリッジ通路73内
に挿入されたカートリッジを係止するカートリッジロッ
ク機構77とよりなる。
【0041】又、ベース72のカートリッジ通路73側
面には、カートリッジ挿入口73aより挿入されたカー
トリッジの先端がカートリッジ通路73の中間位置を通
過したことを検出するカートリッジ挿入検出センサ78
と、カートリッジの先端がカートリッジ通路73のカー
トリッジ送出口73bに達したことを検出するカートリ
ッジ挿入完了検出センサ79と、が配設されている。こ
の検出センサ78,79はフォトインタラプタよりな
り、カートリッジの側面が通過して検出光を遮断するこ
とにより検出信号を出力する。
【0042】上記蓋開閉機構74は、カートリッジの厚
さ寸法よりも充分に大きい直径を有するローラ80と、
ローラ80の中心を長手方向に貫通する軸81と、軸8
1の両端を軸承する回動アーム82と、回動アーム82
をA方向に付勢するコイルバネ83とよりなる。回動ア
ーム82はローラ80の上方に横架された横架部82a
の両端に腕部82b,82cが設けられ、腕部82b,
82cの端部がベース72の両側面に設けられたピン8
4により回動自在に支承されている。又、ローラ80は
上記一対の腕部82b,82cにより軸承された軸81
に対して回転できるように組み付けられている。
【0043】上記ローラ80は回動アーム82により昇
降可能に支持されており、回動アーム82が反時計方向
に回動して降下することによりカートリッジ挿入口73
aを閉蓋する。これにより、周囲に浮遊する塵埃がカー
トリッジ挿入口73aより内部に侵入することが阻止さ
れる。
【0044】又、カートリッジの挿入前のローラ80
は、上記コイルバネ83の引っ張り力によりカートリッ
ジ挿入口73aを閉塞するようにカートリッジ通路73
の底面73cに当接する位置に降下している。これによ
り、カートリッジ挿入口73aはローラ80により閉蓋
される。
【0045】図6に示すようにカートリッジが挿入され
ると、ローラ80は回転しながらカートリッジK(1点
鎖線で示す)の前端に乗り上げ、回動アーム82をB方
向に回動させる。
【0046】ここで、図7(A)〜(D)を参照してカ
ートリッジKの挿入動作につき説明する。
【0047】図7(A)に示すように、カートリッジK
が挿入される前は、ローラ80が降下してカートリッジ
通路73のカートリッジ挿入口73aを閉蓋している。
【0048】図7(B)に示すように、カートリッジK
の前端部がローラ80に当接すると、ローラ80の外周
面(当接面)80aがカートリッジKの挿入方向に対し
て鋭角な角度θを有するように形成されているので、カ
ートリッジKの押圧力によりローラ80が上方に押し上
げられる。その際、ローラ80を支持する回動アーム8
2がB方向に回動するとともに、ローラ80自体も反時
計方向に回動する。そのため、比較的小さい力でローラ
80を上昇させることができる。
【0049】図7(C)に示すように、さらにカートリ
ッジKが挿入方向に押圧されると、カートリッジKの上
面にローラ80が当接する。そして、カートリッジKの
挿入とともにローラ80が反時計方向に転動する。この
ように、カートリッジの挿入動作とともにローラ80が
転動するため、カートリッジ挿入過程での負荷は比較的
小さい。
【0050】又、上記のようにローラ80がカートリッ
ジKの上面を転動することにより、カートリッジKの挿
入速度が減速されて勢い良く挿入されることが防止され
るとともに、挿入動作のガタツキが防止される。
【0051】図7(D)に示すように、カートリッジK
がカートリッジ挿入口73aを通過すると、回動アーム
82がA方向に回動してローラ80は降下する。従っ
て、カートリッジKが通過しおわると、ローラ80は再
びカートリッジ挿入口73aを閉蓋して塵埃等が装置内
部に侵入することを阻止する。
【0052】次に、図8(A)〜(D)を参照してカー
トリッジKのイジェクト動作につき説明する。
【0053】図8(A)に示すように、カートリッジK
がイジェクトされる前は、ローラ80が降下してカート
リッジ通路73のカートリッジ挿入口73aを閉蓋して
いる。
【0054】図8(B)に示すように、カートリッジK
の後端部がローラ80に当接すると、ローラ80の外周
面(当接面)80aがカートリッジKのイジェクト方向
に対して鋭角な角度θを有するように形成されているの
で、カートリッジKの押圧力によりローラ80が上方に
押し上げられる。その際、ローラ80を支持する回動ア
ーム82がB方向に回動するとともに、ローラ80自体
も時計方向に回動する。そのため、比較的小さい力でロ
ーラ80を上昇させることができる。
【0055】図8(C)に示すように、さらにカートリ
ッジKがイジェクト方向に押圧されると、カートリッジ
Kの上面にローラ80が当接する。そして、カートリッ
ジKのイジェクトとともにローラ80が時計方向に転動
する。このように、カートリッジのイジェクト動作とと
もにローラ80が転動するため、カートリッジイジェク
ト過程での負荷は比較的小さい。
【0056】又、上記のようにローラ80がカートリッ
ジKの上面を転動することにより、カートリッジKのイ
ジェクト速度が減速されてカートリッジKが飛び出すこ
とが防止されるとともに、イジェクト動作のガタツキが
防止される。
【0057】図8(D)に示すように、カートリッジK
がカートリッジ挿入口73aを通過すると、回動アーム
82がA方向に回動してローラ80は降下する。従っ
て、カートリッジKが通過しおわると、ローラ80は再
びカートリッジ挿入口73aを閉蓋して塵埃等が装置内
部に侵入することを阻止する。
【0058】このように、ローラ80はカートリッジK
を挿入するときだけでなく、カートリッジKをイジェク
トするときも挿入動作時と同様に昇降移動してカートリ
ッジ挿入口73aを開閉する。しかも、前述したように
カートリッジKの押圧力を利用してローラ80が昇降移
動するため、ローラ80を開閉駆動するための機構が不
要であり、部品点数を削減して構成の簡略化が図られて
いる。
【0059】図5,図6に示すように、カートリッジロ
ーディング機構76は、ブラケット85に設けられたロ
ーディングモータ86と、モータ86の出力軸86aに
設けられたギヤ86bに噛合してモータ86の回転を減
速する減速ギヤ87と、減速ギヤ87に嵌合してカート
リッジ通路73の上部に横架された軸88と、軸88に
嵌合された一対のゴムローラ89と、軸88を回転自在
に軸承するとともにベース72の上面に回動自在に支承
された回動部材90と、回動部材90を下方に付勢する
コイルバネ91とよりなる。尚、上記ローラ89は、カ
ートリッジ通路73に挿入されたカートリッジの上面に
当接し、且つカートリッジの挿入方向上検出センサ78
と同じ位置に設けられている。
【0060】従って、カートリッジがカートリッジ挿入
口73aよりカートリッジ通路73に挿入されて検出セ
ンサ78により検出されると、モータ86が駆動されて
減速ギヤ87,軸88,ローラ89が時計方向に回転駆
動され、カートリッジはローラ89の回転により装置内
に引き込まれる。又、イジェクト時には、ローラ89が
反時計方向に回転駆動され、カートリッジがカートリッ
ジ挿入口73aより排出される。
【0061】カートリッジロック機構77は、ベース7
2の上面に固定されたブラケット92に取り付けられた
ソレノイド93と、ソレノイド93に駆動されるロッド
93aに連結されて横方向に延在する連結ロッド94
と、一端が連結ロッド94を介してロッド93aに連結
され、他端のロックピン95aが設けられブラケット9
2より前方に突出する軸92aに支承された回動レバー
95と、カートリッジがロックされたことを検出する検
出スイッチ96とよりなる。
【0062】回動レバー95はソレノイド93のロッド
93aがC方向に駆動されると、軸92aを中心に回動
してロックピン95aをカートリッジ通路73内に進入
させ、カートリッジの側面に設けられた凹部(図示せ
ず)に嵌合させる。即ち、カートリッジがカートリッジ
通路73内に挿入されて前述したようにカートリッジロ
ーディング機構76が動作すると、カートリッジの先端
が検出センサ79により検出される。この検出センサ7
9からの検出信号に基づいて上記ソレノイド93が励磁
され、ロッド93aがC方向に駆動されてカートリッジ
がロックピン95aにより係止される。
【0063】カートリッジがカートリッジ通路73内に
挿入される前は、ロッド93aがD方向に変位してお
り、ロッド93aに連結された連結ロッド94は、検出
スイッチ96に当接している。しかし、上記のようにソ
レノイド93が励磁されてロッド93aがC方向に駆動
されると、連結ロッド94は検出スイッチ96から離間
して検出スイッチ96をオフに切り換える。これによ
り、カートリッジが上記カートリッジロック機構77に
よりロックされたことが確認され、ソレノイド93が消
磁されてロッド93aがD方向に駆動されて検出スイッ
チ96がオンに切り換わるとロック解除されたことが確
認される。
【0064】尚、上記実施例では、光磁気ディスクがカ
ートリッジに収納されているものとして説明したが、こ
れに限らず、例えば光ディスク,磁気ディスク,テープ
カセット等の記録媒体を使用する装置にも適用すること
ができるのは勿論である。
【0065】又、上記実施例では、カートリッジの厚さ
に対して充分に大きい大径なローラを蓋部材として使用
したが、これに限らず、例えば板状の蓋部材を使用して
も良い。その場合、板状の蓋部材のカートリッジが当接
する部分をカートリッジの挿入方向及びイジェクト方向
に対して鋭角となるような傾斜面あるいは曲面を形成す
る。
【0066】
【発明の効果】上述の如く、本発明になる蓋開閉機構
は、ローラの外周面に記録媒体の端部が当接すると共に
ローラが回転しながら回動アームが回動して開蓋するよ
うに、ローラの直径をローラの外周面が記録媒体の挿入
方向に対して鋭角の角度を有するように形成したため、
記録媒体を挿入する際の挿入力あるいは記録媒体をイジ
ェクトする際の押圧力を利用してローラを開閉動作させ
ることが可能となる。しかも、ローラが記録媒体に押圧
されて回転しながら回動アームが回動して開蓋するの
で、記録媒体の挿入力及びイジェクト力が小さくて済む
と共に、記録媒体の摺動抵抗が軽減されて記録媒体が損
傷することを防止できる。また、ローラを開閉駆動する
ための機構が不要になり、構成の簡略化を図れる等の特
長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる蓋開閉機構の一実施例が適用され
たオートチェンジャの縦断面図である。
【図2】オートチェンジャの側断面図である。
【図3】オートチェンジャの平面図である。
【図4】カートリッジローディング部の平面図である。
【図5】カートリッジローディング部の側面図である。
【図6】カートリッジローディング部にカートリッジが
挿入されたときの動作を示す側面図である。
【図7】カートリッジ挿入時のローラの開閉動作を示す
図である。
【図8】カートリッジイジェクト時のローラの開閉動作
を示す図である。
【符号の説明】
1 オートチェンジャ 2 回転式収納部 3 固定式収納部 4 カートリッジ搬送部 5 カートリッジローディング部 6 第1の記録再生部 7 第2の記録再生部 11 収納ラック 12 収納ラック駆動機構 13 位置検出機構 14 収納ラックロック機構 15 はみ出し検出機構 16 ターンテーブル 19 メディアボックス 19A〜19D メディアブロック 19b(19b1 〜19b20) 収納室 21 駆動用回転体 40c,41c 開口部 43 メディアボックス 46 キャリッジ 47 キャリッジ昇降駆動部 49,50 軸受 51 昇降用モータ 53 昇降位置検出機構 62 カートリッジ検出センサ 63 位置決めプレート 64 制御回路 73 カートリッジ通路 74 開閉機構 76 カートリッジローディング機構 77 カートリッジロック機構 80 ローラ 82 回動アーム 83 コイルバネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−124687(JP,A) 実開 昭60−155089(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 33/02 503 G11B 33/02 502 G11B 17/04 401

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体の挿入及びイジェクト操作によ
    記録媒体挿入口を開閉する蓋開閉機構において、前記記録媒体挿入口を閉塞するように延在形成されたロ
    ーラと、 一端が該ローラの両端を回転自在に支持し、他端が前記
    ローラと共に上下方向に回動可能に支持された回動アー
    ムとを有し、 前記ローラの外周面に前記記録媒体の端部が当接すると
    ともに前記ローラが回転しながら前記回動アームが回動
    して開蓋するように、前記ローラの直径を前記ローラの
    外周面が前記記録媒体の挿入方向に対して鋭角の角度を
    有するように形成したことを特徴とする蓋開閉機構。
JP5211961A 1993-08-26 1993-08-26 蓋開閉機構 Expired - Lifetime JP2905371B2 (ja)

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