JPH0765483A - オートチェンジャ - Google Patents

オートチェンジャ

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Publication number
JPH0765483A
JPH0765483A JP5211962A JP21196293A JPH0765483A JP H0765483 A JPH0765483 A JP H0765483A JP 5211962 A JP5211962 A JP 5211962A JP 21196293 A JP21196293 A JP 21196293A JP H0765483 A JPH0765483 A JP H0765483A
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JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
recording medium
carriage
recording
storage rack
Prior art date
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Pending
Application number
JP5211962A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouichi Souhaku
宏一 早柏
Akitoshi Takahashi
昭年 高橋
Tatsuya Ono
達也 大野
Kazuo Nakatani
一雄 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teac Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Teac Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teac Corp, Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Teac Corp
Priority to JP5211962A priority Critical patent/JPH0765483A/ja
Publication of JPH0765483A publication Critical patent/JPH0765483A/ja
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  • Automatic Disk Changers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は外部から記録媒体が挿入された記録
媒体挿入部に他の記録媒体が誤挿入されることを防止す
るよう構成したオートチェンジャを提供することを目的
とする。 【構成】 オートチェンジャ1は外部からカートリッジ
を記録再生部6,7に装着するためのカートリッジロー
ディング部5を有する。カートリッジローディング部5
には、カートリッジがカートリッジ挿入口73aよりカ
ートリッジ通路73に挿入されると、カートリッジを係
止するカートリッジロック機構77が設けられている。
カートリッジロック機構77は、ソレノイド93が励磁
されると、回動レバー95を回動させロックピン95a
をカートリッジの側面に設けられた凹部に嵌合させて係
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオートチェンジャに係
り、特に収納ラックに収納された記録媒体あるいは外部
から挿入された記録媒体を搬送して任意の記録媒体を記
録再生部に装着するよう構成したオートチェンジャに関
する。
【0002】
【従来の技術】例えばコンピュータなどの大量のデータ
を扱う情報処理システムでは、データを記憶させる外部
記憶手段として光磁気ディスク、光ディスク、磁気ディ
スク、テープカセット等の記録媒体を使用している。そ
して、情報量の増大とともに記録媒体のストック数も増
大して記録媒体の管理、検索、記録再生等にかなりの手
間がかかるようになり、これらの作業を自動的に行う装
置としてのオートチェンジャが種々開発されている。
【0003】この種のオートチェンジャとしては、例え
ば特開昭62−140266号公報に見られるような構
成の装置がある。この装置では、より多くの記録媒体を
収納できるようにするため、回転式の収納ラックの外周
面に収納室を設け、収納ラックを回転させて指定された
記録媒体のカートリッジを記録媒体搬送機構により取り
出して記録再生部に搬送するよう構成されている。従っ
て、指定された記録媒体を再生する場合、先ず回転式の
収納ラックを回転させて目的の記録媒体が収納された収
納室の列が記録媒体搬送機構のキャリッジに対向する位
置で停止させた後、キャリッジを昇降させて目的の記録
媒体が収納された収納室に対向する高さ位置に停止させ
るようになっている。
【0004】そして、上記オートチェンジャには、収納
ラックに収納されたカートリッジ以外のカートリッジを
記録再生部に装着することができるように、外部からカ
ートリッジを挿入するためのカートリッジローディング
部(記録媒体挿入部)が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記構成の
オートチェンジャでは、カートリッジローディング部に
カートリッジが挿入されている状態で、他のカートリッ
ジを挿入してしまうことがある。その場合、既に挿入さ
れていたカートリッジが後から挿入されたカートリッジ
に押圧されて装置内部に押し出され、昇降移動するキャ
リッジに衝突したりあるいは、装置内部に落下してキャ
リッジが動作不能になってしまう。
【0006】そこで、本発明は上記課題を解決したオー
トチェンジャを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、外部から記録
媒体が挿入される記録媒体挿入部と、該記録媒体挿入部
に挿入された記録媒体を記録再生部に搬送するキャリッ
ジと、を有するオートチェンジャにおいて、前記記録媒
体挿入部内の所定挿入位置に前記記録媒体が挿入された
ことを検出する検出手段と、該検出手段より出力された
検出信号に基づいて前記記録媒体を所定挿入位置に係止
する係止手段と、を備えてなることを特徴とする。
【0008】
【作用】記録媒体挿入部内の所定挿入位置に記録媒体が
挿入されると、係止手段が記録媒体を係止することによ
り、記録媒体挿入部内の記録媒体を移動不可状態に保持
して後から他の記録媒体が挿入されることを防止すると
ともに、既に記録媒体挿入部内に挿入された記録媒体が
後から挿入された記録媒体に押圧されて装置内部に突出
したり、脱落することを防止する。
【0009】
【実施例】図1乃至図3に本発明になるオートチェンジ
ャの一実施例を示す。
【0010】各図中、オートチェンジャ1は、大略、回
転式収納部2と、固定式収納部3と、カートリッジ搬送
部4と、カートリッジローディング部5と、第1の記録
再生部6と、第2の記録再生部7と、これらを制御する
制御回路64と、を箱状の筐体8内に設けてなる。
【0011】オートチェンジャ1は、カートリッジ搬送
部4が回転式収納部2,固定式収納部3,カートリッジ
ローディング部5のいずれかより光磁気ディスク(記録
媒体)が収容されたカートリッジ(図示せず)を取り出
し、第1の記録再生部6又は第2の記録再生部7に装着
して記録・再生を行う。又、記録・再生が終了すると、
カートリッジ搬送部4は第1の記録再生部6又は第2の
記録再生部7に装着されたカートリッジを取り出し、元
の収納場所あるいはカートリッジローディング部5に返
却する。
【0012】筐体8の底部には、車輪9が取り付けられ
ており、オートチェンジャ1は容易に移動できる。又、
各機器が発生する熱による記録再生部6,7の誤動作を
防止するため、筐体8内には外気を導入するダクト8a
と、ダクト8aに空気流を発生させる冷却用ファン10
が設けられている。
【0013】次に、上記各ブロック毎の構成につき説明
する。
【0014】I 回転式収納部2の構成 回転式収納部2は、カートリッジが収納される回転式の
収納ラック11と、収納ラック11を回転駆動する収納
ラック駆動機構12と、収納ラック11の回転位置を検
出する位置検出機構13と、収納ラック11を係止する
収納ラックロック機構14と、収納ラック11からのカ
ートリッジはみ出しを検出するはみ出し検出機構15
と、よりなる。
【0015】収納ラック11は、ターンテーブル16に
載置固定されており、ターンテーブル16は筐体8底部
のベース17上に突出するように形成された支持台17
aに設けられた軸受18により回転自在に支承されてい
る。収納ラック11は例えば20枚のカートリッジが収
納できるメディアボックス19を縦に2段積み重ねたメ
ディアブロック19A〜19Dを90°毎に放射状に配
設してなる。
【0016】又、メディアボックス19は内部側壁の両
側にカートリッジの厚さ間隔毎に突出するリブ19aが
一体形成されており、このリブ19a(19a1 〜19
20)により各カートリッジが挿入される収納室19b
(19b1 〜19b20)が画成されている。そして、各
メディアボックス19はカートリッジの取り出し・返却
を容易に行えるようにするため、前面の開口部19cが
ターンテーブル16の外周面側に位置する向きで配置さ
れ、且つ後面がターンテーブル16の中心部に向くよう
にターンテーブル16の上面に起立した状態で固定され
たブラケット20により支持されている。
【0017】上記メディアボックス19を積み重ねてな
る収納ラック11の上面には、駆動用回転体21が取り
付けられている。この駆動用回転体21は、収納ラック
11と一体に回転駆動されるように外周にギヤ21aを
有するとともに、上面に位置検出機構13が設けられて
いる。
【0018】上記収納ラック11を回転駆動する収納ラ
ック駆動機構(収納ラック駆動手段)12は、上記駆動
用回転体21と、駆動用回転体21の上方に横架された
固定ベース22の下面に支持されたラック駆動用モータ
23と、このラック駆動用モータ23に回転駆動され駆
動用回転体21のギヤ21aに噛合するモータギヤ24
と、よりなる。従って、収納ラック11は、ラック駆動
用モータ23の回転駆動力がモータギヤ24及びギヤ2
1aを介して駆動用回転体21に伝達されると、時計方
向あるいは反時計方向に回転する。
【0019】上記ラック駆動用モータ23はステッピン
グモータよりなり、供給されたパルス数に応じた角度だ
け回転する。又、ギヤ24の歯数はギヤ21aの歯数に
比べて減速比が所定の比率となるように設定されてい
る。
【0020】上記収納ラックロック機構14は、電源オ
フ時、ターンテーブル16を回転不可状態にロックする
ように筐体8底部のベース17に設けられている。即
ち、収納ラックロック機構14は、各メディアブロック
19A〜19D毎に対応してターンテーブル16に穿設
されたロック孔(図示せず)に嵌合するロッド30と、
ロッド30を支持するアーム31と、アーム31を回動
させるソレノイド32とよりなる。
【0021】このソレノイド32は、オートチェンジャ
1の電源をオンにした際に励磁されてロッド30を降下
させる。又、ソレノイド32はオートチェンジャ1の電
源をオフにした時に消磁され、ロッド30はコイルバネ
(図示せず)のバネ力により上動してターンテーブル1
6に穿設されたロック孔(図示せず)に嵌合する。これ
により、ターンテーブル16はベース17に対して固定
される。尚、ロッド30はロック孔(図示せず)に挿入
しやすいように、先端部分がテーパ状に形成されてい
る。
【0022】上記はみ出し検出機構15は、カートリッ
ジが収納ラック11からはみ出しているかどうかを光学
的に検出する。もし、カートリッジが収納ラック11か
らはみ出している状態のまま収納ラック11を回転させ
ると、カートリッジのはみ出した部分がカートリッジ搬
送部4に衝突するおそれがあり、カートリッジあるいは
カートリッジ搬送部4が損傷してしまうことになる。
【0023】はみ出し検出機構15は、収納ラック11
の下方に配設された4個の発光素子33a〜33dと、
収納ラック11の上方に配設され、発光素子33a〜3
3dから発光された光を受光する4個の受光素子34a
〜34dと、よりなる。各発光素子33a〜33dと各
受光素子34a〜34dとは対向して対をなすように設
けられ、夫々各メディアブロック19A〜19Dの停止
位置に対応するように設けられている。
【0024】従って、駆動機構12は、カートリッジ搬
送部4の返却動作によりカートリッジが返却された後、
各受光素子34a〜34dからの出力が全てオンのとき
収納ラック11の回転駆動が許可され、もし返却された
カートリッジが収納ラック11からはみ出ていて受光素
子34a〜34dの出力のいずれかがオフのときは収納
ラック11の回転駆動が禁止される。
【0025】II 固定式収納部3の構成 上記固定式収納部3は、収納ラック11に取り付けられ
たメディアボックス19と同様な構成とされたメディア
ボックス40,41を2段に重ねてなる。このメディア
ボックス40,41は筐体8の前面パネル8bに設けら
れたメディアボックス取り付け部43に装着され、カー
トリッジを取り出すための開口部40c,41cがカー
トリッジ搬送部4に対向するように係止される。又、メ
ディアボックス40,41は、筐体8の前面より装着脱
され夫々ボックス毎別のものと交換することができる。
【0026】又、メディアボックス40,41の開口部
40c,41cの上下部には、前述したはみ出し検出機
構15と同様に、メディアボックス40,41からカー
トリッジがはみ出しているかどうかを光学的に検出する
ための発光素子61,受光素子44が配設されている。
【0027】III カートリッジ搬送部4の構成 カートリッジ搬送部4は、ベース17上に垂立するリー
ドスクリュウ45と、リードスクリュウ45に沿って昇
降するキャリッジ46と、キャリッジ46を駆動するキ
ャリッジ昇降駆動部(キャリッジ駆動手段)47と、よ
りなる。
【0028】リードスクリュウ45は、ボールネジより
なり、両端をベース17及びフレーム(図示せず)の上
部に設けられた軸受49,50により回転自在に支承さ
れている。キャリッジ昇降駆動部47は、昇降用モータ
51と、昇降用モータ51の回転を減速してリードスク
リュウ45に伝達する減速機構52とよりなる。
【0029】キャリッジ46には、リードスクリュウ4
5に螺合する螺合部(図示せず)が設けられており、昇
降用モータ51によりリードスクリュウ45が回転駆動
されると、その回転量及び回転方向に応じて昇降する。
尚、昇降用モータ51はステッピングモータよりなり、
供給されたパルス数に応じた角度回転駆動する。又、減
速機構52は大径プーリ52aと小径プーリ52bとの
間にベルト52cを張設してなり、キャリッジ46の昇
降速度は大径プーリ52aと小径プーリ52bとの減速
比により決まる。
【0030】キャリッジ46は内部にカートリッジを移
動させるカートリッジ移動機構(図示せず)を有し、上
記収納ラック11,固定式収納部3,カートリッジロー
ディング部5のいずれかから指定されたカートリッジを
取り出して内部に収納し、キャリッジ昇降駆動部47に
より上昇して前述した第1の記録再生部6又は第2の記
録再生部7の空いている方にカートリッジを挿入する。
【0031】又、キャリッジ46には昇降位置を検出す
る昇降位置検出機構53が設けられている。この昇降位
置検出機構53は、キャリッジ46に設けられた突出片
46aを各位置で検出するように設けられたロワーリミ
ットセンサ54、ホームポジション検出センサ55と、
アッパリミットセンサ56と、上記収納ラック11の収
納室19b(19b1 〜19b20)に収納されたカート
リッジとキャリッジ46との相対的位置決めをするキャ
リッジ位置決めセンサ57と、メディアボックス19,
40,41内のカートリッジの有無を検出するカートリ
ッジ検出センサ62とよりなる。
【0032】上記各センサ54〜56はフォトインタラ
プタよりなり、キャリッジ位置決めセンサ57は反射式
の光センサよりなる。従って、各センサ54〜57から
の検出信号を得ることによりキャリッジ46の昇降位置
が判別されるとともに、センサ62からの検出信号によ
りカートリッジの有無が検出される。
【0033】又、筐体8内には、キャリッジ46がロワ
ー位置の停止位置にあることを検出されると、キャリッ
ジ46を係止するキャリッジロック機構58が設けられ
ている。このキャリッジロック機構58は、キャリッジ
46に横方向から嵌合する係止ロッド59と、係止ロッ
ド59を駆動させるソレノイド60とよりなる。
【0034】IV カートリッジローディング部5の概略
構成 カートリッジローディング部5は筐体8の前面部に取り
付けられ、前面パネル8bにカートリッジ挿入口(図示
せず)を有し、後面側にカートリッジが通過するカート
リッジ通路73が開口している。又、カートリッジロー
ディング部5には、カートリッジ挿入口から挿入された
カートリッジをキャリッジ46へ移送させ、あるいはキ
ャリッジ46から返却されたカートリッジをカートリッ
ジ挿入口へ移送させるカートリッジ移送機構(図示せ
ず)が設けられている。
【0035】又、カートリッジローディング部5の下部
には、キャリッジ46を第1の記録再生部6又は第2の
記録再生部7に位置決めするための位置決めプレート6
3が配設されている。
【0036】V 第1,第2の記録再生部6,7の構成 上記第1,第2の記録再生部6,7には、上記キャリッ
ジ46により搬送されたカートリッジ内に収納されてい
る光磁気ディスクに記録されているデータを読み取りあ
るいは光磁気ディスクにデータを書き込むピックアップ
(図示せず)が設けられている。
【0037】又、記録再生部6,7は、夫々同一構成で
あり、カートリッジを選択してから記録再生を開始する
までの時間を短縮するため、一対設けられている。従っ
て、一対の記録再生部6,7は交互にカートリッジが挿
入され、一方が記録再生を行っている間に、他方が記録
再生済のカートリッジを返却する。
【0038】次に、カートリッジローディング部5の内
部構成及び回転式収納部2,固定式収納部3のカートリ
ッジロック機構71を説明するとともに、キャリッジ4
6の構成について詳細に説明する。
【0039】VI カートリッジローディング部5の詳細
な構成 図4及び図5中、カートリッジローディング部5は、筐
体8の前面部に取り付けられたベース72と、ベース7
2に設けられたカートリッジ通路73と、カートリッジ
通路73の前面側に開口するカートリッジ挿入口73a
を開閉する開閉機構74と、カートリッジ通路73内に
挿入されたカートリッジをオートチェンジャ1内に送出
するカートリッジ送出口73b方向に移送するカートリ
ッジローディング機構76と、カートリッジ通路73内
に挿入されたカートリッジを係止するカートリッジロッ
ク機構(係止機構)77とよりなる。
【0040】又、ベース72のカートリッジ通路73側
面には、カートリッジ挿入口73aより挿入されたカー
トリッジの先端がカートリッジ通路73の中間位置を通
過したことを検出するカートリッジ挿入検出センサ78
と、カートリッジの先端がカートリッジ通路73のカー
トリッジ送出口73bに達したことを検出するカートリ
ッジ挿入完了検出センサ(検出手段)79と、が配設さ
れている。この検出センサ78,79はフォトインタラ
プタよりなり、カートリッジの側面が通過して検出光を
遮断することにより検出信号を出力する。
【0041】上記開閉機構74は、カートリッジの厚さ
寸法よりも充分に大きい直径を有するローラ80と、ロ
ーラ80の中心を長手方向に貫通する軸81と、軸81
の両端を軸承する回動アーム82と、回動アーム82を
A方向に付勢するコイルバネ83とよりなる。回動アー
ム82はローラ80の上方に横架された横架部82aの
両端に腕部82b,82cが設けられ、腕部82b,8
2cの端部がベース72の両側面に設けられたピン84
により回動自在に支承されている。又、ローラ80は上
記一対の腕部82b,82cにより軸承された軸81に
対して回転できるように組み付けられている。
【0042】カートリッジの挿入前のローラ80は、上
記コイルバネ83の引っ張り力によりカートリッジ挿入
口73aを閉塞するようにカートリッジ通路73の底面
73cに当接する位置に降下しており、図6に示すよう
にカートリッジが挿入されると、回転しながらカートリ
ッジK(1点鎖線で示す)の前端に乗り上げ、回動アー
ム82をB方向に回動させる。そして、カートリッジの
上面にローラ80が当接することによりカートリッジの
挿入速度が減速されて勢い良く挿入されることが防止さ
れるとともに、挿入動作のガタツキが防止される。又、
カートリッジ排出動作のときも上記と同様な効果があ
る。
【0043】尚、カートリッジの挿入動作とともにロー
ラ80が転動するため、カートリッジ挿入時の負荷は比
較的小さい。
【0044】カートリッジローディング機構76は、ブ
ラケット85に設けられたローディングモータ86と、
モータ86の出力軸86aに設けられたギヤ86bに噛
合してモータ86の回転を減速する減速ギヤ87と、減
速ギヤ87に嵌合してカートリッジ通路73の上部に横
架された軸88と、軸88に嵌合された一対のゴムロー
ラ89と、軸88を回転自在に軸承するとともにベース
72の上面に回動自在に支承された回動部材90と、回
動部材90を下方に付勢するコイルバネ91とよりな
る。尚、上記ローラ89は、カートリッジ通路73に挿
入されたカートリッジの上面に当接し、且つカートリッ
ジの挿入方向上検出センサ78と同じ位置に設けられて
いる。
【0045】従って、カートリッジがカートリッジ挿入
口73aよりカートリッジ通路73に挿入されて検出セ
ンサ78により検出されると、モータ86が駆動されて
減速ギヤ87,軸88,ローラ89が反時計方向に回転
駆動され、カートリッジはローラ89の回転により装置
内に引き込まれる。
【0046】図7に示すように、カートリッジKは合成
樹脂製のケース100内に記録媒体としてのディスク1
01(図7中、破線で示す)が収納されてなり、ケース
100の上面及び下面には記録再生用ピックアップ(図
示せず)が対向する開口101aが穿設されている。こ
の開口101aは、通常シャッタ102により閉塞され
ており、塵埃がケース100内に侵入しないようになっ
ている。
【0047】そして、シャッタ102はカートリッジK
が上記記録再生部6,7に装着されたとき、矢印で示す
方向にスライドして開口101aを開にする。尚、ケー
ス100の下面側には、ディスク101を回転駆動する
ためのターンテーブル(図示せず)が挿入される開口
(図示せず)が穿設されており、この下面側の開口も上
記シャッタ102により開閉される。
【0048】又、ケース100の両側面には、後述する
カートリッジロック機構77のロックピン95aが嵌合
する凹部103が設けられている。この凹部103は、
ケース100の側面に開口しているだけでなく、上面か
ら下面に貫通している。
【0049】本発明の要部を構成するカートリッジロッ
ク機構77は、ベース72の上面に固定されたブラケッ
ト92に取り付けられたソレノイド93と、ソレノイド
93に駆動されるロッド93aに連結されて横方向に延
在する連結ロッド94と、一端が連結ロッド94を介し
てロッド93aに連結され、他端のロックピン95aが
設けられブラケット92より前方に突出する軸92aに
支承された回動レバー95と、カートリッジがロックさ
れたことを検出する検出スイッチ96とよりなる。
【0050】回動レバー95はソレノイド93のロッド
93aがC方向に駆動されると、軸92aを中心に回動
してロックピン95aをカートリッジ通路73内に進入
させ、カートリッジKの側面に設けられた凹部103に
嵌合させる。即ち、カートリッジKがカートリッジ通路
73内に挿入されて前述したようにカートリッジローデ
ィング機構76D動作すると、カートリッジKの先端が
検出センサ79により検出される。
【0051】この検出センサ79からの検出信号に基づ
いて上記ソレノイド93が励磁され、ロッド93aがC
方向に駆動されてロックピン95aがカートリッジKの
側方より凹部103に進入する。これにより、カートリ
ッジローディング部5のカートリッジ通路73に挿入さ
れたカートリッジKは、所定挿入位置で係止される。
【0052】カートリッジKがカートリッジ通路73内
に挿入される前は、ソレノイド93のロッド93aがD
方向に変位しており、ロックピン95aは図7中、破線
で示す位置に変位してカートリッジ通路73から離脱し
ている。そのため、ロックピン95aがカートリッジK
の挿入操作を妨げることはない。
【0053】又、カートリッジKがカートリッジ通路7
3内に挿入される前は、ソレノイド93のロッド93a
に連結された連結ロッド94は、検出スイッチ96に当
接している。しかし、上記のようにソレノイド93が励
磁されてロッド93aがC方向に駆動されると、連結ロ
ッド94は検出スイッチ96から離間して検出スイッチ
96をオフに切り換える。これにより、カートリッジが
上記カートリッジロック機構77によりロックされたこ
とが確認され、ソレノイド93が消磁されてロッド93
aがD方向に駆動されて検出スイッチ96がオンに切り
換わるとロック解除されたことが確認される。
【0054】従って、カートリッジ通路73内に挿入さ
れたカートリッジKは、上記カートリッジロック機構7
7のロックピン95aにより、一旦係止されるため、他
のカートリッジKを誤ってカートリッジローディング部
5に挿入しようとしても、既にカートリッジロック機構
77に係止されたカートリッジKの後端に当接してそれ
以上挿入することができない。そのため、カートリッジ
ローディング部5に別にカートリッジKが挿入されてい
るのを知らずに他のカートリッジKをカートリッジロー
ディング部5に挿入しようとしても、カートリッジロッ
ク機構77に係止されたカートリッジにより誤挿入が防
止される。
【0055】又、既にカートリッジ通路73内に挿入さ
れたカートリッジKは、後から挿入されたカートリッジ
Kに押圧されても装置内部に押し出されることがなく、
昇降移動するキャリッジ46に衝突することが防止さ
れ、あるいはカートリッジ通路73から脱落して装置内
部に落下してしまうことが防止される。
【0056】上記カートリッジロック機構77は、キャ
リッジ46がキャリッジ昇降駆動部47の昇降用モータ
51が駆動されてリードスクリュウ45に沿ってカート
リッジローディング部5に対向する位置に到着し、且つ
キャリッジ46内に別のカートリッジKが無いときにロ
ック解除動作を行う。
【0057】即ち、上記アッパリミットセンサ56によ
りキャリッジ46がカートリッジローディング部5に対
向する位置に到着したことが検出されるとともに、制御
回路64からカートリッジローディング部5に挿入され
たカートリッジKを記録再生部6,7のいずれかに装着
するように指示があったとき、上記ソレノイド93が消
磁されてロックピン95aがカートリッジKの凹部10
3から離脱する。このように、カートリッジロック機構
77によるカートリッジKのロックが解除される。
【0058】この後、カートリッジローディング部5に
設けられたカートリッジローディング機構76のローデ
ィングモータ86が駆動される。そのため、カートリッ
ジKの圧着されたローラ89は、ローディングモータ8
6により回転駆動されてカートリッジ通路73内に挿入
されたカートリッジKをキャリッジ46へ移動させる。
従って、カートリッジロック機構77によるロックが解
除されたカートリッジKは、カートリッジ通路73を通
過してキャリッジ46内に挿入される。さらに、キャリ
ッジ46内に挿入されたカートリッジKは、キャリッジ
46に設けられたカートリッジ移送機構(図示せず)に
より記録再生部6,7のいずれかに装着される。
【0059】尚、上記実施例では、光磁気ディスクがカ
ートリッジに収納されているものとして説明したが、こ
れに限らず、例えば光ディスク,磁気ディスク,テープ
カセット等の記録媒体を使用する装置にも適用すること
ができるのは勿論である。
【0060】又、上記実施例では、ソレノイド93,連
結ロッド94,ロックピン95aを有する回動レバー9
5,検出スイッチ96よりなるカートリッジロック機構
77を用いてカートリッジを係止したが、係止手段とし
てはこれに限らず、他の機構を使用しても良いのは勿論
である。
【0061】
【発明の効果】上述の如く、本発明になるオートチェン
ジャは、記録媒体挿入部内の所定挿入位置に記録媒体が
挿入されると、係止手段が記録媒体を係止するため、記
録媒体挿入部内の記録媒体を移動不可状態に保持して後
から他の記録媒体が挿入されることを防止するととも
に、既に記録媒体挿入部内に挿入された記録媒体が後か
ら挿入された記録媒体に押圧されて装置内部に突出して
キャリッジに衝突したり、あるいは記録媒体が装置内部
に落下してキャリッジが動作不能になることを防止する
ことができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるオートチェンジャの一実施例の縦
断面図である。
【図2】オートチェンジャの側断面図である。
【図3】オートチェンジャの平面図である。
【図4】カートリッジローディング部の平面図である。
【図5】カートリッジローディング部の側面図である。
【図6】カートリッジローディング部にカートリッジが
挿入されたときの動作を示す側面図である。
【図7】カートリッジの形状を示す図である。
【符号の説明】
1 オートチェンジャ 2 回転式収納部 3 固定式収納部 4 カートリッジ搬送部 5 カートリッジローディング部 6 第1の記録再生部 7 第2の記録再生部 11 収納ラック 12 収納ラック駆動機構 13 位置検出機構 14 収納ラックロック機構 15 はみ出し検出機構 16 ターンテーブル 19 メディアボックス 19A〜19D メディアブロック 19b(19b1 〜19b20) 収納室 21 駆動用回転体 40c,41c 開口部 43 メディアボックス 46 キャリッジ 47 キャリッジ昇降駆動部 49,50 軸受 51 昇降用モータ 53 昇降位置検出機構 62 カートリッジ検出センサ 63 位置決めプレート 64 制御回路 73 カートリッジ通路 74 開閉機構 76 カートリッジローディング機構 77 カートリッジロック機構 80 ローラ 82 回動アーム 83 コイルバネ 93 ソレノイド 103 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 達也 兵庫県神戸市兵庫区小松通5丁目1番16号 株式会社神菱ハイテック内 (72)発明者 中谷 一雄 東京都武蔵野市中町3丁目7番3号 ティ アック株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から記録媒体が挿入される記録媒体
    挿入部と、該記録媒体挿入部に挿入された記録媒体を記
    録再生部に搬送するキャリッジと、を有するオートチェ
    ンジャにおいて、 前記記録媒体挿入部内の所定挿入位置に前記記録媒体が
    挿入されたことを検出する検出手段と、 該検出手段より出力された検出信号に基づいて前記記録
    媒体を所定挿入位置に係止する係止手段と、 を備えてなることを特徴とするオートチェンジャ。
JP5211962A 1993-08-26 1993-08-26 オートチェンジャ Pending JPH0765483A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014116038A (ja) * 2012-12-06 2014-06-26 Nec Corp ロック機構およびライブラリ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014116038A (ja) * 2012-12-06 2014-06-26 Nec Corp ロック機構およびライブラリ装置

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