JP2000194955A - 車載用音響機器の盗難防止方法及び装置 - Google Patents

車載用音響機器の盗難防止方法及び装置

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JP2000194955A
JP2000194955A JP10373562A JP37356298A JP2000194955A JP 2000194955 A JP2000194955 A JP 2000194955A JP 10373562 A JP10373562 A JP 10373562A JP 37356298 A JP37356298 A JP 37356298A JP 2000194955 A JP2000194955 A JP 2000194955A
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Masami Yoshioka
雅巳 吉岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 盗難防止機能の解除や認識処理のための待機
時間を短縮する。正確な解除コードを入力しない限り外
部機器の認識処理を実行しない。 【解決手段】 電源に接続されている機器本体1と、こ
の機器本体2に対して通信線を介して接続された複数の
外部機器2a〜2nとを備えている。機器本体1には機
器本体及び各外部機器の制御部12と、前記制御部12
に対する信号を入力して機器本体及び各外部機器を操作
する操作キー13が設けられている。制御部12には、
初期電源投入検出手段20と、正しい解除コードの入力
を促す盗難防止手段30と、正しい解除コードが入力さ
れた場合に外部機器の認識処理を実行する認識処理手段
40とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、制御部を
有する機器本体に対して複数の外部機器を接続して構成
された車載用音響機器の盗難防止方法及び装置に関する
ものである。特に、本発明は、機器本体に機械的及び電
気的に接続されている複数の外部機器を、機器本体内の
制御部が認識することによって各外部機器の動作を可能
とした機器において、所定の解除コードが入力された場
合にのみ各機器の動作を可能として、解除コードを知ら
ぬ第三者による盗難を防止する技術に係る。
【0002】
【従来の技術】最近の車載用の音響装置は、制御部を内
蔵した機器本体に対して、使用者の好みに応じて複数台
(複数種類)の外部機器を双方向データ通信線を介して
接続することにより、各外部機器を機器本体によって集
中して制御している。この場合、機器本体には、コンピ
ュータを利用した制御部が内蔵され、その操作パネルに
は各機器の状態などを示す表示部や操作用のボタン、ノ
ブ、ダイヤルなど(操作キーと総称する)が設けられて
いる。外部機器としては、一般にソース機器と呼ばれる
ラジオ、カセットデッキ、CD、CDオートチェンジ
ャ、MD、MDオートチェンジャ、スペアナなど使用さ
れる。
【0003】このような車載用の音響装置においては、
制御部に外部機器を接続した場合、制御部と外部機器と
を単に機械的・電気的に接続するだけではなく、制御部
によって操作可能なように外部機器を認識させる必要が
ある。従来、このような車載用音響装置における外部機
器の認識処理(接続確認とも呼ばれる)は、 (1) 車両のイグニッションキーなどによって機器本体の
電源をオン・オフできる場合には、イグニッションキー
を回したときなどの音響機器の電源投入時。 (2) 機器本体に外部機器が新しく接続された時、すなわ
ち、スレーブである外部機器の新規動作時。 (3) 機器本体の新しい動作時(最初に電源に接続した
時)や、リセットスイッチを押して初期状態に戻した
時。
【0004】に行っていた。これらは必ず(1) から(3)
で行うわけではなく、(1) や(2) は行わない場合が多
い。また、(2) (3) は新たな外部機器を接続した場合の
ように、機器本体と外部機器との関係に変化があったこ
とが分かっている場合に行われる。
【0005】一方、車載用の音響機器については、盗難
防止装置を組み込むことが従来から知られている。この
盗難防止装置には各種のものがあるが、その一つに、制
御部に設けられたキー(押しボタンなど)を利用して正
しい解除コードが入力された場合に、機器本体やそれに
接続した外部機器の操作を可能とする装置がある。
【0006】この従来の盗難防止装置では、盗難された
音響機器を再度車両に設置する状態の可能性がある新た
なバックアップ電源の投入時になると、制御部に設けら
れた表示部に解除コードの入力を促す表示がなされる。
そして、この表示に従って解除コードを入力すると、制
御部内に設けられているROMなどの記憶手段に記憶さ
れている暗証コードと入力された解除コードとが比較さ
れる。そして、正しい解除コードが入力されるまでの間
は制御部が正常動作に移ることが阻止されており、正し
い解除コードの入力が検出されると制御部が正常動作に
移る。
【0007】ところが、このような盗難防止装置を組み
込んだ従来の車載用音響機器は、前記のような制御部と
外部機器との接続確認を行う構成ではなかった。そのた
め、従来の音響機器において、未接続の外部機器が存在
した場合、解除コードを入力して盗難防止装置のロック
を解除して正常動作へ移行した後に、ファンクションキ
ーを利用して未接続の外部機器に対する切換を行った場
合に、はじめて未接続機器の存在が判明するという不都
合があった。
【0008】そこで、この解除コードによる盗難防止装
置を前記の外部機器の認識処理を行う車載用音響機器に
適用することが考えられる。この場合、前記(1) のよう
にイグニッションキーによる電源投入時にいちいち解除
コードを入力することは煩雑であるため、(3) の状態で
解除コードを入力する。このことは、車載用音響機器が
盗難されて他の車両に設置される場合、通常は(3) の状
態となることから考えても、盗難防止として有効であ
る。
【0009】そこで、図5の表示例に示すように、車載
用音響機器が(3) の状況になった場合に、まず、表示部
に接続確認操作を促す表示51を行い、これに従って接
続確認開始キーの操作が行われると、接続確認作業が行
われると共にこの確認作業中の表示52がなされる。接
続確認作業が終了すると、解除コードの入力を促す表示
53が行われ、これに従って入力された解除コードの適
否が確認される。解除コードが適正な場合には、音響機
器は通常動作に移り、表示部には、選択された内部機器
や外部機器の状態に関する表示54がなされる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記のよう
な解除コードを利用した盗難防止装置と、外部機器の接
続確認を行う方法では、次のような欠点を有していた。
すなわち、最近の車載用音響装置では、機器本体に接続
する外部機器の数が多くなり、複雑なチェックを行うた
めに、すべての外部機器の接続状態を確認するのに時間
がかかる。例えば、数台の外部機器を接続した場合、す
べての外部機器の接続確認には、電源投入から数〜10
秒程度かかる。そのため、電源投入から解除コードの入
力までに長い待機時間が必要であり、車両の運転を開始
するまでに長い時間を要することもあって、使用者にと
って使い難い欠点があった。
【0011】また、先に接続確認がなされると、その時
点で外部機器が使用可能になるので、解除コードによる
盗難防止機能を回避できる外部機器の使用が可能になる
不都合もあった。例えば、図6に示す音響機器は、一つ
の本体ケース61の内部に操作用のキーや表示部を備え
た制御部62、接続されている内部機器及び外部機器の
接続状態を管理する通信線管理部63、オーディオ部6
4、ラジオ部65、カセット部66を、通信線(データ
バス)67を介して接続した状態で内蔵している。ま
た、外部機器ケース68内には、CDプレーヤ69とそ
の制御部70が設けられ、これらCDプレーヤ69及び
制御部70が通信線67を介して、本体ケース61内の
制御部62や通信線管理部63に接続されている。
【0012】このような音響機器において、本体ケース
61内の制御部62には、盗難防止機能が与えられてお
り、解除コードを入力しない限り正常動作が阻止されて
いたとしても、外部機器であるCDプレーヤ69の制御
部70に盗難防止機能がなく、しかもこの制御部70か
ら通信線管理部63を介して各内部機器や外部機器を制
御できる構成になっていることがある。また、すべての
機器の使用が不可能でも、外部機器のみを単独で使用で
きる場合もある。このような場合、前記のように最初に
各機器の接続確認を行って、次に解除コードのチェック
を行うような方法では、接続確認により外部機器が使用
可能になっているので、解除コードを入力しなくても外
部機器の制御部70側から音響機器の制御を行うことが
可能になり、装置全体として見れば盗難防止機能が果た
されなくなる問題があった。
【0013】本発明は、上述したような問題点を解消す
るために提案されたもので、その目的は、バックアップ
電源の立ち上げから、盗難防止用の解除コードの入力及
び接続確認処理までの操作に長い待機時間を必要とする
ことなく、しかも、盗難防止機能を有しない外部機器か
らの制御によって内部機器あるいは外部機器を制御する
ことを不可能として、盗難防止機能をより効果的に発揮
することのできる車載用音響機器の盗難防止方法及び装
置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、機器本体に設けられた
制御部と、この機器本体に対して通信線を介して接続さ
れた外部機器とを備え、前記機器本体に接続されている
外部機器の認識処理を行うことにより、前記制御部によ
る外部機器の制御を可能とする車載用音響機器の盗難防
止方法において、前記車載用音響機器に対する初期電源
投入時に、盗難防止用の解除コードの入力を促すステッ
プと、入力された解除コードと前記制御部内に予め記憶
されている暗証コードとの照合を行うステップと、入力
された解除コードと暗証コードが一致した場合に、機器
本体を立ち上げて動作状態に移行させ、機器本体に接続
されている外部機器の認識処理を実行するステップとを
有することを特徴とする。
【0015】請求項2に記載の発明は、電源に接続され
ている機器本体とこの機器本体に対して通信線を介して
接続された外部機器とを備え、前記機器本体には機器本
体及び外部機器の制御部と、前記制御部に対する信号を
入力して機器本体及び外部機器を操作する操作キーと、
機器本体あるいは外部機器の状態を有する表示手段が設
けられた車載用音響機器の盗難防止装置において、この
機器本体に対する初期電源の投入を監視する手段と、こ
の監視手段からの電源投入検出信号を受けて盗難防止用
の解除コードの入力を促し、入力された解除コードと前
記制御部内に予め記憶されている暗証コードとの照合を
行なう盗難防止手段と、前記盗難防止手段からの解除コ
ードと暗証コードが一致した場合に、機器本体を立ち上
げて動作状態に移行させ、機器本体に通信線を介して接
続されている外部機器の認識処理を実行する認識処理手
段とを備えていることを特徴とする。
【0016】このような構成を有する請求項1及び請求
項2に記載の発明においては、初期電源の投入時に、ま
ず盗難防止用の解除コードの入力が促される。この時点
では、音響機器は動作状態に移行しておらず、外部機器
の認識も行われていない。従って、正しい解除コードが
入力されない限り、機器本体や外部機器を使用すること
は不可能である。正しい解除コードが入力されると、こ
の解除コードの入力を契機として機器本体が動作状態に
移行すると共に外部機器の認識処理が行われる。すなわ
ち、使用者に対して、解除コードの入力に引き続いて認
識処理のための操作を促す必要もなく、使用者は単に解
除コードのみを入力すればよいので、キー入力のための
待機時間も不要となり、操作性が向上する。
【0017】請求項3の発明は、前記初期電源の投入を
監視する手段が、音響機器を電源に接続した際に、外部
機器の認識処理データの有無に従って、初期電源が投入
されたことを判定することを特徴とする。このような構
成の請求項3記載の発明によれば、盗難の可能性がなく
外部機器の認識データを有する工場出荷時などの電源接
続時には、盗難防止機能の解除コードを入力する必要が
なく、また認識処理も行わず、直ちに通常の動作に入る
ことができる。一方、盗難時のように認識データが失わ
れた状態で電源が投入されると、解除コードの入力が要
求される。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に従っ
て具体的に説明する。なお、以下に示す実施の形態の各
機能は、所定のメカニズムやソフトウェアがコンピュー
タおよび周辺機器を制御することで実現されるものであ
り、本明細書では、各機能や各処理に対応する「……手
段」などの仮想的回路ブロックを想定して、発明および
実施の形態を説明している。このため、各ブロックに対
して、これを実現する各ハードウェア要素やソフトウェ
ア要素は1対1には対応しない。
【0019】(1)実施形態の構成 本実施形態の装置は、図1に示すように、機器本体1
と、これにデータ通信線3を介して接続された複数の外
部機器2a〜2nとから構成されている。機器本体1
は、一般にセンターユニットと呼ばれ、機器本体自身の
機能として、タイマー、時計などの内部機器11が組み
込まれている。一方、外部機器2a〜2nとしては、例
えば、ラジオ、テレビ、CD、第1のCDオートチェン
ジャ、第2のCDオートチェンジャ、MD、MDオート
チェンジャ、スペアナなどである。機器本体1及び各外
部機器2a〜2nは図示しないバッテリに接続されてお
り、通常ではバックアップ電源が常に供給されている。
すなわち、機器本体1には、「POWER」キーと呼ば
れる動作スイッチが設けられていて、この動作スイッチ
をオン・オフすることにより、機器本体及び各外部機器
が休止状態と動作状態とに切り替わる。ただし、休止状
態においても、各外部機器をソースとした演奏が停止さ
れるだけであり、機器本体1そのものには前記のバック
アップ電源が供給されている。従って、本実施形態で
は、時計などの内部機器11の動作と表示部におけるそ
の出力表示は行われる。なお、イグニッションキーとこ
の機器本体とを連動させることにより、アクセサリース
イッチがオフの場合には、内部機器11の出力表示を停
止することもできるが、その場合でも、コンピュータの
内蔵タイマや各機器の状態を記憶したRAMの電源確保
のために、バックアップ電源は確保されている。
【0020】機器本体1には、前記内部機器11及び外
部機器2a〜2nを制御するためのコンピュータである
制御部12と、この制御部12に各種の指令を入力する
ための複数の操作キー13と、各機器の動作状態などを
表示する表示部14が設けられている。この制御部12
は、操作キー13からの入力をコード化して、内部機器
11及びデータ通信線3を通じて各外部機器2a〜2n
に指令を与えると共に、内部機器11や各外部機器2a
〜2nからの表示データなどを表示部14に送って所定
の表示を行わせるものである。また、この制御部12
は、各ソース機器からの音声出力信号を制御して、図示
しないスピーカからの再生音を制御する機能も有する。
【0021】本実施形態においては、前記制御部12に
は、図2に示すように、初期電源(バックアップ電源)
の投入を監視する監視手段20と、解除コードを利用し
た盗難防止手段30と、各外部機器2a〜2nの認識処
理を制御する認識処理制御手段40が接続されている。
【0022】前記初期電源投入の監視手段20は、機器
本体1の初期電源が投入されたことを検出して、表示部
14に対して解除コードの入力を促す表示を行わせるも
のである。すなわち、盗難防止装置を備えた音響機器を
はじめて車両に搭載したり、あるいは修理その他で取り
外した後再度車両に搭載した場合、音響機器をバッテリ
に接続した時点で初期電源が投入されることになる。こ
の初期電源は、その後音響機器を取り外さない限り、常
時供給され、コンピュータのバックアップ電源として使
用される。この初期電源投入の監視手段20は、このバ
ックアップ電源の投入を検出するものである。
【0023】なお、本実施形態では、この監視手段20
は、工場出荷直後の初期起動と、いったん設置した音響
機器を車両から取り外した後、再度電源に接続する場合
の初期電源投入とを区別できる構成になっている。すな
わち、工場出荷時のような場合には、その検査工程にお
いて既に接続確認がなされており、しかもその接続確認
の結果は一時的な記憶手段(例えば、バッテリやコンデ
ンサ等の電源を利用してRAMに記憶させておく)に蓄
積されている。そこで、初期電源投入監視手段20で
は、制御部12を介して図示しない一時的な記憶手段に
アクセスし、この記憶手段に認識処理の結果が記憶され
ているか否かを検査することにより、出荷時における接
続確認(認識処理)済みの初期起動か、それとも出荷後
の接続確認が行われていない電源投入かを判定する。
【0024】盗難防止手段30には、操作キー13から
入力された解除コードを検出する検出手段31と、予め
定められた暗証コードを記憶するROMなどの記憶手段
32と、入力された解除コードと予め記憶されていた暗
証コードとを照合するコード照合手段33に接続されて
いる。このコード照合手段33は、両コードが一致した
場合に、制御部12に対して、機器本体1を立ち上げて
動作状態に移行させる信号を出力するものである。
【0025】認識処理手段40は、前記照合手段33か
らの機器本体を動作状態に移行させる信号を受けて、デ
ータ通信線3を通じて各外部機器2a〜2nに対して順
番に認識判定用のコードを出力する。そして、対応する
外部機器2a〜2nからデータ通信線3を通じて一定時
間内に確認データが返信された場合に、確認データの検
出された外部機器を制御可能な機器としてメモリなどの
記憶手段に登録するものである。この認識処理手段40
による各外部機器の認識結果は、機器本体1に設けられ
た表示部14に出力される。
【0026】(2)実施形態の作用 前記のように構成された本実施形態の作用を、図3のフ
ローチャート及び図4の表示部14の表示例に従って説
明する。
【0027】本実施形態の盗難防止装置を備えた音響機
器に初期電源が投入されると、これを検出した監視手段
20からの信号に従い、システムが起動して、制御部1
2に内蔵されたCPUの初期化、バスラインの初期化が
行われる(ステップ1,2)。なお、工場出荷時のよう
な場合には、その検査工程において既に接続確認がなさ
れており、しかもその接続確認の結果は一時的な記憶手
段(例えば、バッテリやコンデンサ等の電源を利用して
RAMに記憶させておく)に蓄積されている。そこで、
制御部12は、ステップS3において、これが出荷時に
おける接続確認(認識処理)済みの初期起動か、それと
も出荷後の接続確認が行われていない電源投入かを判定
する。認識処理済みの初期起動の場合には、盗難防止の
解除及び認識処理を行うことなく、直ちにシステムの立
ち上げが完了する(ステップ3のYES)。
【0028】一方、初期起動でない場合には(ステップ
3のNO)、制御部12は外部機器の認識処理の要求を
行い(ステップ4)、この認識処理の要求に従い表示部
14に盗難防止解除コードの入力を促す表示、例えば図
4の(a)に示すような表示がなされる。この表示に従
い、解除コードが入力されると(ステップ5)、コード
照合手段33が予め記憶手段32に記憶されている暗証
コードとの照合を行い、入力された解除コードが正しい
場合には(ステップ6のYES)、制御部12から認識
開始信号が認識処理手段40に出力される。
【0029】この信号を受けて認識処理手段40が第1
の外部機器に認識判定用のコードを送信して(ステップ
7)、認識処理を実行する。所定時間内に第1の外部機
器からの認識データが返送された場合には、認識処理部
40は当該外部機器が認識されたと判定して、また認識
データが返送されない場合には認識され不能と判定し、
次の外部機器の認識処理に移る。すべての外部機器に対
する認識処理が終了した後は(ステップ8)、その結果
を認識情報としてメモリに記録する。各外部機器の認識
処理が終了すると、認識された各外部機器の使用が可能
になり、表示部14には制御部12によって選択されて
いる内部機器や外部機器の状態を表す表示、例えば図4
の(b)のような表示がなされる。
【0030】一方、解除コードが不正な場合には(ステ
ップ6のNO)、正しい解除コードが入力されるまで繰
り返し解除コードの入力を促したり、あるいは何度も不
正な解除コードが入力された場合にはシステムをロック
するなどの一連の盗難防止機能が実行される(ステップ
5)。
【0031】なお、本発明は、前記の実施の形態に限定
されるものではなく、工場出荷時の接続確認処理を記憶
することなく、図3のステップ1,2におけるCPUや
バスラインの初期化の後、直ちに解除コードの入力要求
を行うこともできる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、初期電源の投入時に正
確な解除コードを入力するだけの操作で、直ちに各機器
の認識処理が実行されるので、盗難防止機能の解除や認
識処理のための待機時間が短縮される。また、正確な解
除コードを入力しない限り外部機器の認識処理が実行さ
れることがないので、盗難防止機能を回避して音響機器
を操作することが不可能となり、優れた盗難防止機能を
発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の「車載用音響機器の盗難防止装置」の
一実施形態を示すブロック図。
【図2】図1の実施形態における制御部及び盗難防止装
置の詳細を示すブロック図。
【図3】図1の実施の形態の動作を説明するフローチャ
ート。
【図4】図1の実施形態における表示部の表示例を示す
図。
【図5】従来の「車載用音響機器の盗難防止装置」おけ
る表示部の表示例を示す図。
【図6】図5の従来技術の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1…機器本体 2a〜2n…外部機器 3…データ通信線 11…内部機器 12…制御部 13…操作キー 14…表示部 20…初期電源投入検出手段 30…盗難防止手段 31…解除コード検出手段 32…暗証コード記憶手段 33…コード照合手段 40…認識処理手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体に設けられた制御部と、この機
    器本体に対して通信線を介して接続された外部機器とを
    備え、前記機器本体に接続されている外部機器の認識処
    理を行うことにより、前記制御部による外部機器の制御
    を可能とする車載用音響機器の盗難防止方法において、 前記車載用音響機器に対する初期電源投入時に、盗難防
    止用の解除コードの入力を促すステップと、 入力された解除コードと前記制御部内に予め記憶されて
    いる暗証コードとの照合を行うステップと、 入力された解除コードと暗証コードが一致した場合に、
    機器本体を立ち上げて動作状態に移行させ、機器本体に
    接続されている外部機器の認識処理を実行するステップ
    とを有することを特徴とする車載用音響機器の盗難防止
    方法。
  2. 【請求項2】 電源に接続されている機器本体とこの機
    器本体に対して通信線を介して接続された外部機器とを
    備え、前記機器本体には機器本体及び外部機器の制御部
    と、前記制御部に対する信号を入力して機器本体及び外
    部機器を操作する操作キーと、機器本体あるいは外部機
    器の状態を有する表示手段が設けられた車載用音響機器
    の盗難防止装置において、 この機器本体に対する初期電源の投入を監視する手段
    と、 この監視手段からの電源投入検出信号を受けて盗難防止
    用の解除コードの入力を促し、入力された解除コードと
    前記制御部内に予め記憶されている暗証コードとの照合
    を行なう盗難防止手段と、 前記盗難防止手段からの解除コードと暗証コードが一致
    した場合に、機器本体を立ち上げて動作状態に移行さ
    せ、機器本体に通信線を介して接続されている外部機器
    の認識処理を実行する認識処理手段とを備えていること
    を特徴とする車載用音響機器の盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 前記初期電源の投入を監視する手段が、
    音響機器を電源に接続した際に、外部機器の認識処理デ
    ータの有無に従って、初期電源が投入されたことを判定
    することを特徴とする請求項2記載の車載用音響機器の
    盗難防止装置。
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