JP4036951B2 - 車載用音響装置における外部機器の認識処理方法及び装置 - Google Patents

車載用音響装置における外部機器の認識処理方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、制御部を有する装置本体に対して複数の外部機器を接続して構成された車載用音響装置に関するもので、特に、装置本体に機械的及び電気的に接続されている複数の外部機器を、装置本体内の制御部が認識処理できるか否かを検出し、認識処理が不能な外部機器がある場合には再認識を可能とした外部機器の認識方法及び装置に係る。
【0002】
【従来の技術】
最近の車載用の音響装置は、制御部を内蔵した装置本体に対して、使用者の好みに応じて複数台(複数種類)の外部機器を双方向データバスを介して接続することにより、各外部機器を装置本体によって集中して制御している。この場合、装置本体には、コンピュータを利用した制御部が内蔵され、その操作パネルには各機器の状態などを示す表示部や操作用のボタン、ノブ、ダイヤルなど(以下、総称して操作キーと呼ぶ)が設けられている。外部機器としては、一般にソース機器と呼ばれるラジオ、カセットデッキ、CD、CDオートチェンジャ、MD、MDオートチェンジャ、スペアナ(スペクトラム・アナライザー)など使用される。
【0003】
このような車載用の音響装置においては、制御部に外部機器を接続した場合、制御部と外部機器とを単に機械的・電気的に接続するだけではなく、制御部によって操作可能なように外部機器を認識させる必要がある。従来、このような車載用音響装置における外部機器の認識処理は、
(1) 車両のイグニッションキーなどによって装置本体の電源をオン・オフできる場合には、イグニッションキーを回したときなどの音響機器の電源投入時。
(2) 装置本体に外部機器が新しく接続された時、すなわち、スレーブである外部機器の新規動作時。
(3) 装置本体の新しい動作時(最初に電源に接続した時)や、リセットスイッチを押して初期状態に戻した時。
【0004】
に行っていた。これらは必ず(1) から(3) で行うわけではなく、(1) や(2) は行わない場合が多い。また、(2) (3) は新たな外部機器を接続した場合のように、装置本体と外部機器との関係に変化があったことが分かっている場合に行われる。
【0005】
しかし、最近のように装置本体に対して多数の外部機器を接続することが可能になった結果、装置本体と各外部機器とが電気的及び機械的に接続されていても、装置本体の制御部がすべての外部機器を認識できない状態が生じる。その原因としては、
(a) 車載用音響機器は、電源変動やノイズなどで装置本体と各外部機器との間で、通信エラーを起こす。
(b) 制御部を構成しているマイコンなどの不具合。
が考えられる。
【0006】
このように、電気的及び機械的に接続されているにもかかわらず、一部の外部機器が認識できない場合には、再度認識処理を行う必要がある。このような再度の認識処理は、前記(1) から(3) に述べたことと同じ状態を人為的に作り出すことである。すなわち、
(1) イグニッションキーによって装置本体の電源がオン・オフできる装置においては、電源を一旦切って再投入する。
(2) スレーブである外部機器を一旦装置本体から電気的・機械的に切り離し、再接続する。
(3) 装置本体のリセットスイッチを押すか、バッテリーの接続を一旦切って装置本体の電源をOFFにしてから再投入する。通常、車載用音響装置では、装置本体はイグニッションキーを抜いても電源に接続されているので、その電源を切るにはバッテリーから切り離す必要がある。このことは実質的に新しい装置本体を電源に接続することと同じである。
と言う手段のいずれかが必要となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記のような従来の認識処理の方法は、それぞれ次のような欠点を有していた。
【0008】
(1) イグニッションキーにより装置本体の電源をオン・オフさせることによって認識処理する方法。
この方法では、装置本体に電源を投入する度ごとに認識処理が毎回行われることになる。しかし、最近の車載用音響装置では、装置本体に接続する外部機器の数が多くなり、複雑なチェックを行うために、すべての外部機器を認識するのに時間がかかる。例えば、数台の外部機器を接続した場合、すべての外部機器の認識には、電源投入から数〜10秒程度かかる。一部の外部機器が認識できない場合、再認識のために時間がかかるのはやむを得ないとしても、イグニッションキーによって電源を投入する度に認識処理のための長い待機時間が必要であると、使用者にとってとても使いにくく、商品として成り立たない。
最近のように接続する外部機器が多くなると、認識処理の後に、各機器の接続状態を液晶ディスプレイなどの表示部に表示することが望ましい。しかし、車載用の音響装置では、イグニッションキーによりアクセサリースイッチをオンにすると同時に、車載用音響装置をスタートさせ、予め設定されている外部機器(前回アクセサリースイッチをオフにしたときと同じ外部機器)の演奏を開始するようになっている。そのため、前記のような認識結果の表示を行うと、開始された演奏に伴う種々の表示が不可能になる。
【0009】
(2) スレーブである外部機器を一旦装置本体から電気的・機械的に切り離し、再接続する方法。
一般に、この方法では、新しく接続された外部機器に電源が供給されて動作を開始すると、データバスを介して認識処理を要求するコマンドが装置本体の制御部に送られる。このコマンドを受信した装置本体が、すべての外部機器についてその認識処理を開始する。しかし、この方法は、既に装置本体に対して電気的及び機械的に接続されている外部機器を、わざわざ装置本体から取り外して再度接続するという作業を使用者に強いるものである。特に、車内コンソールパネルを分解できない場合のように、車両の構造上、外部機器によっては使用者が再接続を行うことができないことも多い。従って、車両や車載用音響装置のディーラーによって新しく外部機器を追加する場合には有効であっても、使用者が認識処理をする目的で、このような方法を採用することはあり得ない。
【0010】
(3) 装置本体のリセットスイッチを押すか、バッテリーの接続を一旦切って装置本体の電源をOFFにしてから再投入する方法。
バッテリーの接続を一旦切る方法も、前記(2) と同様に使用者が容易に実施できるものではない。
一方、リセットスイッチを押す方法は、異常状態から脱出する方法としては有効であるが、通常、車載用音響装置の装置本体に設けられているリセットスイッチは、装置全体の制御を行うコンピュータのリセットスイッチである。そのため、リセットスイッチを押すと、コンピュータが初期状態に復帰し、メモリに蓄積されたデータも初期化されてしまうことになる。その結果、使用者が蓄積したCDのタイトルや、選局用にプリセットメモリーに記憶させたラジオ局名などのデータも消えてしまう。本来の認識処理ではタイトルデータやプリセットメモリーのデータは保持されるので、この方法では余計なメモリクリア動作が行われることになり、単に認識処理のためにだけリセットスイッチを押すことはリスクが大きすぎる。
【0011】
以上述べたように、従来技術では、装置本体が外部機器を認識できない場合に再度の認識処理を行うことが簡単に実施できなかった。もちろん、装置本体にメモリクリアなどを行うことのない認識処理専用のスイッチを設けることは技術的に可能ではある。しかし、認識処理は装置本体を新たに設置したり、新たな外部機器を追加で接続する場合に一度行えば、後は装置本体に電源が供給されている限り必要のないものであって、使用頻度が極端に低いものであるから、専用のスイッチを設けることは無駄である。
【0012】
本発明は、上述したような従来技術の問題点を解消するために提案されたもので、その目的は、電気的及び機械的に接続されている外部機器を認識することができなかった場合に、再度の認識処理作業を簡単に実施することができ、しかも認識処理の前後で、各外部機器や装置本体が蓄積しているタイトル情報や周波数プリセット情報などは保持されているようにした車載用音響装置の外部機器の認識処理方法及び装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、電源に接続されている装置本体とこの装置本体に対して通信線を介して接続された複数の外部機器とを備え、前記装置本体には装置本体及び各外部機器の制御部と、前記制御部に対する信号を入力して装置本体及び各外部機器を操作する操作キーと、前記装置本体の休止状態と動作状態とを切り替える動作スイッチとが設けられた車載用音響装置における外部機器の認識処理方法において、前記装置本体及び前記外部機器の少なくとも一つが動作状態にある場合に、前記動作スイッチにより前記装置本体及び当該外部機器の休止状態への移行を受け付けるステップと、装置本体に通信線を介して接続されている外部機器の認識処理を実行する認識処理ステップと、前記装置本体の休止状態に、外部機器の認識処理を開始するための認識処理開始操作キーを用いて、この認識処理開始操作キーの操作を検出して前記認識処理ステップに動作指令を出力する監視ステップと、前記認識処理の終了を判定するステップと、前記認識処理の終了に基づき装置本体を休止状態に復帰させるステップと、前記動作スイッチにより動作状態にあった前記装置本体及び外部機器が休止状態に移行した場合には、前記装置本体及び当該外部機器が動作状態にあったことを記憶し、前記認識処理の終了後に当該外部機器を再び動作状態に復帰させるステップと、を備えることを特徴とする。
【0014】
請求項2に記載の発明は、電源に接続されている装置本体とこの装置本体に対して通信線を介して接続された複数の外部機器とを備え、前記装置本体には装置本体及び各外部機器の制御部と、前記制御部に対する信号を入力して装置本体及び各外部機器を操作する操作キーと、前記装置本体の休止状態と動作状態とを切り替える動作スイッチとが設けられた車載用音響装置における外部機器の認識処理装置において、前記装置本体及び前記外部機器の少なくとも一つが動作状態にある場合に、前記動作スイッチにより前記装置本体及び当該外部機器の休止状態への移行を受け付ける手段と、前記装置本体の休止状態に、外部機器の認識処理を開始するための認識処理開始操作キーと、装置本体に通信線を介して接続されている外部機器の認識処理を実行する認識処理手段と、前記認識処理開始操作キーの操作を検出して前記認識処理手段に動作指令を出力する監視手段と、前記認識処理の終了を判定する手段と、前記認識処理の終了に基づき装置本体を休止状態に復帰させる手段と、前記動作スイッチにより動作状態にあった前記装置本体及び外部機器が休止状態に移行した場合には、前記装置本体及び当該外部機器が動作状態にあったことを記憶し、前記認識処理の終了後に当該外部機器を再び動作状態に復帰させる手段と、を備えることを特徴とする。
【0015】
このような構成を有する請求項1及び請求項2の発明においては、外部機器の認識処理の間、装置本体は電源と接続された休止状態から動作状態を経て再び休止状態に戻るだけであり、バッテリー切り離しのように電源をオフとした時やリセットスイッチを押した時のように装置全体が初期化されることはなく、使用者がメモリなどに記憶させたデータはそのまま保持しておくことができる。また、認識処理を開始するための専用のスイッチを必要とすることなく、通常の演奏時に利用する操作キーを利用して認識処理を開始させるようにしたので、余分なキーが不要で、装置の構成も単純化する。
【0016】
請求項3に記載の発明は、請求項2の発明において、前記監視手段は、前記認識処理開始操作キーが操作され、さらに、前記動作スイッチ又は予め決定されている複数の操作キーの一つが操作されたことを検出することを特徴とする。
【0017】
請求項4に記載の発明は、請求項3の発明において、前記監視手段は、前記認識処理開始操作キーとして、前記動作スイッチと他の操作キーとの同時操作を検出することを特徴とする。このような構成を有する請求項4の発明によれば、各外部機器の認識処理を行う際に必要な装置本体の動作状態への移行が必要とされるので、そのための操作と認識処理に必要な特殊なキー操作とを一つの動作スイッチにより同時に行える。すなわち、動作スイッチを認識処理用に利用すると、認識処理のために他の操作キーを利用して装置本体を動作状態にする場合に比較して、使用者の操作性が共通すると共に、動作スイッチの制御も簡単なものですむ利点がある。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に従って具体的に説明する。なお、以下に示す実施の形態の各機能は、所定のメカニズムやソフトウェアがコンピュータおよび周辺機器を制御することで実現されるものであり、本明細書では、各機能や各処理に対応する「……手段」などの仮想的回路ブロックを想定して、発明および実施の形態を説明している。このため、各ブロックに対して、これを実現する各ハードウェア要素やソフトウェア要素は1対1には対応しない。
【0019】
(1)実施形態の構成
本実施形態の装置は、図1に示すように、装置本体1と、これにデータバス3を介して接続された複数の外部機器2a〜2nとから構成されている。装置本体1は、一般にセンターユニットと呼ばれ、装置本体自身の機能として、タイマー、時計などの内部機器11が組み込まれている。一方、外部機器2a〜2nとしては、例えば、ラジオ、テレビ、CD、第1のCDオートチェンジャ、第2のCDオートチェンジャ、MD、MDオートチェンジャ、スペアナなどである。装置本体1及び各外部機器2a〜2nは図示しないバッテリ電源に接続されており、常時電圧が供給されている。すなわち、装置本体1には、後述する「POWER」キーと呼ばれる動作スイッチが設けられていて、この動作スイッチをオン・オフすることにより、装置本体及び各外部機器が休止状態と動作状態とに切り替わる。ただし、休止状態においても、各外部機器をソースとした演奏が停止されるだけであり、装置本体1そのものには電源が供給されている。従って、本実施形態では、時計などの内部機器11の動作と表示部におけるその出力表示は行われる。なお、イグニッションキーとこの装置本体とを連動させることにより、アクセサリースイッチがオフの場合には、内部機器11の出力表示を停止することもできる。
【0020】
装置本体1には、前記内部機器11及び外部機器2a〜2nを制御するためのコンピュータである制御部12と、この制御部12に各種の指令を入力するための複数の操作キー13と、各機器の動作状態などを表示する表示部14が設けられている。すなわち、制御部12は、図2に示すように、外部機器の認識処理動作を制御する認識処理制御部20と、内部機器11及び各外部機器2a〜2nを制御する機器制御部30とを備えている。この機器制御部30は、操作キー13からの入力をコード化して、内部機器11及びデータバス3を通じて各外部機器2a〜2nに指令を与えると共に、内部機器11や各外部機器2a〜2nからの表示データなどを表示部14に送って所定の表示を行わせるものである。また、この機器制御部30は、各ソース機器からの音声出力信号を制御して、図示しないスピーカからの再生音を制御する。
【0021】
図2に示すように、前記認識処理制御部20には、装置本体の休止状態において操作キーの特殊操作を監視する特殊操作監視手段21を備えている。この監視手段21は、本実施形態においては、装置本体1の休止状態において、各機器の認識処理開始用のキーである「POWER」キー13P、「1」キー13a及び「6」キー13bが同時に押されたことを検出するものである。この監視手段21は、前記特殊操作が検出された場合に装置本体1を立ち上げて動作状態に移行させ、装置本体1に通信線(データバス3)を介して接続されている各外部機器2a〜2nの認識処理を実行する認識処理手段22に接続されている。この認識処理手段22は、データバス3を通じて各外部機器2a〜2nに対して順番に認識判定用のコードを出力し、対応する外部機器2a〜2nからデータバス3を通じて一定時間内に確認データが返信された場合に、確認データの検出された外部機器を制御可能な機器としてメモリなどの記憶手段に登録するものである。この認識処理手段22による各外部機器の認識結果は、装置本体1に設けられた表示部14に出力されるようになっている。さらに、この認識処理手段22は、すべての外部機器2a〜2nについて認識処理が終了したか否かを判定する手段23と、認識処理の終了に基づき装置本体1を休止状態に復帰させる手段24とに接続されている。この休止状態への復帰手段24は、前記機器制御部30に接続され、機器制御部30は復帰手段24からの指令により装置を休止状態に移行させる。
【0022】
図3は、装置本体1における各操作キー13と表示部14を設けた装置本体1の前面パネルを示すものである。この図3において、中央部の矩形の部分が液晶ディスプレイによって構成された表示部14であり、その周囲に配置されたボタン及びダイヤル状のキーがそれぞれ操作キー13である。これら各操作キー13は、それぞれキーの表面にその操作内容を示す記載があるように、予め一定の操作が行われるように設定されている。例えば、表示部14の下方に横一列に配置された1〜6の文字が記載された各操作キーは、通常、各外部機器に応じて、チャンネルやラジオ局の選択、CDやMDの演奏するトラックの選択、CDオートチェンジャなどにあっては演奏するCDの選択など使用される。また、表示部14の左右にそれぞれ設けられた各操作キーも、各キーの表面に操作内容が記載されるように、それぞれ装置本体1や各外部機器の操作に必要なものである。特に、本実施形態では、これら各操作キー13の中で、「POWER」キー13P、「1」キー13a及び「6」キー13bが、各機器の認識処理開始用のキーとして予め設定されている。
【0023】
(2)実施形態の作用
前記のように構成された本実施形態の作用を、図4のフローチャート及び図5の表示部14の表示例に従って説明する。
【0024】
接続されている各外部機器2a〜2nの認識処理を行うには、装置本体1は休止状態状態(パワーオフ)とする。この場合、図5aのように装置本体及び各外部機器が動作状態(パワーオン)にある場合には、装置本体1の前面パネルに設けられた「POWER」キー13Pを押して、機器制御部30に休止指令を出すことにより、休止状態にする(ステップ1)。なお、図5aは、外部機器としてラジオが選択されている状態を表示している。図5bが休止状態の表示例である。この場合、内部機器11である時計は動いているので、表示部14にはその時刻表示がなされている。
【0025】
前記のような休止状態において、使用者が外部機器の認識のために「POWER」キー13P、「1」キー13a及び「6」キー13bの3つの操作キーを同時に押すと(ステップ2)、特殊操作監視手段21がこれを検出し、認識処理手段22に動作指令を出力する。動作指令を受けた認識処理手段22は、認識処理の実行可能状態に切り替わり(ステップ3)、表示部14に対して図5cのような認識処理の開始画面を出力する(ステップ4)。この画面表示を見た使用者が再度「POWER」キー13Pを押すと(ステップ5)、このキー操作を監視手段21が検出して、認識開始信号を認識処理手段22に出力し、この信号を受けて認識処理手段22が第1の外部機器に認識判定用のコードを送信して、認識処理を実行する。同時に、表示部14には、図5dのような認識処理中の表示を出力する(ステップ6)。
【0026】
所定時間内に第1の外部機器からの認識データが返送された場合には、認識処理部22は当該外部機器が認識されたと判定して、また認識データが返送されない場合には認識され不能と判定し、次の外部機器の認識処理に移る(ステップ8)。すべての外部機器に対する認識処理が終了した後は、その結果を認識情報としてメモリに記録する(ステップ9)。得られた各外部機器の認識結果は、図5eのような表示画面に出力される(ステップ10)。なお、図5eにおいて、「OK」の表示がなされているのが、接続状態が認識された外部機器であり、チューナー、CD、CDオートチェンジャの1,2が認識されていることを示している。各外部機器の認識処理が終了すると、これを終了判定手段23が検出し、機器制御部30に休止状態への移行指令を出力する(ステップ11)。その結果、装置本体及びこれに接続された各外部機器は、元の休止状態に復帰する。この場合、表示部14には、認識結果の表示をそのまま残しておいても良いし、元の時刻表示に復帰させても良い。
【0027】
(3)実施形態の効果
以上のように本実施形態によれば、装置本体や外部機器に対する電源の供給を断つことなく、休止状態において認識処理を行うようにしたので、バッテリからの電源を遮断したりリセットスイッチを押して初期化する場合のように、蓄積されたデータが失われるおそれがない。また、装置の休止状態において認識処理を実行させるので、演奏あるいは受信中に突然認識処理が行われて演奏順序や受信局のデータが失われたり、それを防止するために割り込み時のデータ保存などの処理を予め用意しておく必要もない。さらに、休止状態では、各外部機器からのデータを表示させる必要もないので、認識結果を表示させても、何ら不都合は生じない。また、本実施形態のように「POWER」キーと他の2つの操作キーとを同時に押すことは、通常の操作ではあり得ないので、誤操作によって認識処理を開始させることもない。
【0028】
(4)他の実施形態
本発明は、前記の実施の形態に限定されるものではなく、次のような他の実施形態も包含するものである。
(a) 「POWER」キーを押す代わりに、他の複数の操作キーが同時に押された場合に、認識処理を開始するもの。
(b) いずれかの1つあるいは複数の操作キーが、一定時間以上(通常の操作に比較して十分長い時間)継続して押された場合に、認識処理を開始するもの。
(c) 図5cのような認識処理の開始画面表示と、図4のステップ5に示した「POWER」キーによる認識開始指令を必要とすることなく、操作キーの特殊操作が検出された場合に直ちに認識処理を開始するもの。
(d) 装置の演奏状態(動作状態)において、特殊操作が行われた場合に、装置を休止状態に移行させて、認識処理を行い、再び動作状態に復帰させるもの。
【0029】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によれば、使用者が、どのような外部機器が接続されているかをチェックしたい場合や、外部機器の接続状態の異常に気が付いた場合に、手軽に各外部機器の認識処理を行うことが可能になる。また、そのために専用のスイッチを用意することも不要であり、構成を複雑化させることなく、操作性に優れた車載用音響装置を定期要することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の「車載用音響装置における外部機器の認識装置」の実施形態を示すブロック図。
【図2】図1の実施形態における制御部の詳細を示すブロック図。
【図3】図1の実施の形態における装置本体の一例を示す正面図。
【図4】図1の実施の形態の動作を説明するフローチャート。
【図5】図1の実施形態における表示部の表示例を示す図。
【符号の説明】
1…装置本体
2a〜2n…外部機器
3…データバス
11…内部機器
12…制御部
13…操作キー
13P…「POWER」キー
13a…「1」キー
13b…「6」キー
14…表示部
20…認識処理制御部
21…特殊操作監視手段
22…認識処理手段
23…認識処理判定手段
24…休止状態復帰手段
30…機器制御部

Claims (4)

  1. 電源に接続されている装置本体とこの装置本体に対して通信線を介して接続された複数の外部機器とを備え、前記装置本体には装置本体及び各外部機器の制御部と、前記制御部に対する信号を入力して装置本体及び各外部機器を操作する操作キーと、前記装置本体の休止状態と動作状態とを切り替える動作スイッチとが設けられた車載用音響装置における外部機器の認識処理方法において、
    前記装置本体及び前記外部機器の少なくとも一つが動作状態にある場合に、前記動作スイッチにより前記装置本体及び当該外部機器の休止状態への移行を受け付けるステップと、
    装置本体に通信線を介して接続されている外部機器の認識処理を実行する認識処理ステップと、
    前記装置本体の休止状態に、外部機器の認識処理を開始するための認識処理開始操作キーを用いて、この認識処理開始操作キーの操作を検出して前記認識処理ステップに動作指令を出力する監視ステップと、
    前記認識処理の終了を判定するステップと、
    前記認識処理の終了に基づき装置本体を休止状態に復帰させるステップと、
    前記動作スイッチにより動作状態にあった前記装置本体及び外部機器が休止状態に移行した場合には、前記装置本体及び当該外部機器が動作状態にあったことを記憶し、前記認識処理の終了後に当該外部機器を再び動作状態に復帰させるステップと、を備えることを特徴とする車載用音響装置における外部機器の認識処理方法。
  2. 電源に接続されている装置本体とこの装置本体に対して通信線を介して接続された複数の外部機器とを備え、前記装置本体には装置本体及び各外部機器の制御部と、前記制御部に対する信号を入力して装置本体及び各外部機器を操作する操作キーと、前記装置本体の休止状態と動作状態とを切り替える動作スイッチとが設けられた車載用音響装置における外部機器の認識処理装置において、
    前記装置本体及び前記外部機器の少なくとも一つが動作状態にある場合に、前記動作スイッチにより前記装置本体及び当該外部機器の休止状態への移行を受け付ける手段と、
    前記装置本体の休止状態に、外部機器の認識処理を開始するための認識処理開始操作キーと、
    装置本体に通信線を介して接続されている外部機器の認識処理を実行する認識処理手段と、
    前記認識処理開始操作キーの操作を検出して前記認識処理手段に動作指令を出力する監視手段と、
    前記認識処理の終了を判定する手段と、
    前記認識処理の終了に基づき装置本体を休止状態に復帰させる手段と
    前記動作スイッチにより動作状態にあった前記装置本体及び外部機器が休止状態に移行した場合には、前記装置本体及び当該外部機器が動作状態にあったことを記憶し、前記認識処理の終了後に当該外部機器を再び動作状態に復帰させる手段と、を備えることを特徴とする車載用音響装置における外部機器の認識処理装置。
  3. 前記監視手段は、前記認識処理開始操作キーが操作され、さらに、前記動作スイッチ又は予め決定されている複数の操作キーの一つが操作されたことを検出することを特徴とする請求項2に記載の車載用音響装置における外部機器の認識処理装置。
  4. 前記監視手段は、前記認識処理開始操作キーとして、前記動作スイッチと他の操作キーとの同時操作を検出することを特徴とする請求項3に記載の車載用音響装置における外部機器の認識処理装置。
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