JP2000295689A - 音響システム、その制御方法及びその制御用プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

音響システム、その制御方法及びその制御用プログラムを記録した記録媒体

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JP2000295689A
JP2000295689A JP11095035A JP9503599A JP2000295689A JP 2000295689 A JP2000295689 A JP 2000295689A JP 11095035 A JP11095035 A JP 11095035A JP 9503599 A JP9503599 A JP 9503599A JP 2000295689 A JP2000295689 A JP 2000295689A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音源装置の接続状態を容易かつ速やかに確認
することができ、処理の遅延を防止することが可能な音
響システム、その制御方法及びその制御用プログラムを
記録した記録媒体を提供する。 【解決手段】 センターユニット1、複数の音源装置2
〜5、DSPユニット6を、双方向データバス7、アナ
ログ音声ライン8、光ファイバー9で接続する。センタ
ーユニット1に、起動・再起動時に各音源装置2〜5と
の接続状態を判定する第1の判定手段101、第1の判
定手段101によって通信不能と判断された音源装置が
あった場合にシステムを再構築するシステムチェック手
段102、システムの作動中に各音源装置2〜5との接
続状態を判定する第2の判定手段111、第2の判定手
段111によって通信不能と判断された音源装置があっ
た場合に、システムの再起動を指示するリブート指示手
段113を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音源装置を含む外
部装置を複数備えた音響システムに係り、特に、外部装
置と制御装置との接続状態の判定及び外部装置の機能調
整に改良を施した音響システム、その制御方法及びその
制御用プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】通常のカーオーディオシステムなどの音
響システムは、カセットデッキ、チューナ、コンパクト
ディスクプレーヤ(CD)、ミニディスクプレーヤ(M
D)などの音源装置を、双方向データバスを介して制御
装置に接続し、各音源装置と制御装置との間でデータを
やりとりできるように構成されている。そして、かかる
制御装置は、何種類か接続してある音源装置の中から、
ユーザが制御装置に設けられた操作部によって指定した
ものをスピーカの音源信号として選択し、その信号をア
ンプ経由でスピーカに流す。
【0003】このような音響システムにおいては、制御
装置が予め定められているプログラムに従って処理を実
行する際に、システムチェックを実行している。これ
は、接続されていない音源装置に関する部分をスキップ
して、余分な仕事を行わないようにし、当該音源装置に
関する操作部の操作を無視するために、音源装置の接続
状態を調べるものである。
【0004】このシステムチェックとしては、制御装置
から双方向データバスを通じて各音源装置へ確認用コマ
ンドを送出して、一定時間内に応答があった場合には、
音源装置が接続されていると判定し、応答がない場合に
は、音源装置は接続されていないと判定する方法が行わ
れている。かかるシステムチェックは、通常は、初期
電源接続時、アクセサリースイッチON時、電源ス
イッチON時のいずれかにおいておこなわれる。
【0005】ここで、「初期電源接続時」とは、音源装
置を電源コネクタによって電源に接続した時をいい、音
響システムを車体に組み込む際に行われる。「アクセサ
リースイッチON時」とは、車のキー操作によってアク
セサリースイッチをONにした時をいう。「電源スイッ
チON時」とは、制御装置自体に設けられた電源スイッ
チをユーザがON操作した時をいう。
【0006】初期電源接続時には、アクセサリースイッ
チや電源スイッチは、OFFの状態にあるが、音源装置
におけるタイマやメモリなどの常時電源が必要な部分に
は、電源が供給される。また、アクセサリースイッチの
操作と電源スイッチの操作とは、別個独立に行うことが
できるが、あらかじめ制御装置の電源スイッチをONに
しておけば、アクセサリースイッチをONにすると同時
に、制御装置の電源が入る。
【0007】さらに、上記のような音響システムに、デ
ジタルサウンドプロセッサユニット(以下、DSPユニ
ットと呼ぶ)を、追加して接続する場合がある。このD
SPユニットとは、車内に応じた最適な音響特性やホー
ル等の所望の音場を実現できるように、音源装置からの
信号を加工して、周波数特性、残響時間等の調節を行う
装置である。なお、DSPユニットにおける信号の加工
は、デジタル信号を処理することによって行うが、音源
装置からの信号がアナログ信号の場合にはA/D変換器
によってデジタル信号に変換してから、DSPユニット
に入力される。このようなDSPユニットを追加して接
続した場合にも、追加接続されたDSPユニットに関す
る手順をシステムに組み込むために、システムチェック
が行われる。
【0008】また、このような音響システムにおいて
は、チューナ用の時計調整、FMダイバーシティ機能の
ON/OFFの設定、表示装置用のコントラスト/ディ
マー等の画像調整などを行う必要があるが、これは電源
スイッチON後に、操作部における調整キーを操作する
ことによって、表示装置に個々の調整画面を表示させる
ことによって行われていた。さらに、例えば、DSPユ
ニットを追加接続したような場合にも、電源スイッチO
N後に、操作部における調整キーを操作することによっ
て表示装置に調整画面を表示させ、DSPのモード設
定、例えば、高級モードと簡易モードとの切換えを行う
必要があった。高級モードとは、ユーザが周波数特性、
残響時間等の調節を詳細に行うことのできるモードであ
り、簡易モードとは、上述のような調節要素の大半をデ
フォルト値としてあらかじめ設定しておき、ユーザによ
る調節を最小限にして、ユーザの作業負担を軽減できる
モードである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような音響システムにおいては、初期電源接続時、アク
セサリースイッチON時若しくは電源スイッチON時に
は、接続状態にあると判定されていた音源装置が、その
後に発生した何等かの原因で通信不能に陥った場合があ
っても、制御装置は当該音源装置に対しては接続中の扱
いをする。すると、制御装置は、実行コマンドの送信を
一定カウント数繰り返す通信リトライを実行することに
なるが、通信不能の原因が音源装置に組み込まれている
マイコンの暴走や、双方向データバスのケーブルの接触
不良などにある場合には、通信の復旧の見込みは薄い。
従って、かかる通信リトライの実行の繰り返しは、他の
音源装置との通信の実行のための時間に影響を与え、音
響システム全体に遅延が拡大することになる。
【0010】また、上述のような音響システムにおいて
は、システムの電源スイッチを入れた後に、個々の音源
装置毎に、操作部の調整キー操作を行うことによって調
整画面を表示させ、調整を行う必要があるので、操作が
繁雑となり、処置の遅延を招く。これは、外部DSPユ
ニットを後接続した場合の簡易DSP/高級DSPのモ
ード選択設定等を行う場合にも同様である。
【0011】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたもので、その目的は、音源
装置の接続状態を容易かつ速やかに確認することがで
き、処理の遅延を防止することが可能な音響システム、
その制御方法及びその制御用プログラムを記録した記録
媒体を提供することにある。
【0012】また、本発明の第2の目的は、音源装置の
機能調整を容易に行うことができ、処理の遅延を防止す
ることが可能な音響システム、その制御方法及びその制
御用プログラムを記録した記録媒体を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、音源装置を含む複数の外部
装置と、前記外部装置を制御する制御装置とが、双方向
データバスを介して接続され、前記制御装置には、その
起動時に、外部装置との接続状態を判定する第1の判定
手段と、前記第1の判定手段による判定結果に応じて前
記制御装置の制御対象となる外部装置を決定するシステ
ムチェック手段とを有する音響システムにおいて、前記
制御装置は、前記外部装置に対する確認信号の送受信に
応じて、制御装置と外部装置との接続状態を判定する第
2の判定手段と、前記第2の判定手段によって、起動時
の接続状態と現在の接続状態との相違が判定された場合
に、前記制御装置の再起動を指示するリブート指示手段
と、を有することを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明を方法の観点から捉えたものであり、音源装置を含む
複数の外部装置に双方向データバスを介して接続された
制御装置が、その起動時に外部装置との接続状態を判定
し、当該判定結果に応じて制御対象となる外部装置を決
定するシステムチェックを行う音響システムの制御方法
において、前記外部装置に対する確認信号の送受信に応
じて、制御装置と外部装置との接続状態を判定し、起動
時の接続状態と現在の接続状態との相違が判定された場
合に、前記制御装置の再起動を指示することを特徴とす
る。
【0015】請求項10記載の発明は、請求項1記載の
発明をコンピュータプログラムを記録した記録媒体の観
点から捉えたものであり、音源装置を含む複数の外部装
置に双方向データバスを介して接続された制御装置が、
その起動時に外部装置との接続状態を判定し、当該判定
結果に応じて制御対象となる外部装置を決定するシステ
ムチェックを、コンピュータを用いて行うための音響シ
ステムの制御用プログラムを記録した記録媒体におい
て、当該プログラムは前記コンピュータに、前記外部装
置に対する確認信号の送受信に応じて、制御装置と外部
装置との接続状態を判定させ、起動時の接続状態と現在
の接続状態との相違が判定された場合に、前記制御装置
の再起動を指示させることを特徴とする。
【0016】以上のような請求項1,5,10記載の発
明では、起動時には接続状態にあると判定されていた外
部装置が、その後に発生した何等かの原因で通信不能に
陥った場合、制御装置が再起動され、システムチェック
が行われる。従って、通信不能な外部装置が早期に制御
対象から切り離されることになり、処理の遅延を防止す
ることができる。
【0017】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の音響システムにおいて、前記制御装置は、前記外部
装置との接続状態を記憶する接続状態記憶手段を有し、
前記制御装置には、前記接続状態記憶手段に記憶された
前記制御装置と前記外部装置との接続状態を表示する表
示装置が接続されていることを特徴とする。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項2記載の発
明を方法の観点から捉えたものであり、請求項5記載の
音響システムの制御方法において、前記制御装置に接続
された表示装置に、システムチェック前の接続状態と、
システムチェック後の接続状態とを明示して表示するこ
とを特徴とする。
【0019】請求項11記載の発明は、請求項2記載の
発明をコンピュータプログラムを記録した記録媒体の観
点から捉えたものであり、請求項10記載の音響システ
ムの制御用プログラムを記録した記録媒体において、前
記制御装置に接続された表示装置に、システムチェック
前の接続状態と、システムチェック後の接続状態とを明
示して表示させることを特徴とする。
【0020】以上のような請求項2,6,11記載の発
明では、外部装置の過去の接続状態と最新の接続状態の
違いを表示装置に表示することにより、ユーザが通信不
能となった音源装置をすばやく正確に認識することがで
きるので、通信不能の原因解明と修理・復旧を容易かつ
速やかに行うことが可能となる。
【0021】また、請求項3記載の発明は、音源装置を
含む複数の外部装置と、前記外部装置を制御する制御装
置とが、双方向データバスを介して接続され、前記制御
装置は、その起動時に、外部装置との接続状態を判定す
る第1の判定手段と、前記第1の判定手段による判定結
果に応じて前記制御装置の制御対象となる外部装置を決
定するシステムチェック手段とを有する音響システムに
おいて、前記制御装置は、前記外部装置に対応した機能
調整を指示する機能調整指示手段を有することを特徴と
する。
【0022】請求項8記載の発明は、請求項3記載の発
明を方法の観点から捉えたものであり、音源装置を含む
複数の外部装置に双方向データバスを介して接続された
制御装置が、その起動時に外部装置との接続状態を判定
し、当該判定結果に応じて制御対象となる外部装置を決
定するシステムチェックを行う音響システムの制御方法
において、前記システムチェック後に、前記外部装置に
対応した機能調整を、あらかじめ定められた順に指示す
ることを特徴とする。
【0023】請求項12記載の発明は、請求項3記載の
発明をコンピュータプログラムを記録した記録媒体の観
点から捉えたものであり、双方向データバスを介して音
源装置を含む複数の外部装置が接続された制御装置が、
その起動時に外部装置との接続状態を判定し、当該判定
結果に応じて制御対象となる外部装置を決定するシステ
ムチェックを、コンピュータを用いて行うための音響シ
ステムの制御用プログラムを記録した記録媒体におい
て、当該プログラムは前記コンピュータに、前記システ
ムチェック後に、前記外部装置に対応した機能調整を、
あらかじめ定められた順に指示させることを特徴とす
る。
【0024】以上のような請求項3,8,12記載の発
明では、制御装置の起動時に自動的に機能調整指示がな
されるので、機能設定が容易となる。
【0025】請求項4記載の発明は、請求項3記載の音
響システムにおいて、前記制御装置は、前記外部装置に
応じた機能調整画面情報を記憶した機能調整画面記憶手
段を有し、前記制御装置には、前記機能調整画面を表示
する表示装置が接続されていることを特徴とする。
【0026】請求項9記載の発明は、請求項4記載の発
明を方法の観点から捉えたものであり、請求項8記載の
音響システムの制御方法において、前記制御装置に接続
された表示装置に、あらかじめ定められた順に、前記外
部装置に対応した機能調整用の画面を表示することを特
徴とする。
【0027】請求項13記載の発明は、請求項4記載の
発明をコンピュータプログラム記録した記録媒体の観点
から把握したものであり、請求項12記載の音響システ
ムの制御用プログラムを記録した記録媒体において、前
記制御装置に接続された表示装置に、あらかじめ定めら
れた順に、前記外部装置に対応した機能調整用の画面を
表示させることを特徴とする。
【0028】以上のような請求項4,9,13記載の発
明では、制御装置の起動時に自動的に機能調整画面が表
示されるので、ユーザは画面を見ながら、容易に機能設
定を行うことができる。
【0029】請求項7記載の発明は、請求項5又は請求
項6記載の音響システムの制御方法において、前記制御
装置は、あらかじめ設定された判定条件に基づいて、前
記外部装置に対する確認信号の送受信に応じて、制御装
置と外部装置との接続状態を判定することを特徴とす
る。
【0030】以上のような請求項7記載の発明では、判
定条件の設定を適切な値とすることによって、処理の遅
延の防止と正確な判定を実現することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0032】(1)第1の実施の形態 1−1.構成 1−1−1.全体的構成 本実施の形態の音響システムは、図1の全体構成図に示
すように、センターユニット1と、CDプレーヤやMD
プレーヤなど複数の音源装置2〜5と、DSPユニット
6とを備えている。これらの各機器は、双方向データバ
ス7、アナログ信号を伝えるためのアナログ音声ライン
8、あるいはデジタル信号を伝えるための光ファイバー
9によって接続されている。センターユニット1には、
スイッチや音声認識によってセンターユニット1への指
示を入力する手段である操作部10が接続されている。
また、センターユニット1には、画像処理装置13を介
して、液晶ディスプレイなどの表示装置14が接続され
ている。さらに、DSPユニット6には、外部アンプ1
1を介してスピーカ12が接続されている。
【0033】センターユニット1は、操作部10からの
指示入力にしたがって、スピーカ12に流す音源を音源
装置2〜5のうちの所望のものに切り換える装置であ
り、特許請求の範囲にいう「制御装置」に相当する。ま
た、音源装置2〜5は、スピーカ12から流す音源とな
る信号を提供する装置である。ここで、例えば、音源装
置2,3は、ラジオチューナーやカセットプレーヤなど
のアナログ信号を出力する装置であり、音源装置4,5
は、CDプレーヤ、MDプレーヤなどのデジタル信号を
出力する装置である。DSPユニット6は、各音源装置
2〜5から信号を受け取って、スピーカ12に流す処理
を行う装置である。なお、音源装置2〜5、表示装置1
4、DSPユニット6等は、特許請求の範囲にいう「外
部装置」に相当する。
【0034】これらセンターユニット1と、音源装置2
〜5及びDSPユニット6のバス入力部61とは、ま
ず、コマンドなどの制御信号を伝えるための双方向デー
タバス7で接続されている。この双方向データバス7と
して用いられるコネクタは、センターユニット1を介し
た各音源装置2〜5への電源供給線としての機能も備え
ている。DSPユニット6は、音源装置2,3からアナ
ログ信号を受け取るためのアナログ信号入力部62を備
えていて、アナログ出力しかできない音源装置2,3
は、アナログ音声ライン8を介して、これらのアナログ
信号入力部62に接続されている。また、DSPユニッ
ト6は、音源装置4,5からデジタル信号を受け取るた
めの複数のデジタル信号入力部63を備えていて、デジ
タル出力が可能な音源装置4,5は、それぞれ光ファイ
バー9を介してデジタル信号入力部63に接続されてい
る。
【0035】DSPユニット6は、図示はしないが、A
/D変換回路、セレクタ、制御用マイクロコンピュー
タ、DSP−IC、D/A変換回路等を備えている。A
/D変換回路は、アナログ信号入力部62から入力され
たアナログ信号を、デジタル信号に変換する回路であ
る。セレクタは、A/D変換回路によって変換されたデ
ジタル信号と、デジタル信号入力部63から入力された
デジタル信号の中から、どの信号を使うかを切り換える
部分である。制御用マイクロコンピュータは、DSPユ
ニット6の各部の動作を司る手段である。DSP−IC
は、音にかかわるデジタル処理を行うための集積回路
で、例えば、操作部10からのユーザの入力設定値に基
づいて、若しくはあらかじめ定められたデフォルト値に
基づいて、入力されたデジタル信号を加工して、周波数
特性、残響時間等を調節する計算を行う回路である。ま
た、D/A変換回路は、DSP−ICで計算された数値
から、アナログ信号を作成し、外部アンプ11に出力す
る回路である。
【0036】1−1−2.センターユニットの機能 次に、図1に示したセンターユニット1の備えている機
能について、図2に基づいて説明する。センターユニッ
ト1の備えているいろいろな機能は、実際には、搭載さ
れたマイクロコンピュータを、組み込みプログラムなど
のソフトウェアで制御することで実現される。
【0037】この場合、どんな種類のCPUを使うか、
どんな種類のプログラミングシステムを使うか、ソフト
ウェアはROMチップに記録しておくのか、CD−RO
Mのような記録媒体から読み込んで実行するのか、とい
った具体的な構成はいろいろ考えられる。このため、図
2では、それぞれ一定の機能を果たす仮想的回路ブロッ
クを用いて本実施形態を説明する。なお、図2において
は、DSPユニット6、スピーカ12及び外部アンプ1
1は図示を省略している。
【0038】すなわち、センターユニット1は、第1の
判定手段101、システムチェック手段102、システ
ムチェック結果記憶手段103、第2の判定手段11
1、判定条件設定手段112、リブート指示手段11
3、選択手段121、動作指示手段122、コマンド入
出力手段124及び表示画面生成手段125を有してい
る。
【0039】第1の判定手段101は、システムの起動
時に、双方向データバス7を介して各音源装置2〜5に
確認用コマンドを送受信することによって、センターユ
ニット1と各音源装置2〜5との接続状態を判定する手
段である。システムチェック手段102は、第1の判定
手段101によって通信不能と判定された音源装置があ
った場合に、当該音源装置に関する手順をスキップする
ように、システムを再構築する手段である。システムチ
ェック結果記憶手段103は、システムチェック手段1
02によるシステムの再構築の結果を記憶する手段であ
る。
【0040】第2の判定手段111は、システムの作動
中に、双方向データバス7を介して各音源装置2〜5に
確認用のコマンドを送受信することによって、センター
ユニット1と各音源装置2〜5との接続状態を判定する
手段である。判定条件設定手段112は、第2の判定手
段111による判定条件を設定する手段である。
【0041】かかる判定条件としては、例えば、エラー
タイマ、通信リトライカウンタ、通信不能カウンタ等が
ある。エラータイマは、一つの確認用コマンドの送信
後、一定時間経過しても応答がない場合にタイムアップ
するタイマーである。通信リトライカウンタは、確認用
コマンドを送信しても応答がない状態でタイムアップす
る度に、デクリメントされるダウンカウンタである。通
信不能カウンタは、通信リトライカウンタがオーバーし
た場合に、デクリメントされるダウンカウンタである。
かかる判定条件は、各音源装置に応じて適切な値に設定
することも可能であり、全ての音源装置に一律に設定す
ることも可能である。また、かかる判定条件を、操作部
10によってユーザが設定・変更できる構成とすること
も可能である。
【0042】さらに、リブート指示手段113は、第2
の判定手段111によって通信不能と判断された音源装
置があった場合に、システムの再起動を指示する手段で
ある。動作指示手段122は、操作部10からの指示に
応じて、音源装置を選択する選択手段121と、起動・
停止コマンド等の送信によって音源装置に起動・停止そ
の他の動作を指示する手段である。コマンド入出力手段
124は、上述の各手段のコマンドを、音源装置やDS
Pユニット6に送受信する手段である。表示画面生成手
段125は、上述のシステムチェック操作指令をユーザ
に要求する画面やシステムチェック結果をユーザに知ら
せる画面等を生成して、画像処理装置13に出力する手
段である。
【0043】1−2.作用 上記のような構成を有するこの音響システムの作用は、
以下に詳しく述べるように、音源装置の接続状態をシス
テムの起動時に調べて、通信不能の音源装置を切り離
し、その後も、音源装置の通信不能状態が発生した場合
に、システムを再起動させて、通信不能の音源装置を切
り離すものである。
【0044】1−2−1.起動時のシステムチェック まず、センターユニット1とDSPユニット6に対し
て、ユーザが必要と思う種類の音源装置を購入し、双方
向データバス7、アナログ音声ライン8及び光ファイバ
ー9等の機能を有するコネクタによって接続すること
で、ユーザが、上述のような所望のシステムを構成する
ことができる。そして、コネクタ接続による初期電源投
入時は、表示装置に表示できない(電源スイッチOF
F)状態なので、システムチェックをアクセサリースイ
ッチON時に実行することを記憶させる。そして、アク
セサリースイッチON時に、システムの起動を契機とし
て、音源装置の接続状態を次のように調べる。このよう
に接続状態を調べる手順を、図3のフローチャートに従
って説明する。なお、以下のようなシステムチェック中
においては、車のアクセサリースイッチはON状態にあ
り、センターユニット1の電源スイッチはOFF状態に
ある。
【0045】まず、コネクタ接続後のアクセサリースイ
ッチON時にシステムが起動して(ステップ301)、
図4に示すように、表示画面生成手段125によって、
システムチェックの要求画面が生成され、表示装置14
に表示される(ステップ302)。ユーザが操作部10
の操作によってシステムチェック要求指示を行うと(ス
テップ303)、第1の判定手段101が、双方向デー
タバス7を介して各音源装置2〜5に確認用コマンドを
送信する(ステップ304)。このとき、図5に示すよ
うに、表示画面生成手段125によって、システムチェ
ック確認中の画面が表示される(ステップ305)。
【0046】全ての音源装置2〜6に確認用コマンドを
送信した後(ステップ306)、各音源装置2〜6から
の応答コマンドを、第1の判定手段111が受信した場
合には通信可能状態にあると判定され、受信できない場
合には通信不能状態と判定される。そして、全ての音源
装置からの応答コマンドを受信した場合には(ステップ
307)、システムはそのまま維持される。
【0047】また、応答コマンドを受信できずに、通信
不能と判定された音源装置がある場合には(ステップ3
07)、システムチェック手段102によってシステム
が再構築される(ステップ308)。この再構築は、セ
ンターユニット1が、予め定められているプログラムに
従って処理を実行する際に、通信不能と判断された音源
装置に関する部分をスキップして、余分な仕事を行わな
いようにし、当該音源装置に関する操作部の操作を無視
するものである。さらに、以上のようなシステムチェッ
クの結果は、システムチェック結果記憶手段103に記
憶される(ステップ309)。
【0048】以上のようなシステムチェックの結果を表
す画像データは、表示画面生成手段125によって生成
され、画像処理装置13を介して出力されるので、図6
に示すように、表示装置14においてシステムチェック
の結果が画面表示される(ステップ310)。
【0049】1−2−2.音源装置への実行指令 続いて、ユーザが、センターユニット1の電源スイッチ
をONにした後に、所望の音源装置の作動指令を操作部
10から入力すると、その指令に応じて選択手段121
が作動させる音源装置を選択する。そして、選択された
音源装置に対して、動作指示手段122から起動指示コ
マンドが送信され、当該音源装置が作動する。DSPユ
ニット6においては、作動した音源装置からの音源信号
がアナログ信号の場合には、アナログ信号入力部からA
/D変換回路に入力され、このA/D変換回路において
デジタル信号に変換された後、セレクタに入力される。
音源信号がデジタル信号の場合には、デジタル信号入力
部を介して直接セレクタに入力される。
【0050】制御用マイクロコンピュータには、動作指
示手段122から双方向データバス7を介して起動指示
コマンドが入力されるので、この起動指示コマンドに基
づいて、対応する音源装置の信号がセレクタにおいて選
択され、DSP−ICに送られる。DSP−ICにおい
ては、入力されたデジタル信号に対して、ユーザの設定
に応じた周波数特性、残響時間等が実現できるような加
工が行われる。そして、加工されたデジタル信号はD/
A変換回路に出力され、D/A変換回路においてアナロ
グ信号に変換されて、外部アンプ11を介してスピーカ
12から出力される。
【0051】なお、音源装置を切り替える場合には、ユ
ーザが操作部10から現在再生中の音源装置以外の音源
装置を指定する。すると、現在選択されていてCDなど
を再生中の音源装置に対して、動作指示手段122から
双方向データバス7を介して、演奏を停止させる停止指
示コマンドが送信されるので、音源装置の作動が停止す
る。続いて、動作指示手段122によって、新たに選択
された音源装置に対して、双方向データバス7を介して
起動指示コマンドが送信される。そして、上記と同様の
手順で、新たに選択された音源装置からの音がスピーカ
12から出力される。
【0052】1−2−3.作動中のシステムチェック さらに、ある音源装置に通信不能状態が発生した場合の
システムチェックの手順を、図7のフローチャートを参
照して説明する。すなわち、上記のように操作部10に
おいて選択された音源装置において、マイコン暴走やバ
スケーブルの接触不良などが発生した場合、動作指示手
段122から起動・停止指示コマンドが送信されても
(ステップ701)、それに対する応答はない(ステッ
プ702)。すると、判定条件設定手段112によっ
て、通信不能カウンタ、通信リトライカウンタ、エラー
タイマが設定される(ステップ703〜705)。
【0053】そして、当該音源装置に対して、第2の判
定手段111から確認用コマンドの送信がなされ(ステ
ップ706)、応答があった場合には(ステップ70
7)、システムの現状が維持される。応答がない場合に
は(ステップ707)、設定時間の経過後、エラータイ
マがタイムアップする(ステップ708)。すると、通
信リトライカウンタがデクリメントされる(ステップ7
09)。通信リトライカウンタが、予め定められている
リトライ数に達しない場合には(ステップ710)、再
びエラータイマが設定されてカウントを開始し(ステッ
プ705)、ステップ706からステップ709の手順
の作業を繰り返す。
【0054】通信リトライカウンタが順にデクリメント
され、予め定められているリトライ数に達すると(ステ
ップ710)、通信不能カウンタがデクリメントされる
(ステップ711)。通信不能カウンタがオーバーにま
で至らない場合には(ステップ712)、判定条件設定
手段112によって、再通信用タイマが設定され(ステ
ップ713)、これがタイムアップすると(ステップ7
14)、再び通信リトライスカウンタが設定され(ステ
ップ704)、ステップ705からステップ711の手
順の作業を繰り返す。
【0055】そして、通信不能カウンタがオーバーした
場合には(ステップ712)、第2の判定手段111に
よって、当該音源装置は通信不能と判定され、リブート
指示手段113によってシステムの再起動が指示される
(ステップ715)。
【0056】このようにシステムが再起動されると、図
3のフローチャートに示したように、上述の起動時と同
様の手順でシステムチェックが行われる。そして、通信
不能の音源装置を排除するようにシステムが再構築され
た場合には、そのシステムチェックの結果は、システム
チェック結果記憶手段103に記憶される(ステップ3
09)。
【0057】さらに、最初の起動時のシステムチェック
結果と再起動時のシステムチェック結果との相違がわか
る画像データが、表示画面生成手段125によって生成
され、画像処理装置13を介して出力されるので、表示
装置14においてシステムチェック結果が画面表示され
る(ステップ310)。この画面表示は、例えば、図8
に示すように、通信不能に該当する音源装置、即ち「C
DA/C2」で示されるユニットの文字列を反転するこ
とによって行う。
【0058】1−3.効果 以上のような本実施の形態によれば、ある音源装置の通
信不能を検出したら、システム全体を自動的に再起動
し、接続状態を確認してシステムを再構築するシステム
チェックを実行することにより、通信不能な音源装置を
早期に切り離すことが可能となるので、処理の遅延が防
止され、操作性が向上する。
【0059】また、過去のシステム状態と最新のシステ
ム状態の違いを画面にて表示することにより、ユーザが
通信不能となった音源装置をすばやく正確に認識するこ
とができる。従って、通信不能の原因解明と修理・復旧
を容易かつ速やかに行うことができる。
【0060】(2)第2の実施の形態 2−1.構成 2−1−1.全体構成 本実施の形態は、図9の全体構成図に示すように、セン
ターユニット1と、複数の音源装置2〜5とを、双方向
データバス7によって接続した音響システムである。セ
ンサーユニット1には、操作部10、画像処理装置1
3、表示装置14が接続されている。また、音源装置2
〜5は、、アナログ信号を伝達するためのアナログ音声
ライン8によって、外部アンプ11を介してスピーカ1
2に接続されている。なお、この音響システムは、アナ
ログ音声ライン8や光ファイバー9によって、DSPユ
ニット6を後接続することによって、第1の実施の形態
と同様のシステムを構成できる。
【0061】このうち、センターユニット1は、操作部
10からの指示入力に従って、スピーカ12に流す音源
を音源装置2〜5のうちの所望のものに切り換える装置
であり、特許請求の範囲にいう「制御装置」に相当す
る。なお、音源装置2〜5、表示装置14、DSPユニ
ット6等は、特許請求の範囲にいう「外部装置」に相当
する。
【0062】2−1−2.センターユニットの機能 次に、図1に示したセンターユニットの備えている機能
について、図2に基づいて説明する。なお、上述の第1
の実施の形態におけるセンターユニット1と同様の構成
部分は、説明を省略する。すなわち、センターユニット
1は、システムにおける各種の機能調整を、あらかじめ
定められた順番に指示するための機能調整指示手段13
1、各機能調整用の表示画面のデータを記憶した機能調
整画像記憶手段132、表示装置14用の画像調整指示
手段133とを有している。機能調整指示手段131に
よって調整される機能には、例えば、チューナ用の時計
調整機能及びFMダイバーシティ設定機能があり、さら
に、画像調整指示手段133を介して調整される機能に
は、例えば、表示装置14のコントラスト/ディマー等
の調整機能がある。また、機能調整指示手段131は、
DSPユニット6が後付された場合には、簡易DSP/
高級DSPモードを選択するためのDSPモード調整機
能を有する。
【0063】2−2.作用 以上のような構成を有する本実施の形態の作用を、以下
に説明する。なお、上述の第1の実施の形態における作
用と同様の点は、説明を簡略化する。
【0064】2−2−1.通常の機能設定 まず、通常の機能設定の手順を、図3及び図11のフロ
ーチャートを参照して説明する。なお、図11において
は、図3と同様の手順は、システムチェック(ステップ
1101)、システムチェック完了画面表示(ステップ
1102)として省略表示している。すなわち、図3に
示すように、初期電源接続時にシステムが起動し(ステ
ップ301)、ユーザが操作部10の操作によってシス
テムチェック要求指示を行うと、システムチェックが行
われ(ステップ302〜309)、その結果が画面表示
される(ステップ310)。そして、図11に示すよう
に、システムチェック結果の画面表示が、例えば5秒間
経過すると(ステップ1103)、機能調整指示手段1
31が、機能調整画像記憶手段132から時計調整画面
のデータを選択して出力するので、表示画面生成手段1
25によって時計調整画面が生成され、表示装置14に
おいて表示される(ステップ1104)。
【0065】ユーザは、この設定画面を見ながら、操作
部10を操作することによって時計調整を行うと、これ
に応じて機能調整指示手段131がチューナに対して指
示信号を発し、時計設定が完了する(ステップ110
5)。次に、機能調整指示手段131が、機能調整画像
記憶手段132からFMダイバーシティ設定画面のデー
タを選択して出力するので、表示画面生成手段125に
よってFMダイバーシティ設定画面が生成され、表示装
置14において表示される(ステップ1105)。ユー
ザは、この設定画面を見ながら、操作部10を操作する
ことによってFMダイバーシティ機能のON/OFFを
選択すると、これに応じて機能調整指示手段131がチ
ューナに対して指示信号を発し、FMダイバーシティ設
定が完了する(ステップ1107)。さらに、機能調整
指示手段131が、機能調整画像記憶手段132から画
像調整画面のデータを選択して出力するので、表示画面
生成手段125によって画像調整画面が生成され、表示
装置14において表示される(ステップ1108)。ユ
ーザは、この設定画面を見ながら、操作部10によって
画面のコントラスト/ディマー等を設定すると、画像調
整指示手段133が表示装置14に対して指示信号を発
し、画像調整が完了する(ステップ1109)。その
後、表示画面生成手段125によって、POWER O
FF画面が生成され、表示装置14に表示されて、処理
が終了する。
【0066】2−2−2.DSPユニットが後接続され
た場合の機能設定 次に、DSPユニット6がシステムに後接続された場合
の機能設定の手順を、図12を参照して以下に説明す
る。すなわち、ユーザがコネクタによってDSPユニッ
ト6を追加接続すると(ステップ1201)、DSPユ
ニット6の制御用マイクロコンピュータから、システム
チェック要求コマンドが、双方向データバス7上に出力
される(ステップ1202)。センターユニット1の第
1の判定手段101は、システムチェック要求コマンド
を発見すると、DSPユニット6が後接続されたと判定
する(ステップ1203)。すると、図3におけるステ
ップ302からステップ310までの手順によってシス
テムチェックが行われる(図12のステップ120
4)。つまり、システムチェック手段103によって、
DSPユニット6に関する手順を追加するようにシステ
ムが再構築され、その結果はシステムチェック結果記憶
手段103に記憶されて、表示装置14に表示される
(図12のステップ1205)。
【0067】さらに、システムチェック結果の画面表示
が、例えば5秒間経過すると(ステップ1206)、図
11のステップ1103〜1108と同様の処理が行わ
れる(ステップ1207〜1212)。さらに、機能調
整指示手段131が、機能調整画像記憶手段132から
DSPモード設定画面のデータを選択して出力するの
で、表示画面生成手段125によってDSPモード設定
画面が生成され、表示装置14において表示される(ス
テップ1213)。ユーザは、この設定画面を見ながら
操作部10を操作することによって、簡易DSP/高級
DSPモードを選択すると、これに応じて機能調整指示
手段131がDSPユニット6に対して指示信号を発
し、DSPモード設定が完了する(ステップ121
4)。その後、表示画面生成手段125によって、PO
WER OFF画面が生成され、表示装置14に表示さ
れて(ステップ1205)、処理が終了する。
【0068】2−3.効果 以上のような本実施の形態の効果は、以下の通りであ
る。すなわち、初期電源接続時に、システム追加による
システムチェック状態を記憶しておくので、アクセサリ
ースイッチONによって自動的に調整機能設定画面とな
り、ユーザが音源装置を使用するためにセンターユニッ
ト1の電源スイッチをONにする前に、調整機能設定を
実行することができる。従って、運転中にキー操作する
等の機能設定の煩わしさから解放され、安全性、操作性
が多いに向上する。また、システムに追加接続された装
置があった場合にも、当該装置とセンターユニット1と
のコネクタ接続による初期電源接続時に、アクセサリー
スイッチONによって自動的に調整機能設定画面となる
ので、機能設定が容易となる。
【0069】(3)他の実施の形態 なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではな
く、次に例示するような他の実施の形態も含むものであ
る。例えば、第2の実施の形態に、上記の第1の実施の
形態における第2の判定手段111、リブート指示手段
113、判定条件設定手段112を設けることによっ
て、第1の実施の形態と同様の作用効果が得られるシス
テムとして構成することも可能である。
【0070】また、音源装置の種類や数は自由であり、
音源装置から信号を受け取って処理する処理装置の構成
も、上に述べた実施形態に示したものには限定されな
い。そして、通信不能の判定条件は自由に設定可能であ
り、機能設定の種類、数、順序も上に述べた実施形態に
示したものには限定されない。さらに、本発明の機能を
実現するコンピュータプログラムを記録した記録媒体も
本発明の一態様である。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、音源装
置の接続状態を容易かつ速やかに確認することができ、
処理の遅延を防止することが可能な音響システム、その
制御方法及びその制御用プログラムを記録した記録媒体
を提供することができる。
【0072】また、本発明によれば、音源装置の機能調
整を容易に行うことができ、処理の遅延を防止すること
が可能な音響システム、その制御方法及びその制御用プ
ログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の全体構成を示すブ
ロック図である。
【図2】図1の実施の形態におけるセンターユニットの
構成を示す機能ブロック図である。
【図3】図1の実施の形態における起動時及び再起動時
のシステムチェックの手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】図1の実施の形態における表示装置のシステム
チェック要求画面を示す図である。
【図5】図1の実施の形態における表示装置のシステム
チェック中の画面を示す図である。
【図6】図1の実施の形態における表示装置の起動時に
おけるシステムチェック結果の表示画面を示す図であ
る。
【図7】図1の実施の形態における通信不能判定手順を
示すフローチャートである。
【図8】図1の実施の形態における表示装置の再起動時
におけるシステムチェック結果の表示画面を示す図であ
る。
【図9】本発明の第2の実施の形態の全体構成を示すブ
ロック図である。
【図10】図9の実施の形態におけるセンターユニット
の構成を示す機能ブロック図である。
【図11】図9の実施の形態における機能調整手順を示
すフローチャートである。
【図12】図9の実施の形態に、DSPユニットを後接
続した場合の機能調整手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…センターユニット 101…第1の判定手段 102…システムチェック手段 103…システムチェック結果記憶手段 111…第2の判定手段 112…判定条件設定手段 113…リブート指示手段 121…選択手段 122…動作指示手段 2〜5…音源装置 6…DSPユニット 7…双方向データバス 8…アナログ音声ライン 9…光ファイバー 10…操作部 11…外部アンプ 12…スピーカ 13…画像処理装置 14…表示装置 301以下…手順の各ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 321 H04L 11/00 321

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音源装置を含む複数の外部装置と、前記
    外部装置を制御する制御装置とが、双方向データバスを
    介して接続され、前記制御装置には、その起動時に、外
    部装置との接続状態を判定する第1の判定手段と、前記
    第1の判定手段による判定結果に応じて前記制御装置の
    制御対象となる外部装置を決定するシステムチェック手
    段とを有する音響システムにおいて、 前記制御装置は、 前記外部装置に対する確認信号の送受信に応じて、制御
    装置と外部装置との接続状態を判定する第2の判定手段
    と、 前記第2の判定手段によって、起動時の接続状態と現在
    の接続状態との相違が判定された場合に、前記制御装置
    の再起動を指示するリブート指示手段と、 を有することを特徴とする音響システム。
  2. 【請求項2】 前記制御装置は、前記外部装置との接続
    状態を記憶する接続状態記憶手段を有し、 前記制御装置には、前記接続状態記憶手段に記憶された
    前記制御装置と前記外部装置との接続状態を表示する表
    示装置が接続されていることを特徴とする請求項1記載
    の音響システム。
  3. 【請求項3】 音源装置を含む複数の外部装置と、前記
    外部装置を制御する制御装置とが、双方向データバスを
    介して接続され、前記制御装置は、その起動時に、外部
    装置との接続状態を判定する第1の判定手段と、前記第
    1の判定手段による判定結果に応じて前記制御装置の制
    御対象となる外部装置を決定するシステムチェック手段
    とを有する音響システムにおいて、 前記制御装置は、前記外部装置に対応した機能調整を指
    示する機能調整指示手段を有することを特徴とする音響
    システム。
  4. 【請求項4】 前記制御装置は、前記外部装置に応じた
    機能調整画面情報を記憶した機能調整画面記憶手段を有
    し、 前記制御装置には、前記機能調整画面を表示する表示装
    置が接続されていることを特徴とする請求項3記載の音
    響システム。
  5. 【請求項5】 音源装置を含む複数の外部装置に双方向
    データバスを介して接続された制御装置が、その起動時
    に外部装置との接続状態を判定し、当該判定結果に応じ
    て制御対象となる外部装置を決定するシステムチェック
    を行う音響システムの制御方法において、 前記外部装置に対する確認信号の送受信に応じて、制御
    装置と外部装置との接続状態を判定し、 起動時の接続状態と現在の接続状態との相違が判定され
    た場合に、前記制御装置の再起動を指示することを特徴
    とする音響システムの制御方法。
  6. 【請求項6】 前記制御装置に接続された表示装置に、
    システムチェック前の接続状態と、システムチェック後
    の接続状態とを明示して表示することを特徴とする請求
    項5記載の音響システムの制御方法。
  7. 【請求項7】 前記制御装置は、あらかじめ設定された
    判定条件に基づいて、前記外部装置に対する確認信号の
    送受信に応じて、制御装置と外部装置との接続状態を判
    定することを特徴とする請求項5又は請求項6記載の音
    響システムの制御方法。
  8. 【請求項8】 音源装置を含む複数の外部装置に双方向
    データバスを介して接続された制御装置が、その起動時
    に外部装置との接続状態を判定し、当該判定結果に応じ
    て制御対象となる外部装置を決定するシステムチェック
    を行う音響システムの制御方法において、 前記システムチェック後に、前記外部装置に対応した機
    能調整を、あらかじめ定められた順に指示することを特
    徴とする音響システムの制御方法。
  9. 【請求項9】 前記制御装置に接続された表示装置に、
    あらかじめ定められた順に、前記外部装置に対応した機
    能調整用の画面を表示することを特徴とする請求項8記
    載の音響システムの制御方法。
  10. 【請求項10】 音源装置を含む複数の外部装置に双方
    向データバスを介して接続された制御装置が、その起動
    時に外部装置との接続状態を判定し、当該判定結果に応
    じて制御対象となる外部装置を決定するシステムチェッ
    クを、コンピュータを用いて行うための音響システムの
    制御用プログラムを記録した記録媒体において、 当該プログラムは前記コンピュータに、 前記外部装置に対する確認信号の送受信に応じて、制御
    装置と外部装置との接続状態を判定させ、 起動時の接続状態と現在の接続状態との相違が判定され
    た場合に、前記制御装置の再起動を指示させることを特
    徴とする音響システムの制御用プログラムを記録した記
    録媒体。
  11. 【請求項11】 前記制御装置に接続された表示装置
    に、システムチェック前の接続状態と、システムチェッ
    ク後の接続状態とを明示して表示させることを特徴とす
    る請求項10記載の音響システムの制御用プログラムを
    記録した記録媒体。
  12. 【請求項12】 双方向データバスを介して音源装置を
    含む複数の外部装置が接続された制御装置が、その起動
    時に外部装置との接続状態を判定し、当該判定結果に応
    じて制御対象となる外部装置を決定するシステムチェッ
    クを、コンピュータを用いて行うための音響システムの
    制御用プログラムを記録した記録媒体において、 当該プログラムは前記コンピュータに、 前記システムチェック後に、前記外部装置に対応した機
    能調整を、あらかじめ定められた順に指示させることを
    特徴とする音響システムの制御用プログラムを記録した
    記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記制御装置に接続された表示装置
    に、あらかじめ定められた順に、前記外部装置に対応し
    た機能調整用の画面を表示させることを特徴とする請求
    項12記載の音響システムの制御用プログラムを記録し
    た記録媒体。
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CN108965970A (zh) * 2012-06-06 2018-12-07 搜诺思公司 设备回放故障恢复和重新分配

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