JP2000194612A - 電子デ―タの内容を無線装置用に変換する方法およびシステム - Google Patents
電子デ―タの内容を無線装置用に変換する方法およびシステムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、電子データの内容を無線装置用に
変換するための方法およびシステムを提供することを課
題とする。すなわちインターネットのワールドワイドウ
エブのウエブページ等、電子データ含む電子文書を、無
線電話等の無線装置がその表示に適したフォーマットで
受け取れるようにすることを課題とする。 【解決手段】 本発明は、ハイパーテキストマークアッ
プ言語(HTML)等の第１のマークアップ言語で書かれたオ
リジナル電子文書を、無線アプリケーションプロトコル
(WAP)の無線マークアップ言語(WML)等の第２の無線マー
クアップ言語に変換する。オリジナル電子文書のテキス
ト文書要素および非テキスト文書要素(例えば画像)は、
第１のマークアップ言語に適したフォーマットから第２
のマークアップ言語に適したフォーマットに変換する。
オリジナル電子文書(例えばHTML)に対する要求の応答と
して、無線装置での表示に適するように変換した文書
(例えばWML)を送出することにより、無線装置のユーザ
の満足度を向上させる。
変換するための方法およびシステムを提供することを課
題とする。すなわちインターネットのワールドワイドウ
エブのウエブページ等、電子データ含む電子文書を、無
線電話等の無線装置がその表示に適したフォーマットで
受け取れるようにすることを課題とする。 【解決手段】 本発明は、ハイパーテキストマークアッ
プ言語(HTML)等の第１のマークアップ言語で書かれたオ
リジナル電子文書を、無線アプリケーションプロトコル
(WAP)の無線マークアップ言語(WML)等の第２の無線マー
クアップ言語に変換する。オリジナル電子文書のテキス
ト文書要素および非テキスト文書要素(例えば画像)は、
第１のマークアップ言語に適したフォーマットから第２
のマークアップ言語に適したフォーマットに変換する。
オリジナル電子文書(例えばHTML)に対する要求の応答と
して、無線装置での表示に適するように変換した文書
(例えばWML)を送出することにより、無線装置のユーザ
の満足度を向上させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータネット
ワークに関する。特に本発明は、電子データの内容を無
線装置用に変換する方法およびシステムに関する。
ワークに関する。特に本発明は、電子データの内容を無
線装置用に変換する方法およびシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】インターネットは、多数のコンピュータ
を相互接続した世界的なネットワークである。ワールド
ワイドウエブは、インターネット上の情報システムであ
り、電子文書をやり取りするように設計されている。ワ
ールドワイドウエブ上の電子文書は、例えばファイルと
して保存される。これら電子文書は、テキスト、ハイパ
ーテキスト、および画像、動画、音声等の電子データへ
の参照を含んでいる。ハイパーテキスト文書の構造は、
汎用マークアップ言語(SGML)、ハイパーテキストマーク
アップ言語(HTML)、コンパクトハイパーテキストマーク
アップ言語、拡張マークアップ言語(XML)、仮想現実マ
ークアップ言語(VRML)、音声拡張マークアップ言語(Vox
ML)等の文書マークアップ言語によって定義される。
を相互接続した世界的なネットワークである。ワールド
ワイドウエブは、インターネット上の情報システムであ
り、電子文書をやり取りするように設計されている。ワ
ールドワイドウエブ上の電子文書は、例えばファイルと
して保存される。これら電子文書は、テキスト、ハイパ
ーテキスト、および画像、動画、音声等の電子データへ
の参照を含んでいる。ハイパーテキスト文書の構造は、
汎用マークアップ言語(SGML)、ハイパーテキストマーク
アップ言語(HTML)、コンパクトハイパーテキストマーク
アップ言語、拡張マークアップ言語(XML)、仮想現実マ
ークアップ言語(VRML)、音声拡張マークアップ言語(Vox
ML)等の文書マークアップ言語によって定義される。
【０００３】本技術分野において既知の通り、ハイパー
テキスト文書は、「タグ」と呼ばれるマークアップ符号
を持つ。タグはハイパーテキスト文書の構造を定義する
ものであり、区切り記号で囲まれた「開始」タグ名を少
なくとも有する。多くの場合、区切り記号で囲まれた
「終了」タグ名も有する。例えばマークアップタグ「<H
１>」は、ハイパーテキストマークアップ言語の第１レ
ベルヘッダの開始を意味する。マークアップタグ「</H
１>」は、その第１レベルヘッダの終了を意味する。し
かしながら、画像タグ「<IMG...>」は、タグを閉じる区
切り記号「>」で終わり、「</IMG>」という終了タグは
用いない。その他のマークアップ言語も同様のタグを使
ってハイパーテキスト文書を作成する。
テキスト文書は、「タグ」と呼ばれるマークアップ符号
を持つ。タグはハイパーテキスト文書の構造を定義する
ものであり、区切り記号で囲まれた「開始」タグ名を少
なくとも有する。多くの場合、区切り記号で囲まれた
「終了」タグ名も有する。例えばマークアップタグ「<H
１>」は、ハイパーテキストマークアップ言語の第１レ
ベルヘッダの開始を意味する。マークアップタグ「</H
１>」は、その第１レベルヘッダの終了を意味する。し
かしながら、画像タグ「<IMG...>」は、タグを閉じる区
切り記号「>」で終わり、「</IMG>」という終了タグは
用いない。その他のマークアップ言語も同様のタグを使
ってハイパーテキスト文書を作成する。
【０００４】マークアップ言語は、テキストに添付した
画像、動画、音声、映像等の電子データの参照を可能に
する。例えばハイパーテキストマークアップ言語は、画
像タグ「<IMG>」を使ってハイパーテキスト文書におい
て画像の使用を可能にする。例えば画像タグ「<IMGSRC
="logo.jpg">」は、JPEGファイル「logo.jpg」に格納し
たロゴ画像の表示を可能にする。
画像、動画、音声、映像等の電子データの参照を可能に
する。例えばハイパーテキストマークアップ言語は、画
像タグ「<IMG>」を使ってハイパーテキスト文書におい
て画像の使用を可能にする。例えば画像タグ「<IMGSRC
="logo.jpg">」は、JPEGファイル「logo.jpg」に格納し
たロゴ画像の表示を可能にする。
【０００５】ユーザは「ブラウザ」と呼ばれるソフトウ
エアを使って、ワールドワイドウエブからのハイパーテ
キスト文書を表示させる。ブラウザには、ワシントン州
レドモンドのマイクロソフト社のインターネットエクス
プローラやカリフォルニア州マウンテンビュウのネット
スケープコミュニケーションズ社のネットスケープナビ
ゲータ等がある。ブラウザは一般に、ハイパーテキスト
文書を解析し、マークアップタグを含むハイパーテキス
トをテキスト、画像、動画、音声、映像等に変換し、パ
ソコンのディスプレイ等に表示させる。
エアを使って、ワールドワイドウエブからのハイパーテ
キスト文書を表示させる。ブラウザには、ワシントン州
レドモンドのマイクロソフト社のインターネットエクス
プローラやカリフォルニア州マウンテンビュウのネット
スケープコミュニケーションズ社のネットスケープナビ
ゲータ等がある。ブラウザは一般に、ハイパーテキスト
文書を解析し、マークアップタグを含むハイパーテキス
トをテキスト、画像、動画、音声、映像等に変換し、パ
ソコンのディスプレイ等に表示させる。
【０００６】ハイパーテキスト文書内に「ハイパーリン
ク」を使うことによって、ハイパーテキスト文書から他
の情報源の内容を検索できる。例えばハイパーテキスト
マークアップ言語のハイパーリンクタグ「<A HREF= "ht
tp://www.spyglass.com/logo.mov">」は、映像ファイル
「logo.mov」へのハイパーリンクを提供する。ハイパー
テキスト文書内においてユーザがこのリンクを選択する
と(例えばマウスのクリックによって)、映像ファイル
「logo.mov」がインターネットアドレス(URL)である「w
ww.spyglass.com」から検索される。ハイパーテキスト
転送プロトコル(HTTP)は、転送プロトコルとして使われ
る。
ク」を使うことによって、ハイパーテキスト文書から他
の情報源の内容を検索できる。例えばハイパーテキスト
マークアップ言語のハイパーリンクタグ「<A HREF= "ht
tp://www.spyglass.com/logo.mov">」は、映像ファイル
「logo.mov」へのハイパーリンクを提供する。ハイパー
テキスト文書内においてユーザがこのリンクを選択する
と(例えばマウスのクリックによって)、映像ファイル
「logo.mov」がインターネットアドレス(URL)である「w
ww.spyglass.com」から検索される。ハイパーテキスト
転送プロトコル(HTTP)は、転送プロトコルとして使われ
る。
【０００７】ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、
ファイル転送プロトコル(FTP)、ゴーファ(Gopher)など
の転送プロトコルは、ワールドワイドウエブを介してハ
イパーテキスト文書や付加内容を転送するための手段で
ある。ハイパーテキスト転送プロトコルは、ワールドワ
イドウエブを介して情報を転送するために使われる基本
的なプロトコルの一つである。ハイパーテキスト転送プ
ロトコルは、ユーザをサーバに接続し、ハイパーテキス
ト要求を作成し、応答を受け取り、ユーザをサーバーか
ら切り離すことができる。
ファイル転送プロトコル(FTP)、ゴーファ(Gopher)など
の転送プロトコルは、ワールドワイドウエブを介してハ
イパーテキスト文書や付加内容を転送するための手段で
ある。ハイパーテキスト転送プロトコルは、ワールドワ
イドウエブを介して情報を転送するために使われる基本
的なプロトコルの一つである。ハイパーテキスト転送プ
ロトコルは、ユーザをサーバに接続し、ハイパーテキス
ト要求を作成し、応答を受け取り、ユーザをサーバーか
ら切り離すことができる。
【０００８】ファイル転送プロトコルは、遠くのシステ
ムのファイルにアクセスすることを可能にする。ファイ
ル転送プロトコルを使うことにより、ユーザはシステム
にアクセスし、ディレクトリ構造を探し、ファイルをダ
ウンロードしたりアップロードできる。ゴーファは、フ
ァイル転送プロトコルと同様であり、ハイパーテキスト
を含んだファイルにリンクした一連のメニューを提供す
る。
ムのファイルにアクセスすることを可能にする。ファイ
ル転送プロトコルを使うことにより、ユーザはシステム
にアクセスし、ディレクトリ構造を探し、ファイルをダ
ウンロードしたりアップロードできる。ゴーファは、フ
ァイル転送プロトコルと同様であり、ハイパーテキスト
を含んだファイルにリンクした一連のメニューを提供す
る。
【０００９】現在の無線電話等の無線装置は、通話機能
に加えデータ機能を持っている。このデータ機能によ
り、無線装置はワールドワイドウエブから電子文書を受
け取ることができる。電子文書を無線装置で使用可能な
フォーマットに最適化するため、無線アプリケーション
プロトコル(WAP)が一般に使われている。このプロトコ
ルは、いくつかのプロトコルと規格を含み、無線装置に
電子文書へのアクセスを提供すべく設計されている。こ
のプロトコルは、ワールドワイドウエブ用に開発された
他のマークアップ言語やプロトコルの代替として開発さ
れた。無線アプリケーションプロトコルのさらに詳しい
情報は、ワールドワイドウエブの「http://www.wapforu
m.org」にある。
に加えデータ機能を持っている。このデータ機能によ
り、無線装置はワールドワイドウエブから電子文書を受
け取ることができる。電子文書を無線装置で使用可能な
フォーマットに最適化するため、無線アプリケーション
プロトコル(WAP)が一般に使われている。このプロトコ
ルは、いくつかのプロトコルと規格を含み、無線装置に
電子文書へのアクセスを提供すべく設計されている。こ
のプロトコルは、ワールドワイドウエブ用に開発された
他のマークアップ言語やプロトコルの代替として開発さ
れた。無線アプリケーションプロトコルのさらに詳しい
情報は、ワールドワイドウエブの「http://www.wapforu
m.org」にある。
【００１０】無線アプリケーションプロトコルの一つの
要素は、無線マークアップ言語(WML)である。この無線
マークアップ言語は、マークアップタグを含み、電子文
書のフォーマットとレイアウトについての制御を提供す
る。無線マークアップ言語は、ハイパーテキストマーク
アップ言語等に比べ、無線電話等の無線装置での使用に
適している場合が多い。
要素は、無線マークアップ言語(WML)である。この無線
マークアップ言語は、マークアップタグを含み、電子文
書のフォーマットとレイアウトについての制御を提供す
る。無線マークアップ言語は、ハイパーテキストマーク
アップ言語等に比べ、無線電話等の無線装置での使用に
適している場合が多い。
【００１１】無線マークアップ言語データは、「カー
ド」の集まりとして構成される。カードの集まりは「デ
ック」と呼ばれる。各カードは、構造化された内容とナ
ビゲーション仕様とを含む。論理的には、無線装置のユ
ーザは、一連のカードを調べ、各カードの内容を閲覧
し、要求情報を入力し、オプションを選択し、デック内
の他のカードを調べる。
ド」の集まりとして構成される。カードの集まりは「デ
ック」と呼ばれる。各カードは、構造化された内容とナ
ビゲーション仕様とを含む。論理的には、無線装置のユ
ーザは、一連のカードを調べ、各カードの内容を閲覧
し、要求情報を入力し、オプションを選択し、デック内
の他のカードを調べる。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】無線装置のユーザは、
ワールドワイドウエブの電子文書を要求することもでき
る。しかしながら、ワールドワイドウエブの電子文書の
内容を無線装置の小さなディスプレイに表示させるには
いくつかの問題がある。
ワールドワイドウエブの電子文書を要求することもでき
る。しかしながら、ワールドワイドウエブの電子文書の
内容を無線装置の小さなディスプレイに表示させるには
いくつかの問題がある。
【００１３】まず第一に、ワールドワイドウエブ用に開
発された電子文書は、標準的な「スーパーVGA」解像度
(例えば８００×６００画素、２５６色以上のカラー表
示)で表示されることを前提としている。無線電話等の
無線装置のユーザも、ワールドワイドウエブの電子文書
を見る時がある。しかしながら、ほとんどの無線装置
は、スーパーVGAよりも低い解像度(例えば１００×２０
０画素、モノクロ表示)を有し、カラーをサポートして
いない。また、スーパーVGAを有する装置は、８０文字
以上のテキストを２４行以上表示できる能力を持つ場合
が多い。しかるに無線装置のディスプレイは、２０文字
のテキストを約２〜５行しか表示できないことが多い。
このため電子文書の内容を適切に表示できず、ユーザは
元のハイパーテキストの内容を見ることが難しい。しか
しながら電子文書は、スーパーVGA解像度のディスプレ
イを持つ装置にも、それ以下の解像度のディスプレイを
持つ無線装置にも、同じ内容を提供する必要がある。
発された電子文書は、標準的な「スーパーVGA」解像度
(例えば８００×６００画素、２５６色以上のカラー表
示)で表示されることを前提としている。無線電話等の
無線装置のユーザも、ワールドワイドウエブの電子文書
を見る時がある。しかしながら、ほとんどの無線装置
は、スーパーVGAよりも低い解像度(例えば１００×２０
０画素、モノクロ表示)を有し、カラーをサポートして
いない。また、スーパーVGAを有する装置は、８０文字
以上のテキストを２４行以上表示できる能力を持つ場合
が多い。しかるに無線装置のディスプレイは、２０文字
のテキストを約２〜５行しか表示できないことが多い。
このため電子文書の内容を適切に表示できず、ユーザは
元のハイパーテキストの内容を見ることが難しい。しか
しながら電子文書は、スーパーVGA解像度のディスプレ
イを持つ装置にも、それ以下の解像度のディスプレイを
持つ無線装置にも、同じ内容を提供する必要がある。
【００１４】１つの解決策は、電子文書のいくつかのバ
ージョンをコンテンツプロバイダのサイトに保存してお
くことである。例えば電子文書の１つのバージョンはハ
イパーテキストマークアップ言語で保存し、他のバージ
ョンは無線マークアップ言語で保存することである。し
かしながら、この方法は大きな記憶空間を必要とする
上、電子文書が変更された場合に各バージョンの同期を
取るための保守作業が極めて難しい。
ージョンをコンテンツプロバイダのサイトに保存してお
くことである。例えば電子文書の１つのバージョンはハ
イパーテキストマークアップ言語で保存し、他のバージ
ョンは無線マークアップ言語で保存することである。し
かしながら、この方法は大きな記憶空間を必要とする
上、電子文書が変更された場合に各バージョンの同期を
取るための保守作業が極めて難しい。
【００１５】別の問題は、無線装置のディスプレイは、
電子文書が含むテキスト、画像、動画、ビデオ等の全ペ
ージをダウンロードし表示することができない、あるい
はそのための十分なメモリを持たないことである。多量
のテキスト、画像、動画、ビデオ等を含む電子文書を表
示しようとすると、無線装置は過負荷になり、悪影響を
受け、ユーザをいらいらさせる。
電子文書が含むテキスト、画像、動画、ビデオ等の全ペ
ージをダウンロードし表示することができない、あるい
はそのための十分なメモリを持たないことである。多量
のテキスト、画像、動画、ビデオ等を含む電子文書を表
示しようとすると、無線装置は過負荷になり、悪影響を
受け、ユーザをいらいらさせる。
【００１６】さらに別の問題は、無線装置のほとんどの
ユーザは、その装置をワールドワイドウエブを幅広く閲
覧するために使うのではないことである。無線装置のユ
ーザは、例えば電話番号、住所、株価、スポーツの点数
結果、最新のニュース等、特定の情報を探すことが多
い。このようなユーザは、ハイパーテキスト文書のある
種の電子的内容(例えば画像)を表示させないことを望
む。
ユーザは、その装置をワールドワイドウエブを幅広く閲
覧するために使うのではないことである。無線装置のユ
ーザは、例えば電話番号、住所、株価、スポーツの点数
結果、最新のニュース等、特定の情報を探すことが多
い。このようなユーザは、ハイパーテキスト文書のある
種の電子的内容(例えば画像)を表示させないことを望
む。
【００１７】このため、オリジナル電子文書を無線電話
等の無線装置で利用できるように変換する方法およびシ
ステムを提供する必要がある。これら方法およびシステ
ムは、ワールドワイドウエブのほぼすべての電子文書を
無線装置に適したフォーマットの文書に変換し表示する
ことを可能にする。
等の無線装置で利用できるように変換する方法およびシ
ステムを提供する必要がある。これら方法およびシステ
ムは、ワールドワイドウエブのほぼすべての電子文書を
無線装置に適したフォーマットの文書に変換し表示する
ことを可能にする。
【００１８】
【課題を解決するための手段】本発明は、無線装置に電
子文書を表示する上での問題点を解決するため、電子文
書の内容を変換する方法およびシステムを提供する。本
発明の一態様は、電子文書の内容を変換する方法に関す
る。この方法は、第１のネットワーク上の第２のネット
ワーク装置にあるオリジナル電子文書に対する要求を、
前記第１のネットワーク上の第１のネットワーク装置か
ら受け取る段階を含む。前記第１のネットワーク装置は
無線装置であり、前記要求は前記無線装置のタイプを示
すデータを含む。この方法は、第１のマークアップ言語
で書かれた前記オリジナル電子文書を、複数の電子文書
要素に分解する。これら文書要素は、テキスト要素と非
テキスト要素とを含み、第２の無線マークアップ言語に
変換される。すなわち、第１のマークアップ言語で書か
れたオリジナル電子文書のテキスト要素は、第２の無線
マークアップ言語のテキスト要素に変換される。第１の
マークアップ言語で書かれたオリジナル電子文書の非テ
キスト要素は、第２の無線マークアップ言語の非テキス
ト要素に変換される。前記要求に含まれる前記第１の無
線装置のタイプに基づき、変換後のテキスト要素および
非テキスト要素から、変換後の電子文書を作成する。こ
の変換後の電子文書は、前記オリジナル電子文書に対す
る応答として、前記第２のネットワーク装置から前記第
１の無線装置に送られる。本発明は無線装置に限定され
ない。前記第１の無線装置に代えて他のネットワーク装
置を使っても良い。
子文書を表示する上での問題点を解決するため、電子文
書の内容を変換する方法およびシステムを提供する。本
発明の一態様は、電子文書の内容を変換する方法に関す
る。この方法は、第１のネットワーク上の第２のネット
ワーク装置にあるオリジナル電子文書に対する要求を、
前記第１のネットワーク上の第１のネットワーク装置か
ら受け取る段階を含む。前記第１のネットワーク装置は
無線装置であり、前記要求は前記無線装置のタイプを示
すデータを含む。この方法は、第１のマークアップ言語
で書かれた前記オリジナル電子文書を、複数の電子文書
要素に分解する。これら文書要素は、テキスト要素と非
テキスト要素とを含み、第２の無線マークアップ言語に
変換される。すなわち、第１のマークアップ言語で書か
れたオリジナル電子文書のテキスト要素は、第２の無線
マークアップ言語のテキスト要素に変換される。第１の
マークアップ言語で書かれたオリジナル電子文書の非テ
キスト要素は、第２の無線マークアップ言語の非テキス
ト要素に変換される。前記要求に含まれる前記第１の無
線装置のタイプに基づき、変換後のテキスト要素および
非テキスト要素から、変換後の電子文書を作成する。こ
の変換後の電子文書は、前記オリジナル電子文書に対す
る応答として、前記第２のネットワーク装置から前記第
１の無線装置に送られる。本発明は無線装置に限定され
ない。前記第１の無線装置に代えて他のネットワーク装
置を使っても良い。
【００１９】本発明の他の態様は、内容変換システムを
提供する。このシステムは、無線装置等のネットワーク
装置からオリジナル電子文書に対する要求を受け付ける
無線ゲートウエイを有する。内容変換アプリケーション
は、第１のマークアップ言語で書かれたオリジナル電子
文書を、無線装置での表示に適した第２の無線マークア
ップ言語で書かれた第２の文書に変換する。データベー
スは複数の無線装置についての変換設定を格納する。こ
の変換設定は、第１のマークアップ言語で書かれたオリ
ジナル電子文書を、特定タイプの無線装置での表示に適
した第２の無線マークアップ言語で書かれた第２の文書
に変換する時に使われる。さらに多くのあるいはさらに
少ない要素を使ってシステムを構成しても良い。本発明
は、前記構成のシステムに限定されない。また本発明の
システムは、無線装置用に限定されない。前記第１の無
線装置に代えて他のネットワーク装置を使っても良い。
提供する。このシステムは、無線装置等のネットワーク
装置からオリジナル電子文書に対する要求を受け付ける
無線ゲートウエイを有する。内容変換アプリケーション
は、第１のマークアップ言語で書かれたオリジナル電子
文書を、無線装置での表示に適した第２の無線マークア
ップ言語で書かれた第２の文書に変換する。データベー
スは複数の無線装置についての変換設定を格納する。こ
の変換設定は、第１のマークアップ言語で書かれたオリ
ジナル電子文書を、特定タイプの無線装置での表示に適
した第２の無線マークアップ言語で書かれた第２の文書
に変換する時に使われる。さらに多くのあるいはさらに
少ない要素を使ってシステムを構成しても良い。本発明
は、前記構成のシステムに限定されない。また本発明の
システムは、無線装置用に限定されない。前記第１の無
線装置に代えて他のネットワーク装置を使っても良い。
【００２０】本発明の方法およびシステムの好適実施例
において、無線装置は、オリジナル電子文書(例えばハ
イパーテキストマークアップ言語文書)に対する要求を
出し、変換後の電子文書(例えば無線マークアップ言語
文書)を受け取り、それを適切に表示する。これによ
り、前記無線装置のユーザの満足度を向上させる。
において、無線装置は、オリジナル電子文書(例えばハ
イパーテキストマークアップ言語文書)に対する要求を
出し、変換後の電子文書(例えば無線マークアップ言語
文書)を受け取り、それを適切に表示する。これによ
り、前記無線装置のユーザの満足度を向上させる。
【００２１】無線装置のユーザは、例えば気象に関する
最新のオリジナル電子文書を要求する。その電子文書は
現在の気象に関する何枚かの天気図とテキストとを含
む。本発明の方法およびシステムは、その電子文書を気
象に関するテキストのみの電子文書に変換し、当前記無
線装置での表示に適したフォーマットで提供する。本発
明は、無線装置に限定されず、他のネットワーク装置も
適用可能である。
最新のオリジナル電子文書を要求する。その電子文書は
現在の気象に関する何枚かの天気図とテキストとを含
む。本発明の方法およびシステムは、その電子文書を気
象に関するテキストのみの電子文書に変換し、当前記無
線装置での表示に適したフォーマットで提供する。本発
明は、無線装置に限定されず、他のネットワーク装置も
適用可能である。
【００２２】
【発明の実施の形態】好適実施例に基づき添付図面を参
照しながら本発明の前記およびその他特徴および利点を
詳細に説明する。
照しながら本発明の前記およびその他特徴および利点を
詳細に説明する。
【００２３】内容変換システムの例 図１は、本発明の好適実施例に基づく内容変換システム
１０を示すブロック図である。内容変換システム１０
は、複数の要素を有する。第１の無線装置１２は、オリ
ジナル電子文書を要求する。第１の無線装置１２の有す
るディスプレイの解像度は、一般にスーパーVGA解像度
(８００×６００画素、２５６色表示)より低い。
１０を示すブロック図である。内容変換システム１０
は、複数の要素を有する。第１の無線装置１２は、オリ
ジナル電子文書を要求する。第１の無線装置１２の有す
るディスプレイの解像度は、一般にスーパーVGA解像度
(８００×６００画素、２５６色表示)より低い。
【００２４】当業者には既知であり、また上述したよう
に、電子文書はテキスト、ハイパーテキスト、グラフィ
ックデータ、あるいは画像、音声、映像等への参照を含
む。ハイパーテキスト文書は、「タグ」と呼ばれるマー
クアップ符号を持つ。ハイパーテキスト文書の構造は、
汎用マークアップ言語(SGML)、ハイパーテキストマーク
アップ言語(HTML)、コンパクトHTML(cHTML)、拡張マー
クアップ言語(XML)、仮想現実マークアップ言語(VRM
L)、音声拡張マークアップ言語(VoxML)等の文書マーク
アップ言語によって定義される。マークアップ言語は、
テキストに添付した画像、動画、音声、映像等の電子デ
ータの参照を可能にする。
に、電子文書はテキスト、ハイパーテキスト、グラフィ
ックデータ、あるいは画像、音声、映像等への参照を含
む。ハイパーテキスト文書は、「タグ」と呼ばれるマー
クアップ符号を持つ。ハイパーテキスト文書の構造は、
汎用マークアップ言語(SGML)、ハイパーテキストマーク
アップ言語(HTML)、コンパクトHTML(cHTML)、拡張マー
クアップ言語(XML)、仮想現実マークアップ言語(VRM
L)、音声拡張マークアップ言語(VoxML)等の文書マーク
アップ言語によって定義される。マークアップ言語は、
テキストに添付した画像、動画、音声、映像等の電子デ
ータの参照を可能にする。
【００２５】同じく上述の通り、一般に電子文書は「ブ
ラウザ」と呼ばれるソフトウエアアプリケーションによ
ってユーザに対して表示される。携帯装置または無線装
置に搭載されるブラウザは、大きなブラウザのサブセッ
トであることがあり、要求された電子文書の内容を、電
子文書サーバに格納されている完全な形で表示できない
ことが多い。一般にブラウザは、電子文書を解読し、電
子文書の内容をテキスト、画像、動画、音声、映像等に
表現し、パソコン等の装置に表示する。ワールドワイド
ウエブ用に開発された電子文書のほとんどは、ユーザが
ブラウザを使ってその内容を見る場合に、標準的な「ス
ーパーVGA」解像度(例えば８００×６００画素、２５６
色以上のカラー表示)を持つデスクトップコンピュータ
画面を使うことを想定している。
ラウザ」と呼ばれるソフトウエアアプリケーションによ
ってユーザに対して表示される。携帯装置または無線装
置に搭載されるブラウザは、大きなブラウザのサブセッ
トであることがあり、要求された電子文書の内容を、電
子文書サーバに格納されている完全な形で表示できない
ことが多い。一般にブラウザは、電子文書を解読し、電
子文書の内容をテキスト、画像、動画、音声、映像等に
表現し、パソコン等の装置に表示する。ワールドワイド
ウエブ用に開発された電子文書のほとんどは、ユーザが
ブラウザを使ってその内容を見る場合に、標準的な「ス
ーパーVGA」解像度(例えば８００×６００画素、２５６
色以上のカラー表示)を持つデスクトップコンピュータ
画面を使うことを想定している。
【００２６】図１に戻り、無線ゲートウエイ１４は、第
１の無線装置１２からの電子文書の要求を処理し、変換
後の電子文書を前記第１の無線装置１２に返送する。内
容変換アプリケーション１６は、電子文書の内容を変換
し、第１の無線装置１２(例えば小さなディスプレイを
有する装置)でも使用可能なフォーマットにする。デー
タベース１８は、無線装置用の変換設定を格納する。図
１は単一のデータベース１８を示すが、複数のデータベ
ースを使っても良い。コンピュータネットワーク２０
は、電子文書を供給するための１つ以上の電子文書サー
バを有する。
１の無線装置１２からの電子文書の要求を処理し、変換
後の電子文書を前記第１の無線装置１２に返送する。内
容変換アプリケーション１６は、電子文書の内容を変換
し、第１の無線装置１２(例えば小さなディスプレイを
有する装置)でも使用可能なフォーマットにする。デー
タベース１８は、無線装置用の変換設定を格納する。図
１は単一のデータベース１８を示すが、複数のデータベ
ースを使っても良い。コンピュータネットワーク２０
は、電子文書を供給するための１つ以上の電子文書サー
バを有する。
【００２７】本発明の好適実施例において、コンピュー
タネットワーク２０は、インターネット上のワールドワ
イドウエブである。当業者に知られる通り、インターネ
ットは相互接続したコンピュータの世界的なネットワー
クである。ワールドワイドウエブは、電子文書をやり取
りすべく設計されたインターネット上の情報システムで
ある。電子文書サーバを有する他のコンピュータネット
ワークを使っても良い(例えばイントラネットやローカ
ルエリアネットワーク(LAN))。
タネットワーク２０は、インターネット上のワールドワ
イドウエブである。当業者に知られる通り、インターネ
ットは相互接続したコンピュータの世界的なネットワー
クである。ワールドワイドウエブは、電子文書をやり取
りすべく設計されたインターネット上の情報システムで
ある。電子文書サーバを有する他のコンピュータネット
ワークを使っても良い(例えばイントラネットやローカ
ルエリアネットワーク(LAN))。
【００２８】図１の内容変換アプリケーション１６は、
個別要素である。しかしながら、内容変換アプリケーシ
ョン１６は、無線ゲートウエイ１４と一体化しても良い
(図１に示さず)。本発明の好適実施例は、内容変換シス
テム１０に示したネットワーク要素に限定されず、より
多くのあるいはより少ないネットワーク要素を使っても
良い。本発明の他の実施例において、第１の無線装置１
２は、有線ネットワーク装置(例えばワイヤやケーブル
を用いて臨時にまたは永久的にネットワークに接続した
ネットワーク装置)でも良い。このような有線ネットワ
ーク装置は、１つ以上の無線マークアップ言語(例えばW
ML)を使うことができる。
個別要素である。しかしながら、内容変換アプリケーシ
ョン１６は、無線ゲートウエイ１４と一体化しても良い
(図１に示さず)。本発明の好適実施例は、内容変換シス
テム１０に示したネットワーク要素に限定されず、より
多くのあるいはより少ないネットワーク要素を使っても
良い。本発明の他の実施例において、第１の無線装置１
２は、有線ネットワーク装置(例えばワイヤやケーブル
を用いて臨時にまたは永久的にネットワークに接続した
ネットワーク装置)でも良い。このような有線ネットワ
ーク装置は、１つ以上の無線マークアップ言語(例えばW
ML)を使うことができる。
【００２９】本発明の好適実施例において、無線ゲート
ウエイ１４と内容変換アプリケーション１６とは、プロ
キシサーバ上のソフトウエア要素である。図１の各要素
の機能は、ハードウエア要素とソフトウエア要素との組
み合わせ、あるいはハードウエア要素によって提供して
も良い。
ウエイ１４と内容変換アプリケーション１６とは、プロ
キシサーバ上のソフトウエア要素である。図１の各要素
の機能は、ハードウエア要素とソフトウエア要素との組
み合わせ、あるいはハードウエア要素によって提供して
も良い。
【００３０】本発明の好適実施例において、図１の各要
素の機能は、オブジェクト指向プログラミング技術およ
びC++プログラミング言語を使うソフトウエアによって
提供される。C++の代わりに他のオブジェクト指向プロ
グラミング言語を使っても良い。本発明の好適実施例に
おいて、図１の各要素の機能は、非オブジェクト指向プ
ログラミング言語(例えばCプログラミング言語)によっ
て提供しても良い。
素の機能は、オブジェクト指向プログラミング技術およ
びC++プログラミング言語を使うソフトウエアによって
提供される。C++の代わりに他のオブジェクト指向プロ
グラミング言語を使っても良い。本発明の好適実施例に
おいて、図１の各要素の機能は、非オブジェクト指向プ
ログラミング言語(例えばCプログラミング言語)によっ
て提供しても良い。
【００３１】当業者に知られる通り、オブジェクト指向
プログラミングは、オブジェクト指向オブジェクトを含
むコンピュータソフトウエアを設計するために使われ
る。これらオブジェクトは、作成が容易であり、変更が
経済的であり、再利用可能である。オブジェクト指向オ
ブジェクトは、「オブジェクトデータ」と「オブジェク
トサービス」とを含む。オブジェクトサービスは、「オ
ブジェクトメソッド」(「オブジェクトオペレーショ
ン」または「オブジェクトファンクション」とも呼ばれ
る)を介して提供される。オブジェクトメソッドは、一
般にオブジェクトが所有する「インスタンスデータ」ま
たは「オブジェクトステートデータ」等のプライベート
データ上で動作する。オブジェクトの集まりは、「オブ
ジェクトクラス」と呼ばれる。「オブジェクトタイプ」
と呼ばれることもある。オブジェクトクラスは、オブジ
ェクトのセットの行動を記述するためのテンプレートと
して働く。オブジェクトの実行は一般に密閉され、公開
されず、隠されている。オブジェクトプライベートイン
スタンスデータは、オブジェクトクラスのオブジェクト
メソッドによってのみアクセス可能である。オブジェク
トパブリックインスタンスデータは、公開された「オブ
ジェクトインタフェース」を介してアクセスされる。
プログラミングは、オブジェクト指向オブジェクトを含
むコンピュータソフトウエアを設計するために使われ
る。これらオブジェクトは、作成が容易であり、変更が
経済的であり、再利用可能である。オブジェクト指向オ
ブジェクトは、「オブジェクトデータ」と「オブジェク
トサービス」とを含む。オブジェクトサービスは、「オ
ブジェクトメソッド」(「オブジェクトオペレーショ
ン」または「オブジェクトファンクション」とも呼ばれ
る)を介して提供される。オブジェクトメソッドは、一
般にオブジェクトが所有する「インスタンスデータ」ま
たは「オブジェクトステートデータ」等のプライベート
データ上で動作する。オブジェクトの集まりは、「オブ
ジェクトクラス」と呼ばれる。「オブジェクトタイプ」
と呼ばれることもある。オブジェクトクラスは、オブジ
ェクトのセットの行動を記述するためのテンプレートと
して働く。オブジェクトの実行は一般に密閉され、公開
されず、隠されている。オブジェクトプライベートイン
スタンスデータは、オブジェクトクラスのオブジェクト
メソッドによってのみアクセス可能である。オブジェク
トパブリックインスタンスデータは、公開された「オブ
ジェクトインタフェース」を介してアクセスされる。
【００３２】本発明の好適実施例に基づく内容変換シス
テム１０の各要素の動作環境は、処理システムを含む。
この処理システムは、少なくとも１つの高速中央演算処
理装置(CPU)とメモリシステムとを含む。以下の本発明
の説明は、特に明記しない限り、コンピュータプログラ
ミング分野の実際と、処理システムが実行する動作およ
び命令の働きおよび記号表現とに基づいて行う。このよ
うな働きあるいは動作は、「コンピュータ実行」または
「CPU実行」と表現する。１つのCPUを用いる例を説明す
るが、本発明の好適実施例は複数のCPUを用いることも
できる。
テム１０の各要素の動作環境は、処理システムを含む。
この処理システムは、少なくとも１つの高速中央演算処
理装置(CPU)とメモリシステムとを含む。以下の本発明
の説明は、特に明記しない限り、コンピュータプログラ
ミング分野の実際と、処理システムが実行する動作およ
び命令の働きおよび記号表現とに基づいて行う。このよ
うな働きあるいは動作は、「コンピュータ実行」または
「CPU実行」と表現する。１つのCPUを用いる例を説明す
るが、本発明の好適実施例は複数のCPUを用いることも
できる。
【００３３】前記メモリシステムは、主メモリと二次記
憶装置とを含んでも良い。主メモリは、高速ランダムア
クセスメモリ(RAM)である。主メモリは、追加のあるい
は代替の高速メモリ装置またはメモリ回路を含んでも良
い。二次記憶装置は、リードオンリーメモリ(ROM)、光
ディスク、磁気ディスク、有機メモリ、揮発性あるいは
不揮発性の大容量記憶システム等の長期記憶装置の形態
を取ることができる。当業者に明らかな通り、前記メモ
リシステムは、各種代替要素あるいは代替要素の組み合
わせで構成しても良い。
憶装置とを含んでも良い。主メモリは、高速ランダムア
クセスメモリ(RAM)である。主メモリは、追加のあるい
は代替の高速メモリ装置またはメモリ回路を含んでも良
い。二次記憶装置は、リードオンリーメモリ(ROM)、光
ディスク、磁気ディスク、有機メモリ、揮発性あるいは
不揮発性の大容量記憶システム等の長期記憶装置の形態
を取ることができる。当業者に明らかな通り、前記メモ
リシステムは、各種代替要素あるいは代替要素の組み合
わせで構成しても良い。
【００３４】各要素の働き、および記号で表現する動作
や命令は、CPUによる電気的あるいは生物的信号の処理
を含む。電気的あるいは生物的信号は、データビットを
変化させる。すなわち、メモリシステムの記憶場所にお
いてデータビットを保持することは、CPUの動作を再構
成あるいは変更することになる。データビットを保持す
る記憶場所は物理的な場所であり、その記憶場所はその
データビットに対応する特定の電気的、磁気的、光学
的、または有機的特性を持つ。
や命令は、CPUによる電気的あるいは生物的信号の処理
を含む。電気的あるいは生物的信号は、データビットを
変化させる。すなわち、メモリシステムの記憶場所にお
いてデータビットを保持することは、CPUの動作を再構
成あるいは変更することになる。データビットを保持す
る記憶場所は物理的な場所であり、その記憶場所はその
データビットに対応する特定の電気的、磁気的、光学
的、または有機的特性を持つ。
【００３５】データビットは、コンピュータあるいはCP
Uで読取可能な磁気ディスク、光ディスク、有機ディス
ク、揮発性大容量記憶装置、不揮発性大容量記憶装置等
の媒体に格納できる。コンピュータで読取可能は媒体
は、共同して動作する媒体、あるいは相互接続した媒体
でも良い。これら媒体は処理システムにのみ存在しても
良いし、相互接続した複数の遠隔処理システムに分散し
ても良い。
Uで読取可能な磁気ディスク、光ディスク、有機ディス
ク、揮発性大容量記憶装置、不揮発性大容量記憶装置等
の媒体に格納できる。コンピュータで読取可能は媒体
は、共同して動作する媒体、あるいは相互接続した媒体
でも良い。これら媒体は処理システムにのみ存在しても
良いし、相互接続した複数の遠隔処理システムに分散し
ても良い。
【００３６】本発明の好適実施例の無線ネットワーク装
置および他のネットワーク装置は、米国電気電子学会(I
EEE)、国際電気通信連合(ITU)電気通信標準化部門、イ
ンターネット技術作業部会(IETF)、無線応用プロトコル
フォーラム(WAP)等によって提案されている規格に基づ
く装置であって内容変換システム１０と相互作用する装
置を含む。IEEE規格は、インターネットアドレス(URL)
「www.ieee.org」において参照できる。ITU(以前のCCIT
T)規格は、「www.itu.ch」において参照できる。IETF規
格は、「www.ietf.org」において参照できる。WAPフォ
ーラム規格は、「www.wapforum.org」において参照でき
る。
置および他のネットワーク装置は、米国電気電子学会(I
EEE)、国際電気通信連合(ITU)電気通信標準化部門、イ
ンターネット技術作業部会(IETF)、無線応用プロトコル
フォーラム(WAP)等によって提案されている規格に基づ
く装置であって内容変換システム１０と相互作用する装
置を含む。IEEE規格は、インターネットアドレス(URL)
「www.ieee.org」において参照できる。ITU(以前のCCIT
T)規格は、「www.itu.ch」において参照できる。IETF規
格は、「www.ietf.org」において参照できる。WAPフォ
ーラム規格は、「www.wapforum.org」において参照でき
る。
【００３７】無線装置用内容変換 図２は、内容変換方法２４を示すフローチャートであ
る。方法２４は、ステップ２６において、第１のネット
ワーク上の第１の無線装置１２から、前記第１のネット
ワーク上の第２のネットワーク装置１４にあるオリジナ
ル電子文書に対する要求を受け取る。この要求は、第１
の無線装置１２の装置タイプを示すデータを含む。ステ
ップ２８において、第１のマークアップ言語で書かれた
前記オリジナル電子文書は、第２の無線マークアップ言
語に変換すべく、テキスト要素と非テキスト要素とを含
む複数の文書要素に分割される。ステップ３０におい
て、第１のマークアップ言語で書かれたオリジナル電子
文書の１つ以上のテキスト要素は、第２の無線マークア
ップ言語のテキスト要素に変換される。ステップ３２に
おいて、第１のマークアップ言語で書かれたオリジナル
電子文書の１つ以上の非テキスト要素は、第２の無線マ
ークアップ言語の非テキスト要素に変換される。ステッ
プ３４において、前記変換されたテキスト要素および非
テキスト要素から変換後の電子文書が作成される。ステ
ップ３６において、前記オリジナル電子文書に対する要
求の応答として、変換後の電子文書が前記第２のネット
ワーク装置から前記第１の無線装置に送られる。本発明
は無線装置に限定されず、前記第１の無線装置に代えて
WAPを使用可能な他の無線ネットワーク装置を用いても
良い。
る。方法２４は、ステップ２６において、第１のネット
ワーク上の第１の無線装置１２から、前記第１のネット
ワーク上の第２のネットワーク装置１４にあるオリジナ
ル電子文書に対する要求を受け取る。この要求は、第１
の無線装置１２の装置タイプを示すデータを含む。ステ
ップ２８において、第１のマークアップ言語で書かれた
前記オリジナル電子文書は、第２の無線マークアップ言
語に変換すべく、テキスト要素と非テキスト要素とを含
む複数の文書要素に分割される。ステップ３０におい
て、第１のマークアップ言語で書かれたオリジナル電子
文書の１つ以上のテキスト要素は、第２の無線マークア
ップ言語のテキスト要素に変換される。ステップ３２に
おいて、第１のマークアップ言語で書かれたオリジナル
電子文書の１つ以上の非テキスト要素は、第２の無線マ
ークアップ言語の非テキスト要素に変換される。ステッ
プ３４において、前記変換されたテキスト要素および非
テキスト要素から変換後の電子文書が作成される。ステ
ップ３６において、前記オリジナル電子文書に対する要
求の応答として、変換後の電子文書が前記第２のネット
ワーク装置から前記第１の無線装置に送られる。本発明
は無線装置に限定されず、前記第１の無線装置に代えて
WAPを使用可能な他の無線ネットワーク装置を用いても
良い。
【００３８】本発明の好適実施例において、無線ゲート
ウエイ１４上の内容変換アプリケーション１６は、オリ
ジナル電子文書に対する要求を受け取る。この実施例に
おいて、内容変換アプリケーション１６は、コンピュー
タネットワーク２０(例えばワールドワイドウエブ)に対
して前記オリジナル電子文書を要求する。本発明の他の
実施例において、内容変換アプリケーション１６は、無
線ゲートウエイ１４に関連した例えばキャッシュ等の記
憶装置(例えば揮発性または不揮発性の)から前記オリジ
ナル電子文書のコピーを手に入れる。この実施例におい
て、オリジナル電子文書のコピーは、第１の無線ネット
ワーク装置１２が最初にその電子文書を要求した時、無
線ゲートウエイ１４に関連した記憶装置に格納される。
ウエイ１４上の内容変換アプリケーション１６は、オリ
ジナル電子文書に対する要求を受け取る。この実施例に
おいて、内容変換アプリケーション１６は、コンピュー
タネットワーク２０(例えばワールドワイドウエブ)に対
して前記オリジナル電子文書を要求する。本発明の他の
実施例において、内容変換アプリケーション１６は、無
線ゲートウエイ１４に関連した例えばキャッシュ等の記
憶装置(例えば揮発性または不揮発性の)から前記オリジ
ナル電子文書のコピーを手に入れる。この実施例におい
て、オリジナル電子文書のコピーは、第１の無線ネット
ワーク装置１２が最初にその電子文書を要求した時、無
線ゲートウエイ１４に関連した記憶装置に格納される。
【００３９】本発明の好適実施例において、ステップ２
６において受け取る要求は、ハイパーテキスト転送プロ
トコル(HTTP)要求である。この要求は、第１の無線装置
１２の装置タイプを含む(例えばHTTP要求ヘッダ内に)。
他の要求(例えばファイル転送プロトコル(FTP))を使っ
ても良い。
６において受け取る要求は、ハイパーテキスト転送プロ
トコル(HTTP)要求である。この要求は、第１の無線装置
１２の装置タイプを含む(例えばHTTP要求ヘッダ内に)。
他の要求(例えばファイル転送プロトコル(FTP))を使っ
ても良い。
【００４０】当業者に知られる通り、HTTPは、ワールド
ワイドウエブの電子文書サーバからデータを転送するた
めに使われる転送プロトコルである。HTTPについての詳
しい情報は、インターネット技術作業部会(IETF)のRFC
２０６８を参照できる。
ワイドウエブの電子文書サーバからデータを転送するた
めに使われる転送プロトコルである。HTTPについての詳
しい情報は、インターネット技術作業部会(IETF)のRFC
２０６８を参照できる。
【００４１】ステップ２８は、オリジナル電子文書を第
２の無線マークアップ言語に変換すべく、前記オリジナ
ル電子文書をテキスト要素および非テキスト要素を含む
複数の第１のマークアップ言語の文書要素に分割する。
本発明の好適実施例において、前記第１のマークアップ
言語はハイパーテキストマークアップ言語(HTML)であ
る。これは他のマークアップ言語(例えばXML、cHTML、S
GML、VRML、VoxML等)でも良い。HTMLの詳細はRFC-１８
６６を参照できる。
２の無線マークアップ言語に変換すべく、前記オリジナ
ル電子文書をテキスト要素および非テキスト要素を含む
複数の第１のマークアップ言語の文書要素に分割する。
本発明の好適実施例において、前記第１のマークアップ
言語はハイパーテキストマークアップ言語(HTML)であ
る。これは他のマークアップ言語(例えばXML、cHTML、S
GML、VRML、VoxML等)でも良い。HTMLの詳細はRFC-１８
６６を参照できる。
【００４２】本発明の好適実施例において、前記第２の
無線マークアップ言語は、無線アプリケーションプロト
コル(WAP)の無線マークアップ言語(WML)であるが、他の
無線マークアップ言語でも良い。前記WAPは、WMLおよび
非テキスト要素(例えば画像)変換用のプロトコルを含
む。WMLの詳細は、無線アプリケーションプロトコルフ
ォーラムによる１９９８年４月の「無線アプリケーショ
ンプロトコル仕様」を参照できる。この無線アプリケー
ションプロトコル仕様の情報は、「www.wapforum.org」
にある。前記第２の無線マークアップ言語として他のマ
ークアップ言語を使っても良い。
無線マークアップ言語は、無線アプリケーションプロト
コル(WAP)の無線マークアップ言語(WML)であるが、他の
無線マークアップ言語でも良い。前記WAPは、WMLおよび
非テキスト要素(例えば画像)変換用のプロトコルを含
む。WMLの詳細は、無線アプリケーションプロトコルフ
ォーラムによる１９９８年４月の「無線アプリケーショ
ンプロトコル仕様」を参照できる。この無線アプリケー
ションプロトコル仕様の情報は、「www.wapforum.org」
にある。前記第２の無線マークアップ言語として他のマ
ークアップ言語を使っても良い。
【００４３】本発明の好適実施例において、ステップ２
８は、３つの方法のいずれかを使ってオリジナル電子文
書を第１のマークアップ言語の複数のテキスト要素およ
び非テキスト要素に分割あるいは変換することにより、
それらを第２の無線マークアップ言語のテキスト要素お
よび非テキスト要素に変換する準備をする。より多くの
またはより少ない方法を使ってオリジナル電子文書を複
数のテキスト要素および非テキスト要素に分割しても良
い。３つの方法とは、電子文書要素の論理的分割と、カ
テゴリ分割と、指定変換とである。ステップ２８が使う
これら３つの分割方法を説明する。
８は、３つの方法のいずれかを使ってオリジナル電子文
書を第１のマークアップ言語の複数のテキスト要素およ
び非テキスト要素に分割あるいは変換することにより、
それらを第２の無線マークアップ言語のテキスト要素お
よび非テキスト要素に変換する準備をする。より多くの
またはより少ない方法を使ってオリジナル電子文書を複
数のテキスト要素および非テキスト要素に分割しても良
い。３つの方法とは、電子文書要素の論理的分割と、カ
テゴリ分割と、指定変換とである。ステップ２８が使う
これら３つの分割方法を説明する。
【００４４】表１は、ステップ２６において受け取った
オリジナル電子文書を前処理するための擬似コードの例
を示す。この前処理は、ステップ２８において本発明の
好適実施例に基づいて電子文書を分割する前に実行され
る。本発明は、表１の前処理擬似コードに限定されな
い。他の方法を使ってオリジナル電子文書を前処理して
も良い。この擬似コードはトークンリストを生成する。
このトークンリストは、ステップ２８においてオリジナ
ル電子文書を分割するために、あるいは分割して変換す
るために使われる。表１のトークンリストを処理するた
めにステップ２８において擬似コードと共に使用される
データ構造の例を以下に示す。
オリジナル電子文書を前処理するための擬似コードの例
を示す。この前処理は、ステップ２８において本発明の
好適実施例に基づいて電子文書を分割する前に実行され
る。本発明は、表１の前処理擬似コードに限定されな
い。他の方法を使ってオリジナル電子文書を前処理して
も良い。この擬似コードはトークンリストを生成する。
このトークンリストは、ステップ２８においてオリジナ
ル電子文書を分割するために、あるいは分割して変換す
るために使われる。表１のトークンリストを処理するた
めにステップ２８において擬似コードと共に使用される
データ構造の例を以下に示す。
【００４５】
【表１】
【表２】 ステップ３０は、第１のマークアップ言語で書かれたオ
リジナル電子文書の１つ以上のテキスト要素を、第２の
無線マークアップ言語のテキスト要素に変換する(例え
ば表１の擬似コードによって生成されたトークンリスト
を使用して)。本発明の好適実施例において、テキスト
要素は、テキストと、ハイパーテキストマークアップ記
号を含むハイパーテキストとを含む。これは他のテキス
ト要素でも良く、本発明はテキストとハイパーテキスト
要素とに限定されない。
リジナル電子文書の１つ以上のテキスト要素を、第２の
無線マークアップ言語のテキスト要素に変換する(例え
ば表１の擬似コードによって生成されたトークンリスト
を使用して)。本発明の好適実施例において、テキスト
要素は、テキストと、ハイパーテキストマークアップ記
号を含むハイパーテキストとを含む。これは他のテキス
ト要素でも良く、本発明はテキストとハイパーテキスト
要素とに限定されない。
【００４６】表２は、ステップ３０において、第１のマ
ークアップ言語で書かれたテキスト要素を第２の無線マ
ークアップ言語のテキスト要素に変換する例を示す。こ
れらより多くのあるいは少ない変換方法を用いても良
く、本発明は表２に記載した変換に限定されない。第１
のマークアップ言語で書かれたオリジナル電子文書に対
して、表２のすべての変換を使う必要はない。第１のマ
ークアップ言語に対する変換動作のサブセットのみがサ
ポートされる場合もある。
ークアップ言語で書かれたテキスト要素を第２の無線マ
ークアップ言語のテキスト要素に変換する例を示す。こ
れらより多くのあるいは少ない変換方法を用いても良
く、本発明は表２に記載した変換に限定されない。第１
のマークアップ言語で書かれたオリジナル電子文書に対
して、表２のすべての変換を使う必要はない。第１のマ
ークアップ言語に対する変換動作のサブセットのみがサ
ポートされる場合もある。
【００４７】
【表３】
【表４】
【表５】 ステップ３２は、オリジナル電子文書の１つ以上の非テ
キスト要素を第１のマークアップ言語の非テキストフォ
ーマットから第２の無線マークアップ言語の非テキスト
フォーマットに変換する。本発明の好適実施例におい
て、グラフィック画像や画像マップ等の非テキストフォ
ーマットは、第２の無線マークアップ言語で使用可能な
フォーマットに変換される。例えばビットマップ(BMP)
画像やJPEG画像は、無線アプリケーションプロトコルで
定義される無線ビットマップ(WBMP)画像に変換される。
BMPおよびJPEG画像フォーマットは、当業者に知られて
いる。
キスト要素を第１のマークアップ言語の非テキストフォ
ーマットから第２の無線マークアップ言語の非テキスト
フォーマットに変換する。本発明の好適実施例におい
て、グラフィック画像や画像マップ等の非テキストフォ
ーマットは、第２の無線マークアップ言語で使用可能な
フォーマットに変換される。例えばビットマップ(BMP)
画像やJPEG画像は、無線アプリケーションプロトコルで
定義される無線ビットマップ(WBMP)画像に変換される。
BMPおよびJPEG画像フォーマットは、当業者に知られて
いる。
【００４８】表３は、第１のマークアップ言語の非テキ
スト要素をステップ３２において第２の無線マークアッ
プ言語の非テキスト要素に変換するために使われる変換
の例を示す。これらより多くのあるいは少ない非テキス
ト変換を使っても良く、本発明は表３に記載した非テキ
スト変換に限定されない。
スト要素をステップ３２において第２の無線マークアッ
プ言語の非テキスト要素に変換するために使われる変換
の例を示す。これらより多くのあるいは少ない非テキス
ト変換を使っても良く、本発明は表３に記載した非テキ
スト変換に限定されない。
【００４９】
【表６】 表３は、非テキスト要素の変換として、画像変換のみを
示すが、本発明は画像変換に限定されず、他の非テキス
ト要素(例えば音声、ビデオ、動画等)にも適用可能であ
る。
示すが、本発明は画像変換に限定されず、他の非テキス
ト要素(例えば音声、ビデオ、動画等)にも適用可能であ
る。
【００５０】表４は、本発明の好適実施例に基づくC/C+
+データ構造と、方法２４のステップ３０において使わ
れるテキスト要素の変換機能用のインタフェースと、ス
テップ３２で使われる非テキスト要素の変換機能用のイ
ンタフェースとを含む擬似コードの例を示す。本発明の
好適実施例において、表４のC/C++データ構造とインタ
フェースとは、表１の擬似コードと共に使用され、ステ
ップ２８においてオリジナル電子文書を分割し、ステッ
プ３０および３２においてオリジナル電子文書の文書要
素を変換するために使われる。
+データ構造と、方法２４のステップ３０において使わ
れるテキスト要素の変換機能用のインタフェースと、ス
テップ３２で使われる非テキスト要素の変換機能用のイ
ンタフェースとを含む擬似コードの例を示す。本発明の
好適実施例において、表４のC/C++データ構造とインタ
フェースとは、表１の擬似コードと共に使用され、ステ
ップ２８においてオリジナル電子文書を分割し、ステッ
プ３０および３２においてオリジナル電子文書の文書要
素を変換するために使われる。
【００５１】本発明は、表４のC/C++データ構造やイン
タフェースに限定されず、表４のデータ構造およびイン
タフェースと表１の前処理擬似コードとを使用すること
にも限定されない。本発明の好適実施例は、より多くの
あるいはより少ない要素および要素属性、およびより多
くのあるいはより少ない変換機能を用いることができ
る。さらに本発明はオブジェクト指向プログラミング技
術(たとえばC++)に限定されず、非オブジェクト指向プ
ログラミング言語(例えばCプログラミング言語)を使っ
て変換機能を実現しても良い。
タフェースに限定されず、表４のデータ構造およびイン
タフェースと表１の前処理擬似コードとを使用すること
にも限定されない。本発明の好適実施例は、より多くの
あるいはより少ない要素および要素属性、およびより多
くのあるいはより少ない変換機能を用いることができ
る。さらに本発明はオブジェクト指向プログラミング技
術(たとえばC++)に限定されず、非オブジェクト指向プ
ログラミング言語(例えばCプログラミング言語)を使っ
て変換機能を実現しても良い。
【００５２】
【表７】
【表８】 表４に示すように、第１のデータ構造は、表１の処理中
に保持される要素属性のリストを示す。ここに示されて
いない属性は除去される。第２のデータ構造は、要素タ
グの変換方法を示す。第２のデータ構造に示すように、
タグ動作ルーチン「removeWithoutContent」は、要素タ
グを除去し、その内容(例えば対応するテキスト等)を保
存する。タグルーチン「removeWithContent」は、要素
タグを除去し、その内容を保存しない。タグルーチン
「置換」は、第１のマークアップ言語の要素タグを第２
のマークアップ言語の要素に置換する(例えばHTML要素
をWML要素に置換する)。２つの置換フラグ「replStartO
nlyFlag」と「replEndonlyFlag」とは、要素タグの置換
方法を示す。本発明は、これら要素タグリスト、要素タ
グ変換データ構造、および関連する変換ルーチンに限定
されず、他のリスト、データ構造、および変換要素を用
いても良い。より多くのあるいはより少ない要素を変換
用に使っても良い。
に保持される要素属性のリストを示す。ここに示されて
いない属性は除去される。第２のデータ構造は、要素タ
グの変換方法を示す。第２のデータ構造に示すように、
タグ動作ルーチン「removeWithoutContent」は、要素タ
グを除去し、その内容(例えば対応するテキスト等)を保
存する。タグルーチン「removeWithContent」は、要素
タグを除去し、その内容を保存しない。タグルーチン
「置換」は、第１のマークアップ言語の要素タグを第２
のマークアップ言語の要素に置換する(例えばHTML要素
をWML要素に置換する)。２つの置換フラグ「replStartO
nlyFlag」と「replEndonlyFlag」とは、要素タグの置換
方法を示す。本発明は、これら要素タグリスト、要素タ
グ変換データ構造、および関連する変換ルーチンに限定
されず、他のリスト、データ構造、および変換要素を用
いても良い。より多くのあるいはより少ない要素を変換
用に使っても良い。
【００５３】表５は、本発明の好適実施例におけるC/C+
+擬似コードのリストの例を示し、方法２４のステップ
３２で使われる非テキスト要素の変換機能用のルーチン
の例を含む。表５は、特にJPEG画像フォーマットからWB
MP画像フォーマットへの変換を示す。表５において、変
数「data」は、ルーチンによって変更されるオリジナル
画像データを含む。変数「metaData」は、HTTPヘッダデ
ータを含む。表５と同様の機能を使うことにより、他の
非テキスト要素(例えば他の画像フォーマット、音声、
ビデオ、動画等)を変換できる。本発明は、表５に記載
したJPEG画像からWBMP画像への変換ルーチンに限定され
ない。他の画像フォーマット用のより多くのあるいはよ
り少ない変換機能を使っても良い。
+擬似コードのリストの例を示し、方法２４のステップ
３２で使われる非テキスト要素の変換機能用のルーチン
の例を含む。表５は、特にJPEG画像フォーマットからWB
MP画像フォーマットへの変換を示す。表５において、変
数「data」は、ルーチンによって変更されるオリジナル
画像データを含む。変数「metaData」は、HTTPヘッダデ
ータを含む。表５と同様の機能を使うことにより、他の
非テキスト要素(例えば他の画像フォーマット、音声、
ビデオ、動画等)を変換できる。本発明は、表５に記載
したJPEG画像からWBMP画像への変換ルーチンに限定され
ない。他の画像フォーマット用のより多くのあるいはよ
り少ない変換機能を使っても良い。
【００５４】本発明の他の好適実施例は、JPEG画像を直
接WBMP画像に変換する。この時、中間段階を用いない。
すなわち、JPEG画像を中間フォーマットに変換し、その
中間フォーマットをBMP画像に変換し、そのBMP画像をWB
MP画像に変換するという中間段階を省く。かかる実施例
においては、単一の変換機能を使う(例えばJPEGToWBMP
(*data))。
接WBMP画像に変換する。この時、中間段階を用いない。
すなわち、JPEG画像を中間フォーマットに変換し、その
中間フォーマットをBMP画像に変換し、そのBMP画像をWB
MP画像に変換するという中間段階を省く。かかる実施例
においては、単一の変換機能を使う(例えばJPEGToWBMP
(*data))。
【００５５】
【表９】 ステップ３４は、変換後のテキスト要素と非テキスト要
素とから変換後の電子文書を作成する。本発明の好適実
施例において、変換後の電子文書は、WMLおよびWAPプロ
トコル(例えば画像用のWBMP)を含むWAPによってオリジ
ナルHTML文書を変換したものである。オリジナル電子文
書は、HTML以外のマークアップ言語(例えばcHTML、XM
L、SGML、VRML、VoxML等)を含んでも良く、変換後の電
子文書は他の無線マークアップ言語を含んでも良い。
素とから変換後の電子文書を作成する。本発明の好適実
施例において、変換後の電子文書は、WMLおよびWAPプロ
トコル(例えば画像用のWBMP)を含むWAPによってオリジ
ナルHTML文書を変換したものである。オリジナル電子文
書は、HTML以外のマークアップ言語(例えばcHTML、XM
L、SGML、VRML、VoxML等)を含んでも良く、変換後の電
子文書は他の無線マークアップ言語を含んでも良い。
【００５６】本発明の好適実施例において、ステップ３
４は、電子文書を変換するにあたり、無線装置用設定を
格納した問合わせデータベース１８を利用する。この実
施例において、変換後のテキスト要素および非テキスト
要素は、特定の装置設定に合うようにさらに変更され
る。装置設定の例として、第１の装置タイプは、テキス
ト表示用として３０文字を５行表示するディスプレイを
有し、第２の装置タイプは、テキスト表示用として２０
文字を２行表示するディスプレイを有する。第１の無線
装置１２の装置タイプは、いずれでも良い。変換後のテ
キスト要素および非テキスト要素は、無線装置のタイプ
を考慮してステップ３４においてさらに変更され、変換
された電子文書の最終版を作成する。
４は、電子文書を変換するにあたり、無線装置用設定を
格納した問合わせデータベース１８を利用する。この実
施例において、変換後のテキスト要素および非テキスト
要素は、特定の装置設定に合うようにさらに変更され
る。装置設定の例として、第１の装置タイプは、テキス
ト表示用として３０文字を５行表示するディスプレイを
有し、第２の装置タイプは、テキスト表示用として２０
文字を２行表示するディスプレイを有する。第１の無線
装置１２の装置タイプは、いずれでも良い。変換後のテ
キスト要素および非テキスト要素は、無線装置のタイプ
を考慮してステップ３４においてさらに変更され、変換
された電子文書の最終版を作成する。
【００５７】ステップ３６において、変換後の電子文書
は、オリジナル電子文書に対する要求の応答として、第
２のネットワーク装置１４から第１の無線装置１２に送
られる。本発明の好適実施例において、WMLおよび他のW
APプロトコル(例えば画像用のWBMP)を含んだWAP文書
が、第２のネットワーク装置１４から第１の無線装置１
２へ、オリジナルHTML文書に対する要求の応答として送
られる。他のタイプのオリジナル電子文書および他のタ
イプの変換後の電子文書を用いることも可能であり、本
発明はHTMLからWAPへの変換に限定されない。
は、オリジナル電子文書に対する要求の応答として、第
２のネットワーク装置１４から第１の無線装置１２に送
られる。本発明の好適実施例において、WMLおよび他のW
APプロトコル(例えば画像用のWBMP)を含んだWAP文書
が、第２のネットワーク装置１４から第１の無線装置１
２へ、オリジナルHTML文書に対する要求の応答として送
られる。他のタイプのオリジナル電子文書および他のタ
イプの変換後の電子文書を用いることも可能であり、本
発明はHTMLからWAPへの変換に限定されない。
【００５８】本発明の好適実施例において、ステップ３
６は、第１の無線装置が変換後の電子文書のすべてを格
納する十分なメモリを持っているかどうかを判断する
(例えば要求ヘッダ内の装置タイプから)。もし持ってい
なければ、変換後の電子文書は複数のサブ文書に分割さ
れ、その１つまたはいくつかが一度に第１の無線装置へ
送られる。例えば、N枚のカードを有するWMLデックは、
２つのWMLデックに分割される。すなわちN-X枚のカード
を有する第１デックと残りのWMLカードを有する第２デ
ックとに分割される。方法２４は、無線装置がほぼあら
ゆる種類のオリジナル電子文書をワールドワイドウエブ
に対して要求し、その無線装置のディスプレイにふさわ
しい変換後の電子文書を受け取ることを可能にする。
６は、第１の無線装置が変換後の電子文書のすべてを格
納する十分なメモリを持っているかどうかを判断する
(例えば要求ヘッダ内の装置タイプから)。もし持ってい
なければ、変換後の電子文書は複数のサブ文書に分割さ
れ、その１つまたはいくつかが一度に第１の無線装置へ
送られる。例えば、N枚のカードを有するWMLデックは、
２つのWMLデックに分割される。すなわちN-X枚のカード
を有する第１デックと残りのWMLカードを有する第２デ
ックとに分割される。方法２４は、無線装置がほぼあら
ゆる種類のオリジナル電子文書をワールドワイドウエブ
に対して要求し、その無線装置のディスプレイにふさわ
しい変換後の電子文書を受け取ることを可能にする。
【００５９】オリジナル電子文書の分割 前記したように、方法２４のステップ２８(図２)は、３
つの方法のいずれかを使って、第１のマークアップ言語
で書かれたオリジナル電子文書をテキスト要素と非テキ
スト要素とに分割し、あるいは分割して変換することに
より、第２の無線マークアップ言語のテキスト要素と非
テキスト要素への変換の準備をする。これら３つの方法
は、電子文書要素の論理的分割、カテゴリ分割、指定変
換である。より多くのあるいはより少ない分割方法を使
っても良く、本発明は前記３つの方法に限定されない。
つの方法のいずれかを使って、第１のマークアップ言語
で書かれたオリジナル電子文書をテキスト要素と非テキ
スト要素とに分割し、あるいは分割して変換することに
より、第２の無線マークアップ言語のテキスト要素と非
テキスト要素への変換の準備をする。これら３つの方法
は、電子文書要素の論理的分割、カテゴリ分割、指定変
換である。より多くのあるいはより少ない分割方法を使
っても良く、本発明は前記３つの方法に限定されない。
【００６０】電子文書要素の論理的分割 この分割方法は、オリジナル電子文書の構造をできるだ
け保存しながら変換を行う。変換後の電子文書は、オリ
ジナル電子文書と同じ論理順序で表示される。
け保存しながら変換を行う。変換後の電子文書は、オリ
ジナル電子文書と同じ論理順序で表示される。
【００６１】図３は、電子文書要素を論理的分割する方
法４０を示すフローチャートである。ステップ４２は、
第１のマークアップ言語の第１セットの文書要素を選択
することにより、オリジナル電子文書を第２の無線マー
クアップ言語の複数の論理サブ文書に分割する準備をす
る(例えば表６参照)。第１セットの文書要素は、第１マ
ークアップ言語のテキスト要素と非テキスト要素とを含
む。ステップ４４は、前記第１セットの文書要素に基づ
き、オリジナル電子文書を分解する(例えば表１参照)。
ステップ４６は、分解したオリジナル電子文書を、第２
の無線マークアップ言語の複数のサブ文書に分割する。
これらサブ文書は、分解したオリジナル電子文書の文書
要素の論理的順序を保持している。
法４０を示すフローチャートである。ステップ４２は、
第１のマークアップ言語の第１セットの文書要素を選択
することにより、オリジナル電子文書を第２の無線マー
クアップ言語の複数の論理サブ文書に分割する準備をす
る(例えば表６参照)。第１セットの文書要素は、第１マ
ークアップ言語のテキスト要素と非テキスト要素とを含
む。ステップ４４は、前記第１セットの文書要素に基づ
き、オリジナル電子文書を分解する(例えば表１参照)。
ステップ４６は、分解したオリジナル電子文書を、第２
の無線マークアップ言語の複数のサブ文書に分割する。
これらサブ文書は、分解したオリジナル電子文書の文書
要素の論理的順序を保持している。
【００６２】本発明の好適実施例において、第１のマー
クアップ言語はHTMLであり、第２の無線マークアップ言
語はWMLである。本発明は、HTMLおよびWMLに限定され
ず、他のマークアップ言語(例えばcHTML、SGML、XML、V
RML、VoxML等)を使っても良い。HTMLおよびWMLを用いる
実施例において、ステップ４２は、HTMLの第１セットの
要素を選択し、オリジナル電子文書をWMLの論理カード
に分割する準備をする。前記第１セットの要素は、HTML
のテキスト要素と非テキスト要素とを含む。
クアップ言語はHTMLであり、第２の無線マークアップ言
語はWMLである。本発明は、HTMLおよびWMLに限定され
ず、他のマークアップ言語(例えばcHTML、SGML、XML、V
RML、VoxML等)を使っても良い。HTMLおよびWMLを用いる
実施例において、ステップ４２は、HTMLの第１セットの
要素を選択し、オリジナル電子文書をWMLの論理カード
に分割する準備をする。前記第１セットの要素は、HTML
のテキスト要素と非テキスト要素とを含む。
【００６３】表６は、第１セットのHTML文書要素の例を
示す。本発明は、表６の文書要素に限定されない。より
多くのまたはより少ない文書要素を使うことができる。
さらに本発明はHTML要素に限定されず、他のマークアッ
プ言語(例えばcHTML、SGML、XML、VRML、VoxML等)の文
書要素を使っても良い。
示す。本発明は、表６の文書要素に限定されない。より
多くのまたはより少ない文書要素を使うことができる。
さらに本発明はHTML要素に限定されず、他のマークアッ
プ言語(例えばcHTML、SGML、XML、VRML、VoxML等)の文
書要素を使っても良い。
【００６４】
【表１０】 ステップ４４は、表６に示す第１セットの要素に基づ
き、オリジナル電子文書を文書要素に分解する。ステッ
プ４６は、オリジナル電子文書から分解した文書要素
を、複数のWMLカードに分割する。これら複数のWMLカー
ドは、前記オリジナル電子文書から分解した文書要素の
論理的順序を保持する。
き、オリジナル電子文書を文書要素に分解する。ステッ
プ４６は、オリジナル電子文書から分解した文書要素
を、複数のWMLカードに分割する。これら複数のWMLカー
ドは、前記オリジナル電子文書から分解した文書要素の
論理的順序を保持する。
【００６５】図４は、電子文書要素の論理的分割方法４
０を示すブロック図４８である。オリジナルHTML電子文
書５０は、複数のWMLカード５２、５４、５６に分割さ
れる。これらカードはWMLデック５８を構成する。各WML
カード５２、５４、５６は、WMLリンク６０および６０'
によって互いにリンクされる。HTML文書５０に関連する
論理的順序は、WMLデック５８に保持される。
０を示すブロック図４８である。オリジナルHTML電子文
書５０は、複数のWMLカード５２、５４、５６に分割さ
れる。これらカードはWMLデック５８を構成する。各WML
カード５２、５４、５６は、WMLリンク６０および６０'
によって互いにリンクされる。HTML文書５０に関連する
論理的順序は、WMLデック５８に保持される。
【００６６】表６のHTML要素の例において、HTML TABLE
要素はHTML文書５０から分解される最初の要素である。
第１のWMLカード５２は、HTML TABLE要素に関する表デ
ータを含んで形成される。分解される第２のHTML要素
は、HTML IMG要素でありUSEMAP属性を有する。第２のWM
Lカード５４は、USEMAP属性を有するHTML IMG要素に関
連付けられた画像を有する。分解される第３のHTML要素
は、HTML FRAME要素である。第３のWMLカード５６は、
このHTML FRAME要素に関連付けられたフレームデータを
含む。このように、方法４０を用いてWMLデック６０を
作成すると、オリジナルHTML文書５０の文書要素に関す
る論理的順序が保存される。方法４０(図３)は、方法２
４(図２)のステップ２８に使われ、オリジナル電子文書
を複数の文書要素に分割することができる。
要素はHTML文書５０から分解される最初の要素である。
第１のWMLカード５２は、HTML TABLE要素に関する表デ
ータを含んで形成される。分解される第２のHTML要素
は、HTML IMG要素でありUSEMAP属性を有する。第２のWM
Lカード５４は、USEMAP属性を有するHTML IMG要素に関
連付けられた画像を有する。分解される第３のHTML要素
は、HTML FRAME要素である。第３のWMLカード５６は、
このHTML FRAME要素に関連付けられたフレームデータを
含む。このように、方法４０を用いてWMLデック６０を
作成すると、オリジナルHTML文書５０の文書要素に関す
る論理的順序が保存される。方法４０(図３)は、方法２
４(図２)のステップ２８に使われ、オリジナル電子文書
を複数の文書要素に分割することができる。
【００６７】電子文書要素のカテゴリ分割 この方法は、オリジナル電子文書を作成する時に使われ
る一般的なカテゴリ(例えばテキスト、リンク、画像、
表等)に、オリジナル電子文書を分割する。カテゴリ
は、リストに表示されて探索される。
る一般的なカテゴリ(例えばテキスト、リンク、画像、
表等)に、オリジナル電子文書を分割する。カテゴリ
は、リストに表示されて探索される。
【００６８】図５は、電子文書のカテゴリ分割方法６２
を示すフローチャートである。ステップ６４は、第１の
マークアップ言語における複数のカテゴリを第１のセッ
トとして選択することにより、オリジナル電子文書を第
２の無線マークアップ言語のサブ文書に分割する準備を
する。前記第１のセットのカテゴリの各々は、第１のマ
ークアップ言語の１つ以上の文書要素に関連付けられ
る。ステップ６６は、オリジナル電子文書の構造化モデ
ルを作成する(例えば表１において作成されるトークン
リストから)。ステップ６８は、ループを挿入して、前
記第１のセットのカテゴリに基づき、オリジナル電子文
書の前記構造化モデルを分解する。ステップ７０は、第
２の無線マークアップ言語の第１のサブ文書に関連した
第１のリストに、１つのカテゴリを追加する。ステップ
７２は、前記構造化モデル内の１つ以上の文書要素を、
前記１つのカテゴリに関連した第２の無線マークアップ
言語の次のサブ文書上の次のリストに追加する。ステッ
プ７４は、前記第１のサブ文書と前記次のサブ文書との
間にリンクを作成する。このリンクは状態情報を含む。
ステップ６８、７０、７２、７４は、オリジナル電子文
書の構造化モデルの最後まで繰り返し、オリジナル電子
文書を第２の無線マークアップ言語の複数のサブ文書に
分割する。ステップ７２を繰り返すことにより、前記次
のサブ文書に関連したさらなるサブ文書を作成すること
もできる。
を示すフローチャートである。ステップ６４は、第１の
マークアップ言語における複数のカテゴリを第１のセッ
トとして選択することにより、オリジナル電子文書を第
２の無線マークアップ言語のサブ文書に分割する準備を
する。前記第１のセットのカテゴリの各々は、第１のマ
ークアップ言語の１つ以上の文書要素に関連付けられ
る。ステップ６６は、オリジナル電子文書の構造化モデ
ルを作成する(例えば表１において作成されるトークン
リストから)。ステップ６８は、ループを挿入して、前
記第１のセットのカテゴリに基づき、オリジナル電子文
書の前記構造化モデルを分解する。ステップ７０は、第
２の無線マークアップ言語の第１のサブ文書に関連した
第１のリストに、１つのカテゴリを追加する。ステップ
７２は、前記構造化モデル内の１つ以上の文書要素を、
前記１つのカテゴリに関連した第２の無線マークアップ
言語の次のサブ文書上の次のリストに追加する。ステッ
プ７４は、前記第１のサブ文書と前記次のサブ文書との
間にリンクを作成する。このリンクは状態情報を含む。
ステップ６８、７０、７２、７４は、オリジナル電子文
書の構造化モデルの最後まで繰り返し、オリジナル電子
文書を第２の無線マークアップ言語の複数のサブ文書に
分割する。ステップ７２を繰り返すことにより、前記次
のサブ文書に関連したさらなるサブ文書を作成すること
もできる。
【００６９】本発明の好適実施例において、第１のマー
クアップ言語はHTMLであり、第２の無線マークアップ言
語はWMLである。本発明は、HTMLおよびWMLに限定されな
い。他のマークアップ言語(例えばcHTML、SGML、XML、V
RML、VoxML等)を使っても良い。HTMLおよびWMLを用いる
実施例において、ステップ６４は、第１のセットのカテ
ゴリを選択することにより、オリジナルHTML電子文書を
WMLカードデック内のWMLカードに分割する準備をする。
第１のセットのカテゴリの各々は、オリジナルHTML電子
文書の１つ以上の文書要素に関連付けられる。(例えばH
TML IMG要素は画像カテゴリに関連付けられ、HTML TABL
E要素は表カテゴリに関連付けられる)。
クアップ言語はHTMLであり、第２の無線マークアップ言
語はWMLである。本発明は、HTMLおよびWMLに限定されな
い。他のマークアップ言語(例えばcHTML、SGML、XML、V
RML、VoxML等)を使っても良い。HTMLおよびWMLを用いる
実施例において、ステップ６４は、第１のセットのカテ
ゴリを選択することにより、オリジナルHTML電子文書を
WMLカードデック内のWMLカードに分割する準備をする。
第１のセットのカテゴリの各々は、オリジナルHTML電子
文書の１つ以上の文書要素に関連付けられる。(例えばH
TML IMG要素は画像カテゴリに関連付けられ、HTML TABL
E要素は表カテゴリに関連付けられる)。
【００７０】表７は、第１のセットのカテゴリの例とし
てHTML要素用のカテゴリを示す。本発明は、表７のカテ
ゴリに限定されず、より多くのあるいはより少ないカテ
ゴリを用いることができる。さらに本発明はHTMLカテゴ
リに限定されず、他のマークアップ言語(例えばcHTML、
SGML、XML、VRML、VoxML等)のカテゴリを使用しても良
い。
てHTML要素用のカテゴリを示す。本発明は、表７のカテ
ゴリに限定されず、より多くのあるいはより少ないカテ
ゴリを用いることができる。さらに本発明はHTMLカテゴ
リに限定されず、他のマークアップ言語(例えばcHTML、
SGML、XML、VRML、VoxML等)のカテゴリを使用しても良
い。
【００７１】
【表１１】 ステップ６６は、オリジナル電子文書の構造化モデルを
作成する。本発明の好適実施例において、ステップ６８
は、オリジナル電子文書の文書オブジェクトモデル(DO
M)を作成する。このDOMは、ハイパーテキスト電子文書
の論理構造を定義し、ハイパーテキスト電子文書のアク
セス方法および処理方法を示す。他の構造化モデルを使
用しても良く、本発明はDOMに限定されない。表８は、
ステップ６６においてDOMを作成するためのルーチンの
例を示す。より多くのあるいはより少ないルーチンを使
っても良い。
作成する。本発明の好適実施例において、ステップ６８
は、オリジナル電子文書の文書オブジェクトモデル(DO
M)を作成する。このDOMは、ハイパーテキスト電子文書
の論理構造を定義し、ハイパーテキスト電子文書のアク
セス方法および処理方法を示す。他の構造化モデルを使
用しても良く、本発明はDOMに限定されない。表８は、
ステップ６６においてDOMを作成するためのルーチンの
例を示す。より多くのあるいはより少ないルーチンを使
っても良い。
【００７２】
【表１２】 図６は、HTML用の文書オブジェクトモデル(DOM)７６の
例の一部を示すブロック図である。HTML用のDOMについ
ての詳細は、ワールドワイドウエブコンソーシアム(W３
C)文書オブジェクトモデルを参照できる。このW３C DOM
の情報は、ワールドワイドウエブのURL「http://www.w
３.org」にある。マイクロソフトのダイナミックHTML
は、W３C文書オブジェクトモデルから直接生まれたもの
である。ダイナミックHTMLについての詳細は、URL「htt
p://www.microsoft.com」にある。本発明は、HTMLのDOM
あるいはDHTMLに限定されず、他のマークアップ言語(例
えばcHTML、SGML、XML、VRML、VoxML等)用のDOMを作成
しても良い。
例の一部を示すブロック図である。HTML用のDOMについ
ての詳細は、ワールドワイドウエブコンソーシアム(W３
C)文書オブジェクトモデルを参照できる。このW３C DOM
の情報は、ワールドワイドウエブのURL「http://www.w
３.org」にある。マイクロソフトのダイナミックHTML
は、W３C文書オブジェクトモデルから直接生まれたもの
である。ダイナミックHTMLについての詳細は、URL「htt
p://www.microsoft.com」にある。本発明は、HTMLのDOM
あるいはDHTMLに限定されず、他のマークアップ言語(例
えばcHTML、SGML、XML、VRML、VoxML等)用のDOMを作成
しても良い。
【００７３】図６に戻り、HTML用のDOM７６は、文書タ
イプ「HTML」７８と、HTML要素「主見出し」８０と、そ
のサブ要素「タイトル」８２と、そのサブ要素「テキス
ト」８４とを有する。HTML要素「本体」８６は、サブ要
素「見出し」８８と「テキスト」９０とを含む。本体８
６のサブ要素「段落」９２は、「テキスト」９４を含
む。本体８６のサブ要素「表」９６は、サブ要素「行」
９８および１００を含む。その行９８は、サブ要素「セ
ル」１０２を含み、前記セル１０２は「テキスト」１０
４を含む。本体８６は、さらにサブ要素１０６等を含
む。HTMLのDOM７６は、他のHTML要素、サブ要素、属
性、テキストも含むが、図６には示していない。
イプ「HTML」７８と、HTML要素「主見出し」８０と、そ
のサブ要素「タイトル」８２と、そのサブ要素「テキス
ト」８４とを有する。HTML要素「本体」８６は、サブ要
素「見出し」８８と「テキスト」９０とを含む。本体８
６のサブ要素「段落」９２は、「テキスト」９４を含
む。本体８６のサブ要素「表」９６は、サブ要素「行」
９８および１００を含む。その行９８は、サブ要素「セ
ル」１０２を含み、前記セル１０２は「テキスト」１０
４を含む。本体８６は、さらにサブ要素１０６等を含
む。HTMLのDOM７６は、他のHTML要素、サブ要素、属
性、テキストも含むが、図６には示していない。
【００７４】図５に戻り、ステップ６８は、オリジナル
HTML電子文書のDOM７６の各文書要素(例えばHTML TABLE
要素９６(図６))を、表７に示す第１のセットのカテゴ
リに基づいて分解する。
HTML電子文書のDOM７６の各文書要素(例えばHTML TABLE
要素９６(図６))を、表７に示す第１のセットのカテゴ
リに基づいて分解する。
【００７５】ステップ７０は、第１のWMLカードに関連
した第１のリストに、１つのカテゴリ(例えば「表」)を
追加する。ステップ７２は、DOM７６の１つ以上の文書
要素(例えば表のテキスト)を、前記１つのカテゴリ(す
なわち「表」)に関連した次のWMLカード上の次のリスト
に追加する。ステップ７４は、前記第１のWMLカードと
前記次のWMLカードとの間にWMLリンクを作成する。この
WMLリンクは、他のWMLカードへのアクセスを可能にする
ための状態情報を含む。ステップ６８、７０、７２、７
４は、オリジナル電子文書のDOM７６の最後まで繰り返
される。そしてWMLカードのデックが作成される。
した第１のリストに、１つのカテゴリ(例えば「表」)を
追加する。ステップ７２は、DOM７６の１つ以上の文書
要素(例えば表のテキスト)を、前記１つのカテゴリ(す
なわち「表」)に関連した次のWMLカード上の次のリスト
に追加する。ステップ７４は、前記第１のWMLカードと
前記次のWMLカードとの間にWMLリンクを作成する。この
WMLリンクは、他のWMLカードへのアクセスを可能にする
ための状態情報を含む。ステップ６８、７０、７２、７
４は、オリジナル電子文書のDOM７６の最後まで繰り返
される。そしてWMLカードのデックが作成される。
【００７６】さらにステップ７２は、前記次のサブ文書
に関連したさらなるサブ文書を作成すべく繰り返すこと
ができる。例えば、第１のWMLカードの第１のリスト
は、カテゴリ「リンク」を含むとする。次のWMLカード
の第２のリストは、HTML文書へのリンクのリストを含
む。前記次のWMLカードに対して、次+１〜次+NのWMLカ
ードは、前記第２のリストに記載された各リンクの内容
を含む。
に関連したさらなるサブ文書を作成すべく繰り返すこと
ができる。例えば、第１のWMLカードの第１のリスト
は、カテゴリ「リンク」を含むとする。次のWMLカード
の第２のリストは、HTML文書へのリンクのリストを含
む。前記次のWMLカードに対して、次+１〜次+NのWMLカ
ードは、前記第２のリストに記載された各リンクの内容
を含む。
【００７７】図７は、図５の電子文書のカテゴリ分割方
法６２を示すブロック図１１０である。第１のWMLカー
ド１１２は、カテゴリ(例えばテキスト、リンク、表)を
記載した第１のリストを有する。次のWMLカード１１４
は、テキストを含む。次+１のWMLカード１１６は、リン
クを記載した第２のリストを有する。次+２のWMLカード
１１８は、表データを含む。WMLリンク１２０、１２
０'、１２０"は、第１のWMLカード１１２と次のWMLカー
ド１１４、１１６、１１８との間に作成される。これら
WMLカード１１２、１１４、１１６、１１８は、WMLカー
ドデック１２２を構成する。方法６２(図５)は、方法２
４(図２)のステップ２８において使用することにより、
オリジナル電子文書を複数の電子文書に分割することが
できる。
法６２を示すブロック図１１０である。第１のWMLカー
ド１１２は、カテゴリ(例えばテキスト、リンク、表)を
記載した第１のリストを有する。次のWMLカード１１４
は、テキストを含む。次+１のWMLカード１１６は、リン
クを記載した第２のリストを有する。次+２のWMLカード
１１８は、表データを含む。WMLリンク１２０、１２
０'、１２０"は、第１のWMLカード１１２と次のWMLカー
ド１１４、１１６、１１８との間に作成される。これら
WMLカード１１２、１１４、１１６、１１８は、WMLカー
ドデック１２２を構成する。方法６２(図５)は、方法２
４(図２)のステップ２８において使用することにより、
オリジナル電子文書を複数の電子文書に分割することが
できる。
【００７８】本発明の好適実施例において、方法６２に
よって作成されたWMLデックの第１のWMLカードは、選択
されたカテゴリ(例えば表７)を有する第１のリストを含
む。この第１のリストは、スクロール可能なリストであ
る。表７の最初の７項目(すなわちリンク、テキスト、
表、入力フィールド、ページ選択、画像リンク、画像)
は、オリジナルHTML電子文書の情報へのWMLリンクであ
る。これらWMLリンクはカテゴリの状態情報を含む。第
８項目は、最初の７項目内のナビゲーションを可能にす
る。
よって作成されたWMLデックの第１のWMLカードは、選択
されたカテゴリ(例えば表７)を有する第１のリストを含
む。この第１のリストは、スクロール可能なリストであ
る。表７の最初の７項目(すなわちリンク、テキスト、
表、入力フィールド、ページ選択、画像リンク、画像)
は、オリジナルHTML電子文書の情報へのWMLリンクであ
る。これらWMLリンクはカテゴリの状態情報を含む。第
８項目は、最初の７項目内のナビゲーションを可能にす
る。
【００７９】内容変換アプリケーション１６は、できる
だけ多くのWMLカードを存在させる。無線装置がWMLカー
ドの１デック分を表示するのに十分なメモリを持ってい
れば、第１のWMLカードは同一デック内の他のWMLカード
にリンクされる。無線装置がWMLカードの１デック分を
表示するのに十分なメモリを持っていなければ、内容変
換アプリケーション１６は、状態情報を使用し、別のデ
ックを作成し、それらをリンクさせてHTML情報を提供す
る。例えば、オリジナルHTML電子文書がURL「http://ww
w.abc.com」にある場合、カテゴリリンク用の第１のWML
カードの第１のリストの第１項目が示すリンクは、仮想
URL「http://www.abc.com_spyg_(SPYGA-HTML２WML-STAT
E=L１)」である。ここで「_spyg_(SPYGA-HTML２WML-STA
TE=L１)」は状態情報である。すなわち、無線装置が「h
ttp://www.abc.com_spyg_(SPYGA-HTML２WML-STATE=L
１)」を選択する場合、内容変換アプリケーション１６
に対して第１のWMLカードデックの表示を要求している
ことになる。次のWMLカードデックは、状態情報「_spyg
_(SPYGA-HTML２WML-STATE=L２)」を含む。ここでL２
は、第１の状態L１の後の第２の状態を示す。内容変換
アプリケーション１６は、このような仮想URLを解読す
る。
だけ多くのWMLカードを存在させる。無線装置がWMLカー
ドの１デック分を表示するのに十分なメモリを持ってい
れば、第１のWMLカードは同一デック内の他のWMLカード
にリンクされる。無線装置がWMLカードの１デック分を
表示するのに十分なメモリを持っていなければ、内容変
換アプリケーション１６は、状態情報を使用し、別のデ
ックを作成し、それらをリンクさせてHTML情報を提供す
る。例えば、オリジナルHTML電子文書がURL「http://ww
w.abc.com」にある場合、カテゴリリンク用の第１のWML
カードの第１のリストの第１項目が示すリンクは、仮想
URL「http://www.abc.com_spyg_(SPYGA-HTML２WML-STAT
E=L１)」である。ここで「_spyg_(SPYGA-HTML２WML-STA
TE=L１)」は状態情報である。すなわち、無線装置が「h
ttp://www.abc.com_spyg_(SPYGA-HTML２WML-STATE=L
１)」を選択する場合、内容変換アプリケーション１６
に対して第１のWMLカードデックの表示を要求している
ことになる。次のWMLカードデックは、状態情報「_spyg
_(SPYGA-HTML２WML-STATE=L２)」を含む。ここでL２
は、第１の状態L１の後の第２の状態を示す。内容変換
アプリケーション１６は、このような仮想URLを解読す
る。
【００８０】無線装置は、データベース１８(図１)から
取り出される無線装置用設定を持つことができる。この
設定に基づいて無線装置のディスプレイの表示行数が制
御され、次に前記状態情報が使用される。
取り出される無線装置用設定を持つことができる。この
設定に基づいて無線装置のディスプレイの表示行数が制
御され、次に前記状態情報が使用される。
【００８１】表９は、表６に示したカテゴリに対するWM
L動作の例を示す。選択したカテゴリに対して他の動作
も可能であり、本発明は表９に記載の動作に限定されな
い。
L動作の例を示す。選択したカテゴリに対して他の動作
も可能であり、本発明は表９に記載の動作に限定されな
い。
【００８２】
【表１３】 無線装置に表示される実際の情報量は、その無線装置の
解像度(例えば１８文字を５行)に依存する。無線装置に
送られる情報(例えばWMLカード)の量は、その無線装置
のメモリ容量に依存する。状態情報は、複数のWMLカー
ドデックを接続するために使われる。
解像度(例えば１８文字を５行)に依存する。無線装置に
送られる情報(例えばWMLカード)の量は、その無線装置
のメモリ容量に依存する。状態情報は、複数のWMLカー
ドデックを接続するために使われる。
【００８３】電子文書要素の指定変換 この方法は、オリジナル電子文書から抽出する文書要素
を指定するための式を作成する。これら式は、オリジナ
ル電子文書の特定個所から特定の文書要素を抽出するこ
とを可能にする(例えば株価リストから特定の株価を抽
出したり、スポーツの点数結果から特定の点数を抽出し
たりする)。
を指定するための式を作成する。これら式は、オリジナ
ル電子文書の特定個所から特定の文書要素を抽出するこ
とを可能にする(例えば株価リストから特定の株価を抽
出したり、スポーツの点数結果から特定の点数を抽出し
たりする)。
【００８４】図８は、電子文書要素の指定変換方法１２
４を示すフローチャートである。ステップ１２６は、抽
出式のセットを作成し、オリジナル電子文書から１つ以
上の文書要素を抽出する準備をする。これら文書要素
は、テキスト要素および非テキスト要素を含む。ステッ
プ１２８は、前記抽出式のセットをオリジナル電子文書
に適用して１つ以上の文書要素を抽出する。ステップ１
３０は、抽出した文書要素を用いてオリジナル電子文書
を複数の第２の無線マークアップ言語のサブ文書に分割
する。
４を示すフローチャートである。ステップ１２６は、抽
出式のセットを作成し、オリジナル電子文書から１つ以
上の文書要素を抽出する準備をする。これら文書要素
は、テキスト要素および非テキスト要素を含む。ステッ
プ１２８は、前記抽出式のセットをオリジナル電子文書
に適用して１つ以上の文書要素を抽出する。ステップ１
３０は、抽出した文書要素を用いてオリジナル電子文書
を複数の第２の無線マークアップ言語のサブ文書に分割
する。
【００８５】本発明の好適実施例において、内容変換ア
プリケーション１６は、抽出したHTML要素をWML要素に
変換する。これは、抽出したHTML要素の特性に基づいて
動的にWMLを発生させるか、あるいは抽出したHTML要素
をWMLテンプレートに書き込むことによって行う。このW
MLテンプレートは、１つ以上のWMLデックにおける所定
セットのWMLカードである。本発明の好適実施例におい
て、ステップ１２８は抽出式をオリジナル電子文書から
作成したDOM７６(図６)に適用する。本発明の他の好適
実施例において、抽出式は、オリジナル電子文書から作
成した文書要素のリストに適用される。
プリケーション１６は、抽出したHTML要素をWML要素に
変換する。これは、抽出したHTML要素の特性に基づいて
動的にWMLを発生させるか、あるいは抽出したHTML要素
をWMLテンプレートに書き込むことによって行う。このW
MLテンプレートは、１つ以上のWMLデックにおける所定
セットのWMLカードである。本発明の好適実施例におい
て、ステップ１２８は抽出式をオリジナル電子文書から
作成したDOM７６(図６)に適用する。本発明の他の好適
実施例において、抽出式は、オリジナル電子文書から作
成した文書要素のリストに適用される。
【００８６】例えば、野球の好きなユーザがお気に入り
のチームの毎日のボックススコアだけを見たいとする。
本発明の好適実施例において、ユーザはワールドワイド
ウエブの電子文書サーバのスポーツページ(例えば新聞
のスポーツページ)から希望のボックススコアを選択
し、無線装置に毎日表示できる。表１０はスポーツペー
ジからの野球のボックススコアのフォーマットの例であ
る。
のチームの毎日のボックススコアだけを見たいとする。
本発明の好適実施例において、ユーザはワールドワイド
ウエブの電子文書サーバのスポーツページ(例えば新聞
のスポーツページ)から希望のボックススコアを選択
し、無線装置に毎日表示できる。表１０はスポーツペー
ジからの野球のボックススコアのフォーマットの例であ
る。
【００８７】
【表１４】 本発明の好適実施例において、ユーザは無線装置におい
て希望の１つ以上のハイパーテキストを選択できるだけ
でなく、ユーザに適したフォーマットにその内容を変更
できる。例えばユーザがお気に入りのチームが試合に勝
ったか負けたかだけを知りたいとする。そしてその無線
装置が試合の結果だけを表示するスペースしか持ってい
ないとする。表１０は、無線装置に適したボックススコ
アのフォーマットを示す。表１１は、元のボックススコ
アの要約であって無線装置の表示に適したものを示す。
本発明の好適実施例において、元のボックススコアの要
約であって無線装置の表示に適したものがHTMLから抽出
され、WMLに変換され、無線装置に転送される。
て希望の１つ以上のハイパーテキストを選択できるだけ
でなく、ユーザに適したフォーマットにその内容を変更
できる。例えばユーザがお気に入りのチームが試合に勝
ったか負けたかだけを知りたいとする。そしてその無線
装置が試合の結果だけを表示するスペースしか持ってい
ないとする。表１０は、無線装置に適したボックススコ
アのフォーマットを示す。表１１は、元のボックススコ
アの要約であって無線装置の表示に適したものを示す。
本発明の好適実施例において、元のボックススコアの要
約であって無線装置の表示に適したものがHTMLから抽出
され、WMLに変換され、無線装置に転送される。
【００８８】
【表１５】 本発明の好適実施例において、抽出式と動作とは、デー
タ収集変換言語を用いて実現される。他の抽出式を使う
ことも可能である。本発明は、データ収集言語に基づく
抽出式に限定されない。このデータ収集変換言語は、オ
ブジェクト指向方法のセットであり、ハイパーテキスト
電子文書内に１つ以上のハイパーテキスト要素を特定す
るために使われる。データ収集変換言語は、テキストを
獲得しハイパーテキスト要素の属性値を変更するために
も使われる。ただし非オブジェクト指向方法を使っても
良い。
タ収集変換言語を用いて実現される。他の抽出式を使う
ことも可能である。本発明は、データ収集言語に基づく
抽出式に限定されない。このデータ収集変換言語は、オ
ブジェクト指向方法のセットであり、ハイパーテキスト
電子文書内に１つ以上のハイパーテキスト要素を特定す
るために使われる。データ収集変換言語は、テキストを
獲得しハイパーテキスト要素の属性値を変更するために
も使われる。ただし非オブジェクト指向方法を使っても
良い。
【００８９】表１２は、データを収集するためのデータ
収集変換言語用のオブジェクト指向方法の例を示す。本
例は、より多くのあるいはより少ないオブジェクト指向
方法を使うこともできる。このオブジェクト指向方法
は、要素名を使ってデータ収集式を作成する。
収集変換言語用のオブジェクト指向方法の例を示す。本
例は、より多くのあるいはより少ないオブジェクト指向
方法を使うこともできる。このオブジェクト指向方法
は、要素名を使ってデータ収集式を作成する。
【００９０】
【表１６】 表１３は、サブ要素を収集するためのデータ収集変換言
語用のオブジェクト指向方法の例を示す。より多くのあ
るいはより少ないオブジェクト指向方法を使うこともで
きる。
語用のオブジェクト指向方法の例を示す。より多くのあ
るいはより少ないオブジェクト指向方法を使うこともで
きる。
【００９１】
【表１７】 データ収集変換言語はさらに、例えばハイパーテキスト
要素のテキストを獲得するための方法、要素の属性の値
を獲得する方法、要素のテキストを検索する方法を含
む。要素のテキストを獲得するためのオブジェクト指向
方法の例とデータ収集式の例とを表１４に示す。
要素のテキストを獲得するための方法、要素の属性の値
を獲得する方法、要素のテキストを検索する方法を含
む。要素のテキストを獲得するためのオブジェクト指向
方法の例とデータ収集式の例とを表１４に示す。
【００９２】
【表１８】 例えば、「document.all.tags("TABLE").item(n).child
ren(m).text」というデータ収集式によって表リストの
項目nのテキストを獲得するために、オブジェクト指向
方法「document」(表１２)と方法「all」(表１２)と、
「tag」(表１２)と,HTML表リストタグ「TABLE」と、「i
tem」(表１２)と、「children」(表１３)と、「テキス
ト」(表１４)とを結合する。データ収集言語の式(例え
ば表１４)は、HTML文書においてネストされているタグ
を含めて全HTML箇条書きタグからテキストを獲得する。
表１４における他のデータ収集式も同様に作成され、HT
MLの表およびフォームからテキストを獲得する。
ren(m).text」というデータ収集式によって表リストの
項目nのテキストを獲得するために、オブジェクト指向
方法「document」(表１２)と方法「all」(表１２)と、
「tag」(表１２)と,HTML表リストタグ「TABLE」と、「i
tem」(表１２)と、「children」(表１３)と、「テキス
ト」(表１４)とを結合する。データ収集言語の式(例え
ば表１４)は、HTML文書においてネストされているタグ
を含めて全HTML箇条書きタグからテキストを獲得する。
表１４における他のデータ収集式も同様に作成され、HT
MLの表およびフォームからテキストを獲得する。
【００９３】ハイパーテキスト要素の属性の値を獲得す
るためのオブジェクト指向方法とデータ収集式の例とを
表１５に示す。これらデータ収集式の例は、表１２およ
び１３のオブジェクト指向方法を結合している。
るためのオブジェクト指向方法とデータ収集式の例とを
表１５に示す。これらデータ収集式の例は、表１２およ
び１３のオブジェクト指向方法を結合している。
【００９４】
【表１９】 ハイパーテキスト要素のテキストを検索するためのオブ
ジェクト指向方法とデータ収集式の例とを表１６に示
す。このテキスト検索方法は、指定された文字列を検索
し、それを含むすべての要素を返す。その結果、複数の
同じテキスト情報が返されることがある。これは、その
テキスト検索方法がDOM７６(図６)における要素階層の
底で使用されない場合である。
ジェクト指向方法とデータ収集式の例とを表１６に示
す。このテキスト検索方法は、指定された文字列を検索
し、それを含むすべての要素を返す。その結果、複数の
同じテキスト情報が返されることがある。これは、その
テキスト検索方法がDOM７６(図６)における要素階層の
底で使用されない場合である。
【００９５】
【表２０】 このデータ収集式の例は、無線装置の表示用に情報を抽
出するために使うことができる。抽出式はデータベース
１８(図１)に格納することができる。図９は、図８の電
子文書要素の指定変換方法１２４を示すブロック図１３
２である。オリジナルHTML電子文書１３４は、スポーツ
の点数(例えば表１０)を含む表１３６を含む。抽出式１
３８を表１３６に適用し、WMLデック１４２のWMLカード
１４０を作成する。これは元の表１３６のデータのサブ
セット(例えば表１１)を含む。方法１２４(図８)を方法
２４(図２)のステップ２８で使うことにより、オリジナ
ル電子文書を複数の文書要素に分割できる。
出するために使うことができる。抽出式はデータベース
１８(図１)に格納することができる。図９は、図８の電
子文書要素の指定変換方法１２４を示すブロック図１３
２である。オリジナルHTML電子文書１３４は、スポーツ
の点数(例えば表１０)を含む表１３６を含む。抽出式１
３８を表１３６に適用し、WMLデック１４２のWMLカード
１４０を作成する。これは元の表１３６のデータのサブ
セット(例えば表１１)を含む。方法１２４(図８)を方法
２４(図２)のステップ２８で使うことにより、オリジナ
ル電子文書を複数の文書要素に分割できる。
【００９６】本発明の好適実施例の使用例 図１０および１１は、本発明の好適実施例の使用例を示
す。ただし図１０および１１は例示が目的であって、本
発明はこの例示に限定されない。図１０は、スクリーン
表示１４２であり、ワールドワイドウエブからのHTML電
子文書の出力例を示す。この電子文書の例は、スクリー
ン表示１４２の「最新ニュース」(LATEST NEWS)の欄に
目的のテキスト１４４がある。表１７は、図１０のスク
リーン表示１４２を表示するために使われるHTMLの例の
一部である。表１７に示したHTMLの例において、「最新
ニュース」(LATEST NEWS)欄のテキスト１４４は、HTML
の表に格納されている。しかしながら、テキスト１４４
は他のHTML要素と共に格納されても良く、表１７は単な
る例である。
す。ただし図１０および１１は例示が目的であって、本
発明はこの例示に限定されない。図１０は、スクリーン
表示１４２であり、ワールドワイドウエブからのHTML電
子文書の出力例を示す。この電子文書の例は、スクリー
ン表示１４２の「最新ニュース」(LATEST NEWS)の欄に
目的のテキスト１４４がある。表１７は、図１０のスク
リーン表示１４２を表示するために使われるHTMLの例の
一部である。表１７に示したHTMLの例において、「最新
ニュース」(LATEST NEWS)欄のテキスト１４４は、HTML
の表に格納されている。しかしながら、テキスト１４４
は他のHTML要素と共に格納されても良く、表１７は単な
る例である。
【００９７】
【表２１】
【表２２】 図１１は、図１０のスクリーン表示から変換した出力
を、第１の無線装置１２に表示した例を示すブロック図
１４６である。スクリーン表示１４２(図１０)の「最新
ニュース」(LATEST NEWS)欄のテキスト１４４は、第１
の無線装置１２(図１１)の無線ディスプレイ１４８に表
示されている。図１０の電子文書表示は、表１７のHTML
文書に基づいている。無線ディスプレイ１４８の変換出
力表示は、WML文書のWMLカードに基づいている。図１０
のスクリーン表示１４２のHTML文書は、本発明の好適実
施例に基づく１つ以上の方法およびシステムによって変
換され、WMLカードとして第１の無線装置１２の無線デ
ィスプレイ１４８に表示される。スクリーン表示１４２
の「最新ニュース」(LATEST NEWS)欄の他のテキストを
追加のWMLカードによって表示することもできる。
を、第１の無線装置１２に表示した例を示すブロック図
１４６である。スクリーン表示１４２(図１０)の「最新
ニュース」(LATEST NEWS)欄のテキスト１４４は、第１
の無線装置１２(図１１)の無線ディスプレイ１４８に表
示されている。図１０の電子文書表示は、表１７のHTML
文書に基づいている。無線ディスプレイ１４８の変換出
力表示は、WML文書のWMLカードに基づいている。図１０
のスクリーン表示１４２のHTML文書は、本発明の好適実
施例に基づく１つ以上の方法およびシステムによって変
換され、WMLカードとして第１の無線装置１２の無線デ
ィスプレイ１４８に表示される。スクリーン表示１４２
の「最新ニュース」(LATEST NEWS)欄の他のテキストを
追加のWMLカードによって表示することもできる。
【００９８】スクリーン表示１４２(図１０)の「最新ニ
ュース」(LATEST NEWS)欄のテキスト１４４を見る場
合、テキスト１４４(図１０)は表の一部であり、TABLE
要素はオリジナル電子文書の第１のセットの文書要素で
ある。方法２４(図２)のステップ２８において、方法２
４と方法４０(図３)とを併用し、図１１の無線装置ディ
スプレイ１４８の出力を作成できる。この実施例におい
て、図１１の無線装置ディスプレイ１４８の出力は、第
１のWMLカード５２(図４)でも良い。このカードは、元
の表のテキストを含む。これは、HTML TABLE要素が前記
第１のセットの要素(例えば表６)の第１の要素だからで
ある。このように、オリジナルHTML文書(例えば表１７)
に関連する論理的順序は保持される。
ュース」(LATEST NEWS)欄のテキスト１４４を見る場
合、テキスト１４４(図１０)は表の一部であり、TABLE
要素はオリジナル電子文書の第１のセットの文書要素で
ある。方法２４(図２)のステップ２８において、方法２
４と方法４０(図３)とを併用し、図１１の無線装置ディ
スプレイ１４８の出力を作成できる。この実施例におい
て、図１１の無線装置ディスプレイ１４８の出力は、第
１のWMLカード５２(図４)でも良い。このカードは、元
の表のテキストを含む。これは、HTML TABLE要素が前記
第１のセットの要素(例えば表６)の第１の要素だからで
ある。このように、オリジナルHTML文書(例えば表１７)
に関連する論理的順序は保持される。
【００９９】スクリーン表示１４２(図１０)の「最新ニ
ュース」(LATEST NEWS)欄のテキスト１４４を見る場合
の他の例を説明する。テキスト１４４(図１０)は、表の
一部なので、方法２４のステップ２８において、方法２
４(図２)と方法６２(図５)とを併用し、図１１の無線装
置ディスプレイ１４８の出力を作成できる。DOMを作成
し複数のWMLカードを作成しても良い。この時のDOMは、
表(表６)用のWMLカードを含む。かかる実施例におい
て、図１１の無線装置ディスプレイ１４８の出力は、例
えば表用の次+２のWMLカード１１８(図７)である。これ
はユーザがすでに第１のWMLカード１１２(図７)から項
目「３. 表」を選択した場合である。
ュース」(LATEST NEWS)欄のテキスト１４４を見る場合
の他の例を説明する。テキスト１４４(図１０)は、表の
一部なので、方法２４のステップ２８において、方法２
４(図２)と方法６２(図５)とを併用し、図１１の無線装
置ディスプレイ１４８の出力を作成できる。DOMを作成
し複数のWMLカードを作成しても良い。この時のDOMは、
表(表６)用のWMLカードを含む。かかる実施例におい
て、図１１の無線装置ディスプレイ１４８の出力は、例
えば表用の次+２のWMLカード１１８(図７)である。これ
はユーザがすでに第１のWMLカード１１２(図７)から項
目「３. 表」を選択した場合である。
【０１００】スクリーン表示１４２(図１０)の「最新ニ
ュース」(LATEST NEWS)欄のテキスト１４４を見る場合
のさらに他の例を説明する。テキスト１４４(図１０)は
表の一部なので、方法２４のステップ２８において、方
法２４(図２)と方法１２４(図８)とを併用し、図１１の
無線装置ディスプレイ１４８の出力を作成できる。適切
な抽出式１３８(図９)(例えばdocument.all.tags.("TAB
LE").item(３).rows(４).cells(１).text)を方法１２４
(図８)のステップ１２６において作成し、元の表(例え
ば表１７)からスクリーン表示１４２の「最新ニュー
ス」(LATEST NEWS)欄の第１の項目からテキストを抽出
する。この第１の項目は第１のWMLカード１４０(図９)
に現れる。同様の式を作成することにより、「最新ニュ
ース」(LATEST NEWS)欄から他の項目(例えば第２または
第３の項目)を抽出できる。このような項目は、WMLカー
ドデック１４２(図９)の他のWMLカードに割り当てられ
る。
ュース」(LATEST NEWS)欄のテキスト１４４を見る場合
のさらに他の例を説明する。テキスト１４４(図１０)は
表の一部なので、方法２４のステップ２８において、方
法２４(図２)と方法１２４(図８)とを併用し、図１１の
無線装置ディスプレイ１４８の出力を作成できる。適切
な抽出式１３８(図９)(例えばdocument.all.tags.("TAB
LE").item(３).rows(４).cells(１).text)を方法１２４
(図８)のステップ１２６において作成し、元の表(例え
ば表１７)からスクリーン表示１４２の「最新ニュー
ス」(LATEST NEWS)欄の第１の項目からテキストを抽出
する。この第１の項目は第１のWMLカード１４０(図９)
に現れる。同様の式を作成することにより、「最新ニュ
ース」(LATEST NEWS)欄から他の項目(例えば第２または
第３の項目)を抽出できる。このような項目は、WMLカー
ドデック１４２(図９)の他のWMLカードに割り当てられ
る。
【０１０１】本発明の好適実施例に基づき、表からテキ
ストを抽出して表示する３つの例を説明した。本発明の
好適実施例に基づき、図１１の無線装置ディスプレイ１
４８は、表データ以外も表示できる。したがって本発明
は、表データを表示することに限定されない。
ストを抽出して表示する３つの例を説明した。本発明の
好適実施例に基づき、図１１の無線装置ディスプレイ１
４８は、表データ以外も表示できる。したがって本発明
は、表データを表示することに限定されない。
【０１０２】本発明の好適実施例の方法およびシステム
を使用することにより、無線装置はオリジナル電子文書
(例えばハイパーテキストマークアップ言語文書)を要求
し、その無線装置のディスプレイに合った変換後の電子
文書(例えば無線マークアップ言語文書)を受け取ること
ができる。この無線装置のディスプレイに適した変換後
の電子文書は、その無線装置のユーザの満足度を高め
る。本発明の好適実施例を無線装置に関連して説明して
きたが、本発明は無線装置に限定されない。本発明は、
他のネットワーク装置、WAP等の無線マークアップ言語
を使えるネットワーク装置、ワイヤやケーブルによって
ネットワークに接続されるネットワーク装置にも適用可
能である。
を使用することにより、無線装置はオリジナル電子文書
(例えばハイパーテキストマークアップ言語文書)を要求
し、その無線装置のディスプレイに合った変換後の電子
文書(例えば無線マークアップ言語文書)を受け取ること
ができる。この無線装置のディスプレイに適した変換後
の電子文書は、その無線装置のユーザの満足度を高め
る。本発明の好適実施例を無線装置に関連して説明して
きたが、本発明は無線装置に限定されない。本発明は、
他のネットワーク装置、WAP等の無線マークアップ言語
を使えるネットワーク装置、ワイヤやケーブルによって
ネットワークに接続されるネットワーク装置にも適用可
能である。
【０１０３】本発明の原理を適用可能な広範な実施例を
考慮し、前記実施例は例示のみを目的とし、本発明の範
囲を制限するものではない。例えば、添付図面のフロー
チャートの各ステップは、記載以外の順序でも実行可能
であり、添付ブロック図においてはより多くのあるいは
より少ない要素を用いることが可能である。
考慮し、前記実施例は例示のみを目的とし、本発明の範
囲を制限するものではない。例えば、添付図面のフロー
チャートの各ステップは、記載以外の順序でも実行可能
であり、添付ブロック図においてはより多くのあるいは
より少ない要素を用いることが可能である。
【０１０４】請求の範囲は、特に明記しない限り、その
記載順序または要素に限定されない。したがって、請求
の範囲および本発明の精神を逸脱しない限り、全実施例
およびその同等物は、本発明として請求されるものであ
る。
記載順序または要素に限定されない。したがって、請求
の範囲および本発明の精神を逸脱しない限り、全実施例
およびその同等物は、本発明として請求されるものであ
る。
【０１０５】本特許文書の開示の一部は、著作権保護の
対象物を含む。当該著作権の所有者は、その対象物が特
許庁の特許申請および記録にあるままの形で、特許開示
者によってファクシミリを介して複製されることを許可
するが、それ以外の全著作権の一切の権利を留保する。
対象物を含む。当該著作権の所有者は、その対象物が特
許庁の特許申請および記録にあるままの形で、特許開示
者によってファクシミリを介して複製されることを許可
するが、それ以外の全著作権の一切の権利を留保する。
【０１０６】
【発明の効果】本発明により、大きな記憶空間を必要と
せず、ワールドワイドウエブの電子文書の内容を無線装
置に適したフォーマットの文書に変換して無線装置の小
さなディスプレイに表示することが可能になるという効
果を奏するものである。
せず、ワールドワイドウエブの電子文書の内容を無線装
置に適したフォーマットの文書に変換して無線装置の小
さなディスプレイに表示することが可能になるという効
果を奏するものである。
【０１０７】また本発明によりユーザの要求に応じた電
子文書の内容を適切かつ迅速に表示するためユーザの満
足度が高いという効果を奏するものである。
子文書の内容を適切かつ迅速に表示するためユーザの満
足度が高いという効果を奏するものである。
【０１０８】さらに本発明は無線装置に限定されず、他
のネットワーク装置にも適用可能であるという効果も奏
するものである。
のネットワーク装置にも適用可能であるという効果も奏
するものである。
【図１】内容変換システムの例を示すブロック図であ
る。
る。
【図２】内容変換方法を示すフローチャートである。
【図３】電子文書要素の論理的分割方法を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図４】図３の方法を視覚的に示すブロック図である。
【図５】電子文書要素のカテゴリ分割方法を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図６】ハイパーテキストマークアップ言語の文書オブ
ジェクトモデル(DOM)の一部を示すブロック図である。
ジェクトモデル(DOM)の一部を示すブロック図である。
【図７】図５の方法を視覚的に示すブロック図である。
【図８】電子文書要素の指定変換方法を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図９】図８の方法を視覚的に示すブロック図である。
【図１０】ワールドワイドウエブの電子文書のスクリー
ン表示の例を示す図である。
ン表示の例を示す図である。
【図１１】図１０のスクリーン表示を変換して無線装置
に表示した例を示す図である。
に表示した例を示す図である。
【符号の説明】 １０ 内容変換システム １２ 無線装置 １４: 無線ゲートウエイ １６: 内容変換アプリケーション １８: 装置用設定データベース ２０ ワールドワイドウエブ(WWW)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケネス ビー． ホール アメリカ合衆国 60525 イリノイ州 ラ グランジュ サウス テンス アヴェニュ ー 525
Claims (34)
- 【請求項１】 複数のネットワーク装置を有するネット
ワークにおける内容変換方法であって、 第１のネットワーク上の第１の無線装置から、前記第１
のネットワーク上の第２のネットワーク装置にあるオリ
ジナル電子文書に対する要求を前記第１の無線装置の装
置タイプと共に受け取る段階と、 第１のマークアップ言語で書かれた前記オリジナル電子
文書をテキスト要素と非テキスト要素とを含む複数の文
書要素に分割することにより、前記第１のマークアップ
言語から第２の無線マークアップ言語への変換を準備す
る段階と、前記第１のマークアップ言語で書かれた前記
オリジナル電子文書の１つ以上の前記テキスト要素を前
記第２の無線マークアップ言語のテキスト要素に変換す
る段階と、 前記第１のマークアップ言語で書かれた前記オリジナル
電子文書の１つ以上の前記非テキスト要素を前記第２の
無線マークアップ言語の非テキスト要素に変換する段階
と、 前記要求に含まれる前記第１の無線装置の前記装置タイ
プに基づき、前記変換されたテキスト要素および非テキ
スト要素から変換後の電子文書を作成する段階と、 前記オリジナル電子文書に対する前記要求に応答して、
前記変換後の電子文書を前記第２のネットワーク装置か
ら前記第１の無線装置に送る段階とを備えることを特徴
とする内容変換方法。 - 【請求項２】 請求項１に記載の方法を中央演算処理装
置に実行させるための命令群を格納することを特徴とす
るコンピュータで読み取り可能な媒体。 - 【請求項３】 前記第１の無線装置が無線電話であり、
前記第２のネットワーク装置が無線アプリケーションプ
ロトコルゲートウエイであることを特徴とする請求項１
に記載の方法。 - 【請求項４】 前記第１のマークアップ言語がHTML(ハ
イパーテキストマークアップ言語)であり、前記第２の
無線マークアップ言語がWML(無線マークアップ言語)で
あることを特徴とする請求項１に記載の方法。 - 【請求項５】 前記オリジナル電子文書を複数の文書要
素に分割する段階が、前記オリジナル電子文書を第２の
無線マークアップ言語における複数のサブ文書要素に分
割する段階を含み、前記複数のサブ文書要素が前記オリ
ジナル電子文書の複数の文書要素の論理的順序を保持す
ることを特徴とする請求項１に記載の方法。 - 【請求項６】 前記オリジナル電子文書を複数の文書要
素に分割する段階が、文書オブジェクトモデルを使って
前記オリジナル電子文書を複数の文書要素に分割する段
階を含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。 - 【請求項７】 前記オリジナル電子文書を複数の文書要
素に分割する段階が、前記第１のマークアップ言語の文
書要素カテゴリのセットを使って前記オリジナル電子文
書を第２の無線マークアップ言語における複数のサブ文
書に分割する段階を含むことを特徴とする、請求項１に
記載の方法。 - 【請求項８】 前記オリジナル電子文書を複数の文書要
素に分割する段階が、データ収集言語による抽出式を使
って前記オリジナル電子文書を第２の無線マークアップ
言語における複数のサブ文書に分割する段階を含むこと
を特徴とする請求項１に記載の方法。 - 【請求項９】 前記第１のマークアップ言語のオリジナ
ル電子文書の非テキストフォーマットの１つ以上の非テ
キスト要素を前記第２の無線マークアップ言語における
非テキストフォーマットに変換する段階が、前記オリジ
ナル電子文書のオリジナル画像フォーマットを無線マー
クアップ言語における無線アプリケーションプロトコル
画像に変換する段階を含むことを特徴とする請求項１に
記載の方法。 - 【請求項１０】 前記変換されたテキスト要素および非
テキスト要素から変換後の電子文書を作成する段階が、
前記第１の無線装置に表示するための複数のカードから
なる無線マークアップ言語のデックによって無線マーク
アップ言語の電子文書を作成する段階を含むことを特徴
とする請求項１に記載の方法。 - 【請求項１１】 前記オリジナル電子文書に対する要求
を、前記第２のネットワーク装置から第２のネットワー
クの第３のネットワーク装置へ送って前記オリジナル電
子文書を取得する段階と、 前記第１のネットワークの前記第２のネットワーク装置
において、前記第２のネットワークの前記第３のネット
ワーク装置から、前記オリジナル電子文書を受け取る段
階とをさらに備えることを特徴とする請求項１に記載の
方法。 - 【請求項１２】 前記変換したテキスト要素および非テ
キスト要素から変換後の電子文書を作成する段階が、 前記第２のネットワーク装置に関連したデータベースに
アクセスすることによって前記第１の無線装置用の設定
を決定する段階と、 前記第１の無線装置用の設定に基づいて、前記変換した
テキスト要素および非テキスト要素を変更する段階とを
備えることを特徴とする請求項１に記載の方法。 - 【請求項１３】 前記要求がハイパーテキスト転送プロ
トコル要求であることを特徴とする請求項１に記載の方
法。 - 【請求項１４】 前記オリジナル電子文書の１つ以上の
テキスト要素を変換する段階が、少なくとも１つであっ
て全部よりも少ない数のテキスト要素を変換する段階を
含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。 - 【請求項１５】 前記オリジナル電子文書の１つ以上の
非テキスト要素を変換する段階が、少なくとも１つであ
って全部よりも少ない数の非テキスト要素を変換する段
階を含むことを特徴とする、請求項１に記載の方法。 - 【請求項１６】 前記変換後の電子文書を送る段階が、 前記第１の無線装置が変換後の電子文書の全部を格納す
るに十分なメモリを有するか否かを決定する段階と、 前記第１の無線装置が十分なメモリを持っていなけれ
ば、前記変換後の電子文書を複数のサブ文書に分割し、
前記複数のサブ文書を前記変換後の電子文書のすべてを
送る代わりに送る段階とを備えることを特徴とする請求
項１に記載の方法。 - 【請求項１７】 複数のネットワーク装置を有するネッ
トワークにおいて電子文書を分割する方法であって、 オリジナル電子文書を第２の無線マークアップ言語の論
理的サブ文書に分割するにあたり、テキスト要素と非テ
キスト要素とを含む第１のセットの文書要素を第１のマ
ークアップ言語において選択する段階と、 前記第１のセットの文書要素に基づき、前記オリジナル
電子文書を文書要素に分解する段階と、 前記分解したオリジナル電子文書の文書要素に基づき、
前記オリジナル電子文書を、前記分解したオリジナル電
子文書の文書要素の論理的順序を保持させながら、第２
の無線マークアップ言語の複数のサブ文書に分割する段
階とを備えることを特徴とする電子文書を分割する方
法。 - 【請求項１８】 請求項１７に記載の方法を中央演算処
理装置に実行させるための命令群を格納したことを特徴
とするコンピュータで読み取り可能な媒体。 - 【請求項１９】 前記第１のマークアップ言語がHTML
(ハイパーテキストマークアップ言語)であり、前記第２
の無線マークアップ言語がWML(無線マークアップ言語)
であることを特徴とする請求項１７に記載の方法。 - 【請求項２０】 前記第２の無線マークアップ言語の複
数のサブ文書が、複数の無線マークアップ言語カードで
あることを特徴とする請求項１７に記載の方法。 - 【請求項２１】 前記第１のマークアップ言語の第１の
セットの要素が、ハイパーテキストマークアップ言語に
おける、USEMAP属性を有するIMG要素およびOBJECT要素
と、NOFRAMES要素と、FRAME要素と、FIELDSET要素と、I
FRAME要素と、NOSCRIPT要素と、TBODY要素と、TABLE要
素とのいずれかを含むことを特徴とする請求項１７に記
載の方法。 - 【請求項２２】 複数のネットワーク装置を有するネッ
トワークにおいて電子文書を分割する方法であって、 (a)オリジナル電子文書を第２の無線マークアップ言語
の複数のサブ文書に分割するにあたり、各カテゴリが第
１のマークアップ言語の１つ以上の文書要素に対応する
ようにしながら第１のマークアップ言語の第１のセット
のカテゴリを選択する段階と、 (b)前記オリジナル電子文書の構造化モデルを作成する
段階と、 (c)前記第１のセットのカテゴリに対応して前記構造化
モデルを１つ以上の文 書要素に分解する段階と、 (d)第２の無線マークアップ言語の第１のサブ文書に関
連する第１のリストに、１つのカテゴリを追加する段階
と、 (e)前記分解した文書要素の１つ以上を、前記１つのカ
テゴリに関連する第２の無線マークアップ言語の次のサ
ブ文書上の次のリストに追加する段階と、 (f)前記第１のサブ文書と前記次のサブ文書との間に状
態情報を含むリンクを作成する段階と、 (g)前記段階(c)から(f)までを前記オリジナル電子文書
の構造化モデルの最後まで繰り返すことにより、前記オ
リジナル電子文書を第２の無線マークアップ言語の複数
のサブ文書に分割する段階とを備えることを特徴とする
電子文書を分割する方法。 - 【請求項２３】 請求項２２に記載の方法を中央演算処
理装置に実行させるための命令群を格納したことを特徴
とするコンピュータで読み取り可能な媒体。 - 【請求項２４】 前記第１のマークアップ言語の第１の
セットのカテゴリが、リンク、テキスト、表入力フィー
ルド、ページ選択、画像リンク、画像、ナビゲーション
のいずれかを含むことを特徴とする請求項２２に記載の
方法。 - 【請求項２５】 前記第１のマークアップ言語がHTML
(ハイパーテキストマークアップ言語)であり、前記第２
の無線マークアップ言語がWML(無線マークアップ言語)
であることを特徴とする請求項２２に記載の方法。 - 【請求項２６】 前記段階(b)が、前記オリジナル電子
文書の文書オブジェクトモデルを作成する段階を含むこ
とを特徴とする請求項２２に記載の方法。 - 【請求項２７】 前記段階(d)が、無線マークアップ言
語の第１のカードに関連する第１のリストに１つのカテ
ゴリを追加する段階を含むことを特徴とする請求項２２
に記載の方法。 - 【請求項２８】 前記段階(e)が、分解した文書要素の
１つ以上を、前記１つのカテゴリに関連する無線マーク
アップ言語の次のカード上の次のリストに追加する段階
を含むことを特徴とする請求項２２に記載の方法。 - 【請求項２９】 前記段階(f)が、前記第１のサブ文書
と前記次のサブ文書とを関連付けることによって、無線
マークアップ言語カードデックにおける第１のカードと
次のカードとの間に無線マークアップ言語リンクを作る
段階を含むことを特徴とする請求項２２に記載の方法。 - 【請求項３０】 複数のネットワーク装置を有するネッ
トワークにおいて電子文書を分割する方法であって、 オリジナル電子文書から１つ以上の文書要素を抽出する
ための抽出式のセットを作成する段階と、 前記抽出式のセットを前記オリジナル電子文書に適用す
ることによってテキスト文書要素および非テキスト文書
要素を含む１つ以上の文書要素を抽出する段階と、 前記抽出した文書要素を用いて前記オリジナル電子文書
を第２の無線マークアップ言語の複数のサブ文書に分割
する段階とを備えることを特徴とする方法。 - 【請求項３１】 請求項３０に記載の方法を中央演算処
理装置に実行させるための命令群を格納したコンピュー
タで読み取り可能な媒体。 - 【請求項３２】 前記抽出式のセットを前記オリジナル
電子文書に適用する段階が、前記オリジナル電子文書に
基づいて構成された文書オブジェクトモデルに前記抽出
式のセットを適用する段階を含むことを特徴とする請求
項３０に記載の方法。 - 【請求項３３】 前記抽出式のセットが、データ収集言
語の式であることを特徴とする請求項３１に記載の方
法。 - 【請求項３４】 無線装置からのオリジナル電子文書に
対する要求を受け付ける無線ゲートウエイと、 第１のマークアップ言語によるオリジナル電子文書を無
線装置での表示に適した第２の無線マークアップ言語に
よる第２の電子文書に変換するための内容変換アプリケ
ーションと、 データベースであって、第１のマークアップ言語による
オリジナル電子文書を特定タイプの無線装置での表示に
適した第２の無線マークアップ言語による第２の電子文
書に変換するために使用される装置設定を、複数の無線
装置タイプについて格納するものとを具備することを特
徴とする内容変換システム。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US22175098A | 1998-12-28 | 1998-12-28 | |
| US09/221750 | 1998-12-28 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000194612A true JP2000194612A (ja) | 2000-07-14 |
Family
ID=22829208
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11364432A Pending JP2000194612A (ja) | 1998-12-28 | 1999-12-22 | 電子デ―タの内容を無線装置用に変換する方法およびシステム |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000194612A (ja) |
| DE (1) | DE19962192A1 (ja) |
| FI (1) | FI19992746A (ja) |
| GB (1) | GB2347329B (ja) |
| SE (1) | SE524391C2 (ja) |
| WO (1) | WO2000039666A1 (ja) |
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