JP2002135438A - 携帯電話端末機によるコンピュータ・ネットワーク遠隔監視システム - Google Patents

携帯電話端末機によるコンピュータ・ネットワーク遠隔監視システム

Info

Publication number
JP2002135438A
JP2002135438A JP2000319713A JP2000319713A JP2002135438A JP 2002135438 A JP2002135438 A JP 2002135438A JP 2000319713 A JP2000319713 A JP 2000319713A JP 2000319713 A JP2000319713 A JP 2000319713A JP 2002135438 A JP2002135438 A JP 2002135438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile phone
server
monitoring system
phone terminal
warning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000319713A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Koike
英樹 小池
Kazunao Wakai
和直 若居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Science and Technology Agency
Original Assignee
Japan Science and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Science and Technology Corp filed Critical Japan Science and Technology Corp
Priority to JP2000319713A priority Critical patent/JP2002135438A/ja
Publication of JP2002135438A publication Critical patent/JP2002135438A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータ・ネットワーク・システムの監
視や調査を、どこでも受信可能な携帯電話を用いて行
う。 【解決手段】 本発明のシステムは、サーバ100と携
帯電話端末200を携帯電話通信網やインターネットな
どの電気通信網で接続した、受動的監視システムと能動
的監視システムを統合したシステムである。受動的監視
システムはサーバ100のシステムを監視する。サーバ
100を異状と判断すると電話や電子メールを用いてユ
ーザ(たとえばサーバの管理者)の携帯電話端末200
に警告を送る。能動的監視システムでは、ユーザが情報
を見て、状況を把握するためのシステムである。ユーザ
は、サーバ100の受動的監視システムにより送られる
電子メールに記述された情報を基に、携帯電話端末20
0のWWW閲覧機能を用いて、システムの状態を詳細に
調査することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話を用い
た、コンピュータ・ネットワーク・システムの遠隔監視
と警告のためのシステムに関する。
【0002】
【背景技術】近年、インターネットの普及によリネット
ワークの重要度が増大し、ネットワークの監視の必要性
は増している。そのため、システム管理者がどこにいよ
うとも不正侵入等の明確な異状時には管理者を呼び出
し、必要な情報を提示するシステムが必要となってい
る。多くのシステム管理者はこのようなシステムとし
て、現在はポケットベル(登録商標)やノートパソコン
を携帯端末として常時携帯し、遠隔からのシステム監視
を行っている。ポケットベルはどこでも受信できるた
め、手軽にシステム監視ができる。しかし、単純な文字
しか伝達できないため、簡単な警告を受信することしか
できず、何が起きているかという詳細が把握できない。
また、PDA等の携帯端末を用いれば詳細な情報を確認
することができるが、電話等への接続が不可欠であり、
その分手間と時間がかかり、調査開始までに遅れが生じ
る。ノートパソコンを用いようとした場合、常時携帯す
る必要があるが、その大きさなどにより実際に常時携帯
している人はごく少ない。一方、最近は携帯電話が著し
く普及している。電話としての機能以外にも、簡単な電
子メールとWorld Wide Web(WWW)の閲覧機能を持つ
ものが多く、どこでも受信可能である。また、小型軽量
のためノートパソコンより常時携帯が容易であり、電話
等への接続の手間もない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、コン
ピュータ・ネットワーク・システムの監視や調査を、ど
こでも受信可能な携帯電話を用いて行うことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は携帯電話端末機によるコンピュータ・ネッ
トワーク遠隔監視システムであって、監視対象のサーバ
を一定時間毎に監視し、監視した結果を視覚化して、携
帯電話端末機からアクセスができるようにするととも
に、監視対象のサーバに異状が発生した際に、警告を発
生して、携帯電話端末機に通知する。このために、どこ
でも受信可能な携帯電話と電子メールによる詳細な情報
がわかる受動的なシステム監視や、WWWの閲覧機能に
よるシステムの詳細情報を調査する能動的なシステム監
視ができる。
【0005】前記携帯電話端末機への警告の通知は電子
メールで行ったり、前記携帯電話端末機に対して発呼
し、音声により行うことができる。前記視覚化は、デー
タ自体に合わせたサイズで作成してから、特徴量が失わ
れないように代表値を選択して、携帯電話端末の画面サ
イズに縮小することで行うことができる。また、棒グラ
フを作成し、縦軸の値毎に色を変化させることで行うこ
とができ、微妙な変位がより強調されるため、値の情報
のみでは見逃してしまうような異状を発見することがで
きる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、簡単な電子メールとWo
rld Wide Web(WWW)の閲覧機能を持った携帯電話を
用いて、ネットワーク・システムの監視を行うシステム
である。本システムは、受動的監視システムと能動的監
視システムとを統合したシステムである。受動的監視シ
ステムは、システムの状態があらかじめ設定した条件に
なると、システムの管理者等に電子メールや電話をか
け、音声によって警告を行う。能動的監視システムは、
WWWの閲覧機能を用いて、netstat, last, w, top等
のUNIX(登録商標)システム・コマンドの出力を、
画像とテキストを用いて視覚的に表示する。これらのシ
ステムにより、どこでも受信可能な携帯電話と電子メー
ルによる詳細な情報がわかる受動的なシステム監視や、
WWWの閲覧機能によるシステムの詳細情報を調査する
能動的なシステム監視ができる。また、携帯電話は小型
軽量のため、ノートパソコンより常時携帯が容易であ
り、電話等への接続の手間もない。上述のシステムの実
施形態を、以下に図面を用いて詳細に説明する。
【0007】<監視システムの構成>本発明のシステム
は、受動的監視システムと能動的監視システムを統合し
たシステムである。ポケットベルやノートパソコンをそ
れぞれ単体で用いた監視と違い、本システムでは2種類
の監視を単体で行えるため、受動的監視システムは能動
的監視システムを用いて詳細を調べることを前提とした
設計を行った。図1は本発明の受動的監視システムと能
動的監視システムを示した図である。サーバ100と携
帯電話端末200は電気通信網等で接続されている。こ
の図1のように、受動的監視システムはシステムを監視
し、サーバ100を異状と判断すると電話や電子メール
を用いてユーザ(たとえばサーバの管理者)の携帯電話
端末200に警告を送る。能動的監視システムは、ユー
ザが情報を見て、状況を把握するためのシステムであ
る。ユーザは、サーバ100の受動的監視システムによ
り送られる電子メールに記述された情報を基に、携帯電
話端末200のWWW閲覧機能を用いて、システムの状
態を、詳細に調査することができる。
【0008】<受動的監視システム>まず、受動的監視
システムについての説明をする。受動的なシステム監視
では、一定時間毎にシステムを監視し、コマンドにより
得られるデータの値が、あらかじめ条件として設定した
数値を越えると、異状と判断する。異状であると判断し
た場合、ユーザに電話をかけて警告を行い、同時に電子
メールで異状と判断した条件の情報を送信する。これら
を併用するのは、2つの手段を同時に用いることで、確
実性を高めるためである。電話が通じない場合、一定時
間毎に継続して電話での呼び出しを行う。監視のための
データは、サーバ・システムに備わっているコマンドを
中心に、システムのログ、侵入検知システム(IDS:
Intrusion Detection System)のログ等を利用する。サ
ーバ・システムに備わっているコマンドを用いることに
より、新たな知識を用いることなく、ユーザが使い慣れ
た手順で探索できる。また、既存のコマンドを利用する
ことにより、機種依存、移植性の問題を軽減する。
【0009】本システムでは監視コマンドとして、ネッ
トワークの接続状態を調べるnetstat、サーバへのログ
インやログアウトの状況を調べるlast、ログイン中のユ
ーザや使用中のコマンドを調べるw、ディスクの使用状
況を調べるdf、システムやそのプロセスの状態を調べ
るtop、システムのログを表示するsyslog、サーバの
プロセスの状態を調べるps、ホストサーバ周囲の状況
を映像にて映し出すlive camera、ネットワークへの侵
入の検知をするsnort等を使用している。これらのコマ
ンドの実行により得られたデータは、フィルタ・プログ
ラムを通して、機種依存しない共通化された形でホスト
毎、コマンド毎に保存される。警告、能動的監視システ
ムにおける閲覧も、このホスト、コマンド単位で行われ
る。図2は、受動的監視システムと異状時の警告配送の
仕組みを示したものである。サーバ100上にて受動的
監視システムが作動しており、コマンド150,16
0,170,180が実行されている。コマンドの実行
により異状を検知すると各コマンドは警告を発する。こ
の図の例ではコマンド150が警告151を、コマンド
170が警告171を発している。各コマンドより発せ
られた警告は、キュー105として蓄えられ、警告19
0として電話通信網やインターネット等の電気通信網3
00を経由して、携帯電話端末200に送信される。以
下に、通知の具体例を述べる。たとえばサーバ・システ
ムの負荷が高い場合、topコマンドを用いると負荷の
値がわかる。負荷の値が条件として設定した値より大き
いと、監視システムはサーバ100の異状とみなし、警
告を生成する。キュー105として全てのコマンドの警
告をスプールする。電気通信網300を通じて携帯電話
端末200に1つにまとめられた警告190を送信す
る。このようにまとめて1つの警告としてユーザに電話
と電子メールで通知するため、一度に複数の異状が発生
しても連続で電話が鳴ることはない。
【0010】<能動的監視システム>本発明の監視シス
テムの最大の特徴は、携帯電話のWWWの閲覧機能を用
いた能動的監視システムである。この能動的監視システ
ムでは、HTMLを用いて、サーバの状態を要約した視
覚化画像と、文字による詳細情報を提供する。これらの
データを一定時間毎に生成し、視覚化画像と文字情報を
用いて情報提示を行う。以下にその方法を示す。
【0011】携帯電話を用いて、視覚化された情報を提
示するための最大の問題点はその画面サイズが小さいこ
とである。現在のところ、携帯電話の表示画面にはドッ
トが見える程度の粗い画像しか表示できない。そこで、
情報をいかに圧縮して、最低限の情報のみを表示するか
が重要になる。そのため、本発明では、時間毎の変位の
強調と特徴量の抽出を行った。図3はデータの時間毎の
変位を折線グラフと棒グラフで示した図である。まず、
時間毎の変位を見るために、縦軸をデータの変位、横軸
を時間として、例えば図3(a)のような折線グラフを
とった。時間を横軸として見て、その値が急激に変化し
ているならば、その急激な変化にはなにか理由があるは
ずである。その時点の情報のみでは見逃してしまうよう
な異状を、時系列として見ることで発見することができ
る。さらに、例えば図3(b)のような棒グラフとし
て、縦軸の値の絶対量を示しつつ、折線グラフのように
微妙な変位をより強調するために、縦軸の値毎に色を変
化させた。図4はグラフを携帯電話の画面に合わせるた
めのサイズ変更を示した図である。画像自体の大きさ
は、この図4(a)の一旦データ自体に合わせたサイズ
で作製したグラフから、最終的に図4(b)の携帯電話
端末の画面サイズに縮小したグラフにすることにより、
情報の損失を極力防いでいる。この際、縮小前の画像の
一定範囲が、縮小先の1ドットに圧縮される。そのまま
縮小すると縮小先でデータの重複が発生する。このた
め、本実施形態の例ではデータの特徴量を抽出し、重複
範囲内で最も代表的な値を採用したが、他の手法により
導出した値を採用してもよい。
【0012】図5は携帯電話の画面に表示するため、1
つの情報を分割して階層構造にしたものを示した図であ
る。視覚化画像のみでは詳細な情報は提示できないた
め、本発明のシステムは文字情報を用いて、より詳細な
情報を表示する。しかしながら携帯電話の画面内に表示
できる文字数には限りがあり、使いやすさの点から言っ
ても、1度に表示できる情報量は限られる。そのため、
図5のように、1つの情報を分割して数ページに分け、
階層的に表示した。
【0013】<監視システムの詳細>監視システムの各
コマンドにおける、データの取得方法、受動的監視シス
テムでの警告と判断する基準、能動的監視システムにお
ける視覚化の手法や、詳細データについて、以下に詳細
に説明する。 1.netstat netstatコマンドを利用して、監視対象のサーバに対し
て行なわれているネットワークの接続状態を監視する。
データは、監視対象のサーバと接続先双方のIPアドレ
スとポート番号、接続の状態である。あらかじめ各ドメ
イン毎に許容できる時間辺りの接続数を設定して、これ
を接続数が越えた場合、または、ドメイン毎に許容でき
るポート番号を設定して、これ以外のポート番号での接
続があった場合に警告を行う。図6は視覚化手法とし
て、フィールドをドメイン毎に縦に分割したグラフを示
した図である。この例ではフィールド611〜616の
6つのフィールドがあり、フィールド611〜615ま
でドメインネームの下位から上位の名前毎にわけてあ
る。サーバに接続している接続元のIPアドレスからド
メインを取得し、ドメインネームの下位の名前から、あ
てはまるフィールドにそれぞれ表示する。IPアドレス
からドメインが取得できないものは、最下層のフィール
ド616に表示した。この図6により、外部からの接続
を発見しやすいようにしている。詳細情報としては、視
覚化画像とともに、接続元毎にまとめた接続ポートの一
覧を文字情報として表示し、それぞれの接続先ホストに
対して、接続状態やキューの状態を表示する。
【0014】2.last lastコマンドを利用して、監視対象のサーバにおけるユ
ーザのログイン及びログアウトの時間、接続元を監視す
る。データは、ログインしたユーザの名前、どこから接
続したか、ログイン時刻、ログアウト時刻、それにシス
テムが再起動または停止した時刻である。あらかじめ想
定されるユーザと接続元の一覧を設定しておき、それ以
外のユーザが接続した場合、ユーザに警告を行う。図7
は視覚化手法として、フィールドをドメイン毎に縦に分
割したグラフを示した図である。netstatと同様に縦軸
をドメイン毎に分割し、フィールド711〜716とし
ている。その各フィールド711〜716にはドメイン
毎にログインしているユーザ数を縦軸としてあててい
る。詳細情報として、視覚化画像とともに最近ログイン
したユーザの一覧とそれぞれのログイン時刻、ログアウ
トしていればその時刻、接続元を表示する。
【0015】3.w wコマンドを利用して、監視対象のサーバにおけるログ
イン中のユーザや使用中のコマンドを監視する。データ
は、使用中の端末、接続元、ログイン時間、使用中のコ
マンドである。lastと同様、あらかじめ想定されるユー
ザと接続元の一覧を設定しておき、それ以外のユーザが
接続した場合、ユーザに警告を行う。また、ログイン時
間が極端に長いユーザについても警告を行う。図8は視
覚化手法として、ログイン中のユーザと使用中のコマン
ドの値を示すフィールドを縦に2つに分割したグラフを
示した図である。フィールド810にはログイン中のユ
ーザの数、フィールド820には実行中のコマンド数を
表示する。この図8のように、縦軸に同時にログインし
ているユーザ数や実行中のコマンド数をあてることによ
り、時間毎のユーザ数の変移を強調する。なお、詳細情
報として、視覚化画像とともに上記全てのデータを文字
情報として表示する。
【0016】4.df dfコマンドを利用して、監視対象のサーバにおけるフ
ァイルシステムのディスク容量の使用状況を監視する。
データは、ファイルシステム、1K単位での全容量、使
用容量、使用可能容量、マウント位置である。あらかじ
めファイルシステム毎に限界となる使用割合を設定し、
使用容量が設定値を越えていると警告を行う。また、設
定されていないファイルシステムとマウントの組がある
と警告を行う。図9はファイルシステムとマウントの位
置と、時間毎のディスクの使用容量をグラフに示した図
である。視覚化するにあたり、この図9のように縦軸に
ファイルシステムとマウント位置の組をあてることによ
り、時間毎の使用容量の変移を強調、組で表現してい
る。そのためファイルシステムが同じでも、マウント位
置が違うと別に表示する。オートマウント等、ファイル
システムがマウントされていないときは、ベースを青色
で表示する。詳細情報として、視覚化画像とともに上記
全てのデータを文字情報として表示する。
【0017】5.top topコマンドを利用して、監視対象のサーバにおける
システムの状態とCPUの使用状況を監視する。データ
は、load average, Process, Sleep Process, Memory,
Free Memory, Swap, Free Swap, uptimeのようなシステ
ムのデータと、PID, USER, PRIORITY, NICE, SIZE, RS
S, STATUS, CPU使用率, TIME, COMMANDのようなプロセ
ス毎のデータの2種類に分けられる。図10はシステム
の状態を棒グラフに示して視覚化した図である。この図
10の例では、グラフのフィールドをシステム負荷10
11、プロセス数1012、CPU使用率1013、メ
モリ量1014、スワップ量1015の5つを縦に分割
し、システム全体の時間毎の変移を強調する。また、あ
らかじめ閾値を設定しておき、システム負荷、プロセス
数、CPU使用率、使用可能メモリ、使用可能スワップ
が設定値を上まわった場合、上まわった項目に対し警告
を行う。詳細情報として、視覚化画像とともにシステム
の情報(システムの負荷、起動時間、プロセス数/スリ
ープ中のプロセス数、メモリ量/使用可能なメモリ量、
スワップ量/使用可能なスワップ量)とプロセス毎のユ
ーザとCPU使用率、コマンドを表示する。また、それ
ぞれのプロセスに対して、全データを表示した詳細画面
を表示する。
【0018】6.syslog syslogコマンドで生成されるログを利用して、監視対象
のサーバにおけるログの状況を調べる。図11はシステ
ムのログをグラフ化して視覚化した図である。この図1
1のように、フィールドを2つに分け、上段のフィール
ド1110にシステムのログの量、下段のフィールド1
112にシステムの時間辺りのログの長さを視覚化画像
として示す。ログの視覚化は、いろいろな手法が考えら
れるが、本発明の発明者の論文(高田哲司,小池英樹,
「見えログ:テキストマイニングと情報視覚化を用いた
ログ情報ブラウザ」,日本ソフトウェア科学会,インタ
ーネットコンファレンス’99論文集,Dec(199
9))による手法を用いて視覚化するとログの異常な増
大等の挙動を発見しやすくなる。
【0019】7.live camera サーバに備えられたライブカメラを用いて、実世界にお
けるサーバの周辺を監視する。図12は携帯電話200
の画面210にライブカメラによって映し出された画像
220が表示されていることを示した図である。この図
12のように、ライブカメラによって、一定時間おきに
撮られたライブカメラの映像を画像として縮小して表示
する。
【0020】
【実施例】以下に、具体的な電子メール等の実施例を示
す。図13は受動的監視システムにより送信されるnets
tatからの警告メールである。この携帯電話端末の画面
210に表示されている図13のメールには、警告のメ
ールであることを示すメールの表題1310、警告メー
ルの送信日と時間を示すメール送信日時1320、nets
tatコマンドが返したメッセージ1330が記述されて
いる。netstatの警告条件に該当する、未知の外部のホ
ストからtelnetによるアクセスがあった場合、監視シス
テムはユーザに対して電話での発呼を行う。それと同時
に前述の図13のようなメールが送られる。この警告を
受け取ったユーザは、携帯電話端末のWWW閲覧機能を
用いてアクセスする。なお、このnetstatの返したメッ
セージ1330は外部のホストである“vanhalen.othe
r.net”よりポート23に(telnetによる)アクセスが
あることを示している。図14は携帯電話端末200の
WWW閲覧機能を用いてアクセスし、携帯電話端末の画
面210に表示される、監視対象のサーバにて現在稼働
しているシステムの一覧を示した画面である。この図1
4には監視対象のサーバ1410、アクセス日時142
0、コマンド群1431〜1436が表示されている。
今回は、netstatが警告を送ってきたので、コマンド1
434の「4.NETSTAT」を選択する。
【0021】図15は携帯電話端末200のWWW閲覧
機能を用いてアクセスし、携帯電話端末の画面210に
表示される、netstatのシステムを示した図である。上
部にデータの採取時刻1510と監視対象のサーバ名1
521、状態を要約した視覚化画像1522を表示し、
その下にアクセスしてきたホスト名(あるいはIPアド
レス)と接続状態と、監視対象サーバと接続しているホ
ストのポート番号の一覧を表示している接続ホスト情報
1523〜1528を表示する。MENU1530を選
択すると図14のシステムの一覧を示した画面に戻る。
各接続ホスト情報1523〜1528において、各ホス
ト名の下に並んでいるのは、記号で示された接続状態
と、監視対象サーバと接続しているホストのポート番号
である。ポート番号がシステムで定義されたサービス名
に該当する場合(telnetの23やircsの994)は、数字で
はなく名前で表示する。また、それぞれのホスト名はリ
ンクになっており、選択すると詳細を表示する。今回
は、警告ではvanhalenというホスト名が示されているの
で、本実施例では接続ホスト情報1523のvanhalenの
リンクを辿ることにする。
【0022】図16はNETSTATのホスト毎の詳細情報を
表示した画面である。ホスト名のリンクを辿ると図16
のように携帯電話端末の画面210に表示される。上部
にデータの採取時刻1610と、その下にアクセスして
きたホスト情報1620を表示する。MENU1630
を選択すると図14のシステムの一覧を示した画面に戻
る。図15のnetstatのシステムに示された情報に加
え、IPアドレスでない場合は、完全なホスト名、送信
/受信キューの状態、接続状態を表示する。この画面の
ホスト情報1620より、vanhalenというホストからTE
LNETプロトコルでサーバbresciaに接続してきていた
が、その接続は既に閉じられようとしていることが確認
できる。次に、ログインが成功しているならば、LASTの
ログに残っているはずなので、LASTで誰が接続してきた
のかを調査してみることにする。MENU1630を選
択し、図14のシステムの一覧を示した画面に戻り、こ
こでコマンド1433の「3.LAST」を選択する。
【0023】図17は、携帯電話端末の画面210に表
示された、lastコマンドによる最近ログインしたアカウ
ントの一覧を表示した画面を示した図である。上部に
は、調査するサーバ名1710、lastコマンドによるデ
ータの採取時刻1720、そして図7のグラフと同様
の、ドメイン毎にログインしているユーザ数を示したグ
ラフ1730を表示する。また、このサーバにログイン
したユーザのアカウント等の情報1740も表示され
る。また、他の画面と同様に、MENU1750を選択
すると図14のシステムの一覧を示した画面に戻る。さ
て、この図17の画面に示されている情報によれば、ロ
グイン時刻と、ログアウトしているならばその時刻、ア
クセス元のホスト名が表示される。この画面より、vanh
alenというホストからghintecというアカウントを用い
てサーバbresciaにログインしてきたことがわかる。も
し、NETSTATで見たときに接続が閉じられておらず、ロ
グイン中ならば、WやTOP等、他のコマンドを用いる
ことで、さらに詳細な情報を得ることができる。
【0024】上述のように、どのような場所からでも、
このシステムを使用し、携帯電話を持ち歩くだけで、気
になるときにシステムの状態を即座にチェックできる。
そのため、受動的監視に頼らずとも、ある程度の異状は
能動的監視だけで発見することができる。ただし、普段
より常に監視するわけにはいかないため、そのようなと
きに受動的監視が役に立つ。携帯電話単体で受動的監視
と能動的監視が両立できることにより、従来からのポケ
ベルあるいはノートパソコン単体での運用と比較して、
シームレスかつ手軽にシステムの状態を把握できる。ま
た、視覚化画像により要約を示すことで、一目で状態が
把握でき、時系列による変位もわかるようになる。ま
た、受動的監視システムと能動的監視システムを組みあ
わせることで、定期的にチェックしなくとも、システム
の異状の早期発見、調査が実現できる。
【0025】
【発明の効果】本発明により、どこでも受信可能な電話
と電子メールによる詳細な情報のわかる受動的なシステ
ム監視や、WWWのブラウズ機能によるシステムの詳細
情報を調査する能動的なシステム監視ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の受動的監視システムと能動的監視シ
ステムを示した図である。
【図2】 受動的監視システムと異状時の警告配送の仕
組みを示した図である。
【図3】 データの時間毎の変位を折線グラフと棒グラ
フで示した図である。
【図4】 グラフを携帯電話の画面に合わせるためのサ
イズ変更を示した図である。
【図5】 携帯電話の画面に表示するため、1つの情報
を分割して階層構造にしたものを示した図である。
【図6】 視覚化手法として、フィールドをドメイン毎
に縦に分割したグラフを示した図である。
【図7】 視覚化手法として、フィールドをドメイン毎
に縦に分割したグラフを示した図である。
【図8】 視覚化手法として、ログイン中のユーザと使
用中のコマンドの値を表すグラフを示した図である。
【図9】 ファイルシステムとマウントの位置と時間毎
のディスクの使用容量を表すグラフを示した図である。
【図10】 システムの状態を棒グラフに示して視覚化
した図である。
【図11】 システムのログをグラフ化して視覚化した
図である
【図12】 携帯電話の画面にライブカメラによって映
し出された画像を示した図である。
【図13】 受動的監視システムにより送信されるnets
tatからの警告メールである。
【図14】 監視対象のサーバにて現在稼働しているコ
マンドシステムの一覧を示した画面である。
【図15】 携帯電話端末に表示されるnetstatのシス
テムを示した図である。
【図16】 ホスト毎の詳細情報を表示した画面であ
る。
【図17】 最近ログインしたアカウントの一覧を表示
した画面を示した図である。
【符号の説明】
100 サーバ 200 携帯電話端末 210 携帯電話端末の画面 300 電気通信網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B042 GA12 GA36 GA39 GC10 GC12 JJ02 KK09 KK13 LA20 MB05 MC17 NN04 NN06 NN08 NN13 NN54 5B089 GA11 GA25 HA13 JA35 JB16 KA13 KH23 LA03 LB17 LB20 5K067 AA21 BB04 BB21 BB27 DD28 DD51 EE02 LL05 5K101 KK13 LL02 LL12 NN12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】携帯電話端末機によるコンピュータ・ネッ
    トワーク遠隔監視システムであって、 監視対象のサーバを一定時間毎に監視し、監視した結果
    を視覚化して、携帯電話端末機からアクセスできるよう
    にするとともに、 監視対象のサーバに異状が発生した際に、警告を発生し
    て、携帯電話端末機に通知することを特徴とする、遠隔
    ネットワーク監視システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の携帯電話端末機による遠
    隔ネットワーク監視システムにおいて、 前記携帯電話端末機への警告の通知は電子メールである
    ことを特徴とする、遠隔ネットワーク監視システム。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のコンピュータ・
    ネットワーク遠隔監視システムにおいて、 前記携帯電話端末機への警告の通知は、前記携帯電話端
    末機に対して発呼し、音声により行うことを特徴とす
    る、遠隔ネットワーク監視システム。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載のコンピュ
    ータ・ネットワーク遠隔監視システムにおいて、 前記視覚化は、データ自体に合わせたサイズで作成して
    から、特徴量が失われないように代表値を選択して、携
    帯電話端末の画面サイズに縮小することで行うことを特
    徴とする、遠隔ネットワーク監視システム。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載のコンピュ
    ータ・ネットワーク遠隔監視システムにおいて、 前記視覚化は、棒グラフを作成し、縦軸の値毎に色を変
    化させることで行うことを特徴とする、遠隔ネットワー
    ク監視システム。
JP2000319713A 2000-10-19 2000-10-19 携帯電話端末機によるコンピュータ・ネットワーク遠隔監視システム Pending JP2002135438A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000319713A JP2002135438A (ja) 2000-10-19 2000-10-19 携帯電話端末機によるコンピュータ・ネットワーク遠隔監視システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000319713A JP2002135438A (ja) 2000-10-19 2000-10-19 携帯電話端末機によるコンピュータ・ネットワーク遠隔監視システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002135438A true JP2002135438A (ja) 2002-05-10

Family

ID=18798124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000319713A Pending JP2002135438A (ja) 2000-10-19 2000-10-19 携帯電話端末機によるコンピュータ・ネットワーク遠隔監視システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002135438A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015213347A (ja) * 2010-01-05 2015-11-26 ジャスパー ワイアレス 新たな無線デバイス及びアプリケーションを接続、設定、検証するシステム及び方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07191920A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Toshiba Corp コンピュータネットワーク
JP2000047912A (ja) * 1998-07-30 2000-02-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ネットワークサービス監視方法および装置とネットワークサービス監視プログラムを記録した記録媒体
JP2000148629A (ja) * 1998-11-17 2000-05-30 Tietech Co Ltd 無人顧客応対システムにおけるサ―バクラッシュの遠隔地への通報及びリセット方式
JP2000163121A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Toshiba Corp 遠隔プラント監視装置及び記録媒体
JP2000194612A (ja) * 1998-12-28 2000-07-14 Spyglass Inc 電子デ―タの内容を無線装置用に変換する方法およびシステム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07191920A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Toshiba Corp コンピュータネットワーク
JP2000047912A (ja) * 1998-07-30 2000-02-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ネットワークサービス監視方法および装置とネットワークサービス監視プログラムを記録した記録媒体
JP2000148629A (ja) * 1998-11-17 2000-05-30 Tietech Co Ltd 無人顧客応対システムにおけるサ―バクラッシュの遠隔地への通報及びリセット方式
JP2000163121A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Toshiba Corp 遠隔プラント監視装置及び記録媒体
JP2000194612A (ja) * 1998-12-28 2000-07-14 Spyglass Inc 電子デ―タの内容を無線装置用に変換する方法およびシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015213347A (ja) * 2010-01-05 2015-11-26 ジャスパー ワイアレス 新たな無線デバイス及びアプリケーションを接続、設定、検証するシステム及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4820374B2 (ja) ウェブアクセス監視方法及びそのプログラム
US8966044B2 (en) Methods for displaying physical network topology and environmental status by location, organization, or responsible party
CN106789177B (zh) 一种网络故障处理的系统
KR20070053172A (ko) 광역 보안 모니터링, 센서 관리 및 상황 인식을 위한 방법및 시스템
US20070226616A1 (en) Method and System For Wide Area Security Monitoring, Sensor Management and Situational Awareness
US9286026B2 (en) System and method for recording and monitoring user interactions with a server
KR200433431Y1 (ko) 독립형 감시 시스템
KR20190088343A (ko) 네트워크 성능지표를 시각화하는 방법 및 장치, 및 시스템
US20130111001A1 (en) System And Method For Creating And Communicating Freely Associated Collection To Share Information
EP2798838A1 (en) Communication terminal device, communication system, communication state display method, and computer-readable recording medium
CN101621816A (zh) 一种监控移动终端后台服务器的系统和方法
WO2009085280A2 (en) Systems and methods for monitoring and management of network security systems
WO2014012186A1 (en) System and method for managing video analytics results
US8131871B2 (en) Method and system for the automatic reroute of data over a local area network
CN108769202A (zh) 一种消息推送方法及其服务器和终端设备
US20050028106A1 (en) Graphical user interface for system status alert on videoconference terminal
JP2002135438A (ja) 携帯電話端末機によるコンピュータ・ネットワーク遠隔監視システム
Namdeo et al. Smart Automated Surveillance System using Raspberry Pi
CN110489657A (zh) 一种信息过滤方法、装置、终端设备及存储介质
JP3866523B2 (ja) 警報監視装置および警報監視方法
JP6911185B1 (ja) プログラム、方法、情報処理装置及びシステム
CN114222093A (zh) 控制管理方法、装置、计算机可读存储介质及控制设备
KR102027759B1 (ko) 네트워크와 연관된 신규 장치 등록 방법 및 장치
JP2012151779A (ja) ネットワーク対応型の集合住宅用インターホンシステム
JP2004264984A (ja) 情報処理装置および情報処理装置の監視方法のプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051018

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20051021

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060414

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070403

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070530

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070612

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20071109