JP2003271892A - シナリオ自動生成システム、シナリオ自動生成方法、コンピュータプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

シナリオ自動生成システム、シナリオ自動生成方法、コンピュータプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体

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JP2003271892A
JP2003271892A JP2002074864A JP2002074864A JP2003271892A JP 2003271892 A JP2003271892 A JP 2003271892A JP 2002074864 A JP2002074864 A JP 2002074864A JP 2002074864 A JP2002074864 A JP 2002074864A JP 2003271892 A JP2003271892 A JP 2003271892A
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Yasuhito Kono
泰人 河野
Shunichi Yonemura
俊一 米村
Tomohiro Takano
智大 高野
Mio Hosoya
未生 細谷
Tomoya Kosaka
朋也 小阪
Hiroto Ishii
寛人 石井
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 擬人化エージェントを動作させるシナリオを
生成するシナリオ自動生成システムを提供する。 【解決手段】 シナリオ自動生成システムを具現化した
天気予報システム1は、入力された情報を当該入力され
た情報のカテゴリにより分類して蓄積する情報蓄積部1
1と、文章生成要求に応じて情報蓄積部11の情報を利
用し文章を生成する文章生成部12と、図表生成要求に
応じて情報蓄積部11の情報を利用し図表を生成する図
表生成部13と、シナリオテンプレートデータベース1
4Aに蓄積されたシナリオテンプレートの中から、入力
された情報のカテゴリに応じたシナリオテンプレートを
選択し、文章生成部12と図表生成部13とに当該選択
したシナリオテンプレートに応じた文章生成要求と図表
生成要求とをそれぞれ行い、当該各部で生成された文章
と図表とを前記選択したシナリオテンプレートに適用し
たシナリオを生成するシナリオ生成14とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、擬人化エージェン
トを動作させるためのシナリオを生成するシナリオ自動
生成システム、シナリオ自動生成方法、コンピュータプ
ログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年では、コンピュータのデスクトップ
画面上で自立的に動作する人等を模したソフトウェア
(擬人化エージェントという)が注目を集めている。こ
の擬人化エージェントは、多くの場合、人工知能的な処
理機能と自律的な行動モデルを持ち、パソコンユーザの
要求に対応しコンピュータ上の処理を実行する一方で、
あたかも感情を持つ生物のように振る舞い、ともすれば
無機質で冷たい印象を与えるパソコンに、温かみのある
インターフェースを提供している。
【0003】また、従来にあっては、情報を自動的に配
信するシステムが多数存在する。このシステムから提供
される天気予報情報をHTMLに変換し、特定のフォー
マットをもつウェブページを自動的に作成するシステム
も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ニュースや
天気予報などのテレビ番組は、アナウンサーの工夫によ
り、情報を視聴者に伝えるというレベルを超えて親しみ
やすさや親近感を感じさせる。しかし、番組が放映され
る時間は予め決まっており、視聴者が好きな時間に番組
を見ることはできない。
【0005】一方、インターネットにおける情報配信サ
ービスでは、インターネットの特性により、ユーザはい
つでも見たいときにニュースや天気予報情報にアクセス
することができるが、これらは文字情報と記号情報に限
られているため、テレビ番組の解説のような親しみやす
さや親近感は感じられない。
【0006】そこで、インターネットによる情報配信時
に利便性とテレビ番組の親しみやすさを兼ね備えた配信
方法を実現するために、配信される情報を擬人化エージ
ェントによりユーザに伝えることができれば上記課題の
解決が図れる。
【0007】そこで本発明は、上記従来の課題に鑑みな
されたもので、その目的とするところは、擬人化エージ
ェントを動作させるシナリオを生成するシナリオ自動生
成システム、シナリオ自動生成方法、コンピュータプロ
グラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るため、請求項1の本発明は、擬人化エージェントを動
作させるためのシナリオを生成するシナリオ自動生成シ
ステムであって、入力された情報を当該入力された情報
のカテゴリにより分類して蓄積する情報蓄積手段と、文
章生成要求に応じて前記情報蓄積手段の情報を利用し文
章を生成する文章生成手段と、図表生成要求に応じて前
記情報蓄積手段の情報を利用し図表を生成する図表生成
手段と、予め蓄積されたシナリオテンプレートの中か
ら、前記入力された情報のカテゴリに応じたシナリオテ
ンプレートを選択し、前記文章生成手段と図表生成手段
とに当該選択したシナリオテンプレートに応じた文章生
成要求と図表生成要求とをそれぞれ行い、当該各手段で
生成された文章と図表とを前記選択したシナリオテンプ
レートに適用したシナリオを生成するシナリオ生成手段
とを備えるシナリオ自動生成システムをもって解決手段
とする。
【0009】請求項1の本発明によれば、入力された情
報を当該入力された情報のカテゴリにより分類して蓄積
する情報蓄積手段と、文章生成要求に応じて前記情報蓄
積手段の情報を利用し文章を生成する文章生成手段と、
図表生成要求に応じて前記情報蓄積手段の情報を利用し
図表を生成する図表生成手段と、予め蓄積されたシナリ
オテンプレートの中から、前記入力された情報のカテゴ
リに応じたシナリオテンプレートを選択し、前記文章生
成手段と図表生成手段とに当該選択したシナリオテンプ
レートに応じた文章生成要求と図表生成要求とをそれぞ
れ行い、当該各手段で生成された文章と図表とを前記選
択したシナリオテンプレートに適用したシナリオを生成
するシナリオ生成手段とを備えるので、このシナリオで
擬人化エージェントを動作させることにより配信された
情報等の内容をユーザに伝えることができる。
【0010】請求項2の本発明は、前記文章生成手段
は、予め蓄積された文章テンプレートの中から文章生成
要求に応じたものを選択的に用いて文章を生成すること
を特徴とする請求項1記載のシナリオ自動生成システム
をもって解決手段とする。
【0011】請求項2の本発明によれば、前記文章生成
手段は、予め蓄積された文章テンプレートの中から文章
生成要求に応じたものを選択的に用いて文章を生成する
ので、文章生成の負担軽減と迅速化を図れる。
【0012】請求項3の本発明は、前記図表生成手段
は、予め蓄積された図表素材の中から図表生成要求に応
じたものを選択的に用いて図表を生成することを特徴と
する請求項1または2記載のシナリオ自動生成システム
をもって解決手段とする。
【0013】請求項3の本発明によれば、前記図表生成
手段は、予め蓄積された図表素材の中から図表生成要求
に応じたものを選択的に用いて図表を生成するので、図
表生成の負担軽減と迅速化を図れる。
【0014】請求項4の本発明は、前記シナリオ生成手
段は、前記選択したシナリオテンプレートを構成する各
タグ文を、前記文章生成手段または図表生成手段で生成
された文章または図表を適用したコマンド文に置き換え
ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
のシナリオ自動生成システムをもって解決手段とする。
【0015】請求項4の本発明によれば、前記シナリオ
生成手段は、前記選択したシナリオテンプレートを構成
する各タグ文を、前記文章生成手段または図表生成手段
で生成された文章または図表を適用したコマンド文に置
き換えるので、コマンド文を解析して動作する擬人化エ
ージェントを制御することができる。
【0016】請求項5の本発明は、前記シナリオ生成手
段は、前記選択したシナリオテンプレートの特定のタグ
で構成されたタグ文を当該特定のタグに対応するコマン
ドと当該特定タグ内の文に応じた引数とからなるコマン
ド文に置き換えることを特徴とする請求項1ないし4の
いずれかに記載のシナリオ自動生成システムをもって解
決手段とする。
【0017】請求項5の本発明によれば、前記シナリオ
生成手段は、前記選択したシナリオテンプレートの特定
のタグで構成されたタグ文を当該特定のタグに対応する
コマンドと当該特定タグ内の文に応じた引数とからなる
コマンド文に置き換えるので、かかるコマンドと引数に
より動作する擬人化エージェントを制御することができ
る。
【0018】請求項6の本発明は、前記文章生成手段
は、文章テンプレートが蓄積された文章テンプレートデ
ータベースを備えることを特徴とする請求項1ないし5
のいずれかに記載のシナリオ自動生成システムをもって
解決手段とする。
【0019】請求項6の本発明によれば、前記文章生成
手段は、文章テンプレートが蓄積された文章テンプレー
トデータベースを備えるので、当該文章テンプレートデ
ータベースから文章テンプレートを選択することができ
る。
【0020】請求項7の本発明は、前記図表生成手段
は、図表素材が蓄積された図表素材データベースを備え
ることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載
のシナリオ自動生成システムをもって解決手段とする。
【0021】請求項7の本発明によれば、前記図表生成
手段は、図表素材が蓄積された図表素材データベースを
備えるので、当該図表素材データベースから図表素材を
選択することができる。
【0022】請求項8の本発明は、前記シナリオ生成手
段は、シナリオテンプレートが蓄積されたシナリオテン
プレートデータベースを備えることを特徴とする請求項
1ないし7のいずれかに記載のシナリオ自動生成システ
ムをもって解決手段とする。
【0023】請求項8の本発明によれば、前記シナリオ
生成手段は、シナリオテンプレートが蓄積されたシナリ
オテンプレートデータベースを備えるので、当該シナリ
オテンプレートデータベースからシナリオテンプレート
を選択することができる。
【0024】請求項9の本発明は、前記生成されたシナ
リオを、擬人化エージェントをインストールされたユー
ザ端末に送信するシナリオ送信手段を備えることを特徴
とする請求項1ないし8のいずれかに記載のシナリオ自
動生成システムをもって解決手段とする。
【0025】請求項9の本発明によれば、前記生成され
たシナリオを、擬人化エージェントをインストールされ
たユーザ端末に送信するシナリオ送信手段を備えるの
で、送信したシナリオでユーザ端末の擬人化エージェン
トを動作させることにより配信された情報等の内容をユ
ーザに伝えることができる。
【0026】請求項10の本発明は、擬人化エージェン
トを動作させるためのシナリオを生成するときのシナリ
オ自動生成方法であって、入力された情報を当該入力さ
れた情報のカテゴリにより分類して蓄積し、予め蓄積さ
れたシナリオテンプレートの中から、前記入力された情
報のカテゴリに応じたシナリオテンプレートを選択し、
該選択したシナリオテンプレートに応じた文章生成要求
により前記情報蓄積手段の情報を利用し文章を生成し、
前記選択したシナリオテンプレートに応じた図表生成要
求により前記情報蓄積手段の情報を利用し図表を生成
し、前記生成された文章と図表とを前記選択したシナリ
オテンプレートに適用したシナリオを生成するシナリオ
自動生成方法をもって解決手段とする。
【0027】請求項10の本発明によれば、入力された
情報を当該入力された情報のカテゴリにより分類して蓄
積し、予め蓄積されたシナリオテンプレートの中から、
前記入力された情報のカテゴリに応じたシナリオテンプ
レートを選択し、該選択したシナリオテンプレートに応
じた文章生成要求により前記情報蓄積手段の情報を利用
し文章を生成し、前記選択したシナリオテンプレートに
応じた図表生成要求により前記情報蓄積手段の情報を利
用し図表を生成し、前記生成された文章と図表とを前記
選択したシナリオテンプレートに適用したシナリオを生
成するので、このシナリオで擬人化エージェントを動作
させることにより配信された情報等の内容をユーザに伝
えることができる。
【0028】請求項11の本発明は、前記文章を生成す
る際には、予め蓄積された文章テンプレートの中から文
章生成要求に応じたものを選択的に用いて文章を生成す
ることを特徴とする請求項10記載のシナリオ自動生成
方法をもって解決手段とする。
【0029】請求項11の本発明によれば、前記文章を
生成する際には、予め蓄積された文章テンプレートの中
から文章生成要求に応じたものを選択的に用いて文章を
生成するので、文章生成の負担軽減と迅速化を図れる。
【0030】請求項12の本発明は、前記図表を生成す
る際には、予め蓄積された図表素材の中から図表生成要
求に応じたものを選択的に用いて図表を生成することを
特徴とする請求項10または11記載のシナリオ自動生
成方法をもって解決手段とする。
【0031】請求項12の本発明によれば、前記図表を
生成する際には、予め蓄積された図表素材の中から図表
生成要求に応じたものを選択的に用いて図表を生成する
ので、図表生成の負担軽減と迅速化を図れる。
【0032】請求項13の本発明は、前記シナリオを生
成する際には、前記選択したシナリオテンプレートを構
成する各タグ文を、前記生成された文章または図表を適
用したコマンド文に置き換えることを特徴とする請求項
10ないし12のいずれかに記載のシナリオ自動生成方
法をもって解決手段とする。
【0033】請求項13の本発明によれば、前記シナリ
オを生成する際には、前記選択したシナリオテンプレー
トを構成する各タグ文を、前記生成された文章または図
表を適用したコマンド文に置き換えるので、コマンド文
を解析して動作する擬人化エージェントを制御すること
ができる。
【0034】請求項14の本発明は、前記シナリオを生
成する際には、前記選択したシナリオテンプレートの特
定のタグで構成されたタグ文を当該特定のタグに対応す
るコマンドと当該特定タグ内の文に応じた引数とからな
るコマンド文に置き換えることを特徴とする請求項10
ないし13のいずれかに記載のシナリオ自動生成方法を
もって解決手段とする。
【0035】請求項14の本発明によれば、前記シナリ
オを生成する際には、前記選択したシナリオテンプレー
トの特定のタグで構成されたタグ文を当該特定のタグに
対応するコマンドと当該特定タグ内の文に応じた引数と
からなるコマンド文に置き換えるので、かかるコマンド
と引数により動作する擬人化エージェントを制御するこ
とができる。
【0036】請求項15の本発明は、請求項10ないし
14のいずれかに記載のシナリオ自動生成方法を実行さ
せるコンピュータプログラムをもって解決手段とする。
【0037】請求項15の本発明によれば、擬人化エー
ジェントを動作させることにより配信された情報等の内
容をユーザに伝えることができるシナリオを通信網等を
介して流通させることができる。
【0038】請求項16の本発明は、請求項10ないし
14のいずれかに記載のシナリオ自動生成方法を実行さ
せるコンピュータプログラムを記録した記録媒体をもっ
て解決手段とする。
【0039】請求項16の本発明によれば、擬人化エー
ジェントを動作させることにより配信された情報等の内
容をユーザに伝えることができるシナリオを記録媒体に
より流通させることができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明のシナリオ自動生
成システムの実施の形態を示す図である。天気予報シス
テム1は、本発明のシナリオ自動生成システムを具現化
してシナリオ自動生成方法を実行するように構成された
コンピュータシステムであり、インターネット等の通信
網を介して接続されたユーザ端末2に生成したシナリオ
を自らが送信するものである。
【0041】天気予報システム1は、情報蓄積部11と
文章生成部12と図表生成部13とシナリオ生成部14
とシナリオ送信部15とを備える。これら各部は、コン
ピュータプログラムが該プログラムを記憶した記憶媒体
から天気予報システム1に読み込まれて該システムの演
算処理装置で実行されることにより実現されるものであ
る。
【0042】情報蓄積部11は、情報蓄積データベース
11Aを備え、図示しない他のコンピュータシステム等
から配信される天気予報情報に含まれる各情報をそのカ
テゴリなどに従い分類して情報蓄積データベース11A
に記憶させ、また、文章生成部12や図表生成部13か
ら要求された情報を情報蓄積データベース11Aから検
索して応答する。
【0043】文章生成部12は、文章テンプレートを予
め蓄積してなる文章テンプレートデータベース12Aを
備え、シナリオ生成部14からの文章生成要求に応じて
情報蓄積部11の情報を利用し文章を生成する処理部で
ある。
【0044】図表生成部13は、地図ファイル等の図表
素材を予め蓄積してなる図表素材データベース13Aを
備え、シナリオ生成部14からの図表生成要求に応じて
情報蓄積部11の情報を利用し図表を生成する処理部で
ある。
【0045】シナリオ生成部14は、シナリオテンプレ
ートを予め蓄積してなるシナリオテンプレートデータベ
ース14Aと、後述するMoveタグ内にそれぞれ記述
されうる複数の文と該各文に対応する引数とを対応づけ
て記憶した動作データベース14Bとを備え、情報蓄積
部11に天気予報情報が入力されると、シナリオテンプ
レートデータベース14Aから、当該天気予報情報に含
まれる情報のカテゴリに応じたシナリオテンプレートを
選択するとともに、文章生成部12や図表生成部13
に、当該選択したシナリオテンプレートに応じた文章生
成要求や図表生成要求を行い、文章生成部12や図表生
成部13で生成された文章や図表を、選択したシナリオ
テンプレートに適用してなるシナリオを生成する処理部
である。
【0046】シナリオ送信部15は、シナリオ生成部1
4により生成されたシナリオを、予め送信先として設定
されたユーザ端末(図1のユーザ端末2)に送信する処
理部である。
【0047】ユーザ端末2には、デスクトップ画面上に
人等を模した表示を行う擬人化エージェントであるエー
ジェント21がインストールされている。このエージェ
ント21は、天気予報システム1からシナリオが送信さ
れると当該シナリオに従いデスクトップ画面上で「話
す」、「見せる」、「表現する」といった各種の動作を
行う。
【0048】図2は、情報蓄積データベース11Aの内
容を例示する図である。情報蓄積データベース11A
は、「晴れ」、「晴れのち曇り」等の文で示された「天
気予報」と、「10/30」等の最低/最高のパーセン
テージで示された「降水確率」と、「18/9」等の最
高/最低のパーセンテージで示された「最高気温/最低
気温」と、「なし」、「強風注意報」、「大雨注意報」
等の文で示された「注意報警報」の4つのカテゴリの情
報をカテゴリ別かつ地域別かつ日付別に分類して蓄積す
るためのものである。
【0049】図3は、シナリオテンプレートを例示する
図である。
【0050】シナリオテンプレートは、タグの組内に文
を記述したタグ行を1行以上有するテキストファイルで
ある。また、タグはエージェントを動作させるコマンド
を「<」と「>」とで囲んだものであり、文に後続する
方のタグには「/」が付されている。
【0051】シナリオテンプレートにあってタグ行は、
シナリオにおけるコマンド行の記述方法に従ってファイ
ルの先頭から動作の順に記述されている。
【0052】コマンド「Speak」を含むタグは、エ
ージェントに発話をさせるためのものであり、Spea
kタグという。コマンド「Move」を含むタグは、エ
ージェントに表現させるためのものであり、Moveタ
グという。コマンド「Show」を含むタグは、エージ
ェントに天気予報の地図といった図表を表示させるため
のものであり、Showタグという。
【0053】特に、Speakタグ内に記述され
る「”」で囲まれた文を定型文、「”」で囲まれていな
い文を不定型文という。
【0054】なお、シナリオテンプレートデータベース
14Aには、図3に示すような4つのカテゴリに対応す
るシナリオテンプレート以外にも、様々なカテゴリやそ
の組み合わせに対応するシナリオテンプレートが多数記
憶されている。
【0055】図4は、動作データベース14Bの内容を
例示する図である。
【0056】動作データベース14Bは、Moveタグ
内にそれぞれ記述されうる複数の文と該各文に対応する
引数とを対応づけて記憶したものである。引数とは、コ
マンド「Move」に後続させることにより、エージェ
ントに当該引数に対応する表現、つまり顔やからだや手
足の表現をさせるためのものである。
【0057】図5は、文章テンプレートデータベース1
2Aに記憶された文章テンプレートを例示する図であ
る。
【0058】文章テンプレートは、文章生成部12から
出力される文章の中の、置換対象と分かっている各部分
を置換識別情報、つまり置換対象の種類を示す語句を
「≪」と「≫」とで囲んだ情報に、予め置き換えてなる
テキストファイルである。図5において、置換識別情報
は、《今日の日付》、《地域》、《午後の天気》、《午
前の天気》である。
【0059】次に、天気予報システム1の動作を説明す
る。天気予報システム1は、「天気予報情報」が入力さ
れるとこれを契機に処理を開始する。
【0060】図6に示すように、「天気予報情報」は、
天気予報システム1に毎日配信される当日の情報であ
る。「天気予報情報」は、「晴れのち曇り」等の文で示
された「天気予報」と、「10/30」等のパーセンテ
ージで示された「降水確率」と、「18/9」等のパー
センテージで示された「最高気温/最低気温」と、「注
意報警報なし」等の文で示された「注意報警報」の4つ
のカテゴリの情報を、東京、神奈川、千葉といった各地
域について含み、これらに当日の日付が付与されたもの
である。
【0061】先ず、情報蓄積部11が、配信された「天
気予報情報」に含まれた「天気予報」、「降水確率」、
「最高気温/最低気温」および「注意報警報」を、カテ
ゴリ別かつ地域別に分類し、付与された日付の情報とし
て、情報蓄積データベース11Aに記憶させる。つま
り、カテゴリ別かつ地域別かつ日付別に分類して記憶さ
せるのである。
【0062】図7は、シナリオ生成部14のフローチャ
ートである。「天気予報情報」が情報蓄積部11に格納
されると、シナリオ生成部14は、「天気予報情報」の
4つのカテゴリに対応するシナリオテンプレート、つま
り図3に示したようなシナリオテンプレートを、シナリ
オテンプレートデータベース14Aから読み出す(ステ
ップS1:シナリオテンプレートを読み出す)。当該読
み出したシナリオテンプレートを単にシナリオテンプレ
ートとする。なお、「天気予報情報」に含まれる情報の
カテゴリに応じたシナリオテンプレートを読み出すよう
になっているので、カテゴリ数が増減したときは、異な
ったシナリオテンプレートが読み出されることになる。
【0063】次に、シナリオテンプレートの中に残って
いる最初のタグ行(以下、単にタグ行という)に含まれ
たタグ(以下、単にタグという)の種類を判定し、判定
結果に応じて処理を分ける(ステップS3:タグの種類
?)。
【0064】タグ行のタグがMoveタグである判定し
た場合は、動作データベース14Bから、タグ内の文
(初回の場合は「挨拶する」)に対応する引数(例で
は”Greet”)を選択する(ステップS5:文に対
応する引数を選択)。なお、動作データベース14B
に、対応する引数が複数存在する場合には、その中から
ランダムに選択する。
【0065】そして、コマンド「Move」に当該引数
(例では「Greet」)を後続させたコマンド行を生
成し、タグ行を当該コマンド行に置換する(ステップS
7:タグ行をコマンド「Move」と引数とからなるコ
マンド行に置換)。
【0066】そして、シナリオテンプレートにタグ行が
残っているか否かを判定し(ステップS9:タグ行が残
っているか?)、残っている場合は前述したステップS
3へと制御を移行させる。
【0067】さて、ステップS3で、残りの最初のタグ
行のタグがSpeakタグと判定された場合は、そのタ
グ内部が定型文か非定型文かにより処理を分ける(ステ
ップS11:タグ内部が定型文か非定型文か)。
【0068】タグの内部が定型文である場合は、コマン
ド「Speak」に当該定型文を後続させたコマンド行
を生成し、タグ行をこのコマンド行に置換する(ステッ
プS13:タグ行をコマンド「Speak」と定型文と
からなるコマンド行に置換)。例えば、シナリオテンプ
レートの2番目のタグ行が、「Speak”それでは東
京の天気を見てみましょう。”」というコマンド行に置
換される。
【0069】そして、前述したステップS9の判定を行
う。
【0070】さて一方、タグの内部が非定型文である場
合は、文章生成部12に対し文章生成要求を行う。例え
ば、タグ行が「<Speak>今日の天気予報</Sp
eak>」の場合は、当該タグ内の文(例では「今日の
天気予報」)を文章生成部12に送信する(ステップS
15:文章生成部にタグ内の文を送信)。
【0071】ここで、文章生成部12の動作を説明す
る。
【0072】図8は、文章生成部12のフローチャート
である。文章生成部12は、シナリオ生成部14からタ
グ内の文を送信されると、先ず、当該タグ内の文を情報
蓄積部11に送信して情報を要求する(ステップS10
1:タグ内の文により情報を要求)。
【0073】次に、情報蓄積部11の動作を説明する。
情報蓄積部11は、この要求に対し、情報蓄積データベ
ース11Aから、当該タグ内の文を基に情報を検索し、
当該検索で得た天気予報の情報に、当該天気予報の日付
と地域とを対応づけて応答する。例では、「晴れのち曇
り」という天気予報の情報に、「10月21日」という
今日の日付と、「東京」という地域とを付した情報が応
答される。
【0074】文章生成部12がこれを取得する(ステッ
プS103:情報蓄積部から情報を取得)と、その中の
日付や地域や各情報(天気予報の情報)の全てに対応す
る置換識別情報をもつ文章テンプレートを文章テンプレ
ートデータベース12Aから検索する。例では日付、地
域、および「○のち△」という構文に対応する、図5で
示したような置換識別情報をもつ文章テンプレートを、
文章テンプレートデータベース12Aから読み出す(ス
テップS105:文章テンプレートを読み出す)。例で
は、「《今日の日付》の《地域》の天気は、午前中は
《午前の天気》ですが、午後は《午後の天気》になるで
しょう。」という文章テンプレートを読み出す。
【0075】そして、読み出した文章テンプレートの置
換識別情報を、情報蓄積部11から取得した各情報に置
換する(ステップS107:文章テンプレートの置換識
別情報を情報蓄積部からの各情報で置換)。例では、
「10月21日の東京の天気は、午前中は晴れですが、
午後は曇りになるでしょう。」という文章が生成され
る。
【0076】そして、文章テンプレートから置換した後
の文章をシナリオ生成部14に出力し(ステップS10
9:文章をシナリオ生成部14に出力)、処理を終え
る。
【0077】さて、図7に戻り、シナリオ生成部14の
動作の説明を続ける。
【0078】シナリオ生成部14は、発話コマンド「S
peak」に文章生成部12から得た文章を後続させた
コマンド行を生成し、タグ行を当該コマンド行に置換す
る(ステップS17:タグ行をコマンド「Speak」
と文章生成部12から得た文章とからなるコマンド行に
置換)。例では、「<Speak>今日の東京の天気予
報</Speak>」というタグ行が、「Speak”
10月21日の東京の天気は、午前中は晴れですが、午
後は曇りになるでしょう。」というコマンド行に置換さ
れる。そして、前述したステップS9の判定を行う。
【0079】さて、ステップS3で、残りの最初のタグ
行のタグがShowタグと判定された場合は、図表生成
部13に図表生成要求を行う。例えば、タグ行が「<S
how>今日の東京の最高気温/最低気温</Show
>」の場合は、当該タグ内の文(例では「今日の東京の
最高気温/最低気温」)を図表生成部13に送信する
(ステップS19:図表生成部にタグ内の文を送信)。
【0080】ここで、図表生成部13の動作を説明す
る。図9は、図表生成部13のフローチャートである。
図表生成部13は、シナリオ生成部14からタグ内の文
を送信されると、先ず、当該タグ内の文を情報蓄積部1
1に送信して情報を要求する(ステップS201:タグ
内の文により情報を要求)。
【0081】次に、情報蓄積部11の動作を説明する。
情報蓄積部11は、この要求に応じ、情報蓄積データベ
ース11Aから、当該タグ内の文を基に情報を検索し、
当該検索で得た最高気温/最低気温の情報に当該最高最
低気温に係る日付と地域とを対応づけてなる文を応答す
る。例では、「20/8」というパーセンテージで示さ
れた最高気温/最低気温の情報に、「10月20日」と
いう今日の日付と、「東京」という地域とを付した情報
が応答される。
【0082】図表生成部13がこれを取得する(ステッ
プS203:情報蓄積部から情報を取得)と、その中の
地域(例では東京)を含む地図ファイルを図表素材デー
タベース13Aから検索する(ステップS205:地図
を読み出す)。
【0083】そして、読み出した地図ファイルの当該地
域の箇所に、情報蓄積部11からの情報を重ね合わせて
なる地図ファイルを生成する(ステップS207:地図
の地域の箇所に情報蓄積部からの情報を記載)。例で
は、地図の東京の箇所に最高気温/最低気温を重ね合わ
せてなる"最高最低気温.jpg"という画像ファイルが生成
される。
【0084】そして、生成した画像ファイルのファイル
名をシナリオ生成部14に出力し(ステップS209:
画像ファイルのファイル名をシナリオ生成部に出力)、
処理を終える。
【0085】さて、図7に戻り、シナリオ生成部14の
動作説明を続ける。シナリオ生成部14は、タグ行を、
コマンド「Show」と、後続する当該画像ファイル名
とからなるコマンド行に置換する(ステップS21:タ
グ行をコマンド「Show」と図表生成部13から得た
ファイル名とからなるコマンド行に置換)。そして、前
述したステップS9の判定を行う。
【0086】このようにして、シナリオテンプレートの
各タグ行がコマンド行へ置換されていくことになる。そ
して、ステップS9でシナリオテンプレートにタグ行が
残っていないと判定されたときは、シナリオ生成部14
は処理を終える。
【0087】こうして完成したシナリオは、図10に示
すように、コマンド文により構成されてエージェントが
理解可能な形態となる。
【0088】そして、シナリオが完成すると、シナリオ
送信部15がそのシナリオをユーザ端末2へ送信し、ユ
ーザ端末2のエージェント21がそのシナリオに従って
動作する。具体的には、エージェント21は、シナリオ
のコマンド文を順次に解析して当該各コマンド文に応じ
た動作を順次に行うことにより、天気予報についての情
報をユーザへと伝える。
【0089】以上説明したように、本発明を具現化した
天気予報システム1は、入力された情報を当該入力され
た情報のカテゴリにより分類して蓄積する情報蓄積手段
(11)と、文章生成要求に応じて前記情報蓄積手段の
情報を利用し文章を生成する文章生成手段(12)と、
図表生成要求に応じて前記情報蓄積手段の情報を利用し
図表を生成する図表生成手段(13)と、予め蓄積され
たシナリオテンプレートの中から、前記入力された情報
のカテゴリに応じたシナリオテンプレートを選択し、前
記文章生成手段と図表生成手段とに当該選択したシナリ
オテンプレートに応じた文章生成要求と図表生成要求と
をそれぞれ行い、当該各手段で生成された文章と図表と
を前記選択したシナリオテンプレートに適用したシナリ
オを生成するシナリオ生成手段(14)とを備えるシナ
リオ自動生成システムに相当し、シナリオ自動生成方法
として、入力された情報を当該入力された情報のカテゴ
リにより分類して蓄積し、予め蓄積されたシナリオテン
プレートの中から、前記入力された情報のカテゴリに応
じたシナリオテンプレートを選択し、該選択したシナリ
オテンプレートに応じた文章生成要求により前記情報蓄
積手段の情報を利用し文章を生成し、前記選択したシナ
リオテンプレートに応じた図表生成要求により前記情報
蓄積手段の情報を利用し図表を生成し、前記生成された
文章と図表とを前記選択したシナリオテンプレートに適
用したシナリオを生成するので、このシナリオで擬人化
エージェントを動作させることにより配信された情報等
の内容をユーザに伝えることができる。
【0090】また、前記文章生成手段は、予め蓄積され
た文章テンプレートの中から文章生成要求に応じたもの
を選択的に用いて文章を生成するので、文章生成の負担
軽減と迅速化を図れる。
【0091】また、前記図表生成手段は、予め蓄積され
た図表素材の中から図表生成要求に応じたものを選択的
に用いて図表を生成するので、図表生成の負担軽減と迅
速化を図れる。なお、図表素材の例として地図を扱った
がグラフやイラストや写真等の図表素材を扱って図表を
生成することも勿論可能である。
【0092】また、前記シナリオ生成手段は、前記選択
したシナリオテンプレートを構成する各タグ文を、前記
文章生成手段または図表生成手段で生成された文章また
は図表を適用したコマンド文に置き換えるので、コマン
ド文を解析して動作する擬人化エージェントを制御する
ことができる。
【0093】また、前記シナリオ生成手段は、前記選択
したシナリオテンプレートの特定のタグ(実施の形態で
はMoveタグ)で構成されたタグ文を当該特定のタグ
に対応するコマンド(実施の形態ではコマンド「Mov
e」)と当該特定タグ内の文に応じた引数(実施の形態
では"Greet"等)とからなるコマンド文に置き換え
るので、かかるコマンドと引数により動作する擬人化エ
ージェントを制御することができる。
【0094】また、前記文章生成手段は、文章テンプレ
ートが蓄積された文章テンプレートデータベース(12
A)を備えるので、当該文章テンプレートデータベース
から文章テンプレートを選択することができる。
【0095】また、前記図表生成手段は、図表素材が蓄
積された図表素材データベース(13A)を備えるの
で、当該図表素材データベースから図表素材を選択する
ことができる。
【0096】また、前記シナリオ生成手段は、シナリオ
テンプレートが蓄積されたシナリオテンプレートデータ
ベース(14A)を備えるので、当該シナリオテンプレ
ートデータベースからシナリオテンプレートを選択する
ことができる。
【0097】また、前記生成されたシナリオを、擬人化
エージェントをインストールされたユーザ端末に送信す
るシナリオ送信手段(15)を備えるので、送信したシ
ナリオでユーザ端末の擬人化エージェントを動作させる
ことにより配信された情報等の内容をユーザに伝えるこ
とができる。
【0098】なお、本発明は、上記実施の形態に限られ
るものではなく他の様々な実施の形態に適用できること
は勿論である。例えば、天気予報を扱うだけでなく、ニ
ュースや株価情報等を含めて複数のジャンルを扱うよう
にしてもよい。そのときは、情報蓄積データベース11
A、文章テンプレートデータベース12A、図表素材デ
ータベース13Aおよびシナリオテンプレートデータベ
ース14Aをジャンル別に構成しておき、情報蓄積部1
1、文章生成部12、図表生成部13およびシナリオ生
成部14の間でのやりとりにおいてジャンルを通知すれ
ばよい。
【0099】また、本発明のシナリオ自動生成システム
は、単体のコンピュータで構成しても良いし、複数のコ
ンピュータを含んだネットワークコンピュータシステム
で構成しても良い。
【0100】また、上記説明した処理を天気予報システ
ム1に実行させるコンピュータプログラムは、半導体メ
モリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁
気テープなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に
記録したり、インターネットなどの通信網を介して伝送
させて、広く流通させることができる。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力された情報を当該入力された情報のカテゴリにより
分類して蓄積し、予め蓄積されたシナリオテンプレート
の中から、入力された情報のカテゴリに応じたシナリオ
テンプレートを選択し、該選択したシナリオテンプレー
トに応じた文章生成要求により、情報蓄積手段の情報を
利用し文章を生成し、選択したシナリオテンプレートに
応じた図表生成要求により、情報蓄積手段の情報を利用
し図表を生成し、生成された文章と図表とを選択したシ
ナリオテンプレートに適用したシナリオを生成するの
で、このシナリオで擬人化エージェントを動作させるこ
とにより配信された情報等の内容をユーザに伝えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の天気予報システムの実施の形態を示す
図である。
【図2】情報蓄積データベース11Aの内容を例示する
図である。
【図3】シナリオテンプレートを例示する図である。
【図4】動作データベース14Bの内容を例示する図で
ある。
【図5】文章テンプレートデータベース12Aに記憶さ
れた文章テンプレートを例示する図である。
【図6】天気予報情報を例示する図である。
【図7】シナリオ生成部14のフローチャートである。
【図8】文章生成部12のフローチャートである。
【図9】図表生成部13のフローチャートである。
【図10】完成したシナリオの例を示す図である。
【符号の説明】
1 天気予報システム1 2 ユーザ端末 11 情報蓄積部 11A 情報蓄積データベース 12 文章生成部 12A 文章テンプレートデータベース 13 図表生成部 13A 図表素材データベース 14 シナリオ生成部 14A シナリオテンプレートデータベース 14B 動作データベース 15 シナリオ送信部 21 エージェント(擬人化エージェント)
フロントページの続き (72)発明者 高野 智大 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 細谷 未生 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 小阪 朋也 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 石井 寛人 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B075 ND16 NR02 PQ05 UU34

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 擬人化エージェントを動作させるための
    シナリオを生成するシナリオ自動生成システムであっ
    て、 入力された情報を当該入力された情報のカテゴリにより
    分類して蓄積する情報蓄積手段と、 文章生成要求に応じて前記情報蓄積手段の情報を利用し
    文章を生成する文章生成手段と、 図表生成要求に応じて前記情報蓄積手段の情報を利用し
    図表を生成する図表生成手段と、 予め蓄積されたシナリオテンプレートの中から、前記入
    力された情報のカテゴリに応じたシナリオテンプレート
    を選択し、前記文章生成手段と図表生成手段とに当該選
    択したシナリオテンプレートに応じた文章生成要求と図
    表生成要求とをそれぞれ行い、当該各手段で生成された
    文章と図表とを前記選択したシナリオテンプレートに適
    用したシナリオを生成するシナリオ生成手段とを備える
    シナリオ自動生成システム。
  2. 【請求項2】 前記文章生成手段は、予め蓄積された文
    章テンプレートの中から文章生成要求に応じたものを選
    択的に用いて文章を生成することを特徴とする請求項1
    記載のシナリオ自動生成システム。
  3. 【請求項3】 前記図表生成手段は、予め蓄積された図
    表素材の中から図表生成要求に応じたものを選択的に用
    いて図表を生成することを特徴とする請求項1または2
    記載のシナリオ自動生成システム。
  4. 【請求項4】 前記シナリオ生成手段は、前記選択した
    シナリオテンプレートを構成する各タグ文を、前記文章
    生成手段または図表生成手段で生成された文章または図
    表を適用したコマンド文に置き換えることを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれかに記載のシナリオ自動生成
    システム。
  5. 【請求項5】 前記シナリオ生成手段は、前記選択した
    シナリオテンプレートの特定のタグで構成されたタグ文
    を当該特定のタグに対応するコマンドと当該特定タグ内
    の文に応じた引数とからなるコマンド文に置き換えるこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のシ
    ナリオ自動生成システム。
  6. 【請求項6】 前記文章生成手段は、文章テンプレート
    が蓄積された文章テンプレートデータベースを備えるこ
    とを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のシ
    ナリオ自動生成システム。
  7. 【請求項7】 前記図表生成手段は、図表素材が蓄積さ
    れた図表素材データベースを備えることを特徴とする請
    求項1ないし6のいずれかに記載のシナリオ自動生成シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記シナリオ生成手段は、シナリオテン
    プレートが蓄積されたシナリオテンプレートデータベー
    スを備えることを特徴とする請求項1ないし7のいずれ
    かに記載のシナリオ自動生成システム。
  9. 【請求項9】 前記生成されたシナリオを、擬人化エー
    ジェントをインストールされたユーザ端末に送信するシ
    ナリオ送信手段を備えることを特徴とする請求項1ない
    し8のいずれかに記載のシナリオ自動生成システム。
  10. 【請求項10】 擬人化エージェントを動作させるため
    のシナリオを生成するときのシナリオ自動生成方法であ
    って、 入力された情報を当該入力された情報のカテゴリにより
    分類して蓄積し、 予め蓄積されたシナリオテンプレートの中から、前記入
    力された情報のカテゴリに応じたシナリオテンプレート
    を選択し、 該選択したシナリオテンプレートに応じた文章生成要求
    により前記情報蓄積手段の情報を利用し文章を生成し、 前記選択したシナリオテンプレートに応じた図表生成要
    求により前記情報蓄積手段の情報を利用し図表を生成
    し、 前記生成された文章と図表とを前記選択したシナリオテ
    ンプレートに適用したシナリオを生成するシナリオ自動
    生成方法。
  11. 【請求項11】 前記文章を生成する際には、予め蓄積
    された文章テンプレートの中から文章生成要求に応じた
    ものを選択的に用いて文章を生成することを特徴とする
    請求項10記載のシナリオ自動生成方法。
  12. 【請求項12】 前記図表を生成する際には、予め蓄積
    された図表素材の中から図表生成要求に応じたものを選
    択的に用いて図表を生成することを特徴とする請求項1
    0または11記載のシナリオ自動生成方法。
  13. 【請求項13】 前記シナリオを生成する際には、前記
    選択したシナリオテンプレートを構成する各タグ文を、
    前記生成された文章または図表を適用したコマンド文に
    置き換えることを特徴とする請求項10ないし12のい
    ずれかに記載のシナリオ自動生成方法。
  14. 【請求項14】 前記シナリオを生成する際には、前記
    選択したシナリオテンプレートの特定のタグで構成され
    たタグ文を当該特定のタグに対応するコマンドと当該特
    定タグ内の文に応じた引数とからなるコマンド文に置き
    換えることを特徴とする請求項10ないし13のいずれ
    かに記載のシナリオ自動生成方法。
  15. 【請求項15】 請求項10ないし14のいずれかに記
    載のシナリオ自動生成方法を実行させるコンピュータプ
    ログラム。
  16. 【請求項16】 請求項10ないし14のいずれかに記
    載のシナリオ自動生成方法を実行させるコンピュータプ
    ログラムを記録した記録媒体。
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