JP2000193942A - プラズマアドレス液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents
プラズマアドレス液晶表示装置およびその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のプラズマアドレス液晶表示装置では、
基板とカラーフィルター基板を接合している補強シール
が、外部からの機械的なストレスにより剥がれ、ひいて
は、誘電体シートの破損をまねくという問題があった。
そのため、回路部品との接続、運搬、装置への取付けな
どの作業時に、プラズマアドレス液晶表示装置を破損す
るため、取扱いに注意を要するため、効率よく生産する
ことができなかった。 【解決手段】 カラーフィルター基板の素地に、補強シ
ールが直接接合し、密着強度が向上し、機械的なストレ
スによる剥がれの発生を防止する。また、プラズマ基板
の補強シールの接合面に、補強突起を設けているので、
補強シールとの接着面積を増加させ密着強度を向上させ
る。補強突起をリブと同一工程、同一材料で構成するこ
とができるので、特に補強突起を製造するための工程を
新たに設ける必要がなく効率よく生産できる。
基板とカラーフィルター基板を接合している補強シール
が、外部からの機械的なストレスにより剥がれ、ひいて
は、誘電体シートの破損をまねくという問題があった。
そのため、回路部品との接続、運搬、装置への取付けな
どの作業時に、プラズマアドレス液晶表示装置を破損す
るため、取扱いに注意を要するため、効率よく生産する
ことができなかった。 【解決手段】 カラーフィルター基板の素地に、補強シ
ールが直接接合し、密着強度が向上し、機械的なストレ
スによる剥がれの発生を防止する。また、プラズマ基板
の補強シールの接合面に、補強突起を設けているので、
補強シールとの接着面積を増加させ密着強度を向上させ
る。補強突起をリブと同一工程、同一材料で構成するこ
とができるので、特に補強突起を製造するための工程を
新たに設ける必要がなく効率よく生産できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気光学セルとプ
ラズマセルが積層されて構成されるプラズマアドレス液
晶表示装置及びその製造方法に関するものである。
ラズマセルが積層されて構成されるプラズマアドレス液
晶表示装置及びその製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図５を参照して従来のプラズマアドレス
液晶表示装置の構造について説明する。図５はプラズマ
アドレス液晶表示装置１の断面構造を示す図である。プ
ラズマアドレス液晶表示装置１は、プラズマ部２とプラ
ズマ部２上に誘電体シート３を介して積層された液晶部
４を有する。プラズマ部２は、プラズマガラス５上に形
成された隔壁９を介して、誘電体シート３がプラズマガ
ラス５と所定の間隔で対向して設けられており、前記隔
壁９により区切られたプラズマガラス５と誘電体シート
３の間の各空間が、プラズマ室６を形成している。前記
隔壁９は、プラズマガラス５上に所定の間隔で平行に設
けられている。
液晶表示装置の構造について説明する。図５はプラズマ
アドレス液晶表示装置１の断面構造を示す図である。プ
ラズマアドレス液晶表示装置１は、プラズマ部２とプラ
ズマ部２上に誘電体シート３を介して積層された液晶部
４を有する。プラズマ部２は、プラズマガラス５上に形
成された隔壁９を介して、誘電体シート３がプラズマガ
ラス５と所定の間隔で対向して設けられており、前記隔
壁９により区切られたプラズマガラス５と誘電体シート
３の間の各空間が、プラズマ室６を形成している。前記
隔壁９は、プラズマガラス５上に所定の間隔で平行に設
けられている。
【０００３】前記隔壁９は、プラズマガラス５上に形成
された帯状の電極７及び、その電極７上にその電極７よ
りやや狭い幅で、すなわち電極７の両側が露出するよう
な状態で、絶縁性のセラミックなどを積層して成形され
たバリアリブ８より構成される。また、プラズマ室６に
はヘリウムなどのイオン化可能なガスが封入されてい
る。プラズマガラス５と誘電体シート３の接合は、プラ
ズマガラス５周縁部において、フリットシール１０で接
合される。
された帯状の電極７及び、その電極７上にその電極７よ
りやや狭い幅で、すなわち電極７の両側が露出するよう
な状態で、絶縁性のセラミックなどを積層して成形され
たバリアリブ８より構成される。また、プラズマ室６に
はヘリウムなどのイオン化可能なガスが封入されてい
る。プラズマガラス５と誘電体シート３の接合は、プラ
ズマガラス５周縁部において、フリットシール１０で接
合される。
【０００４】液晶部４は、プラズマ部２の上面を構成す
る誘電体シート３上にさらにカラーフィルター基板１１
を所定の間隔を維持するように接合し、その誘電体シー
ト３とカラーフィルター基板１１との間の空間に液晶を
充填して液晶層１２を形成したものである。カラーフィ
ルター基板１１は、カラーフィルターガラス１３上に、
レッド、グリーン、ブルー、ブラックで構成されるカラ
ーフィルター層１４が形成され、そのカラーフィルター
層１４の上面に、カラーフィルター層の凹凸緩和、及
び、耐薬品性のためのオーバーコート膜１５が形成さ
れ、さらに、前記オーバーコート膜１５上にＩＴＯなど
のデータ電極１６が形成されることで構成されている。
る誘電体シート３上にさらにカラーフィルター基板１１
を所定の間隔を維持するように接合し、その誘電体シー
ト３とカラーフィルター基板１１との間の空間に液晶を
充填して液晶層１２を形成したものである。カラーフィ
ルター基板１１は、カラーフィルターガラス１３上に、
レッド、グリーン、ブルー、ブラックで構成されるカラ
ーフィルター層１４が形成され、そのカラーフィルター
層１４の上面に、カラーフィルター層の凹凸緩和、及
び、耐薬品性のためのオーバーコート膜１５が形成さ
れ、さらに、前記オーバーコート膜１５上にＩＴＯなど
のデータ電極１６が形成されることで構成されている。
【０００５】しかし、このようなプラズマアドレス液晶
表示装置においては、厚さ５０μｍ程度の非常に薄いガ
ラス板である誘電体シートを使用するため、外部からの
機械的なストレスが加わると、誘電体シートの破損をま
ねくという問題があった。その対応策としてプラズマ基
板とカラーフィルター基板を補強シールにより接合さ
せ、プラズマアドレス液晶表示装置の強度を高める技術
が、特開平８−３０４７９４に開示されている。特開平
８−３０４７９４では、誘電体シート３を含めたプラズ
マ部２と液晶部４は、２種のシール剤により接合される
ことが開示されている。１つは、液晶を密閉させる目的
のシール剤であり、誘電体シート３とカラーフィルター
基板１１を前記誘電体シート３周縁部にて接合し、液晶
シール１７を形成する。
表示装置においては、厚さ５０μｍ程度の非常に薄いガ
ラス板である誘電体シートを使用するため、外部からの
機械的なストレスが加わると、誘電体シートの破損をま
ねくという問題があった。その対応策としてプラズマ基
板とカラーフィルター基板を補強シールにより接合さ
せ、プラズマアドレス液晶表示装置の強度を高める技術
が、特開平８−３０４７９４に開示されている。特開平
８−３０４７９４では、誘電体シート３を含めたプラズ
マ部２と液晶部４は、２種のシール剤により接合される
ことが開示されている。１つは、液晶を密閉させる目的
のシール剤であり、誘電体シート３とカラーフィルター
基板１１を前記誘電体シート３周縁部にて接合し、液晶
シール１７を形成する。
【０００６】他の１つは、プラズマガラス５とカラーフ
ィルター基板１１の接合強度を高める目的のシール剤で
あり、プラズマガラス５とカラーフィルター基板１１を
前記液晶シール部より外側のプラズマガラス５周縁部に
て接合し、補強シール１８を形成する。この２つのシー
ル剤を用いることで、プラズマアドレス液晶表示装置１
の強度を高めることができる。
ィルター基板１１の接合強度を高める目的のシール剤で
あり、プラズマガラス５とカラーフィルター基板１１を
前記液晶シール部より外側のプラズマガラス５周縁部に
て接合し、補強シール１８を形成する。この２つのシー
ル剤を用いることで、プラズマアドレス液晶表示装置１
の強度を高めることができる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プラズ
マ基板とカラーフィルター基板を接合している補強シー
ルが、外部からの機械的なストレスにより剥がれ、ひい
ては、誘電体シートの破損をまねくという問題が十分に
解決されなかった。すなわち、プラズマアドレス液晶表
示装置の強度問題が、特開平８−３０４７９４で開示さ
れている技術だけで十分に解決されなかった。
マ基板とカラーフィルター基板を接合している補強シー
ルが、外部からの機械的なストレスにより剥がれ、ひい
ては、誘電体シートの破損をまねくという問題が十分に
解決されなかった。すなわち、プラズマアドレス液晶表
示装置の強度問題が、特開平８−３０４７９４で開示さ
れている技術だけで十分に解決されなかった。
【０００８】さらにそのため、回路部品との接続、運
搬、装置への取付けなどの作業時に、プラズマアドレス
液晶表示装置を破損する場合が少なくなく、又その取扱
いに大変な注意を要するため、効率よく生産することが
できなかった。したがって、本発明の目的は、強度が強
く、取扱いの容易なプラズマアドレス液晶表示装置を提
供することにある。
搬、装置への取付けなどの作業時に、プラズマアドレス
液晶表示装置を破損する場合が少なくなく、又その取扱
いに大変な注意を要するため、効率よく生産することが
できなかった。したがって、本発明の目的は、強度が強
く、取扱いの容易なプラズマアドレス液晶表示装置を提
供することにある。
【０００９】また、本発明の他の目的は、強度が強く、
取扱いの容易なプラズマアドレス液晶表示装置を製造で
き、その結果プラズマアドレス液晶表示装置を効率良く
生産することのできるプラズマアドレス液晶表示装置の
製造方法を提供することにある。
取扱いの容易なプラズマアドレス液晶表示装置を製造で
き、その結果プラズマアドレス液晶表示装置を効率良く
生産することのできるプラズマアドレス液晶表示装置の
製造方法を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に記載
のプラズマアドレス液晶表示装置は、プラズマ基板と誘
電体シートが所定の間隔で接合されその間にプラズマ部
が形成され、該誘電体シートとカラーフィルター基板が
所定間隔で接合されその間に液晶部が形成されたプラズ
マアドレス液晶表示装置であって、前記誘電体シートの
周縁部の液晶シール部において、液晶シール剤により前
記誘電体シートと前記カラーフィルター基板が接合さ
れ、前記液晶シール部より外側のプラズマ基板の縁部の
補強シール部において、補強シール剤により前記プラズ
マ基板と前記カラーフィルター基板が接合されている構
造において、補強シールが、カラーフィルター基板の素
地と接合していることを特徴とする。
のプラズマアドレス液晶表示装置は、プラズマ基板と誘
電体シートが所定の間隔で接合されその間にプラズマ部
が形成され、該誘電体シートとカラーフィルター基板が
所定間隔で接合されその間に液晶部が形成されたプラズ
マアドレス液晶表示装置であって、前記誘電体シートの
周縁部の液晶シール部において、液晶シール剤により前
記誘電体シートと前記カラーフィルター基板が接合さ
れ、前記液晶シール部より外側のプラズマ基板の縁部の
補強シール部において、補強シール剤により前記プラズ
マ基板と前記カラーフィルター基板が接合されている構
造において、補強シールが、カラーフィルター基板の素
地と接合していることを特徴とする。
【００１１】本発明の請求項２に記載のプラズマアドレ
ス液晶表示装置は、プラズマ基板の補強シールの接合面
に、補強突起を設けることを特徴とする。
ス液晶表示装置は、プラズマ基板の補強シールの接合面
に、補強突起を設けることを特徴とする。
【００１２】本発明の請求項３に記載のプラズマアドレ
ス液晶表示装置は、補強突起を構成する材質が、プラズ
マ部に形成するリブと同一材料であることを特徴とす
る。
ス液晶表示装置は、補強突起を構成する材質が、プラズ
マ部に形成するリブと同一材料であることを特徴とす
る。
【００１３】本発明の請求項４に記載のプラズマアドレ
ス液晶表示装置は、補強突起の形状が、円形、四角形、
星形であることを特徴とする。
ス液晶表示装置は、補強突起の形状が、円形、四角形、
星形であることを特徴とする。
【００１４】本発明の請求項５に記載のプラズマアドレ
ス液晶表示装置は、補強シールが接合しているカラーフ
ィルター基板の素地が、ガラスであることを特徴とす
る。
ス液晶表示装置は、補強シールが接合しているカラーフ
ィルター基板の素地が、ガラスであることを特徴とす
る。
【００１５】本発明の請求項６に記載のプラズマアドレ
ス液晶表示装置の製造方法は、プラズマ基板と誘電体シ
ートが所定の間隔で接合されその間にプラズマ部が形成
され、該誘電体シートとカラーフィルター基板が所定間
隔で接合されその間に液晶部が形成されたプラズマアド
レス液晶表示装置であって、前記誘電体シートの周縁部
の液晶シール部において、液晶シール剤により前記誘電
体シートと前記カラーフィルター基板が接合され、前記
液晶シール部より外側のプラズマ基板の縁部の補強シー
ル部において、補強シール剤により前記プラズマ基板と
前記カラーフィルター基板が接合されている構造におい
て、カラーフィルター基板における補強シールの接合面
のみのオーバーコート膜を除去することを特徴とする。
ス液晶表示装置の製造方法は、プラズマ基板と誘電体シ
ートが所定の間隔で接合されその間にプラズマ部が形成
され、該誘電体シートとカラーフィルター基板が所定間
隔で接合されその間に液晶部が形成されたプラズマアド
レス液晶表示装置であって、前記誘電体シートの周縁部
の液晶シール部において、液晶シール剤により前記誘電
体シートと前記カラーフィルター基板が接合され、前記
液晶シール部より外側のプラズマ基板の縁部の補強シー
ル部において、補強シール剤により前記プラズマ基板と
前記カラーフィルター基板が接合されている構造におい
て、カラーフィルター基板における補強シールの接合面
のみのオーバーコート膜を除去することを特徴とする。
【００１６】以下、本発明の作用について説明する。前
記課題を解決するために、本発明のプラズマアドレス液
晶表示装置においては、プラズマ基板と誘電体シートが
所定の間隔で接合されその間にプラズマ部が形成され、
該誘電体シートとカラーフィルター基板が所定間隔で接
合されその間に液晶部が形成されたプラズマアドレス液
晶表示装置であって、前記誘電体シートの周縁部の液晶
シール部において、液晶シール剤により前記誘電体シー
トと前記カラーフィルター基板が接合され、前記液晶シ
ール部より外側のプラズマ基板の縁部の補強シール部に
おいて、補強シール剤により前記プラズマ基板と前記カ
ラーフィルター基板が接合されている構造において、補
強シールが、カラーフィルター基板の素地と接合してい
る。好ましくは、プラズマ基板の補強シールの接合面
に、補強突起を設けることで、補強シールとの接着面積
を増加させる。より好ましくは、補強突起を、プラズマ
部に形成するリブと同一材料、同一工程で作製すること
で、工程を新たに付加する必要がなくなり、コスト数増
加にによるコストアップを防ぐことができる。
記課題を解決するために、本発明のプラズマアドレス液
晶表示装置においては、プラズマ基板と誘電体シートが
所定の間隔で接合されその間にプラズマ部が形成され、
該誘電体シートとカラーフィルター基板が所定間隔で接
合されその間に液晶部が形成されたプラズマアドレス液
晶表示装置であって、前記誘電体シートの周縁部の液晶
シール部において、液晶シール剤により前記誘電体シー
トと前記カラーフィルター基板が接合され、前記液晶シ
ール部より外側のプラズマ基板の縁部の補強シール部に
おいて、補強シール剤により前記プラズマ基板と前記カ
ラーフィルター基板が接合されている構造において、補
強シールが、カラーフィルター基板の素地と接合してい
る。好ましくは、プラズマ基板の補強シールの接合面
に、補強突起を設けることで、補強シールとの接着面積
を増加させる。より好ましくは、補強突起を、プラズマ
部に形成するリブと同一材料、同一工程で作製すること
で、工程を新たに付加する必要がなくなり、コスト数増
加にによるコストアップを防ぐことができる。
【００１７】なお、補強突起は、スクリーン印刷方法で
形成するので、円形だけでなく、四角形、星形など多角
形にすることができ、補強シールとの接合面積を増加さ
せることができる。特に、補強シールの接合しているカ
ラーフィルター基板の素地が、特にガラス表面である場
合、補強シールとの密着性を高めることができる。
形成するので、円形だけでなく、四角形、星形など多角
形にすることができ、補強シールとの接合面積を増加さ
せることができる。特に、補強シールの接合しているカ
ラーフィルター基板の素地が、特にガラス表面である場
合、補強シールとの密着性を高めることができる。
【００１８】また、本発明のプラズマアドレス液晶表示
装置の製造方法においては、従来の方法でカラーフィル
ターの上にオーバーコート膜を形成した後に、補強シー
ルの接合領域部分のオーバーコート膜を、研磨剤による
切削で除去する工程を付加することができる。
装置の製造方法においては、従来の方法でカラーフィル
ターの上にオーバーコート膜を形成した後に、補強シー
ルの接合領域部分のオーバーコート膜を、研磨剤による
切削で除去する工程を付加することができる。
【００１９】
【発明の実施の形態】本発明を実施したプラズマアドレ
ス液晶表示装置の一つの実施の形態について説明する。
なお、製造するプラズマアドレス液晶表示装置の構成
は、図５を参照して前述したプラズマアドレス液晶表示
装置１の構成とほぼ同じであり、本実施例においてその
各部と同一の構成部には同一符号を用いて説明する。
ス液晶表示装置の一つの実施の形態について説明する。
なお、製造するプラズマアドレス液晶表示装置の構成
は、図５を参照して前述したプラズマアドレス液晶表示
装置１の構成とほぼ同じであり、本実施例においてその
各部と同一の構成部には同一符号を用いて説明する。
【００２０】まず、プラズマアドレス液晶表示装置の構
造について、図１、図２、図３、図４を参照して説明す
る。図１は、プラズマアドレス液晶表示装置１の平面図
である。図２は、プラズマアドレス液晶表示装置１の周
縁部における要部の配置を示す図であり、図１のＣ部拡
大図である。図３、４は、プラズマアドレス液晶表示装
置１の構造を示す断面図であり、図２のＡ−Ａ’及びＢ
−Ｂ’の断面を示したものである。プラズマアドレス液
晶表示装置１は、プラズマ部２とプラズマ部２上に誘電
体シート３を介して積層された液晶部４を有する。
造について、図１、図２、図３、図４を参照して説明す
る。図１は、プラズマアドレス液晶表示装置１の平面図
である。図２は、プラズマアドレス液晶表示装置１の周
縁部における要部の配置を示す図であり、図１のＣ部拡
大図である。図３、４は、プラズマアドレス液晶表示装
置１の構造を示す断面図であり、図２のＡ−Ａ’及びＢ
−Ｂ’の断面を示したものである。プラズマアドレス液
晶表示装置１は、プラズマ部２とプラズマ部２上に誘電
体シート３を介して積層された液晶部４を有する。
【００２１】プラズマ部２は、プラズマガラス５上に形
成された隔壁９を介して、誘電体シート３がプラズマガ
ラス５と所定の間隔で対向して接合されており、前記隔
壁９により区切られた各空間がプラズマ室６を形成して
いる。プラズマガラス５と誘電体シート３はフリットシ
ール１０により接合されている。フリットシール１０
は、図２に示すように、表示エリア１９の外側に成形さ
れており、プラズマ室６を密閉し、かつ、プラズマガラ
ス５と誘電体シート３を接合している。
成された隔壁９を介して、誘電体シート３がプラズマガ
ラス５と所定の間隔で対向して接合されており、前記隔
壁９により区切られた各空間がプラズマ室６を形成して
いる。プラズマガラス５と誘電体シート３はフリットシ
ール１０により接合されている。フリットシール１０
は、図２に示すように、表示エリア１９の外側に成形さ
れており、プラズマ室６を密閉し、かつ、プラズマガラ
ス５と誘電体シート３を接合している。
【００２２】前記隔壁９は、プラズマガラス５上に形成
された帯状の電極７、及びその電極７上に、その電極７
よりやや狭い幅で、すなわち電極７の両側が露出するよ
うな状態で、絶縁性のセラミックなどを積層して形成さ
れたバリアリブ８より構成される。また、プラズマ室６
にはヘリウムなどのイオン化可能なガスが封入されてお
り、前記電極７によりプラズマ放電が行われる。液晶部
４は、プラズマ部２の上面を構成する誘電体シート３上
にさらにカラーフィルター基板１１を所定の間隔を維持
するように接合し、その誘電体シート３とカラーフィル
ター基板１１との間の空間に液晶を充填して液晶層１２
を形成したものである。
された帯状の電極７、及びその電極７上に、その電極７
よりやや狭い幅で、すなわち電極７の両側が露出するよ
うな状態で、絶縁性のセラミックなどを積層して形成さ
れたバリアリブ８より構成される。また、プラズマ室６
にはヘリウムなどのイオン化可能なガスが封入されてお
り、前記電極７によりプラズマ放電が行われる。液晶部
４は、プラズマ部２の上面を構成する誘電体シート３上
にさらにカラーフィルター基板１１を所定の間隔を維持
するように接合し、その誘電体シート３とカラーフィル
ター基板１１との間の空間に液晶を充填して液晶層１２
を形成したものである。
【００２３】前記カラーフィルター基板１１は、カラー
フィルターガラス１３上に、レッド、グリーン、ブル
ー、ブラックで構成されるカラーフィルター層１４が形
成され、そのカラーフィルター層１４の上面に、カラー
フィルター層の凹凸緩和、及び、耐薬品性のためのオー
バーコート膜１５が形成され、さらに前記オーバーコー
ト膜１５上にＩＴＯを用いたデータ電極１６が形成され
ている。誘電体シート３を含めたプラズマ部２と液晶部
４は、２種のシール（液晶シール１７、補強シール１
８）により接合されている。液晶シール１７は、誘電体
シート３とカラーフィルター基板１１を、フリットシー
ル１０とほぼ同じように表示エリア１９の外側で接合さ
せている。この液晶シール１７は、液晶を密閉させる目
的のシール剤で、本実施例においては、紫外線及び熱に
より硬化するアクリル系エポキシシール剤を用いてい
る。
フィルターガラス１３上に、レッド、グリーン、ブル
ー、ブラックで構成されるカラーフィルター層１４が形
成され、そのカラーフィルター層１４の上面に、カラー
フィルター層の凹凸緩和、及び、耐薬品性のためのオー
バーコート膜１５が形成され、さらに前記オーバーコー
ト膜１５上にＩＴＯを用いたデータ電極１６が形成され
ている。誘電体シート３を含めたプラズマ部２と液晶部
４は、２種のシール（液晶シール１７、補強シール１
８）により接合されている。液晶シール１７は、誘電体
シート３とカラーフィルター基板１１を、フリットシー
ル１０とほぼ同じように表示エリア１９の外側で接合さ
せている。この液晶シール１７は、液晶を密閉させる目
的のシール剤で、本実施例においては、紫外線及び熱に
より硬化するアクリル系エポキシシール剤を用いてい
る。
【００２４】補強シール１８は、プラズマガラス５とカ
ラーフィルター基板１１を、前記液晶シール１７より外
側のプラズマガラス５周縁部にて接合している。本実施
の形態のプラズマアドレス液晶表示装置においては、前
記補強シール１８とカラーフィルター基板１１の接着性
を向上させるために、その補強シール１８と接着するカ
ラーフィルター基板１１部においては、図３に示すよう
に、オーバーコート膜１５を切削除去している。このオ
ーバーコート膜１５を切削除去したエリアは、図２に示
すように、ＩＴＯ（インジウムスズ酸化物）からなるデ
ータ電極１６の非配線エリアにあり、本実施例の場合、
直径１５ｍｍ程度の円形とし、前記補強シール１８の直
径はφ１０ｍｍとした。
ラーフィルター基板１１を、前記液晶シール１７より外
側のプラズマガラス５周縁部にて接合している。本実施
の形態のプラズマアドレス液晶表示装置においては、前
記補強シール１８とカラーフィルター基板１１の接着性
を向上させるために、その補強シール１８と接着するカ
ラーフィルター基板１１部においては、図３に示すよう
に、オーバーコート膜１５を切削除去している。このオ
ーバーコート膜１５を切削除去したエリアは、図２に示
すように、ＩＴＯ（インジウムスズ酸化物）からなるデ
ータ電極１６の非配線エリアにあり、本実施例の場合、
直径１５ｍｍ程度の円形とし、前記補強シール１８の直
径はφ１０ｍｍとした。
【００２５】また、本実施の形態のプラズマアドレス液
晶表示装置においては、前記補強シール１８とプラズマ
ガラス５の密着性を向上させるために、その補強シール
１８と接合するプラズマガラス５部においては、図２、
及び、図３に示すように、プラズマガラス５上に補強突
起２１を形成した。なお、補強シール部に形成する補強
突起２１は、図２に示すように、幅１ｍｍ、長さ２０ｍ
ｍ、高さ０．２ｍｍの直方体とした。尚、本実施の形態
における補強シールは、アクリル系の紫外線硬化樹脂を
用いて形成した。
晶表示装置においては、前記補強シール１８とプラズマ
ガラス５の密着性を向上させるために、その補強シール
１８と接合するプラズマガラス５部においては、図２、
及び、図３に示すように、プラズマガラス５上に補強突
起２１を形成した。なお、補強シール部に形成する補強
突起２１は、図２に示すように、幅１ｍｍ、長さ２０ｍ
ｍ、高さ０．２ｍｍの直方体とした。尚、本実施の形態
における補強シールは、アクリル系の紫外線硬化樹脂を
用いて形成した。
【００２６】次に、この実施例のプラズマアドレス液晶
表示装置１の製造方法について詳細に説明する。プラズ
マアドレス液晶表示装置の製造は、３ブロックから構成
されるため、各ブロックに分けて製造方法を説明する。
表示装置１の製造方法について詳細に説明する。プラズ
マアドレス液晶表示装置の製造は、３ブロックから構成
されるため、各ブロックに分けて製造方法を説明する。
【００２７】〔１〕プラズマ部形成 まず、プラズマガラス５上に電極７をスクリーン印刷に
より帯状に印刷し、電極７を形成する。次に帯状に形成
した電極７の上に、同様にスクリーン印刷でバリアリブ
８を積層する。このとき、同時に補強突起２１を作製す
ることができる。バリアリブ８と補強突起２１を同一材
料、同一工程で作製することで、補強突起２１を作製す
るための工程を新たに設ける必要がなくなる。しかし、
補強突起２１は、バリアリブ８の作製工程の前後の別の
工程で作製することも可能である。その場合、バリアリ
ブ８の形成とは別の材料を用いた場合、プラズマガラス
５との密着性を第一に補強突起２１を作製し、補強シー
ル１８の接着強度を高めることができる。
より帯状に印刷し、電極７を形成する。次に帯状に形成
した電極７の上に、同様にスクリーン印刷でバリアリブ
８を積層する。このとき、同時に補強突起２１を作製す
ることができる。バリアリブ８と補強突起２１を同一材
料、同一工程で作製することで、補強突起２１を作製す
るための工程を新たに設ける必要がなくなる。しかし、
補強突起２１は、バリアリブ８の作製工程の前後の別の
工程で作製することも可能である。その場合、バリアリ
ブ８の形成とは別の材料を用いた場合、プラズマガラス
５との密着性を第一に補強突起２１を作製し、補強シー
ル１８の接着強度を高めることができる。
【００２８】バリアリブ８はプラズマ室６を形成する隔
壁９であり２００μｍ程度の高さを必要とするため、こ
のスクリーン印刷はバリアリブ８の高さが所定の高さ以
上になるまで繰り返し行う。バリアリブ８が所定の高さ
以上になったら、焼成を行いバリアリブ８の形成を終了
する。バリアリブ８の焼成が終了したら、そのバリアリ
ブ８上に誘電体シート３としての薄板ガラスを接合す
る。その際は、まずバリアリブ８の表面を研磨して平坦
にしておく。そして、プラズマガラス５の周縁部にフリ
ットシール１０をディスペンサにより塗布し、このフリ
ットシール１０により誘電体シート３を、電極７及びバ
リアリブ８を介してプラズマガラス５と対向するように
接合する。この結果、プラズマガラス５、誘電体シート
３、及び、電極７及びバリアリブ８に囲まれたプラズマ
室６が形成され、さらにこのプラズマ室６にガスを注入
し、プラズマ部２が形成される。
壁９であり２００μｍ程度の高さを必要とするため、こ
のスクリーン印刷はバリアリブ８の高さが所定の高さ以
上になるまで繰り返し行う。バリアリブ８が所定の高さ
以上になったら、焼成を行いバリアリブ８の形成を終了
する。バリアリブ８の焼成が終了したら、そのバリアリ
ブ８上に誘電体シート３としての薄板ガラスを接合す
る。その際は、まずバリアリブ８の表面を研磨して平坦
にしておく。そして、プラズマガラス５の周縁部にフリ
ットシール１０をディスペンサにより塗布し、このフリ
ットシール１０により誘電体シート３を、電極７及びバ
リアリブ８を介してプラズマガラス５と対向するように
接合する。この結果、プラズマガラス５、誘電体シート
３、及び、電極７及びバリアリブ８に囲まれたプラズマ
室６が形成され、さらにこのプラズマ室６にガスを注入
し、プラズマ部２が形成される。
【００２９】〔２〕カラーフィルター基板形成 まず、カラーフィルターガラス１３上にレッド、グリー
ン、ブルー、ブラックから構成されるカラーフィルター
層１４をフォトリソグラフィー方式で表示エリア１９に
形成する。次にオーバーコート膜１５をロールコーター
を用いた印刷法でカラーフィルターガラス１３全面に形
成する。オーバーコート膜１５の形成が終了したら、そ
のオーバーコート膜１５上に、ＩＴＯ１５を２００℃加
熱で、約１５００Å付け、次にフォトリゾグラフィー方
式でパターンニングする。次に本実施例の補強シール１
８との接合部分のオーバーコート膜１５を部分的に、研
磨剤を用いて、切削除去し、前記補強シール１８との接
合面をガラス面にする。
ン、ブルー、ブラックから構成されるカラーフィルター
層１４をフォトリソグラフィー方式で表示エリア１９に
形成する。次にオーバーコート膜１５をロールコーター
を用いた印刷法でカラーフィルターガラス１３全面に形
成する。オーバーコート膜１５の形成が終了したら、そ
のオーバーコート膜１５上に、ＩＴＯ１５を２００℃加
熱で、約１５００Å付け、次にフォトリゾグラフィー方
式でパターンニングする。次に本実施例の補強シール１
８との接合部分のオーバーコート膜１５を部分的に、研
磨剤を用いて、切削除去し、前記補強シール１８との接
合面をガラス面にする。
【００３０】〔３〕液晶部形成 プラズマガラス５と接合された誘電体シート３の上面
に、液晶層の間隔を確保するためのギャップスペーサ２
０を散布し、さらに、カラーフィルター基板１１を接合
すると同時に液晶を密閉させるための液晶シール１７を
誘電体シート３の周縁部に、カラーフィルター基板１１
とプラズマガラス５を接合させる補強シール１８をプラ
ズマガラス上に、各々ディスペンサにより塗布する。
に、液晶層の間隔を確保するためのギャップスペーサ２
０を散布し、さらに、カラーフィルター基板１１を接合
すると同時に液晶を密閉させるための液晶シール１７を
誘電体シート３の周縁部に、カラーフィルター基板１１
とプラズマガラス５を接合させる補強シール１８をプラ
ズマガラス上に、各々ディスペンサにより塗布する。
【００３１】そして、液晶シール１７、及び、補強シー
ル１８を塗布したプラズマ部上に、カラーフィルター基
板１１を重ねて、カラーフィルター基板１１と誘電体シ
ート３、及びカラーフィルター基板１１とプラズマガラ
ス５を接合する。最後に液晶を充填して、液晶層１２を
形成する。このように、本実施の形態のプラズマアドレ
ス液晶表示装置においては、補強シール１８との接合部
における、カラーフィルター基板１１のオーバーコート
膜１５を除去すること、及びプラズマガラス５上に補強
突起２１を形成することで、カラーフィルター基板１
１、プラズマガラス５、補強シール１８の密着性が向上
できるので、高品質で丈夫なプラズマアドレス液晶表示
装置を提供することができる。また、プラズマアドレス
液晶表示装置が丈夫になるので、取扱いが容易になり、
効率良く製造が行える。
ル１８を塗布したプラズマ部上に、カラーフィルター基
板１１を重ねて、カラーフィルター基板１１と誘電体シ
ート３、及びカラーフィルター基板１１とプラズマガラ
ス５を接合する。最後に液晶を充填して、液晶層１２を
形成する。このように、本実施の形態のプラズマアドレ
ス液晶表示装置においては、補強シール１８との接合部
における、カラーフィルター基板１１のオーバーコート
膜１５を除去すること、及びプラズマガラス５上に補強
突起２１を形成することで、カラーフィルター基板１
１、プラズマガラス５、補強シール１８の密着性が向上
できるので、高品質で丈夫なプラズマアドレス液晶表示
装置を提供することができる。また、プラズマアドレス
液晶表示装置が丈夫になるので、取扱いが容易になり、
効率良く製造が行える。
【００３２】
【発明の効果】本発明のプラズマアドレス表示装置は、
カラーフィルター基板の素地に、補強シールが直接接合
しているので、密着強度が向上し、機械的なストレスに
よる剥がれの発生を防止できる効果を奏する。本発明の
プラズマアドレス表示装置は、プラズマ基板の補強シー
ルの接合面に、補強突起を設けているので、補強シール
との接着面積を増加させることができ、その結果密着強
度を向上させる効果を奏する。
カラーフィルター基板の素地に、補強シールが直接接合
しているので、密着強度が向上し、機械的なストレスに
よる剥がれの発生を防止できる効果を奏する。本発明の
プラズマアドレス表示装置は、プラズマ基板の補強シー
ルの接合面に、補強突起を設けているので、補強シール
との接着面積を増加させることができ、その結果密着強
度を向上させる効果を奏する。
【００３３】本発明のプラズマアドレス表示装置は、補
強突起を、プラズマ部を形成するリブと同一工程、同一
材料で構成することができるので、特に補強突起を製造
するための工程を新たに設ける必要がなくコストを低減
する効果を奏する。本発明のプラズマアドレス表示装置
は、補強突起の形状を、四角形、星形など円形だけでな
く多角形にすることで、補強シールとの接着面積を増加
させることができ、その結果密着強度を向上させる効果
を奏する。
強突起を、プラズマ部を形成するリブと同一工程、同一
材料で構成することができるので、特に補強突起を製造
するための工程を新たに設ける必要がなくコストを低減
する効果を奏する。本発明のプラズマアドレス表示装置
は、補強突起の形状を、四角形、星形など円形だけでな
く多角形にすることで、補強シールとの接着面積を増加
させることができ、その結果密着強度を向上させる効果
を奏する。
【００３４】本発明のプラズマアドレス表示装置では、
補強シールの接合領域は、表示エリア外のデータ電極
（ＩＴＯによる透明電極）の配線されていない領域であ
り、カラーフィルター基板の素地がガラス基板である場
合、特に補強シールとの密着性を向上させる効果を奏す
る。本発明のプラズマアドレス表示装置では、従来の方
法でカラーフィルターの上にオーバーコート膜を形成し
た後に、補強シールの接合領域の部分のオーバーコート
膜を切削する工程を付加するだけであり、簡単にカラー
フィルター基板の素地を表面に出すことができるととも
に、研磨剤による切削で表面に凹凸が発生し、接着強度
を増加させる効果を奏する。
補強シールの接合領域は、表示エリア外のデータ電極
（ＩＴＯによる透明電極）の配線されていない領域であ
り、カラーフィルター基板の素地がガラス基板である場
合、特に補強シールとの密着性を向上させる効果を奏す
る。本発明のプラズマアドレス表示装置では、従来の方
法でカラーフィルターの上にオーバーコート膜を形成し
た後に、補強シールの接合領域の部分のオーバーコート
膜を切削する工程を付加するだけであり、簡単にカラー
フィルター基板の素地を表面に出すことができるととも
に、研磨剤による切削で表面に凹凸が発生し、接着強度
を増加させる効果を奏する。
【００３５】以上、本発明によれば、強度が強く、すな
わち丈夫で、取扱いの容易なプラズマアドレス液晶表示
装置を提供することができるとともに、丈夫で、取扱い
の容易なプラズマアドレス液晶表示装置を効率よく生産
することのできるプラズマアドレス液晶表示装置の製造
方法を提供することができる。
わち丈夫で、取扱いの容易なプラズマアドレス液晶表示
装置を提供することができるとともに、丈夫で、取扱い
の容易なプラズマアドレス液晶表示装置を効率よく生産
することのできるプラズマアドレス液晶表示装置の製造
方法を提供することができる。
【図１】本発明の実施の形態のプラズマアドレス液晶表
示装置を示す平面図である。
示装置を示す平面図である。
【図２】本発明の実施の形態のプラズマアドレス液晶表
示装置の周縁部における要部の配置を示す、図１のＣ部
拡大図である。
示装置の周縁部における要部の配置を示す、図１のＣ部
拡大図である。
【図３】本発明の実施の形態のプラズマアドレス液晶表
示装置の構造を示す、図２のＡ−Ａ’における部分断面
図である。
示装置の構造を示す、図２のＡ−Ａ’における部分断面
図である。
【図４】本発明の実施の形態のプラズマアドレス液晶表
示装置の構造を示す、図２のＢ−Ｂ’における部分断面
図である。
示装置の構造を示す、図２のＢ−Ｂ’における部分断面
図である。
【図５】従来のプラズマアドレス液晶表示装置の構造を
示す部分断面図である。
示す部分断面図である。
１ プラズマアドレス液晶表示装置 ２ プラズマ部 ３ 誘電体シート ４ 液晶部 ５ プラズマガラス ６ プラズマ室 ７ 電極 ８ バリアリブ ９ 隔壁 １０ フリットシール １１ カラーフィルター基板 １２ 液晶層 １３ カラーフィルターガラス １４ カラーフィルター層 １５ オーバーコート膜 １６ データ電極 １７ 液晶シール １８ 補強シール １９ 表示エリア ２０ ギャップスペーサ ２１ 補強突起
Claims (6)
- 【請求項１】 プラズマ基板と誘電体シートが所定の間
隔で接合されその間にプラズマ部が形成され、該誘電体
シートとカラーフィルター基板が所定間隔で接合されそ
の間に液晶部が形成されたプラズマアドレス液晶表示装
置であって、 前記誘電体シートの周縁部の液晶シール部において、液
晶シール剤により前記誘電体シートと前記カラーフィル
ター基板が接合され、 前記液晶シール部より外側のプラズマ基板の縁部の補強
シール部において、補強シール剤により前記プラズマ基
板と前記カラーフィルター基板が接合されている構造に
おいて、 補強シールが、カラーフィルター基板の素地と接合して
いることを特徴とするプラズマアドレス液晶表示装置。 - 【請求項２】 プラズマ基板の補強シールの接合面に、
補強突起を設けることを特徴とする請求項１記載のプラ
ズマアドレス液晶表示装置。 - 【請求項３】 補強突起を構成する材質が、プラズマ部
に形成するリブと同一材料であることを特徴とする請求
項２記載のプラズマアドレス液晶表示装置。 - 【請求項４】 補強突起の形状が、円形、四角形、星形
であることを特徴とする請求項２記載のプラズマアドレ
ス液晶表示装置。 - 【請求項５】 補強シールが接合しているカラーフィル
ター基板の素地が、ガラスであることを特徴とする請求
項１記載のプラズマアドレス液晶表示装置。 - 【請求項６】 プラズマ基板と誘電体シートが所定の間
隔で接合されその間にプラズマ部が形成され、該誘電体
シートとカラーフィルター基板が所定間隔で接合されそ
の間に液晶部が形成されたプラズマアドレス液晶表示装
置であって、 前記誘電体シートの周縁部の液晶シール部において、液
晶シール剤により前記誘電体シートと前記カラーフィル
ター基板が接合され、前記液晶シール部より外側のプラ
ズマ基板の縁部の補強シール部において、補強シール剤
により前記プラズマ基板と前記カラーフィルター基板が
接合されている構造において、カラーフィルター基板に
おける補強シールの接合面のみのオーバーコート膜を除
去することを特徴とするプラズマアドレス液晶表示装置
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36870698A JP2000193942A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | プラズマアドレス液晶表示装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36870698A JP2000193942A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | プラズマアドレス液晶表示装置およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000193942A true JP2000193942A (ja) | 2000-07-14 |
Family
ID=18492529
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36870698A Pending JP2000193942A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | プラズマアドレス液晶表示装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000193942A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1235100A2 (en) * | 2001-02-27 | 2002-08-28 | Samsung SDI Co. Ltd. | Flat panel display device |
| KR100728780B1 (ko) | 2005-03-10 | 2007-06-19 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 및 이를 이용한 플라즈마 디스플레이 장치 |
| KR100752288B1 (ko) * | 2004-06-30 | 2007-08-29 | 후지츠 히다찌 플라즈마 디스플레이 리미티드 | 플라스마 디스플레이 패널 |
-
1998
- 1998-12-25 JP JP36870698A patent/JP2000193942A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1235100A2 (en) * | 2001-02-27 | 2002-08-28 | Samsung SDI Co. Ltd. | Flat panel display device |
| EP1235100A3 (en) * | 2001-02-27 | 2003-09-17 | Samsung SDI Co. Ltd. | Flat panel display device |
| US6704072B2 (en) | 2001-02-27 | 2004-03-09 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Flat panel display device |
| KR100752288B1 (ko) * | 2004-06-30 | 2007-08-29 | 후지츠 히다찌 플라즈마 디스플레이 리미티드 | 플라스마 디스플레이 패널 |
| KR100728780B1 (ko) | 2005-03-10 | 2007-06-19 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 및 이를 이용한 플라즈마 디스플레이 장치 |
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