JP2004018333A - ガラスパネルの切断方法 - Google Patents

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坂井 一則
Katsuji Yoshikawa
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Abstract

【課題】ガラス基板を接着剤を介して重ね合わせてなるガラスパネルにおいて、良好な切断を可能とし、製造工程において歩留まりを向上させることが可能なガラスパネルの切断方法を提供する。
【解決手段】透光性基板(第1のガラス基板)1と、封止基板(第2のガラス基板)3とを接着剤4を介して重ね合わせてなるガラスパネルの切断方法に関し、 封止基板3に、第1の接着層4aと、第1の接着層4aに沿うように設けられる第2の接着層4bと、第1の接着層4aと第2の接着層4bとの間、及び第1の接着層4a間に設けられる空所領域8とを形成し、透光性基板1と封止基板3とを重ね合わせてマルチパネル(重合パネル)5を形成し、マルチパネル5における第1,第2の接着層4a,4bを硬化させた後に、空所領域8を取り除くようにマルチパネル5を切断する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラスパネルの切断方法に関し、特に第1のガラス基板と第2のガラス基板とを接着剤によって重ね合わせてなるガラスパネルの切断方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ガラス基板同士を重ね合わせてなるガラスパネルとしては、例えば有機EL素子を備えた有機ELパネルがある。この有機ELパネルは、図5に示すように、第1のガラス基板である透光性基板1上に有機EL素子2によって構成される所定の表示部を複数形成し、前記各表示部を覆う第2のガラス基板である封止基板3を透光性基板1上に紫外線(UV)硬化型接着剤4を介して重ね合わせることで、前記表示部を複数備えるマルチ取りパネル(重合パネル)5が得られ、このマルチパネル5の所定個所を切断することで得られるものである。尚、有機EL素子2は、ITO(indium tin oxide)等によって陽極となる透明電極2aを形成し、この透明電極2a上に正孔注入層,正孔輸送層,発光層及び電子輸送層を順次積層してなる有機層2bを形成し、この有機層2b上にアルミ(Al)等の非透光性の陰極となる背面電極2cを形成することで得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
封止基板3には前記各表示部に対応した凹部(収納部)3aと、この収納部3aを取り囲む状態で設けられ、透光性基板1の被接合部1aと接合する接合部3bとが形成されている。マルチパネル5の端部の製品とならない不要領域6の接合部5bでは、接着剤4が有機EL素子2側のみに塗布される状態で透光性基板1に接合され、また、マルチパネル5の連結領域7の接合部3bでは、接合部3bの全面に接着剤4が塗布される状態で透光性基板1に接合される構成となっている。
【0004】
不要領域6及び連結領域7の接合構造は、前者において、接合部3bが接着剤4を支点とした片持ち構造であり、また後者において、接合部3b全面に接着剤4が塗布される構造となる。このような構成のマルチパネル5は、各領域6,7の所定部位x1,x2,x3を、ダイヤモンドカッター等のよって切断溝を形成後、この切断溝に所定の圧力を付与して切断するスクライブブレイク法を用いて切断を行う場合において、切断時の応力が所定部位x1,x2,x3に集中しづらくなり、有機ELパネルの切断個所において割れや欠け等の切断不良が発生してしまい、製造工程における有機ELパネルの歩留まりを低下させてしまうといった問題点を有していた。
【0005】
そこで、本発明は、前述した問題点に着目し、ガラス基板を接着剤を介して重ね合わせてなるガラスパネルにおいて、良好な切断を可能とし、製造工程における歩留まりを向上させることが可能なガラスパネルの切断方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため、第1のガラス基板と、第2のガラス基板とを接着剤を介して重ね合わせてなるガラスパネルの切断方法であって、前記第1のガラス基板、もしくは前記第2のガラス基板の少なくとも一方に、前記接着剤である第1の接着層と、前記第1の接着層に沿うように設けられる前記接着剤である第2の接着層と、前記第1の接着層と前記第2の接着層との間、もしくは第1の接着層間の少なくとも一方に設けられる空所領域とを形成し、前記第1のガラス基板と前記第2のガラス基板とを重ね合わせて重合パネルを形成し、前記重合パネルにおける前記第1,第2の接着層を硬化させた後に、前記空所領域を部分的に残すように、あるいは前記空所領域を取り除くように前記重合パネルを切断するものである。
【0007】
また、第1のガラス基板と、第2のガラス基板とを接着剤を介して重ね合わせてなるガラスパネルの切断方法であって、所定の表示をなす表示部が少なくとも2個所以上に形成される前記第1のガラス基板と、前記各表示部を取り囲む状態で前記第1のガラス基板、もしくは第2のガラス基板の少なくとも一方に設けられる前記接着剤である第1の接着層と、前記第1の接着層に沿うように前記第1のガラス基板、もしくは前記第2のガラス基板の少なくとも一方に設けられる前記接着剤である第2の接着層と、前記第1の接着層と前記第2の接着層との間、もしくは第1の接着層間の少なくとも一方に設けられる空所領域とを備え、
前記第1のガラス基板と前記第2のガラス基板とを重ね合わせて重合パネルを形成し、前記重合パネルにおける前記第1,第2の接着層を硬化させた後に、前記空所領域を部分的に残すように、あるいは前記空所領域を取り除くように切断するものである。
【0008】
また、前記第2の接着層は、前記第1の接着層に沿うように、線状,点線状及び破線状の何れかによって塗布されるものである。
【0009】
また、前記第2の接着層は、前記重合パネルの端部となる不要領域に少なくとも形成されてなるものである。
【0010】
また、前記第1,第2の接着層は、ディスペンス方式もしくはスクリーン印刷によって得るものである。
【0011】
また、前記重合パネルの切断工程において、スクライブブレイク法もしくはレーザが用いられてなるものである。
【0012】
また、前記空所領域の形成位置に対応する前記第1のガラス基板もしくは前記第2のガラス基板に凹部が備えられてなるものである。
【0013】
また、スペーサが混入された前記第1,第2の接着層を介して前記第1のガラス基板と前記第2のガラス基板とを重ね合わせ、前記第1のガラス基板側もしくは前記第2のガラス基板側の少なくとも一方側から所定の圧力を付与した状態にて前記第1,第2の接着層を硬化させてなるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を従来と同様に有機ELパネルを例に挙げ説明するが、従来例と同様もしくは相当個所には同一符号を付してその詳細な説明は省く。
【0015】
図1及び図2において、マルチパネル5は、透光性基板(第1のガラス基板)1と、封止基板(第2のガラス基板)3と、各基板1,3間に配設される有機EL素子2と、各基板1,3を接合する接着剤4とから構成され、各有機EL素子2の形成領域以外で製品対象外となる不要領域6と、各有機ELパネルを連結する連結領域7とを備えており、これら不要領域6及び連結領域7は、後で詳述するスクライブブレイク法によって除去される。
【0016】
透光性基板1は、矩形形状をなす透光性のガラス基板である。透光性基板1は、所定の表示形態をなす有機EL素子2が縦横方向にそれぞれ列状に配設されている。
【0017】
有機EL素子2は、透光性基板1上に形成される透明電極2a上に、正孔注入層,正孔輸送層,発光層及び電子輸送層を順次積層してなる有機層2bを形成し、この有機層2b上にアルミ(Al)等の非透光性の背面電極2cを形成することが得られ、透光性基板1の所定個所に複数形成される。
【0018】
封止基板3は、有機EL素子2に対応する複数の収納部3aと、これらの収納部3aを取り囲む状態で設けられ、透光性基板1の被接合部1aと接合する接合部3bとが形成されている。尚、封止基板3は、サンドブラスト法,プレス加工,エッチング処理及び切削等によって得られる。
【0019】
接着剤4は、エポキシ系の紫外線(UV)硬化型接着剤からなり、前記接着剤中にはガラス粒子や樹脂ボール等の絶縁材料からなるスペーサが混入されている。
【0020】
接着剤4は、第1の接着層4aと、第2の接着層4bとを備え、各接着層4a,4bは、ディスペンス方式もしくはスクリーン印刷によって得られる。第1の接着層4aは、封止基板3における各収納部3aを取り囲むように封止基板3の接合部3a、もしくは透光性基板1の被接合部1aに形成される。第2の接着層4bは、第1の接着層4aから接着剤4が塗布されない空所領域8を挟み、かつ第1の接着層4aに沿うように点線状に封止基板3の接合部3a、もしくは透光性基板1の被接合部1aに塗布されるものであるが、本発明の実施の形態では、マルチパネル5の外周に沿うように塗布される。尚、第1,第2の接着層4a,4bは、ディスペンサ方式もしくはスクリーン印刷によって塗布される。
【0021】
次に、図3を用いてマルチパネル5のスクライブブレイク法による切断方法について説明する。まず、ディスペンサ方式もしくはスクリーン印刷によって、第1の接着層4aと第2の接着層4bとの間と、第1の接着層4a間に空所領域8を備えるように第1,第2の接着層4a,4bを透光性基板1もしくは封止基板3のどちらか一方の不要領域6及び連結領域7に形成する。そして支持基板1と封止基板3とを、少なくとも一方側から所定の圧力を付与し、紫外線を照射して各接着層4a,4bを硬化させることで、両部材1,3を接合する(図3(a))。
【0022】
次に、個々に分割される有機ELパネルを形成するべく、ダイヤモンドカッター等の手段によって切断部位となる個所にV溝9を形成する。不要領域6におけるV溝9は、第1の接着層4aと第2の接着層4bとの間の空所領域8において、有機EL素子2側の第1接着層4aの縁部に対応する位置で、かつ透光性基板1と封止基板3との双方に形成される。また連結領域7におけるV溝9は、第1の接着層4a間の空所領域8において、各第1の接着層4aの縁部に対応した位置で、かつ透光性基板1と封止基板3との双方に形成される(図3(b))。
【0023】
そして、マルチパネル5のV溝9の形成位置に所定圧力を印加してV溝9の形成位置を分断し個々の有機ELパネル10を得るものである(図3(c))。
【0024】
次に、図4を用いて本発明の他の実施の形態について説明するが、従来例及び前述の実施の形態と同様もしくは相当個所には同一符号を付してその詳細な説明は省く。
【0025】
前述した実施の形態と比べ異なる点は、第1の接着層4aと第2の接着層4bとの間の不要領域6に形成される空所領域8と、第1の接着層4a間の連結領域7に形成される空所領域8とにそれぞれ対応する封止部材3の接合部3bに凹溝(凹部)3cが形成される点にある。
【0026】
即ち、マルチパネル5は、不要領域6及び連結領域7にそれぞれ形成される凹溝3bの縁部に対応するように、透光性基板1と封止基板3との双方にV溝9を形成するとともに、このV溝9の形成位置に所定圧力を印加してV溝9の形成位置を分断し個々の有機ELパネル10を得るものである。
【0027】
かかるマルチパネル5の切断方法は、支持基板1もしくは封止基板3の一方に、第1の接着層4aと、第1の接着層4aに沿うように設けられる第2の接着層4bと、第1の接着層4aと第2の接着層4bとの間、及び第1の接着層4a間に設けられる空所領域8とを形成し、支持基板1と封止基板3とを重ね合わせてマルチパネル5を形成し、マルチパネル5における第1,第2の接着層4a,4bを硬化させた後に、空所領域8を取り除くようにマルチパネル5を切断するものであり、更に詳述すると、所定の表示をなす有機EL素子2からなる表示部を複数備える透光性基板1と、前記各表示部を取り囲む状態で透光性基板1もしくは封止基板3の一方に設けられる第1の接着層4aと、第1の接着層4aに沿うように透光性基板1もしくは封止基板3の一方に設けられる第2の接着層4bと、第1の接着層4aと第2の接着層4bとの間、及び第1の接着層4a間に設けられる空所領域8とを備え、透光性基板1と封止基板3とを重ね合わせてマルチパネル5を形成し、マルチパネル5における第1,第2の接着層4a,4bを硬化させた後に、空所領域8を取り除こうとする位置にV溝9を形成し、このV溝9の形成位置に所定圧力を印加してマルチパネル5を分断するスクライブブレイク法によって個々の有機ELパネル10を得るものである。
【0028】
従って、不要領域6において、透光性基板1とガラス基板3とが第2の接着層4bの存在によって、切断位置が図5で示すような片持ち状態にならず、第1,第2の接着層4a,4bによって切断位置であるV溝9が支持される構成となるため、切断部位となるV溝9に分断時の応力が集中しやすくなるため、割れや欠け等の切断不良を抑制でき、製造工程における歩留まりを向上させることが可能となる。また連結領域7において、第1の接着層4a間の空所領域8の存在によって、切断位置であるV溝9が第1の接着層4aによって支持される構成となるため、V溝9に分断時の応力が集中しやすくなるため、割れや欠け等の切断不良を抑制できる。
【0029】
また、第2の接着層4bは、空所領域8を挟んで第1の接着層4aに沿うように塗布されることによって、製造工程における切断工程において良好な切断を行うことが可能となる。
【0030】
また、第2の接着層4bは、マルチパネル5の端部となる不要領域6に形成されることから、前記切断不良の発生が最も懸念される領域において、良好な切断を行うことが可能となる。
【0031】
また、第1,第2の接着層4a,4bは、ディスペンス方式もしくはスクリーン印刷によって得るものであり、従来の接着剤4の塗布工程で用いられる装置をそのまま流用することが可能であることから、製造工程における設備費を増大させることはない。
【0032】
また、空所領域8の形成位置に対応する封止基板3に凹溝3cを形成することで、切断部位となるV溝9に分断時の応力が更に集中しやすくなるため、割れや欠け等の切断不良を更に抑制することが可能であり、製造工程における歩留まりを向上させることが可能となる。
【0033】
また、スペーサが混入された第1,第2の接着層4a,4bを介して透光性基板1と封止基板3とを重ね合わせ、透光性基板1側もしくは封止基板3側の少なくとも一方側から所定の圧力を付与して第1,第2の接着層4a,4bを硬化させる接合工程を含むことで、各接着層4a,4bの高さ(厚さ)を管理しやすくなり、透光性基板1に対する封止基板3の平行度も確保できるため、V溝9に分断時の応力がより集中しやすくなるため、割れや欠け等の切断不良を更に抑制できる。
【0034】
尚、前述した実施の形態では、第2の接着層4bを点線状に形成するようにしたが、本発明にあっては、第1の接着層4aに沿うような直線状、あるいは破線状であっても良い。
【0035】
また、前述した実施の形態では、マルチパネル5の切断工程としてスクライブブレイク法が用いられたが、本発明における切断工程は、レーザを用いた切断工程によって代替え可能である。
【0036】
また、前述した実施の形態では、空所領域8を全て除去するようにV溝9を形成するものであったが、本発明にあっては、空所領域8の一部分を残すようにV溝9を形成し、個々のパネルにおいて、空所領域8の一部分が残る状態であっても良い。
【0037】
また、本発明の実施の形態では、有機ELパネル10を複数備えるマルチパネル5を例に挙げて説明したが、本発明にあっては、例えば液晶表示パネルを複数備えるマルチパネルであってもよく、本発明はガラス基板同士を接着剤を介して接合するガラスパネルであれば、前述した実施の形態に限定されるものではない。
【0038】
また、本発明の他の実施の形態では、封止基板3の空所領域8に対応する個所に凹溝3cを形成するものであったが、本発明にあっては、透光性基板1の空所領域8に対応する個所に凹溝を形成しても良く、このような場合であっても前述の効果と同様な効果が得られるものである。
【0039】
また、本発明の実施の形態では、第1,第2の接着層4a,4bを透光性基板1もしくは封止基板3の一方に形成するようにしたが、本発明にあっては、透光性基板1と封止基板3との双方にそれぞれ形成されるものであっても良い。
【0040】
また、本発明の実施の形態では、第1の接着層4aと第2の接着層4bとの間と、第1の接着層4a間とに空所領域8を形成するものであったが、例えば第1の接着層4aと第2の接着層4bとの間のみに形成しても良く、本発明の空所領域8にあっては、前述の接着層間の少なくとも一方に形成されるものであれば良い。
【0041】
【発明の効果】
本発明は、第1のガラス基板と、第2のガラス基板とを接着剤を介して重ね合わせてなるガラスパネルの切断方法に関し、良好な切断を可能とし、製造工程において歩留まりを向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のマルチパネルを示す要部断面図。
【図2】同上実施の形態のマルチパネルの平面図。
【図3】同様実施の形態のマルチパネルの製造工程を示す図。
【図4】本発明の他の実施の形態のマルチパネルを示す要部断面図。
【図5】従来のマルチパネルを示す要部断面図。
【符号の説明】
1 透光性基板(第1のガラス基板)
1a 接合部
2 有機EL素子(表示部)
3 封止基板(第2のガラス基板)
3a 収納部
3b 被接合部
3c 凹溝(凹部)
4 接着剤
4a 第1の接着層
4b 第2の接着層
5 マルチパネル
6 不要領域
7 連結領域
8 空所領域
9 V溝
10 有機ELパネル

Claims (8)

  1. 第1のガラス基板と、第2のガラス基板とを接着剤を介して重ね合わせてなるガラスパネルの切断方法であって、
    前記第1のガラス基板、もしくは前記第2のガラス基板の少なくとも一方に、前記接着剤である第1の接着層と、前記第1の接着層に沿うように設けられる前記接着剤である第2の接着層と、前記第1の接着層と前記第2の接着層との間、もしくは第1の接着層間の少なくとも一方に設けられる空所領域とを形成し、前記第1のガラス基板と前記第2のガラス基板とを重ね合わせて重合パネルを形成し、前記重合パネルにおける前記第1,第2の接着層を硬化させた後に、前記空所領域を部分的に残すように、あるいは前記空所領域を取り除くように前記重合パネルを切断することを特徴とするガラスパネルの切断方法。
  2. 第1のガラス基板と、第2のガラス基板とを接着剤を介して重ね合わせてなるガラスパネルの切断方法であって、
    所定の表示をなす表示部が少なくとも2個所以上に形成される前記第1のガラス基板と、前記各表示部を取り囲む状態で前記第1のガラス基板、もしくは第2のガラス基板の少なくとも一方に設けられる前記接着剤である第1の接着層と、前記第1の接着層に沿うように前記第1のガラス基板、もしくは前記第2のガラス基板の少なくとも一方に設けられる前記接着剤である第2の接着層と、前記第1の接着層と前記第2の接着層との間、もしくは第1の接着層間の少なくとも一方に設けられる空所領域とを備え、
    前記第1のガラス基板と前記第2のガラス基板とを重ね合わせて重合パネルを形成し、前記重合パネルにおける前記第1,第2の接着層を硬化させた後に、前記空所領域を部分的に残すように、あるいは前記空所領域を取り除くように切断することを特徴とするガラスパネルの切断方法。
  3. 前記第2の接着層は、前記第1の接着層に沿うように、線状,点線状及び破線状の何れかによって塗布されることを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載のガラスパネルの切断方法。
  4. 前記第2の接着層は、前記重合パネルの端部となる不要領域に少なくとも形成されてなることを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載のガラスパネルの切断方法。
  5. 前記第1,第2の接着層は、ディスペンス方式もしくはスクリーン印刷によって得ることを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載のガラスパネルの切断方法。
  6. 前記重合パネルの切断工程において、スクライブブレイク法もしくはレーザが用いられてなることを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載のガラスパネルの切断方法。
  7. 前記空所領域の形成位置に対応する前記第1のガラス基板もしくは前記第2のガラス基板に凹部が備えられてなることを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載のガラスパネルの切断方法。
  8. スペーサが混入された前記第1,第2の接着層を介して前記第1のガラス基板と前記第2のガラス基板とを重ね合わせ、前記第1のガラス基板側もしくは前記第2のガラス基板側の少なくとも一方側から所定の圧力を付与した状態にて前記第1,第2の接着層を硬化させてなることを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載のガラスパネルの切断方法。
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