JP2004317981A - 薄型表示素子、及び薄型表示素子の製造方法 - Google Patents

薄型表示素子、及び薄型表示素子の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004317981A
JP2004317981A JP2003114865A JP2003114865A JP2004317981A JP 2004317981 A JP2004317981 A JP 2004317981A JP 2003114865 A JP2003114865 A JP 2003114865A JP 2003114865 A JP2003114865 A JP 2003114865A JP 2004317981 A JP2004317981 A JP 2004317981A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display element
glass substrate
glass substrates
thin
liquid crystal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003114865A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuro Yoshii
哲朗 吉井
Hiroshi Nishikawa
宏 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority to JP2003114865A priority Critical patent/JP2004317981A/ja
Publication of JP2004317981A publication Critical patent/JP2004317981A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

【課題】画像表示品質の良い薄型表示素子、及び該薄型表示素子の製造方法を提供する。
【解決手段】液晶表示素子1は、一対のガラス基板11,12と、複数の透明電極13,16と、配向膜14,17と、ガラス基板11とガラス基板12を所定の間隔に保持するスペーサー18と、ガラス基板11,12の周縁部において、ガラス基板11,12を気密に接合して、その内部に液晶21を封入するシール層20とを備える。ガラス基板11は、厚さが0.3mmであり、平面透過率が91.5%であり、ヘイズ率が0.4%であり、ガラス基板12は、厚さが0.3mmであり、平面透過率が91.6%であり、ヘイズ率が0.4%である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示素子及び表示素子の製造方法に関し、特に薄型表示素子及び薄型表示素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示素子は、携帯電話、携帯情報端末、テレビ、パーソナルコンピュータ等のモニタ等の表示装置として、EL素子は、携帯電話やカーナビゲーションシステム等の表示装置として、夫々用いられている。
【0003】
液晶表示素子は、所定の間隔保持のために配置されたスペーサを介して互いに対向していると共に、内側表面に透明電極や配向膜等が形成され、且つ外側表面に偏光フィルターが形成された一対の矩形のガラス基板と、一対のガラス基板の外周縁部において一対のガラス基板を気密に接合して液晶封入のための液晶封入領域を画成するシール層と、液晶封入領域に封入された液晶とから成る。
【0004】
EL素子は、所定の間隔で互いに対向して配設された一対のガラス基板と、一対のガラス基板の一方の内側表面に形成された電極及びEL積層膜と、一対のガラス基板の外周縁部において一対のガラス基板を接合するシール層とから成り、一対のガラス基板の他方は、EL積層膜を覆うようにその中央部に凹部が形成され、その周囲に周辺突条部が形成されている。凹部の底部表面には、凹部内の水分を吸着させるために乾燥剤が塗布されている。
【0005】
上記液晶表示素子及びEL素子は、一般に、製造の高効率化及び低コスト化を目的としたマルチ製法と呼ばれる製法で製造されている。このマルチ製法は、液晶表示素子又はEL素子複数個分の面積をもつ一対のガラス基板に、液晶表示素子又はEL素子の1つに対応する構成部材を複数形成し、一対のガラス基板を切断して複数の構成部材毎に分割し、液晶表示素子又はEL素子を複数個製造するものである。
【0006】
従来の液晶表示素子の製法について具体的に説明する。
【0007】
図8は、従来の液晶表示素子の製造方法を説明するための図である。
【0008】
マルチ製法では、液晶表示素子複数個分の面積をもつ一対のガラス基板101,102に、各液晶表示素子に対応する素子区画103をマトリックス状に複数形成し、この素子区画103毎に、透明電極や配向膜等(図示せず)の液晶表示素子の構成要素を一対のガラス基板101,102の内側表面に夫々形成し、この一対のガラス基板101,102の各素子区画103に球状の複数のスペーサ104を所定の間隔で配設し、スペーサ104の外側であって各素子区画103の外周縁部に、一部に液晶を注入するための開口部106を備えたシール層105を形成し、一対のガラス基板101,102の外周縁部において各素子区画103を囲うようにシール層107を形成し、一対のガラス基板101,102をシール層105,107によって接合して、液晶表示素子多面取り用ガラス基板体100を作製する。液晶表示素子多面取り用ガラス基板体100において、各素子区画103には、ガラス基板101,102の各内側表面とシール層105とにより、液晶が封入される液晶封入領域108が形成される。
【0009】
次いで、液晶表示素子多面取り用ガラス基板体100を、各素子区画103の開口部106側の端辺に沿った行方向切断線109に沿って切断して、行方向に素子区画103が並んだ行方向素子集合体に分割し、行方向素子集合体の各液晶封入領域108内に開口部106から液晶を注入し、開口部106を封止部材で封止した後、行方向素子集合体を切断して素子区画103毎に分割し、この素子区画103毎に分割された一対のガラス基板101,102の各外側表面に偏光フィルター(図示せず)を貼着して、液晶表示素子が完成する。
【0010】
近年、液晶表示素子及びEL素子は、軽量化、薄型化されることが望まれており、薄くした一対のガラス基板101,102を用いて液晶表示素子多面取り用ガラス基板体100を製造すると、製造工程にガラス基板101,102がたわむことにより過大な応力が発生して、ガラス基板101,102が破損するので、上述のように接合された一対のガラス基板101,102をエッチング液に所定時間浸漬させてからガラス基板101,102の各外側表面をエッチング等してガラス基板101,102を薄くした液晶表示素子多面取り用ガラス基板体100を作製した後に、素子区画103毎に分割することにより、液晶表示素子及びEL素子の軽量化、薄型化が図られている(例えば、特許文献1参照。)。また、液晶表示素子の液晶封入領域108の高さを低くしたり、EL素子の凹部の深さを浅くしたりすることにより、液晶表示素子及びEL素子の軽量化、薄型化図られている。
【0011】
【特許文献1】
特許第2722798号明細書
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、液晶表示素子の液晶封入領域108は、表示特性を保つために一定の高さが必要であり、また、ガラス基板101,102の各外側表面を砥粒を用いて研磨する場合は、液晶表示素子多面取り用ガラス基板体100を1つずつ、しかも、両面をいちいち研磨しなければならず、処理時間の増大により製造効率が悪く、一方、ガラス基板101,102の各外側表面をエッチングする場合は、ガラス基板101,102の各外側表面が荒れて、液晶表示素子又はEL素子の画像表示品質が悪化してしまう。
【0013】
本発明の目的は、画像表示品質の良い薄型表示素子、及び該薄型表示素子の製造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の薄型液晶表示素子は、所定の間隔で互いに対向する一対のガラス基板と、該一対のガラス基板の内側表面の間に形成された表示部とを備える表示素子において、前記一対のガラス基板のうち少なくとも表示側のガラス基板の厚さが0.4mm未満であることを特徴とする。
【0015】
請求項1記載の薄型表示素子によれば、一対のガラス基板のうち少なくとも表示側のガラス基板は、その厚さが0.4mm未満であるので、ガラス基板による光の散乱を低減することができると共に、ガラス基板の直進光と、その内側表面による反射光とのズレを低減でき、もって薄型表示素子の画像表示品質を向上させることができる。
【0016】
請求項2記載の薄型表示素子は、請求項1記載の薄型表示素子において、前記ガラス基板の平面透過率が91.5%以上であることを特徴とする。
【0017】
請求項2記載の薄型表示素子によれば、ガラス基板は、平面透過率が91.5%以上であるので、薄型表示素子の画像表示品質をより向上させることができる。
【0018】
請求項3記載の薄型表示素子は、請求項1又は2記載の薄型表示素子において、前記ガラス基板のヘイズ率が0.5%以下であることを特徴とする。
【0019】
請求項3記載の薄型表示素子によれば、ガラス基板は、ヘイズ率が0.5%以下であるので、薄型表示素子の画像表示品質をより向上させることができる。
【0020】
請求項4記載の薄型表示素子は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の薄型表示素子において、前記薄型表示素子は薄型液晶表示素子であることを特徴とする。
【0021】
請求項5記載の薄型表示素子は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の薄型表示素子において、前記薄型表示素子は薄型EL素子であることを特徴とする。
【0022】
請求項6記載の薄型表示素子の製造方法は、所定の間隔で互いに対向する一対のガラス基板と、該一対のガラス基板の内側表面の間に形成された表示部とを備える表示素子を製造する薄型表示素子の製造方法において、前記一対のガラス基板の厚さをエッチングにより薄くするエッチングステップを備えることを特徴とする。
【0023】
請求項6記載の薄型表示素子の製造方法によれば、一対のガラス基板の厚さをエッチングにより薄くするので、薄型表示素子のガラス基板の外側表面の表面を平坦に薄くすることができ、もって薄型表示素子の画像表示品質を向上させることができる。
【0024】
請求項7記載の薄型表示素子の製造方法は、請求項6記載の薄型表示素子の製造方法において、前記エッチングステップは、弗酸、硫酸、酢酸、及びドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウムを含むエッチング液を用いて前記エッチングを行うことを特徴とする。
【0025】
請求項7記載の薄型表示素子の製造方法によれば、弗酸、硫酸、酢酸、及びドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウムを含むエッチング液を用いてエッチングを行うので、ガラス基板から溶解したシリカがガラス基板に再付着することを防止して、ガラス基板の厚さを0.4mm未満に、その平面透過率を91.5%以上に、そのヘイズ率を0.5%以下にでき、もってガラス基板による光の散乱を低減させると共に、ガラス基板の直進光と、その内側表面による反射光とのズレを低減させて、薄型表示素子の画像表示品質をより向上させることができる。
【0026】
請求項8記載の薄型表示素子の製造方法は、請求項6記載の薄型表示素子の製造方法において、前記エッチングステップは、弗酸と、アミノ基及びカルボキシル基の少なくともいずれか一方を有する有機物とを含むエッチング液を用いて前記エッチングを行うことを特徴とする。
【0027】
請求項8記載の薄型表示素子の製造方法によれば、弗酸と、アミノ基及びカルボキシル基の少なくともいずれか一方を有する有機物とを含むエッチング液を用いてエッチングを行うので、ガラス基板から溶解したシリカがガラス基板に再付着することを防止して、ガラス基板の厚さを0.4mm未満に、その平面透過率を91.5%以上に、そのヘイズ率を0.5%以下にでき、もってガラス基板による光の散乱を低減させると共に、ガラス基板の直進光と、その内側表面による反射光とのズレを低減させて、薄型表示素子の画像表示品質をより向上させることができる。
【0028】
請求項9記載の薄型表示素子の製造方法は、請求項6乃至8のいずれか1項に記載の薄型表示素子の製造方法において、複数の前記薄型表示素子に応じた面積をもつ一対の他のガラス基板を作製するステップと、前記一対の他のガラス基板に前記薄型表示素子に対応する表示素子部を前記複数の薄型表示素子に応じて複数形成する表示素子部形成ステップとを備え、前記エッチングステップは、前記複数の表示素子部が形成された前記一対の他のガラス基板をエッチングすることを特徴とする。
【0029】
請求項9記載の薄型表示素子の製造方法によれば、表示素子に対応する表示素子部を複数の表示素子に応じて複数形成した一対の他のガラス基板をエッチングするので、画像表示品質を向上させることができる薄型表示素子を効率良く製造することができる。
【0030】
請求項10記載の薄型表示素子の製造方法は、請求項6乃至9のいずれか1項に記載の薄型表示素子の製造方法において、前記薄型表示素子は薄型液晶表示素子であることを特徴とする。
【0031】
請求項11記載の薄型表示素子の製造方法は、請求項6乃至9のいずれか1項に記載の薄型表示素子の製造方法において、前記薄型表示素子は薄型EL素子であることを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0033】
図1は、本発明の実施の形態に係る表示素子の断面図である。
【0034】
図1において、本発明の実施の形態に係る表示素子としての液晶表示素子1は、一対の長方形ガラス基板11,12と、ガラス基板11の内側表面に互いに平行に配列されると共にITO膜から成るストリップ状の複数の透明電極13と、透明電極13の上に形成された配向膜14と、ガラス基板12の内側表面に互いに平行に配列されると共にITO膜から成るストリップ状の複数の透明電極16と、透明電極16の上に形成された配向膜17と、配向膜14及び配向膜17の間に互いに等間隔に配設され、ガラス基板11とガラス基板12を所定の間隔に保持する球状のスペーサー18と、ガラス基板11,12の周縁部においてスペーサー18の外側に形成され、ガラス基板11,12を気密に接合して、その内部に液晶封入領域19を画成するシール層20とを備える。液晶封入領域19には、液晶21が封入されている。
【0035】
透明電極13と透明電極16は互いに直交して配列されて、画像を表示するマトリックス状の画素電極を構成し、配向膜14と配向膜17は、そのラビング方向が90°異なる。また、シール層20のシール材としては、例えばガラス基板11,12のエッチング選択比が高いエポキシ樹脂系接着剤等を用いる。
【0036】
液晶表示素子1は、さらに、ガラス基板11の外側表面に貼着された偏光フィルター22と、ガラス基板12の外側表面に貼着された偏光フィルター23とを備える。
【0037】
シール層20には、液晶封入領域19内に液晶21を封入するための図示しない開口部が形成されている。シール層20の開口部は、液晶封入領域19内に液晶21が封入された後に図示しない封止部材により封止されている。
【0038】
ガラス基板11は、ソーダライムガラス製であり、外形寸法が、例えば35mm×45mmで、厚さが0.3mmである。ガラス基板12は、ソーダライムガラス製であり、外形寸法が、例えば35mm×45mmで、厚さが0.3mmである。
【0039】
また、ガラス基板11及びガラス基板12は、夫々、平面透過率が91.5%であり、ヘイズ率が0.4%である。
【0040】
液晶表示素子1において、ガラス基板11,12は、その厚さが薄く0.3mmであり、その外側表面が平坦且つ滑らかであり、その光の透過率が高く、平面透過率が91.5%であり、その透明度も良く、ヘイズ率が0.4%であるので、光の散乱が少なく、また、ガラス基板11,12の各内側表面による反射光とガラス基板11,12の各直進光とのズレが夫々少なく、液晶表示素子11,12の画像表示品質は優れたものとなる。
【0041】
以下、図1の液晶表示素子1の製造方法を図面を参照しながら説明する。
【0042】
まず、図3及び図4に示すように、外形寸法が、例えば200mm×160mmで、厚さが、例えば0.4mmであり、液晶表示素子1のほぼ12個分の面積を有するソーダライムガラス製の一対のガラス基板31,32を作製する。
【0043】
ガラス基板31に液晶表示素子1のガラス基板11の1つに対応する素子区画33を3行×4列のマトリックス状に規定する。また、ガラス基板32に液晶表示素子1のガラス基板12に対応する素子区画34をガラス基板31の素子区画33に対応するように夫々規定する。
【0044】
ガラス基板31の一方の面(内側表面)上に、各素子区画33において、透明電極13及び配向膜14を夫々形成する。透明電極13は、ITO膜をスパッタ法により形成し、このITO膜をフォトエッチングによりパターニングして形成され、配向膜14は、透明電極13上にポリイミド薄膜を積層し、このポリイミド薄膜にラビング処理を施して形成される。
【0045】
ガラス基板32の一方の面(内側表面)上に、各素子区画34において、透明電極16、及び配向膜17を夫々形成する。透明電極16は、ITO膜をスパッタ法により形成し、このITO膜をフォトエッチングによりパターンニングして形成され、配向膜17は、透明電極16上にポリイミド薄膜を積層し、このポリイミド薄膜にラビング処理を施して形成される。
【0046】
ガラス基板31,32のいずれか一方、本実施の形態においてはガラス基板32の内側表面上において、各素子区画34内の液晶表示素子1のシール層20に対応する位置にシール材をスクリーン印刷法等の方法で印刷することによりシール層20を形成し(図4)、各素子区画34内の液晶表示素子1のスペーサ18に対応する位置にスペーサ18を配設する。シール層20を形成するときには、後述する図2の液晶表示素子多面取り用ガラス基板体30において開口部2を形成するようにその一部にシール材が印刷されていない開口部43を形成する。
【0047】
ガラス基板32の内側表面に、開口部2を形成するように開口部43の両端から列方向にシール層44を形成する。シール層44は、シール層20と同じシール材から成り、シール層20と同様にスクリーン印刷法等により形成される。
【0048】
ガラス基板32の内側表面周縁部に、全ての素子区画34をその内側に囲い、シール層20,44に対して所定の間隔をあけてシール層35を形成する。シール層35は、ガラス基板31,32のエッチング選択比が高いエポキシ樹脂系接着剤等から成り、スクリーン印刷法等により形成される。シール層35を形成するときには、ガラス基板32の上端側の一部においてシール材が印刷されていない開口部45を形成する。開口部45は、後述するように、ガラス基板31とガラス基板32が接合されたときにガラス基板31,32の内部と外部とを連通する。
【0049】
ガラス基板31とガラス基板32を、素子区画33とこれに対応する素子区画34とが互いに対向するように重ね合わせ、シール層20,35,44により接合して図1の液晶表示素子1に対応する液晶表示素子部1’(表示素子部)を12個作製し(図2)、次いで、開口部45を、ガラス基板31,32とのエッチング選択比が高いエポキシ樹脂系接着剤等の封止部材46により封止する。
【0050】
各液晶表示素子部1’には、ガラス基板31,32の各内側表面と各シール層20により、液晶表示素子1の液晶封入領域19が画成されると共に、ガラス基板31,32の各内側表面とシール層44により、開口部2が形成され、液晶表示素子部1’の各液晶封入領域19は、外部と夫々連通される。
【0051】
上述のように、ガラス基板31,32を接合するときに、ガラス基板31,32の内部は、開口部2及び開口部45を介して外部に連通しているので、ガラス基板31,32間の圧力が高くなることはなく、ガラス基板31,32をその全域にわたって均一な間隔で接合することができる。
【0052】
次いで、接合された一対のガラス基板31,32をエッチング液内に所定時間浸漬させ、ガラス基板31,32の各外側表面にエッチング処理を施した後に、接合された一対のガラス基板31,32をエッチング液内から取り出し、速やかに洗浄して、ガラス基板31,32に付着したエッチング液を完全に除去し、液晶表示素子多面取り用ガラス基板体30を作製する(図2)。ガラス基板31,32は、各外側表面がエッチングされることにより、それらの厚さが0.3mmになっている。接合された一対のガラス基板31,32をエッチング液内に浸漬させる時間は、エッチングにより除去したいガラス基板31,32の厚さにより決定される。接合された一対のガラス基板31,32にエッチング処理を行うときは、接合された一対のガラス基板31,32をエッチング液内で所定の振動数で揺動させる。
【0053】
次いで、液晶表示素子部1’の開口部2側の端辺に沿った行方向切断線47(図2)に沿って液晶表示素子多面取り用ガラス基板体30を切断し、行方向に液晶表示素子部1’が並んだ行方向素子集合体に分割する。これにより、液晶表示素子部1’の各開口部2が表出する。各行方向素子集合体において、各液晶封入領域19内を減圧し、開口部2を介して各液晶封入領域19内に液晶21を注入した後、各行方向素子集合体を液晶表示素子部1’毎に切断し、各液晶表示素子部1’を洗浄した後に各開口部2を図1の液晶表示素子1の図示しない封止部材により封止し、切断されたガラス基板31の外側表面に偏光フィルター22を、切断されたガラス基板32の外側表面に偏光フィルター23を夫々貼着して、液晶表示素子1を作製する。
【0054】
上記接合された一対のガラス基板31,32をエッチングするときに用いるエッチング液は、弗酸を主成分とし、硫酸、酢酸、及びドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウムを含むエッチング液であり、その組成は、弗酸が、例えば10質量%、硫酸が、例えば3質量%、酢酸が、例えば0.5質量%、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウムが、例えば0.2質量%である。
【0055】
上述のように、接合された一対のガラス基板31,32の厚さを薄くするために、弗酸を主成分とし、硫酸、酢酸、及びドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウムを含むエッチング液を用いて、ガラス基板31,32の各外側表面のエッチングを行っているので、ガラス基板31,32の厚さを0.3mmと薄くできると共に、エッチングによりガラス基板31,32から溶け出したシリカが、ガラス基板31,32の各外側表面に再付着することを防止でき、ガラス基板31,32の各外側表面を平坦且つ滑らかにでき、これによりガラス基板31,32の平面透過率が91.5%に、ヘイズ率が0.4%になる。
【0056】
したがって、液晶表示素子多面取り用ガラス基板体30を切断して液晶表示素子部1’毎に分割した液晶表示素子1において、ガラス基板11,12は、その厚さが薄く0.3mmと、その外側表面が平坦且つ滑らかとなり、ガラス基板11,12の平面透過率を91.5%と、その光の透過率を高くできると共に、そのヘイズ率を0.4%と、その透明度を良くすることができる。
【0057】
本発明の実施の形態に係る表示素子としての液晶表示素子1において、ガラス基板11は、厚さが0.3mmであり、平面透過率が91.5%であり、ヘイズ率が0.4%であるとしたが、ガラス基板11はこれに限るものではなく、ガラス基板11は、厚さが0.4mm未満であり、平面透過率が91.5%以上であり、ヘイズ率が0.5%以下であればよい。
【0058】
液晶表示素子1において、ガラス基板12は、厚さが0.3mmであり、平面透過率が91.5%であり、ヘイズ率が0.4%であるとしたが、ガラス基板12はこれに限るものではなく、ガラス基板12は、厚さが0.4mm未満であり、平面透過率が91.5%以上であり、ヘイズ率が0.5%以下であればよい。
【0059】
また、液晶表示素子1において、ガラス基板11及びガラス基板12は、ガラス基板11及びガラス基板12のうち画像が表示される側のガラス基板の厚さのみが0.4mm未満であってもよい。
【0060】
液晶表示素子1は、シール層20,35,44により接合された一対のガラス基板31,32を、弗酸を主成分とし、硫酸、酢酸、及びドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウムを含み、弗酸が10質量%、硫酸が3質量%、酢酸が0.5質量%、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウムが0.2質量%の組成のエッチング液によりエッチングすることによりガラス基板31,32の厚さが薄くされたものであるとしたが、ガラス基板31,32のエッチングに用いるエッチング液はこれに限るものではなく、他の組成であってもよい。また、エッチング処理の工程は上記工程に限るものではない。
【0061】
液晶表示素子1において、ガラス基板11は、ソーダライムガラス製としたが、ガラス基板11はこれに限るものではなく、ガラス基板11は、他の材料からなるものであってもよい。
【0062】
液晶表示素子1において、ガラス基板12は、ソーダライムガラス製としたが、ガラス基板12はこれに限るものではなく、ガラス基板12は、他の材料からなるものであってもよい。
【0063】
液晶表示素子1は、液晶表示素子多面取り用ガラス基板体30を分割することにより、複数作製するものとしたが、液晶表示素子1の製造方法はこれに限るものではなく、液晶表示素子1の単体を製造するものであってもよい。
【0064】
液晶表示素子1の形状及び構成は、上記に限るものではなく、また、液晶表示素子多面取り用ガラス基板体30の形状及び構成は、上記に限るものではない。
【0065】
上述のようにエッチングを行ってガラス基板を薄くすることにより、表示素子を薄くする方法は、EL素子においても適用することができる。
【0066】
以下、本発明の他の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0067】
図5は、本発明の他の実施の形態に係る表示素子の断面図である。
【0068】
図5において、本発明の他の実施の形態に係る表示素子としてのEL素子50は、有機EL素子であり、長方形ガラス基板51と、ガラス基板51の上に形成されたEL積層体52と、このEL積層体52を覆うように形成された長方形封止板(ガラス基板)53とから成る。封止板53は、長方形ガラス素板から成り、当該ガラス素板の中央部にはウエットエッチング法等を用いて、深さが、例えば0.3mmの凹部55が形成され、周囲に周辺突条部54が形成されている。
【0069】
封止板53の凹部55の底部表面58には、凹部55内の水分を吸着させるために乾燥剤59が塗布されている。
【0070】
封止板53は、周辺突条部54の頂部である封止部56においてシール層57によりガラス基板51上に接合されている。シール層57としては、ガラス基板51及び封止板53のエッチング選択比が高いエポキシ樹脂系接着剤等を用いる。
【0071】
EL積層体52は、ガラス基板51上に載置され、ITO膜から成るアノード電極60と、該アノード電極60の上面に積層され、EL積層膜61と、EL積層膜61の上面に積層されたMg−Ag合金製のカソード電極62と、EL積層膜61の側方においてカソード電極62に接続したITO膜から成る引出し電極63とを備える。EL積層膜61は、アノード電極60側から順に、トリフェニルジアミンから成る正孔輸送層と、キノリノールアルミ錯体から成る発光層と、トリアゾールやオキサジアゾールから成る電子輸送層とから成る。
【0072】
EL素子50は、上記発光層が発光して、この光が正孔輸送層及びガラス基板51を透過することにより光を発光する。
【0073】
ガラス基板51は、無アルカリガラス製であり、外形寸法が35mm×45mmで、厚さが0.3mmである。封止板53は、無アルカリガラス製であり、外形寸法が35mm×45mmで、凹部55の厚さ(封止板53の凹部55の底面と外側表面との間隔)が0.3mmである。
【0074】
また、ガラス基板51及び封止板53は、夫々、平面透過率が91.6%であり、ヘイズ率が0.3%である。
【0075】
EL素子50において、ガラス基板51及び封止板53は、その厚さが薄く0.3mmであり、その外側表面が平坦且つ滑らかであり、その光の透過率が高く、平面透過率が91.6%であり、その透明度も良く、ヘイズ率が0.3%であるので、光の散乱が少なく、また、ガラス基板51の内側表面による反射光とガラス基板51の直進光とのズレが少なく、EL素子50の画像表示品質は優れたものとなる。
【0076】
図5のEL素子50は、図1液晶表示素子1の製造方法と同様な製造方法により製造される。
【0077】
以下、図5のEL素子50の製造方法を図面を参照しながら説明する。
【0078】
まず、図6及び図7に示すように、外形寸法が、例えば200mm×160mmで、厚さが、例えば0.4mmであり、EL素子50のほぼ12個分の面積を有する無アルカリガラス製の一対ガラス基板71と、ガラス基板71に対して厚さのみが異なり、厚さが、例えば0.7mmのガラス基板72を作製する。
【0079】
ガラス基板71にEL素子50のガラス基板51の1つに対応する素子区画73を3行×4列のマトリックス状に規定する。また、ガラス基板72にEL素子50の封止板53の1つに対応する素子区画74をガラス基板71の素子区画73に対応するように夫々規定する。
【0080】
ガラス基板71の一方の面(内側表面)上に、各素子区画73において、ITO膜から成るアノード電極60と、ITO膜から成る引出し電極63とを積層し、アノード電極60上にトリフェニルジアミンから成る正孔輸送層を、正孔輸送層の上にキノリノールアルミ錯体から成る発光層を、発光層の上にトリアゾールやオキサジアゾールから成る電子輸送層を夫々積層してEL積層膜61を形成し、EL積層膜61及び引出し電極63上にMg−Ag合金製のカソード電極62を積層して、EL積層体52を形成する。
【0081】
ガラス基板72の一方の面(内側表面)上に、各素子区画74において、EL素子50の周辺突条部54に対応する突条部75を形成すべく、ウエットエッチング法等のエッチング法、又はサンドブラスト法等によりガラス基板72の所定部分を凹状に取り除くことにより凹部55を形成する。また、各凹部55の底部表面58に乾燥剤59を塗布し、各突条部75の頂部にエポキシ樹脂系接着剤等から成るシール材をスクリーン印刷法等の方法で印刷することによりシール層57を形成する。
【0082】
ガラス基板71とガラス基板72を、素子区画73とこれに対応する素子区画74とが互いに対向するように重ね合わせ、シール層57により接合し、図5のEL素子50に対応するEL素子部(表示素子部)を12個作製する。
【0083】
次いで、接合された一対のガラス基板71,72をエッチング液内に所定時間浸漬させ、ガラス基板71,72の各外側表面をエッチング処理を施した後に、接合された一対のガラス基板71,72をエッチング液内から取り出し、速やかに洗浄して、ガラス基板71,72に付着したエッチング液を完全に除去し、図示しないEL素子多面取り用ガラス基板体を作製する。ガラス基板71,72は、各外側表面がエッチングされることにより、ガラス基板71の厚さが0.3mmに、ガラス基板72の凹部55の厚さが0.3mmなっている。接合された一対のガラス基板71,72をエッチング液内に浸漬させる時間は、エッチングにより除去したいガラス基板71,72の厚さにより決定される。接合された一対のガラス基板71,72にエッチング処理を行うときは、接合された一対のガラス基板71,72をエッチング液内で所定の振動数で揺動させる。
【0084】
次いで、EL素子多面取り用ガラス基板体を切断して各素子区画73,74毎に分割し、EL素子50を作製する。
【0085】
上記接合された一対のガラス基板71,72をエッチングするときに用いるエッチング液は、弗酸を主成分とし、アミノ基及びカルボキシル基の少なくともいずれか一方を含む有機物、例えばEDTA(エチレンジアミン四酢酸)を含むエッチング液であり、その組成は、弗酸が、例えば20質量%、EDTAが、例えば1質量%である。
【0086】
上述のように、接合された一対のガラス基板71,72の厚さを薄くするために、弗酸を主成分とし、EDTAを含むエッチング液を用いて、ガラス基板71,72の各外側表面のエッチングを行っているので、ガラス基板71,72の厚さを0.3mmと薄くできると共に、エッチングによりガラス基板71,72から溶け出したシリカが、ガラス基板71,72の各外側表面に再付着することを防止でき、ガラス基板71,72の各外側表面を平坦且つ滑らかにでき、これによりガラス基板71,72の平面透過率が91.6%に、ヘイズ率が0.3%になる。
【0087】
したがって、EL素子多面取り用ガラス基板体を切断して素子区画73,74毎に分割したEL素子50において、ガラス基板51及び封止板53は、その厚さが薄くガラス基板51の厚さが0.3mmと、封止板53の凹部55の厚さが0.3mmと、その表面が平坦且つ滑らかとなり、ガラス基板51及び封止板53の平面透過率を91.6%と、その光の透過率を高くできると共に、そのヘイズ率を0.3%と、その透明度を良くすることができる。
【0088】
本発明の他の実施の形態に係る表示素子としてのEL素子50において、ガラス基板51は、厚さが0.3mmであり、平面透過率が91.6%であり、ヘイズ率が0.3%であるとしたが、ガラス基板51はこれに限るものではなく、ガラス基板51は、厚さが0.4mm未満であり、平面透過率が91.5%以上であり、ヘイズ率が0.5%以下であればよい。
【0089】
EL素子50において、封止板53は、凹部55の厚さが0.3mmであり、平面透過率が91.6%であり、ヘイズ率が0.3%であるとしたが、封止板53はこれに限るものではなく、封止板53は、凹部55の厚さが0.4mm未満であり、平面透過率が91.5%以上であり、ヘイズ率が0.5%以下であればよい。
【0090】
また、EL素子50において、ガラス基板51及び封止板53のうち、画像が表示される側であるガラス基板51の厚さのみが0.4mm未満であってもよい。
【0091】
EL素子50は、シール層57により接合された一対のガラス基板71,72を、弗酸を主成分とし、EDTAを含み、弗酸が20質量%、EDTAが1質量%の組成のエッチング液によりエッチングすることによりガラス基板71,72の厚さが薄くされたものであるとしたが、ガラス基板71,72のエッチングに用いるエッチング液はこれに限るものではなく、他の組成であってもよい。また、エッチング処理の工程は上記工程に限るものではない。
【0092】
EL素子50において、ガラス基板51は、無アルカリガラス製としたが、ガラス基板51はこれに限るものではなく、ガラス基板51は、他の材料からなるものであってもよい。
【0093】
EL素子50において、封止板53は、無アルカリガラス製としたが、封止板53はこれに限るものではなく、封止板53は、他の材料からなるものであってもよい。
【0094】
EL素子50は、EL素子多面取り用ガラス基板体を分割することにより、複数作製するものとしたが、EL素子50の製造方法はこれに限るものではなく、EL素子50の単体を製造するものであってもよい。
【0095】
EL素子50の形状及び構成は、上記に限るものではなく、また、EL素子多面取り用ガラス基板体の形状及び構成は、上記に限るものではない。
【0096】
EL素子50は、有機EL素子としたが、EL素子50はこれに限るものではなく、無機EL素子であってもよい。
【0097】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、請求項1記載の薄型表示素子によれば、一対のガラス基板のうち少なくとも表示側のガラス基板は、その厚さが0.4mm未満であるので、ガラス基板による光の散乱を低減することができると共に、ガラス基板の直進光と、その内側表面による反射光とのズレを低減でき、もって薄型表示素子の画像表示品質を向上させることができる。
【0098】
請求項2記載の薄型表示素子によれば、ガラス基板は、平面透過率が91.5%以上であるので、薄型表示素子の画像表示品質をより向上させることができる。
【0099】
請求項3記載の薄型表示素子によれば、ガラス基板は、ヘイズ率が0.5%以下であるので、薄型表示素子の画像表示品質をより向上させることができる。
【0100】
請求項6記載の薄型表示素子の製造方法によれば、一対のガラス基板の厚さをエッチングにより薄くするので、薄型表示素子のガラス基板の外側表面の表面を平坦に薄くすることができ、もって薄型表示素子の画像表示品質を向上させることができる。
【0101】
請求項7記載の薄型表示素子の製造方法によれば、弗酸、硫酸、酢酸、及びドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウムを含むエッチング液を用いてエッチングを行うので、ガラス基板から溶解したシリカがガラス基板に再付着することを防止して、ガラス基板の厚さを0.4mm未満に、その平面透過率を91.5%以上に、そのヘイズ率を0.5%以下にでき、もってガラス基板による光の散乱を低減させると共に、ガラス基板の直進光と、その内側表面による反射光とのズレを低減させて、薄型表示素子の画像表示品質をより向上させることができる。
【0102】
請求項8記載の薄型表示素子の製造方法によれば、弗酸と、アミノ基及びカルボキシル基の少なくともいずれか一方を有する有機物とを含むエッチング液を用いてエッチングを行うので、ガラス基板から溶解したシリカがガラス基板に再付着することを防止して、ガラス基板の厚さを0.4mm未満に、その平面透過率を91.5%以上に、そのヘイズ率を0.5%以下にでき、もってガラス基板による光の散乱を低減させると共に、ガラス基板の直進光と、その内側表面による反射光とのズレを低減させて、薄型表示素子の画像表示品質をより向上させることができる。
【0103】
請求項9記載の薄型表示素子の製造方法によれば、表示素子に対応する表示素子部を複数の表示素子に応じて複数形成した一対の他のガラス基板をエッチングするので、画像表示品質を向上させることができる薄型表示素子を効率良く製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る表示素子の断面図である。
【図2】図1の液晶表示素子の多面取り用ガラス基板体の平面図である。
【図3】図2におけるガラス基板31の内側表面の断面図である。
【図4】図2におけるガラス基板32の内側表面の断面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る表示素子の断面図である。
【図6】図5のEL素子の製造方法を説明するための図である。
【図7】図5のEL素子の製造方法を説明するための図である。
【図8】従来の液晶表示素子の製造方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1 液晶表示素子
1’ 液晶表示素子部
2,45 開口部
11,12,31,32,51,71,72,101,102 ガラス基板
13,16 透明電極
14,17 配向膜
18,104 スペーサ
19,108 液晶封入領域
20,35,44,57,105,107 シール層
21 液晶
30,100 液晶素子多面取り用ガラス基板体
33,34,73,74,103 素子区画
46 封止部材
47,109 行方向切断線
50 EL素子
52 EL積層体
53 封止板

Claims (11)

  1. 所定の間隔で互いに対向する一対のガラス基板と、該一対のガラス基板の内側表面の間に形成された表示部とを備える表示素子において、
    前記一対のガラス基板のうち少なくとも表示側のガラス基板の厚さが0.4mm未満であることを特徴とする薄型表示素子。
  2. 前記ガラス基板の平面透過率が91.5%以上であることを特徴とする請求項1記載の薄型表示素子。
  3. 前記ガラス基板のヘイズ率が0.5%以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の薄型表示素子。
  4. 前記薄型表示素子は薄型液晶表示素子であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の薄型表示素子。
  5. 前記薄型表示素子は薄型EL素子であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の薄型表示素子。
  6. 所定の間隔で互いに対向する一対のガラス基板と、該一対のガラス基板の内側表面の間に形成された表示部とを備える表示素子を製造する薄型表示素子の製造方法において、
    前記一対のガラス基板の厚さをエッチングにより薄くするエッチングステップを備えることを特徴とする薄型表示素子の製造方法。
  7. 前記エッチングステップは、弗酸、硫酸、酢酸、及びドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウムを含むエッチング液を用いて前記エッチングを行うことを特徴とする請求項6記載の薄型表示素子の製造方法。
  8. 前記エッチングステップは、弗酸と、アミノ基及びカルボキシル基の少なくともいずれか一方を有する有機物とを含むエッチング液を用いて前記エッチングを行うことを特徴とする請求項6記載の薄型表示素子の製造方法。
  9. 複数の前記薄型表示素子に応じた面積をもつ一対の他のガラス基板を作製するステップと、前記一対の他のガラス基板に前記薄型表示素子に対応する表示素子部を前記複数の薄型表示素子に応じて複数形成する表示素子部形成ステップとを備え、前記エッチングステップは、前記複数の表示素子部が形成された前記一対の他のガラス基板をエッチングすることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の薄型表示素子の製造方法。
  10. 前記薄型表示素子は薄型液晶表示素子であることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の薄型表示素子の製造方法。
  11. 前記薄型表示素子は薄型EL素子であることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の薄型表示素子の製造方法。
JP2003114865A 2003-04-18 2003-04-18 薄型表示素子、及び薄型表示素子の製造方法 Withdrawn JP2004317981A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003114865A JP2004317981A (ja) 2003-04-18 2003-04-18 薄型表示素子、及び薄型表示素子の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003114865A JP2004317981A (ja) 2003-04-18 2003-04-18 薄型表示素子、及び薄型表示素子の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004317981A true JP2004317981A (ja) 2004-11-11

Family

ID=33474304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003114865A Withdrawn JP2004317981A (ja) 2003-04-18 2003-04-18 薄型表示素子、及び薄型表示素子の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004317981A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009238692A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Nippon Seiki Co Ltd 有機elパネル
JP2011133841A (ja) * 2009-11-30 2011-07-07 Fujifilm Corp 液晶表示装置
CN110137380A (zh) * 2019-06-10 2019-08-16 衡山县佳诚新材料有限公司 一种量子点增亮护眼薄膜

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009238692A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Nippon Seiki Co Ltd 有機elパネル
JP2011133841A (ja) * 2009-11-30 2011-07-07 Fujifilm Corp 液晶表示装置
CN110137380A (zh) * 2019-06-10 2019-08-16 衡山县佳诚新材料有限公司 一种量子点增亮护眼薄膜

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102060456B1 (ko) 플렉시블 디스플레이 패널, 이를 갖는 플렉시블 디스플레이 장치, 및 그 제조 방법
US5757456A (en) Display device and method of fabricating involving peeling circuits from one substrate and mounting on other
JP5588118B2 (ja) マザー基板
JP2010009017A (ja) 表示装置およびその製造方法
JPH05249422A (ja) 液晶表示素子の製造方法
US20100245751A1 (en) Display device and manufacturing method thereof
JPH05249423A (ja) 液晶表示素子の製造方法
KR101880710B1 (ko) 경량 박형의 액정표시장치 제조방법
US8305543B2 (en) Substrate for liquid crystal display and sealants at opening region with different hardness, manufacturing method thereof and panel
JP3177347B2 (ja) 液晶表示素子の製造方法
JP4648422B2 (ja) 表示素子の製造方法
JP2003337543A (ja) 表示装置
JP2004317981A (ja) 薄型表示素子、及び薄型表示素子の製造方法
JP5285808B2 (ja) 液晶表示パネルの製造方法
JP2009175234A (ja) 液晶表示装置
JP2004317983A (ja) 表示素子多面取り用ガラス基板体、及び表示素子多面取り用ガラス基板体の製造方法
JP2001296530A (ja) 電気光学装置およびその製造方法
JP2008275806A (ja) 表示装置の作製方法
JP2010002700A (ja) 表示装置及びその製造方法
US11643362B2 (en) Display device and manufacturing method thereof
JP2008020479A (ja) 表示装置の製造方法
JP2004355092A (ja) タッチパネル付表示装置とその製造方法
JPH1010505A (ja) 平面型表示装置の製造方法
JP2004317982A (ja) 液晶表示素子多面取り用ガラス基板体、及び液晶表示素子多面取り用ガラス基板体の製造方法
JP2006285074A (ja) 電子部材、その製造方法、その電子部材を有する表示パネル及び表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060124

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060124

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070807