JP2000193834A - 信号伝送用小口径プラスチック光ファイバ素線 - Google Patents

信号伝送用小口径プラスチック光ファイバ素線

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JP2000193834A
JP2000193834A JP10371914A JP37191498A JP2000193834A JP 2000193834 A JP2000193834 A JP 2000193834A JP 10371914 A JP10371914 A JP 10371914A JP 37191498 A JP37191498 A JP 37191498A JP 2000193834 A JP2000193834 A JP 2000193834A
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core
sheath
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optical fiber
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Shinichi Toyoshima
真一 豊島
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小口径の芯の信号伝送用プラスチック光ファ
イバにおいて、低い開口数でも曲げによるロスの少ない
素線を提供する。 【解決手段】 ポリメチルメタクリレート系樹脂からな
る芯1の外側に、該樹脂よりも屈折率の低い樹脂からな
る第1鞘層2、その外側に第1鞘樹脂よりも屈折率の低
い樹脂からなる第2鞘層3、その外側に芯1と同じ樹脂
からなる保持層4、さらにその外側にビニリデンフロラ
イド系樹脂からなる機能層5を同心円状に複合紡糸によ
り形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】本発明は、パソコンLAN、工場
の機械装置の制御、等の高速の光通信に使用する、曲げ
による光ロスの少ない小口径のプラスチック光ファイバ
に関する
【0002】
【従来の技術】信号伝送に使用されるプラスチック光フ
ァイバケーブルは、通常芯の直径が0.48mm〜0.
98mm程度で鞘層の厚さが5μm〜20μm程度から
なる直径が0.5mm〜1mm程度の裸線の上に熱可塑
性樹脂で外被覆したものである。プラスチック光ファイ
バ裸線としては0.1〜0.27mm程度の直径のもの
も生産されているが、それらはバンドルと称して複数本
の裸線を直接束にしてケーブルにして用いる。このよう
な芯径の小さい一本の裸線のケーブルもごく稀に使用さ
れることもあるが伝送損失が大きく、不安定のため、信
頼性もないため、その用途はセンサーなどの数m以下の
用途に限定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高速
光信号伝送の時に使用されるホトダイオードやレーザ光
源などの小口径の光素子との結合効率がよく、信頼性が
高く、曲げによる光ロスの小さい、通信用途に適用でき
る小口径のプラスチック光ファイバ素線を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、透明なポリメ
チルメタクリレート系樹脂からなる直径が50μm〜4
00μmの芯と、該芯の外側に芯樹脂よりも屈折率の低
い透明樹脂からなる厚さ1μm〜20μmの第1鞘層
と、さらにその外側に第1鞘樹脂よりも屈折率の低い透
明樹脂からなる厚さ1μm〜100μmの第2鞘層と、
その外側に上記芯樹脂と同じ透明樹脂からなる厚さ12
0μm〜400μmの保持層とを、同心円状に配置して
なる内部構造を有し、複合紡糸によって製造されたこと
を特徴とする信号伝送用小口径プラスチック光ファイバ
素線である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のプラスチック光ファイバ
素線は、芯/第1鞘層/第2鞘層/保持層からなる4層
構造素線、或いは芯/第1鞘層/第2鞘層/保持層/機
能層からなる5層構造素線である。図1に本発明のプラ
スチック光ファイバ素線の一実施形態の断面模式図を示
す。当該実施形態は、上記5層構造素線であり、図中の
1が芯、2が第1鞘層、3が第2鞘層、4が保持層、5
が機能層である。
【0006】本発明において、芯はポリメチルメタクリ
レート(PMMA)系の透明樹脂であり、保持層も同じ
PMMA系樹脂からなり、芯の直径に対し保持層の厚さ
を30%〜400%と大きくしているのが特長である。
【0007】本発明において、芯の直径を50μm〜4
00μmとするのは下記二つの特性を付与するためであ
る。第1は、プラスチック光ファイバの曲げによる光ロ
スを軽減するためである。これは、プラスチック光ファ
イバの開口数NAが大きい場合には、曲げによるロスは
あまり深刻ではないが、信号伝送の高速化のためNAを
低くしていくと著しく深刻になる。勿論、NAが0.5
程度の一般的なプラスチック光ファイバでも、極端に曲
げ半径が小さくなると重大な問題となるのである。その
ため芯の直径を小さくする必要がある。第2は、芯の直
径を小さくすると、当然結合が困難になってくるので、
芯の直径が50μmよりも小さいと、結合精度が厳しく
なり受光量も大きくとれないので下限となる。このよう
な理由で芯の直径は50μm〜400μmであるが、特
に結合する相手の光ファイバの直径にあわせたり、或い
は結合させる光素子の口径に合わせるのが好適である。
【0008】本発明において、芯及び保持層を構成する
PMMA系樹脂としては、メチルメタクリレート単独重
合体や、メチルメタクリレートを50重量%以上含んだ
共重合体で、共重合可能な成分として、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、n−アクリル酸ブチルなどのア
クリル酸エステル類、メタクリル酸エチル、メタクリル
酸プロピル、メタクリル酸シクロヘキシルなどのメタク
リル酸エステル類、マレイミド類、アクリル酸、メタク
リル酸、無水マレイン酸、スチレンなどがある。本発明
においては、芯の周りには上記芯樹脂よりも屈折率の低
い第1鞘樹脂からなる第1鞘層を配置する。そして、そ
の第1鞘層の周りには第1鞘樹脂よりも屈折率の低い第
2鞘樹脂からなる第2鞘層を配置する。これらの鞘樹脂
としては、公知のプラスチック光ファイバの鞘樹脂が使
用できるが、その組合せの基準は第2鞘樹脂の屈折率が
第1鞘樹脂より低いものを選ぶ事が必要である。
【0009】尚、本発明で樹脂の屈折率とは、ナトリウ
ムD線で、20℃で測定した屈折率を指標にしている。
【0010】本発明において第1鞘樹脂、第2鞘樹脂と
して用いられる樹脂としては、具体的には、ビリデンフ
ロライド系樹脂やフルオロアルキルメタクリレートを含
む樹脂などが挙げられる。ビニリデンフロライド系樹脂
としては、ビニリデンフロライドとヘキサフロロアセト
ンの共重合体、或いはこれらの2元成分にさらに、トリ
フロロエチレンやテトラフロロエチレンを加えた3元以
上の共重合体が非常に好ましい。さらに、ビニリデンフ
ロライドとヘキサフロロプロペンの共重合体、或いはこ
れらの2元成分にさらに、トリフロロエチレンやテトラ
フロロエチレンを加えた3元以上の共重合体、さらにビ
ニリデンフロライドとテトラフロロエチレンの2元共重
合体、特に、ビニリデンフロライドが80モル%とテト
ラフロロエチレンが20モル%からなる共重合体が好ま
しい。その他、ビニリデンフロライドとトリフロロエチ
レンの2元共重合体なども挙げられる。
【0011】これらのビニリデンフロライド系重合体は
屈折率が1.40近辺と比較的低いが、より狭い角度で
の出射角を望む場合にはこれらのビニリデンフロライド
系樹脂とメタクリレート系の樹脂を混合したアロイを使
用するとよい。メタクリレート系の樹脂としては、メチ
ルメタクリレートやエチルメタクリレートのホモポリマ
ーや、或いはこれらを主体とする共重合体であり、これ
らに、メチルメタクリレートやブチルアクリレートなど
のアルキルアクリレートやアルキルメタクリレートなど
を共重合体してもよい。ビニリデンフロライド系樹脂と
メタクリレートを主成分とする樹脂の混合割合は、それ
ぞれの樹脂の屈折率と配合重量割合の重量平均で凡そ求
められる屈折率が所望の値になるように、それぞれの混
合比率を1%程度から99%程度の範囲で適度に選択す
ればよい。
【0012】フルオロアルキルメタクリレート系の鞘樹
脂としては、フルオロアルキルメタクリレートの一成分
以上からなる共重合体で、例えばフルオロアルキルメタ
クリレートモノマーとしては、トリフルオロエチルメタ
クリレート、テトラフルオロプロピルメタクリレート、
ペンタフルオロプロピルメタクリレート、ヘプタデカフ
ルオロデシルメタクリレート、オクタフルオロプロペン
チルメタクリレートなどであり、これらの成分と、共重
合可能な他のモノマー、例えばフッ化アクリレートモノ
マーとして、トリフルオロエチルアクリレート、テトラ
フルオロプロピルアクリレート、オクタフルオロペンチ
ルアクリレートなどがある。そしてこれらのフッ素系モ
ノマーの他にメチルメタクリレートやエチルメタクリレ
ートなどのメタクリレートモノマーやメチルアクリレー
トやエチルアクリレートやブチルアクリレートなどのア
クリレートモノマーなどとのいろいろな組合せによる共
重合体が挙げられる。これらの中で特に好ましい鞘樹脂
の組合せとしては、第1鞘樹脂がフルオロアルキルメタ
クリレート系の樹脂であり、第2鞘樹脂がビニリデンフ
ロライド系樹脂の組合せが好ましい。その理由は、フル
オロアルキルメタクリレート系重合体の鞘は透明性が高
く、第1鞘層に配置された場合、内部を光が透過しなが
ら、第2鞘層で全反射をある程度繰り返すことができ、
曲げによる光ロスを抑制できるためである。
【0013】本発明において、芯の屈折率と第1鞘層の
屈折率の差は0.005〜0.2程度である。しかし、
特に0.005〜0.060程度低いものが好ましい。
その理由は、屈折率の差が小さいファイバは高速通信が
可能であるものの、ファイバを曲げた時の光ロスが大き
くなるという問題があるが、本発明のように芯の直径を
小さくし、さらに第2鞘層の屈折率を第1鞘層よりもよ
り低くすることにより、光ファイバを曲げた時の光ロス
を驚くほど小さくできるからである。
【0014】本発明においては、第2鞘層の外側に保持
層が配置される。保持層とは、細い芯線を外部のストレ
スや熱的なダメージから守り、芯/鞘構造をしっかりと
保持する層である。そのため芯の材料と同じ樹脂から構
成されている。そして、芯と同じ条件で紡糸され、延伸
され、熱処理を受けていることを必須とする。つまり、
この保持層はプラスチック光ファイバの紡糸時に同時に
紡糸されていることが必要である。このようにすれば芯
と保持層は同様の熱に対する膨張や収縮挙動をとるの
で、良好な保持能力を発揮する。
【0015】本発明にかかる保持層の厚さは、芯を保持
するために最低120μmが必要であり、上限は、全体
の素線の直径がデータリンクのコネクターに合致するこ
と及びプラスチック光ファイバとして十分な機械的強度
を保持できる太さから400μm程度となる。より好ま
しくは、150μm〜250μm程度である。
【0016】本発明の素線の基本構造は、保持層までの
4層構造である。この場合、PMMA系樹脂からなる保
持層で仕上がっているので、該PMMA系樹脂の皮の表
面にかすかな傷が付くだけで簡単に切断してしまう。そ
のため、このような問題を防ぐために、4層構造素線の
場合は、素線を紡糸した後に、素線の外側にビニリデン
フロライド系樹脂などの密着性の良い樹脂を被覆して使
用するのが好都合である。この場合、後付け被覆は延伸
されないので、延伸しなくても屈曲による破断の無い樹
脂を選ぶ事が必要である。
【0017】一方、本発明においては、好ましくは、保
持層の外側にPMMA系樹脂によく密着するビニリデン
フロライド系樹脂からなる機能層を設けた5層構造素線
として複合紡糸で成形する。該機能層を構成するビニリ
デンフロライド系樹脂としては、ビニリデンフロライド
80モル%とテトラフロロエチレン20モル%からなる
共重合体が特に好ましい。しかしながら、これに限らず
ビニリデンフロライド系の鞘材として前述した樹脂はP
MMA系樹脂との相溶性もあり、保持層と機能層が相互
に融け合い非常に曲げ強度を強くするので好ましく用い
られる。ここで、保持層の樹脂や機能層の樹脂は透明で
あっても良いし、不透明であってもよい。
【0018】本発明の小口径芯のプラスチック光ファイ
バ素線と光素子或いは光ファイバ同志を結合させること
を考慮すると、素線における芯の偏心率を小さくして、
真ん中に芯を配置することが望ましい。ここで、偏芯率
とは、芯の中心と素線(4層構造素線の場合は保持層の
外側の円、5層構造の場合は機能層の外側の円)の中心
との距離を芯の直径で除した値である。偏心率が0.0
3以下でないと結合による光ロスが非常に大きくなり、
好ましくない。このような高度の低偏芯率を確保するた
めや、素線の強度を強くするために延伸処理を行うに
も、素線の製造方法としては芯/鞘層/保持層/機能層
を一段で、複合紡糸する必要がある。
【0019】図2に本発明の素線を複合紡糸する際に用
いる複合紡糸ダイの一例の断面模式図を示す。図中、1
1は芯樹脂、12は第1鞘樹脂、13は第2鞘樹脂であ
る。芯樹脂、第1鞘樹脂、第2鞘樹脂の3種類の樹脂が
用いられているが、芯樹脂は保持層樹脂と共用され、第
2鞘樹脂は機能層樹脂と共用されている例である。芯樹
脂がダイに供給され、芯樹脂は途中で保持層樹脂と分流
させる。この分流は本発明でも特に重要な点で、芯樹脂
だけの少量の取り扱いでは、滞留時間が長くなったり、
流れの定量性に問題があるが、保持層樹脂と共用するこ
とにより、それらの問題が解消される。各樹脂は、定量
性のポンプでダイに供給され、ダイの出口からは一体と
なった素線の元糸が排出されるが、これに、1.5〜2
倍程度の延伸とその後の熱処理を行い、プラスチック光
ファイバ素線を得る。
【0020】本発明のプラスチック光ファイバ素線の芯
の伝送損失は、入射NAが0.15の光に対し、50m
と2mのカットバック法で測定し120dB/km〜2
50dB/kmを達成することができる。
【0021】本発明のプラスチック光ファイバ素線は、
通信に使用する場合には、樹脂で外被覆し、ケーブルと
して使用する。外被覆にはポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ゴム、各種
の熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル、架橋ポリオ
レフィン、架橋ポリ塩化ビニル、塩素化ポリエチレンコ
ンパウンド、ポリアミド樹脂、フッ素樹脂、ポリエステ
ル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、熱硬化性
樹脂、紫外線硬化性樹脂などの樹脂で被覆して本発明の
信号伝送用小口径プラスチック光ファイバケーブルを得
る。このような被覆を行っても、本発明の素線の伝送損
失は殆ど増加しない。
【0022】
【実施例】(実施例1)芯樹脂として、230℃、3.
8kg荷重条件でメルトフローインデックスが2.0g
/10分のメチルメタクリレート(MMA)の単独重合
体を用いた。屈折率は1.492であった。第1鞘樹脂
としては、ヘプタデカフルオロデシルメタクリレート
(17FMA)14重量%、テトラフルオロプロピルメ
タクリレート(4FM)6重量%、取フルオロエチルメ
タクリレート(3FMA)6重量%、MMA74重量%
を重合してなり、230℃、3.8Kg荷重におけるメ
ルトフローインデックスが40g/10分、屈折率が
1.470の樹脂を用いた。第2鞘樹脂及び機能層樹脂
としては、ビニリデンフロライド80モル%とテトラフ
ロロエチレン20モル%からなる共重合体で、メルトフ
ローインデックスが30g/10分、屈折率が1.40
3の樹脂を用いた。これらの樹脂を図2に示すような複
合紡糸ダイに導入し、プラスチック光ファイバ素線を製
造した。ダイから排出された素線の元糸を1.9倍に延
伸し、その後で熱処理して得られた素線の構造は、芯の
直径が220μm、第1鞘層の外径が230μm、第2
鞘層の外径が260μm、保持層の外径が700μm、
機能層の外径が750μmであった。
【0023】本プラスチック光ファイバ素線の偏心率を
求めた。該素線の芯の中心と機能層の外側の円の中心と
の距離を芯の直径で除した値である偏心率は0.005
であった。次に本プラスチック光ファイバ素線を黒色ポ
リエチレンで2.2mmの外径に被覆し、プラスチック
光ファイバケーブルを得た。
【0024】本プラスチック光ファイバケーブルを50
mの長さで伝送損失を測定した。入射NA0.15で6
50nmの単色光で50mの長さと2mの長さのカット
バック法により測定したところ、140dB/kmであ
った。また、このケーブルを80℃のオーブンに100
0時間放置した後でも、、伝送損失は145dB/km
と変わらなかった。
【0025】また、このケーブルを半径5mmの棒に1
回巻き付けた時の光保持率は入射NA0.15の650
nmの光に対し、98%であり、十分なものであった。
(比較例1)実施例1の芯樹脂と第1鞘樹脂を用い
て、芯の直径が220μmで鞘層の外径が260μmの
プラスチック光ファイバを形成した。
【0026】このプラスチック光ファイバに黒色ポリエ
チレンで被覆し2.2mmの外径のケーブルを得た。し
かしながら、被覆時にかかる種々の負荷によりプラスチ
ック光ファイバの伝送損失は500dB/km以上に悪
化していた。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
小口径の芯のプラスチック光ファイバにおいて、その信
頼性を向上し、低開口数でも曲げロスが少なく高速通信
用途への適用が可能となった。また、直径の小さい光素
子とも効率よく結合することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチック光ファイバ素線の一実施
形態の断面模式図である。
【図2】本発明のプラスチック光ファイバ素線の製造に
用いる複合紡糸ダイの一例の断面模式図である。
【符号の説明】 1 芯 2 第1鞘層 3 第2鞘層 4 保持層 5 機能層 11 芯樹脂 12 第1鞘樹脂 13 第2鞘樹脂

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明なポリメチルメタクリレート系樹脂
    からなる直径が50μm〜400μmの芯と、該芯の外
    側に芯樹脂よりも屈折率の低い透明樹脂からなる厚さ1
    μm〜20μmの第1鞘層と、さらにその外側に第1鞘
    樹脂よりも屈折率の低い透明樹脂からなる厚さ1μm〜
    100μmの第2鞘層と、その外側に上記芯樹脂と同じ
    透明樹脂からなる厚さ120μm〜400μmの保持層
    とを、同心円状に配置してなる内部構造を有し、複合紡
    糸によって製造されたことを特徴とする信号伝送用小口
    径プラスチック光ファイバ素線。
  2. 【請求項2】 上記保持層の外側にさらに、ビニリデン
    フロライド系樹脂からなる厚さ5μm〜50μmの機能
    層を同心円状に配置してなる内部構造を有し、複合紡糸
    によって製造された請求項1記載の信号伝送用小口径プ
    ラスチック光ファイバ素線。
  3. 【請求項3】 上記芯の中心と上記素線の中心との距離
    を芯の直径で除した値である偏心率が0.03以下であ
    る請求項1又は2に記載の信号伝送用小口径プラスチッ
    ク光ファイバ素線。
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