JP2000193161A - リップシ―ル溶接フランジ - Google Patents

リップシ―ル溶接フランジ

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JP2000193161A
JP2000193161A JP10374327A JP37432798A JP2000193161A JP 2000193161 A JP2000193161 A JP 2000193161A JP 10374327 A JP10374327 A JP 10374327A JP 37432798 A JP37432798 A JP 37432798A JP 2000193161 A JP2000193161 A JP 2000193161A
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JP
Japan
Prior art keywords
lip
outer peripheral
ring
flange
peripheral end
Prior art date
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Pending
Application number
JP10374327A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Sugiura
武史 杉浦
Katsumi Kikuchi
勝実 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再利用できる回数を大幅に増加させることが
でき、無駄をなくして省資源化にも役立つリップシール
溶接フランジを提供する。 【解決手段】 外周端にリップ部3を設けたリップリン
グ5を、該リップリング5のリップ部3が突合せ面2の
外周端から所要量だけ外側へ突出するよう、突合せ面2
に固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リップシール溶接
フランジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、リップシール溶接フランジは、
図3に示される如く、フランジ本体1の突合せ面2の外
周端にリップ部3を一体に形成してなる構成を有し、互
いにフランジ本体1の突合せ面2を対向させ、ボルト4
の締め付けにより密着させると共に、リップ部3を全周
溶接することによりシールを行うようになっており、配
管内を流れる内部流体が危険物として指定されているガ
ス等であって、内部流体の漏洩を確実に防止する必要が
ある場合の有効な手段として用いられている。
【0003】尚、前述の如きリップシール溶接フランジ
の場合、内圧分の荷重は、ボルト4によって負担され、
シールのみがリップ部3の溶接によって行われるように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如き従来のリップシール溶接フランジでは、フランジ本
体1を開放するために、リップ部3のシール溶接部分を
切除した場合、数回で再利用が困難になるという欠点を
有していた。
【0005】本発明は、斯かる実情に鑑み、再利用でき
る回数を大幅に増加させることができ、無駄をなくして
省資源化にも役立つリップシール溶接フランジを提供し
ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第一の発明は、互いにフ
ランジ本体の突合せ面を対向させ、ボルトを締め付ける
と共に、突合せ面の外周側に形成されるリップ部を全周
溶接することによりシールを行うようにしたリップシー
ル溶接フランジであって、外周端にリップ部を設けたリ
ップリングを、該リップリングのリップ部が突合せ面の
外周端から所要量だけ外側へ突出するよう、突合せ面に
固着したことを特徴とするリップシール溶接フランジに
かかるものである。
【0007】第二の発明は、互いにフランジ本体の突合
せ面を対向させ、ボルトを締め付けると共に、突合せ面
の内周側に形成されるリップ部を全周溶接することによ
りシールを行うようにしたリップシール溶接フランジで
あって、内周端にリップ部を設けたリップリングを、該
リップリングのリップ部が突合せ面の内周端から所要量
だけ内側へ突出するよう、突合せ面に固着したことを特
徴とするリップシール溶接フランジにかかるものであ
る。
【0008】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0009】第一の発明においては、フランジ本体の突
合せ面に固着されたリップリングを互いに対向させ、ボ
ルトの締め付けにより密着させると共に、リップリング
の外周端に設けられたリップ部を全周溶接すると、内圧
分の荷重は、ボルトによって負担され、シールのみがリ
ップ部の溶接によって行われる形となり、配管内を流れ
る内部流体の漏洩が確実に防止される。
【0010】フランジ本体を開放する際には、ボルトを
取り外すと共に、リップリングの外周端に設けられたリ
ップ部のシール溶接部分を切除するが、リップリングの
リップ部は突合せ面の外周端から所要量だけ外側へ突出
するよう突合せ面に固着してあるため、従来に比べ、再
利用できる回数が大幅に増え、しかも、何回も再利用し
た後には、リップリングを新しいものと交換すれば、再
利用可能な回数は無限となる。
【0011】又、フランジ本体が大型である場合、その
突合せ面を現場において機械加工してシール面とするこ
とは非常に難しいが、第一の発明の場合には、薄板であ
るリップリングを取り外してその表面のみを機械加工す
ることも可能であり、フランジ本体の突合せ面について
は、それほど精度を要求されないため、施工面からも有
利となる。
【0012】第二の発明においては、フランジ本体の突
合せ面に固着されたリップリングを互いに対向させ、ボ
ルトの締め付けにより密着させると共に、リップリング
の内周端に設けられたリップ部を全周溶接すると、内圧
分の荷重は、ボルトによって負担され、シールのみがリ
ップ部の溶接によって行われる形となり、配管内を流れ
る内部流体の漏洩が確実に防止される。
【0013】フランジ本体を開放する際には、ボルトを
取り外すと共に、リップリングの内周端に形成されたリ
ップ部のシール溶接部分を切除するが、リップリングの
リップ部は突合せ面の内周端から所要量だけ内側へ突出
するよう突合せ面に固着してあるため、従来に比べ、再
利用できる回数が大幅に増え、しかも、何回も再利用し
た後には、リップリングを新しいものと交換すれば、再
利用可能な回数は無限となる。
【0014】又、フランジ本体が大型である場合、その
突合せ面を現場において機械加工してシール面とするこ
とは非常に難しいが、第二の発明の場合には、薄板であ
るリップリングを取り外してその表面のみを機械加工す
ることも可能であり、フランジ本体の突合せ面について
は、それほど精度を要求されないため、施工面からも有
利となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0016】図1は本発明を実施する形態の一例であっ
て、図中、図3と同一の符号を付した部分は同一物を表
わしており、基本的な構成は図3に示す従来のものと同
様であるが、本図示例の特徴とするところは、図1に示
す如く、外周端にリップ部3を設けたリップリング5
を、該リップリング5のリップ部3が突合せ面2の外周
端から所要量だけ外側へ突出するよう、突合せ面2に固
着した点にある。
【0017】尚、図1の例では、突合せ面2に対し受板
リング6を介してリップリング5を取り付けてあるが、
このような受板リング6は、特にフランジ本体1に高い
圧力が作用し耐圧が要求されるような場合に、その突合
せ面2に直接リップリング5を溶接することを避けるた
めに介在させたものであり、必ずしも設ける必要はな
い。
【0018】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0019】フランジ本体1の突合せ面2に受板リング
6を介して固着されたリップリング5を互いに対向さ
せ、ボルト4の締め付けにより密着させると共に、リッ
プリング5の外周端に設けられたリップ部3を全周溶接
すると、内圧分の荷重は、ボルト4によって負担され、
シールのみがリップ部3の溶接によって行われる形とな
り、配管内を流れる内部流体の漏洩が確実に防止され
る。
【0020】フランジ本体1を開放する際には、ボルト
4を取り外すと共に、リップリング5の外周端に形成さ
れたリップ部3のシール溶接部分を切除するが、リップ
リング5のリップ部3は突合せ面2の外周端から所要量
だけ外側へ突出するよう突合せ面2に固着してあるた
め、従来に比べ、再利用できる回数が大幅に増え、しか
も、何回も再利用した後には、リップリング5を新しい
ものと交換すれば、再利用可能な回数は無限となる。
【0021】又、フランジ本体1が大型である場合、そ
の突合せ面2を現場において機械加工してシール面とす
ることは非常に難しいが、本図示例の場合には、薄板で
あるリップリング5を取り外してその表面のみを機械加
工することも可能であり、フランジ本体1の突合せ面2
については、それほど精度を要求されないため、施工面
からも有利となる。
【0022】こうして、再利用できる回数を大幅に増加
させることができ、無駄をなくして省資源化にも役立つ
一方、施工性の向上をも図り得る。
【0023】図2は本発明を実施する形態の他の例であ
って、図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を
表わしており、フランジ本体1が非常に大径で内部に人
が入れるような場合に、内周端にリップ部3を設けたリ
ップリング5を、該リップリング5のリップ部3が突合
せ面2の内周端から所要量だけ内側へ突出するよう、突
合せ面2に固着したものである。
【0024】尚、図2の例においても、突合せ面2に対
し受板リング6を介してリップリング5を取り付けてあ
るが、前述と同様、このような受板リング6は、特にフ
ランジ本体1に高い圧力が作用し耐圧が要求されるよう
な場合に、その突合せ面2に直接リップリング5を溶接
することを避けるために介在させたものであり、必ずし
も設ける必要はない。
【0025】図2に示す例においては、フランジ本体1
の突合せ面2に受板リング6を介して固着されたリップ
リング5を互いに対向させ、ボルト4の締め付けにより
密着させると共に、リップリング5の内周端に設けられ
たリップ部3を全周溶接すると、内圧分の荷重は、ボル
ト4によって負担され、シールのみがリップ部3の溶接
によって行われる形となり、配管内を流れる内部流体の
漏洩が確実に防止される。
【0026】フランジ本体1を開放する際には、ボルト
4を取り外すと共に、リップリング5の内周端に形成さ
れたリップ部3のシール溶接部分を切除するが、リップ
リング5のリップ部3は突合せ面2の内周端から所要量
だけ内側へ突出するよう突合せ面2に固着してあるた
め、従来に比べ、再利用できる回数が大幅に増え、しか
も、何回も再利用した後には、リップリング5を新しい
ものと交換すれば、再利用可能な回数は無限となる。
【0027】又、フランジ本体1が大型である場合、そ
の突合せ面2を現場において機械加工してシール面とす
ることは非常に難しいが、図2に示す例の場合には、薄
板であるリップリング5を取り外してその表面のみを機
械加工することも可能であり、フランジ本体1の突合せ
面2については、それほど精度を要求されないため、施
工面からも有利となる。
【0028】こうして、図2に示す例の場合にも、図1
に示す例の場合と同様、再利用できる回数を大幅に増加
させることができ、無駄をなくして省資源化にも役立つ
一方、施工性の向上をも図り得る。
【0029】尚、本発明のリップシール溶接フランジ
は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得
ることは勿論である。
【0030】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のリップシ
ール溶接フランジによれば、再利用できる回数を大幅に
増加させることができ、無駄をなくして省資源化にも役
立つ一方、施工性の向上をも図り得るという優れた効果
を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の断面図である。
【図2】本発明を実施する形態の他の例の断面図であ
る。
【図3】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 フランジ本体 2 突合せ面 3 リップ部 4 ボルト 5 リップリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いにフランジ本体の突合せ面を対向さ
    せ、ボルトを締め付けると共に、突合せ面の外周側に形
    成されるリップ部を全周溶接することによりシールを行
    うようにしたリップシール溶接フランジであって、 外周端にリップ部を設けたリップリングを、該リップリ
    ングのリップ部が突合せ面の外周端から所要量だけ外側
    へ突出するよう、突合せ面に固着したことを特徴とする
    リップシール溶接フランジ。
  2. 【請求項2】 互いにフランジ本体の突合せ面を対向さ
    せ、ボルトを締め付けると共に、突合せ面の内周側に形
    成されるリップ部を全周溶接することによりシールを行
    うようにしたリップシール溶接フランジであって、 内周端にリップ部を設けたリップリングを、該リップリ
    ングのリップ部が突合せ面の内周端から所要量だけ内側
    へ突出するよう、突合せ面に固着したことを特徴とする
    リップシール溶接フランジ。
JP10374327A 1998-12-28 1998-12-28 リップシ―ル溶接フランジ Pending JP2000193161A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103644407A (zh) * 2013-12-11 2014-03-19 南京斯迈柯特种金属装备股份有限公司 双密封法兰结构
CN103671909A (zh) * 2013-12-13 2014-03-26 哈尔滨锅炉厂有限责任公司 大直径法兰密封装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103644407A (zh) * 2013-12-11 2014-03-19 南京斯迈柯特种金属装备股份有限公司 双密封法兰结构
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