JP2002045618A - ストレーナ - Google Patents

ストレーナ

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JP2002045618A
JP2002045618A JP2000230694A JP2000230694A JP2002045618A JP 2002045618 A JP2002045618 A JP 2002045618A JP 2000230694 A JP2000230694 A JP 2000230694A JP 2000230694 A JP2000230694 A JP 2000230694A JP 2002045618 A JP2002045618 A JP 2002045618A
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screen
strainer
cap
contact
fitting
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JP2000230694A
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English (en)
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Masusuke Naito
升介 内藤
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Kitz Corp
Original Assignee
Kitz Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストレーナとスクリーンを確実に、かつ容易
に着脱でき、しかも、異物やゴミの二次側への流出や、
スクリーンの振動を防止し、また、シール材等の部品を
新たに加えることなく、加工工数も極力省略してコスト
の削減を図り、経済性に優れたストレーナを提供するこ
と。 【解決手段】 筒状のスクリーン6をストレーナ本体5
にキャップ7を介して着脱自在に収納したストレーナに
おいて、スクリーン6の先端側15が当接するストレー
ナ本体5の当接部と、スクリーン6の後端側17が当接
するキャップ7の当接部の何れか一方、若しくは双方を
嵌合部16,18とし、この嵌合部16,18にテーパ
面19,20を形成したストレーナである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種配管ラインを
流れる水・油・ガス・空気・蒸気等の流体中の異物やゴ
ミを分離し、排除するためのストレーナに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のストレーナは、流体中の異物や
ゴミを濾過するスクリーンを内蔵し、このスクリーン内
に溜まった異物やゴミを、ストレーナ本体を配管に接続
したままの状態で排除し、かつ清掃できる構造であり、
通常、Y形ストレーナが多く用いられている。
【0003】このY形ストレーナは、図4及び図5に示
すように、筒状のスクリーン1を配管の下流側斜め方向
からストレーナ本体2に差し込み、キャップ3により押
さえて固定したものである。そのため、このストレーナ
本体2及びキャップ3と、スクリーン1の間には、それ
ぞれ製造上の公差が必要であり、その公差が隙間となっ
て、この隙間よりゴミ等が流体と共にストレーナの二次
側へ流出する状態が発生していた。
【0004】そこで、一般には、これらの問題を解決す
るため、次のような対策を採用し、互いの隙間を小さく
することにより、ゴミの二次側への流出を防止したり、
乱流、渦流によるスクリーン1の振動を防止するように
している。
【0005】従来の対策手段の一例には、例えば、図4
及び図5において、スクリーン1の端部外周面1c及び
キャップ3側の端部内周面1dと本体2に設けた嵌合段
部2a及びキャップ3の嵌合段部3a並びにスクリーン
1の両端面1a、1bと本体2の当接面2b及びキャッ
プ3の当接面3bをそれぞれ精度良く加工処理して、極
力隙間を減少するようにしている。
【0006】また、図6は、スクリーン1の端部外周面
1eに補強リング4を設けた例である。更に、嵌合面や
当接面にゴムや樹脂等のシール材を取付けて、隙間をな
くすようにした例もある。また、図示しないが、スクリ
ーンの径方向である両端外周面に、テーパ状に折り曲げ
た薄板を溶着し、この薄板により隙間を減少させるよう
にした例も知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
対応手段には、次に示すような問題点を有していた。即
ち、本体2やキャップ3とスクリーン1の嵌合段部や当
接面同士が接触する面を高精度に加工処理する必要があ
るため、それだけ加工工数が増えてコストアップの要因
ともなっていた。
【0008】また、スクリーン1の端部外周面1eに補
強リング4を設ける例は、部品点数が増えることにな
り、嵌合段部や当接面にゴムなどの弾性材料を設ける例
でも部品点数が増え、しかも、耐熱温度が制限され、依
然として、適用流体が限定されるという問題を有し、ス
トレーナ内の流体圧やスクリーン内の乱流や渦流などの
現象によって、スクリーンの長さ方向に対して振動が発
生し、依然としてゴミなどが流出するおそれがあった。
【0009】本発明は、上記の従来の課題点に鑑みて開
発したものであり、その目的とするところは、ストレー
ナとスクリーンを確実に、かつ容易に着脱でき、しか
も、異物やゴミの二次側への流出や、スクリーンの振動
を防止し、また、シール材等の部品を新たに加えること
なく、加工工数も極力省略してコストの削減を図り、経
済性に優れたストレーナを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、筒状のスクリーンをストレーナ本体にキ
ャップを介して着脱自在に収納したストレーナにおい
て、前記スクリーンの先端側が当接するストレーナ本体
の当接部と、前記スクリーンの後端側が当接するキャッ
プの当接部の何れか一方、若しくは双方を嵌合部とし、
この嵌合部にテーパ面を形成する構成を採用した。
【0011】この場合、ストレーナ本体とスクリーンの
それぞれの嵌合部に設けた段部面にスクリーンの上下端
部が当接する突当面を設けるのが好ましい。また、スト
レーナの例として、ストレーナ本体に配管の下流側斜め
方向に収納筒部を突設し、この収納筒部にスクリーンを
装着してキャップにより固定したY形ストレーナが好適
である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明におけるストレーナをY形
ストレーナに適用した実施形態を図1乃至図3に従って
具体的に説明する。
【0013】図1において、5は鋳鋼、青黄銅、ステン
レス、樹脂等の材料で成形したY形のストレーナ本体で
あり、このストレーナ本体5には、配管の下流側斜め方
向に収納筒部8を突設し、この収納筒部8に筒状のスク
リーン6を装着し、ガスケット9を介してスクリーン6
をキャップ7により固定する。なお、ストレーナ本体5
の上流側(一次側)10と下流側(二次側)11には、
めねじ接続部12,13を設けているが、フランジ式の
接続部やその他の接続方式であっても良い。
【0014】また、ステンレス等で成形した筒状のスク
リーン6は、パンチング等で形成した多数の小孔6aを
有する多孔板で、両端が開口された筒形状に形成されて
いる。なお、このスクリーン6は、金網等のメッシュ板
を前記多孔板に重ねて形成するようにしても良い。
【0015】ストレーナ本体5の収納筒部8にキャップ
7を固着する方法は、本例では、めねじ部14に螺合し
ているが、ボルト・ナット止め方式などの固着方式であ
っても良い。この固着方式によって、スクリーン6の先
端側15をストレーナ本体5の内部に設けた当接部16
に当接し、スクリーン6の後端側17をキャップ7の当
接部18に当接させて収納筒部8内にスクリーン6を収
納するように設けている。
【0016】上記の当接部16,18の何れか一方、若
しくは双方を嵌合部とする。本例において、図2及び図
3に示すように、両者を嵌合部16,18としている。
この嵌合部16,18に設けた段部面には、スクリーン
6の先後端部が当接する突当面16a,18aを設けて
いる。なお、当接部16,18の何れか一方を嵌合部と
し、他方をフラット状の突当部とするようにしても良
い。
【0017】本例において、図2及び図3に示すよう
に、嵌合部16,18の双方にテーパ面19,20を形
成している。このテーパ面19は、嵌合部16のキャッ
プ7側端部内径がスクリーン6の外径よりも大きく、突
当面16a側端部内径がスクリーン6の外径よりも小さ
くなるように形成している。一方、テーパ面20は、嵌
合部18のボデー2側端部外径がスクリーン6の内径よ
りも小さく、突当面18a側端部外径がスクリーン6の
内径よりも大きくなるように形成している。
【0018】各テーパ面は、その角度を3°〜10°の
範囲内で設定するのが良く、特に、5°〜7°の範囲内
に設定すると、ストレーナの組立性の面でも、ストレー
ナ本体5或はキャップ7とスクリーン6とのシール性の
面でも好ましい。なお、テーパ面を嵌合部16,18の
何れか一方、例えば、キャップ側の嵌合部18のみにテ
ーパ面20を形成するようにしても良い。また、ストレ
ーナ本体5の嵌合部16は、スクリーン6の外周面に嵌
合するように設けているが、スクリーン6の内周面に嵌
合するよう形成しても良く、また、キャップ7の嵌合部
18は、スクリーン6の内周面に嵌合するようにしてい
るが、スクリーン6の外周に嵌合するように形成しても
良い。
【0019】次に、上記の実施例形態における作用を説
明する。ストレーナ本体5の収納筒部8にスクリーン6
を装着するには、キャップ7を取り外した状態で、スク
リーン6の先端側15をストレーナ本体5の嵌合部16
に挿入し、次いで、ガスケット9を介してキャップ7の
おねじ部7aを収納筒部8の開口端部に設けためねじ部
14に螺合して固着する。
【0020】すると、キャップ7の嵌合部18に設けた
テーパ面20によってスクリーン6の後端側17が調芯
されると共にストレーナ本体5の内部側に押圧され、ス
クリーン6の先端側15が嵌合部16に設けたテーパ面
19に圧接されるので、筒形状のスクリーン6の真円度
や真直度に若干の誤差があってもスクリーン6の外周方
向のみならず、長さ方向ストレーナ本体5及びキャップ
7との隙間をなくして密封状態にすることができ、スク
リーン6からストレーナ二次側へゴミ等の異物が流出す
ることもなく、また、スクリーン6がみだりに振動する
ことも回避できる。
【0021】また、キャップ7側の嵌合部18にテーパ
面20を設け、ストレーナ本体5側の当接部16には、
テーパ面を設けることなく、嵌合段部や突当面部にした
場合であっても、キャップ7で被蓋することによって、
適度な圧接が可能となり、キャップ7とスクリーン6の
後端側17との隙間がなくなり、しかも、ストレーナ本
体5の突当面部や嵌合段部に当接してスクリーン6の先
端側15との隙間がなくなるので、スクリーン6から二
次側へゴミ等が流出するおそれがない。
【0022】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
によると、ストレーナ本体に収納したスクリーンの先端
側とボデー、或はスクリーン後端側とキャップの間で特
別な精度を必要とすることなく、通常の公差の範囲内で
高いシール性が生じるので、流体中の異物やゴミ等がス
クリーンの二次側へ流出するのを確実に防止できる。
【0023】また、ストレーナ内の流体の乱流や渦流に
よってスクリーンが使用中にみだりに振動することがな
く、スクリーンはストレーナの内部に確実に装着でき、
ストレーナ本体とスクリーンの着脱が容易で組立性やメ
ンテナンス性が良好であると共に、シール材等の部品を
新たに加えることなく、加工工数を省略できるため、経
済性に優れたストレーナを提供することができる。
【0024】更には、シール材等を使用していないた
め、本体材料の使用温度に追従して使用することができ
るので、ストレーナの適用流体が制限されることもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるストレーナの一例を示す縦断面
図である。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】図1のB部拡大図である。
【図4】A部における従来のストレーナの部分断面図で
ある。
【図5】B部における従来のストレーナの部分断面図で
ある。
【図6】A部における従来のストレーナの他例を示す部
分断面図である。
【符号の説明】
5 ストレーナ本体 6 スクリーン 7 キャップ 8 収納筒部 15 先端側 16、18 当接部(嵌合部) 17 後端側 19、20 テーパ面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のスクリーンをストレーナ本体にキ
    ャップを介して着脱自在に収納したストレーナにおい
    て、前記スクリーンの先端側が当接するストレーナ本体
    の当接部と、前記スクリーンの後端側が当接するキャッ
    プの当接部の何れか一方、若しくは双方を嵌合部とし、
    この嵌合部にテーパ面を形成したことを特徴とするスト
    レーナ。
  2. 【請求項2】 ストレーナ本体とスクリーンのそれぞれ
    の嵌合部に設けた段部面にスクリーンの上下端部が当接
    する突当面を設けた請求項1に記載のストレーナ。
  3. 【請求項3】 上記ストレーナ本体に配管の下流側斜め
    方向に収納筒部を突設し、この収納筒部にスクリーンを
    装着してキャップにより固定したY形ストレーナである
    請求項1又は2記載のストレーナ。
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