JPH025180Y2 - - Google Patents

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JPH025180Y2
JPH025180Y2 JP12080484U JP12080484U JPH025180Y2 JP H025180 Y2 JPH025180 Y2 JP H025180Y2 JP 12080484 U JP12080484 U JP 12080484U JP 12080484 U JP12080484 U JP 12080484U JP H025180 Y2 JPH025180 Y2 JP H025180Y2
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flange
pipe
adapter
piping
inner cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ボール管継手等の可動式管継手が設
けられた配管の接合構造に関する。
ボール管継手は、2本の配管の軸線どうしを任
意の角度に変化させる必要のある箇所に広く用い
られており、第3図に示すように、配管基部1a
より径の大きい太径部1bを有する外筒1と、外
周に球面状のすべり面2aが形成された曲面部2
bを有する内筒2と、外筒1の太径部1bの内周
面1c及び内筒2の曲面部2bのすべり面2aと
の間に設けられたリング状の2つのパツキン3,
4と、ボルト5及びナツト6とにより、外筒1の
太径部1bの端部に形成したフランジ部1dに取
付けられ、かつ上記パツキン3を押えるリング状
の押えフランジ7とから構成されている。そし
て、内筒2の曲面部2bのすべり面2aが2つの
パツキン3,4の内周面3a,4aに接触しなが
ら回転することにより、内筒2は、その軸線回り
に回転し、かつ外筒1に対して掘曲するようにな
つている。
ところで、上記のように構成されたボール管継
手8は、従来、配管A,Bに溶接されて使用され
ており、外筒1からの内筒2の引抜き、及びパツ
キン3,4(特にパツキン3)の取外しと装着が
できないため、パツキン3,4を新しい品物に交
換する場合には、配管Aを切断してボルト5、ナ
ツト6を外し、切断によつて分けられた2個の配
管部分を直径方向(配管Aの軸線の横方向)にず
らすことにより切断面を相互に横に食い違わせて
外筒1より内筒2を軸方向に抜き出し(なお、配
管Aは軸線の横方向に動かすことができるように
なつているが、これはボール管継手8の存在理由
から明らかである)、パツキン3を内筒2の切断
側から外し、パツキン4を内周面1cから外して
それらを新しいものと交換し、切断した部分を再
度溶接にて接続するという作業が必要であり、複
雑で手間がかかるという問題がある。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、保守点検時に、従来の
ような配管の切断あるいは溶接作業を行なう必要
がなく、容易にボール管継手等の可動式管継手の
パツキンを交換することができる可動式管継手を
備えた配管の接合構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案は、外筒の
太径部内に、パツキンを介して内筒の曲面部を挿
入した可動式管継手を備えた配管の接合構造にお
いて、上記内筒に一体とされたアダプタ配管の上
記パツキンの内径よりも外径を小さくされた端部
に、第1フランジを止着手段で着脱可能に取り付
け、第2フランジを端部に有する第2配管を、上
記アダプタ配管に、シール部材を介し、かつアダ
プタ配管の上記第1フランジに上記第2フランジ
を向き合わせて取付手段で着脱可能に取り付けた
構成としたものである。
上記のように構成された本考案は、可動式管継
手の保守点検時に、第1フランジに第2フランジ
を固定している取付手段を取り去ることによつ
て、第1配管から第2配管を取り外し、次いで、
第1フランジを第1配管から取り除くことによつ
て、可動式管継手の保守点検作業を行なうように
するものである。
以下、第1図に基づいて本考案の第1実施例を
説明する。なお、この第1実施例において、第3
図に示す従来例と同様の構成の部分については、
同符号を付けて説明を省略する。
図中10は、ボール管継手8の内筒2に溶接さ
れたアダプタ配管であり、このアダプタ配管10
の内筒2と反対側の端部に、半径方向外方に突出
する厚肉部10aが形成されていると共に、厚肉
部10aの外周面には、ネジ部10bが形成され
ている。このネジ部10bの外径は上記各パツキ
ン3,4及び押えフランジ7の内径より小さく設
定されている。そして、リング状の第1フランジ
11の内周面に形成されたネジ部11aが上記厚
肉部10aのネジ部10bにねじ込まれており、
第1フランジ11の内周面の適宜位置に形成され
た溝部11bと厚肉部10aの外周面の上記溝部
11bと対向する位置に形成された溝部10cと
の間に、回り止め12が嵌入されている。これら
のネジ部10a,11aにより止着手段13が構
成されており、また、上記ボール管継手8と配管
Bとアダプタ配管10とによつて第1配管14が
構成されている。上記第1フランジ11に、第2
配管15の回りに溶接されたリング状の第2フラ
ンジ16が、ボルト17とナツト18とから成る
取付手段19により固定されることによつて、上
記第1配管14と第2配管15とが、環状のガス
ケツト、Oリング等のシール部材20を介して接
合されている。
上記のように構成された可動式管継手を備えた
配管の接合構造において、ボール管継手8の各パ
ツキン3,4が摩耗、損傷してそれを交換する必
要が生じた場合には、まず、第1フランジ11と
第2フランジ16とを固定しているボルト17及
びナツト18を外し、第1配管14から第2配管
15を分離する。この場合第2配管15は、軸線
の横方向に移動することができるので、当該分離
は容易である。次いで、第1フランジ11の溝部
11bとアダプタ配管10の溝部10cとの間に
嵌入されている回り止め12を取り除いた後、第
1フランジ11を回転させてアダプタ配管10か
ら取り去る。そして、ボール管継手8の外筒1の
フランジ部1dに固定されている押えフランジ7
を、ボルト5及びナツト6を取り去ることによつ
て解放して、該押えフランジ7とパツキン3を内
筒2及びアダプタ配管10の外周面に沿つて厚肉
部10a側に移動して、該厚肉部10aから外し
た後に、内筒2、パツキン4を順に外筒1の太径
部1bの内周面1cから取り外す。
次いで、外筒1の太径部1bの内周面1cに、
新しいパツキン4を挿入し、かつ内筒2の曲面部
2bを嵌入すると共に、新しいパツキン3を内筒
2の厚肉部10a側よりアダプタ配管10に挿入
して内筒2の曲面部2bに当接する。さらに、厚
肉部10a側よりアダプタ配管10及び内筒2の
外周に沿つてリング状の押えフランジ7を嵌め込
んで、この押えフランジ7を外筒1のフランジ部
1dに、ボルト5及びナツト6によつて固定す
る。これによつて、押えフランジ7がパツキン3
を押え付けるので、内筒2の曲面部2bは、各パ
ツキン3,4により支持されて、内筒2と外筒1
との間から配管内部の流体が漏洩することなく、
また内筒2は、円滑に、その軸線回りに回転し、
かつ外筒1に対して屈曲し得る状態になる。続い
て、リング状の第1フランジ11をアダプタ配管
10の厚肉部10aにねじ込むと共に、第1フラ
ンジ11の内周面の溝部11bと厚肉部10aの
溝部10cとを一致させて、回り止め12を溝部
11b,10cで形成される貫通孔に嵌入する。
そして、第2配管15を第1配管14のアダプタ
配管10に、シール部材20を介して接合した状
態で、アダプタ配管10にねじ込まれた第1フラ
ンジ11と第2配管15の第2フランジ16と
を、ボルト17及びナツト18により固定して、
ボール管継手8の各パツキン3,4の交換作業は
完了する。
次に、第2図に示す本考案の第2実施例につい
て説明する。なお、この第2実施例中、第1図に
示す第1実施例と同様の構成の部分については、
同符号を付けて説明を省略する。
図中21は、ボール管継手8の内筒2に溶接さ
れたアダプタ配管であり、このアダプタ配管21
の内筒2と反対側の端部に半径方向外方に突出す
る厚肉部21aと、この厚肉部21aよりさらに
肉厚のストツパ部21bとが形成されている。こ
のストツパ部21bの外径は上記各パツキン3,
4及び押えフランジ7の内径より小さく設定され
ている。そして、上記厚肉部21aの外周には、
リング状の止め輪22が装着されており、この縦
断面L字状の止め輪22は、半径方向に複数個に
分割可能である。そして、この止め輪22のつば
部22aに、リング状の第1フランジ23の内周
側に形成されている段付部23aが係止されて、
第1フランジ23の第2図において左方への移動
を規制している。この段付部23aの内径は上記
ストツパ部21bの外径より大きく設定されてい
る。また、第1フランジ23の段付部23aの適
宜位置に形成された溝部23bと、止め輪22の
筒本体部22bの外周の上記溝部23bに対向す
る位置に形成された溝部22cとの間に、回り止
め24が嵌入されている。これらのアダプタ配管
21のストツパ部21bと止め輪22と第1フラ
ンジ23の段付部23aとによつて止着手段25
が構成されており、さらに上記ボール管継手8と
配管Bとアダプタ配管21とによつて第1配管2
6が構成されている。そして、上記第1フランジ
23に、第2フランジ16が、ボルト17とナツ
ト18とにより固定されている。
上記のように構成された本考案の第2実施例に
おいて、ボール管継手8の各パツキン3,4を交
換する場合には、まず、第1フランジ23と第2
フランジ16とを固定しているボルト17及びナ
ツト18を外し、第1配管26から第2配管15
を分離する。次いで、第1フランジ23の溝部2
3bと止め輪22の溝部22cとの間に嵌入され
ている回り止め24をボール管継手8側(図にお
いて右側)に移動させて取り除いた後、第1フラ
ンジ23をボール管継手8側に移動させてアダプ
タ配管21の厚肉部21aから外す。そして、止
め輪22を複数個に分割して、アダプタ配管21
から取り去り、さらに第1フランジ23をアダプ
タ配管21のストツパ部21b側から取り外す。
続いて、ボール管継手8の外筒1のフランジ部1
dに固定されている押えフランジ7を、ボルト5
及びナツト6を取り去ることによつて解放して、
該押えフランジ7とパツキン3を内筒2及びアダ
プタ配管21の外周面に沿つて厚肉部21a側に
移動して、該厚肉部21aから外した後に、内筒
2、パツキン4を順に外筒1の太径部1bの内周
面1cから取り外す。
次いで、外筒1の太径部1bの内周面1c内
に、新しいパツキン4、内筒2の曲面部2b、新
しいパツキン4を挿入し、かつ内筒2の曲面部2
bを嵌入すると共に、新しいパツキン3を内筒2
の厚肉部21a側よりアダプタ配管21に挿入し
て内筒2の曲面部2bに当接する。さらに、厚肉
部21a側よりアダプタ配管21及び内筒2の外
周に沿つてリング状の押えフランジ7を嵌め込ん
で、この押えフランジ7を外筒1のフランジ部1
dに、ボルト5及びナツト6により固定する。こ
れによつて、押えフランジ7がパツキン3を押え
付けるので、内筒2の曲面部2bが各パツキン
3,4により支持されて、内筒2は円滑にその軸
線回りに回転し、かつ外筒1に対して屈曲し得る
状態になると共に、内筒2と外筒1との間から配
管内部の流体が漏洩することはない。続いて、第
1フランジ23をアダプタ配管21に嵌め込むと
共に、複数個に分割されている止め輪22をアダ
プタ配管21の厚肉部21aのまわりでリング状
に組み立てて厚肉部21aに装着する。そして、
第1フランジ23の段付部23aの溝部23bと
止め輪22の溝部22cとを一致させて、回り止
め24を溝部23b,22cで形成される空隙に
嵌入する。最後に、第2配管15を第1配管26
のアダプタ配管21に、シール部材20を介して
接合した状態で、第1フランジ23と第2フラン
ジ16とを、ボルト17及びナツト18により固
定して、ボール管継手8の各パツキン3,4の交
換作業は完了する。
なお、上記各実施例においては、回り止め1
2,24が用いられているが、これらの回り止め
12,24は必要に応じて取付けるものであり、
配管の使用状態等によつて取付けない場合もあ
る。
以上説明したように、本考案は、外筒の太径部
内に、パツキンを介して内筒の曲面部を挿入した
可動式管継手を備えた配管の接合構造において、
上記内筒に一体とされたアダプタ配管の上記パツ
キンの内径よりも外径を小さくされた端部に、第
1フランジが止着手段で着脱可能に取り付けら
れ、第2フランジを端部に有する第2配管が、上
記アダプタ配管に、シール部材を介し、かつアダ
プタ配管の上記第1フランジに上記第2フランジ
を向き合わせて取付手段で着脱可能に取り付けら
れた構成としたものであるから、可動式管継手の
保守点検時に、取付手段を取り去ることによつて
アダプタ配管から第2配管を取り外し、次いで、
第1フランジをアダプタ配管から取り除くことに
よつて可動式管継手のパツキンの交換作業等を行
なうようにすることにより、従来のように配管の
切断あるいは溶接作業を行なうことなく、容易に
かつ確実にパツキン交換等の保守点検作業を行な
うことができ、保守点検時の作業性、安全性が大
幅に向上する。また、止着手段によつてアダプタ
配管の端部に第1フランジが固定され、かつ第1
フランジと第2フランジとが取付手段によつて堅
固に固定されて、アダプタ配管と第2配管とをシ
ール部材を介して強固に接合するので、配管内部
の流体がアダプタ配管と第2配管との接合部にお
いて漏洩することがない等優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す断面図、第
2図は本考案の第2実施例を示す断面図、第3図
は従来の配管の接合構造を示す断面図である。 8……ボール管継手、11……第1フランジ、
13……止着手段、14……第1配管、15……
第2配管、16……第2フランジ、19……取付
手段、20……シール部材、23……第1フラン
ジ、25……止着手段、26……第1配管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外筒1の太径部1b内に、パツキン3,4を介
    して内筒2の曲面部2bを挿入した可動式管継手
    を備えた配管の接合構造において、上記内筒2に
    一体とされたアダプタ配管10の上記パツキン
    3,4の内径よりも外径を小さくされた端部に、
    第1フランジ11が止着手段13で着脱可能に取
    り付けられ、第2フランジ16を端部に有する第
    2配管15が、上記アダプタ配管10に、シール
    部材20を介し、かつアダプタ配管10の上記第
    1フランジ11に上記第2フランジ16を向き合
    わせて取付手段19で着脱可能に取り付けられた
    ことを特徴とする可動式管継手を備えた配管の接
    合構造。
JP12080484U 1984-08-06 1984-08-06 可動式管継手を備えた配管の接合構造 Granted JPS6135289U (ja)

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JPS6135289U JPS6135289U (ja) 1986-03-04
JPH025180Y2 true JPH025180Y2 (ja) 1990-02-07

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