JP2000190869A - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

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JP2000190869A
JP2000190869A JP10368386A JP36838698A JP2000190869A JP 2000190869 A JP2000190869 A JP 2000190869A JP 10368386 A JP10368386 A JP 10368386A JP 36838698 A JP36838698 A JP 36838698A JP 2000190869 A JP2000190869 A JP 2000190869A
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JP
Japan
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radiator core
extending
vehicle body
bent portion
body structure
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Pending
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JP10368386A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Arai
哲哉 新井
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラットフォームの共通化によってラジエー
タコアサイドのヘッドランプ取付用開口部がサイドメン
バよりも内側に配置される場合でも、ラジエータコアサ
イドの剛性を充分に確保する。 【解決手段】 ラジェータコアサイド6の主要部7にヘ
ッドランプ取付用の開口部8を該開口部8の内側縁がサ
イドメンバ3よりも内方に位置するように形成してなる
自動車において、ラジェータコアサイド曲折部9の前側
縁をラジェータコアアッパ2とクロスメンバ4とを跨ぐ
ようにして車体内方へ延出し、該延出部分10の上下両
端をラジェータコアアッパ2とクロスメンバ4とに結合
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の車体構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】モノコックボディの自動車においては、
図5に示すようにラジエータコアアッパaとフードリッ
ジレインフォースbとサイドメンバcによって囲まれる
領域にラジエータコアサイドdが配設してあり、該ラジ
エータコアサイドdに形成された開口部eを利用してヘ
ッドランプの取り付けを行っている。この種の自動車で
は、エンジンアイドリング時にエンジンコンパートメン
トが左右に捩られる振動を生じるため、ラジエータコア
サイドdの剛性を高くしないと、車体全体が共振し、乗
り心地が損なわれてしまう(同図矢印は振動荷重の方向
を示ている)。そこで、ラジエタコアサイドdの内側縁
に曲折部を延設するとともに、該曲折部を下方へ延長し
てサイドメンバcの側面に接合することで、ラジエータ
コアサイドdの剛性を高めている。この類似構造は、例
えば特開平7−267142号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近の自動
車はプラットフォームの共通化によるコストダウンを図
る傾向にある。プラットフォームにそれよりも車幅の小
さい上部車体を搭載しようとすると、ヘッドランプ取付
用開口部eが同図二点鎖線で示すようにサイドメンバc
よりも内側に配置される場合がある。その場合、ラジエ
ータコアサイドdの内側縁を湾曲形成しなければならな
くなるため、曲折部が設けてあっても、ラジエータコア
サイドdは充分な剛性が得られなくなってしまう。
【0004】本発明は、このような事情に鑑み、プラッ
トフォームの共通化によってラジエータコアサイドのヘ
ッドランプ取付用開口部がサイドメンバよりも内側に配
置される場合でも、ラジエータコアサイドの剛性を充分
に確保できる自動車の車体構造を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、前後方向に延びるフードリッジレインフォ
ースと該フードリッジレインフォースの前部に接合され
て左右方向に延びるラジェータコアアッパとの接合部付
近と、上記フードリッジレインフォースの下方に配置さ
れて前後方向に延びるサイドメンバと該サイドメンバの
前部に接合されて左右方向に延びるクロスメンバとの接
合部付近の両者に跨って、左右方向に延びる主要部と該
主要部の内側縁から前方に延出する曲折部とからなるラ
ジェータコアサイドを配設すると共に、該ラジェータコ
アサイドの主要部にヘッドランプ取付用の開口部を該開
口部の内側縁が上記サイドメンバよりも車体内方に位置
するように形成してなる自動車において、上記ラジェー
タコアサイド曲折部の前側縁を上記ラジェータコアアッ
パと上記クロスメンバとを跨ぐようにして車体内方へ延
出し、該延出部分の上下両端を上記ラジェータコアアッ
パと上記クロスメンバとに結合したことを特徴とする。
【0006】上記延出部分の内側縁を略垂直に形成する
と共に、該内側縁に車体内方に面するフランジ部を形成
してもよい。
【0007】上記フランジ部の上下両端から舌片を延出
して上記ラジェータコアアッパと上記クロスメンバとに
結合してもよい。
【0008】上記延出部分に貫通孔を設けると共に、該
貫通孔の周縁に沿って断面略L字状の曲折部を形成して
もよい。
【0009】上記ラジェータコアサイドの曲折部に上下
方向に延びるビードを形成してもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0011】図1は自動車の車体前部構造を示してい
る。同図において、1は前後方向に延びるフードリッジ
レインフォースで、その前部には左右方向に延びるラジ
エータコアアッパ2を接合してある。フードリッジレイ
ンフォース1の下方には前後方向に延びるサイドメンバ
3が配置してあり、該サイドメンバ3の前部には左右方
向に延びるクロスメンバ4がその端部を立ち上がらせて
接合してある。なお、サイドメンバ3とクロスメンバ4
の立ち上がり部4aにはクロージングプレート5が両者
に跨がって接合してある。また、ラジエータコアアッパ
2の端部にはクランク状の屈曲部2aを形成してある。
【0012】6はラジエータコアサイドで、その主要部
7にはヘッドランプ取付用の開口部8を形成してある。
主要部7は、そのヘッドランプ取付用開口部8の内側縁
がサイドメンバ3よりも内方に位置するように配置して
ある。主要部7は、その内側縁をラジエータコアアッパ
2の屈曲部2aに沿って前方へ延出させて曲折部9を形
成してある。該曲折部9は、その前側縁をラジェータコ
アアッパ2とクロスメンバ4を跨ぐようにして車体内方
へ延出してある。該延出部分10は、その内側縁10a
を車体後方へ折り曲げて車体内方に面するフランジ部1
1を形成するとともに、該フランジ部11の上下両端の
それぞれから舌片12を車体内方へ延出させてある。な
お、延出部分10の内側縁10aはほぼ垂直に形成して
ある。また、ラジエータコアアッパの屈曲部2aからサ
イドメンバ3に跨がる曲折部9は、その下半部を車体外
方へ向けて湾曲形成してある。
【0013】そして、ラジエータコアサイド6は図4に
示すように主要部7の上端部をフードリッジレインフォ
ース1との接合部付近のラジエータコアアッパ2の側壁
内面にスポット溶接で接合するとともに、延出部分10
の上端部をラジエータコアアッパ2の前壁内面にスポッ
ト溶接で接合し、上方側の舌片12を同底壁内面にスポ
ット溶接で接合し、下方側の舌片12はクロスメンバ4
の本体部4bの上面にスポット溶接で接合してある。さ
らに、延出部分10の下端部と外側縁部をクロスメンバ
4の本体部4bと立ち上がり部4aの前面にスポット溶
接で接合するとともに、延出部分10の外側縁と曲折部
9の下端縁から舌片13を延出させてサイドメンバ3の
側面に接合してある(図2,図3参照)。
【0014】ラジエータコアサイド6の曲折部9には、
上下方向に延びるビード14を一対形成してある。これ
らビード14,14は車体内方へ向かって凸に形成して
ある。さらに、延出部分10には貫通孔15が形成して
あり、該貫通孔15の周縁に沿って断面略L字状の曲折
部15aを形成してある。なお、ラジエータコアアッパ
2に屈曲部2aを形成してあるのは、ヘッドランプ収容
部16の奥行き寸法を大きくするためである。
【0015】本実施例では、プラットフォームにそれよ
りも車幅の小さい上部車体を搭載するため、ラジエータ
コアサイド6にはヘッドランプ取付用の開口部8がサイ
ドメンバ3に対して左右方向に跨がるように形成してあ
るが、ラジエータコアサイド6は曲折部9の前側縁をラ
ジェータコアアッパ2とクロスメンバ4を跨ぐようにし
て車体内方へ延出するとともに、該延出部分10の上下
両端をラジェータコアアッパ2とクロスメンバ4に結合
し、上下方向荷重に対する剪断面を形成してあるので、
エンジンアイドリング時の上下方向の振動荷重に対する
充分な剛性を確保することができる。
【0016】特に、ラジエータコアサイド6はフランジ
部11が延設された内側縁10aをほぼ垂直に形成して
あるため、エンジンアイドリング時の振動荷重をフラン
ジ部11の面内で受けることができ、延出部分10の面
外変形を抑制できるので、強度上極めて有利である。
【0017】また、フランジ部11の上下両端から舌片
12,12を延出させてラジェータコアアッパ2とクロ
スメンバ4に結合してあるので、振動荷重を効率良くフ
ランジ部11に伝達でき、強度的にさらに有利になる。
【0018】さらに、延出部分10に貫通孔14を設け
てエンジンルームの通気性を確保してあるが、該貫通孔
14の周縁には断面略L字状の曲折部15を延設してあ
るので、貫通孔14回りの剛性が大きく低下する心配は
ない。
【0019】さらにまた、湾曲形成された曲折部9は振
動荷重を面外で受けることになるが、この部分9は上下
方向のビード14,14で補強されているため、変形が
生じる心配もない。
【0020】
【発明の効果】本発明では、プラットフォームにそれよ
りも車幅の小さい上部車体を搭載するため、ラジエータ
コアサイドにはヘッドランプ取付用開口部がサイドメン
バに対して左右方向に跨がるように形成してあるが、ラ
ジエータコアサイドは曲折部の前側縁をラジェータコア
アッパとクロスメンバを跨ぐようにして車体内方へ延出
するとともに、該延出部分の上下両端をラジェータコア
アッパとクロスメンバに結合し、上下方向荷重に対する
剪断面を形成してあるので、エンジンアイドリング時の
上下方向の振動荷重に対する充分な剛性を確保すること
ができる。
【0021】請求項2のような構成にすると、フランジ
部がほぼ垂直に形成されるため、エンジンアイドリング
時の振動荷重をフランジ部の面内で受けることができ、
延出部分の面外変形を抑制できるので、強度上極めて有
利になる。
【0022】請求項3のような構成にすると、エンジン
アイドリング時の振動荷重が効率良くフランジ部に伝達
され、強度的にさらに有利になる。
【0023】請求項4のような構成にすると、エンジン
ルームの通気性が確保されるが、貫通孔の周縁は断面略
L字状の曲折部で補強してあるので、貫通孔回りの剛性
が大きく低下する心配はない。
【0024】請求項5のような構成にすると、曲折部が
上下方向のビードで補強されて、エンジンアイドリング
の振動荷重に対する強度がさらに高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車体構造を示す斜視図。
【図2】図1のA−A線による断面図。
【図3】図1のB−B線による断面図。
【図4】図1のC−C線による断面図。
【図5】従来例の問題点を説明する要部正面図。
【符号の説明】
1・・・フードリッジレインフォース 2・・・ラジエータコアアッパ 3・・・サイドメンバ 4・・・クロスメンバ 6・・・ラジエータコアサイド 7・・・主要部 8・・・ヘッドランプ開口部 9・・・曲折部 10・・・延出部分

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に延びるフードリッジレインフ
    ォースと該フードリッジレインフォースの前部に接合さ
    れて左右方向に延びるラジェータコアアッパとの接合部
    付近と、上記フードリッジレインフォースの下方に配置
    されて前後方向に延びるサイドメンバと該サイドメンバ
    の前部に接合されて左右方向に延びるクロスメンバとの
    接合部付近の両者に跨って、左右方向に延びる主要部と
    該主要部の内側縁から前方に延出する曲折部とからなる
    ラジェータコアサイドを配設すると共に、該ラジェータ
    コアサイドの主要部にヘッドランプ取付用の開口部を該
    開口部の内側縁が上記サイドメンバよりも車体内方に位
    置するように形成してなる自動車において、 上記ラジェータコアサイド曲折部の前側縁を上記ラジェ
    ータコアアッパと上記クロスメンバとを跨ぐようにして
    車体内方へ延出し、該延出部分の上下両端を上記ラジェ
    ータコアアッパと上記クロスメンバとに結合したことを
    特徴とする自動車の車体構造。
  2. 【請求項2】 上記延出部分の内側縁を略垂直に形成す
    ると共に、該内側縁に車体内方に面するフランジ部を形
    成したことを特徴とする請求項1に記載の自動車の車体
    構造。
  3. 【請求項3】 上記フランジ部の上下両端から舌片を延
    出して上記ラジェータコアアッパと上記クロスメンバと
    に結合したことを特徴とする請求項2に記載の自動車の
    車体構造。
  4. 【請求項4】 上記延出部分に貫通孔を設けると共に、
    該貫通孔の周縁に沿って断面略L字状の曲折部を形成し
    たことを特徴とする請求項1〜請求項3に記載の自動車
    の車体構造。
  5. 【請求項5】 上記ラジェータコアサイドの曲折部に上
    下方向に延びるビードを形成したことを特徴とする請求
    項1〜請求項4に記載の自動車の車体構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1266818A3 (en) * 2001-06-15 2003-03-12 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Front end structure of a vehicle

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