JP2000183340A - 半導体装置およびその駆動方法 - Google Patents

半導体装置およびその駆動方法

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JP2000183340A
JP2000183340A JP10355943A JP35594398A JP2000183340A JP 2000183340 A JP2000183340 A JP 2000183340A JP 10355943 A JP10355943 A JP 10355943A JP 35594398 A JP35594398 A JP 35594398A JP 2000183340 A JP2000183340 A JP 2000183340A
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turn
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Noriyuki Iwamuro
憲幸 岩室
Yuichi Harada
祐一 原田
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Fuji Electric Co Ltd
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    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/70Bipolar devices
    • H01L29/72Transistor-type devices, i.e. able to continuously respond to applied control signals
    • H01L29/739Transistor-type devices, i.e. able to continuously respond to applied control signals controlled by field-effect, e.g. bipolar static induction transistors [BSIT]
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    • H01L29/7396Vertical transistors, e.g. vertical IGBT with a non planar surface, e.g. with a non planar gate or with a trench or recess or pillar in the surface of the emitter, base or collector region for improving current density or short circuiting the emitter and base regions
    • H01L29/7397Vertical transistors, e.g. vertical IGBT with a non planar surface, e.g. with a non planar gate or with a trench or recess or pillar in the surface of the emitter, base or collector region for improving current density or short circuiting the emitter and base regions and a gate structure lying on a slanted or vertical surface or formed in a groove, e.g. trench gate IGBT

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Abstract

(57)【要約】 【課題】低オン抵抗、高速ターンオフ特性の両立を実現
し、且つ、ターンオフストレージ時間の短縮化を図る。
ある。 【解決手段】高抵抗のnベース領域3の一方の面に第1
のpベース領域4、第2のpベース領域5を形成し、他
方の面にpコレクタ領域1を形成し、第1のpベース領
域4の表面層には、nエミッタ領域6を形成し、第1の
pベース領域4と第2のpベース領域5の間のnベース
領域3を掘って溝を形成して、トレンチゲート電極部を
形成し、Z軸方向に、第1のpベース領域4と、第2の
pベース領域5を互いに離して交互に形成する。第2の
pベース領域5を浮遊領域とすることで、オン電圧を低
下させ、ターンオフ時に第2のpベース領域5の表面付
近に存在する多量のキャリアを、pチャネル18から速
やかに引き抜ぬいて、ターンオフ時間の短縮化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、絶縁ゲート型の
スイッチング素子として用いられる半導体装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】サイリスタは、その低オン電圧特性か
ら、大容量用途に必要不可欠な素子として使われてき
た。そして、今日、GTO(ゲートターンオフ)サイリ
スタが、高電圧・大電流領域用素子として、多く使われ
ている。しかしながら、GTOサイリスタは、(1)タ
ーンオフ時に多大なゲート電流を必要とする、(2)安
全なターンオフをさせるためには大きなスナバ回路が必
要など、その欠点が顕在化してきている。また、GTO
サイリスタはその電流−電圧特性において、電流飽和特
性を示さないことから、負荷短絡保護のためにフューズ
などの受動部品をつながなくてはならず、システムの小
型化やコスト低減で大きな障害となっている。
【0003】1984年、GE(General Electric) 社
のテンプル(Temple)らは、IEEE IEDM Tech.,Dig.,pp.28
2 (1984)で、電圧駆動型サイリスタであるMCT(MOS
Controlled Thyristor) を発表して以来、世界の様々な
研究機関において、その特性解析および改善が行われて
いる。これは、MCTが電圧駆動型であるために、GT
Oサイリスタに比べ、格段に容易なゲート駆動回路で済
み、且つ、低オン電圧特性を示すことによる。しかし、
MCTは、GTOサイリスタと同様に電流飽和特性を示
さないため、実際に使用する際にはフューズなどの受動
部品が必要となる。
【0004】そこで、USP4,847,671やUSP4,502,070で開
示されている素子は、サイリスタにMOSFETを直列
に接続することで、電流飽和特性をもたせたものであ
る。しかしながら、その飽和特性は低印加電圧の場合の
み有効で、直列接続したMOSFETの耐圧以上の電圧
がアノードに印加されると、これらの素子は破壊してし
まう。それを解決するために、M.S.Shekerらは IEEE El
ectron Device Letters,vol.12,pp.387 (1991) で、Du
al channel ESTを開示した。この素子は、高電圧領域ま
で、電流飽和特性を示すことを特徴としており、このこ
とを実測により示した。さらに、岩室らは、ISPSD'93,p
p.71,1993.やISPSD'94,pp195 (1994) で、このEST の順
バイアス安全動作領域(FBSOA) 、逆バイアス安全動作領
域(RBSOA)の解析結果を発表し、電圧駆動型サイリスタ
において、初めて負荷短絡時の安全動作領域を有する素
子開発に道を開いた。またこれと類似した素子構造も、
USP5,381,026やUPS5,464,994に開示されている。
【0005】さらに、北川らは、電圧駆動型トランジス
タ構造において、ゲートトレンチ構造を適用することに
より、サイリスタ動作に近いキャリア分布を達成できる
IEGT(Injection Enhanced Gate Transistor) を、
特開平7−50405号公報で開示した。この素子の基
本動作は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transis
tor)と全く同じであるが、表面から電流が抜ける部分を
IGBTより小さくすることで、抵抗を上げ、素子内部
のキャリア分布、特に素子表面でのキャリア濃度を多く
したものである。これは、トレンチ部の幅をメサ部の幅
より広くすることでも達成される。しかし、実際にトレ
ンチ幅の広い素子を作成することは、トレンチ内部へ均
一にポリシリコンを埋め込むことが困難であったり、ト
レンチ形状が歪んだりするために、製造上困難であり、
現状の製造レベルでは、1.5μm程度が最大であると
言われている。これを解決するために、幅の狭いトレン
チゲート電極と、電位的に浮いたp領域を交互に形成
し、トレンチ幅の広い素子と同一の効果を狙った素子
も、北川らがISPSD'95,pp.486 (1995)で開示し、またS.
EicherらがISPSD'98,pp.39 (1998) で開示し、小川らが
ISPSD'98,pp.47 (1998)で開示している。
【0006】これら上記デバイスの特徴は、サイリスタ
構造もしくはトレンチ構造を適用することで、素子オン
時に素子表面のみ、キャリア分布を持ち上げる(上昇さ
せる)ことで、オン時の抵抗を下げ、またオフ時には空
乏層が広がったあとの部分のキャリア分布を変えないこ
とで、ターンオフ損失は、IGBT並の高速性を達成さ
せようというものである。これにより、IGBTに比
べ、低オン電圧でほぼ同一のターンオフ速度を達成しよ
うとするものである。しかしながら、空乏層が広がる前
のターンオフ動作においては、キャリア濃度はオン時と
同様、素子表面で高く、さらに素子表面を電流が抜ける
部分を小さくしていることから、素子表面に存在する多
量のキャリアの引き抜きが遅いことから、ターンオフス
トレージ時間が長くなる。そのために、北川らは、トレ
ンチIEGTとして、特開平7−135309号公報
に、表面の電位的に浮いたp領域にMOSFETを介し
て引き抜き孔を設けることで、スイッチング速度を速く
しようとする試みを開示した。つぎに、この特開平7−
135309号公報に開示されているトレンチIEGT
の詳細な構造について説明する。
【0007】図7は、従来素子であるトレンチIEGT
の要部断面斜視図である。nベース領域73の表面層に
第1のpベース領域74と第2のpベース領域75を形
成し、第1のpベース領域74の表面層に、nソース領
域76を離して複数個形成し、表面からトレンチ溝を堀
り、ゲート絶縁膜77を介してゲート電極78を形成す
る。
【0008】第1のpベース領域74表面とnソース領
域76表面にカソード電極82を形成する。第2のpベ
ース領域75を、Z軸方向に連続して形成し、このZ軸
方向の第2のpベース領域75の端がnベース領域87
に隣接し、そのnベース領域87の外側に、p+ 領域8
8を形成する。このp+ 領域88は、第1のpベース領
域74と接続する。尚、nベース領域87は、nベース
領域73の一部で、第2のpベース領域75とp+ 領域
88に挟まれたnベース領域73を指す。
【0009】トレンチ溝はp+ 領域88まで達してお
り、このp+ 領域88表面にカソード電極82を形成す
る。nベース領域73の裏面にpエミッタ領域71を形
成し、pエミッタ領域71の表面にアノード電極83を
形成する。このアノード電極83とアノード端子A、カ
ソード電極82とカソード電極K、ゲート電極78とゲ
ート端子Gがそれぞれ接続する。尚、nソース領域7
6、pエミッタ領域71、カソード電極82、アノード
電極83、カソード端子Kおよびアノード端子Aは、後
述の実施例で説明するところのnエミッタ領域、pコレ
クタ領域、エミッタ電極E、コレクタ電極C、エミッタ
端子Eおよびコレクタ端子Cにそれぞれ対応している。
尚、特開平7−135309号公報で開示されているト
レンチIEGTでは、第1のpベース領域74の表面層
にnソース領域76とp+ 領域が交互に形成され、第2
のpベース領域75の表面層にp+ 領域が形成されてい
が、図7では、このp+ 領域を含めて第1のpベース領
域74、第2のpベース領域75とした。また、特開平
7−135309号公報では、p+ 領域88の下層に、
第1のpベース領域が形成されているが、図7ではこの
第1のpベース領域を含めてp+ 領域88とした。
【0010】このトレンチIEGTは、図示しないが、
幅の狭いトレンチ構造のゲート電極78と電位的に浮い
た第2のベース領域75をX軸方向に交互に形成し、表
面から電流が抜ける部分をIGBTより小さくすること
で、素子内部のキャリア分布、特に、素子表面でのキャ
リア分布を持ち上げて、オン時の抵抗を下げ、また、タ
ーンオフ時には空乏層が広がったあと、キャリア分布を
変えないようにして、ターンオフ損失およびターンオフ
時間を小さくして、IGBT並の高速性を達成させよう
というものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このトレンチ
IEGTでは、空乏層が広がる前のターンオフ動作にお
いては、キャリア分布はオン時と同様、素子表面で高
く、さらに、素子表面を電流が通り抜ける部分(コンタ
クトホールに当たる面積)が小さいことと、また、第2
のpベース領域75やこの第2のpベース領域75の表
面層に形成されたp + 領域88とその近傍のキャリア
が、トレンチ溝の底部のnベース領域73やトレンチ溝
の側壁のnベース領域87に形成されたpチャネル9
0、89を通して第1のpベース領域74やp+ 領域8
8へ流れ込むときに、トレンチ溝を挟んでトレンチ溝の
底部および側面の一部に形成されたpチャネル90を通
る経路と、第2のpベース領域75のZ軸方向の両端
(図では奥行き方向にある一端を示す)のトレンチ溝の
側壁に形成されたpチャネル89の経路を通るしか経路
がない。
【0012】前記pチャネル90を通る経路は、チャネ
ルの長さが長い。またトレンチ溝の側壁に形成されたp
チャネル89のを通る経路は、チャネルの長さは短い
が、Z軸方向に連続して一本形成された第2のpベース
領域75に蓄積されたキャリアを両端のpチャネル89
(図では一端のpチャネルのみ示している)で引き抜か
ねばならず、チャネルを流れるキャリアの密度が高くな
る。
【0013】前記のように、底部からのキャリアの引き
抜きは長いチャネルを介して行わなければならない。ま
た側壁からのキャリアの引き抜きは、チャネル内のキャ
リア密度が高い状態で行わなければならない。いずれの
経路からキャリアを引き抜いたとしても、素子表面に存
在する多量のキャリアの引き抜きには時間がかかり、タ
ーンオフストレージ時間は長くなる。また、引き抜きキ
ャリア用のp+ 領域88を設ける必要があり、このp+
領域88はオン時には電流が流れず、オンに対しては、
無駄スペースとなる。そのため、素子のオン電圧(オン
抵抗)が大きくなる。
【0014】この発明の目的は、前記の課題を解決し
て、低オン抵抗、高速ターンオフ特性の両立を実現し、
且つ、ターンオフストレージ時間の短いスイッチング特
性を有する半導体装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、第1導電形の第1ベース領域と、該第1ベース領
域の表面層に選択的に細長に形成された溝に、ゲート絶
縁膜を介して形成されるゲート電極と、前記第1ベース
領域の表面層に選択的に前記溝より浅く且つ前記溝に接
するように形成された第2導電形の第2ベース領域と、
前記第2ベース領域の表面層に選択的に前記溝に接する
ように形成されたソース領域と、前記第1ベース領域の
表面層に選択的に前記第2ベース領域とは離れて前記溝
に接するように形成された第2導電形の第3ベース領域
と、前記ソース領域と第2ベース領域に接して形成され
る第1主電極と、第1ベース領域の裏面の表面層に形成
されるコレクタ領域と、該コレクタ領域上に形成される
第2主電極とを具備する半導体装置において、前記第2
ベース領域と、前記第3ベース領域とが、前記溝の長手
方向の少なくとも一方の側面に交互に形成される構成と
する。
【0016】前記第2ベース領域と、前記第3ベース領
域とを前記溝の長手方向の両側に形成するとよい。前記
第2ベース領域と、前記第3ベース領域とが前記溝を介
して対向しているとよい。
【0017】このように、第2ベース領域を、電位的に
浮いた第3のベース領域の隣りに配置することで、この
第2ベース領域と第3ベース領域の2つのベース領域に
より、挟まれたゲート絶縁膜とゲート電極で形成される
ゲート電極部を形成する。これにより、ゲート電極直下
の第1ベース領域に反転層を形成し、第2ベース領域と
第3ベース領域とが電位的に繋がった状態になり、素子
表面付近に蓄積されたキャリアが第3ベース領域から反
転層を介し、第2ベース領域に引き抜かれ、速やかに素
子をターンオフさせることができる。さらには、素子奥
行き方向に第2ベース領域と第3ベース領域を交互に離
して形成することで、奥行き方向にもトレンチゲート電
極側壁に位置する第1ベース領域の界面に形成される反
転層を介してキャリアが引き抜かれる。この第2ベース
領域は、前記した、北川らが提案IEGTで、必要とな
るキャリア用のp+ 層の働きも兼ねるために、特別にp
+領域を設ける必要がなく、その分、チップの有効面積
を大きくできて、IEGTより、オン抵抗を一段と小さ
くできる。前記第1ベース領域の裏面の表面層に該第1
ベース領域より低い抵抗を有する第1導電形の第4ベー
ス領域を介して前記コレクタ領域を形成してもよい。
【0018】このように、第4のベース領域(通称、バ
ッファ領域といわれるもの)、を設けることで、第1ベ
ース領域の厚さを小さくできるために、素子の高耐圧化
が容易になる。また、600Vクラスの中耐圧素子の飽
和電圧とターンオフ特性のトレードオフをバッファ領域
がない場合よりも、向上させることができる。
【0019】前記オン時に第2ベース領域に第1導電形
チャネルを形成し、前記オフ時に第1ベース領域に第2
導電形チャネルを形成するように駆動すると好ましい。
これを具体的に説明すると、オン時に、ゲート電極に正
の電圧を印加して、第2ベース領域に第1導電形チャネ
ルを形成し、オフ時にゲート電極に負の電圧を印加し
て、第1ベース領域に第2導電形チャネルを形成するよ
うに駆動させることである。
【0020】このように、ゲート電極に、正、負で電圧
を印加することで、容易に半導体装置をオン・オフでき
る。また、前記のように、オフ時にトレンチ溝の側壁と
接する第1ベース領域に第2導電形チャネルを形成する
ことで、第3ベース領域近傍のキャリアを効率良く第2
ベース領域に引き抜くことができて、前記のトレードオ
フを向上できる。さらに説明すると、前記オン時と前記
オフ時で、前記ゲート電極と前記第1主電極の間に印加
される電圧の極性を逆転させて駆動するとよい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施例を説明する。以下の実施例では、第1導電
形をn形、第2導電形をp形として説明する。これを逆
にしても構わない。
【0022】図1は、この発明の第1実施例の半導体装
置の要部断面斜視図である。高抵抗のnベース領域3の
一方の面に深さ5μmの第1のpベース領域4と、第2
のpベース領域5とを一つのp領域として複数個、表面
部で間隔が1.5μmとなるように形成し、他方の面に
pコレクタ領域1を形成する。第1のpベース領域4の
表面に、nエミッタ領域6を形成し、さらに、複数個形
成された前記の一つのp領域としての第1のpベース領
域4と第2のpベース領域5の間とに分離するようにn
ベース領域3まで達する幅1.5μm、深さ6μmの溝
を形成する。このときpベース領域5の方に、エミッタ
領域が形成されないようにする。この溝に沿って、溝の
表面にゲート絶縁膜7を形成し、さらに、溝を埋めるよ
うに、ゲート電極8を形成する。この溝に形成されたゲ
ート酸化膜7とゲート電極8でトレンチ構造のゲート電
極部を構成する。
【0023】さらに、表面部に形成した前記の各領域と
ゲート電極8を形成したエミッタ側表面を、図示しない
層間絶縁膜で覆い、第1のpベース領域4表面とnエミ
ッタ領域6表面にコンタクト孔を開け、エミッタ電極1
2を形成する。裏面には、pコレクタ領域1を形成し、
pコレクタ領域1表面にコレクタ電極13を形成する。
また、図のX軸方向に、トレンチ構造のゲート電極部を
挟んで、表面層にnソース領域6を形成している第1の
pベース領域4と、第2のpベース領域5を形成し、Z
軸方向、つまり奥行き方向に、表面層にnエミッタ領域
6が形成されている第1のpベース領域4と、第2のp
ベース領域5とを互いに離して、交互に形成する。
【0024】この素子の動作を説明する。エミッタ電極
12を接地し、コレクタ電極13に正の電圧を印加した
状態で、ゲート電極8に正の電圧を印加すると、ゲート
絶縁膜7に接する第1のpベース領域4の界面に反転層
が形成され、nベース領域3の界面に蓄積層が形成され
る。この第1のpベース領域4の界面に形成された反転
層はnチャネルとなる。そのため、nエミッタ領域6と
第1のpベース領域4とnベース領域3とゲート絶縁膜
7およびゲート電極8で構成されるnチャネルMOSF
ETがオンする。
【0025】これにより、まず電子がエミッタ電極1
2、nエミッタ領域6、nチャネルMOSFETのチャ
ネルを経由してnベース領域3に供給される。この電子
は第1および第2のpベース領域4、5、nベース領域
3、pコレクタ領域1で構成されるpnpトランジスタ
のベース電流として働き、このpnpトランジスタが動
作する。ターンオフ時には、ゲート電極8の電位を前記
のnチャネルMOSFETのしきい値以下に下げてオフ
することにより、nエミッタ領域6からの電子の供給が
なくなり、pnpトランジスタがオフ状態となり、素子
はターンオフする。
【0026】前記したように、本発明素子の基本動作
は、IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)
の動作と同じである。つぎに、本発明素子の独自の動作
について説明する。
【0027】本発明素子では、ゲート電極8に正の電圧
が加えられていると、エミッタ電極12に接続されてい
ない、第2のpベース領域5は、電位的に浮いた状態と
なる。そのため、電流はこの第2のpベース領域5を経
由してエミッタ電極12に流れることはできず、第1の
pベース領域4のコンタクト部とnエミッタ領域6を経
由してのみ、流れるために、表面の電流の抜ける部分の
面積が小さくなる。そのために、素子表面のキャリア分
布が持ち上がり(キャリア濃度が高くなること)、オン
抵抗は小さくなる。
【0028】また、ターンオフ時はゲート電極8に負の
電圧を印加すると、ゲート電極8下のnベース領域3の
表面層に反転層、つまり、pチャネルが形成され、第2
のpベース領域5と第1のpベース領域4がこのpチャ
ネルで結ばれ、電位的に同一となる。このために、空乏
層が広がる前の、ターンオフ初期において、オン動作時
に第2のpベース領域5の表面付近に存在する多量のキ
ャリアは、このpチャネルと第1のpベース領域4を経
由して、エミッタ電極12へと引く抜かれる。このよう
に、第2のpベース領域5、nベース領域3、第1のp
ベース領域4、ゲート絶縁膜7およびゲート電極8で構
成されるpチャネルMOSFETをオンすることで、タ
ーンオフストレージ時間を短縮することができる。
【0029】前記したpチャネルは、トレンチ溝を挟ん
で、トレンチ溝の底部と側壁の一部に形成されるpチャ
ネル17と、トレンチ溝の側壁に形成されるpチャネル
18がある。この両者の最短の電流パスの長さを比較す
ると、底部と側壁の一部に形成されるpチャネル17の
長さは実施例において約3.5μmとなり、側壁に形成
されるpチャネル18の長さは約1.5μmであり、p
チャネル18の長さはpチャネル17の長さに比べて半
分以下である。そのため、第2のpベース領域5近傍に
蓄えられたキャリアは、側壁のpチャネル18を通して
第1のpベース領域4に入り、エミッタ電極12から抜
けて行く量が圧倒的に多いために、ターンオフストレー
ジ時間を短縮することができる。
【0030】また、特開平7−135309号公報に開
示されているトレンチIEGTに比べて、側壁のpチャ
ネルの18の数が多く、そのためpチャネル18を通る
キャリアの密度が低く、キャリアの引き抜きが効率的に
行える。そのため、前記のトレンチIEGTと比べる
と、本発明素子のターンオフストレージ時間は短くな
る。
【0031】さらに、特開平7−135309号公報で
開示されたトレンチIEGTと異なり、本発明素子で
は、引き抜きキャリアをエミッタ電極12に逃がすため
の専用のp+ 領域88を必要としない。なぜならば、本
発明素子では、第1のpベース領域4がこのp+ 領域8
8の働きも兼ねているからである。このトレンチIEG
Tで設けたp+ 領域88は、オン時には全く動作しない
無駄スペースとなるために、このp+ 領域88を不要と
することは、面積使用効率を格段に良くし、チップサイ
ズの小型化または電流容量の増大を図る上で大きな効果
がある。尚、第1のpベース領域4および第2のpベー
ス領域5の表面層にp+ 領域を形成しても構わない。
【0032】図2は、図1の本発明素子とトレンチIE
GTのターンオフ波形の模式図である。横軸が時間で縦
軸が電圧、電流波形である。太線が本発明素子(本発明
実施例1)の波形で、細線が特開平7−135309号
公報で開示されたトレンチIEGTの波形である。この
模式図は、本発明素子(本発明実施例1)のターンオフ
時間が短くなっていることを示している。
【0033】図3、図4は、本発明素子と他の従来素子
との飽和電圧に対するターンオフ時間と、ターンオフ損
失のトレードオフをそれぞれ示す図である。飽和電圧は
オン電圧ともいい、図ではVCE(sat) で表し、ターンオ
フ時間はtoff 、ターンオフ損失はEoff で表す。従来
素子としては、プレーナIGBT、トレンチIGBT、
トレンチIEGTの3機種である。本発明素子および他
の従来素子の素子耐圧は1200Vである。飽和電圧に
対するターンオフ時間のドレードオフおよびターンオフ
損失のトレードオフの両方で、本発明素子が優れてい
る。つぎに、この比較に使用された他の従来素子の要部
断面斜視図を説明する。
【0034】図5は、プレーナIGBTの要部断面斜視
図である。21はpコレクタ領域、23はnベース領
域、24はpベース領域、26はnエミッタ領域、27
はゲート絶縁膜、28はゲート電極、32はエミッタ電
極、33はコレクタ電極、Cはコレクタ端子、Eはエミ
ッタ端子およびGはゲート端子である。
【0035】図6はトレンチIGBTの要部断面斜視図
である。41はpコレクタ領域、43はnベース領域、
44はpベース領域、46はnエミッタ領域、47はゲ
ート絶縁膜、48はゲート電極、52はエミッタ電極、
53はコレクタ電極、Cはコレクタ端子、Eはエミッタ
端子およびGはゲート端子である。また、トレンチIE
GTの要部断面斜視図は前記の図7である。
【0036】これらの素子の特徴を説明する。プレーナ
IGBTは、図5の26、24、23、27、28で構
成されるゲート構造部がプレーナ構造であり、トレンチ
IGBTは図6の46、44、43、47、48で構成
されるゲート構造部がトレンチ構造(溝堀り構造)であ
る。また図7のトレンチIEGTは、前記したのでここ
では説明を省略する。
【0037】つぎに、図3、図4の特性比較に用いた本
発明素子と他の従来素子の製造方法を説明する。これら
の素子は、比抵抗70Ω・cmのn形ウエハを用い、素
子製作後の全体の厚みは180μmである。pベース領
域4、5はボロンのインプラと熱拡散で形成した。その
条件は、ドーズ量が1.0×1014cm-2で、拡散温
度、時間はそれぞれ1150℃、5時間である。また、
ゲート酸化膜8の膜厚は0.1μmである。またpコレ
クタ領域1もボロンのイオン注入と熱拡散で形成した。
そのときのポロンドーズ量は3.0×1012cm-2であ
る。また、本発明素子はターンオフ時間の短縮化のため
のライフタイム制御は特には行っていない。
【0038】図8は、この発明の第2実施例の半導体装
置の要部断面斜視図である。図8は、図1に対して、p
コレクタ領域1とnベース領域3の間にnバッファ領域
2を設けた点である。このnバッファ領域2の不純物濃
度はnベース領域3の不純物濃度より高くする。このn
バッファ領域2は、リンをイオン注入し、その後、熱拡
散して形成される。この実施例では、リンのドーズ量は
1.0×1013cm-2で、拡散温度、拡散時間は115
0℃、4時間である。また、pコレクタ領域のボロンの
イオンドース量は1.0×1014cm-2とし、拡散温
度、拡散時間はそれぞれ1150℃、2時間である。こ
の実施例の素子はプロトン照射によるライフタイム制御
をしている。また、素子耐圧は3300Vであり、nベ
ース領域3の比抵抗を250Ω・cmで、ベース幅は4
00μmである。
【0039】図9、図10は、飽和電圧に対するターン
オフ時間およびターンオフ損失のトレードオフをそれぞ
れ示す図である。本発明素子(本発明実施例2)は他の
従来素子と比べてトレードオフが優れている。
【0040】図11は、この発明の第3実施例の半導体
装置の要部断面斜視図である。この実施例はエピタキシ
ャルウエハを用いて、素子耐圧が600Vの中耐圧素子
の例である。素子構造としては、図8と類似している
が、エピタキシャルウエハを使用するために、pコレク
タ領域1の厚さが極めて厚くなっており、また不純物濃
度も高くなっている点が異なる。このpコレクタ領域1
は、支持基板の役目も兼ねている。このエピタキシャル
ウエハのp基板であるpコレクタ領域1の比抵抗は0.
002Ω・cmで、その厚さは350μmである。この
pコレクタ領域1の上に、比抵抗が0.1Ω・cmで厚
さ10μmのnバッファ領域2を成長させ、そのnバッ
ファ領域2の上に比抵抗が40Ω・cmで、厚さが60
μmのnベース領域3を成長させてエピタキシャルウエ
ハが製作される。このあとに形成される、第1のpベー
ス領域4、第2のpベース領域4、nエミッタ領域6、
ゲート電極部、エミッタ電極12およびコレクタ電極1
3の形成方法は図1の場合と同じである。
【0041】図12、図13は、飽和電圧に対するター
ンオフ時間およびターンオフ損失のトレードオフをそれ
ぞれ示す図である。本発明素子(本発明実施例3)は他
の従来素子と比べてトレードオフが優れている。
【0042】図14は、この発明の第4実施例の半導体
装置の要部断面斜視図である。
【0043】この実施例は、第1のpベース領域54と
nエミッタ領域56が表面から見た場合、Z軸方向に交
互に形成されている点が図1と異なる。この第1のpベ
ース領域54表面とnエミッタ領域56表面にエミッタ
電極12を形成する。このように表面でのnエミッタ領
域56の面積を広くすることで、微細化が進んだ場合で
も、確実にnエミッタ領域56とエミッタ電極12を接
触させることができる。その他の効果は実施例1と同じ
である。また、第1のpベース領域54と第2のpベー
ス領域5の表面層にp+ 領域を形成しても構わない。
【0044】図15は、この発明の第5実施例で、本発
明素子の駆動方法で、同図(a)は素子をオンさせる駆
動方法、同図(b)は素子をオフさせる駆動方法を説明
する図である。本発明素子のゲート端子Gとエミッタ端
子Eとゲート駆動装置15を接続する。エミッタ端子E
とコレクタ端子Cの間に順バイアス電圧を印加し、ゲー
ト駆動装置15から、ゲート端子Gを正、エミッタ端子
Eを零(接地)の電圧を印加する。そうすると、前記し
たように、第1のpベース領域4にnチャネルが形成さ
れて、素子はオンする。
【0045】つぎに、このオンした素子をオフさせるた
めに、ゲート駆動装置15からゲート端子Gに負、エミ
ッタ端子Eに零の電圧を印加し、前記のように、nベー
ス領域3にpチャネルを形成して、第2のpベース領域
近傍のキャリアを引き抜き素子をオフさせる。
【0046】このように、ゲート駆動回路15からゲー
ト端子Gに正、または負の電圧を印加することで、チャ
ネルの導電形を変えて、素子をオン、オフさせる。この
チャネルの導電形を変化させて、素子をオン・オフ制御
する点が、本発明の駆動方法のポイントとなる。尚、駆
動される素子として図1の素子と同一である。
【0047】
【発明の効果】この発明によれば、奥行き方向(Z軸方
向)に第1のpベース領域と第2のpベース領域を交互
に離して形成し、第2のベース領域を電位的に浮かせる
ことで、飽和電圧とターンオフ特性のトレードオフを向
上させ、また、ターンオフストレージ時間の短いターン
オフ特性を達成できる。また、従来素子であるトレンチ
IEGTのp+ 領域の働きを第1のpベース領域にさせ
ることで、p+ 領域が不要となり、有効面積が増大し、
オン抵抗の低減を図ることができる。また、トレンチI
EGTと同一のオン抵抗の場合には、トレンチIEGT
よりチップサイズを小型化でき、また、低コスト化がで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の半導体装置の要部断面
斜視図
【図2】図1の本発明素子とトレンチIEGTのターン
オフ波形の模式図
【図3】本発明素子と他の従来素子とのターンオフ時間
と飽和電圧のトレードオフを示す図。
【図4】本発明素子と他の従来素子とのターンオフ損失
と飽和電圧のトレードオフを示す図
【図5】プレーナIGBTの要部断面斜視図
【図6】トレンチIGBTの要部断面斜視図
【図7】従来素子であるトレンチIEGTの要部断面斜
視図
【図8】この発明の第2実施例の半導体装置の要部断面
斜視図
【図9】本発明素子と他の従来素子とのターンオフ時間
と飽和電圧のトレードオフを示す図
【図10】本発明素子と他の従来素子とのターンオフ損
失と飽和電圧のトレードオフを示す図
【図11】この発明の第3実施例の半導体装置の要部断
面斜視図
【図12】本発明素子と他の従来素子とのターンオフ時
間と飽和電圧のトレードオフを示す図
【図13】本発明素子と他の従来素子とのターンオフ損
失と飽和電圧のトレードオフを示す図
【図14】この発明の第4実施例の半導体装置の要部断
面斜視図
【図15】この発明の第5実施例で、本発明素子の駆動
方法で、(a)は素子をオンさせる駆動方法、(b)は
素子をオフさせる駆動方法を説明する図
【符号の説明】
1 pコレクタ領域 2 nバッファ領域 3 nベース領域 4 第1のpベース領域 5 第2のpベース領域 6 nエミッタ領域 7 ゲート絶縁膜 8 ゲート電極 12 エミッタ電極 13 コレクタ電極 17 pチャネル領域 18 pチャネル領域 54 第1のpベース領域 56 nエミッタ領域 71 pエミッタ領域 73 nベース領域 74 第1のpベース領域 75 第2のpベース領域 76 nソース領域 77 ゲート絶縁膜 78 ゲート電極 82 カソード電極 83 アノード電極 87 nベース領域 88 p+ 領域 89 pチャネル 90 pチャネル C コレクタ端子 E エミッタ端子 G ゲート端子 A アノード端子 K カソード端子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電形の第1ベース領域と、該第1ベ
    ース領域の表面層に選択的に細長に形成された溝にゲー
    ト絶縁膜を介して形成されるゲート電極と、前記第1ベ
    ース領域の表面層に選択的に前記溝より浅く且つ前記溝
    に接するように形成された第2導電形の第2ベース領域
    と、該第2ベース領域の表面層に選択的に前記溝に接す
    るように形成されたソース領域と、前記第1ベース領域
    の表面層に選択的に前記第2ベース領域とは離れて前記
    溝に接するように形成された第2導電形の第3ベース領
    域と、前記ソース領域と第2ベース領域に接して形成さ
    れる第1主電極と、第1ベース領域の裏面の表面層に形
    成されるコレクタ領域と、該コレクタ領域上に形成され
    る第2主電極とを具備する半導体装置において、前記第
    2ベース領域と、前記第3ベース領域とが、前記溝の長
    手方向の少なくとも一方の側面に交互に形成されること
    を特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記第2ベース領域と、前記第3ベース領
    域とが前記溝の長手方向の両側に形成されることを特徴
    とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】前記第2ベース領域と、前記第3ベース領
    域とが前記溝を介して対向していることを特徴とする請
    求項2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】前記第1ベース領域の裏面の表面層に該第
    1ベース領域より低い抵抗を有する第1導電形の第4ベ
    ース領域を介して前記コレクタ領域が形成されることを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の半導体
    装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかに記載の半導
    体装置を駆動する方法で、前記第2ベース領域と前記第
    3領域間に形成されるチャネルの導電形がオン時とオフ
    時では異なるように駆動することを特徴とする半導体装
    置の駆動方法。
  6. 【請求項6】前記オン時に第2ベース領域に第1導電形
    チャネルを形成し、前記オフ時に第1ベース領域に第2
    導電形チャネルを形成するように駆動することを特徴と
    する請求項5に記載の半導体装置の駆動方法。
  7. 【請求項7】前記オン時と前記オフ時で、前記ゲート電
    極と前記第1主電極の間に印加される電圧の極性を逆転
    させて駆動することを特徴とする請求項5または6のい
    ずれかに記載の半導体装置の駆動方法。
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