JP2000182292A - 光学的記憶装置及び光記憶媒体の記録再生方法 - Google Patents
光学的記憶装置及び光記憶媒体の記録再生方法Info
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Abstract
を高め短時間でリトライを成功させる。 【解決手段】MSR媒体のリードリトライは、再生磁界
を設定変更しながら実行する。成功したリードリトライ
のパラメータ設定値を統計情報として保存し、デフォル
トに対する設定値の変化が大きくなったらデフォルトを
更新する。リトライに成功したパラメータ設定情報を統
計情報として保存し、新たなリードリトライでは統計情
報の中から成功率の高いパラメータ設定情報を選択して
リトライを実行する。
Description
情報の記録と再生を行う光学的記憶装置及び光記憶媒体
の記録再生方法に関し、特に、ビーム径よりも小さい密
度でデータを記録再生するMSR媒体を含む光記憶媒体
の記録再生動作でリードエラーが発生した場合のリトラ
イを最適化する光学的記憶装置及び光記憶媒体の記録再
生方法に関する。
て、光ディスクが脚光を浴びている。光ディスクは、レ
ーザ光を用いて媒体上にサブミクロンオーダーの磁気的
な記録ピットを作ることにより、これまでの外部記憶媒
体であるフロッピーディスクやハードディスクに比べ、
格段に記録容量を増大させることが可能となる。
直磁気記憶媒体である光磁気ディスクにおいては、情報
の書替えが可能であり、今後の発展がますます期待され
ている。
28MB,230MB、540MB、640MBの記憶
容量を持っている。ここで128BM媒体、230MB
媒体はピットポジション記録(PPM記録)であり、5
40BM媒体、640MB媒体はパルス幅変調記録(P
WM記録)である。
標)ディスク1枚の記憶容量が約1MBであることを考
えると、光ディスク1枚でフロッピーディスク128枚
から640枚分の記憶容量を持つことを意味する。この
ように光ディスクは記録密度の非常に高い書替可能な記
憶媒体である。
備え、光ディスクの記録密度を現在よりも更に高くする
必要がある。記録密度を高くするためには、媒体上に更
に多くのピットを記録させなければならない。そのため
には、現在よりもピットを更に小さくし、ピットとピッ
トの間隔も詰めていく必要がある。このような方法で記
録密度を高くする場合、レーザ光の波長を現在の670
nmよりも更に短くする必要があるが、実用化を考慮し
た場合、現行の波長670nmでピットサイズを小さく
しなければならない。
ーを制御することによってビーム径よりも小さなピット
を形成することは可能である。しかし、再生について
は、ビーム径よりも小さなピットを再生すると、隣のピ
ットとのクロストークが大きくなり、最悪の場合、再生
ビームの中に隣のピットまで入ってしまい、実用性を考
慮した場合、非常に難しい。
さなピットを再生する方法として特開平3−93058
号に代表される光磁気記録再生方法があり、超解像技術
(MSR:Magnetically induced Super Resolution )
による記録再生方法として知られている。これにはFA
D(Front Aperture Detection )方式とRAD(RearApe
rture Detection)方式の2つの方法がある。
に、MSR媒体を基板311上で記録層320と再生層
316に分け、リードビームのレーザスポット322を
照射した状態で、再生磁界Hrを加えて再生する。この
とき再生層316が記録ピットの部分については、レー
ザスポット322による媒体加熱の温度分布に依存して
記録層220との境界に形成されるスイッチ層(Switch
ing Layer)318の磁気的な結合が切れ、再生磁界Hr
の影響を受けてマスクとなる。
はスイッチ層318の磁気的な結合は保ったままであ
り、アパーチャ(開口)324となる。このためレーザ
スポット322のように、隣接するピット326の影響
を受けることなくアパーチャ224のピット230のみ
を読み取ることができる。
(A)(B)のように、基板311上の再生層316、
中間層317及び記録層320の3層から構成されてい
る。再生時の再生レーザパワーを若干高くしてリードす
る。このリード時には、リードビームのレーザスポット
334による媒体加熱の温度分布に依存し、再生層31
6にはフロントマスク336、記録層320の磁化情報
が再生層316に転写されるアパーチャ338及びリア
マスク317が形成される。
による低温のフロントマスク336では、再生磁界33
2によって再生層316が初期化されているので、信号
は得られない。中間温度のアパーチャ338では、中間
層317が垂直磁化されるため結合力が強まり、記録層
320の磁化情報が再生層316に転写され、信号が得
られる。高温のリアマスク337では、中間層317の
キューリ温度に近いので、記録層320と再生層316
の結合力が小さくなり、再生層316の磁化は再生磁界
332の方向に揃う。
磁化情報は、光学磁気効果(カー効果あるいはファラデ
ー効果)によって光学的な信号に変換されることでデー
タが再生される。
0のピット328に対し、次に読み出す記録層320の
ピット330は、再生層316の初期磁化情報によるフ
ロントマスク336の形成で転写されないため、記録ピ
ットがレーザスポット334より小さくとも、クロスト
ークは発生せず、ビーム径よりも小さなピットを再生す
ることができる。
と、再生部分以外の記録層320の領域は初期化された
再生層316によってマスクされた状態になっているの
で、隣のピットからのピット干渉が発生せず、更にピッ
ト間隔を詰めることができ、また、隣接するトラックか
らのクロストークを抑えることもできるので、トラック
ピッチもFADより詰めることができ、現行の波長68
0nmを用いても高密度化を行うことが可能となる。
うなMSR媒体を用いた従来の光ディスク装置にあって
は、再生時に使用する再生磁界とリードパワーを厳密に
制御しなければ、適切な再生動作ができないという問題
がある。その理由は、例えば図53(A)(B)のFA
D方式でレーザビーの再生パワーPrが低すぎた場合、
再生層316の磁化による図53(B)のマスク326
の形成範囲が小さくなり、ピット328がマスクされず
にクロストークを起こす。
マスク326の形成範囲が広がってピット330も部分
的にマスクするようになり、再生レベルが低下してエラ
ーとなる。同時に再生磁界Hrが記録層320にも作用
し、記録データを消しかねない。
方式で再生パワーおよび再生磁界が低すぎた場合、再生
層316のビーム加熱による結合範囲が広がらず、アパ
ーチャが形成されず、図54(B)のピット328が再
生されない。
場合には、再生層316の初期化磁界のビーム加熱によ
る消去範囲が狭くなってフロントマスク336の形成範
囲が広がり、ピット228も部分的にマスクするように
なり、アパーチャ338が小さくなり、再生レベルが低
下してエラーとなる。同時に再生パワーが強すぎると記
録層320にも作用し、記録データを消しかねない。
るだけでは不十分であり、記憶媒体の温度を決める装置
内部の環境温度にも依存する。即ち、装置内の環境温度
が低温側に変化すると再生層のアパーチャ形成温度まで
加熱するためのレーザパーワーが必要となる。逆に環境
温度が高温側に変化すると再生層のリアマスク形成温度
までの加熱は少しでよいため再生パワーを低くする必要
がある。
セクタのリードが失敗した場合、最適値に調整された再
生パワーおよび再生磁界の値を使用して再度リードする
リードリトライを行うが、装置内の環境温度等が再生磁
界を最適値に調整した際の条件から外れていると、何回
リトライを行っても成功せず、最終的にリトライアウト
となり、不良セクタと判断して交代処理を行うことにな
る。
ライ成功となるまでに時間がかかり、更に、装置の使用
条件が大きく変っているとリトライ不成功でリードエラ
ーを多発し、処理性能が低下する問題があった。
作がイレーズ、ライト、及びベリファイを行うことか
ら、ベリファイでエラーとなったときのベリファイリト
ライでも生ずる。
リトライにおけるリトライ不成功の問題は、再生磁界を
必要とするMSR媒体のみならず、通常のMO媒体にお
いても同様である。
媒体のリードエラーの発生を低減する光学的記憶装置及
び光記憶媒体の記録再生方法を提供することを目的とす
る。
がら行うリードリトライやベリファイリトライで成功時
のパラメータ設定情報を統計情報として保存し、統計情
報の学習処理による最適パラメータの更新を行ってリト
ライ成功の条件を反映し、リードエラーの発生を低減す
る光学的記憶装置及び光記憶媒体の記録再生方法を提供
することを目的とする。
情報を保存し、次のリードリトライ時に保存情報から成
功率の高いリードリトライの条件を取り出してリトライ
成功率を向上させる光学的記憶装置及び光記憶媒体の記
録再生方法を提供することを目的とする。
図である。
明は、基板上に、少なくともデータを記録するための記
録層と記録層に記録されたデータを再生するための再生
層とを有するMSR媒体(光記憶媒体)を使用する。記
録部は、レーザビームのビーム径より小さい記録密度で
MSR媒体の記録層にデータを記録する。再生部は、再
生に必要な再生磁界と再生レーザパワーを組み合わせて
最適な値に設定することによって、ビーム径より小さい
記録密度でMSR媒体の記録層に記録されているデータ
を再生する。
に、リードリトライ処理部86を設け、リードエラーが
発生した際のリードリトライ時に、再生磁界の値を変更
して再生動作をリトライすることを特徴とする。
リトライの際に、再生磁界の値を変更し、変更した再生
磁界でリードのリトライを行うことでリトライを成功さ
せ、リトライアウトによってリードエラーが発生する頻
度を低減する。
にフォーマットされた各ゾーン、MSR媒体の記録領域
を複数のエリアに分割した各エリア、装置内の温度の少
なくともいずれかに応じてリードリトライ時に再生磁界
を変更する。
は再生磁界の強さは、媒体の各ゾーン、各エリア、更に
はそのときの装置内温度により異なることから、これら
の条件に応じて適切な値を再生パワーまたは再生磁界を
変更することで、リードエラーの発生頻度を低減する。
ドにより最適再生パワー又は最適再生磁界のテストオフ
セットΔPr、ΔH1を決定し、所定のデフォルト値P
r、HにテストオフセットΔPr1,ΔH1と所定のリ
トライオフセットΔPr2、ΔH2を加算した再生パワ
ー(Pr+Pr1+ΔP2)又は再生磁界(H+ΔH1
+ΔH2)に変更する。
ドで、そのときの使用条件に適合した最適再生パワーま
たは最適再生磁界を決定した後に、最適再生パワーまた
は最適再生磁界をリトライ用に変更して再度リードする
ことで、実際の使用条件の変化に適合した最適再生パワ
ーまたは再生磁界に変更でき、学習が進むにしたがっ
て、少ないリトイラ回数でリードを成功させることがで
きる。
供するものであり、基板上に、少なくともデータを記録
するための記録層と記録層に記録されたデータを再生す
るための再生層とを有するMSR媒体(光記憶媒体)を
用いて、レーザビームのビーム径より小さい記録密度で
MSR媒体の記録層にデータを記録する記録過程と、再
生に必要な再生磁界と再生レーザパワーを組み合わせて
最適な値に設定することによって、前記ビーム径より小
さい記録密度でMSR媒体の記録層に記録されているデ
ータを再生する再生過程と、再生過程でリードエラーが
発生した際のリードリトライ時に、再生磁界の値を変更
して再生動作をリトライするリードリトライ過程と、を
備えたことを特徴とする。このMSR媒体の記録再生方
法の詳細も装置構成と同じである。 (リードパラメータの統計的更新)本発明は、パラメー
タを設定変更しながら行うリードリトライやベリファイ
リトライで、成功時のパラメータ設定情報を統計情報と
して保存し、統計情報の学習処理による最適パラメータ
の更新を行ってリトライ成功の条件を反映してリードエ
ラーの発生を低減する光学的記憶装置及び方法を提供す
る。
により光記憶媒体にデータを記録する記録部と、再生に
必要なパラメータを最適な値に設定することによって、
前記光記憶媒体に記録されているデータを再生する再生
部とを備える。
は、図1(B)のように、更にリードリトライ処理部
(リトライ処理部)122を設け、再生部でリードエラ
ーが発生した際のリードリトライ時に、パラメータ設定
値を設定変更しながらリードリトライを繰り返し、リト
ライ成功時にパラメータ設定値を統計情報として保存
し、統計情報に基づく学習処理によりパラメータ設定値
を更新することを特徴とする。
ォルトにテスト処理で最適パラメータを決定した際に得
られたテストオフセットを加算した値である。
ードリトライが成功したら、成功時のパラメータ設定値
を統計情報として保存し、統計情報の学習処理により最
適パラメータを自動的に更新し、リトライ成功の条件を
最適パラメータに反映させることで、リードリトライの
成功までの回数を低減して成功率を高めると共に、リト
ライ失敗(リトライアウト)によるリードエラーの発生
頻度を低減し、リード動作の安定性を向上させる。
録部でベリファイでリードエラーが発生した際のベリフ
ァイリトライ時に、同様にパラメータ設定値を設定変更
しながらベリファイリトライを繰り返し、リトライ成功
時にパラメータ設定値を統計情報として保存し、統計情
報に基づく学習処理によりパラメータ設定値を更新す
る。このためライト動作におけるイレーズ、ライトに続
くベリファイでリードエラーとなったときのベリファイ
リトライの成功までの回数を低減し、リトライ失敗によ
るリードエラーの発生頻度を低減し、ライト動作の安定
性を向上させる。
より小さい記録密度で記録するMSR媒体(磁気超解像
媒体)を使用した場合、本発明の光学的記憶装置は、図
1(C)のように、再生のためのパラメータとして、再
生磁界H、リードパワーPr、ローパスフィルタのカッ
トオフ周波数FcとブーストFb、スライス回路のスラ
イスレベルS、データ弁別器のウィンドウ値(ウィンド
ウ遅延時間)W、フォーカスオフセットFCOを設定
し、リードリトライ時に、複数種類のパラメータを順次
切り替えて設定変更しながらリードリトライを繰り返
す。
ム系に依存した記録密度で記録するMO媒体等の光磁気
媒体を使用した場合、本発明の光学的記憶装置は、再生
のためのパラメータとして、MRS媒体に固有な再生磁
界Hを除く、リードパワーPr、ローパスフィルタのカ
ットオフ周波数FcとブーストFb、スライス回路のス
ライスレベルS、データ弁別器のウィンドウ値(ウィン
ドウ遅延時間)W、フォーカスオフセットFCOを設定
し、リードリトライ時に、複数種類のパラメータを順次
切り替えて設定変更しながらリードリトライを繰り返
す。
トライ時に、パラメータ設定値にリトライオフセットを
加算するパラメータの設定変更と、パラメータ設定値か
らリトライオフセットを減算するパラメータの設定変更
を、交互(トグル的)に繰り返しながらリードリトライ
を行い、成功時のパラメータ設定値とリトライオフセッ
トを加算したか又は減算したかを統計情報として保存す
る。
メータ設定値(=デフォルト+テストオアフセット)に
リトライオフセットを加算し、不成功となったリトライ
2回目では、パラメータ設定値(=デフォルト+テスト
オアフセット)からリトライオフセットを減算する。こ
れによりパラメータ設定値を中心としたプラス、マイナ
スの同程度の範囲でのパラメータを設定変更してリトラ
イ成功の機会を増加させ、少ないリトライ回数で成功さ
せて成功率を高める。
中心としてプラス、マイナスの方向に略均等に変更され
るため、パラメータ変更によるリトライの回数が増加
し、デフォルトから急速に離れて限界値に至ることを回
避できる。
は、統計情報に基づき成功したリトライオフセットの加
算回数と成功したリトライオフセット減算回数の総和の
絶対値が所定の閾値以上のとき、リトライに成功したパ
ラメータ設定値に近づけるようにデフォルトに加算する
テストオフセットを更新する。例えばリトライに成功し
たリトライオフセットの半分だけデフォルトに加算する
テストオフセットを増加又は減少して最適パラメータを
更新する。
タ設定値の統計情報を学習し、リトライを成功させるパ
ラメータの統計的な傾向に併せて通常のリードやベリフ
ァイで使用するパラメータを更新することで、その後の
リードやベリファイでのエラー低減できる。
光記憶媒体にフォーマットされた各ゾーン、光記録媒体
の記録領域を複数のエリアに分化した各エリア、装置内
の温度の少なくともいずれかに応じて設定変更する。
定値(デフォルト+テストオフセット)とパラメータの
設定変更に使用するリトライオフセットを、例えば図1
(C)のように、光記憶媒体にフォーマットされた各ゾ
ーン、光記録媒体の記録領域を複数のエリアに分化した
各エリア、装置内の温度に応じて予め準備し、リトライ
時のゾーン、エリア、装置内温度に基づき、対応するパ
ラメータ設定値にリトライオフセットを加算してパラメ
ータを設定変更する。
定変更が光記憶媒体のゾーン、エリア、装置内温度に応
じて最適化でき、リトライ成功率を向上できる。
(B)のように、テストリードにより最適パラメータ設
定値を与えるデフォトルに加算するテストオフセットを
決定し、テストリードからの経過時間が所定時間に達し
た時、又はテストリード時の装置温度を基準温度とした
所定値を越える温度変化が発生した時に次のテストリー
ドを行うテスト処理部126を備える。
は、リトライ成功のパラメータ設定情報を保存した統計
情報に基づいてパラメータを更新した際に、テスト処理
部126の経過時間を初期化すると共に、基準温度をリ
トライ成功時の装置内温度に更新して次のテストリード
を判断させる。
ライの成功で得られたパラメータ設定値に基づき通常の
リードやベリファイで使用するパラメータを更新する処
理が、テスト処理部126で最適パラメータを決定する
テスト処理と同等の処理と見做され、リトライがテスト
処理の一部に組み込まれることで、媒体のアクセスを中
断して実行されるテスト処理の発生頻度を低減し、全体
としてのアクセス性能を向上する。
リトライ処理部122は、ベリファイリトライが不成功
となった場合、ライトリトライ処理部125により、光
記憶媒体にデータを記録するためのライトパワーを設定
変更しながらイレーズ、ライト、ベリファイのライト動
作を繰り返す。このようにリードリトライが不成功に終
っても、更にライトパワーを変更しながらライトリトラ
イを繰り返すことで、リトライの成功率を更に向上でき
る。
イ時に、ライトパワーの設定値にリトライオフセットを
加算するパラメータの設定変更とライトパワー設定値か
らリトライオフセットを減算するパラメータの設定変更
を交互に行いながらライトリトライを繰り返す。
成功時に、成功したライトパワー設定値とリトライオフ
セットを加算したか減算したかを学習結果として保存
し、前記学習結果において成功したリトライオフセット
の加算回数と成功したリトライオフセットの減算回数の
総和の絶対値が所定の閾値以上のとき、前記ライトパワ
ー設定値をリトライに成功した最新のライトパワー設定
値に近づけるように更新する。
記憶媒体にフォーマットされた各ゾーン、光学的記録媒
体の記録領域を複数のエリアに分割した各エリア、装置
内の温度の少なくともいずれかに応じてライトパワーを
設定変更する。 (成功リトライの反映)本発明は、成功したリードリト
ライの情報を統計情報として保存し、次のリートリトラ
イ時に統計情報から成功率の高いリードリトライの条件
を取り出してリトライ成功率を向上させる光学的記憶装
置を提供する。
により光記憶媒体にデータを記録する記録部と、再生に
必要なパラメータを最適な値に設定することによって、
光記憶媒体に記録されているデータを再生する再生部と
を備える。
トライ処理部は、再生部でリードエラーが発生した際の
リードリトライ時に、過去の成功したリトライ情報に基
づいて成功率の高いリードリトライを行い、リトライ成
功時に成功したリトライ情報を保存することを特徴とす
る。
ードリトライに反映されることで、複数種類のパラメー
タを切り替えて設定変更しながら行うリトライの成功率
が飛躍的に高まり、固定的に決められた順番に複数種類
のパラメータを切り替えて設定変更しながら行うリトラ
イに比べ、成功するまでのリトライ回数が低減し、リト
ライ実施時間を短縮する。
ァイでリードエラーが発生した際のベリファイリトライ
時に、過去の成功したリトライ情報に基づいてリードリ
トライを行い、リトライ成功時に成功したリトライ情報
を保存する。このようにライト動作のイレーズ、ライト
に続くベリファイでのリードエラーに対するリトライに
ついても、同様に成功するまでのリトライ回数が低減
し、リトライ実施時間を短縮する。
を切り替えて設定変更しながらリトライを実行して成功
したパラメータ設定値を統計情報として保存し、新たな
リードリトライ時には、前回の成功したパラメータ設定
値からリードリトライを開始し、リトライ成功時に成功
したパラメータ設定値を記憶する。
タ設定値が次のリトライ時に使用され、連続セクタのリ
ードのように、リトライ条件が変っていなけば、1回の
リトライで成功することができる。
を切り替えて設定変更しながらリトライを実行して成功
したパラメータ設定値と各パラメータ毎の成功回数を統
計情報として保存し、新たなリードリトライ時には、統
計情報の成功回数の多い順にパラメータ設定値を選択し
てリードリトライを繰り返す。
した回数が統計情報として保存されていることで、新た
なリトライ時に最も成功率の高い特定のパラメータ設定
値を選択してリトライを実行することとなり、成功する
までのリトライ回数が低減し、リトライ実施時間を短縮
する。
媒体としてレーザビームのビーム系より小さい記録密度
で記録すMSR媒体(磁気超解像媒体)を使用した場
合、パラメータとして、再生磁界、リードパワー、ロー
パスフィルタのカットオフ周波数とブースト、スライス
回路のスライスレベル、データ弁別器のウィンドウ値
(ウィンドウ遅延時間)、フォーカスオフセットを切り
替えて設定変更しながらリトライを実行する。
ム系に依存した記録密度で記録するMO媒体等の光磁気
媒体を使用した場合、MSR媒体に固有な再生磁界を除
いたパラメータとして、リードパワー、ローパスフィル
タのカットオフ周波数とブースト、スライス回路のスラ
イスレベル、データ弁別器のウィンドウ値(ウィンドウ
遅延時間)、フォーカスオフセットを切り替えて設定変
更しながらリトライを実行する。
パラメータ設定値にリトライオフセットを加算するパラ
メータの設定変更と、パラメータ設定値からリトライオ
フセットを減算するパラメータの設定変更を交互に繰り
返す。
けるパラメータ設定の統計情報を、装置内温度、媒体に
フォーマットされた各ゾーン、光記録媒体の種別、又は
シーク距離に応じて保存する。リトライに使用する各種
パラメータは、装置内温度、媒体ゾーン、光記録媒体の
種別、又はシーク距離の条件によりリトライ成功率が異
なることから、各条件に応じて使い分けることで、リト
ライ成功率を更に向上できる。
は、リードパワーを設定変更したリトライで成功する
が、50℃に上昇すると例えばフォーカスオフセットを
設定変更したリトライで成功するという場合がある。こ
のため成功したパラメータ設定値及び成功回数を装置温
度に分けて保存し、リトライ時には装置温度に対応した
統計情報から成功率の高いパラメータのリトライを選択
して実行する。
波数が異なっており、このため最インナで成功したリト
ライが最アウタで適切である可能性は少ない。そこで成
功したリトライの統計情報を各ゾーンに分けて保存し、
リトライ時には現在ゾーンに対応した統計情報から成功
率の高いパラメータ情報を選択してリトライを実行す
る。
て128MB媒体、230MB媒体、540MB媒体、
640MB媒体があり、128MB媒体と230MB媒
体はPPM記録、540MB媒体と640MB媒体とP
WM記録である。更に1.3GBのMSR媒体がある。
このように媒体種別が異なると記録再生の手法が異なる
ことから、媒体毎に分けて成功したリトイラの統計情報
を保存し、リトライ時には媒体種別に対応した統計情報
から成功率の高いパラメータ情報を選択してリトライを
実行する。
るリードエラーについては、シーク距離によってリトラ
イが成功するパラメータが異なることから、シーク距離
により分けて成功したリトライの統計情報を保存し、新
たなシーク位置付けのリトライ時には、そのときのシー
ク距離に対応した統計情報から成功率の高いパラメータ
情報を選択してリトライを実行する。
イブの回路ブロック図である。本発明の光ディスクドラ
イブは、コントロールユニット10とエンクロージャ1
1で構成される。コントロールユニット10には光ディ
スクドライブの全体的な制御を行うMPU12、上位装
置との間でコマンド及びデータのやり取りを行うインタ
フェース15、光ディスク媒体に対するデータのリード
・ライトに必要な処理を行う光ディスクコントローラ
(ODC)14、DSP16、及びバッファメモリ18
が設けられる。
ィスクコントローラ14、及び上位インタフェース15
で共用される。光ディスクコントローラ14には、フォ
ーマッタとECC処理機能が設けられる。
投入されると、媒体種別がMPU12で認識され、媒体
種別に応じた記録再生機能が光ディスクコントローラ1
4及びDSP16でセットアップされる。この光ディス
クドライブは、128MB、230MB、540MB及
び640MBのMO媒体、及び1.3GBのMSR媒体
に対応できる。
ーンCAVである。更に、媒体の記録方式は、128M
Bと230MB媒体が、媒体上のマークの有無に対応し
てデータを記録するピットポジション記録(PPM記
録)である。540MB及び640MBのMO媒体、及
び1.3GBのMSR媒体は、マークのエッジ即ち前縁
と後縁をデータに対応させるパルス幅記録(PWM記
録)である。
体をローディングした際には、まず媒体のID部をリー
ドし、そのピット間隔等からMPU12において媒体の
種別を認識し、種別を光ディスクコントローラ14、D
SP16、ライトLSI20、リードLSI24に通知
し、媒体に適合した記録再生機能を確立する。
ッジ媒体投入後のライトアクセス時には、フォーマッタ
でNRZライトデータを媒体のセクタ単位に分割して記
録フォーマットを生成し、ECC処理によりセクタライ
トデータ単位にECCコードを生成して付加し、必要な
らばCRCコードを生成して付加し、更に例えば1−7
RLL符号に変換してライトLSI20に出力する。
ザダイオード制御回路を内蔵する。レーザダイオードユ
ニット30は、レーザダイオードとモニタ用ディテクタ
を内蔵する。
14からのセクタライトデータを、媒体種別に応じてP
PM記録データ又はPWM記録データに変換してレーザ
ダイオードユニット30に供給し、ライトビームにより
媒体に書き込む。
ーム位置決めした状態で、イレーズ、ライト、ベリファ
イを行う。ベリファイの際にリードエラーが発生する
と、ベリファイリトライとなり、本発明ではリードに必
要な各種のパラメータを切り替えて設定変更しながらベ
リファイトリライを実行する。
波数シンセサイザを内蔵する。リードLSI24に対し
ては、エンクロージャ11に設けたID/MO用ディテ
クタ32によるリードビームの戻り光の受光信号が、ヘ
ッドアンプ34を介してID信号及びMO信号として入
力されている。
ルタ、データ弁別器等の復調回路が内蔵され、入力した
ID信号及びMO信号よりリードクロックとリードデー
タを作成し、PPM記録データ又はPWM記録データか
ら元のNRZデータを復調している。
ーンCAVを採用していることから、MPU12からリ
ードLSI24に内蔵した周波数シンセサイザに対しゾ
ーン対応のクロック周波数を発生させるための分周比の
設定制御が行われている。周波数シンセサイザはプログ
ラマブル分周器を備えたPLL回路であり、媒体のゾー
ン位置に応じて予め定めた固有の周波数をもつ基準クロ
ックをリードクロックとして発生する。
タは、光ディクスコントローラ14に与えられ、1−7
RLL符号の逆変換後にCRCチェックとECC処理を
受けてNRZセクタデータが復元され、フォーマッタに
よりNRZリードデータのストリームに繋げた後に、バ
ッファメモリ18を経由して上位インタフェース15に
より上位装置に転送される。
と、リードリトライが行われる。本発明のリードリトラ
イは、再生に必要な各種のパラメータを切り替えて設定
変更しながらリードリトライを実行する。
してエンクロージャ11側に設けた温度センサ36の検
出信号が与えられている。MPU12は、温度センサ3
6で検出した装置内の環境温度に基づき、レーザダイオ
ード制御ユニット22におけるリード、ライト、イレー
ズの各発光パワーを媒体上で実際に記録再生を行うテス
ト処理により最適値に制御する。
イバ38によりエンクロージャ11側に設けたスピンド
ルモータ40を制御する。MOカートリッジの記録フォ
ーマットはゾーンCAVであることから、スピンドルモ
ータ40を一定回転数で駆動する。
2を介してエンクロージャ11側に設けた磁場印加ユニ
ット44を制御する。磁場印加ユニット44は装置内に
ローディングされたMOカートリッジのビーム照射側と
反対側に配置されており、MO媒体については、記録時
及び消去時に媒体に外部磁界を供給し、MSR媒体につ
いては、記録時及び消去時に加え再生時にも媒体に外部
磁界を供給する。
磁石を使用するが、これ以外に本発明の校正処理により
決定された最適磁場が得られる永久磁石でもよいし、更
には、電磁石と永久磁石を組み合わせたものであっても
よい。
再生時の外部磁界は、FAD媒体については再生磁界H
rであり、RAD媒体については、初期化磁界Hiであ
る。更に、再生時の磁場印加ユニット44による外部磁
界は、本発明にあっては、MPU14の処理機能として
実現されるテスト処理により、例えばMSR媒体の再生
に必要なパラメータである再生磁界とリードパワーを最
適値の組に決定する。このテスト処理は、再生磁界、リ
ードパワー以外のパラメータについても行われる。
ド30からのビームの位置決めを行うためのサーボ機能
を備え、目的トラックにシークしてオントラックするた
めのシーク制御を行う。このシーク制御は、MPU12
による上位コマンドに対するライトアクセス又はリード
アクセスに並行して同時に実行することができる。
エンクロージャ11側の光学ユニットに媒体からのビー
ム戻り光を受光するFES用ディテクタ46を設け、F
ES検出回路(フォーカスエラー信号検出回路)48
が、FES用ディテクタ46の受光出力からフォーカス
エラー信号E1を作成してDSP16に入力している。
に媒体からのビーム戻り光を受光する多分割ディテクタ
46を設け、TES検出回路(トラッキングエラー信号
検出回路)50が多分割ディテクタ46の受光出力から
トラッキングエラー信号E2を作成し、DSP16に入
力している。トラッキングエラー信号E2はTZC検出
回路(トラックゼロクロス検出回路)54に入力され、
トラックゼロクロスパルスE3を作成してDSP16に
入力している。
トの位置を制御するため、ドライバ58,62,66を
介してフォーカスアクチュエータ60、レンズアクチュ
エータ64及びVCM68を制御駆動している。
ようになる。ハウジング67内にはスピンドルモータ4
0が設けられ、スピンドルモータ40の回転軸のハブに
対しインレットドア69側よりMOカートリッジ70を
挿入することで、内部のMO媒体72がスピンドルモー
タ40の回転軸のハブに装着されるローディングが行わ
れる。ローディングされたMOカートリッジ70のMO
媒体72の下側には、VCM68により媒体トラックを
横切る方向に移動自在なキャリッジ76が設けられてい
る。
載され、固定光学系78に設けているレーザダイオード
からのビームをプリズム82を介して入射し、MO媒体
72の媒体面にビームスポットを結像している。対物レ
ンズ80は図2のエンクロージャ11に設けたフォーカ
スアクチュエータ60により光軸方向に移動制御され、
レンズアクチュエータ64により媒体トラックを横切る
半径方向に例えば数十トラックの範囲内で移動すること
ができる。
ンズ80の位置が、レンズ位置センサ54により検出さ
れる。レンズ位置センサ54は対物レンズ80の光軸が
直上に向かう中立位置でレンズ位置検出信号を零とし、
アウタ側への移動とインナ側への移動に対しそれぞれ異
なった極性の移動量に応じたレンズ位置検出信号E4を
出力する。
アクチュエータ64とVCM68を備えたダブル駆動型
を例にとるが、レンズアクチュエータ64を持たないV
CM68のみシングル駆動型も含む。 2.MSR媒体のリードリトライ 図4は、MSR媒体のリードリトライ処理を行うための
本発明の第1実施形態の機能ブロック図である。このリ
ードリトライ処理のための機能は、図2のMPU12、
光ディスクコントローラ14、DSP16、ライトLS
I20及びリードLSI24により実現される。
リード処理部84が設けられ、またリード動作の際のエ
ラーに対するリードリトライのためにリードリトライ処
理部86が設けられる。リード処理部84及びリードリ
トライ処理部86に対しては、再生磁界及びリードパワ
ーを最適値に制御するために使用するデフォルトテーブ
ル88、テストリードオフセットテーブル90、リトラ
イオフセットテーブル92が設けられる。
示のためのレジスタ群94が設けられる。このレジスタ
群94には、リード指示、ライト指示、リトライ指示、
媒体種別、装置内温度T、トラック番号TK、セクタ番
号SS、ゾーン番号Ziが必要に応じて格納される。
磁界の設定値を格納すると同時に、レジスタ98にリー
ドパワーの設定値を格納し、DAコンバータ104,1
06でアナログ制御信号に変換し、図2のドライバ42
を介して磁界印加部44の電磁石に駆動電流を流すこと
で再生磁界を発生し、またレーザダイオードユニット3
0のレーザダイオードに発光電流を流すことで、設定し
たリードパワーのレーザビームを発行する。
のゾーン分割デフォルトテーブル88−1のように、M
SR媒体のゾーンZ1〜Z18の18ゾーンに分けて、
再生磁界のデフォルト値H1〜H18とリードパワーの
デフォルト値Pr1〜Pr18が格納されている。
図6のゾーン分割テストリードオフセットテーブル90
−1のように、MSR媒体のゾーンZ1〜Z18に分け
て、前回までのリードリトライにおけるテストリードで
求められたデフォルトに加算するテストオフセットΔH
11〜ΔH118が格納されている。
は、例えば図7の回数分割リトライオフセットテーブル
92−1のようにリトライ回数nに分けて、リトライオ
フセットΔH21〜ΔH2nが格納されている。このリ
トライオフセットテーブルは、具体的には図8のような
回数分割のリトライオフセットテーブル92−2を使用
する。
92−2は、リードリトライ回数1〜7回のそれぞれに
つき、リトライオフセットΔH2として、そのときのデ
フォルトに対する増加率(パーセント表示)を格納して
いる。例えば、リードリトライの1回目は+10%、2
回目は−10%、3回目は+20%、4回目は−20
%、5回目は+30%、6回目は−30%、7回目は+
40%とするリトライオフセットΔH2を格納してい
る。
に、アクセスするゾーンZiに対応した再生磁界のデフ
ォルトHiを図5のゾーン分割デフォルトテーブル88
−1から読み出し、同時に同じゾーンZiのテストリー
ドオフセットΔH1iを図6のゾーン分割テストオフセッ
トテーブル90−1から読み出し、再生磁界Hとして H=Hi+ΔH1i を求めてレジスタ96に設定し、最適な再生磁界を作り
出している。
生磁界とリードパワーによるリード動作でリードエラー
が発生すると、リードリトライ処理部86が起動する。
リードリトライ処理部86は、1回目のリードリトライ
では、例えば図8の回数分割リトライオフセットテーブ
ル92−2のデフォルトに対する+10%のリトライオ
フセットΔH2を読み出し、これに再生磁界のデフォル
トHiとテストリードオフセットΔHiを加えた再生磁
界 H=Hi+ΔH1i+ΔH2i を求め、テストリードを行う。
例えば現在アクセスしているゾーンの中の予め定められ
たテストトラックに対し、リードパワーと再生磁界を変
化させながらテストデータのライト動作とリード動作を
行い、CNR特性(キャリア雑音比特性)やビット不一
致数の特性を測定し、エラーレートが規定値を満足する
ように最適なリードパワー及び再生磁界を求める処理で
ある。このようなテストリードにより最適な再生磁界及
びリードパワーを決定する。
は、デフォルトHi及びリトライオフセットΔH2iは
固定値であることから、結果的に最適なテストリードオ
フセットΔH1iを決定することを意味する。このように
して最適な再生磁界を与えるテストリードオフセットΔ
H1iが決定できたならば、テストリードで求められた再
生磁界とリードパワーの最適値を使用して、リードエラ
ーを発生したセクタについてリードリトライを実行す
る。
ラーとなってリトライが失敗した場合には、図8の2回
目のリードリトライのリトライオフセットΔH2である
デフォルトに対する−10%を選択し、同様にテストリ
ードにより最適な再生磁界を与えるテストリードオフセ
ットΔH1iを決定し、テストリードで最適な再生磁界及
びリードパワーを決定した後に、リードエラーを起こし
たセクタに位置付けして2回目のリードリトライを実行
する。
回までのリードリトライが繰り返される。
で行われるテストリードにおける最適再生磁界の算出処
理の一例である。図9において、横軸は再生磁界H[O
e:エルステッド]であり、縦軸がリードデータのキャ
リアノイズ比(NCR)である。
min=100エルステッドから最大値Hmax=50
0エルステッドの範囲で変化させる。このような再生磁
界の変化により特性曲線108が得られ、キャリアノイ
ズレシオCNRが所定の閾値TH=47.5dBとなる
交点110,112の再生磁界Hs=200エルステッ
ドとHe=450エルステッドを求める。
る最適再生磁界の他の算出処理であり、この場合には再
生データのビット不一致数Nの特性に基づいて再生磁界
の最適値を決めている。即ち横軸に示すように、再生磁
界の最低値Hmin=100エルステッドから最大値H
max=500エルステッドまで再生磁界を変化させな
がらテストリードを行ってリードデータのビット不一致
率Nを求めると、例えば特性曲線114が得られる。
離散的に行われることから、ビット不一致数Nが所定の
閾値Nth以下となるHmin側の測定点116とHm
ax側の測定点118の磁界をそれぞれHs,Heとし
て求める。そして同様に、最適磁界Hbestを Hbest=Hs+(He−Hs)/2 として算出する。
用するデフォルトテーブルの他の実施形態であり、MS
R媒体のZ1〜Z18の18ゾーンを例えば3ゾーンご
とにグループ化したエリアA1〜A6で分けたエリア分
割デフォルトテーブル88−2として再生磁界及びリー
ドパワーのデフォルト値を格納している。
テーブル88−2に対応したエリア区分テストリードオ
フセットテーブル90−2であり、同様にMSR媒体の
3ゾーン単位のエリアA1〜A6に分けて、テストリー
ドで求めたデフォルトに加算するテストリードオフセッ
トを格納している。
フォルトテーブル88−2及びテストリードオフセット
テーブル90−2を使用した場合についても、全く同様
にして、図7もしくは図8の回数分割リトライオフセッ
トテーブル92−1,92−2を使用した再生磁界の設
定値を変更したリードリトライが実行できる。
るテストオフセットテーブル90の他の実施形態であ
り、この実施形態は温度分割テストリードオフセットテ
ーブル90−3としたことを特徴とする。
生磁界は、装置内の温度Tにより異なることから、リー
ドリトライのテストリードで最適なテストリードオフセ
ットΔH1iが求められたならば、そのときの装置内温度
Tにより分けて、テストリードで求めた最適テストリー
ドオフセットをテーブルに保存する。
う際には、レジスタ群94にセットされた装置内温度T
により図13の温度分割リトライオフセットテーブル9
2を参照し、そのときの装置内温度に対応するテストリ
ードオフセットΔH1iを読み出し、図5のゾーン分割デ
フォルトテーブル88−1と図7,図8の回数分割リト
ライオフセットテーブル92−1または92−2からテ
ストリードの再生磁界を求め、テストリードを行って最
適なテストリードオフセットを求めた後に、リトライを
起こしたセクタに位置付けてリードリトライを行う。
ードリトライ処理のフローチャートである。まずステッ
プS1でリートリトライを実行するゾーンZiのテスト
リードで使用する再生磁界Hiを、デフォルトテーブル
88のデフォルト磁界Hi、テストオフセットテーブル
90からの前回のテストリードオフセットΔH1i、及び
リトライオフセットテーブル92の1回目のリトライオ
フセットΔH2iの加算で求め、ステップS2でテストリ
ードにより最適リードパワーと最適再生磁界を与えるテ
ストリードオフセットΔH1iを決定する。
定した最適リードパワーと最適再生磁界によりリードエ
ラーを起こしたセクタに光ビームを位置付けてリードリ
トライを実行する。このリードリトライの実行によりス
テップS4でリード成功が判別されると、リードリトラ
イ処理を終了する。
S5で、予め定めたリトライ回数例えば7回をオーバー
したか否かチェックし、オーバーしていなければステッ
プS6で2回目のリトライオフセットに更新し、再びス
テップS1に戻り、リトライ2回目のテストリードのた
めの再生磁界を設定して、ステップS2で最適リードパ
ワーと最適再生磁界を決定し、ステップS3で、リード
エラーを発生したセクタに続けて2回目のリードリトラ
イを実行する。
ードリトライにより、アクセス先のセクタに媒体欠陥等
のリカバリ不能な要因がない限り、任意のリトライ回数
でリード成功となる。もしアクセスセクタに媒体欠陥が
あった場合には、ステップS5でリトライ回数が例えば
7回を超えてオーバーとなり、この場合にはステップS
7でセクタ不良に基づく交替処理を行う。 3.リードパラメータの統計的更新 図15は、本発明の光学的記憶装置におけるリトライ処
理の第2実施形態の機能ブロック図である。この第2実
施形態にあっては、リード動作で使用する各種のパラメ
ータを切り替えて設定変更しながらリードリトライやベ
リファイリトライを実行し、リトライ成功時に、成功し
たパラメータ設定情報を統計情報として保存し、保存し
た統計情報について変更の度合いがある程度大きくなっ
たときに統計情報の傾向に従ってパラメータを最適値に
更新し、リトライ成功の条件をパラメータに反映するこ
とでリトライ成功率を高めるようにしたことを特徴とす
る。
処理部120が設けられ、リード処理部120でリード
エラーを生じた際のリードリトライのためにリードリト
ライ処理部122が設けられている。
が設けられ、ライト動作はイレーズ、ライト及びベリフ
ァイとなり、ベリファイで生ずるリードエラーに対応し
てベリファイリトライを行うライトリトライ処理部12
5を設けている。ライトリトライ処理部125は、ベリ
ファイリトライで不成功となった場合、ライトパワーを
変更しながらテストライトを行うもので、このためテス
トライトのためにテスト処理部126が設けられてい
る。
ベリファイリトライとは別に、リード動作およびライト
動作で使用する再生磁界とレーザパワーの最適値をテス
ト処理により決定するもので、媒体投入時に最初のテス
ト処理を行ない、その後は、テスト処理からの経過時間
と装置内温度の変動を監視して次のテスト処理を行って
いる。
トライ処理部122、ライト処理部124、ライトリト
ライ処理部125及びテスト処理部126に対し、リー
ド動作及びライト動作、更にはテスト動作に必要な各種
のパラメータを設定するため、デフォルトテーブル12
8、テストオフセットテーブル130、リトライオフセ
ットテーブル132、更に各種の制御指示を行うレジス
タ群135が設けられている。
にあっては、リードリトライまたはベリファイリトライ
で成功した際に、成功したリトライ情報、具体的には成
功した各種パラメータの設定情報を統計情報として保存
するリトライ履歴テーブル134を設けている。
れたリードリトライ及びベリファイリトライの成功で得
られたパラメータ設定情報の統計情報を学習することに
よって、リードリトライ処理部122はテストオフセッ
トテーブル128のテストオフセットをリトライを成功
させる設定値に近付けるように更新する。
及びリードパワーの各設定値を設定するレジスタ13
6,138が設けられる。またリードリトライ処理部1
22に対しては、リードリトライ実行時の再生磁界、リ
ードパワー、カットオフ周波数、ブースト、スライスレ
ベル、ウィンドウ、フォーカスオフセットを設定パラメ
ータとして設定するレジスタ140,142,144,
146,148,150,152が設けられる。
て、レジスタの設定データをアナログ制御信号に変換し
て対応する回路部のパラメータを制御するDAコンバー
タ154,156,158,160,162,164,
166が設けられている。
ー及びイレーズパワーを設定するレジスタ168,17
0が設けられ、ライトリトライ処理部125にはベリフ
ァイリトライに失敗した後のテストライトでライトパワ
ーを変更するために使用するレジスタ172が設けられ
る。
172に対応してDAコンバータ174が設けられ、イ
レーズパワーの設定レジスタ170に対応してDAコン
バータ176が設けられている。
28の実施形態であり、MO媒体やMSR媒体のゾーン
ごとに分けてリードリトライ時に切り替えながら設定変
更する各種パラメータのデフォルトを格納したゾーン分
割デフォルトテーブル128−1である。
例にとると、ゾーンZ1〜Z18の各ゾーンに分けてリ
ードリトライ時に切り替えて設定変更するパラメータと
して、再生磁界、リードパワー、カットオフ周波数、ブ
ースト、ウィンドウ及びフォーカスオフセットのそれぞ
れのデフォルト値が格納されている。
更するパラメータの内、カットオフ周波数、ブースト、
ウィンドウ、フォーカスオフセットは、図19に取り出
して示す図2のリードLSI24に内蔵された各回路の
回路パラメータを表わす。
ヘッドアンプにコンデンサ180で入力接続されたクラ
ンプ回路182、AGC回路184、ローパスフィルタ
(LPF)186、イコライザ(EQL)188、SA
G除去回路190、クランプ回路192及びデータ弁別
器194を備える。
対応して、カットオフ周波数Fcと高域のゲインを定め
るブーストFbを外部から回路パラメータとして設定変
更することができる。またスライス回路192は、復調
したPWMデータの読取波形のスライスレベルSを回路
パラメータとして設定変更できる。
タ弁別器194は、データ弁別のために設定するウィン
ドウの遅延時間を外部から設定変更できる。このデータ
弁別器194は、PWMパルスのリーディングエッジと
トレーニングエッジのそれぞれについて、個別にデータ
DT1,DT2とクロックCK1,CK2を取り出し、
後段の回路で両者を合成する。
ブル130の実施形態であり、図16と同様、ゾーン分
割テストオフセットテーブル130−1としており、例
えばMSR媒体の18ゾーンを例にとると、ゾーンZ1
〜Z18に対応して、図16のデフォルトパラメータに
加算するテスト処理で求めたテストオフセット例えば再
生磁界のテストオフセットΔH11〜ΔH118を格納
している。
ーブル132の実施形態であり、図16,図17のゾー
ン分割のデフォルト及びテストオフセットの各テーブル
に対応して、ゾーン分割リトライオフセットテーブル1
32−1としてゾーンZ1〜Z18に対応して各種のパ
ラメータについてのリトライオフセット、例えば再生磁
界にあってはリトライオフセットΔH21〜ΔH218
を格納している。
デフォルトテーブルテストオフセットテーブル及びリト
ライオフセットテーブルを例にとるものであったが、図
20,図21,図22のように、例えば3ゾーンごとに
グループ化したエリアA1〜A6で分けたエリア分割の
デフォルトテーブル128−2、テストオフセットテー
ブル130−2、及びリトライオフセットテーブル13
2−2としてもよい。
に、装置内温度Tを例えば0℃から60℃について10
℃範囲の温度領域に分割し、各温度領域について各種の
パラメータのデフォルトテストオフセット及びリトライ
オフセットを各々格納した温度区分のデフォルトテーブ
ル128−3、テストオフセットテーブル130−2、
及びリトライオフセットテーブル132−2としてもよ
い。
びリードリトライ処理部122によるリード処理のフロ
ーチャートである。
ド指示、トラック番号TK、セクタ番号SS及びゾーン
番号Ziがセットされると、ステップS1で目標セクタ
に光ビームを位置付けるためのシーク動作が実行され
る。目標セクタに光ビームが位置付けられると、ステッ
プS2でリード動作を実行する。
処理を終了する。ステップS3でリード処理が不成功に
なると、ステップS4でリードリトライ処理を実行す
る。このリードリトライ処理は、例えば図16,図1
7,図18に示したように、ゾーン分割のデフォルトテ
ーブル128−1、テストオフセットテーブル130−
1、及びリトライオフセットテーブル132−1を使用
して、再生磁界、リードパワー、カットオフ周波数、ブ
ースト、ウィンドウ、フォーカスオフセット等のパラメ
ータを切り替えて設定変更しながらリードリトライを実
行する。
図18のゾーン区分リトライオフセットテーブル130
−1のように1つのオフセット値しか格納されていない
が、このリトライオフセット値を1回目はデフォルトに
テストオフセットを加えたパラメータに加算し、2回目
のリトライではデフォルトにテストオフセットを加算し
たパラメータから減算し、デフォルトを中心にプラスと
マイナスに交互に切り替えたパラメータの設定変更によ
るリトライを実行する。
えて設定変更しながら行うリードリトライにつき、ステ
ップS5でリトライが不成功であれば、ステップS6で
同一のパラメータについて予め定めた限界値まで変更し
たか否かチェックし、限界値に達した場合には、ステッ
プS7で全てのパラメータの設定変更によるリトライが
済んだか否かチェックし、各パラメータにつき限界値ま
での設定変更と全パラメータについての設定変更が済む
まで、ステップS4のパラメータを切り替えて設定変更
しながら行うリードリトライを繰り返す。
S5でリトライ成功が判別されると、ステップS9に進
み、成功したリトライのパラメータ設定情報を統計情報
として保存し、保存しているパラメータ設定情報を学習
して,デフォルトにゆ加算するテストオフセットを更新
する。この成功したリトライのパラメータ設定情報に基
づくパラメータ更新処理は、例えばステップS4のリー
ドリトライ処理においてパラメータをプラスとマイナス
に変更ししていることから、リトライに成功したパラメ
ータの設定変更がプラスかマイナスかの回数をそれぞれ
カウントし、プラス方向の変化による成功回数とマイナ
ス方向の変化による成功回数との差野絶対値が所定の閾
値を超えたときに、最新のリトライ成功のパラメータ設
定値に近付けるようにパラメータ、即ちテストオフセッ
トを更新する。
理が行われた場合には、ステップS10でテスト処理部
126で次のテストの必要性を判断するために監視して
いるテスト実行時からの経過時間を初期化し、且つテス
ト時の装置内温度を基準温度として所定の温度変化が生
じたかどうかでテストの必要性を判断するためのテスト
基準温度を、パラメータの更新処理を行った時の装置内
温度とする。
ストの必要性判断のための経過時間の初期化とテスト基
準温度の更新によって、リードリトライの成功に基づく
パラメータの更新処理、が実質的にテスト処理による最
適パラメータの更新と見做され、通常のリード動作やラ
イト動作に反映される。
リードリトライ処理の具体例であり、パラメータとして
再生磁界を選択した場合のリードリトライ処理である。
この再生磁界を調整しながら行うリードリトライ処理に
あっては、ステップS1で前回の再生磁界の設定変更は
プラスか否かチェックし、もしプラスであれば、ステッ
プS2でリトライオフセットΔHをマイナスにして、リ
ードリトライに使用する再生磁界を設定する。ここで再
生磁界Hはデフォルトにテストオフセットを加算した値
である。
定変更がマイナスであった場合には、ステップS3でリ
トライオフセットΔHをプラスにして再生磁界を設定す
る。ステップS2またはS3でリトライオフセットΔH
の減算または加算で求めた再生磁界につき、ステップS
4でリードリトライを実行する。
リトライ処理の具体例であり、パラメータとしてリード
パワーを選択した場合である。この場合にも、ステップ
S1で前回のリードパワーの設定変更がプラスか否かチ
ェックし、プラスであればステップS2でリトライオフ
セットΔPrをマイナスにしてリードパワーPrを設定
し、逆にマイナスであればステップS3でリトライオフ
セットΔPrをプラスにしてリードパワーPrを設定
し、ステップS4でリードリトライを実行する。
ルタのカットオフ周波数Fcを選択した場合のリードリ
トライであり、ステップS1で前回のカットオフ周波数
の設定変更がプラスであれば、ステップS2でリトライ
オフセットΔFcをマイナスにしてカットオフ周波数F
cを設定し、逆にマイナスであれば、ステップS3でリ
トライオフセットΔFcをプラスにしてカットオフ周波
数Fcを設定して、ステップS4でリードリトライを実
行する。
ローパスフィルタのブーストFbを選択した場合のリー
ドリトライであり、ステップS1で前回の設定変更がプ
ラスであればステップS2でリトライオフセットΔFb
をマイナスにし、逆にマイナスであればステップS3で
プラスにし、ステップS4でリードリトライを実行す
る。
定と逆となるようにプラスとマイナスに変更して行うリ
ードリトライは、図31のスライス回路のスライスレベ
ルをパラメータとして選択した場合、図32のデータ弁
別器のウィンドウ(遅延時間)をパラメータとして選択
した場合、更に図33のフォーカスアクチュエータで対
物レンズを光軸方向に移動するフォーカスオフセットを
パラメータとして選択した場合についても同様である。
プS4で選択するパラメータの順番は、例えば再生磁
界、リードパワー、カットオフ周波数、ブースト、ウィ
ンドウ、フォーカスオフセットの順番でもよいし、再生
磁界、リードパワーに続いて、フォーカスオフセットを
制御し、そのににリードLSIの回路パラメータである
カットオフ周波数、ブースト、ウィンドウの順にパラメ
ータを切り替えてプラスとマイナスに設定変更するリー
ドリトライを行ってもよい。
せずに、適宜の複数種類のパラメータを組み合わせて選
択しながら設定変更してリードリトライを行うようにし
てもよい。もちろん、リードリトライのために選択した
パラメータについてのみ、デフォルトとテストオフセッ
トを加算した設定パラメータにプラスまたはマイナスの
リトライオフセットを加えてリードリトライを実行する
が、設定変更の対象となっていないパラメータについて
は、リトライオフセットを加えないデフォルトにテスト
オフセットを加算したパラメータ設定値を使用する。
イ成功のパラメータ設定情報を保存した統計情報に基づ
くデフォルトパラメータ更新処理のフローチャートであ
る。
処理は、まずステップS1でリトライ成功のパラメータ
はプラスに変更したか否かチェックする。リトライに成
功したパラメータがリトライオフセットをプラスして設
定変更したことで成功した場合には、ステップS2に進
み、変数C1を1つインクリメントする。
ライオフセットのマイナスによる変更の場合にはステッ
プS3に進み、別の変数C2をインクリメントする。続
いてステップS4で変数C1と変数C2の差の絶対値
が、予め定めた閾値を超えたか否かチェックする。もし
変数C1と変数C2の差の絶対値が閾値以上であった場
合には、ステップS5に進み、デフォルトパラメータを
リトライ成功の変更値に基づき所定値だけずらして更新
する。
トの半分をデフォルトパラメータに加算した値となるよ
うにテストオフセットを更新する。このデフォルトパラ
メータの更新の度合いは、リトライ成功の変更値にある
程度近付けるので、近付ける度合いは適宜に設定する。
デフォルトパラメータの更新が済んだならば、ステップ
S6で変数C1,C2をそれぞれ0に初期化し、次の統
計的更新処理に備える。
は、リトライ成功時のパラメータのプラスとマイナスの
変更に応じて変数C1,C2を個別にカウントしている
が、変数を1つとし、プラスの変更で加算、マイナスの
変更で減算し、その結果をステップS4で閾値と比較し
てもよい。
更新は、例えば図16のゾーン分割のデフォルトテーブ
ル128−1の場合には、同一ゾーンの同一パラメータ
単位に個別に統計的なデフォルトパラメータ更新処理を
行うことになる。この点は図20のエリア分割デフォル
トテーブル128についても同様であり、同一エリアの
同一パラメータにつき個別にデフォルトパラメータの更
新処理を行う。更に図23の温度分割デフォルトテーブ
ル123−3については、同じ温度区分の同一パラメー
タごとにデフォルトパラメータの更新処理を行うことに
なる。
記録再生のための各種のパラメータのテスト処理による
最適化を説明すると、次のようになる。
的な処理のフローチャートである。装置電源を投入する
と、ステップS1で初期化及び自己診断処理を行い、ス
テップS2で媒体の投入を待つ。この状態で媒体を投入
すると、ステップS3に進み、ディスク起動処理を行
う。ステップS3のディスク起動処理は、図31のフロ
ーチャートのようになる。
のロードを行って、スピンドルモータにセットして一定
速度で回転する。続いてステップS2で校正要求フラグ
FLをセットする。続いてステップS3で現在時刻を初
期化し、更にステップS4で現在の装置内温度Tを検出
して起動時にレーザダイオードの発光パワーや磁界印加
ユニットによる再生磁界を決めるために必要な処理を終
了する。
ディスク起動処理が済むと、ステップS4に進み、上位
装置からのアクセス要求の有無をチェックする。この実
施形態にあっては、媒体のローディングによりディスク
起動処理を行っても、その時点では発光パワー及び再生
磁界のテスト処理は行わず、ディスク起動処理の通知を
受けた上位装置から最初に発行されるテスト指示コマン
ドを受けて最初の発光パワー及び再生磁界のテスト処理
を行うようにしている。
初に受けるアクセス要求はテスト指示コマンドであり、
ステップS7でテスト指示であることを判別し、ステッ
プS8でライトパワー、イレーズパワー及びリードパワ
ーなどの発光パワーのテスト処理を行った後、ステップ
S9で再生磁界のテスト処理を行う。
ば、ステップS5でテストの必要性を判断し、その結果
に基づいてテストの必要ありがステップS6で判別され
れば、ステップS8の発光パワーテスト処理及びステッ
プS9の再生磁界テスト処理を行うようになる。上位装
置からリードのアクセス要求を受けた場合には、ステッ
プS10に進んでリード要求が判別され、ステップS1
1以降のリード処理を行う。
1でまずテスト処理中か否かチェックする。テスト処理
中であればステップS12でテスト処理を一旦中断し、
ステップS13でリード処理を行う。リード処理が済ん
だならば、ステップS14でリードエラーの有無をチェ
ックする。
5で再生磁界テスト処理を実行した後に、ステップS1
6でリトライ処理を行う。リードエラーがなければステ
ップS17に進み、テスト処理中断を行ったか否かチェ
ックし、もしテスト処理を中断していれば、ステップS
18で、中断した時点からテスト処理を再開する。
と、ステップS19で媒体排出の有無をチェックし、媒
体排出がなければ、ステップS20で装置停止指示の有
無をチェックした後、ステップS2に戻り、次の媒体投
入を待って同様な処理を繰り返す。一方、上位装置から
ライトアクセスの要求があった場合には、ステップS2
1に進んでライト要求を判断し、ステップS22でライ
ト処理を行うようになる。
テストの必要性判断処理のフローチャートである。テス
トの必要性判断処理にあっては、まずステップS1で現
在時刻を読み込み、ステップS2で光ディスクドライブ
の起動から前回のテスト処理までの時間Aを算出する。
め定めた一定時間例えば20秒で割ることで、単位時間
数Bに変換する。ステップS4にあっては、単位時間数
Bが8未満、即ち起動から最初のテストライトまでの時
間Aが160秒未満か否かチェックする。160秒未満
であればステップS5に進み、単位時間数Bは4未満
か、即ち時間Aは80秒未満か否かチェックする。
場合には、ステップS6で単位時間数Bを3、即ち時間
Aを60秒にクリップして、ステップS7に進む。ステ
ップS5で時間Aが80秒未満であった場合には、その
ままステップS7に進む。ステップS7では、前回のテ
スト処理で決定されている最適値(発光パワー及び再生
磁界)の使用を保証する有効時間Cを算出する。
位時間数)とする。但し、有効時間の最大値は160秒
にリミットされる。この結果、テスト処理で決定された
最適値を保証する有効時間Cは、起動から最初のテスト
処理までの時間Aが160秒未満であれば2B に対応し
た時間に設定される。160秒を超えた場合には、一定
の有効時間C=160秒に固定される。
クドライブにローディングした媒体の媒体温度が装置内
温度に安定するまでに掛かる時間に応じて可変させてい
る。即ち、媒体をローディングした直後の初期段階にあ
っては、媒体と装置内の温度の間には差があることか
ら、この段階では装置内温度に基づいたテストは有効に
できないことから、起動時にはテスト処理は行わない。
ローディングした媒体の温度は1〜2分程度経過すると
装置内の温度に平衡してくる。
上位装置からライトコマンドが発行されたタイミングに
同期して最初のテスト処理を行う。起動後、上位装置か
らライトコマンドが発行されるタイミングは様々である
ことから、図37のステップS1〜S7において、起動
から最初の発光調整までの時間Aを求め、この時間Aか
ら次回以降のテストタイミング判別のための有効時間C
を決めるようにしている。ステップS7で有効時間Cが
算出できたならば、ステップS8で、有効判定時刻Dを
前回のテストライト時刻に算出した有効時間Cを加えた
時刻として算出する。
定時刻Dを超えたか否か判定する。現在時刻が有効判定
時刻Dを超えていれば、ステップS14に進んでテスト
処理フラグをオンし、図30のステップS6にリターン
する。ステップS9で現在時刻が有効判定時刻Dに達し
ていない場合には、ステップS17でテスト処理フラグ
をオフとする。
上、即ち160秒以上の場合には、ステップS10に進
み、現在時刻から前回のテスト処理時刻を引いた時間が
1時間未満か否かチェックする。1時間未満であればス
テップS11で現在温度を読み込み、ステップS12で
前回温度に対し現在温度が±3℃の範囲内か否かチェッ
クする。
ト処理フラグをオフし、テスト処理は行わない。前回温
度に対し±3℃の範囲を超える温度変動があった場合に
は、ステップS14でテスト処理フラグをオンし、テス
ト処理を実行する。またステップS10で現在時刻と前
回のテスト処理時刻との差が1時間以上の場合には、ス
テップS14で強制的にテスト処理フラグをオンしてテ
スト処理を実行する。
れている各閾値時間は必要に応じて適宜に定めることが
できる。
びライトリトライ処理部125によるライト処理のフロ
ーチャートである。このライト処理にあっては、ライト
処理部124がステップS1でレジスタ群135のライ
ト指示、トラック番号TK、セクタ番号SS、ゾーン番
号Ziに基づき、目標セクタに光ビームを位置付けるシ
ーク動作を実行し、目標セクタに光ビームを位置付ける
と、ステップS2でイレーズを実行し、次にステップS
3でライトを実行し、最終的にステップS4でベリファ
イリードを実行する。ステップS5でベリファイ成功で
あればライト動作は正常終了となる。
た場合には、ステップS6に進み、ベリファイリトライ
のためのリードリトライ処理を実行する。このリードリ
トライ処理は、図26のリード処理の場合と同じにな
る。ステップS7でリードリトライが成功すれば、ステ
ップS14に進み、成功したリードリトライのパラメー
タ設定情報を統計情報として保存し、図34のフローチ
ャートに示した統計的更新処理に従ってパラメータの更
新を行う。
6における経過時間の初期化とテスト基準温度の更新
を、デフォルトパラメータの更新の対象となった成功し
たリードリトライの時点とそのときの装置内温度により
行う。
リードリトライにあっては、ステップS8でパラメータ
の設定変更が限界値に達し、ステップS9で全パラメー
タの設定変更が済んでもリードリトライに成功しなかっ
た場合には、ステップS10のライトリトライ処理を行
う。
を変化させながらイレーズ、ライト、ベリファイを繰り
返す。このライトリトライで成功すれば、ステップS1
1からステップS14に進み、成功したライトリトライ
の設定変更したライトパワーをパラメータ設定情報とし
て保存し、ステップS10におけるライトパワーの設定
変更もプラスへの変更とマイナスへの変更を交互に行っ
ていることから、図34のフローチャートに示した統計
的更新処理に従って、ライトパワーのデフォルトに加算
するテストオフセットをライトリトライ成功の設定変更
したライトパワーに近付けるように更新する。またライ
トパワーを更新した場合には、ステップS15でテスト
判断処理の初期化を行う。
定変更しながらライトリトライ処理を行ってもライトリ
トライが成功せず、ステップS12でライトパワーの設
定変更が限界値に達した場合には、目標セクタについて
はリードリトライ及びライトリトライのいずれによって
も記録再生が成功しないことから、ステップS13で不
良セクタの交替処理を行う。
トリトライ処理の詳細である。このライトリトライ処理
にあっては、図40のような回数区分のリトライオフセ
ットテーブル132−4を使用してライトリトライを実
行する。このテーブルには、ライトリトライの1回目で
リトライオフセットΔPwとしてデフォルトの0%、即
ちデフォルトライトパワーをそのまま使用し、2回目は
+3%、3回目は−3%、4回目は+6%、5回目は−
6%としている。
化させてもライトリトライに成功しなかった場合には、
6回目,7回目についてはテストライトを行う。このテ
ストライトは、図15のテスト処理部126によりゾー
ン内の特定のテストトラックに光ビームを位置決めし、
ライトパワーを変化させながらイレーズ、ライト、ベリ
ファイを行って、最適なライトパワーを求める。
ならば、目標セクタに光ビームを戻し、テストライトで
求めた最適ライトパワーを使用したイレーズ、ライト、
ベリファイを行う。このテストライトによって、ライト
パワーはそのときの環境条件に応じた最適値となり、極
めて高いライトリトライの成功率が得られる。
イリトライにあっては、設定変更するパラメータとし
て、再生磁界、リードパワー、ライトパワー、フォーカ
スオフセット、更にリードLSIの回路パラメータであ
るカットオフ周波数、ブースト、ウィンドウ、スライス
レベルを例にとっているが、これ以外のリード動作及び
ライト動作に必要な他のパラメータでもよいし、これら
の中のリトライ成功に有効な特定のパラメータの選択に
よる設定変更であってもよい。 4.成功リトライの反映 図41は、リードリトライ及びベリファイリトライで成
功したリトライ情報を統計情報として保存し、それ以降
の新たなリトライ時に統計情報の中から成功率の高いリ
ードリトライの条件を取り出してリトライ成功率を向上
させるようにした本発明の第3実施形態の機能ブロック
図である。
のためにリード処理部178が設けられ、リード処理部
178によるリード動作でエラーが発生した場合、リー
ドリトライ処理部180によってリードリトライを行う
ようにしている。
2が設けられ、ライト処理部182によるイレーズ、ラ
イト、ベリファイによりベリファイエラーが生じた時の
リードリトライのため、ライトリトライ処理部184が
設けられている。ライトリトライ処理部184によるベ
リファイリトライは、実質的にはリードリトライ処理部
180により実行される。
部180、ライト処理部182、ライトリトライ処理部
184に対しては、リード動作及びライト動作に必要な
各種のパラメータを格納したデフォルトテーブル18
5、テストオフセットテーブル186、リトライオフセ
ットテーブル188が設けられる。
種の制御指示のためレジスタ群192が設けられ、制御
指示としてリード指示、ライト指示、リトライ指示、媒
体種別、装置内温度T、トラック番号TK、セクタ番号
SS、ゾーン番号Ziがセットされる。
イ処理部180、ライトリトライ処理部184、ライト
処理部182に対しては、それぞれが制御するパラメー
タに対応してレジスタ194〜216が設けられ、また
レジスタの設定値をアナログ制御信号に変換するDAコ
ンバータ216〜232が設けられている。
イトリトライ処理部184に対応してリトライ履歴テー
ブル190が設けられ、またリードリトライ処理部18
0には、リードリトライ時またはベリファイリトライ時
に各種のパラメータを切り替えて設定変更しながらリー
ドリトライを行うためのリトライシーケンス195が予
め設定されている。
のリトライシーケンス195−1と、これに対応するリ
トライオフセットテーブル188−1のリトライオフセ
ットである。リトライシーケンス195−1はシーケン
ス番号SEQ1〜SEQ14に分けられており、対応し
て示すリトライオフセットテーブル188−1のよう
に、同じパラメータのリトライオフセットについてプラ
スとマイナスのオフセット値を交互に格納している。
界のプラスのリトライオフセット+ΔHが設定され、次
のシーケンス番号SEQ1ではマイナスのリトライオフ
セット−ΔHが設定されている。この点は残りのリード
パワーPr、カットオフ周波数Fc、ブーストFb、ス
ライスレベルS、ウィンドウW、フォーカスオフセット
FCOのリトライオフセットについても同様である。
象としたリトライシーケンス195−2とリトライオフ
セットテーブル188−2であり、図42のMSR媒体
における再生磁界のリトライオフセット+ΔH,−ΔH
を除いており、したがってリトライシーケンス195−
2はシーケンス番号SEQ1〜SEQ12の12シーケ
ンスから成り立っている。
例えば図44の温度分割リトライ履歴テーブル190−
1のように、リトライ成功時の装置内温度Tの温度領域
に応じて、成功したリトライシーケンスのシーケンス番
号が格納されている。この成功したリトライシーケンス
のシーケンス番号は、例えば図42のMSR媒体のリト
ライシーケンス195−1とリトライオフセット188
−1の対応から、成功したリトライのパラメータを特定
することができる。
シーケンスはシーケンス番号SEQ3であり、シーケン
ス番号SEQ3は図42からリードパワーPrをリトラ
イオフセット+ΔPrだけ変化させることによって、成
功したリトライであることが認識できる。
リトライのシーケンス番号即ち成功したリトライパラメ
ータの設定値を保存しておくことで、次のリトライ時に
はそのときの装置内温度に対応したリトライシーケンス
でリトライを実行し、その結果、リトライの成功率を高
めることができる。
クのセクタを連続的にリードする際に連続してリトライ
が発生したような場合には、1回目のリトライについて
成功したパラメータ設定情報が2回目のリトライで最初
に設定されるため、セクタの連続リードのように環境条
件に殆ど変化がないような場合には、2回目以降のリト
ライは1回のリトライで成功し、リトライの成功率を大
幅に高めることができる。
190の他の実施形態であり、ゾーン分割リトライ履歴
テーブル190−2としたことを特徴とする。即ち、M
O媒体及びMSR媒体にあっては、ZCAV方式で記録
されているため、媒体ゾーンによって記録数が異なり、
極端な場合、最インナでのリードエラーのリトライに成
功しても、その結果を最アウタのリトライに適用しても
必ずしも成功する可能性はない。
18に分割し、各ゾーンごとに成功したリトライシーケ
ンスのシーケンス番号を保存する。このため新たなリト
ライ時には、そのときのゾーン番号による同じゾーンで
成功した過去のリトライシーケンスのシーケンス番号を
認識し、同一ゾーンの成功結果を反映したリトライを行
うことでリトライの成功率を大幅に高めることができ
る。
190の他の実施形態であり、媒体容量分割リトライ履
歴テーブル190−3としたことを特徴とする。本発明
の光学的記憶装置にあっては、128MB、230M
B、540MB、640MB、1.3GBの媒体容量の
異なる媒体カートリッジをサポートしており、媒体容量
に応じて例えばトラックピッチが異なり、また書込み,
読出しのための各種のパラメータの最適値も異なること
から、媒体容量に分けて、成功したリトライシーケンス
のシーケンス番号、即ち成功したパラメータ設定情報を
保存することが望ましい。
190の他の実施形態であり、シーク距離分割リトライ
履歴テーブル190−4としたことを特徴とする。リー
ド動作の際のエラーが光ビームの位置付け動作によって
発生する場合、光ビームの移動するシーク距離により成
功するリトライに必要なパラメータの設定値が異なる。
タ設定情報をシーク距離で分けて保存しておくことで、
新たなリトライ発生時にそのときのシーク距離に適合し
た適切なリトライ成功のためのパラメータ設定情報を使
用して、高い成功率でリトライすることができる。
ブル190−4にあっては、例えばMSR媒体における
アウタからのトラック番号でシーク距離を分割してお
り、このシーク距離の分割に対応して、各シーク距離で
成功したリトライシーケンスのシーケンス番号を保存し
ている。
190の他の実施形態であり、図44〜図47のリトラ
イ履歴テーブルにあっては、過去に成功したリトライシ
ーケンスのパラメータ設定情報のみを保存しているが、
この実施形態にあっては、過去に成功したリトライシー
ケンスの成功回数を、成功した設定パラメータを表わす
シーケンス番号SEQiごとに保存したことを特徴とす
る。
90−5であり、成功リトライシーケンスSEQiとし
てシーケンス番号i=1〜14を設けており、このシー
ケンス番号SEQ1〜14は、例えば図42のMSR媒
体のシーケンス番号に対応する各パラメータのリトライ
オフセットを意味する。
温度範囲のそれぞれについて、シーケンス番号SEQi
=1〜14のそれぞれにつき、過去に成功したリードリ
トライの成功回数が保存されている。例えば0℃以上1
0℃未満の温度範囲を見ると、シーケンス番号SEQ3
の成功回数が4回であり、このシーケンス番号SEQ3
は図42からリードパワーPrを+Δpr変更させたパ
ラメータ設定値のリトライの成功回数を意味する。
ル190−5を使用したリトライ処理は、リトライ時の
装置温度に該当する成功リトライシーケンス番号SEQ
1〜14の内、成功率の最も高いリトライシーケンスを
第1回目にリトライとし、1回目で不成功となったら、
次に成功回数の高いリトライシーケンスを実行し、以下
成功回数が高い順番から低い順番となるようにリトライ
シーケンスを実行することで、リトライの成功率を大幅
に高めることができる。
リトライ履歴テーブル190−6の実施形態である。こ
の場合にもゾーンZ00〜Z18に分けて成功リトライ
シーケンスSEQ1〜14ごとに過去の成功回数が保存
されており、新たなリトライ時には最も成功回数の高い
シーケンスSEQiから順番にリトライを実行する。
トライ履歴テーブル190−7であり、同様に媒体容量
に対応したリトライシーケンスSEQ1〜SEQ14の
中の最も成功回数の高いリトライシーケンスから順番に
リトライを実行する。
てリトライシーケンスSEQ1〜14について成功回数
を保存しているが、128MB、230MB、540M
B及び640MBの各媒体については、図43のように
リトライシーケンスSEQ1〜12について成功回数を
格納している。
含むリード処理のフローチャートである。ステップS1
で目標セクタにシーク動作を実行し、ステップS2で目
標セクタのリードを実行し、ステップS3でリード成功
であればリード動作を正常終了する。ステップS3でリ
ード不成功であれば、ステップS4に進み、リトライ履
歴テーブル190から成功率の高いリトライシーケンス
を選択し、ステップS5でリードリトライを実行する。
は、リトライ履歴情報が存在しないことから、この場合
には例えば図42のリトライシーケンス195のシーケ
ンス番号に従ってリードリトライを実行する。リードリ
トライが1回でも成功すれば、リトライ履歴テーブル1
90に成功したリトライシーケンスが格納されるため、
新たなリトライの際には前回成功したリトライシーケン
スを選択してリードリトライを実行するか、過去のリト
ライの中の成功率の最も高いリトライシーケンスから順
番に選択してリードリトライを実行する。
テップS9で、成功したリトライシーケンスをリトライ
管理テーブル190に記憶して保存する。このときリト
ライ履歴テーブル190が図44,図45,図46,図
47の構造であれば、成功したリトライシーケンスのシ
ーケンス番号を対応する区分に格納して更新する。
保存したテーブル構造であれば、温度、ゾーン、媒体容
量等の区分に対応した成功したシーケンス番号の成功回
数をインクリメントする。
場合には、ステップS7で全シーケンスを選択するま
で、ステップS8で次に成功率の高いリトライシーケン
スを選択して、ステップS5のリードリトライ処理を行
う。 このとき図48,図49,図50の成功回数を格
納したテーブル構造にあっては、成功率の高い順に順次
選択することができる、しかし、図44〜図47の最新
の成功リトライシーケンスのみを保存しているテーブル
構造では、1回目で成功したリトライシーケンスを選択
できるが、1回目でリトライが不成功になると2回目に
ついては固定的に決まったシーケンス番号の次のシーケ
ンスを選択することとなり、この場合には成功の可能性
は高まらない。
前に成功した異なるパラメータの成功シーケンス番号を
保存しておき、1回目のリトライで不成功であれば、2
回目については前々回に成功した別のシーケンスを選択
してリトライするようにしてもよい。
びライトリトライ処理部184によるライト処理のフロ
ーチャートである。ステップS1で目標セクタに光ビー
ムを位置付けるシーク動作を実行し、ステップS2で目
標セクタのイレーズを実行し、ステップS3でライトを
実行し、ステップS4でベリファイリードを実行する。
ステップS5でベリファイ成功が判別されると、ライト
動作は正常終了となる。
ば、ステップS6に進み、ベリファイリトライとしてリ
ードリトライ処理を実行する。このステップS7〜S1
2におけるベリファイリトライとしてのリードリトライ
処理も、図51のリード処理におけるステップS5〜S
10のリードリトライ処理と同じになる。
リードリトライ処理について、リードリトライを行って
もリトライ不成功であった場合には、図38のステップ
S10及び図39に示したように、ライトリトライを行
うようにしてもよい。
ず、その目的と利点を損なわない範囲の適宜の変形を含
む。また本発明は、上記の実施形態に示した数値による
限定は受けない。
ば、MSR媒体のリードリトライの際に再生磁界の値を
変更し、変更した再生磁界でリードリトライを行うこと
でリトライを成功させ、リトライアウトによってリード
エラーが発生する頻度を大幅に低減して、安定したリー
ド動作を保証することができる。
ら成功時のパラメータ設定値を統計情報として保存し、
この統計情報の学習処理により、パラメータをリトライ
成功となったパラメータ設定値に近付けるように自動的
に更新してリトライ成功条件をパラメータの決定に反映
させることで、リードリトライの成功までの回数を低減
して成功率を高め、リトライ失敗によるリードエラーの
発生頻度を低減し、リード動作の安定性を向上できる。
いて成功したリトライ情報を保存し、新たなリトライ時
に、保存している成功したリトライ情報を使用してリー
ドリトライを行うことで、複数種類のパラメータを切り
替えて設定変更しながら行うリードリトライの成功率が
飛躍的に高まり、複数種類のパラメータを固定的に切り
替えて設定変更しながら行うリトライに比べ、成功する
までのリトライ回数が大幅に低減し、リトライ実施時間
を大幅に短縮できる。
構造の説明図
1実施形態の機能ブロック図
ブル説明図
たテーブルの説明図
界最適値の算出処理の説明図
基づく再生磁界最適値の算出処理の説明図
ーブル説明図
トのテーブル説明図
トライ処理のフローチャート
よりパラメータを更新する第2実施形態の機能ブロック
図
を格納したテーブルの説明図
ドオフセットを格納したテーブルの説明図
フセットを格納したテーブルの説明図
するリードLSIの回路ブロック図
を格納したテーブルの説明図
ドオフセットを格納したテーブルの説明図
フセットを格納したテーブルの説明図
ォルトを格納したテーブルの説明図
トリードオフセットを格納したテーブルの説明図
ライオフセットを格納したテーブルの説明図
を含むリード処理のフローチャート
ローチャート
のフローチャート
ードリトライのフローチャート
ライのフローチャート
イのフローチャート
ードリトライのフローチャート
リトライのフローチャート
ラメータ更新処理のフローチャート
処理を含む処理動作のフローチャート
理のフローチャート
ャート
を含むライト処理のフローチャート
ト
オフセットのテーブル説明図
ドリトライを実行する第3実施形態の機能ブロック図
と設定変更するパラメータのリトライオフセットの対応
説明図
設定変更するパラメータのリトライオフセットの対応説
明図
ータ情報を格納した履歴テーブルの説明図
報を格納した履歴テーブルの説明図
タ情報を格納した履歴テーブルの説明図
ータ情報を格納した履歴テーブルの説明図
イ成功回数を格納した履歴テーブルの説明図
回数を格納した履歴テーブルの説明図
成功回数を格納した履歴テーブルの説明図
したリードリトライを含むリード処理のフローチャート
したベリファイリトライを含むリード処理のフローチャ
ート
説明図
28MB,230MB、540MB、640MBの記憶
容量を持っている。ここで128MB媒体、230MB
媒体はピットポジション変調記録(PPM記録)であ
り、540BM媒体、640MB媒体はパルス幅変調記
録(PWM記録)である。
さなピットを再生する方法として特開平3−93058
号に代表される光磁気記録再生方法があり、超解像技術
(MSR:Magnetically induced Super Resolution )
による記録再生方法として知られている。これにはFA
D(Front Aparture Detection )方式とRAD(RearApe
rture Detection)方式の2つの方法がある。
に、MSR媒体を基板311上で記録層320と再生層
316に分け、リードビームのレーザスポット322を
照射した状態で、再生磁界Hrを加えて再生する。この
とき再生層316が記録ピットの部分については、レー
ザスポット322による媒体加熱の温度分布に依存して
記録層320との境界に形成されるスイッチ層(Switch
ing Layer)318の磁気的な結合が切れ、再生磁界Hr
の影響を受けてマスクとなる。
はスイッチ層318の磁気的な結合は保ったままであ
り、アパーチャ(開口)324となる。このためレーザ
スポット322のように、隣接するピット328の影響
を受けることなくアパーチャ324のピット330のみ
を読み取ることができる。
(A)(B)のように、基板311上の再生層316、
中間層317及び記録層320の3層から構成されてい
る。再生時の再生レーザパワーを若干高くしてリードす
る。このリード時には、リードビームのレーザスポット
334による媒体加熱の温度分布に依存し、再生層31
6にはフロントマスク336、記録層320の磁化情報
が再生層316に転写されるアパーチャ338及びリア
マスク337が形成される。
による低温のフロントマスク336では、再生磁界33
2によって再生層316が初期化されているので、信号
は得られない。中間温度のアパーチャ338では、中間
層317が垂直磁化されるため結合力が強まり、記録層
320の磁化情報が再生層316に転写され、信号が得
られる。高温のリアマスク337では、中間層317の
キュリー温度に近いので、記録層320と再生層316
の結合力が小さくなり、再生層316の磁化は再生磁界
332の方向に揃う。
うなMSR媒体を用いた従来の光ディスク装置にあって
は、再生時に使用する再生磁界とリードパワーを厳密に
制御しなければ、適切な再生動作ができないという問題
がある。その理由は、例えば図53(A)(B)のFA
D方式でレーザビームの再生パワーPrが低すぎた場
合、再生層316の磁化による図53(B)のマスク3
26の形成範囲が小さくなり、ピット328がマスクさ
れずにクロストークを起こす。
場合には、再生層316の初期化磁界のビーム加熱によ
る消去範囲が狭くなってフロントマスク336の形成範
囲が広がり、ピット328も部分的にマスクするように
なり、アパーチャ338が小さくなり、再生レベルが低
下してエラーとなる。同時に再生パワーが強すぎると記
録層320にも作用し、記録データを消しかねない。
るだけでは不十分であり、記憶媒体の温度を決める装置
内部の環境温度にも依存する。即ち、装置内の環境温度
が低温側に変化すると再生層のアパーチャ形成温度まで
加熱するためのレーザパワーが必要となる。逆に環境温
度が高温側に変化すると再生層のリアマスク形成温度ま
での加熱は少しでよいため再生パワーを低くする必要が
ある。
作がイレーズ、ライト、及びベリファイを行うことか
ら、ベリファイでエラーとなったときのベリファイリト
ライでも生ずる。
ドにより最適再生パワー又は最適再生磁界のテストオフ
セットΔPr1、ΔH1を決定し、所定のデフォルト値
Pr、HにテストオフセットΔPr1,ΔH1と所定の
リトライオフセットΔPr2、ΔH2を加算した再生パ
ワー(Pr+ΔPr1+ΔPr2)又は再生磁界(H+
ΔH1+ΔH2)に変更する。
ドで、そのときの使用条件に適合した最適再生パワーま
たは最適再生磁界を決定した後に、最適再生パワーまた
は最適再生磁界をリトライ用に変更して再度リードする
ことで、実際の使用条件の変化に適合した最適再生パワ
ーまたは最適再生磁界に変更でき、学習が進むにしたが
って、少ないリトイラ回数でリードを成功させることが
できる。
メータ設定値(=デフォルト+テストオフセット)にリ
トライオフセットを加算し、不成功となったリトライ2
回目では、パラメータ設定値(=デフォルト+テストオ
アフセット)からリトライオフセットを減算する。これ
によりパラメータ設定値を中心としたプラス、マイナス
の同程度の範囲でパラメータを設定変更してリトライ成
功の機会を増加させ、少ないリトライ回数で成功させて
成功率を高める。
光記憶媒体にフォーマットされた各ゾーン、光記憶体の
記録領域を複数のエリアに分化した各エリア、装置内の
温度の少なくともいずれかに応じて設定変更する。
定値(デフォルト+テストオフセット)とパラメータの
設定変更に使用するリトライオフセットを、例えば図1
(C)のように、光記憶媒体にフォーマットされた各ゾ
ーン、光記憶媒体の記録領域を複数のエリアに分化した
各エリア、装置内の温度に応じて予め準備し、リトライ
時のゾーン、エリア、装置内温度に基づき、対応するパ
ラメータ設定値にリトライオフセットを加算してパラメ
ータを設定変更する。
(B)のように、テストリードにより最適パラメータ設
定値を与えるデフォルトに加算するテストオフセットを
決定し、テストリードからの経過時間が所定時間に達し
た時、又はテストリード時の装置温度を基準温度とした
所定値を越える温度変化が発生した時に次のテストリー
ドを行うテスト処理部126を備える。
媒体としてレーザビームのビーム系より小さい記録密度
で記録するMSR媒体(磁気超解像媒体)を使用した場
合、パラメータとして、再生磁界、リードパワー、ロー
パスフィルタのカットオフ周波数とブースト、スライス
回路のスライスレベル、データ弁別器のウィンドウ値
(ウィンドウ遅延時間)、フォーカスオフセットを切り
替えて設定変更しながらリトライを実行する。
けるパラメータ設定の統計情報を、装置内温度、媒体に
フォーマットされた各ゾーン、光記憶媒体の種別、又は
シーク距離に応じて保存する。リトライに使用する各種
パラメータは、装置内温度、媒体ゾーン、光記憶媒体の
種別、又はシーク距離の条件によりリトライ成功率が異
なることから、各条件に応じて使い分けることで、リト
ライ成功率を更に向上できる。
て128MB媒体、230MB媒体、540MB媒体、
640MB媒体があり、128MB媒体と230MB媒
体はPPM記録、540MB媒体と640MB媒体とP
WM記録である。更に1.3GBのMSR媒体がある。
このように媒体種別が異なると記録再生の手法が異なる
ことから、媒体毎に分けて成功したリトライの統計情報
を保存し、リトライ時には媒体種別に対応した統計情報
から成功率の高いパラメータ情報を選択してリトライを
実行する。
ずるリードエラーについては、シーク距離によってリト
ライが成功するパラメータが異なることから、シーク距
離により分けて成功したリトライの統計情報を保存し、
新たなシーク位置付けのリトライ時には、そのときのシ
ーク距離に対応した統計情報から成功率の高いパラメー
タ情報を選択してリトライを実行する。
ローラ14からのセクタライトデータを、媒体種別に応
じてPPM記録データ又はPWM記録データに変換して
レーザダイオードユニット30に供給し、ライトビーム
により媒体に書き込む。
ーム位置決めした状態で、イレーズ、ライト、ベリファ
イを行う。ベリファイの際にリードエラーが発生する
と、ベリファイリトライとなり、本発明ではリードに必
要な各種のパラメータを切り替えて設定変更しながらベ
リファイトリトライを実行する。
してエンクロージャ11側に設けた温度センサ36の検
出信号が与えられている。MPU12は、温度センサ3
6で検出した装置内の環境温度に基づき、レーザダイオ
ード制御ユニット30におけるリード、ライト、イレー
ズの各発光パワーを媒体上で実際に記録再生を行うテス
ト処理により最適値に制御する。
再生時の外部磁界は、FAD媒体については再生磁界H
rであり、RAD媒体については、初期化磁界Hiであ
る。更に、再生時の磁場印加ユニット44による外部磁
界は、本発明にあっては、MPU14の処理機能として
実現されるテスト処理により、例えばMSR媒体の再生
に必要なパラメータである再生磁界とリードパワーを最
適値の組に決定する。このテスト処理は、再生磁界、リ
ードパワー以外のパラメータについても行われる。
エンクロージャ11側の光学ユニットに媒体からのビー
ム戻り光を受光する多分割ディテクタ46を設け、FE
S検出回路(フォーカスエラー信号検出回路)48が、
多分割ディテクタ46の受光出力からフォーカスエラー
信号E1を作成してDSP16に入力している。
に媒体からのビーム戻り光を受光する多分割ディテクタ
46を設け、TES検出回路(トラッキングエラー信号
検出回路)50が多分割ディテクタ46の受光出力から
トラッキングエラー信号E2を作成し、DSP16に入
力している。トラッキングエラー信号E2はTZC検出
回路(トラックゼロクロス検出回路)53に入力され、
トラックゼロクロスパルスE3を作成してDSP16に
入力している。
載され、固定光学系78に設けているレーザダイオード
からのビームをプリズム82を介して入射し、MO媒体
72の媒体面にビームスポットを結像している。
1に設けたフォーカスアクチュエータ60により光軸方
向に移動制御され、レンズアクチュエータ64により媒
体トラックを横切る半径方向に例えば数十トラックの範
囲内で移動することができる。
に、アクセスするゾーンZiに対応した再生磁界のデフ
ォルトHiを図5のゾーン分割デフォルトテーブル88
−1から読み出し、同時に同じゾーンZiのテストリー
ドオフセットΔH1iを図6のゾーン分割テストリードオ
フセットテーブル90−1から読み出し、再生磁界Hと
して H=Hi+ΔH1i を求めてレジスタ96に設定し、最適な再生磁界を作り
出している。
で行われるテストリードにおける最適再生磁界の算出処
理の一例である。図9において、横軸は再生磁界H[O
e:エルステッド]であり、縦軸がリードデータのキャ
リアノイズ比(CNR)である。
る最適再生磁界の他の算出処理であり、この場合には再
生データのビット不一致数Nの特性に基づいて再生磁界
の最適値を決めている。即ち横軸に示すように、再生磁
界の最低値Hmin=100エルステッドから最大値H
max=500エルステッドまで再生磁界を変化させな
がらテストリードを行ってリードデータのビット不一致
数Nを求めると、例えば特性曲線114が得られる。
るテストリードオフセットテーブル90の他の実施形態
であり、この実施形態は温度分割テストリードオフセッ
トテーブル90−3としたことを特徴とする。
ードリトライ処理のフローチャートである。まずステッ
プS1でリートリトライを実行するゾーンZiのテスト
リードで使用する再生磁界Hiを、デフォルトテーブル
88のデフォルト磁界Hi、テストリードオフセットテ
ーブル90からの前回のテストリードオフセットΔH1
i、及びリトライオフセットテーブル92の1回目のリ
トライオフセットΔH2iの加算で求め、ステップS2で
テストリードにより最適リードパワーと最適再生磁界を
与えるテストリードオフセットΔH1iを決定する。
れたリードリトライ及びベリファイリトライの成功で得
られたパラメータ設定情報の統計情報を学習することに
よって、リードリトライ処理部122はテストオフセッ
トテーブル130のテストオフセットをリトライを成功
させる設定値に近付けるように更新する。
ヘッドアンプにコンデンサ280で入力接続されたクラ
ンプ回路282、AGC回路284、ローパスフィルタ
(LPF)286、イコライザ(EQL)288、SA
G除去回路290、クランプ回路292及びデータ弁別
器294を備える。
デフォルトテーブル、テストオフセットテーブル及びリ
トライオフセットテーブルを例にとるものであったが、
図20,図21,図22のように、例えば3ゾーンごと
にグループ化したエリアA1〜A6で分けたエリア分割
のデフォルトテーブル128−2、テストオフセットテ
ーブル130−2、及びリトライオフセットテーブル1
32−2としてもよい。
に、装置内温度Tを例えば0℃から60℃について10
℃範囲の温度領域に分割し、各温度領域について各種の
パラメータのデフォルトテストオフセット及びリトライ
オフセットを各々格納した温度区分のデフォルトテーブ
ル128−3、テストオフセットテーブル130−3、
及びリトライオフセットテーブル132−3としてもよ
い。
S5でリトライ成功が判別されると、ステップS9に進
み、成功したリトライのパラメータ設定情報を統計情報
として保存し、保存しているパラメータ設定情報を学習
して,デフォルトに加算するテストオフセットを更新す
る。この成功したリトライのパラメータ設定情報に基づ
くパラメータ更新処理は、例えばステップS4のリード
リトライ処理においてパラメータをプラスとマイナスに
変更していることから、リトライに成功したパラメータ
の設定変更がプラスかマイナスかの回数をそれぞれカウ
ントし、プラス方向の変化による成功回数とマイナス方
向の変化による成功回数との差の絶対値が所定の閾値を
超えたときに、最新のリトライ成功のパラメータ設定値
に近付けるようにパラメータ、即ちテストオフセットを
更新する。
更新は、例えば図16のゾーン分割のデフォルトテーブ
ル128−1の場合には、同一ゾーンの同一パラメータ
単位に個別に統計的なデフォルトパラメータ更新処理を
行うことになる。この点は図20のエリア分割デフォル
トテーブル128−2についても同様であり、同一エリ
アの同一パラメータにつき個別にデフォルトパラメータ
の更新処理を行う。更に図23の温度分割デフォルトテ
ーブル128−3については、同じ温度区分の同一パラ
メータごとにデフォルトパラメータの更新処理を行うこ
とになる。
のロードを行って、スピンドルモータにセットして一定
速度で回転する。続いてステップS2でテスト要求フラ
グFLをセットする。続いてステップS3で現在時刻を
初期化し、更にステップS4で現在の装置内温度Tを検
出して起動時にレーザダイオードの発光パワーや磁界印
加ユニットによる再生磁界を決めるために必要な処理を
終了する。
最初に受けるアクセス要求はテスト指示コマンドであ
り、ステップS7でテスト指示であることを判別し、ス
テップS8でライトパワー、イレーズパワー及びリード
パワーなどの発光パワーのテスト処理を行った後、ステ
ップS9で再生磁界のテスト処理を行う。
と、ステップS19で媒体排出の有無をチェックし、媒
体排出がなければ、ステップS20で装置停止指示の有
無をチェックした後、ステップS4に戻り、次の媒体投
入を待って同様な処理を繰り返す。一方、上位装置から
ライトアクセスの要求があった場合には、ステップS2
1に進んでライト要求を判断し、ステップS22でライ
ト処理を行うようになる。
位時間数)とする。但し、有効時間の最大値は160秒
にリミットされる。この結果、テスト処理で決定された
最適値を保証する有効時間Cは、起動から最初のテスト
処理までの時間Aが160秒未満であれば2B に対応し
た時間に設定される。160秒以上の場合には、一定の
有効時間C=160秒に固定される。
定時刻Dを超えたか否か判定する。現在時刻が有効判定
時刻Dに達していれば、ステップS14に進んでテスト
処理フラグをオンし、図30のステップS6にリターン
する。ステップS9で現在時刻が有効判定時刻Dを超え
ていなければ、ステップS13でテスト処理フラグをオ
フとする。
イ処理部180、ライトリトライ処理部184、ライト
処理部182に対しては、それぞれが制御するパラメー
タに対応してレジスタ194〜215が設けられ、また
レジスタの設定値をアナログ制御信号に変換するDAコ
ンバータ216〜232が設けられている。
界のプラスのリトライオフセット+ΔHが設定され、次
のシーケンス番号SEQ1ではマイナスのリトライオフ
セット−ΔHが設定されている。この点は残りのリード
パワーPr、カットオフ周波数Fc、ブーストFb、ス
ライスレベルS、ウィンドウW、フォーカスオフセット
FCOのリトライオフセットについても同様である。
リトライ履歴テーブル190−6の実施形態である。こ
の場合にもゾーンZ01〜Z18に分けて成功リトライ
シーケンスSEQ1〜14ごとに過去の成功回数が保存
されており、新たなリトライ時には最も成功回数の高い
シーケンスSEQiから順番にリトライを実行する。
は、リトライ履歴情報が存在しないことから、この場合
には例えば図42のリトライシーケンス195−1のシ
ーケンス番号に従ってリードリトライを実行する。リー
ドリトライが1回でも成功すれば、リトライ履歴テーブ
ル190に成功したリトライシーケンスが格納されるた
め、新たなリトライの際には前回成功したリトライシー
ケンスを選択してリードリトライを実行するか、過去の
リトライの中の成功率の最も高いリトライシーケンスか
ら順番に選択してリードリトライを実行する。
テップS9で、成功したリトライシーケンスをリトライ
履歴テーブル190に記憶して保存する。このときリト
ライ履歴テーブル190が図44,図45,図46,図
47の構造であれば、成功したリトライシーケンスのシ
ーケンス番号を対応する区分に格納して更新する。
ば、ステップS6に進み、ステップS1でベリファイリ
トライとしてリードリトライ処理を実行する。このステ
ップS7〜S12におけるベリファイリトライとしての
リードリトライ処理も、図51のリード処理におけるス
テップS5〜S10のリードリトライ処理と同じにな
る。
Claims (26)
- 【請求項1】基板上に、少なくともデータを記録するた
めの記録層と該記録層に記録されたデータを再生するた
めの再生層とを有する光記憶媒体と、 レーザビームのビーム径より小さい記録密度で前記光記
憶媒体の記録層にデータを記録する記録部と、 再生に必要な再生磁界と再生レーザパワーを組み合わせ
て最適な値に設定することによって、前記ビーム径より
小さい記録密度で前記光記憶媒体の記録層に記録されて
いるデータを再生する再生部と、 前記再生部にリードエラーが発生した際のリードリトラ
イ時に、前記再生磁界の値を変更して再生動作をリトラ
イするリードリトライ処理部と、を備えたことを特徴と
する光学的記憶装置。 - 【請求項2】請求項1記載の光学的記憶装置に於いて、
前記リードリトライ処理部は、リードリトライ時に前記
光記憶媒体にフォーマットされた各ゾーン、前記光学的
記録媒体の記録領域を複数のエリアに分割した各エリ
ア、装置内の温度の少なくともいずれかに応じて前記再
生磁界を変更することを特徴とする光学的記憶装置。 - 【請求項3】請求項1記載の光学的記憶装置に於いて、
前記リードリトライ処理部は、テストリードにより最適
リードパワーと最適再生磁界のテストオフセットΔH1
を決定し、所定のデフォルト磁界Hに前記テストオフセ
ットΔH1と所定のリトライオフセットΔH2を加算し
た再生磁界に変更することを特徴とする光学的記憶装
置。 - 【請求項4】基板上に、少なくともデータを記録するた
めの記録層と該記録層に記録されたデータを再生するた
めの再生層とを有する光記憶媒体を用いて、レーザビー
ムのビーム径より小さい記録密度で前記光記憶媒体の記
録層にデータを記録する記録過程と、 再生に必要な再生磁場と再生レーザパワーを組み合わせ
て最適な値に設定することによって、前記ビーム径より
小さい記録密度で前記光記憶媒体の記録層に記録されて
いるデータを再生する再生過程と、 前記再生過程でリードエラーが発生した際のリードリト
ライ時に、前記再生磁場の値を変更して再生動作をリト
ライするリードリトライ過程と、を備えたことを特徴と
する光記憶媒体の記録再生方法。 - 【請求項5】レーザビームにより光記憶媒体にデータを
記録する記録部と、 再生に必要なパラメータを最適な値に設定することによ
って、前記光記憶媒体に記録されているデータを再生す
る再生部と、 前記再生部でリードエラーが発生した際のリードリトラ
イ時に、前記パラメータを設定変更しながらリードリト
ライを繰り返し、リトライ成功時にパラメータ設定値を
統計情報として保存し、前記統計情報に基づく学習処理
により最適パラメータを更新するリトライ処理部と、を
備えたことを特徴とする光学的記憶装置。 - 【請求項6】請求項5記載の光学的記憶装置に於いて、
前記リトライ処理部は、更に、前記記録部によるベリフ
ァイでリードエラーが発生した際のベリファイリトライ
時に、前記パラメータを設定変更しながらベリファイリ
トライを繰り返し、リトライ成功時にパラメータ設定値
を統計情報として保存し、前記統計情報に基づく学習処
理により最適パラメータを更新することを特徴とする光
学的記憶装置。 - 【請求項7】請求項5及び6記載の光学的記憶装置に於
いて、前記光記憶媒体としてレーザビームのビーム径よ
り小さい記録密度で記録する磁気超解像媒体を使用した
場合、再生に必要な前記パラメータとして再生磁界、リ
ードパワー、ローパスフィルタのカットオフ周波数とブ
ースト、スライス回路のスライスレベル、データ弁別器
のウィンドウ値(ウィンドウ遅延時間)、フォーカスオ
フセットを設定し、リードリトライ時に、前記複数種類
のパラメータを順次切り替えて設定変更しながらリード
リトライを繰り返すことを特徴とする光学的記憶装置。 - 【請求項8】請求項5及び6記載の光学的記憶装置に於
いて、前記光記憶媒体としてレーザビームのビーム径に
依存した記録密度で記録する光磁気媒体を使用した場
合、再生に必要な前記パラメータとして、リードパワ
ー、ローパスフィルタのカットオフ周波数とブースト、
スライス回路のスライスレベル、データ弁別器のウィン
ドウ値(ウィンドウ遅延時間)、フォーカスオフセット
を設定し、リードリトライ時に、前記複数種類のパラメ
ータを順次切り替えて設定変更しながらリードリトライ
を繰り返すことを特徴とする光学的記憶装置。 - 【請求項9】請求項5及び6記載の光学的記憶装置に於
いて、前記リトライ処理部は、リードリトライ時に、パ
ラメータ設定値にリトライオフセットを加算するパラメ
ータの設定変更とパラメータ設定値からリトライオフセ
ットを減算するパラメータの設定変更を交互に繰り返し
ながらリードリトライを繰り返し、成功時のパラメータ
設定値とリトライオフセットを加算したか減算したかを
学習結果として保存し、前記学習結果において成功した
リトライオフセットの加算回数と成功したリトライオフ
セットの減算回数の総和の絶対値が所定の閾値以上のと
き、前記パラメータ設定値をリトライに成功した最新の
パラメータ設定値に近づけるように更新することを特徴
とする光学的記憶装置。 - 【請求項10】請求項5及び6記載の光学的記憶装置に
於いて、前記リトライ処理部は、前記パラメータを、前
記光記憶媒体にフォーマットされた各ゾーン、前記光記
録媒体の記録領域を複数のエリアに分割した各エリア、
装置内温度のいずれかに応じて設定変更することを特徴
とする光学的記憶装置。 - 【請求項11】請求項10記載の光学的記憶装置に於い
て、前記リトライ処理部は、前記パラメータ設定値の設
定変更に使用するリトライオフセットを、前記光記憶媒
体にフォーマットされた各ゾーン、前記光記録媒体の記
録領域を複数のエリアに分割した各エリア、装置内温度
に応じて予め準備し、リトライ時のゾーン、エリア、装
置内温度に基づき対応するパラメータ設定値にリトライ
オフセットを加算又は減算してパラメータを設定変更す
ることを特徴とする光学的記憶装置。 - 【請求項12】請求項5及び6記載の光学的記憶装置に
於いて、更に、テストリードにより前記パラメータ設定
値を与えるデフォルトに加算するテストオフセットを決
定し、テストリードからの経過時間が所定時間に達した
時、又はテストリード時の装置温度を基準温度として所
定値を越える温度変化が発生した時に次のテストリード
を行うテスト処理部を備え、 前記リトライ処理部は、リトライ成功時に保存した統計
情報に基づいてパラメータ設定値を更新した際に、前記
テスト処理部の経過時間を初期化すると共に前記基準温
度をリトライ成功時の装置内温度に更新して次のテスト
リードを判断させることを特徴とする光学的記憶装置。 - 【請求項13】請求項6記載の光学的記憶装置に於い
て、前記リトライ処理部は、前記ベリファイリトライが
不成功となった場合、前記光記憶媒体にデータを記録す
るためのライトパワーを設定変更しながらイレーズ、ラ
イト、ベリファイのライトリトライ動作を繰り返すこと
を特徴とする光学的記憶装置。 - 【請求項14】請求項13記載の光学的記憶装置に於い
て、前記リトライ処理部は、ライトリトライ時に、ライ
トパワーの設定値にリトライオフセットを加算するパラ
メータの設定変更と前記ライトパワー設定値からリトラ
イオフセットを減算するパラメータの設定変更を交互に
行いながらライトリトライを繰り返すことを特徴とする
光学的記憶装置。 - 【請求項15】請求項13記載の光学的記憶装置に於い
て、前記リトライ処理部は、前記ライトリトライの成功
時に、成功したライトパワー設定値とリトライオフセッ
トを加算したか減算したかを学習結果として保存し、前
記学習結果において成功したリトライオフセットの加算
回数と成功したリトライオフセットの減算回数の総和の
絶対値が所定の閾値以上のとき、前記ライトパワー設定
値をリトライに成功した最新のライトパワー設定値に近
づけるように更新することを特徴とする光学的記憶装
置。 - 【請求項16】請求項14及び15記載の光学的記憶装
置に於いて、前記リトライ処理部は、ライトリトライ時
に前記光記憶媒体にフォーマットされた各ゾーン、前記
光学的記録媒体の記録領域を複数のエリアに分割した各
エリア、装置内の温度の少なくともいずれかに応じて前
記ライトパワーを設定変更することを特徴とする光学的
記憶装置。 - 【請求項17】レーザビームにより光記憶媒体にデータ
を記録する記録過程と、 再生に必要なパラメータを最適な値に設定することによ
って、前記光記憶媒体に記録されているデータを再生す
る再生過程と、 前記再生過程でリードエラーが発生した際のリードリト
ライ時、又は、前記記録過程のベリファイでリードエラ
ーが発生した際のベリファイリトライ時に、前記パラメ
ータを設定変更しながらリードリトライを繰り返し、リ
トライ成功時にパラメータの設定値を統計情報として保
存し、前記統計情報に基づく学習処理により最適パラメ
ータを更新するリトライ過程と、を備えたことを特徴と
する光記憶媒体の記録再生方法。 - 【請求項18】レーザビームにより光記憶媒体にデータ
を記録する記録部と、 再生に必要なパラメータを最適な値に設定することによ
って、前記光記憶媒体に記録されているデータを再生す
る再生部と、 前記再生部でリードエラーが発生した際のリードリトラ
イ時に、過去の成功したリトライ情報に基づいて成功率
の高いリードリトライを行い、リトライ成功時に成功し
たリトライ情報を保存するリトライ処理部と、を備えた
ことを特徴とする光学的記憶装置。 - 【請求項19】請求項18記載の光学的記憶装置に於い
て、前記リトライ処理部は、更に、前記記録部でベリフ
ァイでリードエラーが発生した際のベリファイリトライ
時に、過去の成功したリトライ情報に基づいてリードリ
トライを行い、リトライ成功時に成功したリトライ情報
を保存することを特徴とする光学的記憶装置。 - 【請求項20】請求項19記載の光学的記憶装置に於い
て、前記リトライ処理部は、複数種類のパラメータを切
り替えて設定変更しながらリトライを実行して成功した
パラメータ設定値を統計情報として保存し、新たなリー
ドリトライ時には、前回の成功したパラメータ設定値か
らリードリトライを開始し、リトライ成功時に成功した
パラメータ設定値を記憶することを特徴とする光学的記
憶装置。 - 【請求項21】請求項19記載の光学的記憶装置に於い
て、前記リトライ処理部は、複数種類のパラメータを切
り替えて設定変更しながらリトライを実行して成功した
パラメータ設定値と各パラメータ毎の成功回数を統計情
報として保存し、新たなリードリトライ時には、前記統
計情報の成功回数の多い順にパラメータ設定値を選択し
てリードリトライを繰り返すことをことを特徴とする光
学的記憶装置。 - 【請求項22】請求項19記載の光学的記憶装置に於い
て、前記光記憶媒体としてレーザビームのビーム径より
小さい記録密度で記録する磁気超解像媒体を使用した場
合、再生に必要な前記パラメータとして、再生磁界、リ
ードパワー、ローパスフィルタのカットオフ周波数とブ
ースト、スライス回路のスライスレベル、データ弁別器
のウィンドウ値(ウィンドウ遅延時間)、フォーカスオ
フセットを切り替えて設定変更しながらリトライを実行
することを特徴とする光学的記憶装置。 - 【請求項23】請求項19記載の光学的記憶装置に於い
て、前記光記憶媒体としてレーザビームのビーム系に依
存した記録密度で記録する光磁気媒体を使用した場合、
再生に必要な前記パラメータとして、リードパワー、ロ
ーパスフィルタのカットオフ周波数とブースト、スライ
ス回路のスライスレベル、データ弁別器のウィンドウ値
(ウィンドウ遅延時間)、フォーカスオフセットを切り
替えて設定変更しながらリトライを実行することを特徴
とする光学的記憶装置。 - 【請求項24】請求項19記載の光学的記憶装置に於い
て、前記リトライ処理部は、リードリトライ時に、パラ
メータ設定値にリトライオフセットを加算するパラメー
タの設定変更と、パラメータ設定値からリトライオフセ
ットを減算するパラメータの設定変更を、交互に繰り返
すことを特徴とする光学的記憶装置。 - 【請求項25】請求項19記載の光学的記憶装置に於い
て、前記リトライ処理部は、前記リトライ成功時のパラ
メータ設定の統計情報を、装置内温度、媒体にフォーマ
ットされた各ゾーン、前記光記録媒体の種別、又はシー
ク距離に応じて保存することを特徴とする光学的記憶装
置。 - 【請求項26】レーザビームにより光記憶媒体にデータ
を記録する記録過程と、 再生に必要なパラメータを最適な値に設定することによ
って、前記光記憶媒体に記録されているデータを再生す
る再生過程と、 前記再生過程でリードエラーが発生した際のリードリト
ライ時、又は、前記記録過程のベリファイでリードエラ
ーが発生した際のベリファイリトライ時に、過去の成功
したリトライ情報に基づいて成功率の高いリードリトラ
イを行い、リトライ成功時に成功したリトライ情報を保
存するリトライ過程と、を備えたことを特徴とする光記
憶媒体の記録再生方法。
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