JP2861998B2 - 光ディスク記録再生方法及び装置 - Google Patents

光ディスク記録再生方法及び装置

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JP2861998B2
JP2861998B2 JP10043182A JP4318298A JP2861998B2 JP 2861998 B2 JP2861998 B2 JP 2861998B2 JP 10043182 A JP10043182 A JP 10043182A JP 4318298 A JP4318298 A JP 4318298A JP 2861998 B2 JP2861998 B2 JP 2861998B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクファイ
ル装置に係り、特に高密度記録に有利なピットエッジ方
式を使用するために好適な光ディスク記録再生方法及び
装置に関する。 【0002】 【従来の技術】光ディスクから得られた反射光量変化、
すなわち再生信号波形の立ち上がり、立ち下がりを検出
してデータの復調を行なう方法は、DAD(ディジタル
オーディオディスク)に採用されている。データ復調の
原理は、例えば岩村による「ビデオディスクとDAD入
門」(コロナ社)p212〜p215に記述されてい
る。復調は、再生波形の変化点、すなわち前縁と後縁を
検出し、これから再生検出窓を発生し、再生データを得
るものである。DADに用いられている方法は、データ
間隔をTとすると検出窓幅はT/2であり変化点パルス
の位置として±T/4以内に納まっていることが、正確
な復調を可能とする条件である。したがって信号のゼロ
クロス点(変化点に相当)が雑音や波形歪,回転ジッ
タ,偏心ジッタ等によって変動し検出窓からはずれると
エラーになる。 【0003】追記型光ディスクにおいても、前縁,後縁
をデータとすることが可能であるが、追記型の場合は記
録再生の対象デイスクに対して直接にレーザ光パルスの
照射を行なって記録するので、前縁,後縁の位置が、媒
体の感度特性や、ジッタの影響に左右されやすく、不確
定にシフトしやすいことになる。DADの場合は、ディ
スク作製時にレジスト段階でピットを作るため、このよ
うな問題は無かった。 【0004】追記型光ディスクへ、ピットエッジ記録を
適用することには、何らかの方法で、記録時の前縁,後
縁のエッジシフトを補正し、再生時には補正を行なう必
要がある。追記型光ディスクに対するピットエッジ記録
を扱った例は未だ無く、本発明では、記録補正,再生補
正について述べるとともに、総合的な記録,再生処理を
説明する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、D
ADのように予め情報ピットをディスク作製時に作りつ
けておく形式のため、エッジシフト量が小さく、安定な
復調が可能である。しかし追記型光ディスクのような熱
により対象ディスクの記録膜に直接ピットを形成する媒
体に対しては、エッジをデータとする方式は実用化され
ていない。この理由は形成されるピットが、媒体の感度
特性やジッタ、さらには線速度等に影響されやすいため
である。 【0006】熱記録により形成されるピットは、穴形成
過程において、記録膜が溶融,蒸発し、さらには、熱拡
散の影響による拡がりを持つためエッジ位置の制御が困
難であるので、従来は丸穴ピットを形成し、その中心位
置をデータとする方法だけが実用化されていた。エッジ
位置を正確に制御するには、記録パルス幅とパワーを、
媒体の特性や記録位置に対して常に最適化する必要があ
る。また媒体自体の特性としては、記録パルス幅に対す
る再生パルス幅の変化が線形か又はそれに類する特性で
あることが望まれる。さらに記録時には除去できないエ
ッジ位置の変動量は、何らかの方法で再生時に除去する
必要がある。 【0007】従来は、記録,再生時に行なうべき具体的
な方法,ピットエッジ記録に適した媒体を見出すこと、
および対象とする記録媒体に最適な補正量の設定等が困
難と考えられ、明確な手法が見出されていなかった。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的は、追記型光デ
ィスクへのピットエッジ記録を採用するに当り、記録時
と再生時の双方において、適当な補正を行なうことによ
り穴あけ型媒体に対しても、高密度記録に有利なピット
エッジ記録を安定に実現することができる。追記型光デ
イスクは、レーザ光の熱によりピットを形成するため
に、記録パルス幅よりも長いピットが形成される。 【0009】ピットエッジ記録を実現するためには第一
に記録時における適当な補正が必要となる。この補正
は、記録膜の感度,記録半径ないしは線速度,記録する
データパターンの疎密等を考慮して行なう必要がある。
ディスクには、ヘッダー部とよばれる情報が、予め作製
されており、トラック番号,セクター番号等が記録され
ている。記録動作を行なう場合、まず記録したいトラッ
ク及びセクターへの光スポットの移動,位置付けを行な
う。したがってトラック番号の認識は常に行なわれてい
ることになるため、光スポットの現在位置の把握は、こ
のトラック番号から可能である。もし光ヘッドの位置を
知る手段として、外部スケール値を用いることができれ
ば、同様にして光スポット位置を知ることができる。 【0010】この様にして記録位置を知ることにより、
記録パルス幅とパワーの最適化を図ることができる。記
録パルス幅はデータパターンそのものと、該データパタ
ーンを遅延させたものとの論理積をとることによって幅
を狭くすることができる。これにより実際に記録される
ピットの長さを、目的とする再生パルス幅に対応させる
ことが可能となる。記録パターンの疎密による記録パワ
ーの設定は、カウンタを用いたパターン長判断回路を用
いることにより可能である。 【0011】上記の記録補正を用いることにより、熱記
録で生じるピット長の伸び量、すなわちエッジ移動量の
補正が実現される。しかし記録膜の感度ムラ、記録パワ
ーの変動によるエッジ自身の位置変動は再生時に除去し
なければならない。エッジ位置が正確に検出できない
と、データ弁別窓からはずれてしまうため、エラーが生
じるからである。 【0012】本発明では、再生時の補正を行なう目的
で、情報復号開始位置(タイミング)を示す起動タイミ
ングマーク(一般にSYNCマークと呼ばれる)を再生
波形の立ち上がり、立ち下がりに対応して2重パターン
として設けている。データ記録時にユーザデータ列に先
行して設けた起動タイミングマークを各々別系列の検出
手段によって各々1パルスの検出信号として検知する。
予め2重パターンとしている理由は、立ち上がりエッジ
からの検出パルスと立ち下がりエッジからの検出パルス
を別々に得ることにより、両者の時間差を求めるためで
ある。全く理想的な媒体であれば、記録時の光パルスと
相似の再生波形が得られるはずであるが、実際には先に
述べたように、記録膜の熱拡散の不均一性や、昇温,降
温勾配の違いや、記録感度のバラツキ等により、一般的
には光パルス照射を終了した後も、若干尾を引いたよう
な非対称な形状を持ったピットが形成され、対応する再
生波形の立ち上がり、立ち下がりの傾斜が異なってしま
う。 【0013】しかし、立ち上がり同士,立ち下がり同士
の傾斜は、良く一致していることが、実験により確認さ
れている。したがって、各々の起動タイミングマーク検
出信号の時間差からエッジシフトを一旦補正しておけ
ば、それに続くデータ列に対して同一補正量を与えれば
良いことになる。セクター管理された記録媒体であれ
ば、各セクター毎に補正を行なえば、より信頼性を向上
させることができる。このように、エッジ移動量につい
ては記録時に補正してやり、エッジ変動量については再
生時に補正することで、安定な情報の記録、再生を行な
うことが可能となる。 【0014】 【作用】記録時の補正では、ディスク上の対象位置を、
予め作成されているヘッダー部の情報を用いるかあるい
は外部スケールを用いて検出された情報をもとにして行
う。あるいは両者を併用しても良い。さらに、ヘッダー
部に媒体の種類,感度特性等を予め記録しておけば、よ
り正確な補正も可能である。それによって記録パルス幅
やパワーの設定を容易かつ正確に行なうことができる。 【0015】再生時の補正では、ユーザデータの記録時
に、該データに先行して二重化同期信号を同時に記録し
ておき、該同期信号の前縁データ列から得られた検出信
号と、後縁データ列から得られた検出信号の時間差を検
出し、後続の1セクタのユーザデータに対して時間軸補
正を施し、記録補正だけでは除去できないエッジ変動量
や反射ムラの影響を吸収することができる。 【0016】 【発明の実施の形態】図1により本発明の実施例を説明
する。図1においてディスク1はモータ2により回転で
きるようになっている。本発明の場合、回転様式は線速
度一定、すなわちディスク1に光ヘッド3が位置付けら
れた半径によって回転速度を変化させる方式でも良く、
又角速度一定、すなわち光ヘッド3の位置に依らず回転
速度が一定の方式のどちらでも良い。光ヘッド3はデイ
スク上の目標トラックに位置付けるため移動可能になっ
ている。半導体レーザ4から出射された光はレンズ5に
よって平行光束に変換された後、ビームスプリッタ6、
ガルバノミラー7を介して絞り込みレンズ8によりディ
スク1上に絞り込まれる。ディスク1からの反射光は、
再び絞り込みレンズ8、ガルバノミラー7を介し、ビー
ムスプリッタ6で反射される。この後、トラッキング用
光検出器9、およびオートフォーカス用光検出器10に
導びかれる。ディスク1は回転に伴ない、上下方向およ
び、半径方向に振動する。上下方向の振れに対しては、
オートフォーカス用光検出器10からのサーボ信号を用
いて、絞り込みレンズ8をディスク1の振れに追従させ
ることにより、常に焦点をディスク1上に合わせること
で対処する。又、半径方向の振れに対しては、トラッキ
ング用光検出器9からのサーボ信号を用いて、大きな振
れに対しては光ヘッド3全体を追従させ、細かな振れに
対してはガルバノミラー7の角度を変えることによっ
て、常に目標トラックへの位置付けを行なう。上記のオ
ートフォーカスおよびトラッキングの方式については従
来のサーボ方式で良く、詳細説明は省く。 【0017】記録・再生の動作を説明するにあたり、本
発明の記録方式であるピットエッジ記録方式について説
明する。 【0018】図2はデータを変調(符号化)して、コー
ドに変換し、ディスクに記録する場合の方法、図3は、
ディスク上に記録された情報を再生し、元のデータに復
調(復号化)する場合について示した図である。 【0019】図2において、記録したいデータ30は、
符号器13によってコード31に変調される。この符号
化はどのような変調方式でも良く、FM符号,MFM符
号あるいはRLL(ランレングスリミット)符号として
2−7符号,8−18符号,1−7符号等を代表例とし
て挙げておく,図2では、一例として2−7符号の場合
を示した。コード31は、NRZ(ノンリターントウゼ
ロ)コード32に、NRZ符号器14により変換され
る。該NRZコード32をそのままディスク1上の記録
膜に記録すると、一般に照射記録光パルス幅よりも長い
ピットが形成される。これはレーザ光による熱が記録膜
内を伝播する度合いと記録膜組成および下地膜組成に帰
因する融点とのバランス、さらに熱拡散の形態等により
決定されるものであり、実際には実験的に調べる必要が
ある。 【0020】一例として、PbTeSe記録膜を用いた
追従型光ディスクでは、回転数毎分1800回転におい
て、記録半径70mm、記録パワー8.5mVで記録し
た場合、100nsの記録パルス幅に対して実際に得ら
れる再生パルス幅は145nsとなり、45ns相当の
ピット長の伸びが見られた。したがって形成される記録
ピット35の長さをNRZヒード32の長さに対応させ
るには、予めパルス幅を短かくした記録コード33を用
いることになる。また記録パターンにより、記録ピット
35の長さが変化することも考えられるので、短かいパ
ターンの場合は記録光パルス34のパワーを大きくする
補正を行なう必要も生じる。記録光パルス幅および記録
光パワーの設定は、それぞれの設定器15,16を用い
て、記録補正器17からの制御により行なわれ、レーザ
ドライバ18により半導体レーザ4を駆動して記録ピッ
ト35の形成を行なう。符号器13については従来提唱
されている回路構成をそのまま用いれば良い。NRZ符
号器14、パルス幅設定器15、パワー設定器16、記
録補正器17、レーザドライバ18の具体的な構成例に
ついては後述する。 【0021】図3を用いて、記録ピット35からデータ
42を復調する場合についても説明する。ディスク1か
らの反射光は記録ピット35の有無によってその光量が
変化する。記録膜が光磁気記録膜、すなわち磁化ドメイ
ンとして記録されている場合は、光検出器9の前に検光
子を設置すれば、磁化方向による偏光面の回転を光量変
化に変換することが出来、やはり同様の再生信号36を
得ることができる。再生信号36を或るスライスレベル
37で2値化することにより再生コードパルス38を得
ることができる。該再生コード38の立ち上がりエッジ
および立ち下がりエッジからそれぞれ対応するパルス3
9,40を生成し、両者からコード信号41を得る。こ
れを符号器13とは逆の動作をする復号器を用いること
により元のデータ42を再現することができる。ここ
で、復号器については従来用いられている構成回路で良
いから、詳細説明は省くことにする。 【0022】上記のピットエッジ記録方式はデータの高
密度記録に大きく貢献する。それは生成されるピット
と、該ピットを読み取るための光スポットとの相対的な
分解能が向上するためである。 【0023】図4は、符号化コードの1の場合に対応し
て丸穴を形成するピットポジション記録方式と、符号化
コードの1の場所を形成ピットの前縁および後縁に対応
させるピットエッジ記録方式の比較を示したものであ
る。図4においてコード31に対応して丸穴ピット50
を形成した場合を考える。記録ピットを読み取る光スポ
ット51の分布は、該ピットよりも分布が広いため、記
録ピット間の距離が近接している場合は、再生信号52
の振幅、すなわち変調度52が十分に採れなくなる。こ
の傾向は、より高密度化を進めた場合顕著になってく
る。一方、コード31を一度NRZコード32に変換し
た場合、その形成ピット53から得られる再生信号54
は、十分な変調度52を得ることができる。 【0024】図4は、ピットポジション記録方式と、ピ
ットエッジ記録方式について同一の記録密度の場合を示
してある。ピットエッジ記録方式は原理的にいってピッ
トポジション記録方式の約2倍の高密度化を図ることが
できる。このようにピットエッジ方式を用いて倍密度化
した場合、光学的な分解能、すなわち信号変調度には問
題は無い場合でも再生信号から元のデータを復号する際
のデータ弁別窓幅は半分になるため、より正確にエッジ
位置を検出する必要があることを明記しておく。したが
って、ユーザデータ以外の情報、例えば、ヘッダー信号
等の情報のように、あまり高密度化が要求されないデー
タについては、弁別窓幅を広く採り、従来密度のピット
ポジション記録方式を用いることも考えられる。 【0025】図5で本発明で使用するディスクの記録フ
ォーマットについて説明する。図5は記録フォーマット
の一例である。ディスク1は、同心円あるいはスパイラ
ル状のトラック、および1トラックを複数の区域(セク
タ)に分割した構成を有する。図5は、或る1つのセク
タについてのフォーマットを示した図である。各々のセ
クタの先頭には、セクタの開始を示すためのセクタマー
ク60が置かれ、それに続きセルフクロックを発生させ
るための引込みパターン61を有する。該パターン61
により発生したクロックを同期化信号パターン62によ
り同期化し、復調開始の基準信号を検出する。この操作
を経て、トラック番地63、セクタ番地64、および両
番地の読み出し誤りを検出、あるいは訂正するための信
号65の再生が行なわれる。ここまでの部分は、ヘッダ
ー信号67と呼ばれるものであり、ユーザが変更を必要
としない部分であるため、ディスク作製時に予め作りつ
けておく(プリフォーマット)のが便利である。またヘ
ッダー信号とデータ信号は異なる変調方式あるいは異な
る穴深さにより記録することもできる。例えばヘッダー
信号は、使用レーザ光波長の4分の1、ないしは8分の
1の深さの位相情報として記録しておく方法が考えられ
る。さらにヘッダー信号はピットポジション記録方式を
用い、ユーザデータ信号は、高密度化に有利なピットエ
ッジ記録方式を用いる方法も考えられる。 【0026】一般にプリフォーマット部はトラッキクン
グのための案内溝上に形成されるが、案内溝と案内溝の
間の平坦部に形成することもできる。溝間の平坦部は、
ディスク原盤カッティング時のレーザ光のゆらぎや、プ
ロセスによる影響が少ないため、再生時のディスク雑音
の低減に効果がある。 【0027】図6で図2,図3で説明を省いたNRZ符
号器14、パルス幅設定器15、パワー設定器16、記
録補正器17、レーザドライバ18について具体的な回
路構成例を説明する。 【0028】図6においてNRZ変換器14はDタイプ
のフリップフロップによって構成されるもので、コード
31の立ち上がりが入力される毎にQ出力が反転するよ
うに動作する。一般には入力を2分の1分周するために
用いられる回路接続と同一である。変換されたNRZコ
ード32は、遅延素子45に入力される。この遅延素子
は一定の遅延時間を伴なった信号が複数の出力タップに
出ているものである。遅延素子として、ゲート遅延を用
いる方法もある。遅延素子45からの出力は、セレクタ
46に入力され、いずれかの出力が記録補正器によって
選択されANDゲート47に入力される、該ANDゲー
トの片方には、遅延されない信号が入力されているた
め、遅延量だけ短かいパルスが生成されることになる。
このパルスは図2の記録コード33に対応する。該コー
ド33はレーザドライバ18へ入力される。一方記録光
パワーの制御は、レーザドライバ18内の電流源の値を
変えることで行なう。レーザドライバ18はカレントス
イッチの構成を採っており、電流値を決定するトランジ
スタ48のベース電位をD/A変換44によって変化さ
せることにより半導体レーザ4がオン状態になったとき
の発光パワーを変えることができる。例えばベース電位
を高くすれば、トランジスタ48のエミッタ電位も上昇
し、エミッタと負電位(−V)との間に接続されている
抵抗49を流れる電流が増加する。したがって半導体レ
ーザ4の駆動電流も増加し、発光パワーが大きくなる。 【0029】記録補正器17は、制御情報43によっ
て、パルス幅およびパワーの設定を行なうわけである。
最も容易な方法としては、トラック番地43をアドレス
入力とするROM(リードオンリーメモリ)を用い、出
力として、ROMのデータを用いれば、セレクタ46に
よる遅延量の選択、およびD/A変換器44への入力ビ
ットを指定することができる。またトラック番地信号4
3の代りに、外部スケール読取器11からの値を用いる
方法、あるいは、ディスクの基準半径(例えば最内周)
から現在までに横切ったトラック本数から位置を認識し
同様の制御を行なうこともできる。図6の回路では、記
録すべきデータエリアの終了時にNRZ符号器14のフ
リップフロップに対してリセット信号55を加えること
によって次セクタのヘッダー部に対して誤まって記録パ
ルスが照射されないように配慮している。ピットエッジ
記録の場合、データの最初の“1”で記録パルスが立ち
上がり、次の“1”で元に戻るのでデータ“1”の個数
が偶数であれば、データ領域終了時には通常再生パワー
に戻るが、奇数であると最後のデータを書いた後で元の
再生パワーに戻らなくなり、記録パワーのまま、次のセ
クターのデータを破壊してしまうため、データ領域を指
定する記録ゲート信号が無くなったと同時に、該フリッ
プフロップもリセットするのが安全である。記録データ
領域の指定ゲートは、各セクター先頭のセクターマーク
検出信号により、カウンタを用いれば容易に実現でき
る。 【0030】上記の方法による記録パルス幅および記録
パワーの設定方法では、記録半径に伴なって変化させる
が、記録パターンの疎密によっても記録パワーを変化さ
せるのが望ましい場合がある。熱記録では、レーザ光の
熱で記録膜を融解,蒸発させてピットを形成するため、
安定なピットを形成するためには、閾値を越えるある程
度以上のエネルギーが必要となる。高密度化に伴なって
記録パルス幅を狭くしていくともはや記録パルス幅の広
い場合に加えた記録パワーでは十分に安定なピットが形
成できなくなる場合がある。この現象は、ディスクの内
周のような記録半径の小さな領域において特に顕著であ
るため、記録パターンによって記録パワーを補正するの
が有効である。 【0031】図7は、変調方式として2−7符号をNR
Z変換する方式を用いた場合、最密記録パターン、すな
わち“1001”のときのみ記録パワーを大きくして記
録するための回路例である。また図8は、図7の動作を
説明したタイムチャートである。 【0032】以下図7,図8に基づき、回路動作を説明
する。DATA−P32は変調後のデータパターンであ
り、図1のNRZコード32と同一信号である。該デー
タ32は、記録クロックCK−P150の立ち上がりエ
ッジに同期している。カウンタ151,152,フリッ
プフロップ153およびシフトレジスタ154は、デー
タ32の転送前にリセット信号RESET−N155の
“L”レベルで初期クリアされる。カウンタ151は、
データ32が“H”の時のみカウントアップが可能とな
るように、該カウンタのイネーブル(ENB)端子にD
ATA−Pが接続されている。カウンタ151がイネー
ブルになると、該カウンタの出力Q0156,Q115
7,Q2158はそれぞれ図8に示した様に変化する。
ここでQ0,Q1,Q2は、それぞれ20,21,22の出力
を意味する。ANDゲート159の出力160は、カウ
ント値が3の区間のみ“H”となる。なおカウンタ15
1は、クロック150の立ち下がりエッジで出力が変化
するように接続されている。該ANDゲート出力160
は、該カウンタ151のリセット端子、およびフリップ
フロップ153のD(データ)端子に接続されており、
出力160が“H”になると、該カウンタ151はリセ
ットされる。データ32が最密パターン“1001”の
場合は、AND出力160が“H”となる区間に、デー
タ32の立ち下がりエッジが存在するため、フリップフ
ロップ153のQ出力161がセットされ“H”とな
る。該Q出力161は、カウンタ152のイネーブル
(ENB)端子に接続されている。したがってQ出力1
61が“H”になるカウンタ152は、カウントアップ
を開始する。該カウンタ152のQ0162,Q116
3,Q2164はそれぞれ図8に示した様に変化する。
ANDゲート165の出力166は、カウント値が5の
区間のみ“H”になり、この時フリップフロップ153
と、該カウンタ152をリセットする。このためフリッ
プフロップ153のQ出力161は、該カウンタ152
が0から5までカウントしている区間だけ“H”とな
る。このQ出力161が記録パワーを上昇させるための
指令信号(最密パターン検出信号)になる。 【0033】実際には、最密パターン検出信号161が
発生するのが、データ最密パターンよりも後になるた
め、シフトレジシスタ154を用いることによってデー
タ32を遅延させてやり、信号161が“H”になる区
間に最密データパターンを位置させるようにする。該遅
延データ167と最密パターン検出信号161の時間関
係は、図8に示す通りである。該信号161を図6に示
したD/A変換器44に入力するデータの切換に用いて
やり、遅延データ167を図6の信号33として用いて
やることより当初の目的を達成することができる。上記
の回路例では、最密データパターン“1001”の時の
み記録パワーを補正するものであったが、最密の次に密
なデータパターン“10001”についても記録パワー
補正する場合にはANDゲート159の出力160が、
カウンタ151の出力が4のときに“H”になるように
接続してやり、さらにカウンタ152の出力が6のとき
にANDゲート165の出力166が“H”になるよう
に接続した回路を図7の回路に加えてやれば実施するこ
とができる。 【0034】またパターン検出信号161を、図6の記
録補正器17の選択に用いてやれば、記録パルス幅も、
記録パターンによる設定が可能となる。 【0035】図9で記録されたピット35からデータ4
2を復号化するための処理、すなわち再生補正器20の
具体的構成例を示す。図9は再生補正器20の構成例で
ある。光検出器9によって電気信号に変換されたデータ
はアンプ19で所望レベルまで増幅される。本発明で
は、記録信号は図2、および図3で示したように記録す
べき情報に応じた可変長さの長穴の形でディスク上に記
録されており、該長穴ピットの前縁,後縁をデータとし
て扱う。アンプ19からの信号は差動出力型のコンパレ
ータ70により2値化される。2値化の際の閾値は該コ
ンパレータの反転入力側に与えている。差動出力は、直
接ANDゲート71,72に入力される経路と遅延素子
73,74を介した後、該ANDゲートに入力される経
路に分岐される。したがって、ANDゲート71の出力
は、前縁検出パルス39,ANDゲート72の出力は、
後縁検出パルス40となる。 【0036】図9の例では、コンパレータとして差動出
力型を用いているが、一段のシングル出力型でも良く、
この場合は、ロジックの反転器を入れて使用すれば以下
同様の構成となる。さて、前縁検出パルス39と後縁検
出パルス40は、それぞれセルフクロック発生同期用の
VFO(バリアブル・フレクエンシー・オシレータ)7
5,76に入力される。該VFOからの出力は、それぞ
れデータ復調開始パターン検出回路(一般にはSYNC
検出回路)77,78へ導かれる。該検出回路で検出さ
れたパターン一致信号79,80、および前縁検出信号
39、後縁検出信号40は、前縁,後縁位置の時間的補
正を行なう回路(補正回路)81へ入力される。該補正
回路81の具体的構成例は後述する。補正回路81の出
力は、復号器82に入力され、データの復号化が行なわ
れる。復号の回路や方法は、従来と同じ方法で良い。 【0037】ここで、本発明で使用するデータ復調開始
パターンについて説明する。データ復調開始パターン
は、図5において同期化信号62、およびユーザデータ
66の開始位置に記録される。該パターンの目的は、復
号化タイミングを正確に与えることにある。一般に該パ
ターンを検出するには、VFOにより発生したクロック
によって、シフトレジスタ内をシフトさせ、該シフトレ
ジスタ出力を小ブロック(例えば4ビット)毎にAND
を取り、これらANDゲート出力の多数決により行な
う。 【0038】図10は、2重化したタイミングマークパ
ターンの一例である。前縁検出信号39と、後縁検出信
号40を各々別系のパターン判別回路に入力すると、前
縁からの一致信号79と後縁からの一致信号80はそれ
ぞれ図10で示した位置に発生する。図10の例では、
両者一致信号79,80の時間差は、正確なエッジ検出
が実施されれば4ビットだけの時間となる。なお一致信
号79,80の発生回路は従来の1種パターンで行なわ
れている方法で良く、例えば特願昭57−51229
「光ディスクにおける同期情報の記録検出装置」高杉他
で記述されている方法が挙げられる。 【0039】図11は前縁からのタイミングマークパタ
ーン検出回路の一例である。8ビットのシフトレジスタ
170〜175を用い、小ブロック(4ビット)毎に論
理積をとり、多数決回路により検出信号79を得てい
る。多数決回路182はゲートで構成するか、ROMを
用いて各々のANDゲート176〜181の出力をアド
レスとして入力し、ROMの出力データを、検出信号7
9としてもよい。 【0040】以上の説明では、図2で示した記録時の補
正のみで正確な位置に記録ピットが形成され、記録時の
“1”の位置を再現する理想的な場合として説明してき
た。しかし実際には、記録時の“1”の位置は、記録補
正だけでは正確に再現されないこともありうるので、情
報の弁別窓幅が非常に狭くなってしまい、そのまま復号
化するとエラーとなる可能性が高い、そこで、前述の2
重化した復調開始タイミング用パターンを有効に利用
し、該タイミングパターンに続くユーザデータ列のエッ
ジ位置変動を自動的に補正する方式を示すことにする。 【0041】図12は図9に示した補正回路81の一構
成例である。前縁からのパターン一致信号79は、遅延
素子101に入力される。該遅延素子101は、幾つか
の遅延出力を持っている。各々の出力102〜105
は、ANDゲート106〜109に入力されている。一
方、後縁からのパターン一致信号80は、ANDゲート
106〜109の1ゲート分の遅延量を有するバッファ
110、およびANDゲート106〜109へ入力され
ている。さて、ANDゲートの出力111〜114はそ
れぞれフリップフロップ116〜119のD(データ)
端子に入力される。また該フリップフロップのT(トリ
ガ)端子には、バッファ110の出力115が入力され
ている。ここで図12に示した回路動作を図13、およ
び図14を用いて説明する。 【0042】図13は、前縁からの一致信号79と、後
縁からの一致信号80の発生タイミングを示した図であ
る。図13(a)は正規の遅れ4T、すなわち4ビット
クロック分の遅れよりもαだけ短かい遅れで一致信号8
0が発生した場合、図13(b)は正規の遅れで一致信
号80が発生した場合、図13(c)は正規の遅れより
もさらにβだけ遅れて一致信号80が発生した場合であ
る。常に図13(b)のようになっていれば、全く時間
軸補正は行なわずに、前縁検出信号39と後縁検出信号
40の論理和(OR)をコード41とすれば良いが、図
13(a)または(c)の場合は、それぞれα,βだけ
時間補正してから論理和をとってコード列41を生成す
る必要がある。 【0043】図14は、図13(a)の場合について、
図12の回路動作を示した図である。遅延出力102〜
105は等時間間隔で遅延されている。したがって図1
3の場合、遅延出力103が、後縁からの一致信号80
とAND条件を成立させることのできる遅延出力とな
る。したがってANDゲート出力112だけが一致時間
で“H”になり、フリップフロップ117のQ出力12
1だけがセットされ“H”になる。すなわち、図12に
おいて、ANDゲート124〜127のうち、125の
ゲートだけが開くことになる。一方、前縁検出信号39
は、遅延素子128に入力されており、遅延出力130
〜133のうち、131の出力のみが、ANDゲートを
通過することになる。ここで、遅延出力131が図6の
αに相当する時間遅れであれば、一致信号79,80に
続くユーザデータ列66に対して誤差分αを補正するこ
とができる。図12において、後縁検出信号40も遅延
素子134を通しているが、これは、後縁検出信号40
をさらに遅らせて補正を行なう時のために、あらかじ
め、遅延素子128の最大遅延時間の中ほどの時間分だ
け遅らせるためのものである。このようにして補正した
後、ORゲート135により前縁検出信号39と後縁検
出信号40の論理和をとることにより一連のデータ列を
生成する。ここで論理和をとらず、前縁と後縁それぞれ
を別系のデータ復調回路に入力して処理することも可能
である。 【0044】以上が図1で示した光ディスク記録再生装
置の光学系,記録,再生信号処理系の各部動作の説明で
ある。次に実際にディスク1上の記録膜にデータを記録
し、再生する場合の動作について順を追って説明する。 【0045】ディスク1は通常カートリッジに納められ
た形でモータ2のスピンドルに装着されるが、あるい
は、コンパクトディスクで用いられているような自動調
芯機構付のマグネットチャック式のスピンドルに装着さ
れる。光ヘッド3の移動はリニアモータにより行なわれ
る。ディスク1が装置された後、モータ2の回転を開始
する。該モータが定常速度に達すると、回転OKの信号
が制御部に送られ、半導体レーザ4がオンとなり、再生
パワーがディスク1の記録膜上に照射される。この後、
オートフォーカスサーボが起動される。続いて、トラッ
キングサーボが起動され、ディスクに刻まれた案内溝を
追従する。ディスク1上にプリフォーマットされたヘッ
ダー部の情報が読み出し可能となる。 【0046】以上のシーケンスにより記録再生制御部1
2は、現在、光スポットが位置するトラック番地、セク
ター番地を認識することが可能となる。記録すべきトラ
ックへの光ヘッドの位置付けは、従来用いられている方
法で良い。すなわち、外部スケール11あるいはトラッ
クを横切る際の信号の零クロス点の個数をカウントする
ことで、大まかな光ヘッドの移動を行ない、トラック番
地を確認した後、数本のトラック移動をガルバノミラー
7で行なう。このようにして目標トラックに位置付けら
れた後、記録すべきデータを記録することになる。記録
パルス幅,記録パワーの設定はトラック番号あるいは外
部スケール値によるもの、および記録パターンによるパ
ワー設定回路(図7)を用いて行なわれる。目標セクタ
ー内の記録領域の指定は、ヘッダー信号内のセクターマ
ーク60あるいは同期化信号62の検出パルスからのク
ロック数管理によって記録ゲートを生成することにより
行なわれる。記録パルス照射時は、オートフォーカスサ
ーボ、およびトラッキングサーボの利得が上昇するた
め、安定に追従させるには記録時には利得を低下させる
方法が採られている。ピットエッジ記録の場合は、ピッ
トポジション記録の場合にくらべて平均的な記録パワー
が上昇するため、より大きな利得の低減が必要となる。
実際の値は、変調方式や、記録パワー等に合わせて設定
してやる必要がある。 【0047】再生動作についても、光スポットの移動,
位置付けは、記録と同様のシーケンスで行なうことにな
る。再生時のデータエッジの変動は補正器20によって
吸収し、安定なデータ復調を実行する。 【0048】本発明で説明したピットエッジ記録再生装
置および方式は、追従型光ディスクを媒体として使用し
ているが、他の光ディスク媒体(光磁気・相変化)でも
同様にして扱うことができる。特に光磁気ディスクの場
合は、記録・消去のために印加する外部磁場の強度も、
記録パルス幅,パワーと同様に記録位置や記録パターン
によって設定してやることが考えられる。 【0049】 【発明の効果】本発明によれば、再生波形の前縁と後縁
をそれぞれデータとする記録再生方式および装置に関し
て、ディスク上の記録位置,記録パターン,記録感度特
性等を考慮して記録パルス幅、パワーを設定してピット
エッジ記録を行なうものである。再生時には二重化同期
信号を用いることによってユーザデータのエッジ変動量
を補正している。これらの記録時と再生時の両補正によ
り、記録膜特性のバラツキを吸収し、エッジシフトの少
ない高信頼なデータ記録・再生を可能とする効果があ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を実施するための光ディスク装置基本構
成図。 【図2】データ記録方法を示す図。 【図3】データ再生方法を示す図。 【図4】ピットポジション記録とピットエッジ記録の比
較を示す図。 【図5】ディスクフォーマット例を示す図。 【図6】記録回路系の構成例を示す図。 【図7】記録データパターン検出回路を示す図。 【図8】該検出回路のタイムチャート。 【図9】再生補正回路の構成例を示す図。 【図10】二重化同期データパターンを示す図。 【図11】パターン検出回路を示す図。 【図12】時間軸補正回路を示す図。 【図13】該時間軸補正回路のタイムチャート。 【図14】該時間軸補正回路のタイムチャート。 【符号の説明】 1…光ディスク、4…半導体レーザ、15…パルス幅設
定器、16…パワー設定器、17…記録補正器、18…
レーザドライバ、20…再生補正器、81…補正回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高杉 和夫 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭52−30369(JP,A) 特開 昭57−198546(JP,A) 特開 昭59−90449(JP,A) 特開 昭58−158041(JP,A) 特開 昭60−127535(JP,A) 特開 昭60−243824(JP,A) 特開 昭58−75353(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 7/00 G11B 7/125 G11B 11/10 586

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.マークの前縁と後縁に情報を持たせるエッジ記録を
    用い、記録時には記録パルス幅および記録パワーのうち
    少なくとも一つを補正して記録を行い、再生時には前記
    前縁及び後縁を独立して検出し、前記前縁からの信号と
    前記後縁からの信号との間隔を補正して再生を行うこと
    を特徴とする光ディスク記録再生方法。 2.記録膜の感度、記録半径、線速度及び記録データパ
    ターンのうちの少なくとも1つに応じて記録パルス幅お
    よび記録パワーのうち少なくとも一つを補正して記録す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の光デ
    ィスク記録再生方法。 3.マークの前縁と後縁に情報を持たせるエッジ記録を
    用い、記録時には記録パルス幅および記録パワーのうち
    少なくとも一つを補正して記録を行い、同期信号が前縁
    と後縁とに記録され、再生時には前記同期信号の前縁と
    後縁から独立してクロックを発生させ、前記クロックを
    用いて前縁と後縁とを独立に検出し、前記前縁からの信
    号と前記後縁からの信号との間隔を補正して再生するこ
    とを特徴とする光ディスク記録再生方法。 4.記録膜の感度、記録半径、線速度及び記録データパ
    ターンのうちの少なくとも1つに応じて記録パルス幅お
    よび記録パワーのうち少なくとも一つを補正して記録す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の光デ
    ィスク記録再生方法。 5.マークの前縁と後縁に情報を持たせるエッジ記録を
    用い、記録時に記録パルス幅および記録パワーのうち少
    なくとも一つを補正する記録補正手段と、再生時に前記
    前縁及び後縁を独立して検出する検出手段と、前記前縁
    からの信号と前記後縁からの信号との間隔を補正して再
    生する再生補正手段とを具備することを特徴とする光デ
    ィスク記録再生装置。 6.前記記録補正手段は記録膜の感度、記録半径、線速
    度及び記録データパターンのうちの少なくとも1つに応
    じて記録パルス幅および記録パワーのうち少なくとも一
    つを補正することを特徴とする特許請求の範囲第5項に
    記載の光ディスク記録再生装置。 7.マークの前縁と後縁に情報を持たせるエッジ記録を
    用い、記録時に記録パルス幅および記録パワーのうち少
    なくとも一つを補正する記録補正手段と、再生時に前縁
    と後縁とに記録された同期信号の前縁と後縁から独立し
    てクロックを発生させるクロック発生手段と、前記クロ
    ックを用いて前縁と後縁とを独立に検出する検出手段
    と、前記前縁からの信号と前記後縁からの信号との間隔
    を補正して再生する再生補正手段とを具備することを特
    徴とする光ディスク記録再生装置。 8.前記記録補正手段は記録膜の感度、記録半径、線速
    度及び記録データパターンのうちの少なくとも1つに応
    じて記録パルス幅および記録パワーのうち少なくとも一
    つを補正することを特徴とする特許請求の範囲第7項に
    記載の光ディスク記録再生装置。
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