JP2000181606A - 情報入力装置及び該装置を備える情報入力システム - Google Patents

情報入力装置及び該装置を備える情報入力システム

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JP2000181606A JP35547298A JP35547298A JP2000181606A JP 2000181606 A JP2000181606 A JP 2000181606A JP 35547298 A JP35547298 A JP 35547298A JP 35547298 A JP35547298 A JP 35547298A JP 2000181606 A JP2000181606 A JP 2000181606A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報入力装置及び該装置を備える情報入力シ
ステムに関し、事案等につきメモを取る程度の簡単な情
報入力操作で、画面の複数項目対応にリアルタイムに各
所要の情報を効率良く入力可能なことを課題とする。 【解決手段】 文字列情報を入力するための文字入力手
段と、表示画面の複数項目対応に各所定の文字列からな
るキーワードを表示するための表示手段と、前記複数項
目に対応する複数のキーワード及び該各キーワードを類
推させる複数の類推語を前記キーワード毎に関連付けて
記憶している単語辞書と、入力の文字列から所定の単語
列を切り出し、該切り出した各単語で前記単語辞書を検
索すると共に、該辞書のキーワード又はその類推語と比
較一致が得られた辞書欄から各対応するキーワード群を
抽出し、前記表示手段の複数項目対応に一斉に表示させ
る文字情報処理手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報入力装置及び該
装置を備える情報入力システムに関し、更に詳しくは複
数項目の情報入力とその利用に迅速さ及び正確さが要求
されるサービス(消防センタや警察本部における緊急通
報サービス、公共施設の利用やチケット販売等における
予約サービス等)に適用して好適なる情報入力装置及び
該装置を備える情報入力システムに関する。
【0002】情報入力に緊急性を要する情報入力システ
ムの一例としては、消防センタ/警察本部の主要機能で
ある加入者からの119/110番呼受付,台間モニタ
・割込,署所/派出所指令,出動車両(救急車,消防
車,パトカー等)との無線通話等を行う指令管制(緊急
通報)システムがある。係る緊急通報システムは、その
社会的重要性より、緊急通報の受付及び指令発生の迅速
性が必要不可欠の要件となる。
【0003】
【従来の技術】図18,図19は従来技術を説明する図
(1),(2)で、図18は従来の緊急通報(指令管
制)システムの概要を示している。図において、1は加
入者電話(TEL)、100は公衆(NTT)網、3は
加入者線を終端するライン回路(LC)、4は公衆網の
交換機(NW)、5は緊急通報トランク(FPT)、2
00は消防センタ、300は警察本部、6は緊急通報受
付トランク(FPI)、7は指令回線用トランク(LD
S)、8は構内交換機(PBX)、9は緊急通報の受付
台、10は消防署所/派出所の受令装置である。
【0004】加入者が電話器1より119番をダイヤル
すると、該呼はNTT網の交換機4及び119番の緊急
通報回線を介して消防センタ200の構内交換機8に着
信し、通報受付台9で受け付けられる。受付者は所要の
通報受付処理を行うと共に、速やかに管轄署所宛に指令
(主に音声による)を発し、該指令は構内交換機8及び
指令回線を介して管轄署所の受令装置10に送られる。
これを受けた受令者は、聴取した指令内容に従い車両
(救急車,消防車等)を現場に急行させ、こうして、加
入者は病気/災害時の緊急サービスを迅速に受けられ
る。
【0005】又は、加入者が電話器1より110番をダ
イヤルすると、該呼はNTT網の交換機4及び110番
の緊急通報回線を介して警察本部300の構内交換機8
に着信し、通報受付台9で受け付けられる。受付者は所
要の通報受付処理を行うと共に、速やかに管轄派出所宛
に指令(主に音声による)を発し、該指令は構内交換機
8及び指令回線を介して管轄派出所の受令装置10に送
られる。これを受けた受令者は、聴取した指令内容に従
いパトカーや警察官等を現場に急行させ、こうして、加
入者は事件/事故時の緊急サービスを迅速に受けられ
る。
【0006】なお、出動後の車両と受付台9との間の交
信は専ら不図示の無線回線を介して行われる。また、以
下は従来の警察本部の指令管制システム(特に通報受付
台)を中心に説明するが、消防センタの指令管制システ
ム(通報受付台)についても同様である。
【0007】図19は従来の通報受付台のブロック図
で、図において、11は受付台装置の主制御・処理を行
うCPU、12はCPU11が使用するプログラムやデ
ータを記憶する主メモリ(MM)、13は事案(事件)
に関する複数項目情報を表示するためのCRT等による
表示部、14は交換回線系のマニュアル制御(緊急呼の
受付,通話音声の台間モニタ・割込,呼切断等)を行う
通報分配系操作パネル、15は構内交換機8と接続する
回線インタフェース(CIF)、16は受付台扱い者
(受理者)が使用する通話用のヘッドセット(HS)、
17は文字情報入力用のキーボード(KBD)、18は
マウス等のポインティングデバイス(PD)、19は文
字情報入力を支援するための2次的な情報入力装置(デ
ィジタイザ/ペンコンピュータ入力装置/プラズマディ
スプレイパネル入力装置等)、20はCPU11が使用
するプログラムファイルやデータファイルを記憶してい
る2次記憶装置としてのハードウェアディスク装置(H
DD)、22はCPU11の共通バス、23は受付台上
に置かれた紙製のメモ帳である。
【0008】他にも、図示しないが、無線車両(パトカ
ー等)からの無線音声をたれ流しでモニタするためのモ
ニタスピーカや、聴取内容を録音するためのテープデッ
キ等を備える。
【0009】係る構成により、従来は、受理者が通報者
からの聴取内容を一旦メモ帳23に手書きし、聴取後の
時間にメモ書き内容を確認しつつ必要事項を拾い出し、
情報画面の各表示項目対応に事件の件名や該事件を特定
する他の複数事項(発生時刻,発生場所,管轄署等)
を、署内で使用する共通語(キーワード)により、キー
ボード17を使用して順次入力していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来は、
聴取内容の紙へのメモ書き、該メモからの必要事項の拾
い出し、及び順次表示項目を選択して内容(キーワー
ド)をキー入力する等、煩わしい数段階の作業を順に行
う必要があった。従って、メモ書きからキー入力開始ま
でにタイムロスがあるばかりか、各項目を選択して内容
をキー入力する作業にも相当の時間を要し、こうして事
案情報の作成にかなりの時間と労力を要していた。ま
た、その分指令の発動や現場急行(初動捜査)に遅れを
来たし、通報者は迅速なサービスを受けられない場合も
あり得た。また、受理者が熟練していないと、メモ書き
時点では情報不足に気付かず、キー入力時点で情報不足
に気付くと言うような不都合も生じ得た。
【0011】なお、従来は、メモ帳23に代えて、ディ
ジタイザ19を使用するシステムが知れている。しか
し、これはディジタイザ19に対するメモ書きの内容が
そのまま電子的に記録されるものに過ぎない。従って、
メモ書き後は上記同様にしてキーボード17からデータ
を入力する必要がある。
【0012】また、従来は、メモ帳23(又はディジタ
イザ19)にメモ書きして後、ペンコンピュータ又はプ
ラズマディスプレイパネル等のタッチ情報入力装置(2
次的な情報入力装置)19を使用して表示項目対応の内
容をタッチ入力するシステムが知られている。しかし、
この場合もメモ書き後に、必要項目を抽出し、タッチパ
ネル上の項目内容を選択する操作が必要となり、この作
業に熟練と時間を要する。しかも、タッチパネルに一度
に表示できる項目内容数には制限がある。
【0013】本発明は上記従来技術の問題点に鑑み成さ
れたものであって、その目的とする所は、事案等につき
メモを取る程度の簡単な情報入力操作で、画面の複数項
目対応にリアルタイムに各所要の情報を効率良く入力可
能な情報入力装置及び該装置を備える情報入力システム
を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題は例えば図1
の構成により解決される。即ち、本発明(1)の情報入
力装置は、文字列情報を入力するための文字入力手段
と、表示画面の複数項目対応に各所定の文字列からなる
キーワードを表示するための表示手段と、前記複数項目
に対応する複数のキーワード及び該各キーワードを類推
させる複数の類推語を前記キーワード毎に関連付けて記
憶している単語辞書と、入力の文字列から所定の単語列
を切り出し、該切り出した各単語で前記単語辞書を検索
すると共に、該辞書のキーワード又はその類推語と比較
一致が得られた辞書欄から各対応するキーワード群を抽
出し、前記表示手段の複数項目対応に一斉に表示させる
文字情報処理手段とを備えるものである。
【0015】本発明(1)によれば、入力の文字列(類
推語等)で単語辞書を検索し、得られたキーワードを表
示項目に入力する構成により、一般に使用されるような
様々な表現態様の文字列をそのまま入力するだけの単純
な入力操作でも、目的(所要)のキーワードを適正に入
力できる。また入力の文字列(単語列)で単語辞書を検
索し、得られたキーワード群を複数表示項目対応に一斉
に入力する構成により、重要事項につきメモを取る程度
の簡単な情報入力操作でも、画面の複数項目対応に各所
要のキーワードを実時間で効率良く入力できる。
【0016】好ましくは、本発明(2)においては、上
記本発明(1)において、文字情報処理手段は、入力の
文字列で単語辞書を検索すると共に、該辞書のキーワー
ド又はその類推語と比較一致が得られた部分の単語を所
定の単語として前記入力の文字列から順次切り出す。従
って、全体としては冗長な入力の文字列(文章)からで
も各所定の単語列を効率よく切り出せる。
【0017】また好ましくは、本発明(3)において
は、上記本発明(1)において、複数の文字列情報要素
の組からなる複数の複合文字列情報を記憶している複合
文字列情報辞書を備え、文字情報処理手段は、入力の文
字列から切り出した所定の単語で前記複合文字列情報辞
書を検索すると共に、該辞書における複合文字列情報の
一部又は全部で比較一致が得られた当該複合文字列情報
の全体を抽出し、表示手段の対応項目に表示させるもの
である。
【0018】上記本発明(3)は表現がより一般的(抽
象的)であるため、これを一具体例で言い換えると、住
所と、氏名,名称,建物名又は屋号との各文字列情報要
素の組からなる複数の住所録情報を記憶している住所録
辞書を備え、文字情報処理手段は、入力の文字列から切
り出した所定の単語(住所録情報の一部等)で前記住所
録辞書を検索すると共に、該辞書における住所録情報の
一部又は全部で比較一致が得られた当該住所録情報の全
体を抽出し、表示手段の対応項目に表示させるもの、と
言うことになる。従って、通常のキーワードのみなら
ず、住所と、氏名,名称,建物名又は屋号等からなる様
な住所(事件の発生場所等)に関する情報も効率よく入
力可能となる。
【0019】また好ましくは、本発明(4)において
は、上記本発明(1)において、表示手段の所定の表示
項目に対応させた複数の第1のキーワード及び該各第1
のキーワードと所定の関係にある複数の第2のキーワー
ドを前記第1のキーワード毎に関連付けて記憶している
キーワード辞書を備え、文字情報処理手段は、表示手段
の他の所定の表示項目に表示された第2のキーワードで
前記キーワード辞書を検索すると共に、該辞書の第2の
キーワードと比較一致が得られた辞書欄から対応する第
1のキーワードを抽出し、前記所定の表示項目に表示さ
せるものである。
【0020】上記本発明(4)も表現がより一般的(抽
象的)であるため、これを一具体例で言い換えると、表
示手段の管轄署の表示項目に対応させた複数の管轄署名
称(第1のキーワード)及び該各管轄署名称と所定の関
係にある複数の事件発生場所の情報(第2のキーワー
ド)を前記管轄署名称毎に関連付けて記憶している管轄
署辞書(キーワード辞書)を備え、文字情報処理手段
は、表示手段の事件発生場所の表示項目に表示された事
件発生場所の情報(第2のキーワード)で前記管轄所辞
書を検索すると共に、該辞書の事件発生場所の情報(第
2のキーワード)と比較一致が得られた辞書欄から対応
する管轄署名称(第1のキーワード)を抽出し、前記管
轄署の表示項目に表示させるもの、と言うことになる。
従って、事件発生場所の入力に連動して管轄署の情報も
自動的に入力される。
【0021】また好ましくは、本発明(5)において
は、上記本発明(1)において、複数種の表示フォーマ
ットに各対応する複数のフォーム情報と該各フォーム情
報に対応する1又は2以上のキーワードとを前記フォー
ム情報毎に関連付けて記憶しているフォーム辞書を備
え、文字情報処理手段は、第1の画面の所定の表示項目
に表示されるキーワードで前記フォーム辞書を参照する
と共に、該辞書のキーワードと比較一致が得られた辞書
欄から対応するフォーム情報を抽出し、該フォーム情報
に対応す表示フォーマットの画面を第2の画面に表示さ
せるものである。
【0022】上記本発明(5)も表現がより一般的(抽
象的)であるため、これを一具体例で言い換えると、事
案内容に応じて設けた複数のフォーム情報と該各フォー
ム情報に対応する1又は2以上の件名語とを前記フォー
ム情報毎に関連付けて記憶しているフォーム辞書を備
え、文字情報処理手段は、第1の画面の件名項目に表示
される件名語で前記フォーム辞書を参照すると共に、該
辞書の件名語と比較一致が得られた辞書欄から対応する
フォーム情報を抽出し、該フォーム情報に対応す第2の
画面を表示させるもの、と言うことになる。従って、ま
ず画面の左側に基本(共通)事項の情報入力画面(第1
の画面)を表示し、かつその内の特定の表示項目内容に
従って、該表示項目内容に固有の(該表示項目内容に密
接な関係のある)第2の情報入力画面を自動的に表示で
きる。
【0023】また好ましくは、本発明(6)において
は、上記本発明(1)において、文字情報処理手段は、
表示手段の各項目対応に一斉表示させる各キーワードを
仮の1次入力状態と成し、かつ該1次入力状態の各キー
ワードを第1の文字色で表示させる1次入力モードを備
えるものである。
【0024】上記本発明(1)で一斉に得られる複数項
目内容(キーワード)は、夫々に的中率は高いものの、
全てが完全とは言い切れない。そこで、本発明(6)に
おいては、これらを仮(他のキーワード等により変更さ
れる可能性のある)の1次入力状態と成し、かつ他の通
常の語とは容易に区別できる様な第1の文字色で表示さ
せることとした。
【0025】また好ましくは、本発明(7)において
は、上記本発明(6)において、文字情報処理手段は、
表示手段の一つの表示項目につき複数のキーワードが抽
出されたことにより、その内の一つを前記表示項目対応
に表示させ、かつ残りのキーワードを前記表示項目近傍
の表示エリアに一覧表示させると共に、該一覧キーワー
ドに対する所定のマニュアル選択操作に従って前記表示
項目対応に表示されたキーワードを前記選択されたキー
ワードで置換する2次入力−Aモードを備えるものであ
る。従って、いずれが適正な表示項目内容(キーワー
ド)であるかの判断及びその選択が容易となる。
【0026】また好ましくは、本発明(8)において
は、上記本発明(6)において、文字情報処理手段は、
文字入力手段からの入力文字情報で1次入力状態のキー
ワードを直接に変更し又は置換する2次入力−Bモード
を備える。従って、1次入力状態の表示項目内容を柔軟
にかつ任意に修正又は変更できる。
【0027】また好ましくは、本発明(9)において
は、上記本発明(1)又は(8)において、文字入力手
段は、キーボード、ディジタイザと該ディジタイザ入力
の手書き文字列を認識する手書き文字認識手段、及び又
は、マイクと該マイク入力の音声を認識する音声認識手
段とを備える。
【0028】本発明(9)の、上記本発明(1)におけ
る場合は、重要事項につきメモを取る程度の簡単な文字
列をキーボード,ディジタイザと手書き文字認識手段又
はマイクと音声認識手段により入力できる。いずれの文
字入力手段も、それらの最終的な出力は文字列(キー入
力文字列,認識文字列)であるから、これらに対する文
字情報処理手段の処理は共通で良い。
【0029】なお、キーボードでメモを入力する場合
は、重要事項に関する各文字列(キーワード,類推語
等)を簡略化された文章形態(各単語間をスペース等で
分けた様な完全ではない文章形態)て打ち込めば良い。
またディジタイザで手書きメモを入力する場合は、重要
事項に関する各文字列を例えば図9に示す様な簡略化さ
れた文章形態で手書き入力すれば良い。またマイクで音
声メモを入力する場合は、重要事項に関する各語を適当
な時間間隔を開けて入力すれば良い。なお、このマイク
入力の場合は、通報者の音声をそのまま入力しても良い
し、又は受理者が要点を復唱する時のみ音声認識手段を
付勢し、こうして受理者の音声のみを入力しても良い。
【0030】また本発明(9)の、上記本発明(8)に
おける場合は、キーボード,ディジタイザと手書き文字
認識手段又はマイクと音声認識手段により2次入力−B
モードの情報をそのまま入力できる。
【0031】また好ましくは、本発明(10)において
は、上記本発明(9)において、ディジタイザは、手書
き入力フリーフォーマットの手書きフリー入力スペース
を備え、文字情報処理手段は、前記手書きフリー入力ス
ペースに手書きされ、かつその手書き文字順に文字認識
手段により認識された認識文字列から所定の単語列を切
り出すものである。従って、この手書きフリー入力スペ
ースには任意のメモ情報を任意のフォーマットでメモ書
きできる。また、その際には、手書き文字順や行改変等
の文章構造情報を別途利用することで、各所定の単語の
切り出し処理等をより正確に行える。
【0032】また好ましくは、本発明(11)において
は、上記本発明(10)において、ディジタイザは、表
示画面上の指定項目対応に手書き文字列を直接に入力可
能な項目対応手書き入力スペースを備え、かつ手書きフ
リー入力スペース及び又は前記項目対応手書き入力スペ
ースの広さが所定のマニュアル操作に従って夫々独立に
又は相互に連動して可変に構成されている。従って、情
報の1次入力/2次入力−Bモードに応じて手書きフリ
ー入力スペースと項目対応手書き入力スペースとを有効
に使い分けられる。なお、単一の手書き入力スペースを
時分割で手書きフリー入力スペースと項目対応手書き入
力スペースとに使い分けるように構成しても良い。
【0033】また好ましくは、本発明(12)において
は、上記本発明(9)において、文字情報処理手段は、
請求項6に記載の1次入力モードと、請求項7に記載の
2次入力−Aモードと、請求項8に記載の2次入力−B
モードとを所定のシーケンスで実行すると共に、該1次
入力モードの終了後に、1表示項目につき複数のキーワ
ードが抽出された表示項目が選択された場合は前記2次
入力−Aモードを実行し、それ以外の場合は前記2次入
力−Bモードを実行するものである。従って、使用者
は、1次入力の情報検索結果に応じて次の最適の2次入
力モードを案内されることとなり、入力処理が早まるば
かりか、使い勝手が良い。
【0034】また好ましくは、本発明(13)において
は、上記本発明(12)において、文字情報処理手段
は、2次入力−Bモードの実行開始時又は実行中に、キ
ーボードに対する文字入力操作が行われた場合は該キー
ボードからのキー入力文字列を2次入力−Bモードで処
理し、またディジタイザに対する手書き文字入力操作が
行われた場合は手書き文字認識手段からの認識文字列を
2次入力−Bモードで処理し、またマイクに音声が入力
され場合は音声認識手段からの認識文字列を2次入力−
Bモードで処理するものである。
【0035】上記本発明(12)により2次入力−Bモ
ードに案内された場合は、キーボード,ディジタイザ及
びマイクの3つの入力方法があり得る。本発明(13)
によれば、単に何れかの入力方法を実行開始するだけで
文字情報処理手段は該手段からの入力文字列を2次入力
−Bモードで処理するので、使い勝手が良い。
【0036】また好ましくは、本発明(14)において
は、上記本発明(6)〜(8)において、1次入力状態
の表示項目内容を個別にマニュアル確定させるための個
別確定指示手段を備え、文字情報処理手段は、選択され
た表示項目に対する前記個別確定指示手段の指示操作に
従って該表示項目内容を確定状態にする。従って、表示
項目内容を一つ一つ確認しながら確定できる。
【0037】また好ましくは、本発明(15)において
は、上記本発明(14)において、予め表示項目対応に
決められた優先順位で1次入力状態の各表示項目をシー
ケンシャルに選択する表示項目選択制御手段を備える。
【0038】ところで、表示項目の中には内容の確定を
急がれる項目(例えば事件の件名,事件の発生時刻,発
生場所等)があり、またある表示項目(事件の発生場所
等)の内容が確定すると、これに関連する他の表示項目
(管轄署等)の内容が自動的に決まる場合もある。従っ
て、1次入力された表示項目につきこれらを順序良く確
定できたら、情報入力の効率が一層アップする。一方、
この様な複雑な依存関係を使用者が記憶しているのは困
難であるばかりか、いつ依存関係の主に当たる表示項目
が1次入力されるか分からない。そこで、予め表示項目
対応に優先順位を付けておき、該優先順位に従って1次
入力状態の各表示項目をシーケンシャルに自動選択する
こととした。
【0039】また好ましくは、本発明(16)において
は、上記本発明(6)〜(8)において、1次入力状態
の全表示項目を一斉にマニュアル確定させるための全確
定指示手段を備え、文字情報処理手段は、前記全確定指
示手段の指示操作に従って1次入力状態の全表示項目内
容を一斉に確定状態にする。
【0040】ところで、本発明による情報入力操作に慣
れると、事案の聴取からその1次入力/確定に至る作業
(1クール)を何段階かに分け、重要事項(早期確定事
項)から要領良く複数表示項目を順次確定することが可
能である。また係る場合には各段階における1次入力内
容をそのまま確定状態できる確率も高い。そこで、本発
明(16)では1次入力状態の全表示項目を一斉にマニ
ュアル確定可能とし、情報入力作業の更なる効率アップ
を可能としている。
【0041】また好ましくは、本発明(17)において
は、上記本発明(14)又は(16)において、文字情
報処理手段は、確定状態にある表示項目内容を第1の文
字色とは異なる第2の文字色で表示させる。従って、確
定状態にある表示項目内容を他の内容から容易に見分け
ることができる。
【0042】また本発明(18)の情報入力システム
は、公衆網に接続する構内交換機と、前記構内交換機を
介して一般通報者からの通報呼を受け付ける複数の受付
台装置であって、交換回線系の接続/切断操作を行う通
報分配系操作パネル及び請求項1乃至9の何れか1に記
載の情報入力装置を具備するものと、指令回線及び又は
無線回線に接続して関係所署の受令装置及び又は無線ユ
ニットに指令を発する複数の指令台装置と、前記複数の
受付台装置と複数の指令台装置間を相互に接続して受付
台側及び又は指令台側の所定のリンク制御操作により任
意の受付台装置と任意の指令台装置との間で通報又はモ
ニタリンクの確立及び解除が可能に構成された構内ネッ
トワークとを備え、前記接続された任意の装置間で前記
情報入力装置に入力されかつ生成された入力情報を前記
通報又はモニタリンクを介して相互に共有可能としたも
のである。
【0043】本発明(18)の情報入力(指令管制)シ
ステムは、請求項1乃至9の何れか1に記載の情報入力
装置を含む受付台装置を備える構成により、緊急通報の
受理業務を極めて迅速かつ効率よく行え、緊急時の迅速
な対応が可能となる。また、受付台装置と指令台装置と
で業務を分担し、かつ任意の受付台装置と任意の指令台
装置との間で通報又はモニタリンクの確立及び解除が可
能な構成により、受理者と指令者の連携プレーから成る
指令管制業務を柔軟に運用できる。また、接続された受
付台装置と指令台装置間で前記情報入力装置に入力され
かつ生成された入力情報(画面情報等)を通報リンク又
はモニタリンクを介して相互に共有可能とした構成によ
り、指令者は受付台の全情報をリアルタイムで把握可能
となり、関係署所に迅速かつ的確な指揮・指令を発動で
きる。また、逆に受理者は指揮・指令の進行状況をリア
ルタイムで把握可能となり、これを情報入力作業(事案
の聴取作業等)に活用できる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
好適なる実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通
して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。
【0045】図2は実施の形態による指令管制システム
のブロック図で、警察システムへの適用例を示してい
る。図において、1は電話機(TEL)、100は公衆
網、50は警察本部の指令管制システム、51は構内交
換機(PBX)、521 〜52 n は受付台#1〜#n、
531 〜53m は指令台#1〜#m、54は統合指令
台、55はLAN(Local Area Network)、56は受付台
で作成された事案情報等を記録管理するためのサーバ、
57は指令回線や無線回線をLAN55に収容するため
のルータ(LT)、60は派出所、61は受令台、62
は無線ユニット(RFU)、MSはパトロールカー搭載
の移動機(警察官の所持する携帯機を含む)である。
【0046】なお、無線回線及び無線ユニット62は派
出所60とは別の場所にあっても良い。また上記ルータ
57を設ける代わりに、指令台#1〜#mと各指令回線
及び無線回線との間をPBX51を介して接続するよう
に構成しても良い。
【0047】係る構成により、通報者からの110番呼
はPBX51を介して空いている受付台#1〜#nに配
信され、受付台の受付操作により受け付けられる。受付
者(受理者)は通報者から事案(事件)内容を聴取する
と共に、重要事項のメモを取る感覚で聴取内容を後述す
るディジタイザ31等に手書き入力する。この手書き文
字列は手書き文字認識部で認識され、更に該認識文字列
から所定の単語列が抽出され、得られた単語列で一斉に
データベース(単語辞書等)が検索され、こうして該デ
ータベースからは上記抽出単語列に各対応する複数の所
要項目内容(キーワード等)が抽出され、これらは情報
画面上の各表示項目対応に一斉に入力(表示)される。
また必要ならこれらの表示内容に修正/変更を加え、最
終的に適正な内容で表示内容を確定状態にし、こうして
事案の受理業務が迅速かつ的確に行われる。また、生成
された情報画面の内容は事案毎にサーバ56に格納さ
れ、後に何時でも再利用可能となる。
【0048】一方、指令台#1〜#m及び統合指令台5
4では、上記受付台における受理業務(受理者と通報者
の会話音声,情報画面の表示内容等)を適宜にモニタ可
能であると共に、指令者は事件の管轄署(派出所等)へ
の音声等による無線指揮・指令の業務を主に担当する。
その際には、指揮者は指令台から所望の受付台に割り込
んで、指令者と受理者のみ、又は通報者をも含めた3者
間で会話(事情聴取)することも可能である。この様な
業務分担により、一般に、指令台数m>受付台数nとな
っている。そして、統合指令台54は指令台#1〜#m
(受付台#1〜#nを含む)における業務遂行状態を統
括管理する。
【0049】本実施の形態では、互いに離れた受付台と
指令台との間でこの様な業務の分担を円滑に遂行出来る
ように、受付台#1〜#nと指令台#1〜#m及び統合
指令台54との間はLAN55により接続されており、
任意の台間で通報リンク(受付台から所望の指令台に通
報)又はモニタリンク(指令台から所望の受付台をモニ
タ)を確立することにより台間の共有情報を相互にモニ
タできる。
【0050】このリンクは、情報入力画面の相互モニタ
(情報入力系リンク:表示画面による他台との情報共
有)及び交換回線系の相互モニタ(交換回線系リンク:
電話音声による他台との情報共有)の両者併用(同時モ
ニタリング)を基本とする有機的なモニタ連携機能であ
るが、上記各系は独立した機構及び機能体系を備えてお
り、情報入力系のみ又は交換回線系のみでのリンク運用
も可能である。またこのリンクは、受付台設置の受理端
末及び指令台設置の指令端末の両者間を、何方の台(端
末/操作パネル)における所定のリンク制御操作によっ
てもリンク状態を確立にでき、また該確立したリンク
は、オペレータ(受理者,指令者等)の判断で何方の台
(端末/操作パネル)からでも任意のタイミングで解除
できる。
【0051】また、上記リンクの確立/解除状態によら
ず、受付台における受理モード(事案の聴取及びその情
報を入力する操作・処理)は該受付台の操作により独立
に制御可能である。例えば、情報入力画面を終了(情報
入力系OFF)した状態で音声回線接続のみを継続(交
換回線ON)する受理方式(I0モード)を、オペレー
タが任意のタイミングで無制限に切替(選択)可能であ
る。但し、必要ならサーバ56から情報入力画面の再読
出が行われる。また上記受理方式(I0モード)を、情
報リンクの確立状態においても、所定のマニュアル操作
により、オペレータが任意のタイミングで無制限に切替
(選択)可能である。また情報入力系ON、かつ交換回
線系OFFにおいて、通常通りの複数項目同時入力を行
う入力方式(I1モード)を、オペレータが任意のタイ
ミングで切替(選択)可能である。また該入力方式(I
1モード)を、通報リンクの確立状態においても、所定
のマニュアル操作により、オペレータが任意のタイミン
グで切替(選択)可能である。
【0052】図3は実施の形態による受付台のブロック
図で、図において、11は受付台の主制御・処理(本発
明の文字情報処理を含む)を行うCPU、12はCPU
11が使用するプログラムやデータを記憶する主メモリ
(MM)、13はCRT,プラズマディスプレイ,LC
D等による事案用表示部(DSP)、14は交換回線系
のマニュアル制御を行う通報分配系操作パネル、15は
構内交換機51と接続する回線インタフェース(CI
F)、16は受理者が使用する通話用のヘッドセット
(HS)、17はキーボード(KBD)、18はマウス
(又はプラズマタッチパネル等)から成るポインティン
グデバイス(PD)、20はCPU11が使用するプロ
グラムファイルやデータファイル(後述のデータベース
20aを含む)を記憶している2次記憶装置としてのハ
ードウェアディスク装置(HDD)、21はLAN55
に接続するLANインタフェース(LIF)、22はC
PU11の共通バス、31は手書き文字や記号等を入力
するためのディジタイザ、32はディジタイザ入力の手
書き文字や記号等を認識する手書き文字認識部、そし
て、33は通報者又は受理者の音声を認識する音声認識
部である。
【0053】更に、通報分配系操作パネル14におい
て、14aは回線(緊急通報回線,指令回線,無線回
線)の状態(空き,着信中,通話中,保留中等)を表示
する回線状態表示部(LSDISP)、14bは緊急呼
着信表示やその着信応答操作(釦操作)を行うための操
作部である。この操作部14bには複数の表示ランプ
(LMP)と操作釦(KEY)とが配列され、この内の
幾つかのKEYはLMPとが組(対)で設けられ、ラン
プ表示に対応した釦操作が迅速に行われる。
【0054】他にも、図示しないが、地図を表示するた
めの地図用表示部、受理者と通報者間との会話を録音す
るためのテープデッキ、無線車両(パトカー等)からの
無線音声をたれ流しで出力するためのモニタスピーカ等
を備える。
【0055】図4は実施の形態による受付台の外観図で
ある。受付台52の正面には事案用表示部13、その左
側には支援用表示部、また右側には斜めに配置された地
図用表示部が並んでいる。事案用表示部13は、左画面
と右画面とに分けられ、基本的には、左画面には事件の
「件名」,「発生時刻」,「発生場所」等の基本的な事
案情報が表示され、また右画面には上記「件名」の内容
に関連した詳細情報の画面が自動的に表示される。一
方、地図用表示部には事件の「発生場所」に関する地図
情報が表示され、事件の発生場所及びパトカー等の急行
先の具体的な把握を容易としている。また、支援用表示
部は必要に応じて設けられる。
【0056】更に、受付台52の机上には通報分配系操
作パネル14,キーボ−ド17,ポインティングデバイ
ス18,ディジタイザ31が配置されている。受付台扱
い者は着席後、ヘッドセット16を装着し、110番緊
急通報の受付(受理)業務を担当する。なお、図示しな
いが、指令台53も受付台52と同様の外観構成となっ
ており、その機能構成についても、電話回線による通報
の受理機能を除いて、受付台52の機能構成と同様で良
い。
【0057】図16,図17は実施の形態による事案用
表示部13の画面レイアウトを説明する図(1),
(2)で、図16(A)は事案部(基本)入力画面の表
示レイアウトを示している。上記の如く、この基本入力
画面は事案用表示部13の左側に表示され、ここにはど
の事案(事件)についても共通である様な基本的な事項
(複数項目)が表示される。ここで、「受理番号」には
事案受理のシーケンス番号、「回線名」には110番呼
の受付回線名、「受付日時」には110番呼の受付日
時、「受理者」には予め受付台に登録した受理者の氏名
やID番号等、「切断日時」には110番呼の切断日時
が夫々表示される。これらの内容はシステムで自動的に
得られる既知の情報であり、各項目内容は自動的に表示
される。
【0058】更に、「件名1」には事案受理時の通報内
容に基づき自動的に処理(抽出)された件名(事案
名)、「件名2」には事案受理後に現場に急行した警察
官等の状況把握に基づき決定された正式な件名(業務運
用上は件名2が優先)、「管轄署」には事件の発生場所
を管轄する管轄署の名称、「発生日時」には通報された
事件の発生日時、「発生場所」には通報された事件発生
場所の住所や名称、等が夫々表示される。これらの内容
については、好ましくは、受理者が聴取内容をディジタ
イザ31にフリーフォーマットで手書き入力することに
より、その認識文字列で後述のデータベース20aが検
索され、ヒットした複数の項目内容が各項目対応に一斉
に仮表示(1次入力)される。
【0059】因みに、「件名1」に表示される項目内容
(業務上使用されるキーワード)としては殺人,強盗,
窃盗,誘拐,ひったくり,傷害,暴行,暴力,交通事
故,人身事故,物損事故,ひき逃げ,当て逃げ,電話局
試験,固定局試験,試験,テスト,誤接,無応答,いた
ずら,消防,火事,放火,その他照会,事案転送,他府
県転送,等がある。また、図示しないが、「指令先」の
項目には○○署,△△署,××署,機動捜査隊,機捜
隊,捜査課,捜査○課,生活安全課,交通指導課,消
防,○○県警、等が夫々キーワードとして表示される。
【0060】その後は、マウス18等による置換候補一
覧の選択操作(2次入力−Aモード)、又はキーボード
17による文字データの直接的な入力(2次入力−Bキ
ーモード)、又はディジタイザ31による文字データの
手書き入力(2次入力−B手書きモード)、又はマイク
による音声信号の入力(2次入力−B音声モード)によ
り、各項目内容を項目毎に置換/修正し、確定可能であ
る。
【0061】また、上記「件名1」の内容が1次入力
(又は確定)されると、これに連動して事案用表示部1
3の右側には「件名1」の内容に対応した詳細情報を入
力するための情報入力画面が自動的に表示される。情報
入力画面には「件名1」の内容に対応して予め例えば8
タイプの画面(刑法犯,誘拐犯,轢き逃げ犯,交
通事故,交通違反,保護・救援,事故・災害,
その他)が用意されている。
【0062】このうちの、図16(B)は刑法犯、ま
た図17(A)は交通事故の各情報入力画面を夫々示
している。図16(B)の刑法犯画面において、被疑者
の「逃走方向」,「逃走手段」等の不定情報について
は、好ましくは、上記同様にして、受理者が聴取内容を
ディジタイザ31に手書き入力することにより、その認
識文字列でデータベース20aが検索され、ヒットした
複数の項目内容が各項目対応に一斉に仮表示(1次入
力)される。また、必要なら、残りの項目(1次入力で
は埋められなかった項目)の内容をキーボード17のキ
ー入力,ディジタイザ31の手書き入力、又はマイクの
音声入力により項目毎に直接に入力することも可能であ
る。図17(A)の交通事故画面についても同様であ
る。
【0063】また、図17(B)は処理結果入力画面を
示しており、例えば「処理結果」の項目には検挙,逮
捕,時間経過,継続捜査又は管轄署へ,等が夫々キーワ
ードとして表示される。また、図示しないが、「その
他」の項目には緊急配備,緊配,重要事案,重要,検
問,自署配備,広域配備,隣接配備,重点警戒,等が夫
々キーワードとして表示される。
【0064】図14,図15は実施の形態によるディジ
タイザの入力フォーマットを示す図(1),(2)で、
図14は一例のディジタイザ31の正面図を示してい
る。ディジタイザ31は、その面上の任意の位置にペン
タッチすると対応する位置座標情報(x,y)を出力す
るものであり、またペンタッチしたペンをそのままドラ
ッグすると、手書き文字や記号のストローク情報を入力
できる。
【0065】この様なディジタイザ31の構造は、ペン
タッチを検出する座標検出シート(電極シート)上に予
め図示の如くフォーマット印刷された透明シートを被せ
たものでも良いし、又は液晶やプラズマディスプレイ表
示板の上に透明の座標検出シートを被せたものでも良
い。前者の場合は入力フォーマットの変更時に印刷シー
トを換える必要があるが、ローコストに構成できる。し
かも、本発明によれば後述の手書きフリー入力スペース
31bを利用して複数の様々な項目情報を一挙に入力で
きるため、域種類もの印刷シートを容易しておく必要が
無い。一方、後者の場合は、幾分ハイコストになるが、
情報入力処理の進行に応じて入力フォーマットを任意に
変更でき、使い勝手が良い。
【0066】本実施の形態によるディジタイザ31の手
書き入力スペースは、その全面が手書きフリーフォーマ
ットの単一の入力スペースであっても良いし、又は図示
の如く、使用目的に応じた複数タイプの手書き入力スペ
ースに別れていても良い。この例では、どの事案にも共
通な基本項目(「件名1」〜「処理結果」等)を入力す
るための固定入力スペース31aと、受理者が聴取内容
等をフリーフォーマットで手書き入力可能な手書きフリ
ー入力スペース31bと、情報入力や表示画面のカーソ
ル制御に係る制御用コードを入力するための制御入力ス
ペース31cとに分けられている。
【0067】固定入力スペース31aの各入力項目は、
事案部(基本)入力画面の各表示項目と一部が1対1に
対応しており、ここには事案の処理上、早期に確定し、
かつ関係所署に通報する必要のある様な重要な情報
(「件名1」〜「発生場所」等)を項目対応に手書き入
力可能(その際には、データベース20aを参照してキ
ーワードをヒットさせることも可能)である。又は、も
し受理者が全聴取内容を、上記固定入力スペース31a
に代えて、手書きフリー入力スペース31bにフリーフ
ォーマットで手書き入力すると、その認識文字列でデー
タベース20aが検索され、ヒットした複数の項目内容
(キーワード)が表示画面の各項目対応に一斉に仮表示
(1次入力)される。
【0068】また、制御入力スペース31cには、上記
フリーフォーマットの手書き入力における1パラグラフ
(1文章)分の文字列入力終了を制御するようなタッチ
入力エリア「入力」(キーボードのエンターキーに相
当)と、表示画面上の指定項目(カーソル位置等)を変
更するためのタッチ入力エリア「項目移動」(キーボー
ドのカーソル移動キーに相当)と、表示画面上の1次入
力内容を指定項目毎に確定状態にするためのタッチ入力
エリア「確定」とを備える。他にも、図示しないが、表
示画面上における複数項目の1次(仮)入力内容を一斉
に確定状態にするためのタッチ入力エリア「全確定」を
設けても良い。そして、上記いずれのタッチ入力エリア
も、各エリアを単にペンタッチすることで、CPU11
がその入力座標(x,y)を検出し、対応する制御機能
が実行される。
【0069】図15は他の一例のディジタイザ31の正
面図を示しており、透明の座標検出シートと背面の液晶
又はプラズマディスプレイ表示板とを組み合わせた場合
を示している。ここには、表示画面中の指定(選択)項
目に対して手書き文字の認識文字列を直接に入力可能な
項目対応手書き入力スペース31dが更に設けられてい
る。なお、この項目対応手書き入力スペース31dに手
書きした文字の認識文字列でデータベース20aを検索
し、ヒットした関連情報(キーワード等)を当該表示項
目に入力するように処理しても良い。こうすれば、簡略
化された手書き入力でも、表示項目対応に正規の内容
(キーワード)を入力できる。
【0070】更に、上記フリー入力スペース31bと、
この項目対応手書き入力スペース31dとの間には、両
入力スペース31b,31dの各占有エリアを変更する
ための制御バーエリア31eが設けられている。ユーザ
がこの制御バーエリア31e上にペンタッチすると、C
PU11はその座標情報(x1 ,y1 )に基づき制御バ
ーエリア31e内にペンタッチされたことを認識し、さ
らにユーザがそのペンを上/下方向にドラッグすると、
これに応じてCPU11はドラッグ先の位置座標
(x2 ,y2 )を検出し、さらにユーザがペンを離す
と、これに応じてCPU11は制御バーエリア31eの
位置(即ち、両入力スペース31b,31dの各占有エ
リアの割合)を前記ドラッグ先の位置座標(x2
2 )に変更する。
【0071】従って、事案の受付当初におけるい事情聴
取時等、比較的広い手書きフリー入力スペース31bが
必要な時は、受付者は制御バーエリア31eを下に下
げ、こうして広くなった手書きフリー入力スペース31
bに沢山の手書き文字(メモ)を入力可能である。また
その後、各項目対応に詳細情報を入力する時等、比較的
広い項目対応手書き入力スペース31dが必要な時は、
受付者は制御バーエリア31eを上に上げ、こうして広
くなった項目対応手書き入力スペース31dに沢山の手
書き文字を入力可能である。従って、ディジタイザ31
の限られた入力スペースを有効に活用できる。その他の
機能・構成については上記図14で述べたものと同様で
良い。
【0072】図11〜図13は実施の形態によるデータ
ベースを説明する図(1)〜(3)で、該データベース
20aには以下に説明する様な複数種のテーブル(辞
書)が含まれており、夫々は情報入力処理の段階に応じ
て1又は2以上のテーブルが一斉に参照される。
【0073】図11(A)は「件名」関連のテーブル
(単語辞書)を示しており、該テーブルは例えば手書き
フリー入力スペース31bへの手書き文字入力による情
報画面への複数項目の1次(仮)入力の際に一斉に参照
される。件名テーブルの第1列目には「件名1」に表示
する内容として許容されるキーワード(即ち、窃盗,脅
迫,…,悪臭,等の指令管制業務関連単語)が配列さ
れ、また第2列目以降にはこれらの各キーワードを容易
に連想させる様な1又は2以上の類推語(同義語,慣用
語,隠語等)が各キーワード対応に配列されている。従
って、例えば手書き入力文章中に「あきす」の認識文字
列(切り出された単語)があると、最終的には件名テー
ブルの類推語「あきす」でヒットが得られ、これにより
件名のキーワードである「窃盗」が抽出され、件名の表
示項目欄に「窃盗」が1次入力される。他にキーワード
そのもの「窃盗」又は類推語「スリ」/「ぬすみ」等と
手書き入力した場合も同様である。
【0074】また手書き入力文章中に「たおれて」の認
識文字列があると、最終的には件名テーブルの2件の類
推語「たおれて」でヒットが得られる。この場合は件名
1として「病人」,「負傷者」の2つのキーワードが抽
出されるが、その内の一方(例えば「病人」)は件名1
の表示項目欄に1次入力され、かつ他方(「負傷者」)
は該件名1の近傍に表示されるウィンドウ表示項目欄の
選択肢(2次入力−A)の候補となる。
【0075】図11(B)は「発生場所」関連のテーブ
ル(住所録辞書)を示しており、該テーブルも例えば手
書きフリー入力スペース31bへの手書き文字入力によ
る情報画面への複数項目の1次入力の際に一斉に参照さ
れる。住所録情報は住所とビルや店舗の名称又は略称
(愛称)等により特定される。例えば手書き入力文章中
に「○○郵便局」の認識文字列があると、最終的には発
生場所テーブルの住所録情報の一部の名称「○○郵便
局」でヒットが得られ、画面の発生場所の表示項目には
住所録情報の全体「○○市△△区××町1−2−3 ○
○郵便局」が1次入力される。
【0076】また手書き入力文章中に「○○市△△区」
の認識文字列があると、最終的には発生場所テーブルの
住所録情報の一部の住所の一部「○○市△△区」でヒッ
トが得られ、この場合は「○○市△△区××町1−2−
3 ○○郵便局」,「○○市△△区□□町3−5−26
△△銀行○○支店」の2件の発生場所(キーワード)
が抽出され、その内の一方(例えば「○○市△△区××
町1−2−3 ○○郵便局」)は発生場所の表示項目に
1次入力され、また他方(「○○市△△区□□町3−5
−26 △△銀行○○支店」)は該発生場所の表示項目
の近傍に表示されるウィンドウ表示項目欄の選択肢(2
次入力−A)の候補となる。他の場合も同様に考えられ
る。なお、認識文字列「○○郵便局」,「○○市△△
区」等に関しては、住所表記と関係の深い「郵便局」,
「市」,「区」等の文字が含まれることから、事件の発
生場所を表す可能性が高いので、最初に発生場所テーブ
ルを参照しても良い。
【0077】図12(A)は「発生時刻」関連のテーブ
ルを示しており、該テーブルも例えば手書きフリー入力
スペース31bへの手書き文字入力による情報画面への
複数項目の1次入力の際に一斉に参照される。発生時刻
の情報は年月日時分により特定される。例えば手書き入
力文章中に「○○/×× △△:□□」の認識文字列が
あると、最終的には発生時刻テーブルの月日時分の入力
フォーマット「MM/DD hh:mm」(但し、M
M,DD,hh,mmはスペースを含む任意の数字を許
容する意味)でヒットが得られ、発生時刻の表示項目に
は「1998年○○月××日 △△時□□分」が1次入
力される。ここで、1998年(又は平成10年でも良
い)はデフォルト入力(今年)の年号である。
【0078】また手書き入力文章中に「△△:□□」の
認識文字列があると、最終的には発生時刻テーブルの時
分の入力フォーマット「hh:mm」でヒットが得ら
れ、発生時刻の表示項目には「1998年 8月23日
△△時□□分」が1次入力される。ここで、8月23
日はデフォルト入力(今日)の日付である。他の場合も
同様に考えられる。なお、認識文字列「○○/×× △
△:□□」,「△△:□□」等に関しては、日時表記と
関係の深い、数字に囲まれた「/」,「:」等の文字が
含まれることから、事件の発生時刻を表す可能性が高い
ので、最初に発生時刻テーブルを参照しても良い。
【0079】図12(B)は「管轄署」関連のテーブル
(管轄署辞書)を示しており、該テーブルは例えば手書
き文字入力による上記発生場所の1次入力後、又はその
確定後の、該発生場所に関連する表示項目(管轄署)の
1次入力の際に自動的に参照される。管轄署は発生場所
が決まると一義的に決定できる。例えば発生場所の表示
項目に「○○市△△区××町」,「○○市△△区□□
町」又は「○○市△△区××町」の情報が含まれている
と、管轄署の表示項目にはこれらのエリアを管轄する
「△△署」が1次入力される。なお、上記発生場所以外
の、例えば「件名1」の1次入力内容に従って、通常の
場所に基づく管轄署の概念を越えた、例えば「機動捜査
隊」等のキーワードが1次入力されるように構成しても
良い。
【0080】図12(C)は「性別」関連のテーブルを
示しており、該テーブルも例えば手書き文字入力による
詳細情報画面への複数項目の1次入力の際に一斉に参照
される。性別の欄のキーワードには「男」,「女」,
「不明」がある。例えば手書き入力文章中に「ニューハ
ーフ」の認識文字列があると、性別テーブルの類推語
「ニューハーフ」でヒットが得られ、性の表示項目には
「男」が1次入力される。他の場合も同様に考えられ
る。なお、手書き入力文章中に「性別不明」の認識文字
列があると、性の表示項目には「不明」が1次入力さ
れ、単に性別情報が無い(入力されていない)こととは
明確に区別される。
【0081】図13(A)は「風体」関連のテーブルを
示している。該テーブルの記憶構造及び利用の仕方につ
いては上記図11(A)で述べた件名テーブルと同様に
考えられる。
【0082】図13(B)は「フォーム辞書」のテーブ
ルを示しており、該辞書は例えば手書き文字入力による
上記「件名1」の1次入力後、又はその確定後、該「件
名1」の表示項目内容に密接に関連するような詳細情報
入力画面の自動選択処理時に自動的に参照される。フォ
ーム辞書の第1列目には事案用表示部13の画面右側
に、その画面左側の「件名1」に関連した詳細情報を1
次入力するためのフォーム情報(フォーム番号)が配列
されている。ここでは、事案内容を大きく8つのグルー
プに分け、刑法犯,誘拐犯,轢き逃げ犯,交通事
故,交通違反,保護・救援,事故・災害,その
他の各表示フォーマットを設けた。ここで、,,
…,等はフォーム番号を表す。またフォーム辞書の第2
列目以降には各表示フォームに対応する件名1(又は件
名2)の内容(各キーワード)が各フォーム名対応に配
列されている。
【0083】なお、上記は文字列(文章)をディジタイ
ザ31の手書きフリー入力スペース31bから手書き入
力する場合について述べたが、該文字列(文章)を、上
記ディジタイザ31に代えて、キーボード17から入力
しても良い。この場合でもキー入力文字列で上記データ
ベース20aを検索すれば、複数のキーワードを一斉に
ヒットでき、これらを複数の表示項目に一斉に1次入力
(又はいきなり確定入力)できる。そして、この場合の
受理者は、手書きフリー入力スペース31bにメモ書き
したのと同程度の簡便さ(ラフな文章)で、聴取内容を
素直にキー入力すれば良いので、キー入力に熟練を必要
としない。また、上記ディジタイザ31に代えて、マイ
クからメモ書き程度の情報を音声入力しても良い。
【0084】図5〜図8は実施の形態による情報入力処
理のフローチャート(1)〜(4)、また図9,図10
は実施の形態による情報入力処理のイメージ図(1),
(2)であり、以下、これらの図を参照して実施の形態
による情報入力処理を具体的に説明する。
【0085】図5において、ステップS1では受付台5
2の初期設定(受理者IDの受付台への登録処理,録音
テープのセット等)を行う。ステップS2では110番
の入電を待つ。やがて、110番の入電があると、ステ
ップS3では受理者が通報分配系操作パネル14で11
0番呼の受付操作(受付KEY押下)行う。これにより
ステップS4では回線インタフェース15にPBX51
からの着信呼が接続される。またこの受付操作に連動し
てステップS5では事案用表示部13の左画面に図16
(A)の事案部入力画面(基本画面)を自動的に表示す
る。更にステップS6ではこの時点で既知の各表示項目
内容(受理番号,回線名,受付日時等)を基本画面に自
動入力(表示)する。この入力は確定入力で良い。更に
ステップS7では上記受付操作に連動して、この例では
ディジタイザ31を利用した以下の手書き文字認識処理
を開始(手書きフリー入力スペース31bを付勢)す
る。なお、受理者がディジタイザ入力を選択操作したこ
とにより、ディジタイザ入力を付勢するようにしてもよ
い。
【0086】ステップS8では受理者が通報者より事案
(事件)の内容を聴取すると共に、ステップS9では聴
取内容のメモをディジタイザ31の手書きフリー入力ス
ペース31bに手書き入力する。ステップS10では手
書き文字認識部32が手書き文字列(記号を含む)を認
識する。こうして、やがて1パラグラフ(1文章)分の
区切りコードが入力されると、ステップS11ではCP
U11が認識文字列から所定の単語列(上記各テーブル
のキーワード,該キーワードを抽出するための類推語,
発生場所や発生日時を生成させるに十分なこれらの部分
語等)を抽出する。
【0087】ここで、上記文章の区切りコードは、例え
ば1文章(1パラグラフ)分の区切り文字「。」又はカ
ッコ記号「」」等が手書き入力され、これが文字認識さ
れた場合に生成される。又はディジタイザ31のタッチ
入力スペース31cにおける「入力」の制御エリアをペ
ンタッチしても良い。或いは、この様な区切りコードの
入力を待たずに、各文字の入力と並行して、所定の単語
の切り出し、及びデータベース20aの検索等の処理を
行っても良い。
【0088】ステップS12では抽出した1又は2以上
の単語列でデータデース20aを一斉に検索する。この
時、各抽出単語につき全テーブルを検索しても良いが、
例えば「○○/××」,「△△:□□」等の様に慣習上
日時と密接に結びつく記号「/」又は「:」が含まれて
いる様な単語については発生時刻テーブルのみ、また
「1−2−3」等の様に、数字が記号「−」で接続され
ている様な単語(慣習上住所と密接に結びつく)につい
ては発生場所テーブルのみを検索することで、検索処理
が早まる。因みに、この例における最初の聴取内容は、 受理者「はい、こちら110番警察本部です。何か有り
ましたか?」 通報者「大変なんです。助けて下さい。今、店から電話
してるんですけど、早く来てください。」(≒手書きメ
モ内容) であった。
【0089】ステップS13では、聴取内容の手書きメ
モ入力につき少なくとも1件のキーワード(表示項目に
表示可能な所定の文字列)をヒットしたか否かを判別す
る。上記の例では1件もヒットしないので、フローはス
テップS8に戻り、上記の処理を繰り返す。因みに、こ
の例における次の聴取内容は、 受理者「落ちついて下さい。どこで何がありましたか
?」 通報者「え−と、居酒屋のんだくれで、2人のヤクザが
店内を壊しているんです。早く来てください!」 であった。
【0090】図9にこの時の手書きメモを示す。但し、
ここでは固定入力スペース31aを使用せずに、聴取内
容の全てを手書きフリー入力スペース31bに手書きメ
モした場合を説明する。なお、手書きメモ中の「22:
30」は追加聴取でメモされた事件発生時刻のメモであ
る。
【0091】図5に戻り、この例におけるステップS1
1では手書きメモから単語列「いざかや」,「のんだく
れ」,「2人」,「ヤクザ」,「壊して」,「22:3
0」等の各所定の単語が抽出される。各単語の抽出は、
例えば一連の認識文字列でデータベース20aを一斉に
検索し、キーワード,その類推語,その他のフォーマッ
ト情報等との間で一部又は全部の比較一致が得られた文
字列を順次切り出す方法で行われる。ステップS12で
は各抽出単語でデータベース20aを一斉に検索する。
そして、ステップS13では、少なくとも1件(この例
では6件)のキーワードにつきヒットが得られたので、
処理は図6に進む。
【0092】図6において、ステップS15では抽出単
語列に基づく各1次入力内容(ヒットキーワード)の自
動検索を行う。ステップS16では1次入力内容検索結
果に基づく画面入力項目の自動選択を行う。ステップS
17ではヒットキーワード及び入力項目選択結果に基づ
く2次入力−A(選択肢一覧表示)内容の自動検索を行
う。この場合に、もし表示1項目につき複数のキーワー
ドが抽出された場合は、他の部分の手書きメモ内容や他
の表示項目のヒットキーワードとの関連等をも考慮し、
当該表示項目と最も関連性・適合性の高いキーワードを
1次(仮)入力となし、それ以外のキーワードを優先順
位(関連性・適合性)の高い順に2次入力−A内容候補
(選択肢一覧候補)とする。
【0093】ステップS18では「件名1」の1次入力
内容検索結果に基づき13(B)のフォーム辞書を参照
し、事案用表示部13の右画面に表示するための情報入
力画面(詳細画面)の自動選択を行う。ステップS19
では選択された情報入力画面を事案用表示部13の右画
面に表示する。ステップS20では上記抽出された複数
項目内容を基本画面及び情報入力画面の各表示項目対応
に一斉に1次(仮)入力する。因みに、これらの1次入
力内容は例えば黄色で表示される。
【0094】図10(A)は事案部入力画面の表示例を
示している。「受付番号」〜「受理者」は現時点までに
既知のデータで自動入力(確定入力で良い)されてい
る。「切断日時」は通報者と通話中は未だ未定(空白)
である。「件名1」には、手書きメモ中の単語「壊し
て」が図11(A)の件名テーブルでヒットした結果、
件名のキーワード「器物破損」(但し、テーブルには不
図示)が1次入力されている。また同時にヒットした他
のキーワード「脅迫」は、例えば図9の手書きメモ中の
他の語「店を」との関連性が低いので、2次入力−Aの
一覧候補(「脅迫」のウィンドウ表示)となっている。
「発生日時」には、手書きメモ中の単語「22:30」
が図12(A)の発生時刻テーブルでヒットした結果、
発生日時のキーワード「平成10年8月23日22時3
0分」が1次入力されている。また「発生場所」には、
手書きメモ中の「いざかや」,「のんだくれ」が図11
(B)の発生場所テーブルでヒットした結果、発生場所
のキーワード「○○市△△区××町2−3−5 居酒屋
のんだくれ」が1次入力されている。また、この例で
は受理者の聞き違いや書き違い等を考慮した結果、発生
場所テーブルからは他の類似する名称のキーワードが抽
出されており、ここでは「□□市××区○○町5−2−
15 居酒屋 のんだっち」が2次入力−Aの一覧候補
となっている。また、「発生場所」の1次入力内容に基
づき「管轄署」の項目に「△△」が自動1次入力されて
いる。但し、「管轄署」の様な重要事項は、「発生場
所」の内容の確定操作後に1次入力するようにしても良
い。また、上記「件名1」に対する「器物破損」の1次
入力結果に従い、これに対応する刑法犯の詳細画面が
自動選択され、右側画面に表示される。
【0095】図10(B)は情報入力画面(刑法犯)
の表示例を示している。犯人の「性」には、手書きメモ
中の単語「ヤクザ」が図12(C)の性別テーブルでヒ
ットした結果、キーワード「男」が1次入力されてい
る。また犯人の「風体」には、手書きメモ中の単語「ヤ
クザ」が図13(A)の風体テーブルでもヒットした結
果、キーワード「網力団員風」が1次入力されている。
また、図示しないが、犯人の「人数」には同様にして
「2人」が1次入力される。その他の項目については現
時点の聴取内容では不明である。
【0096】なお、上記犯人(容疑者)の「性」を予め
「男」とデフォルト情報により1次入力しておき、相反
する1次入力内容「女」等が抽出された場合にのみ、該
抽出内容で置換するように構成しても良い。因みに、警
察業界の統計によれば、表示項目「容疑者の性別」,
「被害者の性別」,「通報者の性別」には夫々「男」
を、また「通報者の国籍」には「日本」を、また「日本
語の可否」には「可」を夫々デフォルト情報として1次
入力可能である。
【0097】図6に戻り、ステップS21では一旦上記
1次入力項目内容の確定処理を行う。なお、このまま引
き続き事案の聴取と1次入力とを行っても良いが、この
時点で一刻も早く上記重要な1次入力項目内容(件名,
発生時刻,発生場所,管轄所等)を確定しておけば、受
付台52をモニタ(同一画面を表示し、かつ同一音声を
聴取等)している指令台53から所要の管轄署に早期に
指揮・指令を発することが可能となり、初動捜査及び事
件の解決を迅速ならしめる。
【0098】図8に1次入力項目確定処理のフローチャ
ートを示す。ステップS51ではCPU11は項目確定
終了操作(キーボード17,ディジタイザ31又はポイ
ンティングデバイス18等から操作可能、以下も同様)
か否かを判別する。項目確定終了操作でない場合は更に
ステップS52で項目操作(単なる項目選択操作又は項
目確定操作等)か否かを判別する。項目操作の場合は更
にステップS53で項目確定操作か否かを判別する。項
目確定操作の場合はステップS54で当該選択項目の1
次入力内容を確定状態となし、ステップS55では表示
文字色を黄色から確定状態を表す例えば赤色(又は緑色
等)に変更する。
【0099】ステップS56では確定した内容に関連す
る他の表示項目が有るか否かを判別する。関連項目が無
い場合はステップS51に戻る。また関連項目がある場
合はステップS57で関連項目の内容を自動検索する。
例えば事件の「発生場所」の内容が確定すると、これに
付随して「管轄署」の内容を自動的に1次入力可能とな
る。ステップS58では検索結果の内容を関連項目に1
次入力し、ステップS51に戻る。因みに、この1次入
力の内容は次の操作で確定できる。
【0100】また、上記ステップS53の判別で、項目
確定操作で無い場合は単なる項目選択操作である。な
お、この単なる項目選択操作には、受理者が自らカーソ
ル(マウスポインタ)を移動して新たな表示項目をマニ
ュアル選択する操作と、CPU11(表示項目選択制御
手段)が、1次入力状態の各表示項目につき、予め重要
度,緊急度の高い順等により決められた所定の優先順位
に従って、各1次入力状態の項目の選択を自動的に行う
場合とがある。
【0101】ステップS59では、当該表示項目につき
2次入力−Aの情報があることを条件に、当該表示項目
の近傍に2次入力−A(選択肢情報)の候補一覧を自動
(ウィンドウ)表示する。ステップS60では候補一覧
に対する一挙動の選択操作か否かを判別する。一挙動の
選択操作の場合は当該表示項目の1次入力内容を選択デ
ータで置換(2次入力−A)する。そして、処理はステ
ップS54に戻り、当該表示項目内容を選択後の内容で
確定する。
【0102】なお、上記一挙動の選択操作とは、マウス
18による表示項目のボタンクリックやキーボード17
による一覧表示項目番号のテンキー選択入力等の一挙動
の操作方法を指す。他の方法として、キーボード17の
カーソル移動キーとカーソルリターンキー(実効キー)
とを用いた「カーソル(項目)選択」+「リターン(実
行)確定」による二挙動の操作方法等でも良い。
【0103】また、上記ステップS59で2次入力−A
の情報が無い場合、又は上記ステップS60の判別で選
択操作でない場合は、ステップS62でキーボード入力
操作(キーボードから文字列を入力する操作)か否かを
判別する。キーボード入力操作の場合はステップS63
でキーボード17からの任意入力文字列により当該表示
項目の内容を2次入力(2次入力−Bキー入力)する。
この入力には表示項目内容の変更,挿入,削除等が含ま
れる。そして、処理はステップS54に戻り、当該表示
項目内容をキー入力後の内容で確定する。
【0104】また上記ステップS62の判別でキーボー
ド入力操作でもない場合はステップS64でディジタイ
ザ入力操作(例えば項目対応手書き入力スペース31d
に対する手書き文字列の入力操作)か否かを判別する。
ディジタイザ入力操作の場合はステップS65でディジ
タイザ31からの任意入力文字列により当該表示項目の
内容を2次入力(2次入力−B手書き入力)する。そし
て、処理はステップS54に戻り、当該表示項目内容を
ディジタイザ入力後の内容で確定する。
【0105】なお、図示しないが、上記ステップS64
の判別でディジタイザ入力操作でもない場合は更に音声
入力操作か否かを判別(例えば音声認識部33がマニュ
アル付勢され、かつマイクからの音声信号が認識された
か否かにより判別可能)する。音声入力操作の場合は音
声認識部33からの任意認識文字列により当該表示項目
の内容を2次入力(2次入力−B音声入力)する。そし
て、処理はステップS54に戻り、当該表示項目内容を
音声入力後の内容で確定する。
【0106】この様に、本実施の形態では、受理者がア
クションを起こした入力系から自動的に2次入力−Bの
情報入力を行えるので、使い勝手がよい。そして、処理
は最終的にステップS51に戻る。
【0107】ところで、この時点で、もし受理者が既に
確定した表示項目を再度選択すると、フローはステップ
S53に進み、文字の表示色(赤色等)は変わらない
が、当該表示項目内容を再度入力(変更)できる。こう
して、受理者は、上記1次入力された内の早期に確定必
要な一部又は全項目内容につき確定処理を行うと、現時
点における項目確定終了操作を行い、これによりこの処
理を抜ける。
【0108】なお、上記は表示項目毎に内容を確定する
場合を述べたが、例えば全確定キー(又はディジタイザ
31に全確定タッチ入力エリア)の様なものを設け、該
キーを押下することで、その時点における全1次入力内
容を一斉に確定するように構成しても良い。
【0109】図6に戻り、ステップS22では事案内容
聴取の終了操作か否かを判別する。終了操作でない場合
は、受理者は引き続きステップS23で事案内容を聴取
すると共に、聴取内容をディジタイザ31の手書きフリ
ー入力スペース31bに手書きメモする。ステップS2
4では手書き文字列を認識し、ステップS25では単語
列を抽出する。ステップS26では単語列に基づく1次
入力内容の自動検索を行い、ステップS27では検索結
果に基づく複数表示項目の一斉1次入力処理を行う。そ
して、ステップS21に戻り、1次入力項目内容の確定
処理を行う。こうして、やがて、ステップS22の判別
で事案聴取の終了操作を判別すると、処理は図7に進
む。
【0110】図7において、ステップS31では受理者
が通報分配系操作パネル14で電話回線の切断操作(復
旧KEY押下)を行う。これによりステップS32では
CIF15(PBX51)が当該電話回線を切断する。
ステップS33ではCPU11が一連の情報入力終了操
作(情報系入力終了操作)か否かを判別する。終了操作
でない場合はステップS34で受理者が追加の情報(未
だ未入力となっている表示項目の内容等)を、例えば手
書きフリー入力スペース31bに手書き入力する。ステ
ップS35では手書き文字列を認識し、ステップS36
では単語列を抽出する。ステップS37では抽出単語列
に基づく1次入力内容の自動検索を行い、ステップS3
8では複数表示項目の同時1次入力処理を行う。ステッ
プS39では1次入力項目内容の確定処理を行い、ステ
ップS33に戻る。こうして、必要な分の追加情報の入
力操作を繰り返す。その際には、キーボード17からの
情報入力又はディジタイザ31の項目対応入力スペース
31dからの情報入力等を併用しても良い。
【0111】こうして、やがて、ステップS33の判別
で全情報入力の終了操作であると、これに連動して上記
手書き文字認識処理等が終了され、更にステップS40
では受理者は事案情報の入力終了操作(CRT画面上の
「一括終了」項目の選択等)を行う。これにより取扱中
の情報入力画面(事案画面,詳細画面,処理結果画面
等)も自動的に終了する。ステップS41ではCPU1
1はLAN55を介して当該事案に係る作成情報の全て
を一旦サーバ(指令管制サーバ)56に格納する。そし
て、この受付台52の処理は、図5のステップS2に戻
り、次の110番の入電に備える。
【0112】一方、上記受付台52の表示情報及び通報
者と受理者との通話音声等がLAN55を介して逐次対
応の指令台53及び必要なら統合指令台54でモニタさ
れると共に、該指令台53からは管轄の派出所60等に
対して適正な指揮・指令が発動され、これにより通報者
には迅速・的確な救済が得られる。
【0113】また、上記サーバ56に一旦格納された事
案情報は、その後、他の事案を受付中の受付台52、又
は前回の事案に関する指令業務を遂行中の指令台53又
は統合指令台54のいずれからでも、かつ何時の時点
(例えば受付台52が他の事案の聴取中及びその1次入
力内容の入力処理中等)でも自由に画面に呼び出せ、再
利用(参照,更新等)可能である。
【0114】なお、上記ステップS31で受理者が電話
回線の切断操作を行ったことに連動して、手書きフリー
入力スペース31bによる複数項目の1次入力処理を終
了させても良い。この場合は、上記ステップS34〜S
38の処理に代えて、キーボード17からの項目対応の
文字入力又はディジタイザ31の項目対応入力スペース
31d等からの項目対応の文字入力が行われる。
【0115】また、上記実施の形態は警察本部における
指令管制システムへの適用例を述べたが、本発明は消防
センタにおける指令管制システムにも同様に適用でき
る。更に、本発明は、一般情報の受付者(オペレータ)
が客との会話から得られた情報を基にメモを取る感覚で
必要情報を入力し、これに基づき情報画面上の各項目対
応に各所要の内容を一斉に入力(表示)し、これに基づ
きサービス業務に応じた情報処理,応答及び情報管理を
行う所の各種受付システム(チケット販売等の予約シス
テム、公共施設利用予約等の情報管理システム等)にも
適用出来ることは言うまでも無い。
【0116】また、上記実施の形態では日本語による情
報入力処理への適用例を述べたが、本発明は言語(英
語,フランス語,独語,中国語等)を問わずに適用でき
る。
【0117】また、上記本発明に好適なる実施の形態を
述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で各部の構
成、制御、処理及びこれらの組合せの様々な変更が行え
ることは言うまでも無い。
【0118】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、対象事
項のメモを取る程度の簡単な情報入力操作で、情報画面
上の複数項目内容を一斉に仮入力(表示)できると共
に、必要なら変更を加え、最終的に適正な内容で確定で
きるので、複数項目の情報入力操作を大幅に迅速化、簡
略化できる。
【0119】また、本発明を警察本部や消防センタの指
令管制システムに適用した場合は、緊急通報の受理及び
これに基づく指揮・指令の発動から現場急行に至るまで
のトータルのレスポンスタイムを大幅に短縮できるた
め、市民生活の秩序・安全の維持及び犯罪の抑止等に多
大なる効果が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】実施の形態による指令管制システムのブロック
図である。
【図3】実施の形態による受付台のブロック図である。
【図4】実施の形態による受付台の外観図である。
【図5】実施の形態による情報入力処理のフローチャー
ト(1)である。
【図6】実施の形態による情報入力処理のフローチャー
ト(2)である。
【図7】実施の形態による情報入力処理のフローチャー
ト(3)である。
【図8】実施の形態による情報入力処理のフローチャー
ト(4)である。
【図9】実施の形態による情報入力処理のイメージ図
(1)である。
【図10】実施の形態による情報入力処理のイメージ図
(2)である。
【図11】実施の形態によるデータベースを説明する図
(1)である。
【図12】実施の形態によるデータベースを説明する図
(2)である。
【図13】実施の形態によるデータベースを説明する図
(3)である。
【図14】実施の形態によるディジタイザの入力フォー
マットを示す図(1)である。
【図15】実施の形態によるディジタイザの入力フォー
マットを示す図(2)である。
【図16】実施の形態による事案用表示部の画面レイア
ウトを説明する図(1)である。
【図17】実施の形態による事案用表示部の画面レイア
ウトを説明する図(2)である。
【図18】従来技術を説明する図(1)である。
【図19】従来技術を説明する図(2)である。
【符号の説明】
1 電話機(TEL) 11 CPU 12 主メモリ(MM) 13 事案用表示部(DSP) 14 通報分配系操作パネル 15 回線インタフェース(CIF) 16 ヘッドセット(HS) 17 キーボード(KBD) 18 ポインティングデバイス(PD) 20 ハードウェアディスク装置(HDD) 21 LANインタフェース(LIF) 22 共通バス 31 ディジタイザ 32 手書き文字認識部 33 音声認識部 50 指令管制システム 51 構内交換機(PBX) 52 受付台 53 指令台 54 統合指令台 55 LAN(Local Area Network) 56 サーバ 57 ルータ(LT) 61 受令台 62 無線ユニット(RFU) 100 公衆網 MS 移動機

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字列情報を入力するための文字入力手
    段と、 表示画面の複数項目対応に各所定の文字列からなるキー
    ワードを表示するための表示手段と、 前記複数項目に対応する複数のキーワード及び該各キー
    ワードを類推させる複数の類推語を前記キーワード毎に
    関連付けて記憶している単語辞書と、 入力の文字列から所定の単語列を切り出し、該切り出し
    た各単語で前記単語辞書を検索すると共に、該辞書のキ
    ーワード又はその類推語と比較一致が得られた辞書欄か
    ら各対応するキーワード群を抽出し、前記表示手段の複
    数項目対応に一斉に表示させる文字情報処理手段とを備
    えることを特徴とする情報入力装置。
  2. 【請求項2】 文字情報処理手段は、入力の文字列で単
    語辞書を検索すると共に、該辞書のキーワード又はその
    類推語と比較一致が得られた部分の単語を所定の単語と
    して前記入力の文字列から順次切り出すことを特徴とす
    る請求項1に記載の情報入力装置。
  3. 【請求項3】 複数の文字列情報要素の組からなる複数
    の複合文字列情報を記憶している複合文字列情報辞書を
    備え、 文字情報処理手段は、入力の文字列から切り出した所定
    の単語で前記複合文字列情報辞書を検索すると共に、該
    辞書における複合文字列情報の一部又は全部で比較一致
    が得られた当該複合文字列情報の全体を抽出し、表示手
    段の対応項目に表示させることを特徴とする請求項1に
    記載の情報入力装置。
  4. 【請求項4】 表示手段の所定の表示項目に対応させた
    複数の第1のキーワード及び該各第1のキーワードと所
    定の関係にある複数の第2のキーワードを前記第1のキ
    ーワード毎に関連付けて記憶しているキーワード辞書を
    備え、 文字情報処理手段は、表示手段の他の所定の表示項目に
    表示された第2のキーワードで前記キーワード辞書を検
    索すると共に、該辞書の第2のキーワードと比較一致が
    得られた辞書欄から対応する第1のキーワードを抽出
    し、前記所定の表示項目に表示させることを特徴とする
    請求項1に記載の情報入力装置。
  5. 【請求項5】 複数種の表示フォーマットに各対応する
    複数のフォーム情報と該各フォーム情報に対応する1又
    は2以上のキーワードとを前記フォーム情報毎に関連付
    けて記憶しているフォーム辞書を備え、 文字情報処理手段は、第1の画面の所定の表示項目に表
    示されるキーワードで前記フォーム辞書を参照すると共
    に、該辞書のキーワードと比較一致が得られた辞書欄か
    ら対応するフォーム情報を抽出し、該フォーム情報に対
    応す表示フォーマットの画面を第2の画面に表示させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報入力装置。
  6. 【請求項6】 文字情報処理手段は、表示手段の各項目
    対応に一斉表示させる各キーワードを仮の1次入力状態
    と成し、かつ該1次入力状態の各キーワードを第1の文
    字色で表示させる1次入力モードを備えることを特徴と
    する請求項1に記載の情報入力装置。
  7. 【請求項7】 文字情報処理手段は、表示手段の一つの
    表示項目につき複数のキーワードが抽出されたことによ
    り、その内の一つを前記表示項目対応に表示させ、かつ
    残りのキーワードを前記表示項目近傍の表示エリアに一
    覧表示させると共に、該一覧キーワードに対する所定の
    マニュアル選択操作に従って前記表示項目対応に表示さ
    れたキーワードを前記選択されたキーワードで置換する
    2次入力−Aモードを備えることを特徴とする請求項6
    に記載の情報入力装置。
  8. 【請求項8】 文字情報処理手段は、文字入力手段から
    の入力文字情報で1次入力状態のキーワードを直接に変
    更し又は置換する2次入力−Bモードを備えることを特
    徴とする請求項6に記載の情報入力装置。
  9. 【請求項9】 文字入力手段は、キーボード、ディジタ
    イザと該ディジタイザ入力の手書き文字列を認識する手
    書き文字認識手段、及び又は、マイクと該マイク入力の
    音声を認識する音声認識手段とを備えることを特徴とす
    る請求項1又は8に記載の情報入力装置。
  10. 【請求項10】 ディジタイザは、手書き入力フリーフ
    ォーマットの手書きフリー入力スペースを備え、 文字情報処理手段は、前記手書きフリー入力スペースに
    手書きされ、かつその手書き文字順に文字認識手段によ
    り認識された認識文字列から所定の単語列を切り出すこ
    とを特徴とする請求項9に記載の情報入力装置。
  11. 【請求項11】 ディジタイザは、表示画面上の指定項
    目対応に手書き文字列を直接に入力可能な項目対応手書
    き入力スペースを備え、かつ手書きフリー入力スペース
    及び又は前記項目対応手書き入力スペースの広さが所定
    のマニュアル操作に従って夫々独立に又は相互に連動し
    て可変に構成されていることを特徴とする請求項10に
    記載の情報入力装置。
  12. 【請求項12】 文字情報処理手段は、請求項6に記載
    の1次入力モードと、請求項7に記載の2次入力−Aモ
    ードと、請求項8に記載の2次入力−Bモードとを所定
    のシーケンスで実行すると共に、該1次入力モードの終
    了後に、1表示項目につき複数のキーワードが抽出され
    た表示項目が選択された場合は前記2次入力−Aモード
    を実行し、それ以外の場合は前記2次入力−Bモードを
    実行することを特徴とする請求項9に記載の情報入力装
    置。
  13. 【請求項13】 文字情報処理手段は、2次入力−Bモ
    ードの実行開始時又は実行中に、キーボードに対する文
    字入力操作が行われた場合は該キーボードからのキー入
    力文字列を2次入力−Bモードで処理し、またディジタ
    イザに対する手書き文字入力操作が行われた場合は手書
    き文字認識手段からの認識文字列を2次入力−Bモード
    で処理し、またマイクに音声が入力され場合は音声認識
    手段からの認識文字列を2次入力−Bモードで処理する
    ことを特徴とする請求項12に記載の情報入力装置
  14. 【請求項14】 1次入力状態の表示項目内容を個別に
    マニュアル確定させるための個別確定指示手段を備え、 文字情報処理手段は、選択された表示項目に対する前記
    個別確定指示手段の指示操作に従って該表示項目内容を
    確定状態にすることを特徴とする請求項6乃至8の何れ
    か1に記載の情報入力装置。
  15. 【請求項15】 予め表示項目対応に決められた優先順
    位で1次入力状態の各表示項目をシーケンシャルに選択
    する表示項目選択制御手段を備えることを特徴とする請
    求項14に記載の情報入力装置。
  16. 【請求項16】 1次入力状態の全表示項目を一斉にマ
    ニュアル確定させるための全確定指示手段を備え、 文字情報処理手段は、前記全確定指示手段の指示操作に
    従って1次入力状態の全表示項目内容を一斉に確定状態
    にすることを特徴とする請求項6乃至8の何れか1に記
    載の情報入力装置。
  17. 【請求項17】 文字情報処理手段は、確定状態にある
    表示項目内容を第1の文字色とは異なる第2の文字色で
    表示させることを特徴とする請求項14又は16に記載
    の情報入力装置。
  18. 【請求項18】 公衆網に接続する構内交換機と、 前記構内交換機を介して一般通報者からの通報呼を受け
    付ける複数の受付台装置であって、交換回線系の接続/
    切断操作を行う通報分配系操作パネル及び請求項1乃至
    9の何れか1に記載の情報入力装置を具備するものと、 指令回線及び又は無線回線に接続して関係所署の受令装
    置及び又は無線ユニットに指令を発する複数の指令台装
    置と、 前記複数の受付台装置と複数の指令台装置間を相互に接
    続して受付台側及び又は指令台側の所定のリンク制御操
    作により任意の受付台装置と任意の指令台装置との間で
    通報又はモニタリンクの確立及び解除が可能に構成され
    た構内ネットワークとを備え、 前記接続された任意の装置間で前記情報入力装置に入力
    されかつ生成された入力情報を前記通報又はモニタリン
    クを介して相互に共有可能としたことを特徴とする情報
    入力システム。
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