JP2000178340A - ポリウレタン系熱可塑性エラストマーの製造法 - Google Patents

ポリウレタン系熱可塑性エラストマーの製造法

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JP2000178340A
JP2000178340A JP10357195A JP35719598A JP2000178340A JP 2000178340 A JP2000178340 A JP 2000178340A JP 10357195 A JP10357195 A JP 10357195A JP 35719598 A JP35719598 A JP 35719598A JP 2000178340 A JP2000178340 A JP 2000178340A
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alicyclic
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polyurethane
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和夫 庄司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的強度及び透明性に優れると共に、耐光
性にも優れたポリウレタン系熱可塑性エラストマーの製
造法を提供する。 【解決手段】 (A)脂肪族又は脂環式ジイソシアネー
ト、(B)平均分子量が500〜5000の高分子量ジ
オール、及び、(C)下記の一般式(I) 又は(II)で表さ
れる脂環式ジオールを重付加反応させてなるポリウレタ
ン系熱可塑性エラストマーの製造法。 【化1】 〔式(I) 中、Xはメチレン基、イソプロピリデン基、ス
ルホン基、ケトン基、又はエーテル基を示し、式(I) 及
び(II)中、R1 及びR2 は各々独立して、炭素数2〜4
のアルキレン基を示し、m及びnは、0≦m+n≦4を
満足する正の整数である。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械的強度及び透
明性に優れると共に、耐光性にも優れたポリウレタン系
熱可塑性エラストマーの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ゴム的な軟質材料であって、加硫
工程を必要とせず、熱可塑性樹脂と同様の成形加工性を
有する、スチレン系、オレフィン系、ポリエステル系、
ポリアミド系、ポリウレタン系等の熱可塑性エラストマ
ーが、工程合理化やリサイクル等の観点から注目され、
自動車部品、家電部品、医療用機器部品、食品用機器部
品、電線、及び雑貨等の分野で広汎に使用されている。
【0003】中で、ポリウレタン系熱可塑性エラストマ
ーは、ハートセグメントがジイソシアネートとジオール
との反応によるブロックで構成され、ソフトセグメント
がポリエーテルブロックで構成されたポリエーテル型エ
ラストマー、ソフトセグメントがポリエステルブロック
で構成されたポリエステル型エラストマー等を含め各種
のものが知られ、柔軟性、ゴム弾性、透明性、機械的強
度、耐摩耗性、耐油性等に優れた熱可塑性エラストマー
として注目されている。
【0004】しかしながら、かかるポリウレタン系熱可
塑性エラストマーは、その構成単位に芳香族環を有する
ことから、機械的強度等に優れる反面、耐光性が劣り、
屋外での長期間の使用時における機械的強度の低下や変
色等の問題が指摘され、これに対して、例えば、ジイソ
シアネートとしてヘキサメチレンジイソシアネートを用
いることが提案されている(例えば、特開昭63−11
0211号公報等参照。)が、耐光性についての改良は
認められるものの、特長である機械的強度が低下した
り、該ジイソシアネートとハードセグメントを構成する
ジオールの種類によっては結晶化が起こってそれが透明
性の低下に繋がる等の新たな問題が生起したりして、耐
光性の問題は本質的には解決し得ていないのが現状であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の従来
技術に鑑みてなされたもので、機械的強度及び透明性に
優れると共に、耐光性にも優れたポリウレタン系熱可塑
性エラストマーの製造法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前述の目的
を達成すべく鋭意検討した結果、特定のジイソシアネー
トと、それとソフトセグメントを構成する特定のジオー
ル、及び、それとハードセグメントを構成する特定のジ
オールとを組み合わせて用いることにより、前記目的を
達成できることを見い出し本発明を完成したものであっ
て、即ち、本発明は、(A)脂肪族又は脂環式ジイソシ
アネート、(B)平均分子量が500〜5000の高分
子量ジオール、及び、(C)下記の一般式(I) 又は(II)
で表される脂環式ジオールを重付加反応させてなるポリ
ウレタン系熱可塑性エラストマーの製造法、を要旨とす
る。
【0007】
【化2】
【0008】〔式(I) 中、Xはメチレン基、イソプロピ
リデン基、スルホン基、ケトン基、又はエーテル基を示
し、式(I) 及び(II)中、R1 及びR2 は各々独立して、
炭素数2〜4のアルキレン基を示し、m及びnは、0≦
m+n≦4を満足する正の整数である。〕
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のポリウレタン系熱可塑性
エラストマーの製造法に用いられる(A)の脂肪族又は
脂環式ジイソシアネートとしては、具体的には、例え
ば、トリメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジ
イソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチ
ルヘキサメチレンジイソシアネート、オクタメチレンジ
イソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート、シクロヘ
キサンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト、水添キシリレンジイソシアネート、ノルボルネンジ
イソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジ
イソシアネート等の脂環式ジイソシアネートが挙げら
れ、これらは二種以上を併用してもよく、中で、ヘキサ
メチレンジイソシアネートが特に好ましい。
【0010】又、(B)の高分子量ジオールとしては、
具体的には、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレンエーテルグリコール、ポリトリメチレンエーテ
ルグリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコー
ル、ポリヘキサメチレンエーテルグリコール、エチレン
オキサイドとプロピレンオキサイドのブロック又はラン
ダム共重合体、エチレンオキサイドとテトラヒドロフラ
ンのブロック又はランダム共重合体等のポリエーテル
系、ポリカプロラクトンポリオール、ポリエチレンアジ
ペートポリオール、ポリブチレンアジペートポリオール
等のポリエステル系、1,6−ヘキサンポリカーボネー
トポリオール等のポリカーボネート系等が挙げられ、こ
れらは二種以上を併用してもよく、中で、ポリテトラメ
チレンエーテルグリコール、ポリカプロラクトンポリオ
ールが好ましく、ポリテトラメチレンエーテルグリコー
ルが特に好ましい。
【0011】そして、本発明においては、前記(B)の
高分子量ジオールは平均分子量が500〜5000であ
ることが必須であり、800〜3000であるのが好ま
しい。平均分子量が前記範囲未満では、得られるポリウ
レタン系熱可塑性エラストマーの柔軟性等が劣り、一
方、前記範囲超過では、ゴム弾性等が損なわれることと
なる。
【0012】又、(C)の脂環式ジオールとしては、前
記の一般式(I) 又は(II)で表されるものであることが必
須であり、脂肪族ジオールや芳香族ジオール、又、前記
一般式で表される以外の脂環式ジオールでは本発明の目
的を達成することが困難となる。
【0013】尚、前記の一般式(I) 及び(II)におけるシ
クロヘキサン環には、更に、メチル基等のアルキル基、
塩素、臭素等のハロゲン原子等の他の置換基が存在して
いてもよい。
【0014】ここで、これらの脂環式ジオールとして
は、具体的には、例えば、式(I) で表されるものとし
て、ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)メタン、
2,2−ビス(4’−ヒドロキシシクロヘキシル)プロ
パン、4,4’−ジヒドロキシシクロヘキシルスルホ
ン、4,4’−ジヒドロキシシクロヘキシルケトン、
4,4’−ジヒドロキシシクロヘキシルエーテル、及
び、それらのエチレンオキサイド付加物、プロピレンオ
キサイド付加物等が、又、式(II)で表されるものとし
て、1,1−シクロヘキサンジメタノール、1,2−シ
クロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジ
メタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、及
び、それらのエチレンオキサイド付加物、プロピレンオ
キサイド付加物等が、それぞれ挙げられ、これらは二種
以上を併用してもよく、中で、ビス(4−ヒドロキシシ
クロヘキシル)メタン、2,2−ビス(4’−ヒドロキ
シシクロヘキシル)プロパン、1,4−シクロヘキサン
ジメタノールが好ましく、2,2−ビス(4’−ヒドロ
キシシクロヘキシル)プロパン、1,4−シクロヘキサ
ンジメタノールが特に好ましい。
【0015】本発明のポリウレタン系熱可塑性エラスト
マーの製造法は、前記(A)の脂肪族又は脂環式ジイソ
シアネートと、前記(B)の高分子量ジオールと、前記
(C)の脂環式ジオールとを重付加反応させるに当た
り、(B)の高分子量ジオールと(C)の脂環式ジオー
ルの量比を、モル比で1:2〜1:10の範囲とし、且
つ、その(B)と(C)の合計量と(A)の脂肪族又は
脂環式ジイソシアネートの量比を、モル比で1:0.9
〜1:1.2の範囲とすることが好ましく、(B)と
(C)の量比を、モル比で1:4〜1:8の範囲とし、
その(B)と(C)の合計量と(A)の量比を、モル比
で1:0.98〜1:1.10の範囲とすることが特に
好ましい。
【0016】又、本発明のポリウレタン系熱可塑性エラ
ストマーの製造法は、前記(A)の脂肪族又は脂環式ジ
イソシアネートと前記(B)の高分子量ジオールと前記
(C)の脂環式ジオールとを一括混合し反応させる、所
謂、ワンショット法によっても、前記(A)の脂肪族又
は脂環式ジイソシアネートと前記(B)の高分子量ジオ
ールとを予め反応させ、次いで前記(C)の脂環式ジオ
ールを加えて反応させる、所謂、プレポリマー法によっ
ても、いずれでもよいが、後者プレポリマー法によるの
が好ましい。
【0017】尚、これらの反応は、常法により、例え
ば、プレポリマー法における(A)と(B)との反応
は、60〜100℃程度に加熱した(B)に(A)を加
えて、攪拌、混合し、その温度で1〜4時間程度反応さ
せ、40〜80℃程度の温度で一昼夜熟成することによ
りなされ、更に(C)との反応は、得られたプレポリマ
ーと加熱した(C)とを攪拌、混合し、130〜170
℃程度の温度で1〜3時間程度一次反応させ、次いで1
00〜150℃程度の温度で一昼夜二次反応させ、更
に、25〜30℃程度の温度で一週間程度養生すること
によりなされる。又、ワンショット法の場合、前記のプ
レポリマー法におけるプレポリマーと(C)との反応条
件と同様の条件で反応がなされる。
【0018】尚、これらの反応は、押出機等を用いる連
続式、或いは反応釜等を用いるバッチ式のいずれによっ
てもよく、必要に応じてスタナスオクトエート、ジブチ
ルチンジラウレート等の有機錫系触媒が用いられる。
【0019】本発明の製造法によって得られるポリウレ
タン系熱可塑性エラストマーは、前記(A)の脂肪族又
は脂環式ジイソシアネートと前記(B)の高分子量ジオ
ールとの重付加反応により形成されたソフトセグメント
と、前記(A)の脂肪族又は脂環式ジイソシアネートと
前記(C)の脂環式ジオールとの重付加反応により形成
されたハードセグメントとを有するものとなる。
【0020】そして、本発明の製造法によって得られる
ポリウレタン系熱可塑性エラストマーは、必要に応じ
て、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、
滑剤、帯電防止剤、防曇剤、難燃剤、着色剤等の添加
剤、炭酸カルシウム、酸化チタン、タルク、マイカ、ウ
ィスカー、ガラス繊維、炭素繊維等の充填材等を配合
し、ヘンシェルミキサー、リボンブレンダー、V型ブレ
ンダー等により均一に混合した後、一軸又は多軸押出
機、ニーダー、バンバリーミキサー、ロール等により溶
融混練して、熱可塑性樹脂や熱可塑性エラストマーにお
いて通常用いられる成形法、即ち、射出成形、押出成
形、中空成形、圧縮成形、回転成形、熱成形等の各種の
成形法により、所望の成形体に成形することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。尚、実施例及び比較例
において用いた(A)の脂肪族又は脂環式ジイソシアネ
ート、(B)の高分子量ジオール、(C)の脂環式ジオ
ールを以下に示す。
【0022】(A)脂肪族又は脂環式ジイソシアネート ヘキサメチレンジイソシアネート(旭化成工業社製
「デュラネート50M」、「HDI」と略記。) (比較例用)4,4’−ジフェニルメタンジイソシア
ネート(ダウポリウレタン日本社製「Isonate1
25M」、「MDI」と略記。)
【0023】(B)高分子量ジオール 平均分子量1000のポリテトラメチレンエーテルグ
リコール(OH価112mgKOH/g、三菱化学社製
「PTMG−1000」、「PTMG1000」と略
記。) 平均分子量2000のポリテトラメチレンエーテルグ
リコール(OH価56mgKOH/g、三菱化学社製
「PTMG−2000」、「PTMG2000」と略
記。) 平均分子量2000のポリブチレンアジペートポリオ
ール(OH価56mgKOH/g、アデカ社製「F9−
30」、「PBA」と略記。)
【0024】(C)脂環式ジオール 2,2−ビス(4’−ヒドロキシシクロヘキシル)プ
ロパン(OH価460mgKOH/g、丸善石油化学社
製「水素化ビスフェノールA」、「HBPA」と略
記。) 1,4−シクロヘキサンジメタノール(OH価770
mgKOH/g、東京化成社製、「CHDM」と略
記。) (比較例用)1,4−ブタンジオール(OH価123
0mgKOH/g、三菱化学社製、「BD」と略記。) (比較例用)2,2−ビス(4’−ヒドロキシフェニ
ル)プロパンのエチレンオキサイド付加物(OH価34
0mgKOH/g、日本乳化剤社製「BA−2グリコー
ル」、「BPA−EO」と略記。)
【0025】実施例1〜4、比較例1〜2 表1に示す各々の(A)脂肪族又は脂環式ジイソシアネ
ートと(B)高分子量ジオールとを表1に示す割合で混
合し、90℃で3時間反応させた後、熟成させてプレポ
リマーとなし、そのプレポリマーと表1に示す割合の溶
融させた(C)脂環式ジオールとを真空攪拌機のベッセ
ルに仕込み、攪拌しつつ4mmHgの減圧下で1分間脱
気し、直ちにステンレスバットに注いで150℃で1時
間反応させ、更に120℃で一昼夜反応させた後、25
℃で一週間養生することにより、ポリウレタン系熱可塑
性エラストマーを製造した。尚、プレポリマーと(C)
との反応時に全反応生成物中の含有量として1重量%と
なるように光安定剤(チバスペシャルティケミカルズ社
製「Tinuvin B75」)を添加した。
【0026】得られた各エラストマーから熱プレスによ
り厚み2mmのシートを成形し、以下に示す方法で、硬
度、引張強伸度、及び透明性を評価し、結果を表1に示
した。
【0027】硬度 JIS K7311に準拠してタイプA又はタイプDの
デュロメータ硬さを測定した。引張強伸度 JIS K7311に準拠して引張強さ及び伸びを測定
した。透明性 JIS K6714に準拠して全光線透過率を測定し
た。
【0028】一方、得られた各エラストマーから熱プレ
スにより厚み約200μmのフィルムを成形し、以下に
示す方法で耐光性を評価し、結果を表1に示した。
【0029】耐光性 JIS K7350−2に準拠して、キセノンアークラ
ンプ式耐光性試験機を用いて、ブラックパネル温度63
±2℃、相対湿度84%、水噴霧なし、の条件下にて1
000時間暴露した後の、引張強伸度を測定してそれの
暴露前に対する保持率を算出し、結果を表1に示した。
【0030】更に、色調の暴露前の色調に対する変化
を、JIS Z8730に規定されるL* * * 表色
系における色座標b* の差Δb* (下記式の「b* −b
* ' 」)、及び、下記式で表される色差ΔE* abを算出
し、結果を表1に示した。
【0031】ΔE* ab={ (L* −L* ')2 + (a*
* ')2 + (b* −b* ')2 1/2 〔式中、L* 、a* 、b* は、それぞれ暴露後の、L*
は、L* * * 表色系における明度、a* 、b* は、
* * * 表色系における色座標であり、L * ' 、a
* ' 、b* ' は、それぞれ暴露前のものである。〕
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】本発明は、機械的強度及び透明性に優れ
ると共に、耐光性にも優れたポリウレタン系熱可塑性エ
ラストマーの製造法を提供することができる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J034 BA08 CA01 CA04 CB03 CC08 CC10 CC23 CC26 CC45 CC61 CC67 CD04 DA01 DB07 DF02 DF12 DF16 DF20 DG02 DG03 DG04 DG06 DG10 DG12 DG14 HA01 HA07 HC03 HC17 HC22 HC46 HC52 HC54 HC64 HC67 HC71 HC73 QA05 QB15 RA02 RA12 RA14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)脂肪族又は脂環式ジイソシアネー
    ト、(B)平均分子量が500〜5000の高分子量ジ
    オール、及び、(C)下記の一般式(I) 又は(II)で表さ
    れる脂環式ジオールを重付加反応させてなることを特徴
    とするポリウレタン系熱可塑性エラストマーの製造法。 【化1】 〔式(I) 中、Xはメチレン基、イソプロピリデン基、ス
    ルホン基、ケトン基、又はエーテル基を示し、式(I) 及
    び(II)中、R1 及びR2 は各々独立して、炭素数2〜4
    のアルキレン基を示し、m及びnは、0≦m+n≦4を
    満足する正の整数である。〕
  2. 【請求項2】 (B)の高分子量ジオールと(C)の脂
    環式ジオールの量比を、モル比で1:2〜1:10の範
    囲とし、且つ、その(B)と(C)の合計量と(A)の
    脂肪族又は脂環式ジイソシアネートの量比を、モル比で
    1:0.9〜1:1.2の範囲とする請求項1に記載の
    ポリウレタン系熱可塑性エラストマーの製造法。
  3. 【請求項3】 (A)の脂肪族又は脂環式ジイソシアネ
    ートと(B)の高分子量ジオールとを予め反応させ、次
    いで(C)の脂環式ジオールを加えて反応させる請求項
    1又は2に記載のポリウレタン系熱可塑性エラストマー
    の製造法。
  4. 【請求項4】 (C)の脂環式ジオールが、2,2−ビ
    ス(4’−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパンである
    請求項1乃至3のいずれかに記載のポリウレタン系熱可
    塑性エラストマーの製造法。
  5. 【請求項5】 (C)の脂環式ジオールが、1,4−シ
    クロヘキサンジメタノールである請求項1乃至3のいず
    れかに記載のポリウレタン系熱可塑性エラストマーの製
    造法。
  6. 【請求項6】 (A)の脂肪族又は脂環式ジイソシアネ
    ートが、ヘキサメチレンジイソシアネートである請求項
    1乃至5のいずれかに記載のポリウレタン系熱可塑性エ
    ラストマーの製造法。
  7. 【請求項7】 (B)の高分子量ジオールが、ポリテト
    ラメチレンエーテルグリコールである請求項1乃至6の
    いずれかに記載のポリウレタン系熱可塑性エラストマー
    の製造法。
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