JP2000175824A - 飲料浸出装置 - Google Patents

飲料浸出装置

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JP2000175824A
JP2000175824A JP10361688A JP36168898A JP2000175824A JP 2000175824 A JP2000175824 A JP 2000175824A JP 10361688 A JP10361688 A JP 10361688A JP 36168898 A JP36168898 A JP 36168898A JP 2000175824 A JP2000175824 A JP 2000175824A
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hot water
container
water storage
leaching
leaching container
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JP10361688A
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Hidekatsu Nomizu
秀勝 野水
Takao Narisawa
能男 成澤
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Original Assignee
Twinbird Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浸出時の温度低下を低く抑え、湯と共に茶葉
の対流、循環長さを可及的に長くできる飲料浸出装置を
提供する。 【解決手段】 貯湯部2内の湯を吐出口22から外部に吐
出する貯湯装置1を設ける。貯湯装置1内の湯を沸かす
ヒータ20と、吐出口22の下方に着脱自在に取り付けられ
る浸出容器44を設ける。浸出容器44の下方にサーバ62を
設置する。浸出容器44の取り付け時に浸出容器44がヒー
タ20の近傍に位置するように設けることで、ヒータ20の
熱により浸出容器44及び蓋体58を室温以上の温度にする
ことができる。蓋体58に該蓋体58の中央から偏位した位
置に注湯孔59を形成すると共に、浸出容器44の取り付け
時に前記吐出口22が注湯孔59に対向して位置する。これ
により湯を注ぐと、浸出容器44内の曲面46aの部分に沿
って直径方向に湯が可及的に大きく対流、循環すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緑茶、紅茶、中国
茶の茶葉又はハーブティー等を所定時間浸出して茶液等
を得る飲料浸出装置に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来この種の飲料装置
としては、例えば特開平5−137653号公報に記載
された飲料抽出装置が公知である。これは前記公報の段
落0007,0008等に記載されているように、湯沸
しタンク内の湯を紅茶の葉を入れた抽出容器に注ぎ、所
定時間抽出した後、制御回路によって排出弁を開き、フ
ィルターで紅茶の葉を漉して茶液を飲料受け容器に注ぐ
ものである。そしてこれらの飲料抽出装置は、抽出容器
内で紅茶の葉が対流により流動して開き、風味の良い美
味な紅茶を生成するというものである。
【0003】しかしながらこの飲料抽出装置では、湯を
抽出容器に注ぐと湯温が著しく低下する。これは、湯を
注ぐ前の抽出容器の温度が室温とほぼ同じであるためで
あり、また、湯気の拡散によって、熱が抽出容器外に逃
げてしまうためである。これは、特に抽出温度を高くし
なければならない番茶、紅茶、中国茶等の茶葉から茶液
を得る場合には問題となる。
【0004】また前記従来公報においては湯沸しタンク
の給湯口が抽出容器の中央上部に配置されているので、
給湯口より給湯した際に湯の対流長さは抽出容器の半径
長さとほぼ等しくなるので対流、循環の長さが十分では
なく、この結果番茶、紅茶、中国茶等の茶葉などを十分
に抽出しにくく、茶葉をややいためやすいという問題が
ある。
【0005】さらに、前記従来公報では抽出容器の給湯
弁は給湯口に配置されているものであるが、葉茶中には
微細な粉末が含まれていることが多いので、茶葉の抽出
においては茶葉の粉末がフィルタを通過する虞があり、
該粉末が給湯弁の弁体等に付着し、これを放置すると閉
弁時に密封しにくくなるという問題が生ずる。
【0006】本発明は以上の問題点を解決し、浸出時の
温度低下を低く抑えることができる飲料浸出装置を提供
することを目的とする。また、本発明は湯と共に茶葉の
対流、循環長さを可及的に長くして茶葉などを十分に浸
出することができる飲料浸出装置を提供することを目的
とする。さらに、本発明は浸出容器の開閉弁の清掃性を
向上することで密封性を向上できる飲料浸出装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
飲料浸出装置は、貯湯部内の湯を吐出口から外部に吐出
する貯湯装置と、該貯湯装置内の湯を沸かすヒータと、
前記吐出口の下方に着脱自在に取り付けられる浸出容器
と、該浸出容器の下方に設置されるサーバよりなり、前
記浸出容器の上方開口に蓋体を着脱自在に取り付けると
共に、前記浸出容器の取り付け時に該浸出容器が前記ヒ
ータの近傍に位置するように構成したものである。
【0008】請求項1記載の本発明は以上のように構成
することにより、浸出容器を貯湯装置に取り付けると、
ヒータからの熱によって浸出容器及び蓋体は室温以上の
温度にされ、この状態で浸出容器内に湯を注ぐと、注い
だ時点での湯温の低下は低く抑えられ、また、湯気が浸
出容器外に逃げないので、経時的にも湯温の低下が低く
抑えられる。
【0009】また、請求項2記載の本発明の飲料浸出装
置は、貯湯部内の湯を吐出口から外部に吐出する貯湯装
置と、該貯湯装置内の湯を沸かすヒータと、前記吐出口
の下方に着脱自在に取り付けられる浸出容器と、該浸出
容器の下方に設置されるサーバよりなり、前記浸出容器
の側壁と底部とをほぼ連続した曲面で連結すると共に、
前記底部に貫通孔と、前記貫通孔を開閉する開閉弁を設
け、前記浸出容器内にフィルタを設け、前記蓋体に該蓋
体の中央から偏位した位置に注湯孔を形成すると共に、
前記浸出容器の取り付け時に前記吐出口が前記注湯孔に
対向して位置するように構成したものである。
【0010】請求項2記載の本発明は以上のように構成
することにより、吐出口、注湯孔を通して浸出容器内に
湯を注ぐと、浸出容器内の曲面部分に沿って直径方向に
湯が大きく対流することで茶葉が充分に流動し、浸出を
良好に行うことができる。
【0011】請求項3記載の発明の飲料浸出装置は、前
記開閉弁を、前記底部の下方に梃状に設けた腕部と、該
腕部に設けられ前記貫通孔の下端に当接して該下端を閉
塞可能な弁本体とを備え、前記貯湯装置に前記腕部を回
動駆動する駆動機構を設けたものである。
【0012】したがって、請求項3記載の発明では弁本
体が外側にあらわれるようになるので、例え茶粉が弁本
体に付着しても容易に清掃することができる。
【0013】
【発明の実施態様】以下、本発明のー実施例を図を参照
して説明する。図中1は貯湯装置であり、該貯湯装置1
は、上部に配設する貯湯部2と、該貯湯部2を支持する
ために下部に配設される台部3とで構成されている。そ
して、台部3は後述する浸出容器及びサーバをセットす
るために正面側を切り欠くようにして形成されている。
貯湯部2は、外筒部4と、該外筒部4の上縁に配置され
る肩部材5と、底部材6と、外筒部4の内側で上縁が肩
部材5の内縁と接続すると共に底部材6の上方に配置さ
れる有底筒状の貯湯容器7と、外筒部4の正面に配置さ
れる操作部8とで構成されている。外筒体4の上部に
は、把持部9が回動自在に取り付けられている。底部材
6は正面側に平坦部10がほぼ水平に形成されており、こ
の平坦部10の正面寄りに貫通孔11が縦設されている。ま
た平坦部10には、後述する浸出容器を着脱自在に取り付
けるための取付部12が形成されている。この取付部12は
平坦部10の左右にL形の突起を対向するように配置して
いる。底部材6の後部には、下方に突出した取付用の突
出部13が形成されている。突出部13の正面側には、ソレ
ノイド14と該ソレノイド14により駆動されるプランジャ
15からなる駆動機構16が取り付けられている。この駆動
機構16のプランジャ15の上部には、後述する開閉弁を開
閉するための押上片17が取り付けられている。また、平
坦部10における一対の突出部12間の後部には、水平方向
に貫通孔18が形成されている。そして、この貫通孔18に
臨んで、突出部13の内部には浸出容器検知用スイッチ19
が取り付けられている。前記貯湯容器7の側面下部に
は、該貯湯装置7内の湯を沸かすヒータ20が取り付けら
れていると共に、貯湯容器7の底部におけるやや正面側
には、出湯口21が形成されている。そして貫通孔11から
は吐出口22が下向きに突出していると共に、貫通孔11と
吐出口22との間には、シリコンゴム等のパッキン23が取
り付けられ、さらに出湯口21から吐出口22に至る吐出路
24が形成されている。前記吐出路24の途中には、止水弁
25が設けられている。止水弁25は注湯操作体26の操作に
よって開閉されるものであり、その押下部26aが操作部
8の正面に突出しており、さらに注湯操作体26の上部に
は、押圧片26bが一体に形成されている。そして押圧片
26bに対応して、操作部8内にタイマースイッチ27が取
り付けられている。したがって、押下部26aを押下する
と止水弁25を開弁すると共に、押圧片26bによりタイマ
ースイッチ27を作動するようになっている。
【0014】前記操作部8には、貯湯容器7内の水位を
表示する水位表示部28と、貯湯容器7内の湯の温度を設
定する温度設定ツマミ29と、再沸騰ボタン30と、茶葉の
浸出時間を調節するタイマーツマミ31と、前記注湯操作
体26の動きを制限して注湯可・注湯不可を切り換えるた
めのロック体32が設けられていると共に、操作部8の内
部には回路基板33が設けられている。回路基板33には、
温度設定ツマミ29、再沸騰ボタン30、タイマーツマミ31
に対応して、温度設定スイッチ34、再沸騰スイッチ35、
タイマー調節体36がそれぞれ設けられている。また、貯
湯容器7の上部開口を覆うように、蓋体37が開閉自在に
取り付けられている。
【0015】前記貯湯部2は、台部3の上部に突出部13
を結合させることで、台部3に取り付けられている。台
部3は、上面に凹部38を形成した載置部39と、この載置
部39の側部から後部寄りに形成し貯湯部2を支持するた
めの脚部40とで構成されている。脚部40の上部には、突
出部13を受ける係合凹部41が形成されている。脚部40の
正面側上部には、係合凹部41と連続して正面が矩形で窓
孔形状の切欠部42が形成されている。そして切欠部42と
突出部13との間から、押上片17の端部17aが前方に突出
している。また脚部40の後部には、交流電源接続用の電
源端子43が設けられている。
【0016】取付部12に着脱自在に取り付けられる浸出
容器44は、筒状の側壁部45と、底部46と、側壁部45の上
部に左右外側に張り出すようにして一体に設けられたリ
ブ47とで構成されている。そして側壁部45と底部46は、
ほぼ連続した湾曲した曲面46aで一体に連結されてお
り、底部46は中央へ向かうほど徐々に低くなるように形
成されており、その最低位置には貫通孔48が上下方向に
貫通して形成されている。浸出容器44の内側には、貫通
孔48を中心に取付凹部49が形成されており、この取付凹
部49にフィルタ枠50によって保持されたフィルタ51が取
り付けられている。フィルタ枠50及びフィルタ51は、中
央がやや凹んだ凹状に形成されており、取付凹部49に取
り付けた際に、底部46に対し滑らかに繋がるよう構成さ
れている。浸出容器44の下方には、貫通孔48を閉塞する
開閉弁52が取り付けられている。この開閉弁52は、梃状
に回動自在に設けた腕部53と、腕部53のほぼ中央部に形
成され底部46、ひいては取付凹部49に一体的に設けた回
動軸54と、腕部53の一方の先端上部に取り付けられ貫通
孔48を開閉する弁本体たる止水パッキン55と、腕部53の
他方の先端部側と底部46との間に介在し止水パッキン55
を閉弁するように付勢する圧縮ばね56とで構成されてい
る。腕部53は回動軸54によって浸出容器44の下方に揺動
自在に取り付けられており、圧縮ばね56によって他方の
先端側は下方に付勢されている。即ち、腕部53の一方の
先端側は上方に付勢されており、止水パッキン55を貫通
孔48に押し当てて閉塞することで止水する。そして腕部
53の他方の先端は、押上片17の端部17aの上部に位置し
ている。浸出容器44の上部開口には、蓋体58が着脱自在
に載置されており、該蓋体58はほぼ平坦に形成されてい
ると共に、蓋体58には吐出口22と対向する位置に注湯孔
59が形成されている。蓋体58は、浸出容器44を取付部12
に取り付けた際に、平坦部10と僅かなすき間を隔てて位
置する。注湯孔59は蓋体58の中心から前方に偏位して形
成されており、さらに注湯孔59から浸出容器44の挿入方
向Xに凹溝60が形成されている。注湯口59は、浸出容器
44に取り付けた際に、フィルタ51よりも外方の底部46上
に位置する。蓋体58の縁部には、挿入方向X、すなわち
後部に貫通孔18に挿入可能な突出片61が一体に形成され
ており、吐出口22の真下に注湯孔59を配置するように浸
出容器44を取り付けると突出片61がスイッチ19に当接す
るように構成されている。62はお茶の受け容器たるサー
バであり、凹部38に載置される。63はサーバ62の開口を
覆う蓋、64は把持部である。
【0017】次に前記構成について作用を説明する。蓋
体37を開き、貯湯容器7内に水を入れ蓋体37を閉じ、次
に温度設定ツマミ29を操作した後、電源端子43に図示し
ない電源プラグを接続することで、ヒータ20が通電し、
貯湯容器7内の水が加熱されて所定の温度の湯となり、
保温される。この湯で緑茶、紅茶、中国茶、ハーブティ
ー等を入れる場合、まず浸出容器44内に人数分の茶葉等
を入れると共に、蓋体58を浸出容器44の上部開口に載置
する。次にリブ47を取付部12に挿入すると共に掛けて奥
側に挿入する。この際吐出口22が平坦部10から下方に突
出しているが、凹溝60が形成されていることによって、
浸出容器44は引っかかることなく挿入できると共に、浸
出容器44を奥側まで挿入すると突出片61が貫通孔18を通
してスイッチ19を押圧し、スイッチ19が閉じた状態とな
り、浸出容器44が取り付けられた状態を検知する。この
ように浸出容器44を吐出口22の下方に取り付けたときに
おいて、浸出容器44及び蓋体58は、平坦部10とわずかな
すき間を隔ててヒータ20の近傍に位置しているので、こ
れら浸出容器44及び蓋体58は、室温よりも高い温度に保
たれる。また浸出容器44を取付部12に取り付けると、吐
出口22及び注湯孔59は浸出容器44の中心から正面側に偏
位した状態となっている。次にタイマーツマミ31によっ
てタイマー調節体36を調節し、浸出容器44内に入れた茶
葉等に適した浸出時間を設定する。この後ロック体32を
解除し、注出操作体26の押下部26aを押し下げることで
止水弁25を引き上げて開弁し、貯湯容器7内の湯を出湯
口21から吐出路24を通して吐出口22から浸出容器44内に
注ぐ。この際吐出口22及び注湯孔59は浸出容器44の中心
から偏位してフィルタ51よりも外方の底部46上に位置し
ており、吐出口22から注がれた湯は浸出容器44内に落下
した後、前方から後方へ向かって流れ、更に水面側では
後方から前方に向かって流れるように対流、循環する。
すなわち、浸出容器44内に入れた茶葉等は、浸出容器44
の直径方向にわたって湯の循環によってかき混ぜられる
ので、茶葉等を痛めることなく良好に浸出することがで
きる。そして湯はフィルタ51上でなく、底部46上に落下
するので、フィルタ51によって水流が妨げられてしまう
ことなく良好に循環する。また、浸出容器44及び蓋体58
は、室温よりも高い温度に保たれているので、浸出容器
44へ注いだ直後の湯の温度低下が低く抑えられるので高
温の湯で茶葉等を浸出することができる。更に蓋体58に
よって湯気が逃げないので、経時的にも湯温の低下が低
く抑えられる。一方、注湯操作体26の押下部26aを押し
下げると同時に押圧片26bによってタイマースイッチ27
が押圧されて閉じ、これによって計時が開始される。そ
して、予めタイマー調節体36によって設定された時間に
なると、ソレノイド14に通電してプランジャ15を上方に
移動させると、プランジャ15の移動に伴い、押上片17が
開閉弁52の腕部53の他端側を押し上げる。この作動によ
り開閉弁52の腕部53の一端側が押し下げられて回動し、
止水パッキン55が貫通孔48から離れることで、浸出容器
44の浸出液は、フィルタ51によって漉されて貫通孔48か
らサーバ62内に注がれ、このようにして茶液が得られ
る。
【0018】尚、浸出容器44を取り付けないで貯湯部2
の湯をインスタントコーヒー等に用いる場合は、載置部
39にカップ等を置いた状態で注出操作体26の押下部26a
を押し下げることで、止水弁25が開き、貯湯容器7内の
湯は出湯口21から吐出路24を通って吐出口22からカップ
等に注がれる。このとき、スイッチ19が閉じられていな
いため、タイマースイッチ27を閉じても計時は開始され
ない。
【0019】以上のように、前記実施例においては貯湯
部2内の湯を吐出口22から外部に吐出する貯湯装置1
と、該貯湯装置1内の湯を沸かすヒータ20と、前記吐出
口22の下方に着脱自在に取り付けられる浸出容器44と、
該浸出容器44の下方に設置されるサーバ62よりなり、前
記浸出容器44の上方開口に蓋体58を着脱自在に取り付け
ると共に、前記浸出容器44の取り付け時に該浸出容器44
が前記ヒータ20の近傍に位置するように構成したことに
より、浸出容器44を貯湯装置1に取り付けると、ヒータ
20からの熱によって浸出容器44及び蓋体58は室温以上の
温度にされ、この状態で浸出容器44内に湯を注ぐと、注
いだ時点での湯温の低下は低く抑えられ、また、湯気が
浸出容器44外に逃げないので、経時的にも湯温の低下が
低く抑えられ、茶葉を高温で浸出することができる。
【0020】また、貯湯部2内の湯を吐出口22から外部
に吐出する貯湯装置1と、該貯湯装置1内の湯を沸かす
ヒータ20と、前記吐出口22の下方に着脱自在に取り付け
られる浸出容器44と、該浸出容器44の下方に設置される
サーバ62よりなり、前記浸出容器44の側壁45と底部46と
をほぼ連続した曲面46aで連結すると共に、前記底部46
に貫通孔48と、前記貫通孔48を開閉する開閉弁52を設
け、前記浸出容器44内にフィルタ51を設け、前記蓋体58
に該蓋体58の中央から偏位した位置に注湯孔59を形成す
ると共に、前記浸出容器44の取り付け時に前記吐出口22
が前記注湯孔59に対向して位置するように構成したこと
により、吐出口22、注湯孔59を通して浸出容器44内に湯
を注ぐと、浸出容器44内の曲面46aの部分に沿って直径
方向に湯が可及的に大きく対流、循環することで茶葉が
充分に流動し、浸出を良好に行うことができる。また、
湯と共に茶葉が大きく対流、循環することにより、茶葉
のいたみを少なくして良好に浸出することができる。
【0021】さらに、前記開閉弁52は、前記底部46の下
方に梃状に設けた腕部53と、該腕部53に設けられ前記貫
通孔48の下端に当接して該下端を閉塞可能な止水パッキ
ン55とを備え、前記貯湯装置1に前記腕部53を回動駆動
する駆動機構16を設けたものであるので、止水パッキン
55や腕部53等が外側にあらわれるようになるので、例え
茶葉の粉末が止水パッキン55や腕部53等に付着しても容
易に清掃することができるので、メンテナンスを容易に
行うことができ、これによって密封性を向上させること
ができる。
【0022】しかも、前記腕部53を回動駆動する駆動機
構16をソレノイド14式とし、該駆動機構16を、湯を収容
する浸出容器44とは別体の貯湯装置1に設けたことによ
り、漏電等の虞も一掃することができる。
【0023】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、種々の変形が可能である。例えば、本例では
フィルタを浸出容器の底部に取り付けたが、器状のフィ
ルタを浸出容器内に取り付けるようにしてもよい。ま
た、蓋体を平坦部に接するようにしてもよいし、この場
合、熱伝導により一層浸出容器の温度を高くすることが
できる。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の飲料浸出装置
は、貯湯部内の湯を吐出口から外部に吐出する貯湯装置
と、該貯湯装置内の湯を沸かすヒータと、前記吐出口の
下方に着脱自在に取り付けられる浸出容器と、該浸出容
器の下方に設置されるサーバよりなり、前記浸出容器の
上方開口に蓋体を着脱自在に取り付けると共に、前記浸
出容器の取り付け時に該浸出容器が前記ヒータの近傍に
位置するように構成したものであり、浸出容器を貯湯装
置に取り付けると、ヒータからの熱によって浸出容器及
び蓋体は室温以上の温度にされ、この状態で浸出容器内
に湯を注ぐと、注いだ時点での湯温の低下は低く抑えら
れ、また、湯気が浸出容器外に逃げないので、経時的に
も湯温の低下が低く抑えられるので、高温で浸出する必
要のある茶葉から美味な茶液を得ることができるばかり
でなく、温かい茶液を飲用することができる。
【0025】また、請求項2記載の本発明の飲料浸出装
置は、貯湯部内の湯を吐出口から外部に吐出する貯湯装
置と、該貯湯装置内の湯を沸かすヒータと、前記吐出口
の下方に着脱自在に取り付けられる浸出容器と、該浸出
容器の下方に設置されるサーバよりなり、前記浸出容器
の側壁と底部とをほぼ連続した曲面で連結すると共に、
前記底部に貫通孔と、前記貫通孔を開閉する開閉弁を設
け、前記浸出容器内にフィルタを設け、前記蓋体に該蓋
体の中央から偏位した位置に注湯孔を形成すると共に、
前記浸出容器の取り付け時に前記吐出口が前記注湯孔に
対向して位置するように構成したものであり、吐出口、
注湯孔を通して浸出容器内に湯を注ぐと、浸出容器内の
曲面の部分に沿って湯が可及的に大きく対流、循環する
ことで茶葉が充分に流動するので、より一層美味な茶液
を得ることができると共に、茶葉をいためることなく浸
出することができる。
【0026】請求項3記載の発明の飲料浸出装置は、前
記開閉弁を、前記底部の下方に梃状に設けた腕部と、該
腕部に設けられ前記貫通孔の下端に当接して該下端を閉
塞可能な弁本体とを備え、前記貯湯装置に前記腕部を回
動駆動する駆動機構を設けたものであり、弁本体等が外
側にあらわれるようになるので、容易に清掃することが
でき、メンテナンスを簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のー実施例を示す全体の縦断面図であ
る。
【図2】本発明のー実施例を示す全体の正面図である。
【図3】本発明のー実施例を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
1 貯湯装置 2 貯湯部 16 駆動機構 20 ヒータ 21 吐出口 44 浸出容器 45 側壁部 46 底部 46a 曲面 48 貫通孔 51 フィルタ 52 開閉弁 53 腕部 55 止水パッキン(弁本体) 58 蓋体 59 注湯孔 62 サーバ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯湯部内の湯を吐出口から外部に吐出す
    る貯湯装置と、該貯湯装置内の湯を沸かすヒータと、前
    記吐出口の下方に着脱自在に取り付けられる浸出容器
    と、該浸出容器の下方に設置されるサーバよりなり、前
    記浸出容器の上方開口に蓋体を着脱自在に取り付けると
    共に、前記浸出容器の取り付け時に該浸出容器が前記ヒ
    ータの近傍に位置するように構成したことを特徴とする
    飲料浸出装置。
  2. 【請求項2】 貯湯部内の湯を吐出口から外部に吐出す
    る貯湯装置と、該貯湯装置内の湯を沸かすヒータと、前
    記吐出口の下方に着脱自在に取り付けられる浸出容器
    と、該浸出容器の下方に設置されるサーバよりなり、前
    記浸出容器の側壁と底部とをほぼ連続した曲面で連結す
    ると共に、前記底部に貫通孔と、前記貫通孔を開閉する
    開閉弁を設け、前記浸出容器内にフィルタを設け、前記
    蓋体に該蓋体の中央から偏位した位置に注湯孔を形成す
    ると共に、前記浸出容器の取り付け時に前記吐出口が前
    記注湯孔に対向して位置するように構成したことを特徴
    とする飲料浸出装置。
  3. 【請求項3】 前記開閉弁は、前記底部の下方に梃状に
    設けた腕部と、該腕部に設けられ前記貫通孔の下端に当
    接して該下端を閉塞可能な弁本体とを備えると共に、前
    記貯湯装置に前記腕部を回動駆動する駆動機構を設けた
    ことを特徴とする請求項2記載の飲料浸出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110870664A (zh) * 2018-08-31 2020-03-10 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 下料组件、烹饪器具、运行控制方法和计算机存储介质

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