JP2000175487A - 電動式油圧作業機の制御回路 - Google Patents

電動式油圧作業機の制御回路

Info

Publication number
JP2000175487A
JP2000175487A JP10342936A JP34293698A JP2000175487A JP 2000175487 A JP2000175487 A JP 2000175487A JP 10342936 A JP10342936 A JP 10342936A JP 34293698 A JP34293698 A JP 34293698A JP 2000175487 A JP2000175487 A JP 2000175487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
circuit
relay
switch
switching valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10342936A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3389516B2 (ja
Inventor
Hiroyasu Nishikawa
裕康 西川
Yoshihiro Ikeda
芳広 池田
Nobuaki Matoba
信明 的場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Caterpillar Mitsubishi Ltd, Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd filed Critical Caterpillar Mitsubishi Ltd
Priority to JP34293698A priority Critical patent/JP3389516B2/ja
Publication of JP2000175487A publication Critical patent/JP2000175487A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3389516B2 publication Critical patent/JP3389516B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor And Converter Starters (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 三相誘導モータを油圧回路の駆動源とする電
動式油圧作業機において、該電動モータのスターデルタ
起動回路がスター回路状態のとき、油圧アクチュエータ
の作動を制限する。 【解決手段】 油圧操作系への圧油供給のロック、ロッ
ク解除をする電磁切換え弁27を設け、該電磁切換え弁
27のロック解除側への切換えを、スター回路状態から
デルタ回路状態になるまで制限するための手段を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部電源から電力
供給を受けてスターデルタ起動方式で駆動される三相誘
導電動モータを油圧駆動の動力源とする電動式油圧作業
機の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来技術】一般に、トンネル作業等のように換気が悪
く排気ガス対策を採らなければならないような作業現場
では、排気ガスを発生する内燃エンジンを使用した油圧
式作業機械の持ち込みは憚られ、その駆動源として、外
部電源から電力供給を受けて駆動する電動モータを採用
することがあるが、この様な電動モータとして、スター
デルタ起動方式で駆動される三相誘導電動モータを採用
し、これを搭載した電動式油圧ショベルを例として検討
してみる。このものは一般的に、図2、図3に示すよう
な構成をしている。つまり、1はクローラ式の下部走行
体、2は該下部走行体1に旋回自在に設けられる上部旋
回体、3は上部旋回体2に俯仰自在に設けられるバケッ
ト式のフロントアタッチメントであって、ブーム4、ア
ーム5、バケット6、ブーム4の俯仰揺動をするブーム
シリンダ4a、アーム5の前後揺動をするアームシリン
ダ5a、バケット6の前後揺動をするバケットシリンダ
6aを用いて構成されている。また7は下部走行体1に
取り付けたケーブルリール、8は該ケーブルリール7に
巻き取り巻き出し自在に巻装される電源ケーブルであ
る。そして該電源ケーブル8は図示しない外部電源に接
続され、同じく図示しないスリップリングを介して上部
旋回体2に設けた後述の三相誘導式の交流電動モータ9
に対して電力供給をするようになっている。
【0003】図4に、前記一般的な電動式油圧ショベル
の油圧回路を示すが、ここにおいて、10はメインポン
プ、11はサブポンプ、12はパイロットポンプであっ
て、これらポンプ10、11、12は、前記電動モータ
9を駆動源として駆動する設定になっている。また、1
3は油タンク、14は上部旋回体2を旋回するための油
圧式の旋回モータ、15、16は下部走行体1に設けら
れる同じく油圧式の左右走行モータ、17は旋回モータ
14等の油圧式モータおよび前記ブームシリンダ4a等
のシリンダから構成される各油圧アクチュエータに対し
て圧油供給の制御をするコントロールバルブユニット、
18は下部走行体1と上部旋回体2との旋回結合部に設
けられたロータリジョイントである。また、19はケー
ブルリール7を正逆回転するための油圧式のリール用モ
ータ、20は該リール用モータ19にサブポンプ11か
らの圧油供給の制御をするためのリール駆動回路であ
る。さらに21〜26はコントロールバルブユニット1
7の各方向切換え弁の切換え制御をするためのリモコン
弁、27はリモコン弁への圧油供給の入り切りをするた
めの電磁切換え弁、28はパイロット回路に設けられた
リリーフ弁である。
【0004】図5に電動式油圧ショベルの始動、停止を
行うための従来の電気制御回路を示し、図6に電動モー
タ9の一般的な起動回路を示すが、図5において、29
は電気制御回路の交流電源をON−OFFするためのメ
インスイッチ、30は交流電源を直流電源に変換するた
めのAC/DC変換器、31はオペレータが操作する始
動・停止スイッチであって、これらは交流電源の一方の
回路から直列接続されており、これによって始動・停止
スイッチ31には直流電流が供給されるように設定され
ている。始動・停止スイッチ31には、第一切換え位置
にセットした場合に通電状態となるC端子、第二、第三
の何れの切換え位置にセットした場合に通電状態となる
R端子、第三切換え位置にセットした場合に通電状態と
なるS端子が設けられている。そしてC端子には電気的
な回路接続はないが、S端子は、第一リレーR1と後述
する第四リレーR4の常時開のスイッチ接点(a接点)
R4aとが直列に接続されている。またR端子には、第
二リレーR2とオフレディタイプの第二タイマリレーT
R2とが並列の関係で接続されているが、この第二タイ
マリレーTR2は、さらにAC/DC変換器30からの
直流電源が供給されるように配線されている。32は油
圧操作系の入り切りをする油圧ロックスイッチであっ
て、該油圧ロックスイッチ32は前記第二タイマリレー
TR2から電流供給がなされるよう接続され、そしてロ
ック端子Lに第四タイマリレーR4が、ロック解除端子
ULに前記油圧ロック用電磁切換え弁27のソレノイド
がそれぞれ接続されている。
【0005】一方、前記第一リレーR1の常時開のスイ
ッチ接点R1aと、後述の第六リレーR6の常時開のス
イッチ接点R6aとがメインスイッチ29のAC/DC
変換器30が接続される側の配線に対して並列の関係で
接続され、そしてこれらスイッチ接点R1a、R6a
は、第二リレーR2の常時開のリレー接点R2a、並び
に第六リレーR6が直列接続される回路と、電動モータ
9の始動・停止回路33とに並列の関係で接続されてい
る。この始動・停止回路33は、三相誘導モータの始動
をする所謂スターデルタ起動回路で構成される。つま
り、第一タイマリレーTR1が接続する回路34と、前
記第一タイマリレーTR1の常時閉のスイッチ接点(b
接点)TR1b、後述するデルタ回路用リレーMCDの
常時閉のスイッチ接点MCDb、そしてスター回路用リ
レーMCSが直列接続される回路35と、第一タイマリ
レーTR1の常時開のスイッチ接点TR1a、スター回
路用リレーMCSの常時閉のスイッチ接点MCSb、デ
ルタ回路用リレーMCDが直列接続される回路36と、
電動モータ9の電力供給用リレーMCMが接続される回
路37とが並列となるよう接続されている。また、図6
の電動モータ9の駆動回路であるが、38は主電源スイ
ッチ、MCMaは前記電力供給用リレーMCMの常時開
のスイッチ接点、MCDaはデルタ回路用リレーMCD
の常時開のスイッチ接点、MCSaはスター回路用リレ
ーMCSの常時開のスイッチ接点である。
【0006】そして、前記図5に示す従来のものでは、
始動・停止スイッチ31を第一切換え位置(停止位置)
にセットした状態で、メインスイッチ29をONして電
源投入をすると、交流電源がAC/DC変換器30によ
り直流電源に変換され、この直流電源が始動・停止スイ
ッチ31と第二タイマリレーTR2とに供給される。こ
の状態から始動・停止スイッチ31を第二切換え位置に
セットすると、端子Rからの電流が、第二リレーR2に
供給されて励磁し、そのスイッチ接点R2aをON(閉
成)すると共に、第二タイマリレーTR2に電流供給さ
れてこれがON状態になる。ここで油圧ロックスイッチ
32をロック側に切換えると、第四リレーR4が励磁さ
れ、そのスイッチ接点R4aがONに切換わる。この状
態で、始動・停止スイッチ31を第三切換え位置に切換
えると、前記端子Rからの電源供給は維持(つまりスイ
ッチ接点R2a、R4aが共にONに維持)された状態
で、さらに端子Sから電流供給がなされ、これによって
第一リレーR1が励磁し、そのスイッチ接点R1aがO
Nに切換わる。この結果、第六リレーR6に電流供給さ
れることになって、そのスイッチ接点R6aがONとな
り、該回路が自己保持される一方で、始動・停止回路3
3に電流供給がなされ、第一タイマリレーTR1がタイ
マ始動すると共に、スター回路用リレーMCS、電力供
給用リレーMCMがそれぞれ励磁して対応するスイッチ
接点を切換え、これに基づいて図6の電力供給用リレー
MCMおよびスター回路用リレーMCSの各スイッチ接
点MCMa、MCSaがONに切換わり、而して電動モ
ータ9はスター回路状態で起動する。この状態で、前記
第一タイマリレーTR1が予め設定されるタイマ時間に
達すると、回路35に設けたスイッチ接点TR1bがO
FF(開成)に切換わってスター回路用リレーMCSに
対する電流供給が断たれる一方で、回路36に設けたス
イッチ回路TR1aがONになってデルタ回路用リレー
MCDに電流供給がなされ、これによって電動モータ9
の駆動回路はスター回路からデルタ回路に切換わって安
定した定常運転に入ることになる。そしてこの定常運転
状態において、油圧ロックスイッチ32をロック位置か
らロック解除位置に切換えると、油圧ロック用の電磁切
換え弁27が励磁され、リモコン弁21〜26を操作す
ることで対応するコントロールバルブが切換わって各ア
クチュエータに圧油供給がなされ、電動式の油圧ショベ
ルの運転ができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
ものでは、電動モータ9は、第一タイマリレーTR1の
設定タイマ時間に達するまではスター回路で駆動するこ
とになり、この間、油圧ロックスイッチ27をロック解
除側に操作して作業機の運転ができるが、スター回路で
駆動しているあいだは、電動モータの回転が立上がる途
中の不安定状態であるので、その際に、電動モータ9に
負荷が働くと、過大な電流が流れて電気機器を損傷する
惧れがあるばかりでなく、電動モータの回転が変化して
いるときでもあるため、オペレータの意思に反した圧油
供給がなされてアクチュエータの動きが急激に変化する
惧れがあって操作性が悪いという問題があり、ここに本
発明の解決すべき課題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、第一の発明は、外部電源からの電
力の供給を受けてスターデルタ起動方式で駆動される三
相誘導電動モータを油圧駆動の動力源とし、操作器操作
による油圧操作系の油圧駆動をするように構成した電動
式油圧作業機において、前記油圧操作系への圧油供給の
ロック、ロック解除をする電磁切換え弁を設け、該電磁
切換え弁をロックするための接点信号と、電動モータの
デルタ回路切換えのための接点信号とにより自己保持す
る接点信号を設け、油圧操作系をロック解除する接点信
号と上記自己保持の接点信号との理論積により、油圧操
作系の電磁切換え弁をロック解除すべく励磁して油圧操
作系の操作を可能とする電動式油圧作業機の制御回路で
ある。また第二の発明は、外部電源からの電力の供給を
受けてスターデルタ起動方式で駆動される三相誘導電動
モータを油圧駆動の動力源とし、操作器操作による油圧
操作系の油圧駆動をするように構成した電動式油圧作業
機において、前記油圧操作系への圧油供給のロック、ロ
ック解除をする電磁切換え弁を設け、該電磁切換え弁に
対するロック解除信号の出力を、電動モータへの電力供
給がスター回路からデルタ回路に切換えるまでのあいだ
は制限するのためロック解除制限手段を設けたことを特
徴とするものである。そしてこのように構成することに
よって、スター回路状態では、仮令ロック解除状態に切
換えてもロック解除できないようにして、スター回路状
態での油圧操作系の操作ができないようにしたものであ
る。また、第二発明において、電磁切換え弁に対するロ
ック、ロック解除信号の出力は油圧ロックスイッチの切
換えにより行うものとし、かつロック解除制限手段は、
スター回路の状態で油圧ロックスイッチをロック解除側
に切換えた場合のロック解除信号の出力については、デ
ルタ回路の状態になっても一旦は油圧ロックスイッチを
ロック側に切換えることを条件として実行する設定にな
っているものにできる。そしてこのようにした場合に
は、スター回路状態でロック解除操作をしたときに、モ
ータ駆動回路がデルタ回路状態に切換わっても不用意に
ロック解除状態に切換わることを回避して、油圧操作系
の意図しない作動がないようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次ぎに、本発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明するが、図2、3に示される
電動式油圧ショベル、図4に示す油圧システム、そして
図6に示す電動モータのスターデルタ起動回路について
は、前述した従来例のものと変更がないのでその詳細は
省略する。そして図1に本発明の実施の形態の電気制御
回路を示すが、ここにおいて、図5において付されたも
のと同じ引出し符号のものについては変更がなく、ま
た、回路中のリレーR1、R2、R4、R6、タイマリ
レーTR1、TR2、MCS、MCD、MCM自体の配
線構成についても変更はないのでこれらの詳細は省略す
る。さらにまた、回路35に設けられる第一タイマリレ
ーTR1の常時閉のスイッチ接点(図5ではTR1b)
については、後述するものと区別するためTR1b1と
し、回路36に設けられる常時開のスイッチ接点(図5
ではTR1a)については、同じく後述するものと区別
するためTR1a1とし、さらに第六リレーR6が接続
する回路に直列接続される第二リレーR2の常時開のス
イッチ接点については、同じく後述するものと区別する
ためR2a1としたが、これらについての配線構造につ
いては変更がないのでその詳細を省略する。
【0010】さて、前記油圧ロックスイッチ32のロッ
ク側端子Lに接続される第四リレーR4には、第三リレ
ーR3と第一タイマリレーTR1の常時開のスイッチ接
点TR1a3とを直列接続した回路38が並列になる関
係で接続されている。また、ロック解除端子ULと電磁
切換え弁27とのあいだには、後述する第五リレーR5
の常時開のスイッチ接点R5a2および第一タイマリレ
ーTR1の常時開のスイッチ接点TR1a2が直列接続
された回路39と、第二リレーR2の常時閉のスイッチ
接点R2bおよび第一タイマリレーTR1の常時閉のス
イッチ接点TR1b2が直列接続された回路40とが並
列の関係で接続されている。一方、前記第五リレーR5
は、始動・停止スイッチ31と並列となる回路41に接
続されるが、該第五リレーR5は、第二リレーR2の常
時開となるスイッチ接点R2a2が直列接続され、さら
にこのものに、第三リレーR3の常時開のスイッチ接点
R3aと第五リレーR5の常時開のスイッチ接点R5a
1とが並列接続されたものに接続されていて第三リレー
R3との関係で自己保持回路を構成している。
【0011】叙述の如く構成されたものにおいて、前述
したようにメインスイッチ29をONすると共に、始動
・停止スイッチ31を第三切換え位置にセットすること
で、第一リレーR1、第六リレーR6、第一タイマリレ
ーTR1に通電され、スター回路状態で電動モータ9の
始動・停止回路に電圧が印加されて電動モータ9が起動
する。そしてこのとき、第一タイマリレーTR1の設定
タイマ時間内に油圧ロックスイッチ32をロック解除位
置に切換えた場合、回路39は、第五リレーR5の通電
がないためスイッチ接点R5a2がOFF、第一タイマ
リレーTR1は設定タイマ時間内であるからスイッチ接
点TR1a2がOFFになって開成(回路断)状態とな
り、また回路40についても、第一タイマリレーTR1
のスイッチ接点TR1b2は設定タイマ時間内であるた
めONであるが、第二リレーR2が通電状態であるため
スイッチ接点R2bはOFFで開成状態となり、この結
果、ロック解除端子ULから電磁切換え弁27への回路
は断たれることになって、仮令油圧ロックスイッチ32
をロック解除側に切換えても通電されず非励磁状態のま
まとなるから、操作レバーを操作してもアタッチメント
が動くことはなく、このようにして本発明のロック解除
制限手段が構成されている。そしてこのロック解除状態
のまま第一タイマリレーTR1の設定タイマ時間を経過
した場合、回路38ではスイッチ接点TR1a3がON
に切換わるものの、油圧ロックスイッチ32はロック解
除状態であるから第三リレーR3が励磁することはな
く、また、回路39においてはスイッチ接点TR1a2
がONに変わるものの第五リレーR5が未だ励磁されて
いないのでスイッチ接点R5a2はOFFとなって開成
状態になり、さらに回路40も開成状態のままとなって
アクチュエータの作動はできない。
【0012】これに対し、油圧ロックスイッチ32をロ
ック側に切換え(本発明の「電磁切換え弁をロックする
ための接点信号」に相当する)、かつ第一タイマリレー
TR1が設定タイマ時間に達すると、回路38のスイッ
チ接点TR1a3がONに切換わって(本発明の「電動
モータのデルタ回路切換えのための接点信号」に相当す
る)第三リレーR3が励磁し、これによって回路41の
スイッチ接点R3aがONになって第五リレーR5が励
磁され、これに伴いスイッチ接点R5a1がONになっ
て該回路41が自己保持される。このとき回路39のス
イッチ接点R5a2もON(本発明の「自己保持する接
点信号」に相当する)になり、この状態が保持される。
そして再び油圧ロックスイッチ32をロック解除側に切
換える(本発明の「ロック解除する接点信号」に相当す
る)と、回路39は、前述したように第五リレーR5の
励磁でスイッチ接点R5a2がONになっており、かつ
第一タイマリレーTR1の設定タイマ時間の経過でスイ
ッチ接点TR1a2がONとなって閉成(回路続)状態
となっていて通電される(理論積)から、電磁切換え弁
27は励磁されて油路を開とし、これによって操作レバ
ーの操作によるアクチュエータの作動ができる。
【0013】このように、本発明が実施された形態のも
のでは、第一タイマリレーTR1の設定タイマ時間を経
過する前のスター回路状態のときには、油圧ロックスイ
ッチ32をロック解除側に切換えても電磁切換え弁27
への電流供給はなされずロック状態に維持される結果、
アクチュエータの作動はできず、そして該タイマ時間が
経過して安定したデルタ回路状態になった以降、油圧ロ
ックスイッチ32をロック解除側に操作することで漸く
電磁切換え弁27への通電がなされて励磁し、これによ
って油圧操作系は圧油供給がなされてアクチュエータの
作動ができることになり、この結果、従来のように電動
モータ9が回転を立ち上げているスター回路状態でアク
チュエータが作動する不具合を回避できる。
【0014】しかもこのものでは、第一タイマリレーT
R1の設定タイマ時間が経過する前に油圧ロックスイッ
チ32をロック解除側に切換えた場合に、該油圧ロック
スイッチ32を一旦ロック側に切換えてから再度ロック
解除側に操作しない限りは、仮令設定タイマ時間が経過
してもアクチュエータが作動しないから、設定タイマ時
間が経過したことに伴い突然にアクチュエータ作動がな
されてしまうという不具合が無く、操作性が向上する。
【0015】因みにこのものでは、始動・停止スイッチ
31を第一切換え位置にセットして機体を停止させる
と、第二リレーR2、第六リレーR6がOFF状態とな
って電動モータ9への始動停止回路への電圧印加がなく
なって電動モータ9は停止する。この場合に、第二リレ
ーR2および第一タイマリレーTR1が非励磁状態にな
ることで、回路40のスイッチ接点R2b、TR1b2
がONとなって該回路40は閉成状態になっていると共
に、第二タイマリレーTR2へのスタート信号がOFF
となり、これによって該第二タイマリレーTR2の設定
タイマ時間内は油圧ロックスイッチ32に対して電源供
給がなされる設定になり、これによって、油圧ロックス
イッチ32をロック解除位置に操作すると回路40を経
由して電磁切換え弁27が励磁され、この状態でリモコ
ン弁を操作すると、コントロールバルブ17が作動し、
シリンダの圧抜きや作業アームを下げることができる設
定になっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の制御回路図である。
【図2】電動式油圧ショベルの側面図である。
【図3】電動式油圧ショベルの平面図である。
【図4】電動式油圧ショベルの油圧回路図である。
【図5】従来の制御回路図である。
【図6】電動モータのスターデルタ起動回路を示す回路
図である。
【符号の説明】
9 電動モータ 27 電磁切換え弁 31 始動・停止スイッチ 32 油圧ロックスイッチ 33 始動・停止回路 R1〜R6 リレー TR1、2 タイマリレー MCS スター回路用リレー MCD デルタ回路用リレー MCM 電力供給用リレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 的場 信明 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 Fターム(参考) 2D003 AA01 AB07 BA01 CA02 DA03 DA04 5H570 AA23 BB08 BB09 CC05 DD03 FF01 HA05 JJ18 KK08 MM07 PP10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部電源からの電力の供給を受けてスタ
    ーデルタ起動方式で駆動される三相誘導電動モータを油
    圧駆動の動力源とし、操作器操作による油圧操作系の油
    圧駆動をするように構成した電動式油圧作業機におい
    て、前記油圧操作系への圧油供給のロック、ロック解除
    をする電磁切換え弁を設け、該電磁切換え弁をロックす
    るための接点信号と、電動モータのデルタ回路切換えの
    ための接点信号とにより自己保持する接点信号を設け、
    油圧操作系をロック解除する接点信号と上記自己保持の
    接点信号との理論積により、油圧操作系の電磁切換え弁
    をロック解除すべく励磁して油圧操作系の操作を可能と
    する電動式油圧作業機の制御回路。
  2. 【請求項2】 外部電源からの電力の供給を受けてスタ
    ーデルタ起動方式で駆動される三相誘導電動モータを油
    圧駆動の動力源とし、操作器操作による油圧操作系の油
    圧駆動をするように構成した電動式油圧作業機におい
    て、前記油圧操作系への圧油供給のロック、ロック解除
    をする電磁切換え弁を設け、該電磁切換え弁に対するロ
    ック解除信号の出力を、電動モータへの電力供給がスタ
    ー回路からデルタ回路に切換えるまでのあいだは制限す
    るのためロック解除制限手段を設けたことを特徴とする
    電動式油圧作業機の制御回路。
  3. 【請求項3】 請求項2において、電磁切換え弁に対す
    るロック、ロック解除信号の出力は油圧ロックスイッチ
    の切換えにより行うものとし、かつロック解除制限手段
    は、スター回路の状態で油圧ロックスイッチをロック解
    除側に切換えた場合のロック解除信号の出力について
    は、デルタ回路の状態になっても一旦は油圧ロックスイ
    ッチをロック側に切換えることを条件として実行する設
    定になっている電動式油圧作業機の制御回路。
JP34293698A 1998-12-02 1998-12-02 電動式油圧作業機の制御回路 Expired - Fee Related JP3389516B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34293698A JP3389516B2 (ja) 1998-12-02 1998-12-02 電動式油圧作業機の制御回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34293698A JP3389516B2 (ja) 1998-12-02 1998-12-02 電動式油圧作業機の制御回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000175487A true JP2000175487A (ja) 2000-06-23
JP3389516B2 JP3389516B2 (ja) 2003-03-24

Family

ID=18357670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34293698A Expired - Fee Related JP3389516B2 (ja) 1998-12-02 1998-12-02 電動式油圧作業機の制御回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3389516B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006033954A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Fujita Corp 電動機の始動装置
JP2006246631A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 電動式油圧作業機械の制御回路
JP2012102524A (ja) * 2010-11-10 2012-05-31 Hitachi Constr Mach Co Ltd 電動式建設機械の制御機構および制御方法
CN103154513A (zh) * 2010-08-04 2013-06-12 卡特彼勒全球矿业Hms有限公司 用于启动液压运行的工作机械中的电机的方法
JP2014118773A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Hitachi Constr Mach Co Ltd 電動式建設機械
CN104320040A (zh) * 2014-11-10 2015-01-28 吐鲁番地区万隆电气有限公司 抽油机三角形启动星形运行节能控制柜及其控制方法
CN114086625A (zh) * 2021-11-05 2022-02-25 柳州柳工挖掘机有限公司 电动挖掘机

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006033954A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Fujita Corp 電動機の始動装置
JP2006246631A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 電動式油圧作業機械の制御回路
CN103154513A (zh) * 2010-08-04 2013-06-12 卡特彼勒全球矿业Hms有限公司 用于启动液压运行的工作机械中的电机的方法
CN103154513B (zh) * 2010-08-04 2015-10-14 卡特彼勒全球矿业Hms有限公司 用于启动液压运行的工作机械中的电机的方法
JP2012102524A (ja) * 2010-11-10 2012-05-31 Hitachi Constr Mach Co Ltd 電動式建設機械の制御機構および制御方法
JP2014118773A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Hitachi Constr Mach Co Ltd 電動式建設機械
KR101744368B1 (ko) * 2012-12-18 2017-06-07 히다찌 겐끼 가부시키가이샤 전동식 건설 기계
CN104320040A (zh) * 2014-11-10 2015-01-28 吐鲁番地区万隆电气有限公司 抽油机三角形启动星形运行节能控制柜及其控制方法
CN114086625A (zh) * 2021-11-05 2022-02-25 柳州柳工挖掘机有限公司 电动挖掘机
CN114086625B (zh) * 2021-11-05 2023-03-24 柳州柳工挖掘机有限公司 电动挖掘机

Also Published As

Publication number Publication date
JP3389516B2 (ja) 2003-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2700755B1 (en) Electromotive drive device of construction machine
JP5304236B2 (ja) 建設機械の旋回ブレーキ装置
KR20130135227A (ko) 전동식 건설 기계
JP2006246631A (ja) 電動式油圧作業機械の制御回路
WO2019208369A1 (ja) 電動式作業機械
JP3389516B2 (ja) 電動式油圧作業機の制御回路
JP2010156136A (ja) 建設機械の旋回ブレーキ装置
WO2012039083A1 (ja) 旋回駆動制御装置
JP2000104291A (ja) 建設機械の誤動作防止装置
JP6212005B2 (ja) 建設機械の電源遮断装置
JP3774014B2 (ja) 油圧作業機械の制御装置
JP2916305B2 (ja) 作業機のインターロック装置
JP3253406B2 (ja) 自動冷機運転の安全装置
JP2744176B2 (ja) 作業機の安全装置
JP2570400Y2 (ja) 高所作業車の制御装置
JP2005307491A (ja) 作業車用誤操作防止装置
JP4455297B2 (ja) 建設機械の駆動装置
JPS6030318Y2 (ja) バツテリ−フオ−クリフト
JPH05125746A (ja) 作業機の油圧パイロツト回路
JPH023519Y2 (ja)
JP2541738Y2 (ja) 高所作業車の制御装置
JP3295522B2 (ja) 電動回転式地盤掘削機
JP2005307791A (ja) 作業車用誤操作防止装置
JP2005307492A (ja) 作業車用誤操作防止装置
JP2023031434A (ja) 電動式作業機械

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021204

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees