JP2010156136A - 建設機械の旋回ブレーキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中立流しによる旋回停止方式をとることを前提として、ブレーキ作動を遅延させることによる弊害を除去し、掘削作業とクレーン作業といった作業の種類等に応じて適正なブレーキ作動を得る。
【解決手段】コントロールバルブ10の中立復帰時において、コントローラ31と電磁比例減圧弁32とにより、ショベル作業時には、メカニカルブレーキである旋回ブレーキ12の作動を遅らせて中立流しによる油圧ブレーキによって減速し、クレーン作業時にはこの遅延時間を短くして旋回ブレーキ12を早く作動させるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は所謂中立流しの旋回停止方式をとる油圧ショベル等の建設機械の旋回ブレーキ装置に関するものである。
油圧ショベルを例にとって背景技術を説明する。
図2において、1はクローラ式の下部走行体、2はこの下部走行体1上に縦軸Oまわりに旋回自在に搭載された上部旋回体で、この上部旋回体2に、ブーム3、アーム4及びバケット5を備えた作業アタッチメント6が装着される。
この油圧ショベルにおける従来の旋回ブレーキ装置を含む旋回回路の構成を図3に示す。
同図において、7はメイン油圧源としてのメインポンプ、8はこのメインポンプ7からの圧油により回転する旋回モータ(油圧モータ)、9はこの旋回モータ8を駆動源とする旋回駆動装置(図ではモータ軸9aと旋回ギヤ9bのみを示す)で、この旋回駆動装置9によって図2の上部旋回体2が旋回駆動される。
旋回モータ8とメインポンプ7及びタンクTとの間に、油圧パイロット式の切換弁であるコントロールバルブ10が設けられ、このコントロールバルブ10によって旋回モータ8に対する圧油の給排(旋回モータ8の回転/停止、回転方向、回転速度)が制御される。
一方、コントロールバルブ10を操作する旋回操作手段としてのリモコン弁11と、コントロールバルブ10の中立状態で旋回駆動装置9にブレーキ力を加えて上部旋回体2を機械的に停止、保持するメカニカルブレーキである旋回ブレーキ12と、この旋回ブレーキ12の作動を制御するブレーキ切換弁13と、旋回ブレーキ12の油圧源(図示省略しているがリモコン弁11の一次圧源でもある)としてのサブポンプ14とが設けられている。
リモコン弁11の二次側は、左右旋回用のパイロットライン15,16を介してコントロールバルブ10の両側パイロットポート10a,10bに接続され、リモコン弁11の操作量に応じたパイロット圧がコントロールバルブ10に加えられて同バルブ10が中立、左旋回、右旋回各位置イ,ロ,ハ間で作動する。
また、両パイロットライン15,16は、シャトル弁17及び切換弁パイロットライン18を介してブレーキ切換弁13のパイロットポート13aにも接続されている。
これにより、ブレーキ切換弁13がリモコン弁11(コントロールバルブ10)の操作に連動して、旋回操作時にはサブポンプ14からの油圧を旋回ブレーキ12に供給するブレーキ解除位置イに、旋回停止操作時には(リモコン弁11及びコントロールバルブ10の中立時)には旋回ブレーキ12に対する圧油の供給を停止するブレーキ位置ロにそれぞれセットされる。
旋回ブレーキ12は、伸縮作動によってブレーキ作動及びブレーキ解除作動を行うブレーキシリンダ(油圧シリンダ)19と、このブレーキシリンダ19の伸長作動時に旋回駆動装置9に接触してブレーキ力を発揮するブレーキ体20とを備えている。
ブレーキシリンダ19は、加圧されないときはバネ力によってブレーキ作動し、加圧時にバネに抗してブレーキ解除するネガティブブレーキとして構成されている。
このブレーキシリンダ19の油圧室19aは、ブレーキ切換弁13のブレーキ位置ロで開通するタンク通路21を介して、バネ室19bは直接、それぞれタンクTに通じるタンクライン22に接続されている。
図3中、23,24はコントロールバルブ10と旋回モータ8とを結ぶモータ両側管路、25,26はこのモータ両側管路23,24間に相対向して設けられたブレーキ弁としてのリリーフ弁、27,28はキャビテーション防止用のチェック弁である。
この旋回回路において、旋回中にリモコン弁11を中立復帰させると、コントロールバルブ10が中立位置イに戻り、旋回モータ8に対する圧油の供給が停止する一方、リリーフ弁25または26のリリーフ作動によって減速作用(油圧ブレーキ)が働く。
これにより、上部旋回体2が慣性により回転しながら徐々に停止する所謂「中立流し」による旋回停止作用が行われ、停止後は、理論的にはコントロールバルブ10での油のブロック作用によって停止保持される。
但し、この旋回停止状態で、旋回モータ8やコントロールバルブ10での油のリークによって停止保持作用が不確実となり、傾斜地等では動き出すおそれがある。
このため、上記のように旋回駆動装置9に機械的なブレーキ力を付与する旋回ブレーキ12が併用され、確実な旋回停止及び停止保持作用を得ることとしている。
この場合、「中立流し」に入った直後に旋回ブレーキ12を作動させると、上部旋回体2が急激に停止し、構造物及び旋回駆動装置9の破損のおそれがある。
そこで、「中立流し」方式をとる油圧ショベルにおいては、一般に、特許文献1に示されるように旋回回路に遅延手段(たとえばタイマと電磁切換弁)を設け、コントロールバルブ10の中立復帰から一定時間、中立流し状態を確保して減速させた後に旋回ブレーキ12を作動させて上部旋回体2を停止させかつ停止状態に保持する構成をとっている。
実開昭60−91648号公報
最近の油圧ショベルでは、本来の掘削作業だけでなく、クレーン作業(吊り作業)を行うことが可能となっている。
たとえば作業モードとしてショベルモードとクレーンモードが用意され、クレーンモードが選択されたときには、通常のクレーンに装備されているML(モーメントリミッタ)機能を働かせたり、旋回、走行速度をショベルモードよりも低下させたりする制御が行われる。
ここで、クレーン作業では、ショベル(掘削)作業での旋回のように「中立流し」を行わず、むしろ吊荷の位置調整等で僅かに旋回作動させたい場合が多い。
ところが、公知技術では旋回停止操作時に必ず遅延作用が行われ、遅延時間中は旋回ブレーキ12による停止保持作用が働かないため、吊荷の位置合わせができずに作業能率が悪くなったり、万が一傾斜地でクレーン作業が行われた場合に、吊荷が勝手に動き出したりする等の弊害が生じるおそれがある。
また、遅延時間は一定不変であるため、作業内容やオペレータの好みによってはブレーキ作動が必ずしも適正ではなく、操作性が悪くなるという問題もあった。
そこで本発明は、ショベル作業とクレーン作業といった作業の種類等に応じて適正なブレーキ作動を得ることができる建設機械の旋回ブレーキ装置を提供するものである。
請求項1の発明は、油圧ポンプからの圧油により回転駆動される旋回モータと、旋回操作手段により切換操作されて上記旋回モータに対する圧油の給排を制御するコントロールバルブと、上記旋回モータを駆動原として旋回体を旋回駆動する旋回駆動装置と、上記コントロールバルブの中立状態で上記旋回駆動装置にブレーキ力を加えて上記旋回体を機械的に停止させかつ停止状態に保持するメカニカルブレーキである旋回ブレーキと、上記コントロールバルブの旋回位置からの中立復帰時に上記旋回ブレーキの作動を遅延させる遅延手段とを備え、この遅延手段による遅延時間内で油圧ブレーキ作用によって減速させるように構成された建設機械の旋回ブレーキ装置において、遅延制御手段により、上記遅延手段による遅延時間を選択し得るように構成されたものである。
請求項2の発明は、請求項1の構成において、上記遅延制御手段は、上記遅延時間を無段連続的に選択し得るように構成されたものである。
請求項3の発明は、請求項1または2の構成において、オペレータの操作により、作業モードを、ショベル作業を行うショベルモードと、クレーン作業を行うクレーンモードを含む複数種類のうちから選択するモード選択手段が設けられ、遅延制御手段は、上記遅延時間を、上記ショベル、クレーン両モードに応じて自動的に、かつ、クレーンモードでショベルモードよりも短く設定するように構成されたものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの構成において、旋回ブレーキは、伸縮作動によってブレーキ作動及びブレーキ解除作動を行うブレーキシリンダを備え、このブレーキシリンダと、同シリンダの油圧源及びタンクとを結ぶブレーキ回路に、遅延制御手段によって開度が制御される遅延手段としての電磁比例減圧弁が設けられたものである。
本発明によると、遅延制御手段により、遅延手段(請求項4では電磁比例減圧弁)による旋回ブレーキ作動までの遅延時間を選択し得るため、作業の種類等に応じて適正な遅延時間を選択することにより、たとえばクレーン作業時には速やかにブレーキ作動させて吊荷の位置合わせ作業を可能とするとともに、傾斜地でのクレーン作業時に不測の旋回を防止する等、作業の能率と安全性を向上させることができる。
この場合、遅延時間の選択は、請求項2の発明のように無段連続的としてもよいし、段階的としてもよい。前者によれば、遅延時間を作業内容やオペレータの好みに応じてより細かく、かつ、正確に対応させることができる。
また、請求項3の発明によると、作業モードを、ショベルモード及びクレーンモードを含む複数種類の作業モードのうちから選択できる油圧ショベルにおいて、遅延時間を、ショベル、クレーン両モードに応じて自動的に、かつ、クレーンモードでショベルモードよりも短く設定するため、遅延時間を手動で変更する場合のように、変更操作忘れや誤操作のおそれがない。
請求項4の発明によると、遅延手段として電磁比例減圧弁を用いているため、とくに遅延時間を無段連続的に選択し得る構成をとる場合に適する。
本発明の実施形態を図1によって説明する。
実施形態において、次の基本構成は図3に示す従来技術と同じである。なお、従来技術と異なる要素には図3と異なる符号を付している。
(A)メインポンプ7を油圧源とする旋回モータ8の回転により、旋回駆動装置9を介して図2の上部旋回体2が旋回駆動される点。
(B)旋回モータ8とメインポンプ7及びタンクTとの間に、油圧パイロット式の切換弁であるコントロールバルブ10が設けられ、このコントロールバルブ10によって旋回モータ8に対する圧油の給排(旋回モータ8の回転/停止、回転方向、回転速度)が制御される点。
(C)コントロールバルブ10を操作する旋回操作手段としてのリモコン弁11と、コントロールバルブ10の中立状態で旋回駆動装置9にブレーキ力を加えて上部旋回体2を機械的に停止保持するメカニカルブレーキである旋回ブレーキ12と、この旋回ブレーキ12の作動を制御するブレーキ切換弁29と、旋回ブレーキ12の油圧源(リモコン弁11の一次圧源でもある)としてのサブポンプ14とが設けられている点。
(D)リモコン弁11の二次側は、左右旋回用のパイロットライン15,16を介してコントロールバルブ10の両側パイロットポート10a,10bに接続され、リモコン弁11の操作量に応じたパイロット圧がコントロールバルブ10に加えられて同バルブ10が中立、左旋回、右旋回各位置イ,ロ,ハ間で作動する点。
(E)両パイロットライン15,16は、シャトル弁17及び切換弁パイロットライン18を介してブレーキ切換弁29のパイロットポート29aにも接続され、ブレーキ切換弁29がリモコン弁11の操作に連動して、リモコン弁11の操作時にはサブポンプ14からの油圧を旋回ブレーキ12に供給するブレーキ解除位置イに、リモコン弁11の非操作時(中立時)には旋回ブレーキ12に対する圧油の供給を停止するブレーキ位置ロにそれぞれセットされる点。
(F)ブレーキシリンダ19は、加圧されないときはバネ力によってブレーキ作動し、加圧時にバネに抗してブレーキ解除するネガティブブレーキとして構成されている点。
(G)コントロールバルブ10と旋回モータ8とを結ぶモータ両側管路23,24間に、「中立流し」のためのブレーキ弁としてのリリーフ弁25,26とキャビテーション防止用のチェック弁27,28とが設けられている点。
以上の構成を前提として、ブレーキ切換弁29は、図示のように開通位置イとブロック位置ロとを有し、リモコン弁11の操作時に開通位置イに切換わる。
このブレーキ切換弁29とブレーキシリンダ19の油圧室19aとを結ぶブレーキ管路30に、遅延制御手段としてのコントローラ31によって制御される電磁比例減圧弁(以下、単に比例弁という)32が設けられている。
コントローラ31には、シャトル弁17の出口側でリモコン弁11のパイロット圧を検出する圧力センサ33からの圧力信号と、モード選択スイッチ34からの信号が入力される。
モード選択スイッチ34は、作業モードをショベルモードとクレーンモードの二種類(またはこの二モードを含む複数種類)のうちから選択し、コントローラ31、または図示しない別の制御手段により、たとえばクレーンモードで、通常のクレーンに搭載されているのと同様のモーメントリミッタの機能を働かせたり、旋回、走行速度をショベルモードよりも低下させたり、エンジン回転数を低下させたりする等、選択された作業モードに応じた制御を行わせる。
ところで、油圧ショベルには、図2中に示すように運転席35に通じる乗降口を開閉するゲートレバー36が設けられ、オペレータの操作によってこのゲートレバー36が開いた状態で機械の油圧動作を停止させる油圧ロック作用が働くように構成されている。
油圧ロックは、たとえばサブポンプ14から各油圧アクチュエータ用のリモコン弁にパイロット一次圧を供給するラインを遮断してコントロールバルブの作動を停止させることによって行われる。
この実施形態では、このゲートレバー36の開閉をたとえばリミットスイッチ等のゲートレバースイッチ37で検出し、同スイッチ37からのゲートレバー開き信号をもコントローラ31に入力するように構成されている。38は電源である。
次にこれら圧力信号、モード信号、ゲートレバー信号に基づくコントローラ31の作用を含めたこの旋回ブレーキ装置の作用を説明する。
リモコン弁11が操作されると、圧力センサ33からの圧力信号に基づくコントローラ31からの電気信号によって比例弁32が励磁され、ブレーキ切換弁29を介して送られるサブポンプ14からの圧油がブレーキシリンダ19の油圧室19aに供給される。
これにより、ブレーキシリンダ19がバネに抗して縮小作動して旋回ブレーキ12が解除されるため、旋回駆動装置9によって上部旋回体2が旋回する。
一方、リモコン弁11が中立復帰すると、ブレーキ切換弁29がブレーキ位置ロに切換わってブレーキシリンダ19に対する圧油の供給が停止する。
上記作用を前提として、コントローラ31によりモード信号及びゲートレバー信号に基づいて次の作用が行われる。
(i)モード選択スイッチ34がショベルモードを選択したとき
比例弁32の開度が相対的に小さく設定され、ブレーキシリンダ19の油圧室19aの圧力が、ショベルモードについて設定された時間(遅延時間)をかけて、比例弁32を通じてタンクTに戻される。
これにより、リモコン弁11(コントロールバルブ10)の中立復帰から一定時間、油圧ブレーキにより減速されながら中立流しを行った後に旋回ブレーキ12が作動し、上部旋回体2が旋回停止、保持される。このため、中立流し状態からの急ブレーキによって構造物や旋回駆動装置9の破損を防止することができる。
(ii)モード選択スイッチ34がクレーンモードを選択したとき
比例弁32が全開状態とされ、ブレーキシリンダ19の油圧室19aの圧力が遅延時間無しでタンクTに戻される。
これにより、クレーン作業時には、リモコン弁11の中立復帰後、速やかにブレーキ作動させて吊荷の位置合わせ作業を可能とするとともに、傾斜地でのクレーン作業時に不測の旋回を防止する等、作業の能率と安全性を向上させることができる。
(iii)ゲートレバー36が開いて油圧ロック作用が働いたとき
ショベルモードが選択されていても、また仮にリモコン弁11が操作中であっても、コントローラ31から比例弁32への励磁電流が停止し、比例弁32が全開状態となる。
これにより、ブレーキシリンダ19の圧力が即座にタンクTに抜けて旋回ブレーキ12が作動状態となる。
このため、クレーン作業中に危険事態を未然に回避したい場合や、周囲の作業者に緊急の指示を出したい場合等に、油圧ロック操作(ゲートレバー開き操作)を行うことにより、即時に旋回ブレーキ12が働き、構造物や旋回駆動装置の保護に優先して旋回を緊急停止させることができる。
他の実施形態
(1)上記実施形態では、サブポンプ14からの圧油をブレーキ切換弁29と電磁比例減圧弁32とを介してブレーキシリンダ19に供給する構成をとったが、ブレーキ切換弁29を省略し、圧油を電磁比例減圧弁32のみを介してブレーキシリンダ19に供給する構成をとってもよい。
但し、電磁比例減圧弁32及びその電気信号に異常が生じる可能性があるため、安全のため上記実施形態の構成をとるのが望ましい。
(2)上記実施形態では、クレーンモードでブレーキ作動までの遅延時間を0とする構成をとったが、0以上でショベルモードよりも短い時間に設定するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、ショベルモードで比例弁32の開度を絞ることによってブレーキ作動を遅延させる構成をとったが、比例弁32を全閉状態から遅延時間経過後に全開させてブレーキ作動させる構成をとってもよい。
この場合、比例弁32に変えて電磁切換弁を用いてもよい。
(4)ブレーキ作動までの遅延時間を、選択されたモードに応じて変えるのではなく、オペレータのスイッチ操作やダイヤル操作によって遅延時間を段階的に、または無段連続的に変える構成をとってもよい。
あるいは、上記実施形態と組み合わせ、ショベル、クレーン両モードの一方または双方において、遅延時間をスイッチやダイヤルによって調整できるようにしてもよい。
本発明の実施形態にかかる旋回ブレーキ装置を含む旋回回路図である。 本発明の適用対象例である油圧ショベルの概略側面図である。 従来の旋回回路図である。
符号の説明
2 上部旋回体
7 旋回モータの油圧源としてのメインポンプ
8 旋回モータ
9 旋回駆動装置
10 コントロールバルブ
11 旋回操作手段としてのリモコン弁
12 旋回ブレーキ
19 旋回ブレーキを構成するブレーキシリンダ
19a ブレーキシリンダの油圧室
19b 同バネ室
20 旋回ブレーキを構成するブレーキ体
25 油圧ブレーキ作用を行うリリーフ弁
29 ブレーキ切換弁
31 遅延制御手段としてのコントローラ
32 遅延手段としての電磁比例減圧弁
33 圧力センサ
34 モード選択手段としてのモード選択スイッチ

Claims (4)

  1. 油圧ポンプからの圧油により回転駆動される旋回モータと、旋回操作手段により切換操作されて上記旋回モータに対する圧油の給排を制御するコントロールバルブと、上記旋回モータを駆動原として旋回体を旋回駆動する旋回駆動装置と、上記コントロールバルブの中立状態で上記旋回駆動装置にブレーキ力を加えて上記旋回体を機械的に停止させかつ停止状態に保持するメカニカルブレーキである旋回ブレーキと、上記コントロールバルブの旋回位置からの中立復帰時に上記旋回ブレーキの作動を遅延させる遅延手段とを備え、この遅延手段による遅延時間内で油圧ブレーキ作用によって減速させるように構成された建設機械の旋回ブレーキ装置において、遅延制御手段により、上記遅延手段による遅延時間を選択し得るように構成されたことを特徴とする建設機械の旋回ブレーキ装置。
  2. 上記遅延制御手段は、上記遅延時間を無段連続的に選択し得るように構成されたことを特徴とする請求項1記載の建設機械の旋回ブレーキ装置。
  3. オペレータの操作により、作業モードを、ショベル作業を行うショベルモードと、クレーン作業を行うクレーンモードを含む複数種類のうちから選択するモード選択手段が設けられ、遅延制御手段は、上記遅延時間を、上記ショベル、クレーン両モードに応じて自動的に、かつ、クレーンモードでショベルモードよりも短く設定するように構成されたことを特徴とする請求項1または2記載の建設機械の旋回ブレーキ装置。
  4. 旋回ブレーキは、伸縮作動によってブレーキ作動及びブレーキ解除作動を行うブレーキシリンダを備え、このブレーキシリンダと、同シリンダの油圧源及びタンクとを結ぶブレーキ回路に、遅延制御手段によって開度が制御される遅延手段としての電磁比例減圧弁が設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の建設機械の旋回ブレーキ装置。
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