JP2000174261A - 化合物半導体装置 - Google Patents

化合物半導体装置

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JP2000174261A JP10342562A JP34256298A JP2000174261A JP 2000174261 A JP2000174261 A JP 2000174261A JP 10342562 A JP10342562 A JP 10342562A JP 34256298 A JP34256298 A JP 34256298A JP 2000174261 A JP2000174261 A JP 2000174261A
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    • H01L29/20Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by the materials of which they are formed including, apart from doping materials or other impurities, only AIIIBV compounds
    • H01L29/2003Nitride compounds

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  • Junction Field-Effect Transistors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化合物半導体装置に関し、化合物半導体にお
けるピンニング効果の解除、界面準位密度の低減、及
び、オーミック抵抗の低減を簡単な製造装置構成によっ
て行う。 【解決手段】 化合物半導体層2の表面を、2原子層以
上の厚さの少なくともGaSを含む層3で覆うととも
に、少なくともGaSを含む層3の少なくも一部をGa
N層4で覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化合物半導体装置に
関するものであり、特に、化合物半導体MISFET等
における界面準位密度を低減させるとともに、コンタク
ト抵抗を低減するための界面保護膜の構成に特徴のある
化合物半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】MESFET(ショットキーバリアゲー
トFET)やHEMT(高電子移動度トランジスタ)等
の化合物半導体電界効果型トランジスタやHBT(ヘテ
ロ接合バイポーラトランジスタ)等の化合物半導体装置
は、高周波動作素子として用いられており、高周波応用
の一つとして、例えば、携帯電話基地局の送信用パワー
増幅器に用いる高出力FETや、携帯電話用のマイクロ
波やミリ波での増幅器があり、さらには、光通信用の信
号処理回路等に応用が期待される。
【0003】しかし、化合物半導体装置においては、S
iに対するSiO2 膜のような界面準位密度の低い絶縁
膜界面を形成することが困難であった。例えば、GaA
sに対する絶縁膜としてはSiN、SiO2 、或いは、
Ga2 3 等の絶縁膜が検討されたが、GaAsにはピ
ンニング(pinning)を引き起こす独特の界面準
位が存在するので、界面準位密度を低減することが困難
であり、そのため、GaAs等のIII-V族化合物半導体
においてはMISFETは実用化されず、MESFET
やHEMT構造で界面の問題を回避してきた。なお、化
合物半導体における通常の界面準位密度は、1013〜1
14eV-1cm-2程度である。
【0004】ここで、図7(a)を参照して、GaAs
におけるピンニング効果を説明する。 図7(a)参照 図7(a)は、金属とn型GaAsとを接合させた場合
のバンドダイヤグラムであり、GaAsに対しどの様な
金属を接合させた場合にも、詳細な因果関係は判明して
いないものの、ピンニング効果により金属の種類によら
ない一定のバンドベンディングがあり、それによってバ
リアハイトは一定になって半導体/金属界面に整流特性
が生じ、n型GaAsへのオーミックコンタクトの抵抗
が高くなる傾向がある。
【0005】この様なピンニング効果を改善するため
に、GaAsの表面を(NH4 2 x やNa2 Sの溶
液中で処理してGaAs表面のダングリング・ボンドを
S(硫黄)により終端処理(ターミネート)することや
(必要ならば、特開平4−199518号公報参照)、
或いは、GaAs表面をH2 Sガスによって処理し、G
aAs表面のダングリング・ボンドをSによりターミネ
ートすること(必要ならば、特開平2−170417号
公報参照)が知られている。
【0006】この様に、GaAs表面のダングリング・
ボンドをSによりターミネートすることによって形成さ
れたGa−S結合によって表面が安定化され、PL(フ
ォトルミネッセンス)強度の増加や、バリアハイトの金
属仕事関数依存性がもたらされることになるので、この
事情を図7(b)を参照して説明する。
【0007】図7(b)参照 図7(b)は、n型GaAsの表面をSによってターミ
ネートしたのち、金属を接合させた場合のバンドダイヤ
グラムであり、ターミネートにより形成されたGaSの
存在によりn型GaAs表面のピンニングが解除される
ため、金属の仕事関数を反映したショットキーバリアが
形成され、バリアハイトが低くなる金属、例えば、Ti
を選択するとn型GaAs表面におけるバンドベンディ
ングが小さくなり、金属とn型GaAsとがGaSにお
けるトンネル電流を介してオーミックに接続されること
になる。
【0008】しかし、この様なSによるターミネートに
より形成されたGaS層は1原子層(モノレーヤ)と極
端に薄い膜であるため、S処理により安定化した表面を
そのまま安定に保持することが困難であるという問題が
ある。例えば、S処理を施したGaAs表面に、表面保
護膜としてSiN膜やSiO 2 膜を堆積させた場合、P
L強度が著しく減少して、ピンニングを解除する効果が
減少してしまうという問題がある。
【0009】また、S処理を施したGaAsの表面に金
属を堆積させてオーミック電極を形成する場合、熱処理
に伴って金属とGaAsとが反応してショットキー特性
が急激に変化して、オーミック電極の形成と同時にピン
ニングを解除する効果が減少してしまうという問題があ
る。
【0010】この様な、S処理における安定性、特に、
熱的安定性を改善するために、本発明者等は、ターシャ
リブチルガリウムサルファキュベン〔((t−Bu)G
aS)4 〕の昇華により形成した30nm程度の厚いア
モルファスGaS層をゲート絶縁膜として用いることに
よってGaAs表面のピンニングを解除し、化合物半導
体MISFETを構成することを提案している(必要な
らば、特開平10−98185号公報参照)。なお、G
aS層はGaAsとの格子不整を緩和するためにアモル
ファス状としているが、GaSを結晶化させた場合に
は、組成比が1:1の立方晶系の構造をとる。
【0011】さらに、本発明者等は、この様な厚いGa
S層によるピンニングの解除をオーミック電極の形成の
ために用いることも提案しているので(必要ならば、特
願平9−351633号参照)、この様な改良型MIS
FETを図8を参照して説明する。
【0012】図8(a)参照 図8(a)は、従来の改良型MISFETの断面図であ
り、まず、半絶縁性GaAs基板61上に、MOVPE
法(有機金属気相成長法)を用いてC(炭素)濃度が3
×1015cm-3で厚さが300nm(=3000Å)の
- 型GaAsチャネル層62をエピタキシャル成長さ
せたのち、固体原料であるターシャリブチルガリウムサ
ルファキュベンを真空中で昇華させることによって、厚
さ5nm〜20nmのGaS層63を堆積させ、次い
で、プラズマ励起型CVD法によって厚さ50nmのS
iN層64を堆積させる。
【0013】次いで、レジストパターン(図示せず)を
マスクとして、バッファードフッ酸を用いてエッチング
を行って露出するSiN層64を選択的に除去してソー
ス・ドレイン電極を形成するための開口部を形成したの
ち、レジストパターンを除去し、次いで、新たなレジス
トパターン(図示せず)を用いたリフトオフ法によっ
て、Ti/Pt/Au層からなるゲート電極66、ソー
ス電極67、及び、ドレイン電極68を形成することに
よって化合物半導体MISFETの基本構造が完成す
る。なお、この場合のゲート絶縁膜65は、GaS層6
3とSiN層64との2層構造となる。
【0014】この様な改良型MISFETにおいては、
モノレーヤに比べてかなり厚いGaS層を介してソース
電極67及びドレイン電極68を設けているので、p-
型GaAsチャネル層62の表面におけるピンニング効
果が解除されたままとなり、その結果、低抵抗のオーミ
ックコンタクトを形成することができる。
【0015】この場合のコンタクト抵抗率のGaSの膜
厚依存性は既に上記の特願平9−351633号におい
て開示しているが、改めて、この事情を図8(b)を参
照して説明する。 図8(b)参照 図8(b)は、GaAs上にGaS層の膜厚を変えてT
i電極を形成したのち、300℃において10分熱処理
した場合のコンタクト抵抗率(Ω・cm2 )を測定した
結果を示す図であり、膜厚が0Åの高抵抗のショットキ
ーバリアから、準ショットキーバリア(schottk
y like)を経て、150Å(=15nm)程度に
おける抵抗率が最低になり、膜厚が20nm程度で再び
準ショットキーバリアとなり、それ以上では、高抵抗の
絶縁膜となる。したがって、GaS層の膜厚を適宜選択
することによって、絶縁膜としても、コンタクト抵抗を
低減するための膜としても使用できるものである。な
お、この場合のGaS層の膜厚は、堆積時の膜厚であ
り、熱処理によりTiと反応した反応層がTi電極側に
形成されて、実際の膜厚はこの数値よりも低減している
ものと考えられる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平10−
98185号公報において開示されているMISFET
の様に、GaS層のみによってゲート絶縁膜を構成した
場合、ゲート絶縁膜となるGaS層を薄くすると、Ga
S層の絶縁耐圧が低いためにMIS構造部において大き
なリーク電流が流れるという問題がある。
【0017】また、図8(a)に示した改良型MISF
ETにおいては、オーミック電極を形成するための熱処
理工程において、GaS層と金属電極との反応が進行し
てオーミックの特性が最も良くなる膜厚に応じた熱処理
時間範囲があり、反応しすぎると特性が悪化するという
問題があるので、GaS層を絶縁膜及びコンタクト抵抗
を低減するための膜として同時に用いた場合には、Ga
S層の膜厚については、絶縁膜用とコンタクト抵抗の低
減用とは、互いにトレードオフの関係になり、採用する
膜厚が問題となり、さらに、熱処理時間にも問題がある
ので、プロセスの自由度が制限されるという問題があ
る。
【0018】さらに、図8(a)に示した改良型MIS
FETにおいては、GaS層とSiN層とを堆積させる
ための成長装置が全く異なるため、製造装置構成が複雑
化し、それに伴って製造工程数が増加するので、スルー
プットが低下するという問題がある。
【0019】したがって、本発明は、化合物半導体にお
けるピンニング効果の解除、界面準位密度の低減、及
び、オーミック抵抗の低減を簡単な製造装置構成によっ
て行うことを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理的構
成の説明図であり、この図1を参照して本発明における
課題を解決するための手段を説明する。 図1参照 (1)本発明は、化合物半導体装置において、化合物半
導体層2の表面を、2原子層以上の厚さの少なくともG
aSを含む層3で覆うと共に、少なくともGaSを含む
層3の少なくとも一部をGaN層4で覆ったことを特徴
とする。
【0021】この様に、化合物半導体層2の表面を少な
くともGaSを含む層3で覆うことによって界面準位密
度を低減するとともにピンニングを解除し、且つ、その
膜厚を2原子層以上の厚さにすることによって、熱的安
定性を高めることができるとともに、図8(b)から明
らかなようにコンタクト抵抗を低減することができる。
なお、「少なくともGaSを含む層3」とは、GaS層
自体、AlGaS層或いはGaSSe層等のIII-VI族
化合物半導体層、或いは、これらに他の金属元素が混入
した層を意味する。
【0022】さらに、この少なくともGaSを含む層3
をSiN層の代わりにGaN層4で覆うことによって製
造装置を共通化することができ、それによって製造工程
が簡素化してスループットが向上する。特に、半絶縁性
化合物半導体基板1上に化合物半導体層2を成長させる
場合、化合物半導体層2、少なくともGaSを含む層
3、及び、GaN層4を同じ製造装置を用いて製造する
ことができる。
【0023】また、この少なくともGaSを含む層3を
GaN層4で覆うことによって、プラズマアッシング工
程等における少なくともGaSを含む層3の剥離を防止
することができるとともに、オーミック電極を設ける場
合に、少なくともGaSを含む層3の膜厚を最適範囲に
制御することが容易になる。
【0024】(2)また、本発明は、上記(1)におい
て、GaN層4を少なくともGaSを含む層でさらに被
覆したことを特徴とする。
【0025】一般に、GaN層4を少なくともGaSを
含む層3上に厚く堆積させることは容易ではないので、
GaN層4の上に少なくともGaSを含む層をさらに設
けることによって、全体の厚さを厚くすることができ、
それによって、絶縁耐圧を高めることができる。
【0026】(3)また、本発明は、上記(1)におい
て、GaN層4を少なくともGaSを含む層でさらに被
覆すると共に、少なくともGaSを含む層の表面をGa
N層でさらに被覆したことを特徴とする。
【0027】この様に、最上層をGaN層にすることに
よって、プラズマアッシング工程等における剥離等の少
なくともGaSを含む層のプロセス不安定性を改善する
ことができる。
【0028】(4)また、本発明は、上記(1)乃至
(3)のいずれかにおいて、少なくともGaSを含む層
3に接する化合物半導体層2が、III-V族化合物半導体
層であることを特徴とする。
【0029】この様に、少なくともGaSを含む層3の
S(硫黄)により表面のダングリング・ボンドをターミ
ネートさせる対象の化合物半導体としては、界面準位密
度の低減が困難なInx Aly Ga1-x-y Asw 1-W
やナイトライド系化合物半導体等のIII-V族化合物半導
体が好適である。
【0030】(5)また、本発明は、上記(1)乃至
(4)のいずれかにおいて、少なくとも一つのオーミッ
ク電極を、化合物半導体層2に接する少なくともGaS
を含む層3に接するように設けたことを特徴とする。
【0031】この様に、表面を被覆するGaN層4を除
去して露出した少なくともGaSを含む層3の表面にソ
ース電極7及びドレイン電極8等のオーミック電極を設
けることによって、少なくともGaSを含む層3の膜厚
を堆積時の条件で精度良く制御することができるので、
コンタクト抵抗を再現性良く低減することができる。な
お、HBT等に適用する場合には、例えば、ベース電極
のみを少なくともGaSを含む層3の表面に設け、エミ
ッタ電極或いはコレクタ電極は化合物半導体層2の表面
に直接設けても良い。
【0032】(6)また、本発明は、上記(1)乃至
(4)のいずれかにおいて、少なくとも一つのオーミッ
ク電極を、化合物半導体層2に接する少なくともGaS
を含む層3を覆うGaN層4に接するように設けたこと
を特徴とする。
【0033】上述の様に、GaN層4の厚さは一般に薄
いので、GaN層4の表面に電極を設けても、トンネル
電流を介して電極と化合物半導体層2がオーミックに接
続され、それによって、コンタクトホールの形成工程を
必要としないので製造工程数を削減することができる。
【0034】(7)また、本発明は、上記(5)または
(6)において、GaN層4の内の最上層の表面に非オ
ーミック電極を設けて金属−絶縁体−半導体構造を構成
したことを特徴とする。
【0035】この様に、少なくともGaSを含む層3と
GaN層4の積層構造を用いることにより、低抵抗のソ
ース電極7及びドレイン電極8等のオーミック電極と、
界面準位密度が低く且つ絶縁耐圧に優れた金属−絶縁体
−半導体構造(MIS構造)を同時に構成することがで
きるので、MIS型化合物半導体装置の実現が可能にな
る。なお、この場合のゲート絶縁膜5は、少なくともG
aSを含む層3とGaN層4の積層構造膜となる。
【0036】
【発明の実施の形態】ここで、図2を参照して、本発明
の第1の実施の形態のMISFETの製造工程を説明す
る。 図2(a)参照 まず、半絶縁性GaAs基板11上に、MOVPE法を
用いて、厚さが、例えば、300nmで、炭素濃度が、
例えば、3×1015cm-3のチャネル層となるp- 型G
aAs層12を成長させたのち、チャンバー内に収納し
た固体原料であるターシャリブチルガリウムサルファキ
ュベンを、350〜500℃、例えば、350℃の基板
温度において昇華させることによって、厚さが、2原子
層〜20nm、例えば、10nmのアモルファス状態の
GaS層13成長させる。
【0037】引き続いて、同じチャンバー内で、基板温
度を400〜450℃、例えば、400℃とした状態
で、TEGa(トリエチルガリウム)を0.25scc
m、及び、350Wの高周波電力によって励起した窒素
ラジカルを1sccm流すことによって、GaS層13
上に、厚さが、0.5〜5nm、例えば、5nmのGa
N層14を成長させる。なお、この場合のGaN層14
の成長速度は、約20〜40nm/時である。
【0038】図2(b)参照 次いで、ソース・ドレイン領域に対応する開口部16を
設けたレジストパターン15をマスクとしてホットH3
PO4 を用いたウェット・エッチングを施すことによっ
て、GaN層14を選択的に除去してGaS層13を露
出させる。
【0039】図2(c)参照 次いで、レジストパターン15を除去したのち、ゲート
電極及びソース・ドレイン電極に対応する開口部を有す
る新たなレジストパターン17を設け、全面に、厚さ
が、例えば、10nmのTi膜、厚さが、例えば、30
nmのPt膜、及び、厚さが、例えば、300nmのA
u膜を順次堆積させることによってTi/Pt/Au層
18を堆積させる。
【0040】図2(d)参照 次いで、レジストパターン17を除去することによっ
て、レジストパターン17上に堆積したTi/Pt/A
u層18をリフトオフすることによって、ゲート電極2
0、ソース電極21、及び、ドレイン電極22を形成す
る。なお、この場合のゲート絶縁膜19は、GaS層1
3とGaN層14との積層構造となる。
【0041】この第1の実施の形態のMISFETにお
いては、p- 型GaAs層12に接するようにGaS層
13を設けているので、GaS層13によるターミネー
ト効果により界面準位密度を1011eV-1cm-2以下に
することができ、それによって、p- 型GaAs層12
の表面に反転層、即ち、n型のチャネル層が形成され
る。
【0042】また、ゲート絶縁膜19は、GaS層13
とGaN層14との2層構造で構成されるので、GaS
層13の絶縁耐圧の低さをワイドギャップのGaN層1
4によって補うことができ、ゲート絶縁耐圧を高め、リ
ーク電流を低減することができる。
【0043】なお、この場合のGaN層14の作用は、
上述の図8(a)に示したSiN層64と同様である
が、GaN層14は、SiN層64と異なりGaS層1
3と同じチャンバー内で一連の工程として堆積すること
ができるので、製造装置が簡素化され、また、製造装置
間を移動させる場合の清浄化工程等が不要になるのでス
ループットが向上する。
【0044】また、ソース電極21及びドレイン電極2
2は、厚さが、例えば、10nmのGaS層13を介し
て設けているので、ピンニング効果が解除されてコンタ
クト抵抗率の低いオーミック電極として形成することが
できる。なお、この場合のGaS層13の膜厚は、成膜
時の膜厚で決まるので、コンタクト抵抗率を図8(b)
に示した最適範囲に精度良く制御することができ、それ
によって、化合物半導体MISFETを再現性良く製造
することができる。
【0045】次に、図3を参照して、本発明の第2の実
施の形態のMISFETを説明する。なお、図3(a)
は、オーミック電極をGaS層上に設けた場合の断面図
であり、また、図3(b)は、オーミック電極をGaN
層を介して設けた場合の断面図である。 図3(a)参照 まず、上記の第1の実施の形態と全く同様に、半絶縁性
GaAs基板11上に、MOVPE法を用いて、厚さ
が、例えば、300nmで、炭素濃度が、例えば、3×
1015cm-3のチャネル層となるp- 型GaAs層12
を成長させたのち、チャンバー内に収納したターシャリ
ブチルガリウムサルファキュベンを、350〜500
℃、例えば、350℃の基板温度において昇華させるこ
とによって、厚さが、2原子層〜20nm、例えば、1
0nmのアモルファス状態のGaS層13成長させる。
【0046】引き続いて、同じチャンバー内で、基板温
度を400〜450℃、例えば、400℃とした状態
で、TEGaを0.25sccm、及び、350Wの高
周波電力によって励起した窒素ラジカルを1sccm流
すことによって、GaS層13上に、厚さが、0.5〜
5nm、例えば、2nmのGaN層23を成長させる。
【0047】引き続いて、同じチャンバー内で、ターシ
ャリブチルガリウムサルファキュベンを、350〜50
0℃、例えば、350℃の基板温度において昇華させる
ことによって、厚さが、2原子層〜20nm、例えば、
10nmのアモルファス状態のGaS層24成長させ
る。
【0048】次いで、ソース・ドレイン領域に対応する
開口部を設けたレジストパターン(図示せず)をマスク
としてH3 PO4 +HClの混合液を用いたウェット・
エッチングを施すことによって、GaS層24を選択的
に除去してGaN層23を露出させ、次いで、ホットH
3 PO4 を用いたウェット・エッチングを施すことによ
って、GaN層23を選択的に除去してGaS層13を
露出させる。
【0049】以降は上記の第1の実施の形態と全く同様
に、レジストパターンを除去したのち、ゲート電極及び
ソース・ドレイン電極に対応する開口部を有する新たな
レジストパターンを設け、全面に、厚さが、例えば、1
0nmのTi膜、厚さが、例えば、30nmのPt膜、
及び、厚さが、例えば、300nmのAu膜を順次堆積
させることによってTi/Pt/Au層を堆積させ、次
いで、レジストパターンを除去して、レジストパターン
上に堆積したTi/Pt/Au層をリフトオフすること
によって、ゲート電極20、ソース電極21、及び、ド
レイン電極22を形成する。なお、この場合のゲート絶
縁膜25は、GaS層13/GaN層23/GaS層2
4の積層構造となる。
【0050】この第2の実施の形態のMISFETの素
子特性は上記の第1の実施の形態と基本的に同様である
が、比較的低温におけるGaN層の堆積工程において、
上記の第1の実施の形態のGaN層13のように、厚く
堆積させることは一般には容易ではないので、GaN層
23を薄くする代わりに、GaS層の総計の厚さを厚く
してゲート絶縁耐圧を高めたものである。
【0051】この場合、GaS層13を20nmとして
GaS層24を省略することも考えられるが、その場合
には、ソース・ドレイン領域におけるGaS層24厚さ
が厚くなりすぎコンタクト抵抗率が高くなりすぎるが、
この第2の実施の形態においては薄いGaN層23をエ
ッチングストッパー的に用いているので、コンタクト抵
抗率を図8(b)に示した最適範囲に精度良く制御する
ことができ、それによって、化合物半導体MISFET
を再現性良く製造することができる。
【0052】図3(b)参照 図3(b)に示すMISFETは図3(a)の変形例で
あり、成膜工程は図3(a)の場合と同様であるので説
明を省略するが、ソース・ドレイン領域に対応する開口
部を形成する際に、GaS層24のみを除去するだけ
で、薄いGaN層23をそのまま残しておき、GaN層
23の表面にソース電極21及びドレイン電極22を設
けたものである。
【0053】この場合、GaN層23は2nm程度と非
常に薄いので、トンネル電流を介してソース電極21及
びドレイン電極22とp- 型GaAs層12とがオーミ
ックに接続されることになる。この様な構成を採用する
ことによって、GaN層23のエッチング工程が不要と
なるので、製造工程数を削減することができ、スループ
ットが向上することになる。
【0054】次に、図4を参照して、本発明の第3の実
施の形態のMISFETを説明する。なお、図4(a)
は、オーミック電極をGaS層上に設けた場合の断面図
であり、また、図4(b)は、オーミック電極をGaN
層を介して設けた場合の断面図である。 図4(a)参照 まず、上記の第1の実施の形態と全く同様に、半絶縁性
GaAs基板11上に、MOVPE法を用いて、厚さ
が、例えば、300nmで、炭素濃度が、例えば、3×
1015cm-3のチャネル層となるp- 型GaAs層12
を成長させたのち、チャンバー内に収納したターシャリ
ブチルガリウムサルファキュベンを、350〜500
℃、例えば、350℃の基板温度において昇華させるこ
とによって、厚さが、2原子層〜20nm、例えば、1
0nmのアモルファス状態のGaS層13成長させる。
【0055】引き続いて、同じチャンバー内で、基板温
度を400〜450℃、例えば、400℃とした状態
で、TEGaを0.25sccm、及び、350Wの高
周波電力によって励起した窒素ラジカルを1sccm流
すことによって、GaS層13上に、厚さが、0.5〜
5nm、例えば、2nmのGaN層23を成長させる。
【0056】引き続いて、同じチャンバー内で、ターシ
ャリブチルガリウムサルファキュベンを、350〜50
0℃、例えば、350℃の基板温度において昇華させる
ことによって、厚さが、2原子層〜20nm、例えば、
10nmのアモルファス状態のGaS層24成長させた
のち、引き続いて、同じチャンバー内で、基板温度を4
00〜450℃、例えば、400℃とした状態で、TE
Gaを0.25sccm、及び、350Wの高周波電力
によって励起した窒素ラジカルを1sccm流すことに
よって、GaS層24上に、厚さが、0.5〜5nm、
例えば、2nmのGaN層26を成長させる。
【0057】次いで、ソース・ドレイン領域に対応する
開口部を設けたレジストパターン(図示せず)をマスク
としてホットH3 PO4 を用いたウェット・エッチング
を施すことによって、GaN層26を選択的に除去して
GaS層24を露出させたのち、H3 PO4 +HClの
混合液を用いたウェット・エッチングを施すことによっ
て、GaS層24を選択的に除去してGaN層23を露
出させ、次いで、再び、ホットH3 PO4 を用いたウェ
ット・エッチングを施すことによって、GaN層23を
選択的に除去してGaS層13を露出させる。
【0058】以降は上記の第1の実施の形態と全く同様
に、レジストパターンを除去したのち、ゲート電極及び
ソース・ドレイン電極に対応する開口部を有する新たな
レジストパターンを設け、全面に、厚さが、例えば、1
0nmのTi膜、厚さが、例えば、30nmのPt膜、
及び、厚さが、例えば、300nmのAu膜を順次堆積
させることによってTi/Pt/Au層を堆積させ、次
いで、レジストパターンを除去して、レジストパターン
上に堆積したTi/Pt/Au層をリフトオフすること
によって、ゲート電極20、ソース電極21、及び、ド
レイン電極22を形成する。なお、この場合のゲート絶
縁膜27は、GaS層13/GaN層23/GaS層2
4/GaN層26の積層構造となる。
【0059】この第3の実施の形態のMISFETの素
子特性は上記の第2の実施の形態と基本的に同様である
が、レジストパターンを除去するプラズマアッシング工
程等において、GaS層24が剥離しやすい等のプロセ
ス不安定性があるので、最上層にGaN層26を設けて
おくことによってプロセス安定性が向上する。また、G
aN層26を設けることによって、ゲートの絶縁耐圧は
さらに向上する。
【0060】また、この第3の実施の形態においても、
下層のGaN層23をエッチングストッパー的に用いて
いるので、コンタクト抵抗率を図8(b)に示した最適
範囲に精度良く制御することができ、それによって、化
合物半導体MISFETを再現性良く製造することがで
きる。
【0061】図4(b)参照 図4(b)に示したMISFETは図4(a)の変形例
で、図3(b)のMISFETに対応するものであり、
成膜工程は図4(a)の場合と同様であるので説明を省
略するが、ソース・ドレイン領域に対応する開口部を形
成する際に、GaN層26及びGaS層24を除去する
だけで、薄いGaN層23をそのまま残しておき、Ga
N層23の表面にソース電極21及びドレイン電極22
を設けたものである。
【0062】この場合にも、GaN層23は2nm程度
と非常に薄いので、トンネル電流を介してソース電極2
1及びドレイン電極22とp- 型GaAs層12とがオ
ーミックに接続されることになる。この様な構成を採用
することによって、GaN層23のエッチング工程が不
要となるので、製造工程数を削減することができ、スル
ープットが向上することになる。
【0063】次に、図5を参照して、本発明の第4の実
施の形態のHEMTを説明する。なお、図5(a)は、
オーミック電極をGaS層上に設けた場合のHEMTの
断面図であり、また、図5(b)は、オーミック電極を
GaN層を介して設けた場合のHEMTの断面図であ
る。 図5(a)参照 まず、半絶縁性GaAs基板31上に、MOVPE法を
用いて、TEGa(トリエチルガリウム)、AsH3
及び、キャリアガスとしてのH2 を流して厚さが、例え
ば、500nmのアンドープのi型GaAsバッファ層
32を成長させたのち、TMIn(トリメチルインジウ
ム)を加えて、厚さが、例えば、14nmで、In組成
比が0.2のノン・ドープのi型InGaAsチャネル
層32を堆積させ、次いで、AsH3 をPH3 に切り替
えるとともに、不純物源としてSiH4 を加えて、例え
ば、厚さが25nmで、Si濃度が2×1018cm
-3で、In組成比が0.49のn型InGaPキャリア
供給層33を成長させ、次いで、TMInの供給を停止
するとともに、PH3 を再びAsH3 に替えて厚さが、
例えば、70nmで、Si濃度が、例えば、5×1018
cm-3のn+ 型GaAsコンタクト層35を堆積させ
る。
【0064】次いで、n+ 型GaAsコンタクト層35
をH3 PO4 +H2 2 +H2 Oの混合液を用いたウェ
ット・エッチングによりソース・ドレイン領域に対応す
るようにパターニングしてゲートリセス部を形成したの
ち、GaS堆積用チャンバー内に収容し、チャンバー内
においてターシャリブチルガリウムサルファキュベン
を、350〜500℃、例えば、350℃の基板温度に
おいて昇華させることによって、厚さが、2原子層〜2
0nm、例えば、10nmのアモルファス状態のGaS
層36成長させ、引き続いて、同じチャンバー内で、基
板温度を400〜450℃、例えば、400℃とした状
態で、TEGaを0.25sccm、及び、350Wの
高周波電力によって励起した窒素ラジカルを1sccm
流すことによって、GaS層36上に、厚さが、0.5
〜5nm、例えば、2nmのGaN層37を成長させ
る。
【0065】次いで、ゲート形成用の開口部を設けたレ
ジストパターン(図示せず)をマスクとしてホットH3
PO4 を用いたウェット・エッチングを施すことによっ
てGaN層37を選択的除去したのち、H3 PO4 とH
Clの混合液を用いたウェット・エッチングを施すこと
によってGaS層36を選択的に除去する。
【0066】次いで、レジストパターンを除去したの
ち、ソース・ドレイン領域に対応する開口部を有する新
たなレジストパターン(図示せず)をマスクとしてホッ
トH3PO4 を用いたウェット・エッチングを施すこと
によってGaN層37を選択的除去したのち、全面に厚
さが、例えば、500nmのAl膜を蒸着し、レジスト
パターンとともにリフトオフすることによってソース電
極39及びドレイン電極40を形成する。
【0067】次いで、レジストパターンを除去したの
ち、ゲート電極形成用の開口部を設けた新たなレジスト
パターン(図示せず)を設け、全面に厚さが、例えば、
500nmのAl膜を蒸着し、レジストパターンととも
にリフトオフしてゲート電極38を形成することによっ
てHEMTの基本構成が完成する。
【0068】この本発明の第4の実施の形態のHEMT
においては、n型InGaPキャリア供給層34の表面
の内、ゲート電極38と接する部分を除いたチャネル領
域をGaS層36で被覆しているので、n型InGaP
キャリア供給層34の表面のダングリング・ボンドをS
でターミネートして安定化することができ、それによっ
て界面準位密度が低減するのでHEMTの動作を安定化
することができる。
【0069】この場合も、10nm程度の膜厚のGaS
層36を介してソース電極39及びドレイン電極40を
設けているので、ソース電極39及びドレイン電極40
を低抵抗のオーミック電極とすることができる。
【0070】また、この第4の実施の形態において、G
aS層36の表面はGaN層37で被覆されているの
で、レジストパターンを除去するためにプラズマアッシ
ングを行う際に、GaS層36が剥離することがなく、
プロセス安定性が向上する。
【0071】図5(b)参照 図5(b)に示すHEMTは図5(a)の変形例であ
り、成膜工程は図5(a)の場合と同様であるので説明
を省略するが、薄いGaN層37を介してソース電極3
9及びドレイン電極40を設けたもので、ゲート形成用
の開口部を設けるだけで良いので、エッチング工程を少
なくすることができ、スループットが向上する。
【0072】また、この場合には、ゲート電極38、ソ
ース電極39、及び、ドレイン電極40を一度の成膜工
程及びリフトオフ工程によって形成することができるの
で、製造工程をさらに少なくすることができる。なお、
GaN層37は2nm程度と非常に薄いので、トンネル
電流を介してソース電極39及びドレイン電極40とn
+ 型GaAsコンタクト層35とがオーミックに接続さ
れることになる。
【0073】次に、図6を参照して、本発明の第5の実
施の形態のHBTを説明する。なお、図6(a)は、オ
ーミック電極をGaS層上に設けた場合のHBTの断面
図であり、また、図6(b)は、オーミック電極をGa
N層を介して設けた場合のHBTの断面図である。 図6(a)参照 まず、半絶縁性GaAs基板41上に、MOVPE法を
用いて、TEGa、AsH3 、不純物源としてSi
4 、及び、キャリアガスとしてのH2 を流して、例え
ば、厚さが500nmで、Si濃度が3×1018cm-3
のn+ 型GaAsサブコレクタ層42、及び、例えば、
厚さが450nmで、Si濃度が3×1016cm-3のn
型GaAsコレクタ層43を順次堆積させる。
【0074】次いで、SiH4 をCBr4 に切り替え
て、例えば、厚さが70nmで、C濃度が4×1019
-3のp+ 型GaAsベース層44を堆積させたのち、
CBr 4 を再びSiH4 に切り替えるとともに、AsH
3 をPH3 に切り替え、TMInを供給して、例えば、
厚さが50nmで、Si濃度が3×1017cm-3で、I
n組成比が0.49のn型InGaPエミッタ層45を
堆積させ、次いで、TMInの供給を停止するととも
に、PH3 をAsH3 に切り替えて、例えば、厚さが2
00nmのn+ 型GaAsエミッタキャップ層46を堆
積させる。なお、n+ 型GaAsエミッタキャップ層4
6は、n型InGaPエミッタ層45側の150nmの
厚さの部分のSi濃度は3×1017cm-3であり、残り
の上側の50nmの厚さの部分のSi濃度は3×1018
cm-3である。
【0075】次いで、メサエッチングを施すことによっ
て、n+ 型GaAsエミッタキャップ層46及びn型I
nGaPエミッタ層45からなるエミッタメサを形成
し、次いで、再びメサエッチングを行うことによって、
+ 型GaAsベース層44及びn型GaAsコレクタ
層43からなるベースメサを形成する。このメサエッチ
ング工程において、GaAs層のエッチングには、H3
PO4+H2 2 +H2 Oの混合液を用い、InGaP
のエッチングには、H3 PO4とHClの混合液を用い
る なお、このHBTを集積化する場合には、素子分離を行
うために半絶縁性GaAs基板41に達するメサエッチ
ングを行ってコレクタメサを形成する。
【0076】次いで、基板をGaS堆積用チャンバー内
に収容し、チャンバー内においてターシャリブチルガリ
ウムサルファキュベンを、350〜500℃、例えば、
350℃の基板温度において昇華させることによって、
厚さが、2原子層〜20nm、例えば、10nmのアモ
ルファス状態のGaS層47成長させ、引き続いて、同
じチャンバー内で、基板温度を400〜450℃、例え
ば、400℃とした状態で、TEGaを0.25scc
m、及び、350Wの高周波電力によって励起した窒素
ラジカルを1sccm流すことによって、GaS層47
上に、厚さが、0.5〜5nm、例えば、2nmのGa
N層48を成長させる。
【0077】次いで、ベース電極形成用の開口部を設け
たレジストパターン(図示せず)をマスクとしてホット
3 PO4 を用いたウェット・エッチングを施すことに
よってGaN層48を選択的除去したのち、全面に厚さ
が20nmのPt膜及び150nmのAu膜を順次堆積
させ、レジストパターンととも除去することによって、
ベース電極50を形成する。
【0078】次いで、レジストパターンを除去したの
ち、エミッタ電極及びコレクタ電極形成用の開口部を有
する新たなレジストパターン(図示せず)を設け、この
レジストパターンをマスクとしてホットH3 PO4 を用
いたウェット・エッチングを施すことによってGaN層
48を選択的除去したのち、全面に厚さが、例えば、厚
さが10nmTi膜、厚さが30nmPt膜、及び、厚
さが300nmのAu膜を順次蒸着し、レジストパター
ンとともにリフトオフしてエミッタ電極49及びドレイ
ン電極51を形成することによってHBTの基本構成が
完成する。
【0079】この本発明の第5の実施の形態のHBTに
おいては、p+ 型GaAsベース層44の露出表面及び
n型InGaPエミッタ層45の側面がGaS層47に
よって覆われているので、ベース−エミッタ間のpn接
合近傍の領域がSによってターミネートされて界面準位
密度が低減し、それによって、pn接合領域における表
面再結合が抑制されるので電流利得を大きくすることが
できる。
【0080】また、この場合も、10nm程度の膜厚の
GaS層36を介してエミッタ電極49、ベース電極5
0、及び、コレクタ電極51を設けているので、エミッ
タ電極49、ベース電極50、及び、コレクタ電極51
を低抵抗のオーミック電極とすることができる。
【0081】また、この第5の実施の形態においても、
GaS層47の表面はGaN層48で被覆されているの
で、レジストパターンを除去するためのプラズマアッシ
ング工程において、GaS層47が剥離することがな
く、プロセス安定性が向上する。
【0082】図6(b)参照 図6(b)に示すHBTは図6(a)の変形例であり、
成膜工程は図6(a)の場合と同様であるので説明を省
略するが、薄いGaN層48を介してエミッタ電極4
9、ベース電極50、及び、コレクタ電極51を設けた
もので、GaN層48を除去する必要がないので、エッ
チング工程を少なくすることができ、スループットが向
上する。なお、GaN層48は2nm程度と非常に薄い
ので、トンネル電流によってエミッタ電極49、ベース
電極50、及び、コレクタ電極51がオーミック電極と
なる。
【0083】以上、本発明の各実施の形態を説明してき
たが、本発明は各実施の形態に記載された構成に限られ
るものでなく、各種の変更が可能である。例えば、上記
の第1乃至第3の実施の形態においては、半絶縁性Ga
As基板11を出発材料とし、この上にp- 型GaAs
層12、GaS層13、及び、GaN層13,23等を
一連の成長工程によって成膜しているが、半絶縁性Ga
As基板11上にp- 型GaAs層12を成長させたエ
ピタキシャルウェハを出発材料としても良いものであ
る。
【0084】この様な、エピタキシャルウェハを用いる
場合には、GaS堆積用チャンバー内において、トリス
ジメチルアミノアルシンを用いて、例えば、500℃の
基板温度で10分間処理を行うことによって、エピタキ
シャルウェハの表面の自然酸化膜を除去し、引き続い
て、HClガスを用いて、例えば、500℃の基板温度
で処理を行うことによって、p- 型GaAs層12の表
面を数原子層程度エッチングして、表面を清浄化したの
ち、GaS層13等の堆積を行えば良い。
【0085】また、この様なクリーニング工程は、上記
の第4及び第5の実施の形態における、半導体層のエッ
チング工程後に行うGaS層36,47の成膜工程の前
にも行うことが望ましく、第4の実施の形態において
は、n型InGaPキャリア供給層34の表面も数原子
層除去することになる。
【0086】また、上記の第1乃至第3の実施の形態に
おいては、GaS層13上に、或いは、GaN層23を
介してソース電極21及びドレイン電極22を設けてい
るが、GaS層13も選択的に除去し、ゲート電極20
とは別個の工程で、20nmのAu・Ge膜/5nmの
Ni膜/300nmのAu膜からなる三層構造膜等のア
ロイ系のオーミック電極を形成しても良いものであり、
上記の第5の実施の形態のエミッタ電極49及びコレク
タ電極51の場合も全く同様である。
【0087】また、上記の第4の実施の形態においては
HEMTとして説明しているが、i型InGaAsチャ
ネル層33をn型InGaAsチャネル層に置き換える
ことによってMESFETとして動作させることが可能
になり、本発明は、この様なMESFETも対象とする
ものである。
【0088】また、上記の各実施の形態においては、G
aS層をターシャリブチルガリウムサルファキュベンを
用いて成膜しているが、ターシャリブチルガリウムサル
ファキュベンに限られるものではなく、2〔(tBu)
2 Ga(μ−SH)〕2 を用いても良いものである。
【0089】また、上記の各実施の形態においては、ピ
ンニング効果の発現が著しいGaAsの表面安定化を主
目的としているが、上記の第4及び第5の実施の形態の
様にInGaPの表面安定化にも寄与するものであり、
ピンニング効果の解除には直接関係がなくとも、Sによ
って表面のダングリング・ボンドをターミネートするこ
とにより界面準位密度を低減することができるので、素
子特性の向上に寄与することができるものであり、した
がって、Inx Aly Ga1-x-y Asw 1-WやInx
Aly Ga1-x-y Asw 1-w で表される他のIII-V族
化合物半導体の表面安定化にも用いることができるもの
である。
【0090】また、上記の各実施の形態においては、表
面安定化を行う層をGaS層として説明しているが、純
粋なGaS層に限られるものではなく、AlGaSやG
aSSe等のIII-VI族化合物半導体でも良く、また、
オーミック電極との固相拡散反応によって金属成分がド
ープまたは合金化されたGaS層等でも良い。
【0091】また、上記の各実施の形態においては、G
aS層を絶縁体として捉え、トンネル電流によって実効
的にオーミック化するとしているが、必ずしも、純粋に
絶縁性である必要はなく、上述のオーミック電極との固
相拡散反応によって金属成分がドープされることによっ
て多少の導電性を有していてもかまわないものである。
【0092】また、上記の各実施の形態におけるGaS
層の厚さとしては、2原子層〜20nmとしているが、
熱的安定性を増すためには、5nm以上の膜厚であるこ
とがより望ましく、また、GaS層を除去してオーミッ
ク電極を形成する場合には、GaS層は純粋に絶縁体と
して作用するものであるので、20nm以上の膜厚でも
良いのである。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、GaAs等の化合物半
導体層の表面を少なくとも2原子層以上の厚さのGaS
層とGaN層の2層構造膜で覆っているので、化合物半
導体層の表面をその後の熱処理工程においても変化しな
いように安定化することができ、且つ、GaN層を用い
ることによって製造装置を共通化することができ、さら
に、GaS層上に或いはGaN層を介してオーミック電
極を設けているので、オーミック電極のコンタクト抵抗
を低減することができるとともに、エッチング工程を削
減することができるので、化合物半導体装置の高性能化
及び低コスト化に寄与するところが大きい。
【0094】特に、化合物半導体層としてGaAs層を
用いた場合には、ピンニング効果を解除することができ
るとともに、良好な反転層を形成することができるの
で、化合物半導体MISFETの実用化に寄与するとこ
ろが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のMISFETの製
造工程の説明図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態のMISFETの断
面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態のMISFETの断
面図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態のHEMTの断面図
である。
【図6】本発明の第5の実施の形態のHBTの断面図で
ある。
【図7】GaAsにおけるピンニング効果とその防止法
の説明図である。
【図8】従来の改良型MISFETの構造とコンタクト
抵抗率の説明図である。
【符号の説明】
1 半絶縁性化合物半導体基板 2 化合物半導体層 3 少なくともGaSを含む層 4 GaN層 5 ゲート絶縁膜 6 ゲート電極 7 ソース電極 8 ドレイン電極 11 半絶縁性GaAs基板 12 p- 型GaAs層 13 GaS層 14 GaN層 15 レジストパターン 16 開口部 17 レジストパターン 18 Ti/Pt/Au層 19 ゲート絶縁膜 20 ゲート電極 21 ソース電極 22 ドレイン電極 23 GaN層 24 GaS層 25 ゲート絶縁膜 26 GaN層 27 ゲート絶縁膜 31 半絶縁性GaAs基板 32 i型GaAsバッファ層 33 i型InGaAsチャネル層 34 n型InGaPキャリア供給層 35 n+ 型GaAsコンタクト層 36 GaS層 37 GaN層 38 ゲート電極 39 ソース電極 40 ドレイン電極 41 半絶縁性GaAs基板 42 n+ 型GaAsサブコレクタ層 43 n型GaAsコレクタ層 44 p+ 型GaAsベース層 45 n型InGaPエミッタ層 46 n+ 型GaAsエミッタキャップ層 47 GaS層 48 GaN層 49 エミッタ電極 50 ベース電極 51 コレクタ電極 61 半絶縁性GaAs基板 62 p- 型GaAsチャネル層 63 GaS層 64 SiN層 65 ゲート絶縁膜 66 ゲート電極 67 ソース電極 68 ドレイン電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/78 Fターム(参考) 5F003 BA92 BF06 BM02 BP32 5F040 DA19 DC03 EC02 EC04 ED01 ED02 ED03 FC05 FC25 5F102 FA01 GB01 GC01 GD01 GD10 GJ05 GK05 GL04 GL05 GM04 GN05 GQ01 GS02 GT03 HC01 HC19

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化合物半導体層の表面を、2原子層以上
    の厚さの少なくともGaSを含む層で覆うと共に、前記
    少なくともGaSを含む層の少なくとも一部をGaN層
    で覆ったことを特徴とする化合物半導体層。
  2. 【請求項2】 上記GaN層を、少なくともGaSを含
    む層でさらに被覆したことを特徴とする請求項1記載の
    化合物半導体装置。
  3. 【請求項3】 上記GaN層を、少なくともGaSを含
    む層でさらに被覆すると共に、前記少なくともGaSを
    含む層の表面をGaN層でさらに被覆したことを特徴と
    する請求項1記載の化合物半導体装置。
  4. 【請求項4】 上記少なくともGaSを含む層に接する
    化合物半導体層が、III-V族化合物半導体層であること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の化
    合物半導体装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも一つのオーミック電極を、上
    記化合物半導体層に接する少なくともGaSを含む層に
    接するように設けたことを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれか1項に記載の化合物半導体装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも一つのオーミック電極を、上
    記化合物半導体層に接する少なくともGaSを含む層を
    覆うGaN層に接するように設けたことを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれか1項に記載の化合物半導体装
    置。
  7. 【請求項7】 上記GaN層の内の最上層の表面に非オ
    ーミック電極を設けて、金属−絶縁体−半導体構造を構
    成したことを特徴とする請求項5または6に記載の化合
    物半導体装置。
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