JP2000173282A - 多重ビットメモリセルのデ―タセンシング装置 - Google Patents

多重ビットメモリセルのデ―タセンシング装置

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JP2000173282A JP33602199A JP33602199A JP2000173282A JP 2000173282 A JP2000173282 A JP 2000173282A JP 33602199 A JP33602199 A JP 33602199A JP 33602199 A JP33602199 A JP 33602199A JP 2000173282 A JP2000173282 A JP 2000173282A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多重ビットのデータを格納するための多数の
しきい値電圧レベルを有する不揮発性メモリ装置の読込
マージンをより多く確保して、センシングの信頼度を高
め、高速センシング動作を行うに適した多重ビットメモ
リセルのデータセンシング装置を提供する。 【解決手段】 メモリセルアレイ部の選択されたセルの
電圧を直接比較するのではなく、本発明はそのセルに流
れる電流量に基づいてメモりセルのしきい値電圧分布よ
りも狭幅の量子化された電圧をマルチステップカレント
ソース部から出力させ、その出力を基準電圧と比較する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体メモリ装置に
関し、特に2つ以上の多重レベルでプログラムされたメ
モリセルのデータを読み出しセンシングするのに適した
多重ビットメモリセルのデータセンシング装置に関す
る。なお、本明細書における第1トランジスタ、第2ト
ランジスタなどの第1、第2、・・・はそれぞれの素子
を区別するためだけに用いられているもので、素子の絶
対的名称を表すために使用するものではないことを留意
すべきである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体メモリ素子は、電源遮断
と共に記憶されていた情報が消去される揮発性メモリ
と、一旦記憶された情報が電源遮断時にも保存される不
揮発性メモリ素子とに大別される。揮発性メモリ素子に
は、データを記録/読込可能なRAMがあり、不揮発性
メモリ素子にはROM、EPROM、及びEEPROM
などがある。不揮発性メモリ素子中のROMは、一旦情
報を記憶した後には再びプログラムすることのできない
メモリ素子であり、EPROMとEEPROMは記憶さ
れた情報を消去して再びプログラムし、記憶させること
のできる素子である。ここで、EPROMとEEPRO
Mは情報をプログラムする動作は同じであるが、記憶情
報を消去する方法が異なる。すなわち、EPROMは紫
外線を用いて記憶情報を消去し、EEPROMは電気的
に記憶情報を消去する。
【0003】情報化産業が発展するにつれて大容量のメ
モリ素子が要求され、これによりDRAMが記憶媒体と
して最も多く用いられている。しかし、DRAMは、一
定容量以上の格納キャパシタを必要とし、このようなキ
ャパシタを利用するため一定の周期でリフレッシュ動作
を行わなければならないという短所があった。このた
め、DRAMの代用として、リフレッシュ動作の必要な
いEEPROMが研究されてきた。しかし、EEPRO
Mメモリ素子も、一つのメモリセルに「1」又は「0」
のデータを記憶するだけであって、集積度はメモリセル
の個数と一対一の対応関係でDRAMと大差ないに係わ
らず製造費用が高いという問題があった。このような問
題を解決する一つの案として、最近、多重ビットセルに
関する研究が活発に進められている。
【0004】多重ビットメモリセルは、メモリセル一つ
に2ビット以上のデータを格納することにより、メモリ
セルのサイズを減少させなくても同じチップ面積へのデ
ータの格納集積度を大きく向上させることができる。こ
の類の多重ビットメモリセルは、個々のセルが多段階の
しきい値電圧レベルにプログラムされる。例えば、セル
当たり2ビットのデータを格納するためには、22 =4
で示すように4段階のしきい値電圧レベルで各セルをプ
ログラムする。このとき、各セルのしきいレベルは論理
的に00、01、10、11の各ロジック状態に対応さ
せる。このように、多重ビットメモリセルにおいて、よ
り多くのレベルをプログラムしてセル当たりのビット数
を増加させるためには、1つのセルにレベルの異なるし
きい値をより多く設定しなければならない。そのため、
しきい値電圧レベルを正確に調節してしきい値電圧レベ
ルの分布幅を小さくする必要がある。
【0005】以下、4段階で、すなわち2ビットをプロ
グラムされたデータをセンシングするための従来のセン
シング装置を添付図面を参照して説明する。図1(a)
は従来の2ビットセルのデータセンシングのための回路
図で、図1(b)は図1(a)のセンシング回路を用い
たセンシング動作によりメモりセルのデータ格納状態を
検出するテーブルである。従来、多重ビットセルをセン
シングする方法は電圧を基準としてセンシングしてい
た。図1(a)に示すように、従来のセンシング回路
は、データを格納するメモリセル1のドレインの電圧を
複数の比較器2〜4で比較して判断していた。そのぞれ
の比較器2〜4のセル1の電圧と比較する基準電圧は基
準電圧発生部5からそれぞれレベルが異なる値が与えら
れていた。すなわち、それぞれレベルの異なる基準電圧
とセル1のドレイン電圧を比較して、それぞれの比較器
の出力X1ないしX3からコーディングロジック6で格
納状態を判断していた。基準電圧発生回路からの出力さ
れる基準電圧は電圧の低いものから順に第1〜第3基準
電圧Vre f1、Vref2、Vref3とする。このセル1と供給
電圧VDDとの間には第1PMOSトランジスタPM1が
接続されている。セル1の電圧はトランジスタPM1と
セル1との間のノードCN1から取り出されていた。
【0006】次に、上記のように構成された従来の2ビ
ットセルのデータセンシングに基づいてメモりセルの状
態を検出する動作を説明する。2ビットメモリセルは4
レベル(00、01、10、11)のしきい値電圧のい
ずれかでプログラムされていると仮定する。図1(a)
に示すように、Vin信号が印加されてメモリセルが選択
されると、メモリセルに格納してあったデータが、第1
コンタクトノードCN1を介して第1、第2、第3比較
出力部2、3、4に各々伝達される。第1、第2、第3
比較出力部2、3、4は、伝達された信号を第1、第
2、第3基準電圧Vref1、Vref2、Vref3とそれぞれ比
較してX1、X2、X3を出力する。そして、デコーディ
ングロジック部6は、X1、X2、X 3 値を受けてメモり
セルのデータを2進データの形態として出力する。
【0007】Vref1<Vref2<Vref3である時、メモリ
セル1のデータ格納状態をセンシングするための過程を
図1(a)、図1(b)を参照して説明する。まず、ノ
ードCN1の電圧がVref1よりも小さいと、第1、第
2、第3比較出力部2、3、4の各々の出力X1、X2
3 は全てローとなる。その場合は、デコーディングロ
ジック部6はA端、B端にそれぞれ0と0を出力する。
これにより、メモリセル1に格納されたデータは4レベ
ル(00、01、10、11)のうち00レベルである
ことが分かる。
【0008】ノードCN1の電圧がVref1より大きく且
つVref2より小さな電圧であったとすると、第1比較出
力部2の出力X1 はハイで、第2、第3比較出力部3、
4の出力X2,X3はローとなる。そして、デコーディン
グロジック部6は、A端、B端にそれぞれ0、1を出力
する。これにより、メモリセル1に格納されたデータは
4レベルのうち01レベルにプログラムされていること
が分かる。
【0009】次に、ノードCN1の電圧がVref2より大
きく且つVref3より小さな電圧であれば、第1、第2比
較出力部2、3の出力X1、X2はハイであり、第3比較
出力部4の出力X3 はローである。したがって、デコー
ディングロジック部6はA端、B端にそれぞれ1、0を
出力する。これにより、メモリセル1に格納されたデー
タは4レベルのうち10レベルにプログラムされている
ことが分かる。
【0010】又、ノードCN1の電圧がVref3より大き
いと、第1、第2、第3比較出力部2、3、4の出力X
1、X2、X3 はすべてハイとなる。そして、デコーディ
ングロジック部6はA端、B端にそれぞれ1、1を出力
する。これにより、メモリセル1に格納されたデータは
4レベルのうち11レベルにプログラムされていること
が分かる。
【0011】このように、従来のデータセンシングは、
メモリセルのしきい値電圧の分布による第1コンタクト
ノードCN1(センシングノード)の電圧分布をそのま
ま基準電圧と比較する。すなわち、図2(a)(b)に
示すように、しきい値電圧の差△VMがそのままセンシ
ングノード間の電圧差△VM’である。このように、メ
モリセルのしきい値電圧分布をそのままセンシングノー
ド電圧分布として利用する場合、特にしきい値電圧分布
間の間隙が狭い場合には基準電圧を正確に設定しなけれ
ばならないという困難さがある。このしきい値電圧分布
は、工程特性の変化、温度変化、メモリセルのトンネル
酸化膜のトラップ電荷等の様々な外部的な原因により決
定される。上記は電圧によるセンシングであるが、電流
によるセンシングを同様に行われている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の多重ビットメモ
リセルのデータセンシング装置には下記のような問題点
があった。 (1)多数のしきい値電圧レベルを有する多重ビットメ
モリセルのプログラム/消去状態をセンシングするため
に多くの基準電圧或いは多くの基準電流を使用する。こ
の際、工程特性の変化、基準電圧の精密度、温度変化等
の多様な外部的な原因により不可避にしきい値電圧がば
らつき、所定の分布ができるが、そのしきい値電圧分布
をそのまま使用してセンシングするため、センシングの
信頼度が落ちる。 (2)メモリセルがより多くのしきい値電圧レベルを有
すれば有するほど、それぞれのしきい値電圧分布間の間
隙が更に狭くなるため、センシングの信頼度が落ちる。
【0013】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、多重ビットのしきい値
電圧レベルを有する不揮発性メモリ装置の読込マージン
をより多く確保してセンシングの信頼度を高め、更に高
速センシング動作を行うに適した多重ビットメモリセル
のデータセンシング装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の多重ビットセルのデータセンシング装置は、
各メモリセルが少なくとも2つ以上のしきい値電圧レベ
ルを有するメモリセルアレイ部と、メモリセルアレイ部
のうち任意に選択されたメモリセルに流れる電流量に基
づいてメモりセルのしきい値電圧分布よりも狭幅の量子
化された電圧を出力するマルチステップカレントソース
部と、マルチステップカレントソース部の量子化された
電圧と複数の基準電圧とを比較してメモリセルの状態を
2進データとして出力するアナログ/デジタルコンバー
タとを備えることを特徴とする。
【0015】
【作用】多重ビットのしきい値電圧レベルを有するよう
にプログラム又は消去されるプログラマブルメモリにお
いて、各メモリセルの状態は、セルの劣化、プログラム
回路上の誤差、温度変化等により不可避にしきい値電圧
分布を有する。そして、しきい値電圧分布の幅を小さく
するか、或いは分布間の間隙を広くするのは、センシン
グ動作の信頼度を高める重要な要素である。本発明は、
しきい値電圧分布にしきい値電圧量子化技法を適用し
て、量子化された電圧を発生させてその値に基づいてメ
モりセルの読込動作を行う。したがって、正確にセンシ
ングすることができる。ここで、量子化技法とは、任意
の分布と分布との間の間隙を有する多数の電圧分布を、
各々の量子化された電圧に一対一対応させることであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明実施形態の多重ビッ
トメモリセルのデータセンシング装置を添付図面を参照
して説明する。まず、本実施形態の多重ビットセルのデ
ータセンシング装置は、図3に示すように、複数のメモ
リセルから構成されるメモリセルアレイ部21を備えて
いる。そのアレイ部21のそれぞれのセルはワードライ
ンとビットラインに連結され、少なくとも2つ以上のし
きい値電圧レベルを格納している。セルアレイ部21に
接続されているビットライン選択部22はメモリセルア
レイ部21から任意のメモリセルを選択するためもので
ある。本実施形態は、ビットライン選択部22にビット
ライン電圧クランプ部23を接続し、ビットライン選択
部22により選択されたメモリセルのビットラインの急
な電圧変化を防ぎ、ビットライン電圧を一定に維持する
ようにしている。供給電源VDDとビットライン電圧クラ
ンプ部23の間には、ビットラインに流れる電流と同量
の電流をセンシングノードSNに供給するカレントミラ
ー24が接続されている。このノードSNと低電圧源V
SSとの間には、センシングノードSNに供給された電流
量に基づいて量子化された電圧(メモリセルのしきい値
電圧分布幅よりも狭い幅の電圧)をセンシングノードS
Nに供給するためのマルチステップカレントソース部2
5が接続されている。本実施形態においても従来と同様
このノードSNには第1〜第3比較器27a〜27cと
基準電圧発生部26と、デコーディングロジック部28
とからなる回路29が接続されている。基準電圧発生部
26からは同様に比較部27a、27b、27cにそれ
ぞれレベルの異なる基準電圧Vref1、Vref2、Vref3
供給する。本実施形態の比較器で基準電圧と比較される
のは、それぞれのセルに格納されたレベルの生の電圧で
はなく、マルチステップカレントソース部25からセン
シングノードSNに供給された量子化された電圧であ
る。
【0017】本実施形態においては、基準電圧発生部2
6と、第1、第2、第3電圧比較部27a、27b、2
7cと、デコーディングロジック部28とからなる回路
29は、センシングノードSNでセンシングされたアナ
ログ信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル
コンバータの役割を果たしている。そして、ビットライ
ン電圧クランプ部23と、カレントミラー24と、マル
チステップカレントソース部25と、基準電圧発生部2
6と、第1、第2、第3電圧比較部27a、27b、2
7cと、デコーディングロジック部28とで一つのセン
シング回路を構成している。
【0018】図3に示す構成の本実施形態の多重ビット
メモリセルのデータセンシング装置の各ブロックの構成
を図4(a)を参照して説明する。ビットライン電圧ク
ランプ部23は、単なる差動増幅を用いたネガチブフィ
ードバック回路であり、メモリセルアレイ部21のうち
ビットライン選択部22により選択されたビットライン
の電圧を参照電圧Vref にクランピングして、読込動作
を行う間にメモリセルのドレイン(ビットライン)に一
定のDCバイアスを印加するものである。このビットラ
イン電圧クランプ部23は、ソース端とゲート端が共通
連結された第1、第2PMOSトランジスタPM1、P
M2を備えている。その共通接続されたソース端が供給
電圧VDDに接続され、第1PMOSトランジスタPM1
のゲート端とドレイン端とは互いに連結されている。第
1PMOSトランジスタPM1のドレイン端には第1N
MOSトランジスタNM1が接続され、かつ第2PMO
SトランジスタPM2のドレイン端には第2NMOSト
ランジスタSM2が接続されている。こらのNMOSト
ランジスタNM2,3のソースは共通に接続されて第3
NMOSトランジスタNM3を介して接地されている。
第1NMOSトランジスタNM1のゲート端は参照電圧
ref に接続され、第2NMOSトランジスタNM2の
ゲートはビットライン選択部22により選択されたセル
のビットラインに連結される。さらに、ソース端をビッ
トライン選択部22に、ドレイン端をカレントミラー2
4に、ゲート端を第2PMOSトランジスタPM2のド
レイン端に接続された第4NMOSトランジスタNM4
が用意されている。
【0019】カレントミラー24は、第3、第4PMO
SトランジスタPM3、PM4から構成される。第3P
MOSトランジスタPM3のゲート端はドレイン端に連
結され、PM3のドレイン端は第4NMOSトランジス
タNM4のドレイン端に連結される。そして、第3PM
OSトランジスタPM3と第4PMOSトランジスタP
M4のソース端は共通連結されており、PM4のドレイ
ン端はセンシングノードSNに連結されている。
【0020】本実施形態の選択されたメモリセルが2ビ
ットのしきい値電圧レベルを示している場合、マルチス
テップカレントソース部25は、第5、第6、第7、第
8、第9、第10、第11、第12NMOSトランジス
タNM5〜NM12で構成される。第5、第6、第7、
第8、第9NMOSトランジスタNM5〜NM9のゲー
ト端は共通連結され、ソース端は接地端に共通連結され
ている。そして、第5NMOSトランジスタNM5のド
レイン端には電流供給源Iref が接続されており、その
ドレイン端がゲート端に連結されている。そして、第1
0、第11、第12NMOSトランジスタNM10〜N
M12のドレイン端はそれぞれセンシングノードSNに
連結されている。また、これらのトランジスタNM10
〜NM12はしきい値電圧がそれぞれ異なり、かつオン
時の抵抗もそれぞれ異なる。第10NMOSトランジス
タNM10はダイオード連結トランジスタであり、その
ソース端は第7NMOSトランジスタNM7のドレイン
端に連結され、そのゲート端は第6NMOSトランジス
タNM6のドレイン端に連結されている。そして、第1
1NMOSトランジスタNM11のソース端は、第8N
MOSトランジスタNM8のドレイン端に連結され、そ
のゲート端は第7NMOSトランジスタNM7のドレイ
ン端に連結されている。さらに、第12NMOSトラン
ジスタNM12のソース端は第9NMOSトランジスタ
NM9のドレイン端に連結され、そのゲート端は第8N
MOSトランジスタNM8のドレイン端に連結されてい
る。
【0021】このマルチステップカレントソース部25
aは、センシングノードSNに順次的に連結された4つ
のブランチ(第1、第2、第3、第4ブランチ)が接続
されていると考えることができる。その第1ブランチに
はNM12、NM9が直列連結されており、第2ブラン
チにはNM11、NM8が直列連結されており、第3ブ
ランチにはNM10、NM7が直列連結されており、第
4ブランチにはNM6が連結されている。このように、
マルチステップカレントソース部25aは、メモリセル
アレイ部21から選択されたメモリセルがNビットであ
れば、2N 個のブランチが形成される。
【0022】本実施形態の多重ビットメモリセルのデー
タセンシング装置のセンシング動作を説明する前に、マ
ルチステップカレントソース部25aの動作を図5、図
6、図7を参照して説明する。まず、各NMOSトラン
ジスタは同じサイズを有すると仮定し、基準電流Ire f
により第5NMOSトランジスタNM5のゲートとソー
スとの間に発生する電圧はVGSであると仮定する。第6
NMOSトランジスタNM6が一定の電流が流れるとき
の飽和電圧V0 は、第5NMOSトランジスタNM5の
ドレイン飽和電圧Vdsatである。同様に、第7、第10
NMOSトランジスタNM7、NM10の電流が流れ出
す電圧は第10NMOSトランジスタNM10のしきい
値電圧によって変わり、それらの直列に接続されたトラ
ンジスタの飽和電圧V1 はVGS+Vdsatであり、また、
第8、第11NMOSトランジスタNM8、NM11の
飽和電圧V2 は2VGS+Vds atで、第9、第12NMO
SトランジスタNM9、NM12の飽和電圧V3 は3V
GS+Vdsatである。ここで、NMOSトランジスタの基
板電圧の変化によるしきい値電圧の変化はないと仮定す
る。
【0023】図5は、マルチステップカレントソース部
25aに入力される電流量と出力される電圧との間の関
数関係を示し、階段型をなしている。ここで、各斜線引
き領域の電流(△I0、△I1、△I2、△I3、…△I
n)がメモリセルのしきい値電圧分布に対応する場合、
この電流分布はそれぞれI−V特性の微分である小信号
レジスタンス(small signal resistance)(図8の平ら
な部分)の小さな領域として示される。このレジスタン
スが非常に小さい場合、メモリセルのしきい値電圧分布
が量子化された電圧のV0、V1、V2、V3、…Vnに一
対一に対応する動作が行われる。このような電流−電圧
特性曲線を有する回路を用いて、本来のしきい値電圧分
布とは無関係な分布を有する出力が得られる(図6参
照)。更に、図5、図6に示すように、電流−電圧のス
テップ勾配が大きくなるほど、対応するしきい値電圧分
布が狭くなり、これによりしきい値電圧分布間の間隙
( △VM’)の広い新たな電圧分布特性が得られる。こ
れにより、メモリセルの状態の読込時、基準電圧の選択
幅が広くなってセンシングの信頼度が高くなる。
【0024】このように、マルチステップカレントソー
ス部25aの各部ランチは、一定電圧レベルの間にはマ
ルチステップカレントソース部25aに流入される電流
を防ぎ、その以上に両端電圧が増加すると、ブランチは
段階別に電流を流す過程を順次に繰り返し行う。ここ
で、Iref 、VGS、そして各NMOSトランジスタのサ
イズを調節することにより、任意の階段状の電流−電圧
特性とすることができるため、電圧分布間の間隙とマッ
ピングされる電流(しきい値電圧)の分布を任意に調節
することができる。
【0025】前記デコーディングロジック部28は、図
13に示すように、第2電圧比較部27bの出力信号を
反転するインバータと、インバータで反転された信号と
第1電圧比較部27aの出力信号とを論理積する第1A
NDゲートと、第3電圧比較部27cの出力信号と第2
電圧比較部27bの出力信号とを論理積する第2AND
ゲートと、第2ANDゲートにより論理積された信号と
第1ANDゲートにより論理積された信号とを論理和し
てB端に出力するNORゲートとから構成される。B端
とNORゲートとの間にはD−F/Fが挿入されてい
る。A端には第2電圧比較部27bの出力信号がD−F
/Fを介してそのまま出力される。
【0026】以下、マルチステップカレントソース部2
5aの電流−電圧特性を利用して本実施形態の第1実施
形態の多重ビットメモリセルをセンシングする方法を説
明する。ここでは、一つのメモリセルに4レベルのしき
い値電圧分布を有する多重ビットメモリセルのデータセ
ンシングに関するもので、一般的にN個のしきい値電圧
分布にも拡張適用可能である。4レベルのしきい値電圧
分布を4つの量子化電圧に変換するためには4つのステ
ップを有するマルチステップカレントソース部を必要と
し、Nビットのデータの格納された場合には2N 個のス
テップを有するマルチステップカレントソース部と、
(2N −1)個の電圧比較器とを必要とする。そして、
基準電圧発生部26を介して基準電圧Vref1、Vref2
ref3を発生するが、各々の基準電圧は図6に示すよう
にVref1=(V0+V1)/2、Vref2=(V1+V2)/
2、Vref3=(V2+V3)/2と与えられ、高い精度を
必要としないため、電圧分配器などでも実現することが
できる。
【0027】まず、図4(a)に示すように、メモリセ
ルアレイ部21の任意のビットラインをビットライン選
択部22を通じて選択する。この後、メモリセルのしき
い値電圧に対応する電流の流れる選択されたビットライ
ンに流れる量と同量の電流がカレントミラー24を介し
てセンシングノードSNに伝達される。このとき、選択
されたビットラインにかかる電圧はビットライン電圧ク
ランプ部23を介して一定に維持される。
【0028】このように、センシングノードSNに伝達
された電流量に基づくセンシング動作を図4(a)
(b)、図5、図6を参照して説明する。まず、図4
(a)(b)、図5、図6に示すように、センシングノ
ードSNに伝達された電流量が△I0 の範囲であれば、
マルチステップカレントソース部25aを介してセンシ
ングノードSNにV0 の電圧が出力される。この後、セ
ンシングノードSNに伝達されたV0 の電圧はそれぞれ
第1、第2、第3電圧比較部27a、27b、27cに
伝達され、第1、第2、第3基準電圧Vref1、Vref2
ref3と比較される。このとき、V0は第1、第2、第
3基準電圧Vref1、Vr ef2、Vref3よりも小さいため、
1、X2、X3端に全てロー信号が出力される。これに
より、デコーディングロジック部28のA端、B端には
0、0が出力される。従って、メモリセルに格納された
データは、4レベル(00、01、10、11)のうち
00レベルにプログラムされていることをセンシングす
ることができる。
【0029】次に、センシングノードSNに伝達された
電流量が△I1 の範囲であれば、マルチステップカレン
トソース部25aを介してセンシングノードSNにV1
の電圧が出力される。この後、センシングノードSNに
伝達されたV1 の電圧はそれぞれ第1、第2、第3電圧
比較部27a、27b、27cに伝達され、第1、第
2、第3基準電圧Vref1、Vref2、Vref3と比較され
る。このとき、V1 は第1基準電圧Vref1より大きく且
つ第2、第3基準電圧Vref2、Vref3よりは小さいた
め、X1 端にはハイ信号が出力され、X2、X3端にはロ
ー信号が出力される。これにより、デコーディングロジ
ック部28のA端、B端には0、1が出力される。従っ
て、メモリセルに格納されたデータは、4レベル(0
0、01、10、11)のうち01レベルにプログラム
されていることをセンシングすることができる。
【0030】また、センシングノードSNに伝達された
電流量が△I2 の範囲であれば、マルチステップカレン
トソース部25aを介してセンシングノードSNにV2
の電圧が出力される。この後、センシングノードSNに
伝達されたV2 の電圧は、それぞれ第1、第2、第3電
圧比較部27a、27b、27cに伝達され、第1、第
2、第3基準電圧Vref1、Vref2、Vref3と比較され
る。この際、V2 は第1、第2基準電圧Vref1、Vref2
よりは大きく且つ第3基準電圧Vref3よりは小さいた
め、X1、X2にはハイ信号が出力され、X3 端にはロー
信号が出力される。これにより、デコーディングロジッ
ク部28のA端、B端には1、0が出力される。従っ
て、メモリセルに格納されたデータは4レベル(00、
01、10、11)のうち10レベルにプログラムされ
ていることをセンシングすることができる。
【0031】そして、センシングノードSNに伝達され
た電流量が△I3 の範囲であれば、マルチステップカレ
ントソース部25aを介してセンシングノードSNにV
3 の電圧が出力される。この後、センシングノードSN
に伝達されたV3 の電圧は、それぞれ第1、第2、第3
電圧比較部27a、27b、27cに伝達され、第1、
第2、第3基準電圧Vref1、Vref2、Vref3と比較され
る。このとき、V3 は第1、第2、第3基準電圧
ref1、Vref2、Vref3よりも大きいため、X1、X2
3 端には全てハイ信号が出力される。これにより、デ
コーディングロジック部28のA端、B端には1、1が
出力される。従って、メモリセルに格納されたデータは
4レベル(00、01、10、11)のうち11レベル
にプログラムされていることをセンシングすることがで
きる。
【0032】図7は本実施形態の第1実施形態の多重ビ
ットメモリセルのデータセンシング装置のマルチステッ
プカレントソース部25aの電流−電圧特性を示すシミ
ュレーションデータ図であり、図8は図7において電圧
がレベルアップされて一定の電圧に維持される間のマル
チステップカレントソース部25aの小信号レジスタン
ス(I−V曲線の微分)を示すシミュレーションデータ
図である。図7における電流増加区間、つまり図8の凹
状区間を、センシングノードSNを介してマルチステッ
プカレントソース部25aに向かって電流を流すことの
できる許容帯と定義する。そして、図8の小信号レジス
タンスの急激な増加区間はセンシングノードSNを介し
てマルチステップカレントソース部25aに向かって電
流を流すことのできない禁止帯と定義する。このよう
に、マルチステップカレントソース部25aを介する電
流と小信号レジスタンスの特性が理想的になるほど、許
容帯は広くなり、禁止帯は狭くなる。言い換えれば、し
きい値電圧分布幅が広く且つ分布幅間の間隙が狭い場合
にもメモリセルのプログラム状態が正確に判別される。
【0033】図9は本実施形態の多重ビットメモリセル
のデータセンシング装置にリセットパルス及びイネーブ
ルパルスが加えられた際の図4(a)のデコーディング
ロジック部28の出力端A、Bに2ビット(4レベル
(00、01、10、11))メモリセルのデータが出
力されることをシミュレーションした図である。図10
はセンシングノードSNの電流を10μAずつ順次に増
加させながら、最終的にデコーディングロジック部28
に安定的な出力信号がでるまでのセンシング遅延をシミ
ュレーションした結果である。センシング遅延は、図7
に示すように、アドレスされたメモリセルのデータ状態
(00、01、10、11)が変えられる度に急激に増
加した。すなわち、センシング遅延の大きな区間は、図
7における平らな区間、つまり禁止帯に相当する。上記
のようなセンシング遅延の範囲は、最小20nsecか
ら最大50nsecである。そして、許容帯及び禁止帯
の大きさを決定するためには、所望のセンシング遅延を
決め、センシング遅延よりも大きな区間は禁止帯、小さ
な区間は許容帯と設定すればよい。
【0034】図11は本実施形態の第1実施形態を示す
図4(a)の構成要素中のマルチステップカレントソー
ス部25aを変化させた本実施形態の第2実施形態のマ
ルチステップカレントソース部25bを示す図で、NM
OSトランジスタをPMOSトランジスタに変化させて
構成したものである。すなわち、PM3とPM4とから
構成されたカレントミラー24は削除し、マルチステッ
プカレントソース部25bの出力をビットライン電圧ク
ランプ部23のNM4のドレイン端に直接連結し、供給
電圧VDDと接地電圧VSSとを切り換え、更に基準電流I
ref の方向を切り換えている。図12は本実施形態の第
2実施形態の図11のマルチステップカレントソース部
25bの電流−電圧特性を示し、この実施形態は、第1
実施形態とは逆階段状の電流−電圧特性であることを示
している。ここで、センシングノードに伝達された各電
流量に対応して出力される電圧の絶対値は|V0|>|
1|>|V2|>|V3|である。
【0035】
【発明の効果】上記の本実施形態の多重ビットメモリセ
ルのデータセンシング装置には以下のような効果があ
る。本発明は、実際のメモリセルのしきい値電圧分布間
の間隙よりも広い電圧分布間の間隙を利用してセンシン
グしているので、マルチレベルセンシング時のセンシン
グの信頼度を高めることができる。また、本発明は、実
際の多重ビットメモリセルのしきい値電圧分布よりも狭
い電圧分布と各々の基準電圧とを比較してメモリセルの
状態を2進データとして出力するため、温度変化や電圧
変動などによるセンシング速度の減少を防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、従来の多重ビットメモリセルのデー
タセンシングのための回路図、(b)は(a)のセンシ
ング回路を用いたセンシング動作によりメモりセルのデ
ータ格納状態を検出するテーブル。
【図2】(a)は従来のメモリセルのしきい値電圧分布
を示す図、(b)は従来のセンシングノードの電圧分布
を示す図。
【図3】本実施形態の多重ビットメモリセルのデータセ
ンシング装置を示すブロック構成図。
【図4】(a)は本実施形態の第1実施形態の多重ビッ
トメモリセルのデータセンシング装置を示すブロック構
成図、(b)は(a)のセンシング動作によるメモリセ
ルのデータ格納状態を示すテーブル。
【図5】図4(a)のマルチステップカレントソース部
のマルチステップ形電流−電圧特性を示すグラフ。
【図6】本実施形態の多重ビットメモリセルに格納され
たデータのセンシングのためにマッピングされる電圧分
布図。
【図7】本実施形態の第1実施形態の多重ビットメモリ
セルのデータセンシング装置におけるマルチステップカ
レントソース部の電流−電圧特性を示すシミュレーショ
ンデータ図。
【図8】本実施形態のマルチステップカレントソース部
の小信号レジスタンスを示すシミュレーションデータ
図。
【図9】本実施形態の2ビット(4レベルしきい値電
圧)のメモリセルに格納されたデータセンシング動作を
示すシミュレーションデータ図。
【図10】本実施形態の量子化されたしきい値電圧分布
を得るためのセンシング遅延時間の変化を示すシミュレ
ーションデータ図。
【図11】本実施形態の第2実施形態の多重ビットメモ
リセルのデータセンシング装置を示すブロック構成図。
【図12】図11のマルチステップカレントソース部の
マルチステップ形電流−電圧特性を示すグラフ。
【図13】本発明の実施形態のデコーディングロジック
部のブロック構成図。
【符号の説明】
21 メモリセルアレイ部 22 ビットライン選択部 23 ビットライン電圧クランプ部 24 カレントミラー 25、25a、25b マルチステップカレントソー
ス部 26 基準電圧発生部 27a 第1電圧比較部 27b 第2電圧比較部 27c 第3電圧比較部 28 デコーディングロジック部 29 アナログ/デジタルコンバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金 大 萬 大韓民国慶尚北道浦港市南区地容洞(番地 なし)浦港工大教授アパートメント9− 1201 (72)発明者 崔 雄 林 大韓民国忠清北道清洲市佳景洞(番地な し)世元アパートメント103−1002

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各メモリセルが少なくとも2つ以上のし
    きい値電圧レベルを有するメモリセルアレイ部と、 前記メモリセルアレイ部のうち任意に選択されたメモリ
    セルに流れる電流量に基づいてメモりセルのしきい値電
    圧分布よりも狭幅の量子化された電圧を出力するマルチ
    ステップカレントソース部と、 前記マルチステップカレントソース部の量子化された電
    圧と複数の基準電圧とを比較してメモリセルの状態を2
    進データとして出力するアナログ/デジタルコンバータ
    とを備えることを特徴とする多重ビットメモリセルのデ
    ータセンシング装置。
  2. 【請求項2】 ワードライン及びビットラインに連結さ
    れ、各メモリセルが少なくとも2つ以上のしきい値電圧
    レベルを有するメモリセルアレイ部と、 前記メモリセルアレイ部のうち特定のメモリセルを選択
    するためのビットライン選択部と、 前記選択された特定のメモリセルのビットラインに流れ
    る電流と同量の電流をセンシングノードに供給するカレ
    ントミラーと、 前記センシングノードに供給された電流量に基づいてメ
    モリセルのしきい値電圧分布よりも狭幅の量子化された
    電圧をセンシングノードに供給するマルチステップカレ
    ントソース部と、 前記センシングノードに供給された量子化された電圧と
    基準電圧発生部から分配された各々の基準電圧とを比較
    してメモリセルの状態をデコーディングするアナログ/
    デジタルコンバータとを備えることを特徴とする多重ビ
    ットメモリセルのデータセンシング装置。
  3. 【請求項3】 前記アナログ/デジタルコンバータは、 電圧比較器にそれぞれ基準電圧を分配する基準電圧発生
    部と、 前記センシングノードに供給された量子化された電圧
    と、前記分配された基準電圧とをそれぞれ比較する複数
    の電圧比較器から構成された電圧比較部と、 前記電圧比較部の各々の出力を受けて2進データとして
    変更するデコーディングロジック部とから構成されるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の多重ビットメモリセル
    のデータセンシング装置。
  4. 【請求項4】 前記選択されたメモリセルが、Nビット
    (2N )のしきい値電圧レベルを格納している場合、前
    記電圧比較部は2N −1個の電圧比較器から構成される
    ことを特徴とする請求項2に記載の多重ビットメモリセ
    ルのデータセンシング装置。
  5. 【請求項5】 前記メモリセルがNビット(2N )のし
    きい値電圧レベルを格納している場合、前記マルチステ
    ップカレントソース部は2N 個のブランチを有すること
    を特徴とする請求項2に記載の多重ビットメモリセルの
    データセンシング装置。
  6. 【請求項6】 前記ブランチの一端は電流供給源に共通
    連結され、前記ブランチの他端は直接又は一つ以上のス
    イッチング手段を介して順次にセンシングノードに連結
    されることを特徴とする請求項5に記載の多重ビットメ
    モリセルのデータセンシング装置。
  7. 【請求項7】 前記マルチステップカレントソース部
    は、前記メモリセルアレイ部が2ビットのしきい値電圧
    レベルを格納している場合、スイッチング手段を有する
    2 個のブランチ(第1、第2、第3、第4ブランチ)
    から構成されることを特徴とする請求項5に記載の多重
    ビットメモリセルのデータセンシング装置。
  8. 【請求項8】 前記マルチステップカレントソース部
    は、 前記第1ブランチに直列連結される第1、第2MOSト
    ランジスタと、 前記第2ブランチに直列連結される第3、第4MOSト
    ランジスタと、 前記第3ブランチに直列連結される第5、第6MOSト
    ランジスタと、 前記第4ブランチにドレイン端が連結される第7MOS
    トランジスタと、 ゲート端が前記第2、第4、第6、第7MOSトランジ
    スタのゲート端に共通連結され、ドレイン端がゲート端
    に連結される第8MOSトランジスタと、 前記第8MOSトランジスタのドレイン端に連結される
    基準電流供給部とから構成されることを特徴とする請求
    項7に記載の多重ビットメモリセルのデータセンシング
    装置。
  9. 【請求項9】 前記第5MOSトランジスタのゲート端
    は前記第7MOSトランジスタのドレイン端に連結さ
    れ、前記第3MOSトランジスタのゲート端は前記第6
    MOSトランジスタのドレイン端に連結され、前記第1
    MOSトランジスタのゲート端は前記第4MOSトラン
    ジスタのドレイン端に連結され、第2、第4、第6、第
    7MOSトランジスタのソース端は接地端に共通連結さ
    れていることを特徴とする請求項8に記載の多重ビット
    メモリセルのデータセンシング装置。
  10. 【請求項10】 前記第1乃至第8MOSトランジスタ
    がNMOSトランジスタである時には、前記第2、第
    4、第6、第7MOSトランジスタのソース端は接地さ
    れており、電流ソース部は供給電圧端に連結されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の多重ビットメモリセ
    ルのデータセンシング装置。
  11. 【請求項11】 前記第1乃至第8MOSトランジスタ
    がPMOSトランジスタである時には、前記第2、第
    4、第6、第7MOSトランジスタのソース端は供給電
    圧端に共通連結されており、電流ソース部は接地端に連
    結されていることを特徴とする請求項10に記載の多重
    ビットメモリセルのデータセンシング装置。
  12. 【請求項12】 前記ビットライン選択部と前記カレン
    トミラーとの間に、メモリセルのビットライン電圧をク
    ランプして一定に維持するビットライン電圧クランプ部
    を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の多重ビ
    ットメモリセルのデータセンシング装置。
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