JP2000170331A - あんこうの取付構造 - Google Patents

あんこうの取付構造

Info

Publication number
JP2000170331A
JP2000170331A JP10350462A JP35046298A JP2000170331A JP 2000170331 A JP2000170331 A JP 2000170331A JP 10350462 A JP10350462 A JP 10350462A JP 35046298 A JP35046298 A JP 35046298A JP 2000170331 A JP2000170331 A JP 2000170331A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
eaves gutter
angel
arm
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10350462A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Umiuchi
英和 海内
Kaneaki Toyoda
豊田兼昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP10350462A priority Critical patent/JP2000170331A/ja
Publication of JP2000170331A publication Critical patent/JP2000170331A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Awnings And Sunshades (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 あんこうの取付が簡単で、外観上、シン
プルな取り付けができ、軒樋に直接あんこうの自重が掛
からず軒樋が変形しないあんこうの取付構造を提供する
ものである。 【解決手段】 軒樋支持具1は、取付部11と、腕部1
2とからなり、この腕部12には、軒樋耳保持部13、
14と支持部10とが設けられ、あんこう支持具3は腕
部取付部30と、あんこう取付部36が設けられ、あん
こう4は、小孔42と、竪樋接続部43とが設けられ、
軒樋支持具1に取り付けられる位置の下部の底部23に
ドレン孔24が開けられ、あんこう支持具3がドレン孔
24に差し込まれ、腕部取付部30が支持部10に取り
付けられ、あんこう支持具3のあんこう取付部36にあ
んこうの小孔42が引っ掛けられて、保持されているも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軒先に軒樋支持具
と軒樋が取着固定され、この軒樋に集水器を介してあん
こうが保持されるあんこうの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、あんこうの取付構造については、
先ず、実公平3−21562号公報に記載ある軒樋支持
具を用いて、軒先に軒樋支持具を取り付け、この軒樋支
持具に軒樋を取り付ける。次に、実公平4−28332
号公報に記載あるように、この軒樋に集水器を取り付
け、この集水器にあんこうを取り付ける構造が知られて
いる。
【0003】この実公平3−21562号公報に記載の
軒樋の支持構造は、軒樋支持具と軒樋とからなり、軒樋
支持具は、取付板と、この取付板から屋外側に突出され
た腕部と、この腕部の先端に設けられた屋外側耳保持部
と、この屋外側耳保持部より屋内側に設けられた屋内側
耳保持部とからなり、軒樋支持具の屋外側耳保持部で軒
樋の屋内側耳部を保持し、軒樋支持具の屋内側耳保持部
に下方より軒樋の屋内側耳部を挿入して、軒樋が軒樋支
持具に保持されている構造のものである。
【0004】又、実公平4−28332号公報に記載の
集水器とあんこうの取付構造は、軒樋に雨水を集める集
水器と、この集水器に形成された段部に係合されるフラ
ンジ部を有するガイド筒と、上端開口部が集水器の下端
開口部内径とほぼ同径になされたあんこうとからなり、
軒樋に集水器を取り付け、集水器とあんこうの接続部の
内に介装されて、あんこうが集水器に保持されている構
造のものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法では、軒樋支持具に軒樋を取り付け、この軒樋に集
水器を取り付け、さらに、集水器にあんこうを取り付け
ており、施工に手間がかかり、あんこうを直接軒樋に取
り付けたものに較べ、外観上、シンプルな取り付けがで
きないという問題があった。又、集水器を介して、あん
こうを軒樋に取り付けているため、あんこう自体の荷重
が集水器と共に、軒樋に掛かって、軒樋が変形するとい
う問題があった。
【0006】本発明の目的は、上記問題に着目してなさ
れたもので、あんこうの取付が簡単で、外観上、シンプ
ルな取り付けができ、軒樋に直接あんこうの自重が掛か
らず軒樋が変形しないあんこうの取付構造を提供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するためになされたもので、本発明は、あんこう支持
具を支持する支持部を有する軒樋支持具が軒先に取り付
けられ、軒樋支持具に軒樋が取り付けられ、あんこう支
持具にあんこうが取り付けられたあんこうの取付構造で
あって、軒樋支持具は、取付部と、この取付部から屋外
方向に突設された腕部とからなり、この腕部には、両端
部に軒樋耳保持部とほぼ中央部に支持部とが設けられ、
あんこう支持具は上端部に腕部取付部と、下端部にあん
こう取付部が設けられ、あんこうは、筒体で、上面に開
口部が設けられ、側壁上端部に小孔と、下端部に竪樋接
続部とが設けられ、軒樋は、両側壁上端部に耳部が設け
られ、軒樋支持具に取り付けられる位置の下部の底部に
ドレン孔が開けられ、このドレン孔はあんこうの上端部
の筒体より小さくなされ、あんこう支持具が軒樋のドレ
ン孔に差し込まれ、あんこう支持具の腕部取付部が軒樋
支持具の腕部の支持部に取り付けられ、あんこう支持具
のあんこう取付部にあんこうの小孔が引っ掛けられて、
保持されているものである。
【0008】本発明の軒樋支持具の支持部の形状は、あ
んこう支持具を支持できれば、適宜な形状でよく、例え
ば、軒樋支持具の腕部のほぼ中央部の下面に、腕部と直
交方向に、開口部が下方に向いた断面形状がコ字状の支
持部材を取り付け、この支持部材の両下端部に相対して
内側に向けた係止突部を設けた形状にしておくと、あん
こう支持具(後述説明)の上端部をコ字状の支持部材に
差し込み、両下端部の係止突部で係止することができる
ので、好ましい。
【0009】又、他の方法として、軒樋支持具の腕部の
ほぼ中央部で両側の下端部に窪部を設けた形状にしてお
くと、他のあんこう支持具(後述説明)の上端部を窪部
に引っ掛けて他のあんこう支持具を係止させることがで
きるので、好ましい。
【0010】本発明のあんこう支持具の形状は、あんこ
う支持具の上端部を軒樋支持具の腕部の支持部材に取り
付け、下端部であんこうを係止することができれば、適
宜な形状でよく、例えば、断面形状が逆T字状にして、
縦材を直方体の棒状体にし、横材を平板状にし、上端部
と、下端部を次のような形状にしておくとよい。
【0011】即ち、縦材の上端部で、短手方向の両側壁
にそれぞれが対応した位置に切込部を設け、この切込部
より上部の縦材の四隅の角部を削り丸みを着け、縦材を
ほぼ90°回転して縦材の長手方向で軒樋支持具の腕部
の支持部を押圧するとができようにしておく。又、縦材
の下端部には、平板状の横材を取り付け、横材の両端先
端部に係止爪を外方に向けて設けた形状にしておく。
【0012】このようにすると、縦材の上端部を軒樋支
持具のコ字状の支持部に差し込み、あんこう支持具の縦
材の上端部の切込部に支持部の係止突部を嵌めて、縦材
をほぼ90°回転することにより、押圧して、軒樋支持
具の支持部であんこう支持具の上端部をしっかりと係止
でき、あんこう支持具の横材の係止爪をあんこうの上端
部の小孔に差し込んで、あんこう支持具であんこうを係
止することができるので、好ましい。
【0013】本発明のあんこうの上端部の周面の小孔
は、あんこう支持具の係止爪に対応した形状と大きさに
しておくと、あんこうの小孔を係止爪に引っ掛けて、し
っかりと係止することができるので、好ましい。
【0014】本発明の軒樋支持具、あんこう支持具とあ
んこうの材質は、合成樹脂、金属が使用されるが、軽
量、防錆の点で合成樹脂がよく、合成樹脂の中でも、ポ
リカ−ボネ−ト樹脂であると可撓性がよく、ABS樹脂
であると耐衝撃性がよい。本発明の軒樋支持具、あんこ
う支持具とあんこうとは、別々に射出成形法で製造する
と、軒樋支持具は、取付部、腕部、両耳保持部、支持部
とが、又、あんこう支持具は、縦材、横材、係止爪とが
一体成形できるので、外観の点で、好ましい。
【0015】(作用)本発明では、軒樋支持具は、取付
部と、この取付部から屋外方向に突設された腕部とから
なり、この腕部には、両端部に軒樋耳保持部とほぼ中央
部に支持部とが設けられ、あんこう支持具は上端部に腕
部取付部と、下端部にあんこう取付部が設けられ、あん
こうは、筒体で、上面に開口部が設けられ、側壁上端部
に小孔と、下端部に竪樋接続部とが設けられ、軒樋は、
両側壁上端部に耳部が設けられ、軒樋支持具に取り付け
られる位置の下部の底部にドレン孔が開けられているか
ら、あんこう支持具を軒樋のドレン孔に差し込んで、あ
んこう支持具の腕部取付部を軒樋支持具の腕部の支持部
に取り付け、あんこう支持具のあんこう取付部にあんこ
うの小孔を引っ掛けて、保持することによって、集水器
等を介さずに、軒樋のドレン孔の下部にあんこうを取り
付けることができ、他の取付部品を使用することないの
で、施工性も良くなり、外観上、シンプルな取り付けが
できる。
【0016】又、あんこうはあんこう支持具に取り付け
られ、このあんこう支持具は軒樋支持具と共に軒先に取
り付けられているから、軒樋にはあんこうが直接取り付
けられておらず、あんこう自体の荷重が軒樋に掛かから
ず、軒樋があんこう自体の荷重で変形するということは
ない。
【0017】又、軒樋支持具の取付位置を軒先の任意の
位置に取り付けることができるので、竪樋の落とし位置
に合わせて、軒樋支持具を取り付け、この軒樋支持具に
あんこう支持具とあんこうとを自由に取り付けることが
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1〜図6に
基づいて説明する。図1はあんこうの取付構造を構成す
る軒樋支持具、軒樋、あんこう支持具及びあんこうの斜
視説明図、図2はあんこうの取付構造の分解斜視説明
図、図3〜図6はあんこうの取付工程を示す斜視説明図
である。
【0019】図1及び図2に示すように、Aはあんこう
の取付構造であり、あんこうの取付構造Aは軒樋支持具
1、軒樋2、あんこう支持具3及びあんこう4とからな
っている。この軒樋支持具1は、ポリカ−ボネ−ト樹脂
製で、取付部11と、腕部12とからなり、射出成形法
で一体に作られている。取付部11は矩形状の板体で、
腕部12を挟んだ両側に左右1個づつと中央部下端部に
1個表面から裏面に貫通された取付孔15が設けられて
いる。腕部12は棒状体で、取付部11のほぼ中央上端
部より、屋外側に向けて突出されている。
【0020】そして、腕部12には、屋外側に屋外側耳
保持部13と、屋内側に屋内側耳保持部14と、ほぼ中
央部下端部に支持部10とが設けられている。この屋外
側耳保持部13は、腕部12の先端が上向きに突設さ
れ、屋内側耳保持部14は、取付部11の下端部に屋外
方向に斜め上向きに突設された耳受部(図示省略)と、
腕部12から屋内方向に斜め上向きに突設されたバネ片
(図示省略)とからなっている。
【0021】この支持部10は、腕部12のほぼ中央部
下面に、腕部12と直交方向に、取り付けられ、開口部
16が下方に向いた断面形状がコ字状の支持部材17
と、この支持部材17の両下端部に相対して内側に向け
た係止突部18、18と、係止突部18、18の上部の
空間19とからなっている。支持部材17の長さは、取
付部11の横幅とほぼ同じ長さになされている。空間1
9の大きさは、あんこう支持具(後述説明)3の上端部
が差し込まれ、あんこう支持具3の上端部を90°回転
させると、あんこう支持具3の上端部の長手方向で支持
部材17の空間19の側壁を押圧できる程度になされて
いる。
【0022】軒樋2は、硬質塩化ビニル樹脂製で、略U
字状になされ、屋外側側壁のほぼ中央部が長手方向に沿
って内側に窪んでいる。屋外側に屋外側耳部21と、屋
内側に屋内側耳部22とが設けられ、軒樋支持具1に取
り付けられる位置の下部の底部23にはドレン孔24が
開けられ、このドレン孔24はあんこう(後述説明)の
上端部の筒体より小さくなされている。ドレン孔24に
は、ドレン落し口25が外嵌され、接着されている。
【0023】あんこう支持具3は、ポリカ−ボネ−ト樹
脂製で、断面形状が逆T字状になされ、直方体の棒状体
の縦材31と、この縦材31の下端面取り付けられた平
板状の横材32とからなっている。縦材31の上端部に
は腕部取付部30と、横材32の両端部にはあんこう取
付部36とが設けられている。
【0024】この腕部取付部30は、短手方向の両側壁
にそれぞれが対応した位置に設けられた切込部33、3
3と、この切込部33、33より上部に設けられた係止
部35とからなり、この係止部35の四隅の角部は削ら
れ、丸くなされている。この切込部33、33の深さ
は、軒樋支持具1の支持部材17の係止突部18、18
の突出長さとほぼ同じになされている。あんこう取付部
36は、横材32と、この横材32の両端先端部に外方
に向けて設けられている鉤状の係止爪34、34からな
っている。
【0025】あんこう4は、硬質塩化ビニル樹脂製で、
上方が太く、下方にゆくにつれて細く、下端部が内側方
に若干曲げられた筒体で、上面に開口部41が設けら
れ、軒樋2方向の側壁上端部に相対して2つの小孔42
と、下端部に竪樋接続部43とが設けられている。開口
部41の大きさは軒樋2のドレン孔24より大きくなさ
れている。
【0026】次に、軒樋支持具1と、軒樋2と、あんこ
う支持具3と、あんこう4の取付方法及び作用につい
て、図3〜図6に基づいて説明する。軒先に、軒樋支持
具1と竪樋5の取付位置をきめる。次に、竪樋5の上方
の鼻隠し板(図示省略)に軒樋支持具1を取り付ける。
次に、軒樋2の底部23で、軒樋支持具1の下部になる
位置にドレン孔24を開けて、このドレン孔24にドレ
ン落し口25を外嵌し、接着する。
【0027】次に、図3に示すように、軒樋支持具1に
屋外側耳保持部13に軒樋2の屋外側耳部21を引っ掛
けて、屋外側耳保持部13を軸にして屋内側方向に回動
させて、屋内側耳保持部14に軒樋2の屋内側耳部22
を差し込んで、軒樋支持具1に軒樋2を取り付ける。
【0028】次に、図4に示すように、軒樋支持具1に
取り付けられた軒樋2のドレン孔24の下方から、あん
こう支持具3の横材32が軒樋2方向と直交するように
して、あんこう支持具3の縦材31を差し込む。次に、
縦材31の上端部の係止部35の長手方向が軒樋2方向
になるようにして、支持部材17の開口部16よりあん
こう支持具3の縦材31を差し込んで、係止部35を軒
樋支持具1の支持部材17の上部の空間19に、又、縦
材31の上端部の切込部33に支持部材17の上部の係
止突部18に嵌める。
【0029】次に、図5に示すように、あんこう支持具
3の縦材31をほぼ90°回転させて、あんこう支持具
3の上端部の係止部35の長手方向で支持部材17の空
間19の側壁を押圧して、あんこう支持具3の横材32
を軒樋2方に向けて、あんこう支持具3を軒樋支持具1
の支持部材17に係止させる。
【0030】次に、図6に示すように、あんこう支持具
3の横材32の両端先端部に鉤状の係止爪34にあんこ
う4の上面に開口部41を上方にして、あんこう4の側
壁上端部に相対して設けられた2つの小孔42を差し込
んで、引っ掛けて、あんこう支持具3にあんこう4を取
り付ける。次に、あんこう4の下端部の竪樋接続部43
に竪樋5を差し込んで、接着してあんこう4に竪樋5を
取り付ける。
【0031】このようにすると、軒樋支持具1は、取付
部11と、この取付部11から屋外方向に突設された腕
部12とからなり、この腕部12には、屋外側耳保持部
13と、屋内側耳保持部14と、ほぼ中央部に支持部1
0とが設けられ、あんこう支持具3は、上端部に腕部取
付部30と、下端部にあんこう取付部36が設けられ、
あんこう4は、筒体で、上面に開口部41が設けられ、
側壁上端部に2つの小孔42と、下端部に竪樋接続部4
3とが設けられ、軒樋2は、屋外側耳部21と屋内側耳
部22とが設けられ、軒樋支持具1に取り付けられる位
置の下部の底部23にドレン孔24が開けられているか
ら、あんこう支持具3を軒樋2のドレン孔24に差し込
んで、あんこう支持具3の腕部取付部30を軒樋支持具
1の腕部12の支持部10に取り付け、あんこう支持具
3のあんこう取付部36にあんこう4の小孔42を引っ
掛けて、保持することによって、集水器等を介さずに、
軒樋2のドレン孔24の下部にあんこう4を取り付ける
ことができ、他の取付部品を使用することがないので、
施工性も良くなり、外観上、シンプルな取り付けができ
る。
【0032】又、あんこう4はあんこう支持具3に取り
付けられ、このあんこう支持具3は軒樋支持具1と共に
軒先に取り付けられているから、軒樋2にはあんこう4
が直接取り付けられておらず、あんこう4自体の荷重が
軒樋に掛かからず、軒樋2があんこう4自体の荷重で変
形するということはない。
【0033】又、軒樋支持具1の取付位置を軒先の任意
の位置に取り付けることができるので、竪樋5の落とし
位置に合わせて、軒樋支持具1を取り付け、この軒樋支
持具1にあんこう支持具3とあんこう4とを自由に取り
付けることができる。
【0034】次に、本発明の他の実施例を図7及び図8
に基づいて説明する。図7はあんこうの取付構造を構成
する軒樋支持具、軒樋、あんこう支持具及びあんこうの
斜視説明図、図8はあんこうの取付構造の分解斜視説明
図である。
【0035】図7に示す他の実施例の構造を、図1の一
実施例の構造と比較すると、図7に示すように、軒樋支
持具の支持部と、あんこう支持具と、あんこうの小孔の
形状が異なるだけで、その他はほとんど同様である。従
って、異なる点のみ説明する。
【0036】図7及び図8に示すように、Bはあんこう
の取付構造であり、あんこうの取付構造Bは軒樋支持具
1a、軒樋2、あんこう支持具3a及びあんこう4aと
からなっている。この軒樋支持具1aは、ポリカ−ボネ
−ト樹脂製で、取付部11aと、腕部12aとからな
り、射出成形法で一体に作られている。腕部12aは断
面形状が横H字状の棒状体で、取付板11aのほぼ中央
上端部より、屋外側に向けて突出されている。そして、
腕部12aには、屋外側に屋外側耳保持部13aと、屋
内側に屋内側耳保持部14aと、ほぼ中央部下端部に支
持部10aとが設けられている。この支持部10aは、
横H字状の腕部12aの下側横材18aとなされてい
る。
【0037】あんこう支持具3aは、ポリカ−ボネ−ト
樹脂製で、丸棒状のU字状部材31aと、このU字状部
材31aの両上端部より相対して内側に向けて設けられ
た係止爪32aと、U字状部材31aの中央部下端面か
ら下方に向けて突設された棒状体33aと差込棒34a
とからなっている。この棒状体33aの下端部に、腕部
12aと直交方向に、差込孔35aが開けられている。
あんこう支持具3aの上端部に腕部取付部30aと、下
端部にあんこう取付部36aとが設けられている。
【0038】腕部取付部30aは、U字状部材31a
と、係止爪32aとでできており、あんこう取付部36
aは、棒状体33aと差込棒34aと差込孔35aでで
きている。
【0039】あんこう4aは、硬質塩化ビニル樹脂製
で、上方が太く、下方にゆくにつれて細く、下端部が内
側方に若干曲げられた筒体で、上面に開口部41aが設
けられ、軒樋2方向の側壁上端部に相対して2つの小孔
42aと、下端部に竪樋接続部43aとが設けられてい
る。開口部41aの大きさは軒樋2のドレン孔24より
大きくなされている。
【0040】次に、軒樋支持具1と、軒樋2と、あんこ
う支持具3と、あんこう4の取付方法及び作用について
説明する。取付方法については、一実施例とほとんど同
じで、異なるところは、軒樋支持具1aにあんこう支持
具3aの腕部取付部30aを取付方法と、あんこう支持
具3aのあんこう取付部36aにあんこう4aを取付方
法である。異なる部分を説明し、その他は省略する。
【0041】即ち、軒樋支持具1aに取り付けられた軒
樋2のドレン孔24の下方から、あんこう支持具3aの
腕部取付部30aを差し込んで、あんこう支持具3aの
U字状部材31aを拡げながら、両方の係止爪32aを
軒樋支持具1aの腕部12aの横H字状の下側横材18
aの上に載せ、腕部12aの横H字状の縦材19aを両
方の係止爪32aで挟むようにして、軒樋支持具1aに
あんこう支持具3aの腕部取付部30aを取り付ける。
【0042】次に、図8に示すように、あんこう4の側
壁上端部に相対して設けられた2つの小孔42aと、あ
んこう支持具3aの差込孔35aとに差込棒34aを差
し込んで、あんこう取付部36aにあんこう4を取り付
ける。
【0043】作用については、一実施例とほとんど同じ
であり、説明は省略する。
【0044】以上、本発明実施例を図面に基づいて説明
してきたが、具体的な構成はこの実施例の限られるもの
ではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等が
あっても本発明に含まれる。例えば、他の実施例では、
あんこう支持具3aの腕部取付部30aがU字状部材3
1aと、係止爪32aとでできており、係止爪32aで
腕部12aを挟むようにしているが、腕部取付部を鉤状
部材にして腕部に引っ掛けるようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上、説明してきたように、本発明で
は、軒樋支持具は、取付部と、この取付部から屋外方向
に突設された腕部とからなり、この腕部には、両端部に
軒樋耳保持部とほぼ中央部に支持部とが設けられ、あん
こう支持具は上端部に腕部取付部と、下端部にあんこう
取付部が設けられ、あんこうは、筒体で、上面に開口部
が設けられ、側壁上端部に小孔と、下端部に竪樋接続部
とが設けられ、軒樋は、両側壁上端部に耳部が設けら
れ、軒樋支持具に取り付けられる位置の下部の底部にド
レン孔が開けられているから、あんこう支持具を軒樋の
ドレン孔に差し込んで、あんこう支持具の腕部取付部を
軒樋支持具の腕部の支持部に取り付け、あんこう支持具
のあんこう取付部にあんこうの小孔を引っ掛けて、保持
することによって、集水器等を介さずに、軒樋のドレン
孔の下部にあんこうを取り付けることができ、他の取付
部品を使用することないので、施工性も良くなり、外観
上、シンプルな取り付けができる。
【0046】又、あんこうはあんこう支持具に取り付け
られ、このあんこう支持具は軒樋支持具と共に軒先に取
り付けられているから、軒樋にはあんこうが直接取り付
けられておらず、あんこう自体の荷重が軒樋に掛かから
ず、軒樋があんこう自体の荷重で変形するということは
ない。
【0047】又、軒樋支持具の取付位置を軒先の任意の
位置に取り付けることができるので、竪樋の落とし位置
に合わせて、軒樋支持具を取り付け、この軒樋支持具に
あんこう支持具とあんこうとを自由に取り付けることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】あんこうの取付構造を構成する軒樋支持具、軒
樋、あんこう支持具及びあんこうの斜視説明図である。
【図2】あんこうの取付構造の分解斜視説明図である。
【図3】軒樋支持具に軒樋を取り付けた斜視説明図であ
る。
【図4】図3に示された軒樋支持具にあんこう支持具を
取り付ける状態を示す斜視説明図である。
【図5】図4軒樋支持具にあんこう支持具を取り付け、
あんこう支持具を90°回転させた状態を示す斜視説明
図である。
【図6】図5に示されたあんこう支持具にあんこうを取
り付ける状態を示す斜視説明図である。
【図7】あんこうの取付構造を構成する軒樋支持具、軒
樋、あんこう支持具及びあんこうの斜視説明図である。
【図8】あんこうの取付構造を示す斜視説明図である。
【符号の説明】
A、B あんこうの取付構造 1、1a 軒樋支持具 10、10a 支持部 11、11a 取付部 12、12a 腕部 13、13a 屋外側耳保持部 14、14a 屋内側耳保持部 15 取付孔 16 開口部 17 支持部材 18 係止突部 18a 下側横材 19 空間 19a 縦材 2 軒樋 21 屋外側耳部 22 屋内側耳部 23 底部 24 ドレン孔 25 ドレン落とし口 3、3a あんこう支持具 31 縦材 31a U字状部材 32 横材 32a 係止爪 33 切込部 33a 棒状体 34 係止爪 34a 差込棒 35 係止部 35a 差込孔 36、36a あんこう取付部 4、4a あんこう 41、41a 開口部 42、42a 小孔 43、43a 竪樋接続部 5 竪樋

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あんこう支持具を支持する支持部を有す
    る軒樋支持具が軒先に取り付けられ、軒樋支持具に軒樋
    が取り付けられ、あんこう支持具にあんこうが取り付け
    られたあんこうの取付構造であって、 前記軒樋支持具は、取付部と、この取付部から屋外方向
    に突設された腕部とからなり、この腕部には、両端部に
    軒樋耳保持部とほぼ中央部に支持部とが設けられ、 前記あんこう支持具は上端部に腕部取付部と、下端部に
    あんこう取付部が設けられ、 前記あんこうは、筒体で、上面に開口部が設けられ、側
    壁上端部に小孔と、下端部に竪樋接続部とが設けられ、 前記軒樋は、両側壁上端部に耳部が設けられ、軒樋支持
    具に取り付けられる位置の下部の底部にドレン孔が開け
    られ、このドレン孔はあんこうの上端部の筒体より小さ
    くなされ、 あんこう支持具が軒樋のドレン孔に差し込まれ、あんこ
    う支持具の腕部取付部が軒樋支持具の腕部の支持部に取
    り付けられ、あんこう支持具のあんこう取付部にあんこ
    うの小孔が引っ掛けられて、保持されていることを特徴
    とするあんこうの取付構造。
JP10350462A 1998-12-09 1998-12-09 あんこうの取付構造 Pending JP2000170331A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10350462A JP2000170331A (ja) 1998-12-09 1998-12-09 あんこうの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10350462A JP2000170331A (ja) 1998-12-09 1998-12-09 あんこうの取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000170331A true JP2000170331A (ja) 2000-06-20

Family

ID=18410664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10350462A Pending JP2000170331A (ja) 1998-12-09 1998-12-09 あんこうの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000170331A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000170331A (ja) あんこうの取付構造
JP4534929B2 (ja) 軒樋装置
JP4552839B2 (ja) 軒樋
JP2000110314A (ja) あんこうの取付構造
JPH079944Y2 (ja) 軒樋取付具
JPH0640259Y2 (ja) 軒樋の吊り下げ構造
JP3626271B2 (ja) 軒樋継手
JP3930272B2 (ja) 軒樋取付構造及び軒樋押え具
JPH0142579Y2 (ja)
JP3392003B2 (ja) 化粧カバーの取付構造
JP3768716B2 (ja) 樋取付け具
JP3884525B2 (ja) 軒樋吊具および軒樋の支持構造
JPH10299196A (ja) 軒樋受け具
JPH10292579A (ja) 竪樋支持具
JP2540698Y2 (ja) 軒樋の取付構造
JPH05187104A (ja) 軒樋の取付方法
JP2000297503A (ja) 軒樋と軒樋継手の接続構造
JPH11247383A (ja) 軒樋係止具
JP2002194860A (ja) 軒樋カバーの支持構造
JPH10131432A (ja) 軒樋の支持構造
JP2543072Y2 (ja) 軒樋支持装置
JPH0321563Y2 (ja)
JPH0330491Y2 (ja)
JPH10102701A (ja) 軒樋の支持構造
JPH084228A (ja) 軒樋吊り構造