JP2000170128A - 自然発光体を組み込んだ建築土木用資材 - Google Patents
自然発光体を組み込んだ建築土木用資材Info
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- JP2000170128A JP2000170128A JP11376695A JP37669599A JP2000170128A JP 2000170128 A JP2000170128 A JP 2000170128A JP 11376695 A JP11376695 A JP 11376695A JP 37669599 A JP37669599 A JP 37669599A JP 2000170128 A JP2000170128 A JP 2000170128A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 注意を喚起する場所等に使用される建築・土
木用の資材のタイル，インターロッキング，レンガ等を
より鮮明に見やすくすると同時に景観材としての美しさ
を出す。 【解決手段】 多面カットされ乱反射効果を有し，裏面
が金属箔で被覆された反射効果の大きい特殊ガラス粒又
は特殊ガラス粒と蓄光顔料混入樹脂で構成される自然発
光体部分をタイル等の母材に組み込む。
木用の資材のタイル，インターロッキング，レンガ等を
より鮮明に見やすくすると同時に景観材としての美しさ
を出す。 【解決手段】 多面カットされ乱反射効果を有し，裏面
が金属箔で被覆された反射効果の大きい特殊ガラス粒又
は特殊ガラス粒と蓄光顔料混入樹脂で構成される自然発
光体部分をタイル等の母材に組み込む。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】歩行者に対する安全対策に資
すると共に，街並みや住空間の表情を昼夜共に一変させ
る景観材として利用出来る。
すると共に，街並みや住空間の表情を昼夜共に一変させ
る景観材として利用出来る。
【０００２】特に視力の劣る高齢者や弱視者が８割以上
を占める視覚障害者にやさしい環境づくり，具体的には
道路，公園，駅舎，バスターミナル等の段差部分や点字
誘導ブロック設置部分，プラットフォーム先端部分等の
注意喚起を必要とする部分に，夜昼を問わず，より鮮明
に視認できる資材として利用価値が大きい。
を占める視覚障害者にやさしい環境づくり，具体的には
道路，公園，駅舎，バスターミナル等の段差部分や点字
誘導ブロック設置部分，プラットフォーム先端部分等の
注意喚起を必要とする部分に，夜昼を問わず，より鮮明
に視認できる資材として利用価値が大きい。
【０００３】
【従来の技術】電源又は電池を必要とするＬＥＤ，光フ
ァイバー，ブラックライト使用の製品は輝度は高いが，
設置費用，保守・維持費用共に高い。
ァイバー，ブラックライト使用の製品は輝度は高いが，
設置費用，保守・維持費用共に高い。
【０００４】一方，自然に発光するものとしては，蓄光
材あるいは蛍光材を使ったものがあるが，紫外線を与え
続けなければ残光輝度が急速に落ちる。即ち，急に暗く
なる状況下，或いはほぼ真暗闇の状況下にないと効果が
発揮できないし，日中には何らの効果も発しない。
材あるいは蛍光材を使ったものがあるが，紫外線を与え
続けなければ残光輝度が急速に落ちる。即ち，急に暗く
なる状況下，或いはほぼ真暗闇の状況下にないと効果が
発揮できないし，日中には何らの効果も発しない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来品の欠点
を補い，昼夜を問わず，より鮮明に視認でき，厳しい自
然環境下でも長期間の使用に耐えうる商品の開発を目的
に研究を重ねてきた。
を補い，昼夜を問わず，より鮮明に視認でき，厳しい自
然環境下でも長期間の使用に耐えうる商品の開発を目的
に研究を重ねてきた。
【０００６】反射効果を有するものとしては樹脂製の反
射板，ガラス・ビーズ（球状のガラス粒子）或いは光る
骨材は他の製品で使用されているが，いづれも光の来る
方向からしか視認出来ない，或いは輝度が低い，更には
剥離防止が困難等の問題があり，本発明の目的には合致
しない。
射板，ガラス・ビーズ（球状のガラス粒子）或いは光る
骨材は他の製品で使用されているが，いづれも光の来る
方向からしか視認出来ない，或いは輝度が低い，更には
剥離防止が困難等の問題があり，本発明の目的には合致
しない。
【０００７】
【課題を解決するための手段】その結果，多面カットの
ガラスが種々の角度から反射光が視認できること，又，
タイル等の母材との接着面となる裏面を金属箔で被覆す
る事により反射効果が極めて大きくなること，更には，
ガラス粒子の形状等に工夫をこらす事により剥離の問題
も解消出来ることをつきとめ，発明を完成することがで
きた。
ガラスが種々の角度から反射光が視認できること，又，
タイル等の母材との接着面となる裏面を金属箔で被覆す
る事により反射効果が極めて大きくなること，更には，
ガラス粒子の形状等に工夫をこらす事により剥離の問題
も解消出来ることをつきとめ，発明を完成することがで
きた。
【０００８】本発明で使用される特殊ガラス粒は直径２
ｍｍから１０ｍｍまでの特殊クリスタルガラスで，図面
３及び図面８に代表される１０面以上にカットされてい
る形状を有し，乱反射効果が高く，光のくる方向に関係
なく種々の角度から反射光を視認できる。
ｍｍから１０ｍｍまでの特殊クリスタルガラスで，図面
３及び図面８に代表される１０面以上にカットされてい
る形状を有し，乱反射効果が高く，光のくる方向に関係
なく種々の角度から反射光を視認できる。
【０００９】又，裏面がアルミ箔等の金属箔が塗布され
ている裏面ホイルを有する為，日中はもとより，僅かな
光しかない薄暗がりにおいても，あざやかな反射光を放
つ。
ている裏面ホイルを有する為，日中はもとより，僅かな
光しかない薄暗がりにおいても，あざやかな反射光を放
つ。
【００１０】従い，夜間でも可成り明るい都市の状況
下，蓄光効果との併用をしなくてもよい。
下，蓄光効果との併用をしなくてもよい。
【００１１】但し，急に暗くなる緊急時，或いは光が殆
どない状況下にあっては反射効果は期待出来ない為，そ
の目的と用途によっては蓄光効果との併用とした方が良
い場合もある。
どない状況下にあっては反射効果は期待出来ない為，そ
の目的と用途によっては蓄光効果との併用とした方が良
い場合もある。
【００１２】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。図１，図４及び図６で例
示されるタイル，コンクリート二次製品，レンガ，石
材，ゴム製品等（以下，総称して母材という）の特定位
置に自然発光体部分１を設置する為の溝を設ける。
づき図面を参照して説明する。図１，図４及び図６で例
示されるタイル，コンクリート二次製品，レンガ，石
材，ゴム製品等（以下，総称して母材という）の特定位
置に自然発光体部分１を設置する為の溝を設ける。
【００１３】溝の長さ，幅，形状，深さ並びに数等は，
使用される母材の目的と用途に合わせて設定する。
使用される母材の目的と用途に合わせて設定する。
【００１４】但し，溝の深さについては，使用する特殊
ガラス粒２の大きさと高さを考慮する必要があり，溝が
深すぎると視認しにくくなり，浅すぎると特殊ガラス粒
２の剥離や滑りの問題が生ずるので注意を要する。
ガラス粒２の大きさと高さを考慮する必要があり，溝が
深すぎると視認しにくくなり，浅すぎると特殊ガラス粒
２の剥離や滑りの問題が生ずるので注意を要する。
【００１５】剥離の懸念が大きい用途の場合は，図３の
形状の裏面ホイル部分５が突起した形状の特殊ガラス粒
２を用い，更に特殊ガラス粒２を接着後，自然発光体部
分１の表面全体を透明な樹脂でコーティングする。
形状の裏面ホイル部分５が突起した形状の特殊ガラス粒
２を用い，更に特殊ガラス粒２を接着後，自然発光体部
分１の表面全体を透明な樹脂でコーティングする。
【００１６】剥離の心配がない用途の場合は，図８の形
状の裏面ホイル５が平坦な特殊ガラス粒２を使ってもよ
い。
状の裏面ホイル５が平坦な特殊ガラス粒２を使ってもよ
い。
【００１７】蓄光効果を併用する場合は，蓄光顔料２０
％，接着材としてのエポキシ樹脂８０％の割合での蓄光
顔料混入樹脂３を作る。
％，接着材としてのエポキシ樹脂８０％の割合での蓄光
顔料混入樹脂３を作る。
【００１８】蓄光顔料は酸化亜鉛系のもの，酸化ストロ
ンチウム系のものの，いずれでもよいし，接着材は蓄光
効果を減少させない透明な他の樹脂を用いてもよい。
ンチウム系のものの，いずれでもよいし，接着材は蓄光
効果を減少させない透明な他の樹脂を用いてもよい。
【００１９】特殊ガラス粒２は裏面ホイル５を有する
為，光を通さず，蓄光効果を減ずる事になり，特殊ガラ
ス粒２の設置部分は蓄光時，黒点の如く視認される。
為，光を通さず，蓄光効果を減ずる事になり，特殊ガラ
ス粒２の設置部分は蓄光時，黒点の如く視認される。
【００２０】従い，蓄光効果と併用する用途の場合は，
特殊ガラス粒２の大きさと設置間隔に配慮する必要があ
る。
特殊ガラス粒２の大きさと設置間隔に配慮する必要があ
る。
【００２１】使用する特殊ガラス粒子の大きさと形状
は，母材の使用目的や形状により決めればよいが，図３
に示される１７面カットの特殊ガラス体を使用する場合
は，裏面ホイル部分５が全部隠れるように接着する。
は，母材の使用目的や形状により決めればよいが，図３
に示される１７面カットの特殊ガラス体を使用する場合
は，裏面ホイル部分５が全部隠れるように接着する。
【００２２】
【発明の効果】本発明は安全性を重視した注意喚起物体
として，歩道，公共広場，公園，駅舎等の公共施設はも
とより，建築物及びその外構，更には個人住宅に至る
迄，その利用範囲は広い。
として，歩道，公共広場，公園，駅舎等の公共施設はも
とより，建築物及びその外構，更には個人住宅に至る
迄，その利用範囲は広い。
【００２３】具体的には，点字誘導ブロック施設部分，
歩車道との境界用の縁石部分，階段等の段差・段鼻部分
等での使用が，より効果的である。
歩車道との境界用の縁石部分，階段等の段差・段鼻部分
等での使用が，より効果的である。
【００２４】又，使用される特殊ガラス粒に色の変化を
持たせることにより，あたかも数種の宝石を散りばめた
ような演出も可能であり，人工的な光と異なり自然反射
光の落ちついた自然と調和する雰囲気の景観づくりや，
あざやかで快適な住空間の創出も可能である。
持たせることにより，あたかも数種の宝石を散りばめた
ような演出も可能であり，人工的な光と異なり自然反射
光の落ちついた自然と調和する雰囲気の景観づくりや，
あざやかで快適な住空間の創出も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】代表的な母材としての点字ブロック用母材の全
体を示す立体図である。
体を示す立体図である。
【図２】組み込む自然発光体部分の実施例を示す縦断面
図である。
図である。
【図３】使用する特殊ガラス粒の代表的な１７面カット
のものを示す縦断面図である。
のものを示す縦断面図である。
【図４】代表的な母材としての段鼻用母材の全体を示す
立体図である。
立体図である。
【図５】組み込む自然発光体部分の実施例を示す縦断面
図である。
図である。
【図６】内装用タイル（薄い母材）の全体を示す立体図
である。
である。
【図７】組み込む自然発光体部分の実施例を示す縦断面
図である。
図である。
【図８】使用する特殊ガラス粒の代表的な１０面カット
のものを示す縦断面図である。
のものを示す縦断面図である。
ａ．点字ブロック用母材 １ 自然発光体部分 ２ 特殊ガラス粒 ３ 蓄光顔料混入樹脂 ４ 樹脂被膜 ５ 裏面ホイル ｂ 段鼻用母材 ６ 接着用樹脂 ｃ 内装用タイル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１２年１月１９日（２０００．１．１
９）
９）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００８
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００８】本発明で使用される特殊ガラス粒は直径２
ｍｍから１９ｍｍまでの特殊クリスタルガラスで，図面
３及び図面８に代表される１０面以上にカットされてい
る形状を有し，乱反射効果が高く，光のくる方向に関係
なく種々の角度から反射光を視認できる。
ｍｍから１９ｍｍまでの特殊クリスタルガラスで，図面
３及び図面８に代表される１０面以上にカットされてい
る形状を有し，乱反射効果が高く，光のくる方向に関係
なく種々の角度から反射光を視認できる。
Claims (10)
- 【請求項１】 表面に特殊ガラス粒（２）と蓄光顔料混
入樹脂（３）より構成される自然発光体部分（１）を組
み込んだタイル。 - 【請求項２】 表面に請求項記載の自然発光体部分
（１）を組み込んだインターロッキング，コンクリート
平板等のコンクリート二次製品。 - 【請求項３】 表面に請求項１記載の自然発光体部分
（１）を組み込んだレンガ。 - 【請求項４】 表面に請求項１記載の自然発光体部分
（１）を組み込んだ建築又は土木用に使用される石材。 - 【請求項５】 表面に請求項１記載の自然発光体部分
（１）を組み込んだ舗装材として使用されるゴム製品。 - 【請求項６】 表面に特殊ガラス粒（２）を組み込んだ
タイル。 - 【請求項７】 表面に特殊ガラス粒（２）を組み込んだ
インターロッキング，コンクリート平板等のコンクリー
ト二次製品。 - 【請求項８】 表面に特殊ガラス粒（２）を組み込んだ
レンガ。 - 【請求項９】 表面に特殊ガラス粒（２）を組み込んだ
建築又は土木用に使用される石材。 - 【請求項１０】 表面に特殊ガラス粒（２）を組み込ん
だ舗装材として使用されるゴム製品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11376695A JP2000170128A (ja) | 1999-12-17 | 1999-12-17 | 自然発光体を組み込んだ建築土木用資材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11376695A JP2000170128A (ja) | 1999-12-17 | 1999-12-17 | 自然発光体を組み込んだ建築土木用資材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000170128A true JP2000170128A (ja) | 2000-06-20 |
Family
ID=18507575
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11376695A Pending JP2000170128A (ja) | 1999-12-17 | 1999-12-17 | 自然発光体を組み込んだ建築土木用資材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000170128A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1552326A2 (en) * | 2002-09-30 | 2005-07-13 | Next Safety, Inc. | Roadway and vehicular-mounted reflectors incorporating a field of discrete crystal reflectors and retroreflectors |
| JP2008019575A (ja) * | 2006-07-11 | 2008-01-31 | Osada Giken Co Ltd | 舗道の処理方法 |
Citations (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6238686U (ja) * | 1986-08-07 | 1987-03-07 | ||
| JPH07302057A (ja) * | 1994-04-28 | 1995-11-14 | Ichiro Okutsu | 蓄光性物質が封入された物体 |
| JPH08503754A (ja) * | 1992-03-06 | 1996-04-23 | プラスティルート ソシエテ アノニム | 交通路面または交通案内面に適用する透明物質より作成される反射物体 |
| JPH08211837A (ja) * | 1995-02-07 | 1996-08-20 | Tamuraya:Kk | 発光硬質基盤 |
| JPH08260432A (ja) * | 1995-03-22 | 1996-10-08 | Kudou Concrete Kk | 反射体付き境界ブロック |
| JPH08338009A (ja) * | 1995-06-12 | 1996-12-24 | Teratsukusu:Kk | 盲人用歩道板 |
| JPH0925617A (ja) * | 1995-07-10 | 1997-01-28 | Teratsukusu:Kk | 蓄光性蛍光体埋設ブロック |
| JPH10219621A (ja) * | 1997-02-06 | 1998-08-18 | Seitoo Kk | 自発光型路面標示材料並びにこれを用いた自発光型路面標示並びにその施工方法 |
| JPH11288233A (ja) * | 1998-04-02 | 1999-10-19 | Nippon Carbide Ind Co Inc | 情報表示装置 |
-
1999
- 1999-12-17 JP JP11376695A patent/JP2000170128A/ja active Pending
Patent Citations (9)
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| EP1552326A4 (en) * | 2002-09-30 | 2006-04-12 | Next Safety Inc | REFLECTORS APPLIED TO ROAD AND VEHICLES WITH A FIELD OF DISCRETER CRYSTAL REFLECTORS AND RETRORE FLOWERS |
| JP2008019575A (ja) * | 2006-07-11 | 2008-01-31 | Osada Giken Co Ltd | 舗道の処理方法 |
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Legal Events
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