JP3246842U - 蓄光体を配置した誘導用の縁石ブロック - Google Patents

Abstract

【課題】耐候性に優れ、長時間残光性を有し、夜間や災害時等の視認性に優れた蓄光性縁石ブロックを提供する。【解決手段】縁石ブロック１の上面１０に形成した凹部１０ａに蓄光体２を収納するように取り付ける。蓄光体が昼間に蓄えた光を夜間に発光させて視認性を高め、縁石の存在を歩行者及びドライバーに強くアピールすることから、人や車を安全に誘導することができる。特に、縁石ブロックを避難誘導路に設置しておけば、停電を伴う災害が夜間に発生した場合であっても、蓄光体が発光するため、視認性に優れ、確実で安全な避難誘導システムとすることができる。また、災害時の夜間誘導機能ばかりでなく、平時においても夜間発光による演出用途等に利用可能である。【選択図】図１

Description

本考案は、道路の車道と歩道の境目、道路の縁や特定の位置を示す境界ブロックであって、特に、夜間や災害時等に、人を安全に誘導するための蓄光体を上面に配置した誘導用の縁石ブロックに関するものである。

特許文献１には、コンクリート骨材にガラス等を練り込んで、夜間にライトの光を反射させて、人や車を安全に誘導するブロックが開示されている。

特開２００１－２６１４０７

特に夜間の災害に備えて、たとえ停電していても夜間を通して発光が確認でき、安全に避難できる避難誘導システムが強く求められている。しかしながら、反射板やガラス等は、暗所では自発光しないという問題があるため、避難誘導の目的には十分ではない。そこで、長時間残光性を有し、視認性に優れた蓄光性縁石ブロックが求められていた。

本考案は、前記の不都合を解消するために提案されたものであって、その構成は、縁石ブロックの上面に、少なくとも一つ以上の凹部を形成し、該凹部に蓄光体を収納するように取り付け、該蓄光体が昼間に吸収した光を夜間に発光させて視認性を高めたことを特徴とする縁石ブロックである。

本考案の縁石ブロックによれば、蓄光体が昼間に蓄えた光を夜間に発光させることによって視認性を高め、縁石の存在を歩行者及びドライバーに強くアピールすることができ、人や車を安全に誘導することができる。
特に、本考案の縁石ブロックを避難誘導路に設置しておけば、停電を伴う災害が夜間に発生した場合であっても、蓄光体が発光するため、視認性に優れ、確実で安全な避難誘導システムとすることができる。

本実施例の縁石ブロックを示す斜視説明図である。 本実施例の縁石ブロックを示す断面説明図である。

以下、本考案の縁石ブロックについて実施例に基づき説明する。図１は本実施例の縁石ブロックを示す斜視説明図であり、図２は本実施例の縁石ブロックを示す断面説明図である。

本実施例の縁石ブロックは、略直方体状のコンクリート製の縁石ブロック１であり、車道の端部あるいは車道と歩道の境界部分に施工される。縁石ブロック１の上面１０には、長さ方向に沿って略椀形状の凹部１０ａを所定間隔で複数個設けている。
蓄光体２は、金属酸化物に希土類元素をドープさせた蓄光性蛍光体であり、扁平な丸ビーズ状に成型している。本実施例では、蓄光体２としてコドモエナジー株式会社製の蓄光素材である「ルナウェア」（登録商標）を使用した。縁石ブロック１の凹部１０ａには、蓄光体２の底部２１を収納するように取り付けており、縁石ブロックの上面１０と蓄光体２の上部２０は、略同一高さに揃えている。

本考案の縁石ブロックは、災害時の夜間誘導機能ばかりでなく、平時においても夜間発光による演出用途等に利用可能である。

１ 縁石ブロック
１０ 上面
１０ａ 凹部
２ 蓄光体
２０ 上部
２１ 底部

Claims (1)

1. 縁石ブロックの上面に、少なくとも一つ以上の凹部を形成し、該凹部に蓄光体を収納するように取り付け、該蓄光体が昼間に吸収した光を夜間に発光させて視認性を高めたことを特徴とする縁石ブロック。

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