JP2002220819A - 蓄光境界杭 - Google Patents
蓄光境界杭Info
- Publication number
- JP2002220819A JP2002220819A JP2001053122A JP2001053122A JP2002220819A JP 2002220819 A JP2002220819 A JP 2002220819A JP 2001053122 A JP2001053122 A JP 2001053122A JP 2001053122 A JP2001053122 A JP 2001053122A JP 2002220819 A JP2002220819 A JP 2002220819A
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- JP
- Japan
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- pile
- boundary
- boundary pile
- luminous
- mixture
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 道路や河川側面、また民家の境界に立設
される境界杭が、日中の太陽光を蓄光し、暗闇で高輝度
に長時間自然発光することにより、境界杭の位置を明確
に確認でき、優れた安全性や誘導効果を発揮することが
できる蓄光境界杭を提供すること。 【解決手段】 蓄光境界杭(1)は、杭本体(2)に凹
溝(3)を設けると共に、該凹溝(3)内に蓄光剤とセ
ラミック粉の混合剤(4)を焼成したことを特徴とす
る。
される境界杭が、日中の太陽光を蓄光し、暗闇で高輝度
に長時間自然発光することにより、境界杭の位置を明確
に確認でき、優れた安全性や誘導効果を発揮することが
できる蓄光境界杭を提供すること。 【解決手段】 蓄光境界杭(1)は、杭本体(2)に凹
溝(3)を設けると共に、該凹溝(3)内に蓄光剤とセ
ラミック粉の混合剤(4)を焼成したことを特徴とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路や河川側面、
また民家の境界に立設される境界杭において、特に、杭
本体が暗闇で高輝度に自然発光することにより、夜間に
おいて境界位置を容易に確認することができる蓄光境界
杭に関する。
また民家の境界に立設される境界杭において、特に、杭
本体が暗闇で高輝度に自然発光することにより、夜間に
おいて境界位置を容易に確認することができる蓄光境界
杭に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、道路や河川側面、また民家の
境界に立設される境界杭は、鉄筋コンクリートやプラス
チック等で角柱状に形成されており、基部が地中やコン
クリート内に埋設されている。
境界に立設される境界杭は、鉄筋コンクリートやプラス
チック等で角柱状に形成されており、基部が地中やコン
クリート内に埋設されている。
【0003】また、一般的な境界杭の上部や側面には、
境界杭が設置されている位置や暗号を示す文字や記号等
が表示されている。さらに、道路側面等に等間隔に立設
される境界杭においては、安全面や防犯用に鎖等が連結
されている。
境界杭が設置されている位置や暗号を示す文字や記号等
が表示されている。さらに、道路側面等に等間隔に立設
される境界杭においては、安全面や防犯用に鎖等が連結
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の境界杭
は、日中の明るい状態では位置を容易に確認できるが、
夜間や暗闇においては確認が非常に困難であった。その
ため夜間、境界杭に車両が衝突したり、歩行者がつまず
いて事故を起こすという問題が発生した。さらに、河川
周辺においては、境界杭を乗り越えて川内に落下すると
いう大事故も発生した。
は、日中の明るい状態では位置を容易に確認できるが、
夜間や暗闇においては確認が非常に困難であった。その
ため夜間、境界杭に車両が衝突したり、歩行者がつまず
いて事故を起こすという問題が発生した。さらに、河川
周辺においては、境界杭を乗り越えて川内に落下すると
いう大事故も発生した。
【0005】また、従来の境界杭においては屋外に立設
されているため、杭の表面の塵や埃が付着してしまい、
外観面における問題も残った。
されているため、杭の表面の塵や埃が付着してしまい、
外観面における問題も残った。
【0006】本発明は上記の点に鑑み、道路や河川側
面、また民家の境界に立設される境界杭が、日中の太陽
光を蓄光し、暗闇で高輝度に長時間自然発光することに
より、境界杭の位置を明確に確認でき、優れた安全性や
誘導効果を発揮することができる蓄光境界杭を提供する
ことにある。
面、また民家の境界に立設される境界杭が、日中の太陽
光を蓄光し、暗闇で高輝度に長時間自然発光することに
より、境界杭の位置を明確に確認でき、優れた安全性や
誘導効果を発揮することができる蓄光境界杭を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の蓄光境界杭は、境界杭の杭本体に凹溝を設け
ると共に、該凹溝内に蓄光剤とセラミック粉の混合剤を
焼成したことを特徴とする。
に本発明の蓄光境界杭は、境界杭の杭本体に凹溝を設け
ると共に、該凹溝内に蓄光剤とセラミック粉の混合剤を
焼成したことを特徴とする。
【0008】また、前記混合剤は、蓄光剤、セラミック
粉、釉薬、硬化剤とで構成されている。
粉、釉薬、硬化剤とで構成されている。
【0009】さらに、前記混合剤の表面に酸化チタンを
焼成した。
焼成した。
【0010】杭本体に設けられた凹溝内に、蓄光剤とセ
ラミック粉の混合剤を焼成することにより、混合剤にて
太陽光や照明器具等から照射される光を蓄光し、境界杭
が暗闇の中で蛍光色を高輝度に、且つ長時間自然発光さ
せることができる。そのため、境界杭の位置を明確に確
認でき、より優れた安全性を確保することができる。
ラミック粉の混合剤を焼成することにより、混合剤にて
太陽光や照明器具等から照射される光を蓄光し、境界杭
が暗闇の中で蛍光色を高輝度に、且つ長時間自然発光さ
せることができる。そのため、境界杭の位置を明確に確
認でき、より優れた安全性を確保することができる。
【0011】また、前記混合剤の表面に酸化チタンを焼
成することにより、凹溝内にゴミやホコリが付着するの
を軽減できると共に、凹溝周辺の空気を浄化させること
ができ、外観面や環境面においても優れた効果を発揮す
る。
成することにより、凹溝内にゴミやホコリが付着するの
を軽減できると共に、凹溝周辺の空気を浄化させること
ができ、外観面や環境面においても優れた効果を発揮す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の蓄光境界杭を図面
に基づいて説明する。なお、図1の(a)(b)は境界
杭を示す斜視図、図2は前記境界杭の拡大断面図、図3
は前記境界杭の他の実施例の拡大断面図、図4及び図5
は本発明の蓄光境界杭の使用状態を表す。
に基づいて説明する。なお、図1の(a)(b)は境界
杭を示す斜視図、図2は前記境界杭の拡大断面図、図3
は前記境界杭の他の実施例の拡大断面図、図4及び図5
は本発明の蓄光境界杭の使用状態を表す。
【0013】蓄光境界杭1の杭本体2は、コンクリート
や石材、また金属等の耐久性や強度に優れた材質で形成
されており、図1の(a)に示すように、角柱状を呈し
ていたり、(b)に示すように上部が湾曲された円柱状
に形成されている。
や石材、また金属等の耐久性や強度に優れた材質で形成
されており、図1の(a)に示すように、角柱状を呈し
ていたり、(b)に示すように上部が湾曲された円柱状
に形成されている。
【0014】また、前記杭本体2には、適宜形状の凹溝
3が設けられている。該凹溝3は断面V字状に形成され
ており、上部を中心に放射状に複数施されている。ま
た、前記凹溝3内には、蓄光剤とセラミック粉からなる
混合剤4が焼成されている。
3が設けられている。該凹溝3は断面V字状に形成され
ており、上部を中心に放射状に複数施されている。ま
た、前記凹溝3内には、蓄光剤とセラミック粉からなる
混合剤4が焼成されている。
【0015】前記蓄光剤は、周知の金属化合物や希土類
を複数混合し、汎用の展色剤を混合して形成されてお
り、太陽光や照明器具等から照射される光を蓄光し、暗
闇の中で蛍光色を自然発光させることができる。
を複数混合し、汎用の展色剤を混合して形成されてお
り、太陽光や照明器具等から照射される光を蓄光し、暗
闇の中で蛍光色を自然発光させることができる。
【0016】前記セラミック粉は、従来の陶磁器類の製
法を発展させ、成形・焼成などの工程を経て得られる非
金属無機材料を粉末状に加工したものである。また、前
記セラミック粉は、物質を構成する分子の振動数と殆ど
同じ、4〜400ミクロンの遠赤外線を放射するため、
太陽光等の常温より高い温度が照射されると、波長が物
質の中で深透し分子が共鳴し活性化するということが周
知とされている。
法を発展させ、成形・焼成などの工程を経て得られる非
金属無機材料を粉末状に加工したものである。また、前
記セラミック粉は、物質を構成する分子の振動数と殆ど
同じ、4〜400ミクロンの遠赤外線を放射するため、
太陽光等の常温より高い温度が照射されると、波長が物
質の中で深透し分子が共鳴し活性化するということが周
知とされている。
【0017】そのため、杭本体2に設けられた凹溝3内
に、前記蓄光剤とセラミック粉からなる混合剤4を焼成
することにより、太陽光や照明器具等の光を照射させた
場合、セラミックの遠赤外線作用により蓄光剤の分子活
動を活性化して発光度を向上させ、混合剤4を高輝度に
長時間自然発光させることができる。
に、前記蓄光剤とセラミック粉からなる混合剤4を焼成
することにより、太陽光や照明器具等の光を照射させた
場合、セラミックの遠赤外線作用により蓄光剤の分子活
動を活性化して発光度を向上させ、混合剤4を高輝度に
長時間自然発光させることができる。
【0018】また、前記混合剤4は、蓄光剤とセラミッ
ク粉をベースとして釉薬と硬化剤とを適宜混合させて構
成されている。前記釉薬は、陶磁器の表面に光沢を施す
場合に用いられるものであり、特に白色系統の釉薬が好
ましい。また硬化剤は、前記蓄光剤とセラミック粉およ
び釉薬とを硬化させるものであり、塩化カルシウム等が
使用される。
ク粉をベースとして釉薬と硬化剤とを適宜混合させて構
成されている。前記釉薬は、陶磁器の表面に光沢を施す
場合に用いられるものであり、特に白色系統の釉薬が好
ましい。また硬化剤は、前記蓄光剤とセラミック粉およ
び釉薬とを硬化させるものであり、塩化カルシウム等が
使用される。
【0019】なお、前記凹溝3内に予め白色ペンキを塗
布し、その上面に混合剤4を施すことにより、混合剤4
の発光度を一層向上させることができる。
布し、その上面に混合剤4を施すことにより、混合剤4
の発光度を一層向上させることができる。
【0020】また、他の好適例として、図3に示すよう
に、前記混合剤4の表面に酸化チタン5を焼成すること
が好ましい。前記酸化チタン5は、アモルファスチタン
酸溶液(PTAゾル)とペルオキソ改質アナタース(P
Aゾル)からなり、前記酸化チタン5の光触媒機能によ
り、凹溝3内に付着するチリや埃等の汚れを軽減するこ
とができる。また、蓄光境界杭1の周囲の空気を清浄化
させることができる。
に、前記混合剤4の表面に酸化チタン5を焼成すること
が好ましい。前記酸化チタン5は、アモルファスチタン
酸溶液(PTAゾル)とペルオキソ改質アナタース(P
Aゾル)からなり、前記酸化チタン5の光触媒機能によ
り、凹溝3内に付着するチリや埃等の汚れを軽減するこ
とができる。また、蓄光境界杭1の周囲の空気を清浄化
させることができる。
【0021】また、前記凹溝3は、図中に示す略V字状
に限定されたものではなく、凹状に形成したり、さらに
半円状に形成してもよいことは言うまでもない。前記混
合剤4や酸化チタン5を上記形状の凹溝3内に焼成する
ことにより、歩行者や車両がが混合剤4や酸化チタン5
に直接接れることがなく、摩耗や剥離の発生を解消する
ことができる。
に限定されたものではなく、凹状に形成したり、さらに
半円状に形成してもよいことは言うまでもない。前記混
合剤4や酸化チタン5を上記形状の凹溝3内に焼成する
ことにより、歩行者や車両がが混合剤4や酸化チタン5
に直接接れることがなく、摩耗や剥離の発生を解消する
ことができる。
【0022】また、本発明の蓄光境界杭1は、図4に示
すように、複数立設した杭本体2の間に鎖6等を連結し
て道路側面の安全性を向上させたり、図5に示すよう
に、河川側面に設け、夜間に発生する河川落下事故を未
然に防止することができる。
すように、複数立設した杭本体2の間に鎖6等を連結し
て道路側面の安全性を向上させたり、図5に示すよう
に、河川側面に設け、夜間に発生する河川落下事故を未
然に防止することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の蓄光
境界杭は、上述により以下に示す効果を奏するものであ
る。
境界杭は、上述により以下に示す効果を奏するものであ
る。
【0024】杭本体の凹溝内に、蓄光剤とセラミック粉
の混合剤を焼成することにより、セラミックの遠赤外線
作用により蓄光剤の分子活動を活性化させることがで
き、境界杭を暗闇の中で高輝度に長時間自然発光させる
ことができる。そのため、境界杭の位置を明確に確認で
き、より優れた安全性を確保することができる。
の混合剤を焼成することにより、セラミックの遠赤外線
作用により蓄光剤の分子活動を活性化させることがで
き、境界杭を暗闇の中で高輝度に長時間自然発光させる
ことができる。そのため、境界杭の位置を明確に確認で
き、より優れた安全性を確保することができる。
【0025】また、前記混合剤の表面に酸化チタンを焼
成することにより、凹溝内にゴミやホコリが付着するの
を軽減できると共に、凹溝周辺の空気を浄化させること
ができ、外観面や環境面においても優れた効果を発揮す
る。
成することにより、凹溝内にゴミやホコリが付着するの
を軽減できると共に、凹溝周辺の空気を浄化させること
ができ、外観面や環境面においても優れた効果を発揮す
る。
【図1】(a)(b)は 本発明の蓄光境界杭の全体斜
視図を表す。
視図を表す。
【図2】前記境界杭の拡大断面図を表す。
【図3】前記境界杭の他の実施例の拡大断面図を表す。
【図4】本発明の蓄光境界杭の使用状態を表す。
【図5】本発明の蓄光境界杭の使用状態を表す。
1・・・蓄光境界杭 2・・・杭本体 3・・・凹溝 4・・・混合剤 5・・・酸化チタン 6・・・鎖
Claims (3)
- 【請求項1】 道路や河川側面、また民家の境界に立設
される境界杭において、該境界杭の杭本体に凹溝を設け
ると共に、該凹溝内に蓄光剤とセラミック粉の混合剤を
焼成したことを特徴とする蓄光境界杭。 - 【請求項2】 前記混合剤は、蓄光剤、セラミック粉、
釉薬、硬化剤とで構成されている請求項1記載の蓄光境
界杭。 - 【請求項3】 前記混合剤の表面に酸化チタンを焼成し
た請求項1または2記載の蓄光境界杭。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001053122A JP2002220819A (ja) | 2001-01-23 | 2001-01-23 | 蓄光境界杭 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001053122A JP2002220819A (ja) | 2001-01-23 | 2001-01-23 | 蓄光境界杭 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002220819A true JP2002220819A (ja) | 2002-08-09 |
Family
ID=18913638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001053122A Pending JP2002220819A (ja) | 2001-01-23 | 2001-01-23 | 蓄光境界杭 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002220819A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100510927B1 (ko) * | 2002-09-16 | 2005-08-31 | 주식회사 우지스 | 개량 피씨 파일 |
JP2006242589A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-14 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | 測定・測量器具 |
JP2008122354A (ja) * | 2006-11-10 | 2008-05-29 | Nao Tanaka | 境界線標識用・装飾付杭及び連結杭 |
KR20190012676A (ko) * | 2017-07-28 | 2019-02-11 | 박선옥 | 지지용 기둥 |
-
2001
- 2001-01-23 JP JP2001053122A patent/JP2002220819A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100510927B1 (ko) * | 2002-09-16 | 2005-08-31 | 주식회사 우지스 | 개량 피씨 파일 |
JP2006242589A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-14 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | 測定・測量器具 |
JP2008122354A (ja) * | 2006-11-10 | 2008-05-29 | Nao Tanaka | 境界線標識用・装飾付杭及び連結杭 |
KR20190012676A (ko) * | 2017-07-28 | 2019-02-11 | 박선옥 | 지지용 기둥 |
KR101979507B1 (ko) * | 2017-07-28 | 2019-05-16 | 박선옥 | 지지용 기둥 |
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